今日は関西の有名私立大学の1年生お座敷です。大学生対象は幾度か話したことはありますが、2時間半ははじめてです。しかも、場所がホールです。まぁ、与えられたシチュエーションでやるのがお座敷ですから、よしとしましょう。
とりあえず学食でご飯を食べて会場へ。思ったよりも「ホール」です。というか、完璧にホールです。しかも学生さんは70人。ま、ええか(笑)。
で、話しはじめましたが、なかなか難しいですね。なにせホールなので、ソファのようなシートで隣とくっついてます。友だち同士で座るから、まぁ集中しにくいですよね。しかも、もたれられるから寝られる。しかも、午後イチです。てことで、寝る子続出。まいったな。
なんか、大学1年生って、もしかしたら高校4年生かな。それも、過去3年間抑圧されてきて、解放された4年生。なかなかの強者です。
途中インターバルを入れたので仕切りなおしです。後半は50分くらいです。まぁなんとかなるでしょう。てことで、映像見せたりしながら、後半戦を30分ぐらいで終わろうと思ってたら、すでに40分しゃべってることに気がついて、これはえらいことやと。昨日より1時間長くもらってるのに、やっぱりギリギリってどういうことよ。でもま、そんなもんかもしれませんね。ちなみに、後半戦の学生さんは、かなりガッツリ聞いてくださっていたみたいです。でもま、未来の小学校教員なので、学校の話は聞きますよね。
てことで、無事終了。コミュニケーションカードを書く時間を保障しなかったのに書けてるのはさすがです(笑)。でも、そんな中、一生懸命書いてて、結局書ききれない学生さんもおられて、なんかうれしかったな。
伝わり方は人それぞれ。でも、その場である反応が、こちらにも伝わるので、やっぱり一番うれしいな。
カテゴリー: 高座
小学校のはしご
今日は午前午後のお座敷ダブルヘッダーです。しかも両方とも小学校。しかも、両方とも北摂のとある街。まぁ、午前のお座敷は、午後のスケジュールを聞いて入れてこられたんですけどね。
てことで、阪急に乗って最寄りの駅へ。さらにバスに乗って最寄りのバス停へ。少し歩くと、目的地です。なつかしいなぁ。ここ、かつて「小さい仲間」と出会った場所です。たしかあの時は、帰ろうと思ったけど、校門が閉まってて、しかたなしに塀を乗り越えて出たんだっけ(笑)。
で、お座敷開始。お客さんは5年生です。子どもだからといって楽はできません。というか、どちらかというと、子どものほうがパワーが必要です。しかも、与えられた時間は45分。身体が50分のリズムなので、これもしんどい。でも、かつてやったことがあるから、なんとかなるでしょう。
とりあえす、はじめのつかみで「笑ってもいいこと」を伝えて、そこからガチの話に持っていきます。そして、少しだけ知識を伝えて、あとはまたネタです(笑)。最終的に5分オーバーでしたが、給食の時間なのでノープロブレムとのことで、ホッとしました。
終わってから、子どもたちがワヤワヤ寄ってきてくれるのがうれしいです。そんななか、一人の子どもが握手を求めてきてくれました。そっか、なにかが引っかかったのかな。他にも何人かの子どもが残ってくれたり話しかけてくれたり。なんか、ホンワカした気持ちになりました。
で、駅前で昼ごはんを食べて、午後はとある小学校の教職員員研修です。与えられた時間は1時間半。かなり短いです。おわる自信がまったくありません。でも、「1時間半で」と言われてしまったので、しかたありません。「早口なので覚悟しておいてください」と前置きをして、いきなりフルスロットルです。それでももちろんフルバージョンは話せません。なので、話しながら、ところどころをそいでいって、なんとか5分オーバーで終了。それでももちろんネタは忘れません。まぁ、支店長さんがうれしそうにしておられたので、たぶん成功かな。
で、大阪に移動して、ダメダメ先輩と合流して、軽く飲み。にしても、立ち飲みは疲れるわ^^;。
ABDARCのイベント「語ること、隠すこと、さらすこと」
朝早くに起きて、うごかない身体を無理やり動かして、なんとか新幹線に乗り込みました。朝ごはんを食べたら、さっそくパソコンをあけてプレゼンづくりです。なにせ、金曜日までは「フルボッコ大会」のためにすべてを投入してたし、昨日は交流会なので、今日のためのプレゼンは1枚たりともつくっていません。ただ、こないだ広島に行ったときの行きの新幹線で、少しは考えていたので、それを具体化させればいいわけです。が、そんなの簡単にいけば苦労はしません。あーでもない、こーでもないと、頭からプレゼンをつくっていきました。で、半分くらいできたところで品川到着。環状線山手線にのって渋谷へ。向かうはロフト9です。
到着したら、主だったみなさんは揃っておられます。わたしはひたすら「ねむいよー」と言いながら、とりあえずパソコンを開くものの、まったく手につきません。そうこうするうちに、あまりの眠たさに手に震えがきはじめました。ヤバイです。と、打ち合わせ開始。立ってられません。アカンやん。しかもおなかがペコペコです。ますますアカンやん。
打ち合わせが終わったので、とりあえず「チャーシュー丼」を頼んで、ちょいと外に出ると、関西カウンターの面々がずらり。君たち、おかしいよ(笑)。人のことは言えんけど。で、しばしあいさつしてたら、今度はスピーカーの打ち合わせ。ここでは打ち合わせは上の空です。ずっと丼食べながらプレゼンつくっでした。が、ガマンができません。ここまで眠いなら、ガソリンを投入せねば!
てことで、生ビールをグビッ。うまい!が、突然地震が…。ちゃうか、わたしが揺れてるのか(笑)。
そうこうするうちに、イベントスタート。わたしはバックヤードで上川さんとダベりながらプレゼンづくり。登壇10分位前にようやく完成です。ふう。
で、出番の前の休憩時間に、ツツツと関西カウンターのお友だちがやってきて
「飲み物いるやろ?差し入れしたげよ」
と。そんなもん、コーヒーとか言えますかいな。
「じゃ、ジントニックで(笑)」
やがて壇上にジントニックが運ばれてきたところでお座敷スタートです。
与えられた時間は約50分。わたしの前に話をされたのは弁護士の方で、かなり緻密な話をされました。そことの対比は大切でしょう。てことで、ところどころ野壺を仕掛けながら話をしました。まぁ、中身は、自分がやってきた実践の情けなさと、懲りなささかな。そんな中で、アウティングみたいな実践がカミングアウトに変わっていったって話です。まぁ、カミングアウトとアウティング、さらにカミングアウトとクローゼットなんて、そう簡単に区別できるものでもないんですが、でも区別しなきゃならん局面があるわけで、そんなこんなを話してみたということです。でも、それなりに笑いもとれたし、少しは考えてもらえるネタを提供できたみたいなので、よしとしましょう。
続いてシンポジウムです。ここで、あいてるジントニックのコップを見て、K口が
「おかわりは?」
と。そんなん「いや、ほどほどに」とか恥ずかしくて言えますかいな。ここは笑顔で
「ありがとう」
でしょ。てことで、後半戦もジントニックをチビチビやりながらです。でも、ここからはA久○さんもK口くんもK川さんもおられるので安心です。カミングアウトとアウティングをめぐって、あるいは人権教育と部落差別をめぐって、かなりおもしろい討論ができた気がします。
で、16時に終了。もちろん打ち上げです。ここではジンリッキーといきましょう。でも、すぐに飲めてしまいます。
「すんません。ジンリッキー濃い目、氷少なめで」
なんていう注文に答えてもらって、あとは呑んで食べて。食べ過ぎかと思うほどなんですが、おなかがペコペコなんですよね。たぶん、脳みそと体力を使ったから、身体がカロリーを欲しているんでしょうね。なので、素直にそれに従うことにしました。
で、打ち上げは延長戦に入ったけど
「帰ります」
なんて言えません。延長戦のあとも山本さんとしばし路上で立ち話。そんなことをやっていると、気がつくとマジで終電の時間です。てことで、名残惜しいけど、駅に向かって、なんとか終電に乗り込んで、無事京都に帰ってきました。
それにしても、ハードな3日間でした。
あした仕事できるだろうか…。
二人会
朝、目が覚めると8時45分でした。
…
8時45分?!
アカンやん。会場には最低でも9時15分には行かなきゃなりません。えーと。とりあえず着替えて朝ごはんを食べますか。
てことで、朝ごはん会場に行くときれいな眺めです。遠くに原爆ドームが見えます。
で、さっくりとご飯を食べて、そのままチェックアウト。会場はすぐ近くなので走っていきました。ありがたい!
会場につくと、みなさん、わけわからん笑顔で迎えてくださいました。そりゃそうか^^;
てことで、二人会スタート。まずはN村さんによる基礎知識。この人、genderbread personの考え方で説明をされます。最先端ですね。あと、特例法についても、きっちりと問題点を指摘されます。ほとんど話すことはありません。が、まぁ、語り口というものはそれぞれだから、かぶるのもやむないかな。とりあえず、与えられた時間を考えると、かぶるところを極力減らしましょう。最終的に、打ち合わせ通り、子どものことを残してN村さんのお話終了。お次はわたしか。
とりま、N村さんの話を継いで、わたしなりの話を補足して、そのまま子どもの話に突入です。まぁ、ここからはわたしの専門分野です。なので、少し余裕もできるというものです。それにしても、さすがは「青年司法書士」です。笑いのタイミングが絶妙です。これは話しやすい。こちらが話しやすくなると、ますますネタの鮮度があがります。ということで、とても気持ちよく話させていただけました。
終わってから、いろんな人が「よかった」ってあいさつに来られて、ほんとに恐縮です。
その後、閉会式に参加。これがよかった。特に、地元実行委員長の話はすごかった。広島でおきた土砂災害の時にボランティアに行って、重機使ってフルに活動されたところ、東日本大震災の被災者の方がボランティアに来られてて「あなたはこの地域のヒーローだね。でも、あなたがやっていることはこの地域の人々の自立を一番ジャマしてるね」と言われ、そこから法律の専門家としてできることを一生懸命考えて、それをやった。そしたら、地元の人と、少し距離が近くなった気がしたという話でした。なんか、自分の身に置き換えながら話を聞きました。
司法書士って仕事、すごいんだな。
3連戦の最終戦
で、午後からは東大阪の某小学校。なんと、先一昨日と昨日に引き続き、今日も東大阪です。わけわからん。
さて、この東大阪3連戦は、いまのところ0勝2敗です。今日こそなんとかしたいものですが…。
てことで、お座敷開始。今日は注意点として、「早口」と「たまにネタが飛んでくる」の2点をはじめに提示して、本論に入ることにしました。あとは、ほんの少し中身を削って、その分「間」をつくることにしました。さてさてどうなるかな。
まぁ、相変わらず本論に入ると、いきなりみなさん緊張しはじめられますが、それをほぐしながら話を進めていきます。それにしても、みなさんマジメやなぁ。メモをとろうとされるんですよね。わたしの話なんて、メモとるところなんてないのに。てか、仮にメモをとろうとしても、メモとってるうちに次に進んでるから、わけわからなくなるんですよね。ま、アカンのやろうけど、そうしないと終わらない。なので「こんなん、メモとらなくてもネットに転がってますよ」と注釈入れながら、ひたすらバルカントークを進めていきます。
が、今日はビミョーに「間」を入れたのが功を奏したのか、なんとなく笑いがあります。よかった。
話し終えたら「楽しかったです」なんて言ってもらえて、とてもうれしかったです。
まぁ、楽しんでもらえるためには、中身の削減と「間」だということがよくわかりました。
てことで、東大阪3連戦は1勝2敗ということにしておきましょう。
お座敷のあとは梅田で打ち合わせ。ていねいな人たちだなぁ。
打ち合わせのあと、新梅田食道街で串カツでも食べようかも思ったけど、なんか疲れてるのでやめて帰ることにしました。まぁ正解でしょう。
今日も濃度が高かったのか?
今日の午前は、職員会議。まぁいわばキックオフミーティングみたいなものです。が、わたしは体育館で放送の守りです。あり?右のスピーカーから音が出てない?原因を探ってもわかりません。可能性としては、わけのわからんところでの断線です。となると、基本はお手上げです。参ったな…。
まぁ、この際だから、前から考えてたことを前倒しで実行するか…。
で、時間が来たのでスタート。おにぎりもしゃもしゃ食べながら向かったのは、東大阪市のとある中学校。ちなみに、おとつい行ったところから1kmくらいしか離れてません。で、今回も内容はミッション3。不安がよぎります。でも、しかたないです。えい、ままよ!とばかり、お座敷開始。
はじめのうちは反応がいいので「いけるかな?」と思ったのですが、すぐに少しガチ目になったところで、みなさん真面目な表情に変わってしまいました。こうなるとどうしようもありません。これはまいったな。まぁでも、ネタのいれようがないところもあります。なので、そういうところとネタの入るところのギャップで笑いをとろうとするのですがガチのところの影響が強すぎるのか、なかなか笑いに届きません。いや、わかってるのです。「間」です。が、そもそもゆっくり説明したら大学の講義だと3コマほど使う内容を、わずか2時間弱に詰め込んでるから、「間」とか言ってるヒマはないんです。
てことで、時間いっぱい使うと決めたところで少し余裕ができて、最後は和やかに終えることができました。
うーん。どうしようかなぁ。プロローグとエピローグとをなくすのも手なんだよなぁ。でも、潤いがなくなるしなぁ。
でも、終わってからご自分の経験談を話してくださる方もおられたりして、中身は伝わったんだろうな。
さてと。では、お家に帰りましょう。途中、コーヒーをゲットしたり、おべんとのネタをゲットしたり、玖伊屋の残り物をピックアップしたりしながら帰ると、8時です。やれやれ…。あしたは勝負の日なのにな…。
密度というか濃度というか、そのあたりの問題か?
朝、メッチャしんどくて、どうしようかと思ったけど、とにかく職場に顔を出さないとあとが不安なので、車で行こうかと。で、駐車場に行くと、バッテリーがあがってました(;_;)。ジャンプコード使ってもかからないので、車出勤はあきらめて、電車で行くことにしました。まぁ、電車のほうが、楽は楽です。
職場について郵便物なんかが入ってる箱を見たら「日本教育新聞」がありました。なるほど…。
とりあえずパソコンに火を入れて、ガチャガチャゴチャゴチャやっていましたが、とにかくしんどい。てか、こんなことやってるよりも、明日のシンポについての連絡をしなくちゃ。てなことやってると、「スポットがつかない。ファンもまわらない」とか言ってくるし。「ヒューズやな」と即答。完全に日常です。
でも、昼前に職場を脱出。向かうは東大阪市のとある小学校。ここで、中学校区のお座敷があります。「東大阪線ははじめてやなぁ」と思いながら、会場に着くと、とてもフレンドリーな校長さんが迎えてくださいました。
で、お座敷開始。今日のお題はミッション3。今日笑いがなかったら、かなりダメージが強いです。出だしはいい感じです。が、途中から空気が重い。管理職の方には大ウケです。が、若い人にはさっぱりウケません。となると、トークはマシンガンからバルカン砲へと移行していきます^^;。たぶん、こないだの指摘どおり「咀嚼する」時間がないのかもしれません。ちなみに、ここ数ヶ月で、2時間の中身はかなり増えているので、話の濃度はかなり高いと思われます。たぶん、絶え間なくシャワーのように言葉が飛んでくるのって、ジャブを絶え間なく2時間ほど浴びる感じなんじゃないかな。痛覚とかもなくなって、ひたすら眠くなる。いや、経験ないですけどね。
そんな感じで、ほんとうに一部管理職の方には大ウケしましたが、最後の30分くらいからはなんとか若い皆さんからも笑いが出てきて、ようやく慣れてこられたかなというあたりで、お座敷修了です。
うーん、ヤバイな…。
でも、とにかく疲れた。今日はさっくりと帰りましょう。早く寝て、明日に備えなきゃ。
なぜにここにわたしが…
朝、目が覚めたけど、身体を動かす気が起こりません。とにかくおふとんでもがいてました。が、いつまでもそんなことをやってるわけにいかないので、とりあえず起き出しました。で、焼きたてのパンとおいしいスープをいただいて、玖伊屋の片づけは他のスタッフに任せてスタートです。
京都駅から新幹線に乗って、降りたのは新横浜。今日は「外国にルーツを持つ子ども・若者支援者交流会」のパネラーです。完全にアウェイです。だって、登壇される皆さんは、バリバリの実践者とか、ゴリゴリの研究者とか、弁護士とか当事者とか。それに比べてわたしはゆるゆるだし、そもそも最近サボってるし。ただ、どうやらわたしはものの考え方もゆるゆるなので、「新たな観点」を投入する役回りとして呼ばれたみたいです。でも、わざわざ京都から呼ばなくても、他にいるやろう…。
で、打ち合わせ。ここしばらく考えてきたことをいったんリセットして、このメンバーでわたししかできないことを考えました。そうか。交流会とセクマイか。そんなことを考えて、交流会の開催時間を待ちます。
交流会のトップバッターは丸山弁護士。在留資格の種類とその制約なんかについて、とてもわかりやすく教えてくださいました。なるほど、やはりいま問題となってるのは「家族滞在」の子どもたちですね。お次は高橋さん。出会ってきた子どもたちのことと、とりくみや問題点について具体的にプレゼンされました。
で、パネルディスカッション。トップは井上晴子さん。かつて熊本で在留特別許可を勝ちとったパイオニアです。ご自分の経験談を話されました。ちなみに、晴子ちゃんが裁判やってるときに、わたしは交流会で出会ってるんですよね。
その次はわたしです。交流会の歴史と、京都の仲間の少なさとその原因。そして、ネットワークづくりに必要と思われることを話したあと、外国にルーツを持つ子どもたちの中にもセクマイがいて、そんな子どもたちの「もうひとつの課題」にもスポットをあててほしいことを話しました。
そして舟知さん。全外教の会長ですが、今日は桐生で起こったいじめ自殺事件についての報告でした。最後は大川さん。弁護士さんです。「弁護士」への相談ではなく「弁護士会」への相談をという提言に納得。予算がつきやすいとか、めっちゃ大事です。まぁ、在日外国人の人権が弁護士会の中で認知され課題ととらえられているからこそのことですね。
で、質疑応答なのですが、内容的にはあまりにも多岐にわたっていて追いきれませんが、印象に残ったのは、「子どもが成長していくにつれて課題が変わっていく」という指摘です。なるほど。つまり、子どもが小学生の時は、まずは日本語の問題がある。でも、中学生になると学力の問題が浮かび上がってくる。そして、高校では進路の問題として在留資格の問題が出てくる。潜在しているものが顕在化するというか…。
なので、わたしから最後にひとこと。
「わたしがトランスジェンダーの交流会をしようとしたのは在日外国人生徒交流会をしていたから。そこから多くを学んで、トランスジェンダー生徒交流会にフィードバックした。今度はトランスジェンダー生徒交流会から学んだことを在日外国人生徒交流会にフィードバックしたい。トランスジェンダーの子どもたちを集めてるのは当事者ばかり。教員はほとんどやってない。でも、それはそれで大切だと思う。なぜなら、大人の当事者は子どもたちにとってのロールモデルだから。そして、大人の当事者は、この日本社会の中に埋められた地雷原を生き抜いたサバイバーだから。そんな大人の当事者の姿から学ぶことはものすごく多い。だから、学校だけで抱えるのではなく、そんな当事者の大人のつながることもまた必要なのではないか」
まぁ、すでにやっていたりやろうとしていたりするんだろうけど、先の質疑応答での意見にインスパイアされたということです。
で、懇親会。
なんだかダラダラ呑んでダラダラ食べてたら、めっちゃ飲んでメッチャ食べてしまいました。でも、帰らなきゃ。
駅で崎陽軒のシューマイを買って、あわてて新幹線に飛び乗って、爆睡したら京都でした。
あー、疲れた…。
咀嚼せずに飲み込む
朝、しばらくT部さんのおうちでゆっくりして、最寄り駅へ。乗ったのは鈍行。これから約2時間の鈍行の旅、向かうは田川伊田駅です。今日は「田川地区人権センター」主催の「人権講座」です。去年、田川のみなさんが京都にいらして、少しフィールドワーク的なものをして、その後の呑み会で「呼ぼう」と言っていただいて、今日のお座敷が決まりました。まぁ、わたしのお座敷は酒がらみが多いですね。
ということで、M井さんが迎えに来て下さって、再会を「わーい」と言うまもなく、会場へ。会場について「プロジェクターは?」と向井さん。「ないよ」と人権センターのみなさん(笑)。このええかげんさが好きです。でも、きっとM井さんは困ってるだろうな。
わたしはコーヒーを飲んで、おいしいサンドイッチをいただいて、その後お座敷のセッティング。今日聞いてくださる方は、主として行政の方とのこと。そこに数人の教員と当事者もおられるとか。あまりにも層が広すぎます。今日のお座敷はどうなるだろうな。
で、お座敷開始。最初に注意事項をふたつばかり話をした上で、本格スタートです。ところが困った。リアクションが薄い。あらためてわかったのですが、わたしはリアクションに乗せられて話をするタイプなんですね。だから、リアクションが薄いと、なんだか空回りをしている気がしてしまうみたいです。いや、確かにリアクションはしておられるんです。どころか、一部の方は声を出さずに爆笑しておられます。「だから、頼むし声を出して!」と思うのですが、なかなかそうもいかないみたいです。
ちなみに、たしかにわたしは早口です。が、実は全編早口なわけじゃなくて、大切なところはそれなりにゆっくりと話しているつもりです。どちらかというと、早口なところは「どうでもいいところ」とか「リズム感」「スピード感」が必要なところに限定しているつもりです。が、たぶんみなさん、どうでもいいところの早口につられて、ゆっくり話しているところも早口と錯覚しておられるのかもしれませんね。
とにかく、リアクションが薄いままで終了。うーん…。でも、話しおえたあと何人かの方に感想を聞いたら「おもしろかったよ」「ずっと笑ってたよ」と言っておられて、「それなら声を出してよ(;_;)」と思ったりもするわけです。
で、M井さんにホテルに送ってもらう道すがら、そんな話をしていたのですが、どうやらわたしの話はかなり情報量が多いようです。そして、それを噛み砕いて理解をしようとしていると、すでに話は次に進んでいる。すると、笑える話なのはわかるけど、笑う前に次に行ってしまう。なので、笑うよりも先に考えざるを得なくて、だから真剣な顔になってしまう。そんな悪循環にはまってしまっているみたいです。なので、みなさんガッツリ聞いておられたとか。
それを聞いて「あー、なるほど」と。考えてみると、わたしは誰かの講演を聞くときに、ほとんど「理解」しようとせずに、その人が話をしている内容を、いったん鵜呑みにしてるみたいです。つまり、「咀嚼せずに飲み込む」感じなんですね。だから、とりあえず聞きとれさえすれば、あとはまぁなんとかなるかなと思っていたのですが、どうやらそれは間違っているみたいですね。でも、今さら芸風は変えられへんしなぁ…。
鳥取県西部におけるチャレンジ!(2日目)
朝、身体が動きません。でも、S田さんはちゃんと「そら」の散歩に行かれたとか。えらいなぁ。とにかく、わたしはギリギリまで寝させてもらって、今日の会場の尚徳中学校に移動です。
- ミッション3のフルバージョン@尚徳中学校(3/5)
会場に着いたのは、お座敷開始5分前。普段はまずありえないことですが、そう言えば、1回中津で30分遅刻したな^^;;。てのはおいといて、あわててセッティング開始。ところが、設置してあるプロジェクタとつながりません。困ったなと思ったら、ちゃんと別のプロジェクタとスピーカーも持ってきてくださいました。ありがたや!
実はこの尚徳中学校、2年生の人権学習のテーマがLGBTなんだとか。なので、すでにみなさんはかなり熱心に学習をしておられます。てことは、みなさんの既習の内容を上まわる内容をしゃべらなきゃなりません。これまたプレッシャーです。でもま、提供できる内容は、しょせんわたしがしゃべれる内容でしかありません。背伸びをしてもしかたないので、「ありのままのわたし(笑)」でいきましょう。
てことで、お座敷スタート。今日は2時間もらっているので、ミッション3をノーカットでいけそうです。こんなの久しぶりです。うれしいな。
話しはじめると、みなさんメッチャガッツリと聞いておられます。実は、多目的教室なのか視聴覚教室なのかわかりませんが、カーペット敷きの地べたに思い思いのかっこうで座っておられるのですが、それだけに真剣に聞いてくださっているかどうかは姿勢に如実にあらわれます。みなさん見ていると、うなづきながら、あるいは微笑みを浮かべながら、真剣に聞いてくださっているのが、すごく伝わってきます。となると、わたしものってくるわけでして^^;;。ということで、開始が10分遅れたので、終了もちゃんと10分遅れました。
- 企業の人に通じるか?@大山町(4/5)
で、大山町の方のお迎えの車に乗って昼ごはん。向かうは「すし弁慶」なる開店寿司。うわ!めっちゃおいしい!
ビールがほしいけど、ここはガマンです。
で、大山町の役場へ。今日の午後は企業の方々対象のお座敷です。企業の方が対象となると、ミッション2はありえません。あれは、あまりにも学校に特化しています。与えられた時間は1時間半なので、ミッション3の学校部分をカットする作戦に出ることにしました。うまくいくかな…。
それにしても、放送設備が妙に充実しているのが気になります。というか、タイピンマイクがあまりにも「もの」がいいです。いったい、この町はなんなんだ…。
そんな疑問を持ちながら話しはじめたのですが…。く、空気が…。とにかく真剣にメモをとっておられる方がおられるのですが、その真剣さは、わたしのお座敷にはあわないと思うのですが^^;;。もっとも、ミッション3の最大の特徴「苦手分野に言及する」というところから、
「話に余裕がなくなる」→「笑いのツボを用意できなくなる」→「笑いがない」→「ガチになる」→「息をさせなくしてしまう」
という悪循環の40分ぐらいが生じてしまうのは、ある種しかたがないという話もあります。もちろん、後半は「得意分野」なので、ここは笑いのツボを用意する余裕もあります。なので、このあたりになると、みなさんの顔にも笑いが出てきて、ところどころで笑い声も聞こえるようになってきて、よかったよかった。
やはり、あの40分間をどうするかが課題だな。でも、たぶん、笑いはとれないだろうから、後半とのギャップでなんとかするしかないかな。
ちなみに、お座敷のあと、会場の横にある倉庫の中を見せてもらってびっくりです。なんじゃこりゃ!
完全にプロの音響屋さんの倉庫です。というより、プロより充実しています。
「大山の山開きが」
って、そういう話じゃないでしょう(笑)。
うちの放送部員に見せたくなって、思わずラインで写真を送ったら
「スピーカーひとつくらい持って帰ってもわからんのちゃう?」
という、わたしと同じことを考えた部長がいて笑いました。
- プロがいた!@伯耆町(5/5)
お座敷の最後あたりで、再びS田さん登場。わたしをホテルまで送ってくださることになっているというか、ホテルまでの途中に温泉に寄ることになっているというか。てことで、温泉へ。いやぁ、気持ちいい。特に、ちょっと濁りのある、どうやら超音波が出ているっぽい浴槽が気持ちいいです。少し熱くなったところで、露天風呂へ。夏だけど、ほんの少し涼しい風が心地いいです。
お風呂上がりは大山ビールで水分補給(笑)。ビールは水分補給じゃないらしいですね。
で、ホテルにチェックインして、ちょっとひと息。気持ちを整えて、次の場所へとモチベーションを高めます。
で、本日のトリプルヘッダー最後の場所、伯耆町に向かいます。車に乗った瞬間「はい、、水分補給」とプレモルを渡されたのは、ここだけの話です(笑)。会場に少し早めに着いたので、入念にチェックをして、19時スタートです。50人分ほど用意してある席はほぼ満席です。
伯耆町に限らずですが、とにかく驚くほど参加者数が多いです。米子市は平日昼間なのに80人ぐらいの席がガチで満席。南部町に至っては、週はじめの夜なのに100人以上来られます。今日の午前と午後は一般市民のみなさん対象じゃないのでおいといて、今日もまだまだ週はじめの夜ですが、やはり満席。ということは、主催者が予想・予定されている参加者数とほぼ同じというか、どちらかというと上まわっているのかな。住民のみなさんの人権への関心の高さはほんとうにすごいというのを、聞いておられる態度だけじゃなくて、こういった参加者数でも感じさせられます。それはやはり、主催者である行政の方の本気度が住民のみなさんに伝わっているとも言えるのかな。その要因として、もしかしたら、過剰に大きくない規模の街ということもあるかもしれません。
で、お座敷スタート。午後にやったお座敷が1時間半を5分オーバーくらいでいけたので、同じパターンでやればいけるはずです。そう考えて話しはじめたのですが、なんとなく違います。なんだろう…。ぜったいにビールのせいではありません。やはりそれは聞いてくださるみなさんの姿勢なんでしょうね。最前列の方が、考え込んだり、首を振ったり、笑ったり、いろんな表情を見せられるのが、すごく気になります^^;;。そういうのって、やっぱり、その場その瞬間の「評価」ですからね。そんな「評価」に乗せられて、つい多めにしゃべってしまい、15分オーバーで終了。みなさんに深く深く謝って、さて終わりかと思いきや、ここでおふたり質問をされました。いや、もうすでにかなり時間をオーバーしてますよ。早く帰りたいとか思わないんですか^^;;。この質問がまたすごい。おひとりは医療従事者で、完全にプロの質問をされました。いやぁ、まいった。ほんとにすごいわ。
ということで、怒濤の2日で5回のお座敷を無事終えました。
ほんとうに主催者のみなさん、聞いてくださったみなさんに支えられての2日間でした。