その祭は、火曜日の夜、寝つけないままに、とあるサイトを見たときにはじまりました。そこには、9月26日に祭りがはじまることを予感させる記事がありました。
あわてて某巨大掲示板を見に行くと、同じようにその記事を見た人々が、半信半疑のまま騒いでいました。なにせ、そこの住人、この祭りを数ヵ月前から待ち続けていましたから。
そして昨日の夜、そこの住人たちは「まるで遠足の前の日の夜」のような、寝られない夜を過ごしたようです。
そして、待ちに待った今朝、祭りははじまりました。あちこちで人柱になる猛者が祭りに参加して、報告をしまくります。なんという優しい猛者たち!そこは祭りを待ち続けた仲間たちの一体感あふれる場所でした。わたしはその報告を垣間見ながら、歴史の瞬間に居合わせた感動を感じていました。
でも、仕事中の祭りの参加はご法度です。とにかく仕事を片づけ、同僚に
「わたしもwktkしてくる」
と言いはなって、家に帰りました。
家に帰った瞬間から、わたしも祭りに参加です!
長い静寂ののち、見たことのない風景がわたしの前にあらわれました。
「これが祭りの現場か」
と思いました。とうとうわたしのところにもアイスクリームサンドイッチが来たのです。
さて、これからはこいつとのつきあいがはじまるんだな…。
カテゴリー: 趣味
ふれあい心のステーション
今日明日と二日間、大丸で「ふれあい心のステーション」というイベントがあります。
これ、京都府内の支援学校が一堂に介して、ふだん自分達がつくっているさまざまな製品を持ってきて、展示即売会をやっているんです。もちろん売るのも自分たちじしんです。このあたりは実習なんでしょうね。
それ以外に、啓発的なこととか、就労のこととか、いろんなことをやっています。まぁ、社会にたいして自分たちのことを知ってもらう大切な機会なのかな。
もちろんそれ以外に、子どもたちどうしの交流もあるかもしれないです。
で、今日、行ってきました。
最初に「製品」って書きましたが、まさに製品です。作品ではありません。
オリジナリティを競うのではなく、きちんとした製品です。
何度か支援学校を見学したことがあるので、子どもたちが時としては地元の専門家から技術を習っているところとかは見させてもらっていたのですが、こうやってすべての学校の製品が並ぶと壮観ですねぇ。しかも安い!
で、わたしはブックカバーとペンケースと茶碗を買ってしまいました。
使うのが楽しみだわ。
某外国人教育関係の会議
今日は恒例の某外国人教育関係の会議です。
まぁいつものとおりの会議でしたが、またまたひとつ仕事を背負い込まされてしまいました。
「本部がやる」
とか言ってたけど、わたしも本部じゃん(;_;)。てことで、またまた関係諸方面にいろいろお世話にならなくちゃならないことになりました。
会議が終わってから、恒例の呑み会。ですが、行くのはやんぺ。いや、体調があまりよくないこともさることながら、パートナーの体調も気になるしね。
で、家に帰ってビールを呑みながらパートナーとダラダラと話。会議の皆さんには不義理しっぱなしで悪いけど…。
シンポジウム「同和問題にかかわる市民意識の今」
今日は午後から世界人権問題研究センターのシンポジウムがありまして、行きたいな、どうしようかなと思っていたのですが、やっぱり行くことにしました。
授業が終わってバタバタかけつけると、会場は満席です。ほどなく、わたしの前に座る人ひとり。んー、なんとなく似てるな…。てことでメール。
「いまシンポの会場に着かはりました?」
「いつきちゃん、いてるの?」
「なーんとなくうしろにわたしがいる気がしてるの」
と、振り向いたのはK本りささんでした(笑)。
はともかく、シンポジウムですね。
出てくるデータがおもしろい。なんというか、予想を覆すというか、極論したら「こんなことなら、とりくみしてもしなくても一緒やん」みたいに読みとれてしまうデータなんですね。でも、たぶんそれは極めて表層の「読み」でしかない。
例えば、「女性のほうが子どもの結婚に際して忌避感情が働く」みたいな統計結果があったりするのですが、おそらくそれは、女性のほうがより結婚に左右される可能性が高く、そのためのリスクマネージメントをしてしまうと考えることもできるかと。となると、根底にあるのは差別意識というより、そういう社会構造に置かれた中でのジェンダーバイアスの問題と捉えたほうがいい。みたいな話があるわけで。
で、今回のシンポジウムでは、そういう「生データ」を、それぞれのシンポジストのみなさんがどう料理をされるかというあたりが面白いわけで。で、話を聞いていると、それぞれの問題意識の所在がとてもよくわかります。その「差」は、ひとつには世代の違いかな。たぶん、わたしよりちょい上の世代の神原さんと伊藤さん。そして、わたしよりちょい下のA久○さん*1。世代の違いは、そのまま「学生・研究者・教員としての育ちの違い」に結びつきます。ちなみにわたしは神原・伊藤世代の影響を強く受けているので、身体はそちらに反応をします。でも、思想的には阿○Zさんの影響をかなり受けているので、そちらは捨てられない。まぁ、どちらもある程度わかるからこそ、その「差」を楽しめるのかな。
てことで、かなり楽しいシンポジウムでした。
*1:なんで伏せ字(笑)
ニューアイテム
そんななか、ふと思いついてニューアイテムをつくってしまいました。
これ、サインカーブ理解システムです。
溝が斜めにきってあります。これ、螺旋状にちょうど一回転するようになっています。そこをガイドにしながら四角い木の部分を回転させながらずらしていくと、竹ヒゴの先端はサインカーブを描きます。
まぁ単にそれだけのことですが、いままでよりはちょっと高度かな。作成時間もいままでより長い一時間半。いちばん苦労したのは溝堀り。なにせ、彫刻刀の一本彫りです。おかげさまで、中指の皮がむけちゃいました(笑)。
これで理解が進むとは思えないけど、頭の片隅に印象が残ってくれたら、指の皮もうかばれるというものです(笑)。
これも人権
今日はうちの職場の人権教育研修会です。つまり、わたしが企画する側ってことです。
講師は佛教大学の原さん。最近、超売れっ子です。だからというけではぜんぜんなくて、臨床教育学的な観点から、今どきの若者のありかたの分析と、うちの職場の子どもたちに必要なことについてヒントがもらえればと思って依頼をしました。
なんでも午前中の会議が大幅に押してきたとかで、最初は助手をしておられる方が話されたのですが、これがけっこうおもしろい!途中交代されて帰られたのですが
「あのまま続けられたらいいのに」
と、つい言っちゃいました。そりゃ、一緒に研究してこられた方ですからあたりまえか。にしても、急遽引っ張り出されてかわいそうだったなぁ^^;;。
で、原さんの話ですが、さすがに慣れたものです。と同時に情報量がすごい。そんな話を聞きながら、たぶんうちの職場がうちの生徒にやろうとしていることは、そんなにはずれていたいんだろうなと、なんとはない確信を得ました。で、その源流をつくったのは、間違いなく一緒にムラの子らにかかわってきた先輩たちなんですよね。
あたかも
「進路部研修ちゃうの?」
な内容なんですが、「同和教育の総和は進路保障である」なんです。実は、人権教育って、学校づくりとイコールなんですよね。進路指導や生徒指導なんかと同様にね。
でもまぁ、そう考えている人は少ないんやろなぁ…。どころか(ry
フィールドワークに飛び入り
朝、犬に起こされてしまいました。
なぜかS田さんちの空くん@犬に昨日からかなり気に入られてはいたのですが、今日、ますます気に入られてしまったようです。伸ばしている手のところに口にくわえたおもちゃを持ってくるって^^;;しばらく抵抗したのですが、とうとう負けちゃいました(;_;)。
てことで、しばらく犬と遊んで朝ごはん。その後S田さんと一緒に近くの温泉。K村さんとこもそうだけど、近くに温泉があるっていいよなぁ…。
で、帰ってきたところでSやかさんという方が合流。実は、午後にフィールドワークがあって、飛び入り参加をさせてもらうことになったのですが、そこから米子駅まで送れる人がいなくて、その要員として急遽召集された方なんです。もうしわけないというかなんというか。でも、ご本人は
「いつものこと」
って笑ってはりました(笑)
で、3人で昼ごはんを食べて、いよいよフィールドワーク開始です。もっとも、お二人は
「暑い」
とか言って、事務所でしゃべってはりましたけど(笑)
フィールドワークの方は…。
なんしか暑い。でも、そんな中これまた熱い説明をしてくださいます。
まぁ、かつてのムラの姿が残っているところは、それこそ未指定でなければないだろうし、未指定でもおそらくはずいぶんと変わっているはずです。そういう意味では、
「こんなふうに変わった。そこにはこんなことがあった」
という話を、いまの姿を見ながら話をするしかないです。それは東九条も同じかな。なので、話す側の力量もさることながら、聞く側の想像力も必要になるかと思います。
そうそう、今日案内してもらったムラでは、経済的には苦しいものの、学力は高いとか。そこには保護者の努力がすごく関連してるということでした。このことについては、S田さんも話してられました。
んー、なんというか、社会的立場の自覚が、もしかしたら学力と相関関係があるのかもしれないですねぇ。
てことで、1時間半ほどのフィールドワーク終了。案内してくださった方、潜り込ませてくださった方、ありがとうございました!
あとはSやかさんの車で米子駅へ。古ーいつきあいのEみりちゃんと再会したりしながら車中の人へ。なんかウトウトしながら気がつくとおうちに帰ってました。
晩ごはんを食べて、ピカルを見て(笑)、さぁ寝ましょう。あしたから仕事だ(;_;)
全外教大会2日目
朝、同室の人は朝風呂に行かれたみたいですが、わたしはダウンしたまま。まぁ、選択の余地なく「睡眠」ですよね。でも、朝ごはんの頃には復活。今日は分科会の日です。
とりあえず会場に着いたら本部に荷物を置きます。このあたりは事務局の役得かな。
さて、今回はレポートを無理くりお願いした人が何人かおられるので、その人たちのレポートを聞きに行くことにしますか。まずは鹿児島のM本さん。この方、古い知り合いでして、まだわたさが血気盛んだった頃にえらいイチャモンつけたみたいです。つけた側は忘れてるけど、つけられた側は覚えているという、ありがちながらも最低なわたしです。
それにしても、分厚いレポートやなぁと。おそらくもともとは単独の実践だったんでしょうが、その実践が子どもを変え、変わった子どもたちが教員を変えていくということが伝わってくるレポートでした。そんな実践のあちこちに京都のテイストがあふれています。なんか、かなりうれしい。この人と出会い直せてよかったなと思わされました。
で、いったん本部に引き上げて事務仕事。
午後からは佐賀のH口さんのレポートです。保護者とのていねいなつきあいは、高校教員のわたしには決してまねができないなぁと思わされるレポートでした。短時間に深く付き合うわけではないけど、長い時間をかけてゆっくりと付き合い、そのなかでの気づきがさらに付き合いを深めていく。そんな感じのレポートでした。
で、閉会集会。大会総括とかいろんなことがあって、今年の大会も無事終了。一年前からなんとはなしにかかわってきたわたしにとって、ほんとうに感慨深い大会でした。
終わりとはじまり・全国在日外国人生徒交流会2日目
起床は6時。某国立の施設なので館内放送で容赦なしです。
ノロノロ起き出して、朝の活動スタートです。つっても掃除ですか(笑)。そうこうするうちに「朝のつどい」の時間です。でも、不十分な掃除の場所をきちんとしなくちゃなりません。そんなことをしていると、つどいの時間は終わっちゃいました(笑)。
で、今日の班別討論スタート。でも、班別討論と並行して、細々とした「最後の片づけ」があります。本来はこういうのは子どもたち自身にさせなきゃならないのでしょうが、交流会での最優先課題は「話し込み」です。そのための時間を最大限確保しなくちゃなりません。なので、この手のことは基本的には引率がやらざるを得ないのです。
で、いよいよ最後のプログラム、全体会です。ここでは、各班が2日間話しあってきたことを、他の班に紹介します。「同じ」在日外国人だからと言って、経験してきたことや考えてきたことは違います。あるいは、同じ経験をしたからといって感じてきたことは違います。それを交流することは、ある経験に対してさまざまな角度から光をあてることと言えるかもしれません。そういうことを積み重ねることによって、ある経験が与える「問い」へのさまざまなアプローチを可能にするんじゃないかと思います。それにしても、全部で7班あって、すべての班が発表を終わったら1時間ちょい経過していました。各班10分近く話をしていたんですね。かなりすごいな…。
で、お外へ出て記念写真。
で、別府へ移動開始です。今日から「全国在日外国人教育研究大会」が開催されています。その全体会で2日間の報告をしなくちゃなりません。
会場に着くと、H本さんがおられます。久しぶりです!てか、今日の夜のコーディネーター役です。そうそう、夜のメンバーを確認しなくちゃね。
てなことで、あちこち動きまわっているうちに、子どもたちの出番です。舞台の上に約100人の子どもたちがずらりと並ぶ姿は壮観です。
で、発表開始。うんうん。何時間もかけて考えただけあって、とても思いの詰まった発表やなぁ…。
そんなこんなで、今年の全国交流会も終了。あとは事後合宿@東九条やな^^;;
と同時に、全外教中九州大会のスタートか。
今年もやってきた・全国在日外国人生徒交流会1日目
起床は午前3時。コーヒーを淹れて、3時半スタート。東九条に着くと、みんなまだ寝てます。でも、今日は心を鬼にして電気をつけて叩き起こします。なかなか起きない暴走機関車も今日は許しません。簡単に片づけをしていると、Tーマスがトイレで吠えはじめました(笑)。てか、核弾頭とおんなじことやってます。
それでも予定通り4時にスタート。同乗者はMックス、Iチロー、Y
本さんと暴走機関車。
途中、K野さんから電話。
「徳山にいるし」
てことで合流。徳島からの5人を乗せたK原号と二台で阿蘇を目指します。運転をはじめてから8時間後、無事熊本ICに到着。選択の余地なくラーメン屋に突入。なぜかいきなり宴会になったのは、たぶん気のせいです(笑)。長時間運転をしたわたしは後部座席でおやすみ。ほどなく阿蘇につきました。
今日から2日間、全国在日外国人生徒交流会があります。
到着したら、熊本の人たちが笑顔で迎えてくれました。うれしいなぁ。てか、みんなおそろいのポロシャツ着てるよ!えらい気合いです。でも、ちょっとうらやましい(笑)。
全体会場に行くと、すでに全体会ははじまっています。と、Tーマス、Iチロー、Mックスはみんなの輪のなかに入っています。さすがはサポーター*1です。にしても、楽しそうやな(笑)。
そうこうするうちに班別討論開始。今年はけっこうなごやかな感じです。続いてルーツ別交流会。孤立した状態で住んでいる在日の子にとって、同じルーツの人と話する機会はとても貴重です。とくに、日本に来て間もない子にとっては、自分の母語で話をする時間はものすごく貴重です。横で見ていて
「やっと息ができた」
という表情をすることがよくあります。出会いの場の貴重さを感じる瞬間です。
もっとも、わたしの担当は「日本ルーツ」です。外国人生徒交流会の中で鬼っ子のようなこの班は、でもとても貴重な存在だと思います。というのは、在日外国人の問題は日本人の問題であるとも言えるからです。もちろん、この班が多くなっては外国人生徒交流会の意味がないのですが^^;;。
でも、交流会がはじまってすぐにルーツ別があると、やっぱり日本人にとってはどんな話が出たかという交流ができないからしんどいな。
で、風呂だの晩ごはんだのがあってメインの班別討論。ちなみにわたしは班別討論には入らないことにしています。もちろん興味がないわけてわはないのですが、あまり深入りしたくないという気持ちもあります。なんでだろう…。
で、夜のリーダー会議。ここがわたしの場所です。もちろんリーダーを相手にするのは「ずるい」という考え方もありますが、個々の局面にあまり深く入らずに全体をボワーッと見渡す観点も必要かなぁとか思ったりするのです。まぁそんなことで、今日の反省をして、一日の活動は終了。
*1:3人は卒業生として、会の運営の補助をする役割。