さすがは!

今日は夕方から大阪府北中部の学校でお座敷です。与えられた時間は1時間。でも、テーマは壮大です(簡単に言えば「専門外まで含む」ってこと)。
にしても、今日は暑い!時間があったので、迎えを断って、会場まで歩いたのですが、止まった瞬間汗が吹き出しました。にしても、途中小学生に「どこ行くの?」ってナンパされたのはおもしろかったなぁ。あ、ナンパじゃないか。不審者か(笑)。
で、お座敷開始!
今日も快調に飛ばします。が、舌がもつれる。あれか、口の中の水分が足りてない?とにかく、水分補給しながら、1時間しゃべりまくりました。ちなみに、わたしは話をしながら考えをまとめていくタイプなので、時計を見ながら「ここの説明はこれでいくか」とか考えます。特に新ネタはその要素が強いので、毎回ビミョーに変化する。やがてその変化が収束はしていくんですけどね。なので、今回のネタは、まだしばらくはふらつくかな…。てか、まだまだ勉強が足りないのですよ。
それにしても、聞いている人たちの反応がおもしろい。「うんうん」と力強くうなずく人もいれば、とにかく唖然としながら、それでも聞いている人もいる。でも、それでいいんですよね。既知の知識を確認するうなずき、未知の知識を獲得する唖然。すべての反応が楽しいです。
そんなこんなで、1時間吹っ飛ばして、なんとか終了。よかった…。

で、今から京橋で、とあるM原高校の生徒のI川さんと待ちあわせです。
この松B高校、3年生になると卒業論文みたいなのがあって、それのためのインタビューだとか。すごいなぁ。で、待ちあわせの打ち合わせの中で「わたし、るるくをやっていて」って出てきたから、これまたすごいなぁ。
そもそも、MB高校、バリバリの同推校で、「一切の差別を許さない学校」です。そんなこんなで、ここ数年で言うなら、バリバラなんかにも出ていたりもします。
で、今日の話を聞いてくださった方おふたりと、合計4人でお店に入って、あーだこーだと話。
インタビューもおもしろかったけど、そのあとの話もおもしろい。てか、ほとんど一方的に話してたな^^;;。
やがて、I川さんは「門限が」ということで帰られて、残った3人はもう少しお店にいて、それでも少し早めに帰りました。

にしても、暑さにやられたな…。

人柄やなぁ

今日は京都府北部の性教協サークルに呼ばれてのお座敷です。少し緊張です。
京都府北部と京都府南部では、同じ京都府であっても、なんか違いがあります。端的に言うなら、京都府北部の人々は基本的にはまっすぐな人柄です。それに対して、京都府南部というか口丹以南の人々はフレキシブル(グニャグニャともいう)な人柄です。もちろん、これはあくまでも傾向であって、みんがみんなそういうわけではありません。が、そこにもうひとつの要素をクロスさせると、ポラリゼーションのように、ある特定の傾向が浮かび上がってきたりします。で、「性教協サークル」というのは、そのポラリゼーションになりうる要素かなと。
てことで、特急に乗って天橋立へ。快適です。天橋立は、見事に観光地です。ちょっとおもしろい。で、お迎えに来てもらって、地産地消野菜のお昼の定食のお店へ。お店に入ると、すでに料理が並んでいるのですが、すんごい豪勢!お店のお母さんの畑でとれた野菜づくしです。

うわ!おいしい!にしても、ここのお母さんの人柄が、やはりまっすぐです。なんだろ。ひとつひとつのものごとにごまかしがないというか、真剣というか。ふだんわたしがつきあっている人々の中にはあまりいないタイプの人々です。いや、ふだんおつきあいしている人々も真剣でごまかしがない人々なんですが、なんか違うんですよね。緊張です。
で、会場へ。とりあえず、会場設営を手伝って、ひといきついて、コンセントレーションを高めます。
で、お座敷開始。
みなさん、真剣な眼差しで話を聞かれます。たぶん、性教協にかかわる人、あるいはサークルの人間じゃないけどここに来られる人って、それなりの、それもかなり高いニーズを持っておられるのかな。もう少しはっきり言うなら「なんとなく」ではなく「具体的なニーズがある」、あるいは具体的に当事者支援をする必要がある人々が来られてるのかな。そんな感じが伝わってきます。
でも、だからと言って、わたしの芸風を変えるとまずいです。なにせ、かつて痛い経験をしたことがありますから。ということで、あいも変わらずの軽佻浮薄なお座敷を展開したりして。
で、しばしの休憩のあと、1時間の意見交流。かなり時間をとるなと思ったら、やはりみなさんからいろいろな具体的な話が出てきます。
LGBTは都会にしかいないわけじゃないという当たり前のことが明らかになります。と同時に、都会にはない生きづらさがここにあるということも明らかになります。そして、その中で当事者をなんとかサポートしたいというまっすぐな思いが伝わってきます。なんか、そんな人たちを前に、このええかげんなわたしが話していいのかと思うと、緊張です^^;;。
でも、ほんとにいろんな人が経験してこられた出会いをいっぱい聞かせてもらって、答えのない答えをいろいろ話をして、たぶんお互いにすごく気づきがあったのかな。そんな気がしました。
で、お座敷終了がちょうど5時頃。これは「呑め」ということですな。てことで、迷惑なわたしは「呑みましょ」と誘ってしまうわけですよ。すると、みなさんつきあってくださるわけですよ。しかも、みなさん車だから呑めないわけです。ほんとにもうしわけない。でも、1時間ほどおいしい刺身や天ぷらをいただいて、ビールも黒ラベルをいただいて、なんか、わけのわからん労働界隈の話をして、帰りの特急の人になりました。
ふう。いい経験でした。脳みそを酷使した1日でした。でも、得るものがあったな…。

セリフーが飛んだー♪→2ヶ月遅れの誕生日会

朝、動きたくない…。考えてみたら、昨日は飲み放題で、ずっとワインを飲んでいたんですけど、切れ目なく飲んでいたからどれくらい飲んだんだろう…。ヤバイですね。
でも、行かなきゃなりません。なにせ、今日は午前中に東近江市でお座敷です。
もうろうとした頭で、とりあえず、近江八幡駅に着いて、さてどうするんだっけ。メールの過去ログをあさって、その後わたしがとらなきゃならない行動を確認したり。で、車に乗せてもらって、いきなり二日酔いであることを自白しました。まぁ、和やかに笑ってもらえたからよかったよかった。
会場に着いて、水をもらってゴクゴクゴク。おいしい水です。井戸水だそうです。鈴鹿山脈の伏流水です。で、しばし休憩。頭の中で少し復習。だって、「基礎編」話すの、いつ以来だろう…。

で、10時になってお座敷開始。
とりあえず、マクラを振って「これから2時間ほどおつきあいのほどを」で、いよいよスタート。表向きは笑顔ですが、内心久しぶりなので緊張です。
なんか、少々焦りがあるのか、いつになく早口な自分に、少し不安を感じます。残り時間をチラチラ見ながら、瞬時に「このネタ入れようか」「入れよう」「やめよう」と判断しながら話をするのがいつものパターンですが、なんかうまく読めない。うーん。
そんなことを考えながら話しているうちに…。
ヤバっ。次のネタなんだっけ^^;;。
「すみません、セリフが飛びました」
やってまいました(;_;)。
それでもなんとかかんとか最後まで来て、残り40分ほど残して基礎知識に突入。質疑応答の時間がとれるなとひと安心した瞬間、司会の人が前に出てこられたのが視界に入りました。
「あの、もしかして、11時半まで?」
「はい」
やってもた!
「すみません!あと5分ください!」
とウソをついて10分もらってなんとか終了。まぁでもおかげさまで、グダグダ言わずともひとことで説明できる言葉を発見できたのでよかったです。必要は発明の母です(笑)。
ほんとに久しぶりの「基礎編」でしたが、みなさんの笑顔に元気づけられてなんとか最後までいけて、ホッとしました。

で、近江八幡まで送ってもらって、駅前のラーメン屋さんで昼ごはん。熱いスープが五臓六腑に染み渡ります。
で、家に帰って、そのまま布団の上にダウン。限界です。

で、夕方に起き出して、外出のしたくです。
今日は2ヶ月遅れの母親の誕生日会。実家近くのピザ屋さんで晩ごはんです。
下の子どもが「サイゼリアみたいなところ?」と聞くので「ちゃんとしたピザ屋さん」と答えておきましたが、ほんとうにちゃんとしたピザ屋さんでした。
おいしいピザとおいしいワインを飲んで、その後実家でケーキを食べて、11時に帰宅。
あかん、限界や…。

専門外はあきません

今日は三重県外教の学習会。なんでわたしが外国人教育の学習会で話をするはめになったのかというと、先日、とある方から「ヘイトスピーチについて話をしてほしい」というオファーがありました。もちろん、即座に断りました。だって、最近カウンターにも行ってないし、最新情報を集めてるわけでもない。てか、ヘイトスピーチ関連なら、あんな人やこんな人や、いっぱいおられます。なので、当然「わたしは専門外なので無理です。誰か紹介しましょうか」と言ったのですが「いつきさんがいい」とのこと。謎です。でも、教育関係なので、教員として考えたことがたぶん求められてるのかなと思い、最終的に引き受けることにしました。
ちなみに、こういうことがないわけじゃないです。かつては「部落史について話をしてほしい」と言われたこともあります。最近では「LGBTについて」とか言われたこともあります。いずれも専門外です。が、最終的に引き受けざるを得なくて、話をしたらそこそこ好評だったりするのは、たぶん素人ならではの「危ない味」があるんでしょうね(笑)。
で、何を話しをしようかと思ったのですが、最終的にはこれをベースに、極私的な経験や考えを話すことにしました。
レジュメはこんな感じです。

カウンターにまつわるつれづれ
いつき
1、はじめて「ヘイトスピーチ」を知ったのは
2、カウンターに行こう
(1)初カウンター ー知ってる人がいない!ー
(2)カウンターに行きはじめて ーカウンターはつらいよー
(3)ヘイトスピーチvsカウンター ービデオをつくってみました
(4)カウンターから生まれたもの ー「仲よくしようぜ!」ー
3、ヘイトスピーチをめぐるこれまで・これから
4、わたしがカウンターから得たもの
5、おわりに ーカウンターを日常へー

話をしながら、何度か泣いちゃいました。
例えば、はじめての仲パレの時の「差別はいらない!一緒に生きよう!」というシュプレヒコールを思い出した時、あるいはリンダ祭りでのチョゴリのできごとを思い出した時。どれも笑いにもできるはずなんだけど、そして笑いのつもりで出そうと思ったんだけど、それはできませんでした。キャラが違うなと思いながらも、でも、それでいいんだろうなとも思いました。
終わってから、何人かの人から「とってもいい話でした」って言われちゃいました。でもなぁ…。まぁ、1回限りの話だから、こういうふうに話ができたんでしょうね。もうやらない(笑)。

ニーズの変化

思えば、はじめて大人数を相手にしたお座敷で呼ばれたのは2002年の宮崎でした。まぁ、それまでも内輪の研修なんかはありましたけどね。
で、その頃から一貫してるのは、「話の内容はトランスのこと」です。それは、自分をネタにする時も、交流会の子らから学んだことを話す時も、つねにそうです。そして、それでみなさん満足されました。
で、もちろん今も「満足」は変わらないんだろうけど、明らかにニーズは変化しています。最近は「LGBTについて」っていう依頼が来るようになりました。なので、「わたしはLGBT全体を俯瞰した話はできませんよ。できるのはトランスのことについてです」といったん返すことにしています。そりゃまぁ、LGBは隣町のことなので、少しは知ってるけど、でもそんなことはお話できるものじゃないです。でも、みなさん「それでいいです」って再依頼がくる。「いいのかなぁ」って思いながら依頼を受けるのですが…。
でも、考えてみると、わたしはずっとそうですね。野球で言うなら、スライダー投手みたいな。軽く芯をはずす球を放る感じ。例えば「GIDについて」って言われてるのに「トランスジェンダーの話」とかね。

で、今日もそんな感じでした。まぁ、せっかくなので、ほんの少しは隣町の話はしましたけど、メインはトランスの話です。まぁ、それが身の丈にあってるからいいんです。下手に知らないことを言うよりも、知ってることを確実に話すことで普遍化できることもあるわけで。
10人ほどの方を相手に1時間ちょい話をして、呑み会です(笑)。こちらは1時間ですむはずもなく。まぁこちらがメインという話もあるくらいです。
呑み会では、逆にいろいろ話を聞かせてもらえます。今回の人は田川の人なんで、興味津々です。炭鉱の街には、在日がいて、そこにはおいしいホルモンがあるわけです。話を聞いているうちに「行きたー」って思いました(笑)。
てことで、11時前におひらき。なんか、二次会に行く元気な人もいたけど、わたしは退散。明日のことを考えるとは、歳をとったな(笑)。

まさかの…。

玖伊屋明けの朝は、いつもの通り寝不足です。こんなこと、いつまで続けるんだろ…。
今日は体調を考えなくちゃならないので、モーニングチューハイはほんの少しだけ。おかげさまで、機嫌は悪いけど体調はいい状態を保持して、おたふくへ。
今日は祭りがあるとかで、「いなせな兄さんたち」と、そのおつれあい&子ども(赤ちゃん)がわんさか。で、こちらはというと、いなせでもなんでもないややこしい4人組でしみじみと楽しく呑み。
3時でおいとま。とにかく家路を急ぎます。なんとか4時に間にあって、パソコンに火をくべて。
今日はピンクドット沖縄スカイプシンポジウムです。とにかく、スカイプをつなげて、シンポジウム開始です。まずは、文公輝さんのメッセージビデオ。続いてわたしの出番?出番?
あり?気を失ってた^^;;。
気がつくと砂川さんが登場しておられます。ダメじゃん。でもでも、あとはなんとか話をして…。んー、ネタの切れ味がイマイチです。ま、しゃーないな。
てことで、シンポジウムが終わって、主催者の森さんに「えーと、途中寝てました」って言ったら、「まさかの寝落ち!」ってびっくり&笑われてしまいました。これでまたひとつ「ダメ伝説」をつくってしまいました(;_;)。
てことで、今度沖縄に行った時は、このおわびをしなくちゃならなくなりました。

あとはお風呂に入ってビールをのんで。さっさと寝ましょう。

禁を侵した感がある

今日は「郵便ポストを赤くした原因」をつくったとある組織の学習会です。場所は…。これが、こないだのGID学会の会場と同じ建物だったりするわけです(笑)。
てことで、朝6時に起きて、8時前の新幹線に飛び乗って、一路東京へ。
今日のお題は「LGBTの生徒と教職員の現状と課題」みたいな話です。
さて、困った。わたしの専門は「トランスジェンダー生徒」でして、「LGBと教職員」は専門外です。どうしたものか…。でもまぁ、知っている範囲のことを話すしかないです。幸か不幸か、聞いてくださるのは各ブロックの人権担当者*1や学識経験者*2、さらには全同教や解放同盟の人なんで、まぁ、「共通の言語」をあやつる人々です(笑)。
で、プレゼンスタート。まずは、自己紹介。「わたし、限界集落とも言うべきKと教組から来ました。なぜか今年から女性部長やってます」。ウケました。よし〜し。
途中から、頭の中にはこの映像が流れはじめます。身振り手振りに途中データをツッコんで、さらに映像を流して、ところどころで笑わせる。
てのはおいといて…。
やはり専門外のことは「ここは専門外です」と仁義を切るのは大切なんでしょうね。そして「この部分は専門なんで、少しくどくなりますが」ってことも伝える。
まぁそんな感じで、少し「禁を侵した感」を持ちながらも、無事終了。
にしても、またひとつレートを上げてしまったかもしれない…。

で、終わってから呑み開始。
初対面なのに、あんな話やこんな話をしはじめると、話が尽きません。
が、体調が悪い。昨日よりもいくぶんマシになったとはいえ、やはり体調が悪い。これは、呑んで治すか呑まずに治すか。でも、選択の余地はないです。だって、目の前にワインボトルが一本あるわけですからね。
で、昼呑みが終って、いったん休憩。その後、K原さん池田さんと夕呑み開始。さらに、新幹線の中でK原さんと呑み。結局、1時間ほどの休憩をはさんだものの、1時すぎから8時すぎまで呑んでました。
やばいわ(笑)。

*1:含む、K原さんとかS村さん

*2:桂さんと池田さん

朝、目が覚めると5時半です。
しばしボーとして、その後、とりあえず朝ごはんを食べることにしました。まぁ、あまり食欲もないわけですが…。たぶん、ここ3日間の暴飲暴食が来てますね。
で、N尾さんの車に乗せてもらって会場へ。にしても、眠いです。居心地のいい職員室でウトウトしながら出番を待ちます。
で、9時過ぎにお座敷開始です。
実は、子ども対象のお座敷はものすごく緊張します。人によっては子ども対象のほうが好きという人もおられますが、わたしはどうやら違うようです。なにせ、子どもは正直です。おもしろくなければ、速攻おしゃべりか寝るかです。少なくともこちらを向いてはくれない。そんなふうになると、空回りがはじまって、メッチャ疲れます。
さて、今日はどうだろう…。
とりあえず、つかみはOKです。カウントダウンも一緒にやってくれます。これはノリがよさそうだ。ということは、途中でダレる可能性もあるな。こわいなぁ…。と思いきや、ガッツリくいついてくれる子どもが多数。
たぶん、ここの学校もいろんな経験をしてる子がたくさんいるんだろうなぁ。そういう経験が、制服の下に隠れてる。逆に言うなら、制服は子どもたちの生活を隠してしまうんですよね。それはある面ではいいんだろうけど、ある面ではとても困ります。
てことで、最後の知識的なところも食いついてくれたままで、最後まで到達。時計を見ると、ぴったり1時間。
「てことで、おあともよろしいようで」
で終了です。

終わってからは、懇談タイムです。
ポツリポツリと生徒さんが来られて、それぞれの悩みを話して下さいます。みんな答えは持っている。でも、その答えを確認するために来られるんですね。わたしができるのは、それを聞くことくらいです。あえて言うなら、お座敷ではしなかった話を少しだけ。

その後、再び居心地のいい職員室でまったりした時間を過ごして、昼過ぎにおいとまです。
それにしても、身体がクタクタです。早く帰ろう。
家に帰ると5時すぎ。着替えてふとんにもぐり込んでたらパートナーが帰ってきました。少しマッサージをしてもらって、少し復活。でも、お風呂入ってビール呑んで、9時くらいには眠くなってきたので、ふとんに潜り込んだら爆睡です。

また来たくなるやんか(笑)

今日はとある「全国高校ラグビー大会優勝校」で1年生対象の「思春期講座」です。これ、14人の講師を呼んで、子どもたちは聞きたい人の話を聞くという、ものすごく豪勢な講座です。なにせ、西谷文和さんなんかも講師でおられるんですから。
わたしの話を聞こうとした子どもは全部で22人。あと、つきそいの教員がおふたり。と、興味を持たれたのかな、プラスおひとりが聞いてくださいました。
いやぁ、子どもたちの視線がまぶしい。なんか、キラキラした顔で話を聞いてくれます。まぁ、話の方はいつものグダグダ漫談で、話の内容もわかるかどうかわからないネタですが…。ほんとにもうしわけない^^;;。
にしても、いつものことですが、一番ウケるのは、やはり教員なんですね。まぁ、わたしのネタが同世代ネタなので、しかたないっちゃしかたないです。一番うしろに座っておられる教員にやたらウケてました。

話が終わって、つきそいの教員としばし雑談。
おひとりは「全国制覇したクラブの監督さん」です。いやぁ、萌ます。なんでも、この方、「どの話を聞きたい?」ってなった時に、まっさきに手をあげてわたしを選んでくださったとか。マジで光栄です。で、それがなぜかというと、「きっと自分のクラブにもいるだろうし、自分の器を広げるためにもぜひ聞きたかった」「実は去年LGBTのことを人権教育でとりあげたかったけど、自分にはまだその力量がないと思ってできなかった。今の子らが3年になった時の最後の人権学習でやりたい」という、熱い思いだったんですね。なんか、すごいうれしかったです。
で、もうおひとりが、これまたおもしろい。なんか、話をすればするほど「なんか、似てるなぁ」と。てか、お会いしてしょっぱなにfacebookの画面を見せて「共通の友人、これだけいます*1」って言われるわけで、そりゃ似てますわな。で、みなさんが帰られてからも「じゃ、もうちょっとしゃべりましょか」となって、しばらく話をしているうちに「じゃ、ちょいと呑みましょか」ってなるのは、当然の話です(笑)。
てことで、1時間ほど呑み。ひとり呑み友だちが増えたかな。

*1:H下ちゃんとかIルソンさんとか

笑いをのみこまなくても(;_;)

今日は大阪にある医療系の学校の教職員研修です。
にしても眠いです。行きの電車の中で爆睡してしまいました。そんな体調なので、とにかくテンションあげなきゃ。というよりも、時間が…。

そもそも2時間かかる話を「1時間半で」って言われるんですが、実は無理なんですよね。「いや、講演なんて1時間半やろ」って言われたら、そりゃそうなんですが、無理なものは無理なんです。
だって、例えば部落問題であれば「当事者ばなし」「結婚差別」「部落史」「A地区の実態調査より」みたいに、自分のフィールドに特化した話ができるし、例えば「部落史」の話の時に「当事者ばなし」は要求されない。同様のことは、在日でも障害でも、まぁ言えるかと。
でも、セクシュアリティの話になると、とたんに「基礎的な話をしていただいて、ご自身の話も、あ、できれば子どもたちのことも」って、幕の内弁当みたいなことを頼まれるんですよね。同じことを部落問題に置き換えると「あの人あの人あの人」の話を合体したような話にならざるを得ません。となると、単純に考えて4時間半〜6時間かかります。それを2時間に圧縮してるわけで、そこからさらに30分削るのは無理です。てか、30分削ると、中身がなくなるとかいう話もあるわけで。
まぁ、単純に知識の獲得だけであれば、本を読めばすむ話です。てか、そのほうが豊かで正確な内容が書いてあります*1でも、わたしに依頼されるということは+αを考えておられるんだろうし、わたしもそこしか話せない。それが「削れない30分」の中にあるんですよね。

なんてことを考えるヒマもなく、今日も2時間の内容を1時間半でしゃべるべく1.3倍速くらいのスピードで話し続けました。
いや、「笑い」には「間」というものが…。わかってるんですけど、そんなヒマはないです。なので、笑いが少ない。いや、そもそも「笑いのレベル」が低すぎるのか?そんなことはないです。笑っておられる。なのに、飲み込んでおられる。もしや…。
話し終えて、謎が解けました。笑っておられたのは京都出身者でした(笑)。たぶん、大阪出身者が笑わないところで笑ってしまう自分がわかっていて、なんか、遠慮しながらも、笑いがとめられなかったんでしょうねぇ。
最後は地元ネタで和やかに話あって、今日のお座敷も終了。

そのあと、友だちと合流して呑み。もちろん1軒ですむはずもなく、2軒目では1時間しかないのにワインボトルを頼んでしまう暴挙に出たり。
それでもなんとか終電には間に合って、無事帰宅。

*1:もちろん「ノウハウ本」を除く