とうとうやってきた!

あれは6月くらいのことでしょうか。カウンターのあとだったか、はたまた玖伊屋の時だったか覚えてないのですが、Bんちゃんが
「おもろいことやりたいねん」
と言ってきました。
とてもとてもよくわかります。
わたしはカウンターは数回しか行ってないけど、Bんちゃんは、ほとんどすべての休日をカウンターに費やしてます。
カウンターは消耗なんです。日程すら自分では決められない。何かがある場所に行って、そこで「相手」へ向けて「No!」と言うだけ。その繰り返しは、ほんとうに消耗なんです。だからこそ、「自分たちが自分たちの意志で行動したい」という気持ちになる。まさに「受動」から「能動」へです。
やがて、
「7月14日にパレードをする」
という連絡が入りました。
「協力要請のためならどこへでも行く」
というBんちゃんの言葉に、ただならぬ気迫を感じました。
自分にできることは?とにかく人を集めること。
ふだんの向こうの街宣は40人〜50人。その全員がわたしたちに向かってカウンターをかけたとしたら、100人程度のパレードでは負けます。圧倒的な人数でなければならない。でも、組織はなにもありません。とにかく、ひとりずつ声をかけること。わたしにできることはそれだけです。
「なぜ?」
と聞かれたら、まずは
「Bんちゃんのため」
です。
それから…。
「ウトロのオモニ・アボジのため。今まで出会ってきたすべての在日の人々のため」
です。

今回はプクを叩きたいと思いました。なぜだかはわかりませんが^^;;。
自分が持ってないことに気づいたので(笑)、O阪大学の友だちに連絡をして、借りる段取りをしました。

で、今日を迎えました。
途中、ダメダメ先輩と合流して、ラーメン&ビールで燃料補給です。
集合場所に到着すると、えらいことになってました(笑)。
あちこちに知ってる顔があります。ふだんカウンターで大声出してる人も、今日は笑顔です。お互いに霧吹きで霧をかけあったり、なごやかな雰囲気です。
やがて開会集会の開始。Bんちゃんやのいほいさんや、いろんな人がアピールしてます。でもわたしはプクの準備です(笑)。
やがて鳴り物隊の音合わせ。そして出発です。

まぁ、スタートはよかった。でも、リュック+プクは肩への負担がすごいです。突き刺すような痛みに変わります。久しぶりなので、プクチェを持つ手はあっという間に皮がむけました(;_;)。
でも、いいです。
そんなわたしを見かねてか、
「これ」
と、自分が持っているペットボトルの水をわけてくれる人がいます。優しいなぁ。友だちのY本さんが来て
「ちょっと代わったろ」
と笑顔で言ってくれます。みんなでパレードやってるんだなぁ。
やがて心斎橋のあたりに来たところで向こうのカウンターがいました。ひときわ大きなコールになると同時に、みんなピースを出します(^^)。「能動」は「肯定」でもあるんだなぁ。なんか、胸にグッとくるものがあります。
御堂筋を歩く人たちは、わたしたちのことをニコニコと見てくれています。これもまた「能動」のなせる技なんでしょうね。「能動」は「楽しさ」でもあります。
本町の交差点では「泉州TRY」の人たちが街宣活動しています。
泉州?」
絶対にいるはずの人を探すと、あっという間に見つけちゃいました。
「三井くーん」
「いつきさーん」
ガシッとハグです(^^)。
お互いがお互いを探していました。
やがてパレードはゴール地点へ。
到着したら立つ元気もありません。手は震えて絆創膏の紙がはがせません。こんなに疲れたのはほんとに久しぶりです。
でも、ここまでパワーを出せることは、そうそうあるものではありません。きっと、パレードがわたしのフルパワーを引き出したんでしょうね。
向こうで総括集会をしていたけど、そこに行く元気もなく、木陰でひと休み。
と、
「行くやろ」
と悪い友だちがやって来ます(笑)。
んなもん、行かいでかo(^^)o!

環境はできるもの、環境はつくるもの

今日は午後から出張です。向かうは西成高校。今度の夏季研で来てもらう肥下さんとの打ち合わせです。
もともとは「夜の打ち合わせ」にしようかと思っていたのですが、打ち合わせって公務だし、「出張だよ」とも言われていたので、そもそも「昼の打ち合わせ」をしないと、なにも決まらなかったりしますからね^^;;。
てことで、新今宮へ。カマを通って鶴見橋商店街を通って、「聖地」に到着です。
しばらくしたら、神奈川のK巻さんも来られて、西成高校のとりくみのレクチャーや、朝鮮語教室の見学をさせてもらいました。
なんだろ。西成高校のとりくみは、日々進化している感じです。前に行ったのは三年ほど前ですか。その時聞いたことや、本で読んだことは、たぶんすでに過去のことになっています。教材が教職員全体に浸透する中で、学校の空気になり、さらに学校のあり方そのものになっていく。そんな感じでしょうか。
で、それはひとりではできない。
もともと、西成高校には西成高校の環境がある。で、西成という地域には地域の環境がある。それぞれのところでほんとに真摯なとりくみがある。でも、互いに遠慮や不信感なんかがあるときは、それは単なる「置かれた環境」でしかない。それがコラボをはじめた瞬間、「環境づくり」へと進化と深化をはじめる。
実践を言葉であらわすことは簡単なんですが、それを言葉にする前に実践しているってすごいことだなと思います。

さて、わたしはここからなにを学べるだろう…。
わたしにはわたしの置かれた環境があります。それは西成とはまったく違う。学べることは、おそらくは「進化と深化の可能性がある」ことだけです。あとはスクラッチから…。

そうそう。
打ち合わせもしました。
うーん。ま、簡単に言うなら、
「肥下ちゃんはなぜ肥下ちゃんなのか」
ってことでしょうか。
どんな話が聞けるか楽しみですo(^^)o。

「うまくいったこと?」「うまくいかなかったこと?」

今日はうちの職場の人権研修です。講師は神野ちどりさん。ちなみに、「神野ちどり」で検索かけると…^^;;。
わたし、神野さんのお話をこれまでに少なくとも2回聞いています。2回とも同じ感想を持ちました。その感想があったからこそ、神野さんの話をみんなに聞いてほしいと思いました。おそらく万人ウケする話ではない気がします。でも、
「あ!」
って思う人は必ずいるはずです。
さて、どんな反応があるかな…。

ちなみに、少し早めに来られたのでいろいろ話をしていたら、前にうちの職場に来られたことがあるとか。なんでも研修資料がうちの職場にあったので、それを来られたとか。びっくりしました。

で、お話開始。
なんだろ…。
「うまくいかなかったこと」を話されるんですね。これ、すごいことだなと思います。
「うまくいったこと」は話しやすいんです。でも、聞きようによっては「自慢話」に聞こえてしまいます。あるいはそうは聞こえなくても、「うまくいったこと」から学べることは「一本の道」な気がします。そして「そのシチュエーションだから」と逃げることも可能になります。
に対して「うまくいかなかったこと」は話しにくい。それどころか、忘れてしまいたいことであることもありえます。でも、「うまくいかなかったこと」から学べることはたくさんある気がします。「もしも自分ならば」「もしもシチュエーションが違えば」。これって「たられば」ではないと思います。なんか「無数の道」がある気がします。

神野さんの話は、たくさんの生徒・保護者・先輩たちからの学びがベースにあります。それはわたし(たち)にもできることです。でもできないとすれば…。
それは、物事をとらえる時の「まなざし」なんだろうな…。ひとつひとつの言葉に勢いのある人なので、ついそこにとらわれてしまいがちなんですけど、そこに惑わされずに、「まなざし」に気づいてほしいな。
そんなことを考える一時間ちょいでした。

右往左往な一日(その2)・間に合わなかった(T_T)

で、東九条にもどって片づけ。1時間ほどでなんとか終えて大阪へ。目指すは道頓堀橋です。まぁ、今日も今日とてカウンターです。
で、道頓堀橋に着いたんですけど、誰もいない。Bんちゃんに電話したら
「道頓堀橋を通過中」
とのこと。ん?あ!ここ、日本橋でした!道頓堀橋まで走ったけど、ちょうど通過し終わったあとでした。ごめんなさいK野さん(T_T)。
それでも、カウンターの人たち、
「来てくれたんだね」
って、笑顔で迎えてくださいました。優しいなぁ(^^)

最後の一撃

考えてみると、今月は玖伊屋にはじまり、在日外国人生徒交流会が二発とトランスジェンダー生徒交流会、さらにはまんまるの会と、いまわたしがかかわっている交流会がすべてありました。で、今日はその中で玖伊屋と双璧をなすゆるさを持つ「在日外国人生徒交流会・卒業生の会(Uじ迎撃作戦)」です。
もう、どうなるかは容易に想像がつくので、パワーを絞り気味で参加することに決めました。
とりあえず、チヂミを食べたいとかなんで、チヂミをつくって焼きそば焼いて、適当につまみながらビールを飲んで…。
けっして議題が決まっているわけではないのですが、みんなが話している中身を聞いていると、やっぱり自分のルーツのことを話しているんですよね。そりゃそうなんでしょうねぇ。
それにしても、今日はとびきり騒がしいUじとかTーマスとかYきみとかがいます。どうなるのかと思っていたら、さらに騒がしいIさむが登場。なんか、恋バナで盛り上がりはじめました。なんか、支離滅裂です。
でも、話聞きながら、とてつもないうれしさがこみあげてきました。
ルーツのこととセクシュアリティのことが同時に語られ両立する空間ってすごいよなぁと思うのです。ここはほんとに自由な空間なんだろうなぁ。
そんなことを思いながら、でも身体がもちません。そうそうにベッドに潜り込んでしまいました^^;;。

大きな宿題

今日の午後は釜ヶ崎のフィールドワークと講演です。こんなことやってて仕事って、少し気がひけるといえばひけるのですが、「行くこと」「見ること」「聞くこと」「感じること」はとても大切なことだし、なによりそれを「伝える」ことへとつなげることで、フィールドワークは生きると思います。なので、喜び勇んで釜ヶ崎へ。
わたしは記録担当なので、ビデオカメラと三脚とテーブルタップを持っていかなきゃなりません。もう、リュックはパンパン。お弁当が入りません。てことで、お昼ごはんは現地で食べることにしました。
さて、どこに行こうかな…。
と、ダメダメ先輩から天の声。
「西成行くならココルーム。!」
てことで、ココルームへ。

なかなかおしゃれでぁゃιぃ感じです。サイトには「ランチ」なるメニューがあったので、
「すみません、ランチありますか?」
と聞くと
「みんなで食べますか?みんなで食べるのがうちの名物なんです。もう少しなんですけど…」
と、なんか難解なことを言われてしまいました。まぁ、ちょい早めに着いたので
「じゃぁ「みんな」で」
ということで、しばし上田假奈代さんと話。というか、
「ダメダメ先輩に行けって言われまして。わたしいつきっていいます」
と自己紹介したら
「こないだいつきさんの話をしてたところで」
とか、これまた難解なことを言われてしまいました。
まぁ、そんなこんなで自己紹介をしているうちに
「そろそろ食べましょうか」
と声がかかったので、奥の座敷コーナーへ。
なるほど。これが「みんな」の意味ですか。簡単に言うならスタッフの昼ごはん時に一緒に食べるということなんですね。
てことで、机の上にはおかずがいっぱい!

たぶん、「みんなで食べる」ことに意味を見出しておられるんでしょうね。みんなで話をしながら食べると、なんともいえずおいしいし、なんとなく気が緩むのか、ふだんなかなか聞けそうにないこぼれ話を聞かせてもらったり。わたしも初対面なのに「居候気分」でごはんをパクついてしまいました。

で、昼ごはんを食べたところでココルームをあとにして、集合場所へ。
今日の案内は「野宿者ネットワーク」の生田武志さんです。
まずは、フィールドワークをするにあたっての注意事項から。そりゃそうです。生活の場によそ者が踏み込むことをフィールドワークというのですから、それなりの礼儀は必要です。
で、街を歩きはじめます。
わたしは大学時代に何度かカマには来たことがあるし、3年ほど前にも一度来させてもらっています。なので「新鮮」って感じではないのですが、やっぱり「来る」って違います。テレビなんかでは絶対に伝わってこない暑さとにおい。そして、きっとカメラでは捉え切れないであろう細かなところ。というか、カメラの場合も細かなところを捉えられるんでしょうが、それはあくまでもカメラさんやカントクさんの感性であって、わたしの感性ではない。あとは「ノイズ」の出す空気感ですか。
約一時間のフィールドワークで、カマの空気をたっぷり吸って、「喜望の家」へ。ん?ここ…。大学時代の夜回りの時に泊めてもらった家でした。そっかぁ、ここだったんだ。

生田さんの話は…。
おそらくは今の日本が抱えている「軋み」みたいなものがすべて詰まった話でした。
現在、野宿者の数は20000人。かつてと比較して激増していること。そして、広域化していること。これを生田さんは「釜ヶ崎化」と呼んでいました。そして、現在の特徴として、若者と女性の野宿者の増加がある。その背景にはさまざまなものがありますが、虐待とDVも無視できない要因である。
そしてもうひとつ、なにが一番困っているかというと、「襲撃」があげられる。数々の襲撃事件を紹介してもらいましたが、「襲撃」ではなく「殺人」ですね。そしてやっているのは10代の男性。つまり、中・高生であるということ。この子らは「人を傷つけないと生きていけない」状況に追い込まれている。「ハウスはあってもホームがない」という言葉が印象的でした。
ちなみに、「傷つけなきゃ生きていけないのは男性だけではない。女性はどうしてると思いますか?」との質問。自分を傷つけている。つまり、リストカットや拒食。たぶんODも入るんでしょうね。
つまり、襲撃をなくすためには「人に優しくしましょう」などという「道徳心」が必要なのではなく、こうした子どもたちの抱える状況をなんとかしなくてはならない。
わずか一時間と少しではあったけど、そんなこんなを聞き、考えさせられる話でした。

にしても…。
この話から、わたしは学校の中で、更に言うならば、人権学習の中で何ができるんだろうか。あるいは労働の学習を通して何ができるんだろうか。「野宿者にならずにすむ学習」?違いますよね。「野宿者に優しくする学習」?これも違いますよね。ふたつとも大切ではあるけど、それを目的にするのは間違っている気がするのです。貧困問題。それはそうなんですが、教材に落とし込むのはあまりにも漠然としすぎてます。たぶん、この間つくった教材は、そこのブレや迷いがあったんでしょうね。ま、ブレや迷いがあることが悪いとは思いませんが…。
いずれにしろ、すごく大きな宿題をもらえた半日でした。

交流会2連発

昨日の交流会があけて、今日は京都・在日外国人生徒交流会です。
考えてみると、6月は玖伊屋からはじまって、翌週は全国在日外国人生徒交流会の事前合宿。間に「まんまるの会」をはさんで、トランスジェンダー生徒交流会、京都・在日外国人生徒交流会。さらに今度の金曜日は「在日外国人生徒交流会・卒業生の会」と、かかわっている交流会がすべてあります。なかでも、この土日はやってる自分でも「アホや」と思います。
とりあえず初参加の生徒との待ち合わせ場所に行かなきゃならないのですが、時間がギリギリ。でも、走る体力の余裕がありません。不安やなぁ…。
でもまぁなんとか間に合って、マダンセンターに移動して、メニュー決め。さんざん悩んだ挙句、水ぎょうざ・トッポギ・チヂミ・生春巻きに決定。
まずは皮づくりから。ここで中国帰国の子が大活躍です。あっという間に皮をこねてしまいました。その生地を見るとうっとりするほど滑らかです。すごい。
今回の水餃子の具は卵とニラとエビのすり身を混ぜたものです。これもささっとつくってしまいます。さらに
「ラー油、つくりましょうか?」
で、これもあっという間。この子ら、ほんとにすごいわo(^^)o
途中、フィリピン人の子や韓国人の大人も参加しながら、みんなでワイワイごはんをつくって、楽しい昼ごはん。で、自己紹介。
なんだろ。少し自己紹介を掘り下げると
「いっしょいっしょ!」
って声が出るのは先週と同じです。
い「日本に来て感じたことは?」
A「めんどくさいねん」
い「なにが?」
A「んー、めんどくさいねん」
B「あー、それそれ!」
みたいな。
でも、とにかく「この感じ」は自分一人じゃないってことを知ることが交流会の意味のひとつです。なので、今回もやってよかったなと。

みんなが帰ったあと、卒業生たちとしばしダラダラ。
で、6時すぎにK淵さんと
「どうしよう」
と顔を見合わせて、一杯だけ「白いビール」を飲むことにしました。
い「もしもわかばに行こうって言ったら、無理って言おうと思ってたんや」
K「うちもですよ」
そりゃそうです。
さて、うまいビールも飲んだことだし、家に帰りましょうか…。
あ、父の日か^^;;。

これこそが(^^)

今日は今年度初のトランスジェンダー生徒交流会です。
今回は事前申し込みもけっこうあって、にぎやかな交流会になりそうな予感です。
とりあえず、いつもの通りアキさんと合流して買い出し。アキさん、さすがに慣れてきたのか、大きなスーツケースを持参です。助かった(笑)。
で、荷物を会場において集合場所に到着。
と…。
笑いました。なんぼ人がたくさんいるねん。てか、子ども多いし(笑)!
なんか、子ども会のキャンプの集合場所みたいです。
「交流会の人、行きまーす。わたし、いつきです!」
と大きな声をだして、集団の移動開始。
会場についたら食事づくりです。
「子どもたち、がんばってつくってね!大人の人たち、子どもをサポートしてあげてください!」
とだけ言って、わたしは餃子の皮づくりです。
それにしても、子どもたちがすごく積極的です。一生懸命包丁を持って切ってます。よしよし(^^)
で、焼きそば・焼きうどん・お好み・水ぎょうざの完成。
あとは子どもたちと大人たち…。というか、○ールなしとビー○ありって感じですか、ふたつにわかれてごはんごはん。
食事のあとは話し合いをしようかと思ったけど、無理ですね。子どもたちはかくれんぼをして遊んでます。若い養護教諭の方がずっと一緒に遊んでくれてます。もう、学童です。
そのうち、なんとなく高校生の輪ができ、保護者の輪ができ、教員の輪ができ、カウンセラーの輪ができ、輪からはずれてる人には誰かが話しに行き。それぞれがそれぞれの話し込みをはじめました。そんな人たちの姿を見て、
「うん、これでいいや。これがいいや」
という気になりました。
結局、交流会なんて一人でできるものではないです。たくさんのサポートしてくれる人と、なにより参加する人の「出会いたい」「話したい」「楽しみたい」という気持ちがなくては成立しないんだなぁと思いました。わたしができることは、「場を設定することぐらい」なんですよね。
でも、それでいいんでしょうね。そこより出過ぎてしまうと、たぶんこの空気は壊れてしまいます。
でも、せっかくです。やはりどんな人が来ているのか、お互いに知りたいんじゃないかな。なので、最後に大きな輪になって、全員の自己紹介。
メッチャ疲れたけど、それを越える元気をもらえた交流会でした。

うん。この子らが大きくなるまではこの交流会、続けようo(^^)o

1学期の一番長い日

今日の午後は3学年一斉の人権学習の日です。さてさてどうなるかなぁ…。

朝、職場まで歩いている途中、はじめて担任をする人から
「しゃべりたいことはいっぱいあるんですが、まとまってないんですよ。「どうしよう」と思って…」
って言われました。もしかしたら、この瑞々しい感覚は、教員生活の中で一回だけしか経験できないものかもしれません。
「まとまってなくていいですよ。なんというか…。きれいにまとまったものは表面がツルッとしていてひっかかりがないんです。たぶんまとまっていない話は表面にザラつきがあって、だからひっかかるんです。だから、まとまってない話でいいし、そっちのほうがいいんですよ」
そんな話をしながら職場へ。

さて、今日は授業以外の時間は、基本的にはなにもしません。というのは、
「ここ、どうしたらいいですか?」
という相談に乗ることが今日の仕事です。ま、この期に及んで、めったにおられませんがね。
職員室に行くと、若い教員がなにやらいろいろやってます。今年は「やること」は決めているけど、あくまでもそれはプランであり、別のことをしたければどうぞということを明確に打ち出しているので、それでいいんです。若い教員には「できるだけ自分の思いを伝えてね」って言ってあって、それを実践しようとしているんですよね。うれしいです。

で、午後。
わたしは2年生の「講演」にはりつかなきゃなりません。今年から保護者や地域にある学校の教員にも公開しているので、誰かが来るかもしれませんから。
講師は大湾昇さん
大湾さんの話はとてもわかりやすいんですね。今日の講演は70分ほどしかないんですが、その中でたくさんのエピソードを話されます。ひとつひとつの話が独立していて、しかもひとつひとつにきちんとまとめがある。なのに、全体を通してやっぱりまとめがある。オムニバス形式の講演って感じです。
なので、例えば、少し集中が切れたとして、あっと思っても、しばらくしたら別の単独の話がはじまるので、ちゃんともとにもどれるんですよね。ある意味、生徒にはピッタリかもしれません。
しかも、大湾さんのすごいところは講演のあとにあります。
基本的に講演の話は自分のことと、出会ってきた子どもたちのことなんですが、どんどん出会いがつながっていくんですね。
今日も講演のあと、何人かの子どもたちが「話をしたい」「話を聞いてほしい」ってやってきました。そんな子どもたちひとりひとりに、大湾さんは延々とつきあってくださいます。
ちなみにわたしがやってたのは、相談に来た子が待っている部屋で暇つぶしに遊ぶ相手ってわけで^^;;。
結局、みんなの話が終わったのは6時過ぎです。メッチャ疲れただろうけど
「子どもたちから元気をもらいました」
って、笑顔で帰っていかれました。

そうそう。
ある担任さん、放課後にわたしにスライドを見せてくれながら
「どの人とどの人がカップルかわかる?」
ってやったらしいです。そしたら、子どもから
カップルって、男同士とか女同士でもいいんだよね」
って返しがあったそうです。すごくうれしそうにその話をしてくれたのが印象的でした。
おもしろいな(^^)

わたしもいろんな人から元気をもらった一日でした。
でも、クタクタ^^;;。

あれやってこれやって

昨日の夜は
「君たち、どんだけ遊ぶねん^^;;」
と思う間もなく寝落ちです。そりゃそうです。体調は絶不調でしたから。
で、今朝は…。遅刻は許されません^^;;。がんばって起きて、とりあえずコーヒーを淹れて、しばし片づけ。やがて朝ごはんの買い出し隊が帰ってきたのでおにぎりをひとついただいて…。
さて、スタートです。
放送コンテストの会場に着くと、すでにあちこちで発声をやってます。さすがに数百人の放送部員が一同に会するとうるさいのなんのって(笑)。
やがて「読み部門」スタート。でもわたしはお外でボーです。いや、寝不足でして(T_T)。
で、昼休みにいったんマダンセンターに帰って、後かたづけの最終チェック。掃除機もきれいにかかっていて、ほぼ終わっているのですが、やっぱ、ゴミ関係とかはみなさんわかりませんからね。そのあたりだけゴソゴソやって、再びコンテスト会場へ。
あとは淡々粛々です。
で、今年もすべて予選落ち(笑)。
まぁ、うちの放送部、コンテスト向けのなにかをしてませんからねぇ。でも、「あの世界」があることを知って、そこでなにかをつかんでくれたら意味はあるし、願わくば「あこがれ」や「悔しさ」を感じて「あの世界」に入ってくれたら、それはそれでうれしいし。