産社の可能性

今日の午前は分科会です。さてさて、どんなレポートが出てくるのかなぁ。そんなことを思いながら座って分科会がはじまるのを待っていたら、昨日一緒に二次会に行った人が隣に座って
「ありゃ、どうも」
「おはようございます」
みたいな…。
で、レポートの内容は「労働」。「産業社会と人間」という科目における労働観の育成みたいな話でした。個人的にはかなり興味があるというか、参考にしたいというか、さらにいうなら少しうらやましいというか、そんな内容なんですが…。
ところどころに出てくるんですよね。ヘテロ的なものが。で、思わず隣の人と
「これ、どーする?」
「いつきさんから問題提起を。あとから追撃します」
みたいな会話。

「産業社会と人間」は、総合学科の必修科目なのかな。で、レポーターの方は、それなりの学力が必要と考えておられるようなんですね。でも、そうじゃない実践例が大阪にあるわけです。
大阪の場合は、学力的にしんどい層が入ってくる学校でこそ必要だと考え、そういう組み方をしています。まぁ、それぞれの県の作風というのがあるので、どこかでやっていることをそのまま他県に持っていってできるわけでもないので、それはそれでいいんですが…。でも、「産社」って、可能性がある科目なんですよね。
ちなみに、わたしはうちの職場でもやればいいと思っていたのですが、一笑に付されました(笑)。そのあたりが「うやらましさ」につながっているわけです。
そうそう。あと、論議の中で「教員は世間知らず」という自己批判が出てきたんですけど…。ほんとにそうなのかなぁ。
考えようによっては、教員ってすごく「つながり」の可能性を持っているんじゃないかと思うのです。例えば、普通に生活をしていたのでは絶対に会えなかったであろうムラの人や在日の人にも会える。それだけじゃなくて、さまざまな仕事をしている人や、ほんとに遠い地に住んでいる人とも会える。子どもを通して、すごくいろんな人とつながる可能性を持っているわけです。そこで身につける価値観は、あまりにも多様性に飛んでいる。まぁ、それが「世間知らず」と言われる所以かもしれませんがね(笑)。
そんなことを考えたひとときでもありました。

あたりまえのことを

今日は一日出張です。午前は講演。もちろん聞く側。午後はレポート。もちろん聞く側。気楽なものです。でも、勉強勉強!

午前の講演のタイトルは「教育は熱と涙」。講師は野口克海さんです。
んー。熱いです。そりゃ「熱」ですからね。もちろん、わたしとは芸風は違います。でも、違うのは芸風なんです。中身はそんなに変わるものではない。
「あー、あったよなぁ」
「あー、それそれ」
「あー、ちょい違うけど、そこだよなぁ」
みたいな感じで聞いていました。
と同時に、「この話を、今、しなくちゃならないことの意味」をふと感じてしまいました。
野口さんの話の中身は、ある意味担任として、あるいは教員として当たり前のことなんです。でも、その当たり前のことを講演してもらうということは、その「当たり前」が当たり前として、今、ないということです。ま、いつも言ってることですが^^;;。
やはり、深刻な感じがしますねぇ。

で、午後の分科会。メッチャしんどい状況を、メッチャ楽しそうにやってる実践があって、ほんとに心が和みました。こういう実践の奥底のものがもう少し一般化すれば、もっと学校がおもしろくなるんだけどなぁ…。

今日はどうやら一日大阪にいることになりそうです。
とりあえず目は覚めたものの眠い。でも、9時半頃には最寄りの駅に行かなきゃ間に合いません。でも着いたのは15分ほど遅れ。ヤバイな。結局本町から公園まで走っていくはめになりました。てか、これ、パレードよりもこっちで疲れそうです^^;;。
で、一時間ちょいパレード。荊冠旗を持ってる人や松本治一郎の言葉を身につけてる人なんかもおられて、なるほどなぁと。
で、解散。ちょいと疲れたので、Mょんすさんとか東京から来られた方と一緒にお昼ごはんを軽く呑んで^^;;。
午後からはカウンター。
終わったら友だちのお兄さんから
「呑みに行こか」
と声をかけられたので一緒に行くことにしました。
にしても、在日の人4人とわたしという、なんだかアウェイのはずなのに、でも妙にしっくりくる感じのまましっかり飲んで、さらにカラオケに行くことになり。1時間のはずが2時間歌い、さすがにクタクタですね。
それでもまだ終電にはなりません。とにかく帰ろう。

今日も呑むだけ^^;;・トランスジェンダー生徒交流会お泊り合宿(2日目)

朝、目が覚めると…。体中が痛い(笑)。ま、しゃーないです。なんしか、もそもそしては目を閉じてを繰り返していましたが、だんだん「無駄な抵抗」とわかりはじめたので、目を開けることにしました。
さてと。片づけ…。やらにゃならんなぁ…。しんどいなぁ。で、再びシュラフ
そうこうしているうちに、なんか、台所に入る人が出てきて、テーブルの上を片づける人が出てきて、よかったよかった^^;;。
てことで、朝ごはんを食べさせてもらい、アップルパイを食べさせてもらい、まだ寝てる人を起こし、また横になり(笑)。
そんなことをしているうちに、11時。これはほんとに片づけにゃなりません。最後の最後だけササッと手伝って、今回のお泊り合宿も終了。

さてと。打ち上げに行きますか(笑)。
新大阪の駅中でとりあえずビール…。でもすぐに飲み終わったので、なんとなくKさんと目と目で合図をして、ワインをボトルで注文。一時間ほど飲んでたら「ラストオーダー」とか言われたので、Kさん、M山さん、わたしの3人が目と目で合図をして、ワインをもう一本。なんかおかしいです。
で、2時半くらいに店を追い出されてもう一軒。まだ外は明るいです。ズブロッカなんぞをチビチビやっていましたか、そろそろ体力の限界ですね。
さてと、帰りましょう。
家に帰ったら7時過ぎ。9時には寝ちゃいました。

なーんにもしなかった^^;;・トランスジェンダー生徒交流会お泊り合宿(1日目)

今日は、まずは某在日外国人教育関係の会議です。
にしても眠い。昨日はなんだかんだで終電になったからなぁ…。まぁいいやと家を出て、まずは東九条へ。ここで夕方からの「ネタ」を仕入れます。で、会議の会場へ。
夏の大会の総括とか、来年の話とか、そのあたりのことをいろいろ相談。まぁ、課題は多いですねぇ。
いったん昼ごはんを呑んで、午後からの会議です。こちらは参加者が多いので、より広範な意見が聞かれます。少人数の会議はスパスパ決まっていくのですが、その分、意見もそろっているからレンジが狭い。人数を増やして論議をすると、広いレンジから話をまとめていくので、時間や手間はかかるけど、やはりそっちって、大切なんじゃないかなぁ。
てことで、5時すぎに会議は終了。
大急ぎで地下鉄に飛び乗って移動開始です。

で、某所の最寄りの駅へ。今日〜明日、トランスジェンダー生徒交流会のお泊り合宿です。今回は、中国地方や東海地方、さらには遠く九州からの参加もあります。さてさてどうなることやら。
駅で友だちと合流して会場へ。
会場につくと、なにやらえらいことになってます。どんだけおんねん!
肉を焼きはじめると、ジュージューとえらい音がしています。10数キロの肉が音を立てて減っていきます。これはたいへんだわ。今回は流しそうめんもあります。なんか、子どもたちがはしゃいでいます。
わたしはというと、KさんとかO田さんなんかと、そんな風景をワインを飲みながらボーと見ていました。
なんだろ…。
こんな日が来たんだなぁ…。という感じですか。
東九条で第一回の交流会をやって、これまで8年。8年!そんなにやってたんだ。途中、当事者ひとり、その恋人ひとり。世話人3人。合計5人なんてこともありました。あの時絶望して「やーめた」って言ってたら、こんな日は来なかったんですね。あきらめずに続けてよかった。
ある参加者の保護者さんが
「もう、子どもは夏休みからずっと楽しみにしてました。今週に入って「平日はいらん」って言ってました」
って言ってくださいました。こんなにうれしい言葉はありません。別の保護者が
「うちの子、5時までクラブでクタクタになって、「もう、行かんでええやん」って言ったら「行く!」って来ましてん」と。その後「でも、明日法事やから今晩帰らなあきませんねん」
と言った瞬間、子どもたちは
「絶対泊まる!お願い!」
と大反乱です。結局その保護者さん、負けはりました。というより、本人が泊まりたかったみたいです(笑)。
「泊まると決まったから、飲みましょう」
とのことでした(笑)。
なーんか、ワチャワチャワーワーしてるうちに夜がふけていきます。気がつくと10時過ぎ。まぁ、帰らにゃならん人は帰らにゃならん時間です。少し人は減ったものの、まだまだ夜は長い。こうやってゆっくりと同じ時間を過ごし、気のあう友だちと枕を並べて寝るのがお泊り合宿のいいところです。

さてと。これからはおとなの時間だわ…。
しかし、眠い。横になったら、寝ちゃいました。
しかし、今回、なーんにも作業的なことをしてないなぁ^^;;。

潮目が変わってきた?

昨日の夜が遅かったので、当然のことながら朝寝坊。でも、朝寝坊できる朝がうれしいです。
で、今日も山道をクネクネして、帰ってきたらお昼過ぎ。
昼ごはんを呑んで、しばし考えごとをして、さてと出発。今日は京都駅前でカウンターです。
最寄りの駅から電車に乗ると、なんか、目的地が同じと思しき知りあいが乗ってこられます。なるほど…。
現場に到着すると、なんか、カウンター勢がワサワサいます。どんだけおんねん。
知りあいを見つけたのでツツツと寄ると
「ビラまき頼む」
と言われたので、「苦手だなぁ」と思いながらも、ハイハイと引き受けました。
で、持ち場に行ってまきはじめたのですが…。
メッチャ反応がいいです。
「あれ、なにやってるねん?」
「あー、あれがヘイトスピーチですわ」
「あれがか」
「はい、わたしら反対してますねん」
「そうかぁ」
「とりあえず、これ、読んでみてください」
「これね」
「ありがとうございます(^^)」
みたいな会話を何度も何度も繰り返しました。てことは、それだけビラがまけたということです。なんか、手持ちのビラがあっという間にはけてしまいました。
なので、しばらく回転寿司になったりして、カウンター終了。
Bちゃんに
「行こ」
って言われたので、一杯だけビールを飲んで、今日は終了。家に帰ってやることあるからなぁ…。ま、どうせできないんだけど^^;;。

謀議ってほどではないにしろ

今日から三連休。潜在的にやらなきゃならないことがあって、でもけっこう時間はすいていて、でも、そこそこ用事が詰まっています。どうなることやら。
と思った朝ですが、寝坊をして、山道をクネクネしたら、あっという間に午後です。昼ごはんを呑んでしまったら、眠くなってウトウト。あっという間に夕方です。さてと、出発。

夜は大阪で、とある行事のミーティングです。なんか、よく顔を見知った6人ばっかが集まって、呑みながらいろいろ話。
んー。今問題になっていること、今提起したいこと、そんなのをうまく論議できる場にするためには、なにをテーマにし、どんな形で会を運営したらいいのか。なんか、つい「例年通り」と流れてしまいそうなんですが、仮に「イマイチやなぁ」と思うことがあれば、そこは変えればいい。もちろん変えなくていいところまでは変えなくていいわけですが。なんか、「改革ありき」ではなく運営を考えるのはとてもむずかしいですね。
でも、3時間くらいの論議で、ほぼ「到達した感」があったので、ミーティング終了。
その後、なぜかカラオケに行くことになって、気がつくと熱唱してしまっていました^^;;。

っと、ヤバイ。帰れない(;_;)。
と思いきや、兵庫に帰らなくちゃならないHさんが家まで送ってくださったり。うわあん。もうしわけない。でも、ありがとうございます(^^)。

しでかしのはじまり

今日はなぜか夜、大阪へ。とある「しでかし」のための謀議です。
まぁ、謀議に参加したのは話しの早い人ばかりなので、「しでかし」の話はさっくりと終了。あとは呑みです(笑)。

にしても、この「しでかし」、かなり大がかりです。規模もさることながら、広報をどうするかとか、クリアしなくちゃならないことは山のようにありそうです。でも、「攻め」は基本的には楽しいものです。
ファイトがわくなo(^^)o。

あ、春分の日近辺のことじゃないです^^;;。

出会いをつくる人

今日はトランスジェンダー生徒交流会がらみで保護者の方のランチタイム。
おひとりはお酒が苦手ということで、ランチバイキングのお店に行くことになりました。とは言え、わたしは当然のことながらビール→ワインを注文するわけです(笑)。
ま、それはいいとして。
もちろんトランスの保護者にもいろいろおられるとは思うのですが、なんか、みなさんすごいなぁと思いました。
自分の子どもが「まさかトランス?!」みたいな、たぶんすごいショックなんでしょうね。で、拒否と受容の間を大きく振れながら日々を送られます。いや、あるいは「拒絶≒無視」かもしれない。ある時は証拠探しのために子どもの過去を振り返りながら「徴」を探したりする。なんか、そんなのをくぐり抜けて到達した場所で発せられる言葉にはすごい重みがあります。それは、当事者本人には到達できない地平なのかもしれません。
「あの子が今日の出会いをくれた」
「あの子がいなければわたしはもっと狭い世界で生きていた」
「あの子がわたしの世界を広げてくれた」
すごいなぁ。
うん。親にこんな思いを抱かせる子どもにぜひ会いたいなぁo(^^)o。

し、知らなかった^^;;。

今日は「関西性教育セミナー」です。今回の講師は村瀬さん。性教育の第一人者です。まだ話を聞いたことがないので、とりあえず一度聞いておかなきゃということで参加をすることにしました。
会場に行くと、いつもの人々が忙しそうに準備をしておられます。で、とりあえずごあいさつ。
その後、K田さんとjaseの人と引き合わせたりして、ゴチャゴチャ用事。
で、会場に再び帰って、さてセミナー。
と思いながら、主催者の東優子さんと話をしていたら…。え?わたし、主催者やったんや^^;;。
ひ「前に言ったじゃない」
い「え、そうやったっけ?」
そ「いつきさん、半年に一回言ってるよ(笑)」
い「あー^^;;」
てことで、主催者として参加(笑)。
村瀬さんの話の内容は…。
なかなか論議を醸しました。
村瀬さんが言わんとすることはよくわかります。が、なにかむずむずする。それがなんかのか、よく説明ができません。
村瀬さんが言っておられるのは
「男の子についての性教育がされていない。そこに光を当てよう」
ということでした。ほんとにそれはそのとおりだと思うのです。が…。なんなんだろ…。このむずむず感は…。とりあえず
「男の子についての性って、懐かしいなぁと、なんか、忘れてたなぁと思いながら話を聞きました(笑)」
みたいな発言だけして、それでもみんなで「なんなんだろ…」と言いながら、とりあえずセミナー終了。