今日は午後から中学校や関連機関のあいさつまわり。
かつてはあたりまえにやってたことですが、ここ数年やらなくなっていました。でも、高校のできることはたかが知れてます。やはり、時として中学校や関連機関と連携しながら分厚く子どもをサポートしなくちゃどうしようもないこともたるのです。でも、そんなことはいきなり電話一本でできることじゃない。やはり
日常よもやま話をして関係をつくっているからこそベストパフォーマンスが発揮できるのです。
てことで、年度当初の「表敬訪問」です。
「なんかあったんか?」
「いや、なんもないです。今年もよろしくっていいに来ました」
「そうか。まぁ、座り。お茶でも飲み」
みたいな会話が大切です。
「いや、こないだこんな失敗してしもてな」
「あー、ありますよねー(笑)」
みたいな。
そんな楽しい午後。
てことで、午後の出張はドーナツを食べさせてもらっただけでした。でも、ドーナツを食べさせてもらえるところまで関係ができたんだな。
メッチャうれしい午後でした。
カテゴリー: 趣味
今年のビッグイベント
うちの職場の人権学習を、いま、3年かけて変えています。なんしか「えー、これが人権学習?!」って思ってくれるようなことを年度のしょっぱなにぶっ放す。今年はその3年目。
一昨年は「地球のステージ」、去年は「ちゃんへん」、そして今年は「和太鼓ユニット「絆」」です。
うまくいくのはわかっているけど、でも、不安です。朝、夢を見ました。リハーサルが順調に進んでる夢。なんとかなりそうな気がします。
朝、出勤して、すぐに準備を開始。昨日放送部員がやってくれた準備の確認です。うーん、ちょいとまずいな。音が出ない。たぶんミキサーやな。照明の接続も間違っとる(;_;)。
で、一コマ授業をして、ふたたび準備。すでに到着しておられるメンバーさんと「お好み話」でもりあがっているうちに
本隊も到着。さぁ、いよいよ仕込みです。わたしはジャマにならないように準備の続行。
それにしても、念入りに立ち位置の確認をしたり、音合わせをしたり。わずかなズレもキャッチして修正していく時の緊張感はすごいです。そして、メンバーさんたちのキビキビとした動きがいい。ほんとは、こんなところも子どもたちに見せたいけど、まぁこれが見られるのはわたしの特権ですね。
昼休みをはさんで、いよいよ公演開始です。さてと、どうなるかな。
まずはリーダーの谷本さんのお話。はじめはざわついてた子どもたちも、吸い込まれるように話に聞き入りはじめます。革の話。太鼓職人の話。そして人権へと話は進み、いよいよ太鼓演奏のはじまりです。
すごい迫力です。体育館の入り口のガラスがビシビシ鳴ってます。子どもたちも食い入るように演奏を見ています。放送部の子どもたちはスポット担当。特等席です。
と、スポットの電球が切れました!ヤバイ!急いで交換です。
なーんてことをやっているうちに、太鼓体験。40人ほどの子どもたちが太鼓を楽しんだり。
そして最後に3曲。カッコイイ!そして楽しそう。この姿が見せたかったんですよね。人権はカッコよくて楽しいんです。なぜなら、自分が変わり、社会が変わることを実感できるからです。この人たちは、それを太鼓を通してやっている。
最後は司会の教員の粋なはからいでスタンディングオベーション。
あぁ、今年のビッグイベントも無事終了。あとは崩しです。
てことで、5時に職場をあとにして歯医者へ(笑)。
にしてもクタクタです。考えてみたら、ずっと歩いてたわ^^;;。
会議呑んで会議呑んで
今日の午後は会議の出張です。今年度のスタートなので、いろいろ案件があったけど、まぁ、ひとつ前に進んだからよしとしましょう。
で、夜も会議なんですけど、2時間弱時間があいたので、軽く呑もうかと思っていたら、ダメダメ先輩が近くにいることが判明。てことで、合流。いきなり「おべんきょ話」をしたら、「いきなりそれか」と失笑されました。だって、なんか、ツルハシに「カチン」とあたるものを見つけた気がしたから^^;;。
で、夜の会議。まぁ、いつものようにいろいろツッコミを入れてみて…。みなさん、そのツッコミにニコニコとつきあってくださるのが楽しいですね。今日の一番の収穫は「定型文」を見つけたことかなぁ。まぁ「定型文」は職業柄よく使うのですが、やはりあの会議の場に「定型文」は似つかわしくないです。
で、再び呑み。おいしいお酒とおいしい食べものをいただきながら、かなり熱い論議をしたのですが、それは今回はじめて呑み会に来られた方*1が熱い人だからですね。「こっち」のことがわからない人だからこそわかることがある。
あー。
つまり、「こっち」に慣れちゃうと、頭のなかが「定型文」になっちゃうんだ。
*1:ゼロ島さんの後任
絶不調
今日は午後から某在日外国人教育関係の事務局会議。ですが、朝起きるとなんか体調が悪い。飲み過ぎかなぁ…。
駅まで歩く道がしんどい。暑いのか寒いのかわからない。風が強いから寒いのかと思いきや、なんか暑い。フェーン現象?なわけないか。
てことで、会議も絶不調の中で過ごしました。が、まぁ、議事が少しは進んだからええか。3月の会議の状況では夏の大会、できる気しなかったし。
てことで、終わってからの呑み会はやんぺ。早々にお家に帰って、お風呂入ってビール呑んで寝ますか。あぁ、ちょいとケーキなど買って帰ろう。
デビュー
今日は朝から大阪で会議です。集まってこられたのは、近畿ブロックの組合の女性部長。ちなみに、お座敷ではなく、ガチの会議です。なんでそんなところにわたしがいるかというと、今年度、うちの組合の女性部長を引き受けてしまったという(笑)。
女性部長というと、おそらく他府県では超重要なポストなんだと思うんですけど、なぜかうちは空席だったと。で、「やる?」って言われたので、「ネタとしてはええな」と思ったので「やりましょか」と引き受けたという。
でも、トランス女性の女性部長は全国ではじめてだろうし、それをうけとめる日教組の懐の深さはハンパないなと。
でも、実際に会議に出ると、ガチです。やはり深い。わたしみたいにテキトーにダラダラやってきたんじゃなくて、アンテナを高くあげてさまざまな情報をキャッチし、それに分析や考察を加えて返していく。さすがだなと思いました。
でも、だからと言って、競い合うところがあるのかというと、これがない。みんなフラットに語り合う、楽しい会議でした。
で、お昼ごはんは会場近くのおしゃれな和風料理の店。おいしくランチをいただき、おいしくワインをいただき、大満足。
でも、少し話足りない気もしたので、なぜか鶴橋へ。向かったのは「豚まん王子」です。ここなら間違いなくおいしいと言ってもらえます。
豚まん王子で豚まんとプリンを買って、向かいのお店に入って、もうひとしゃべり。MジャモジャさんとかSンナムさんとかおられるのも、また鶴橋です。
おいしく食べて飲んで、それでもまだ世間は明るい時間です。
いやぁ、いい1日です!
お散歩→髪の毛カット→てんぷら
今日は1時から、とある場所をペアを組んでお散歩。なんだかんだで2時間ばっか炎天下を歩きました。歩き終えてトイレに入って鏡を見たら、顔が真っ赤です。決して昼のビールのせいではないです。太陽のせいです。が、「太陽のせい」をモロにかぶる無防備なわたしは、やはりあかんだろうなぁ。
でも、散歩そのものは、しんどいながらも楽しかった!
で、髪の毛カット。2ヶ月も放っておくと伸びる伸びる。が、美容師さんは「これで伸びてますかねぇ」と、なんとなくあきれ顔です。はい、伸びてます。基本的にはクビが出てないとダメな身体になっちゃったんです。
で、さっぱりして家へ。
今日は母親が来て、山菜の天ぷらだとか。天ぷらなぁ。好きだけど、食べすぎるとお腹が苦しくなります。まぁ、ビールで洗浄すればいいか。
そんな一日でした。
なにがなんだか
10日〆切のペーパーを書かなきゃならないので、のたうちまわっています。いや、単なる「履歴書」なんですが、書くほどの履歴がない。しかたないから寄せ集めでゴリゴリ書いて、Hがしさんに見てもらったら
「こんなに書くと焦点がぼやけるよ」
とのアドバイス。なるほど。いらないのはバッサバッサ切って、お次は言語の変換作業です。
いかに自分が日本語を操っているかがよくわかります。逆に言うと「素直」じゃない。まぁ、いわば
「あいまいな日本のわたし」
とか
「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の」
をどう変換するのかみたいな話です。
もちろん、そこまでの詩的さはないものの、日本語ネーチブならではの使い方があって、それはとても変換しにくい。
まぁ、逆に言うなら、わたしレベル*1が「変換」を前提に日本語で書く時は
「これは一本のペンです」
みたいな文章を書かなきゃならんということでしょうね。
あー、英語、見たくない(;_;)。
予想外な一日のはじまりから
朝、出勤すると支店長から電話。
「今日の会議、何時からや?」
「え?会議?」
「今日、会議やろ?」
「え?あ?あ!」
会議があるのをすっかり忘れていました。てことは…。夜は呑み会か(笑)。
会議の時間までは明日の出張とか、副支店長に言われた資料づくりとか。そうこうするうちに、転勤のあいさつに来る人や退職のあいさつに来る人。なんか、3月はイヤですね。人の往来がはげしいです。
会議では一年の振り返りとか、なんとかかんとか。このメンバーで集まるのも、これまた最後なのかなぁ。
夜の呑み会には古い仲間が遊びに来てくれました。いろいろ話は参考になった(笑)。でも、少し遅かったかな…。
で、せっかくなので二次会。このあたりで、急激に体調が悪化してきたので、退散です。
しかし、職場の近くで呑んだら、こんな時間に出ても終電かよ…。
学会としてそれは必要なのか?・GID学会2日目
朝、7時に目覚ましをかけてたのが幸いして、遅れずに会場に到着。
第1会場のプラグラムは…。当事者のワークショップらしいです。ごめんやけど、ええわ。
てことで、第2会場へ。
まずはトランスとフツーの人の心理検査の結果の比較。結論は「トランスもフツーの人でした」でした(笑)。そりゃそうだ。
続いて、MMPIを使った心理検査の結果。こちらは「当事者はたいへん」だったんですけど、「比較群がなかったらダメじゃん」という指摘をくらっておられました。そりゃそうだ。
おもしろかったのは、MMPIを各種採用試験に使ってることへの批判の演題かな。まぁ、わたしも心理検査をはじめて受けたとき「これは答えられへんわ」と思ったけど、あれを採用試験で使ったら、そらあきませんわ。
あと、岡山の「封じ込め」の演題は、これまたデータがおもしろかった。
にしても、いつも思うんですけど、例えば小学生にとって身近なところにいる大人って、親と教員くらいなんですよね。なので、「支援してほしい人」とかいうことになると、その2者しか出てこない。でも、これ、リスキーだと思うんですよね。だって、小学生にとっての教員って、基本担任だから、ひとり。で、仮に両親がそろっていたとしても、大人は3人。で、この3人が理解がある可能性は、やはり低い。てか、そもそも親とか論外という話もあるから、教員一人しかいない。「だから教員は研修して」とかいう話になるんでしょうけど、やはりリスキーだと思います。じゃどうするかというと、リスクは分散させる。具体的には、いろんな大人がかかわれるようにする。それも、教員だけじゃなく、例えば少年野球チームの監督とか、塾の教員とか。そうすれば、どこかにひっかかる可能性がたかくなる。でも、なかなかそうはならない。なぜか?それは教員以外の大人は「研修」の対象としにくいからなんじゃないかな。でも、それは責任の転嫁のような気もしますね。
なんてことを考えたのですが発言したら、小学校の教員が正反対の意見を述べられたりするわけです。どころか、「クラスにひとりからふたりいる。自分も今まで何人もの性別に違和を持つ子どもを担任してきた」という発言まで飛び出して、思わず隣にいたUいんたとわたしが同時に「違うよ」とツッコミを入れたにもかかわらず「いたんです!」と反撃。
もうね。
理解があるのはわかる。正義感にあふれてるのもわかる。そして、少しは知識を身につけたのもわかる。でも、GID学会という、ある種のプロパーが集まるところで複数の人間から「違うよ!」というツッコミが入ったら、そこにはなにかあるんですよね。そこについては謙虚にならなきゃならんと思うんですよ。
ま、こういう教員がGIDの子どもをつくりだし育てるんだよな。
で、お次は「中年期・老年期の性同一性障害」。我がことながら、もう、笑いっぱなしです(笑)。石丸さんからは詳細なデータから「中高年におけるトランス女性とトランス男性のあり方の違いに」みたいなのが提示され、松本さんは「意地悪ばあさん」を使いながら中高年のジェンダーのあり方に切り込み、針間さんは予想される問題点をていねいに列挙されました。で、鶴田さんが、これまたエスノメソドロジストの面目躍如といったところです。ちなみに、S倉さんからの「サンプルの偏り」みたいな質問に対して、「理解可能なんだからコミュニティの成員」とかいう返事をしていて、ここがまた爆笑でした。
で、血まみれ映像はしんどいので、次のシンポジウムは休憩タイム。テンガの販売をしておられる人と鶴田さんとわたしの3人で社会がくトークでもりあがってました。
最後のシンポジウム「哲学との対話」は、あまりにも話が高度すぎてついていけない感じではありましたが、松永さんのDSMの変遷や思想の話は、とてもわかりやすかったです。
てことで、今年のGID学会もおしまい!
残りは打ち上げです。なんか、20人くらい集まって、中華料理屋→中華料理屋→居酒屋→カラオケで、終わったのが4時。
アカンやん。
にしても、今回の学会で不可解だったのは、当事者のワークショップやシンポジウムがあったことですね。
んー
まぁ、啓発のための場であれば必要なのかもしれないけど、学会のプログラムとして必要なのかなぁ…。
「期待と不満がひとつにーなってー」♪・GID学会1日目
朝、新幹線に乗ってKうさんと合流。そのまま東京へ。今日〜明日、第18回GID学会です。
はじめての参加が第3回で、そこからはずっと参加し続けているので、気がつけばもしかしたらそれなりの古株になっちゃったのかも。
とりあえずホテルにチェックインしてプラプラ歩いて会場へ。しかし「日本教育会館」を使うか(笑)。
で、学会がはじまりました。
まずは松永さんの講演です。
性同一性障害を「身体の性別と性自認の不一致」ととらえるのではなく、「性同一性と自我同一性の統合がはかられていない状態」ととらえるという松永さんの考え方。なるほどなと思いました。さらに、松永さんの「語る」ことを通した「自己物語の再構築」という診察の方針も、これまたなるほどなでした。
続いて、今回注目しているシンポのうちのひとつ。「児童期・の性同一性障害」それにしても、シンポジスト4人のうちの3人が関西か…。
中山さんの話は、それそのものはおもしろくはなかったんだけど、関東の医療関係者がなにを考えているかがわかるという意味では貴重でした。ちなみに、「考えられる連携先」としてあげられていたのが文科省通知と一致していたのは「アレ」やなぁと。
S藤さんが「交流会」のことを少し話してくださって、これはかなりうれしかったですね。ちなみに、紹介された3人は、最後まで聞いたところで全員特定できてしまいました。交流会にかかわるって、そういうことなんですよね。と同時に、交流会ではわからないことを医療関係者は知っている。当たり前のことだけど、子どもは単独では存在してなくて、家庭や学校の中で人に囲まれながら生きています。そこにはダイナミックな変化が常に起こっている。でも、医療も交流会も学校もそれらのうちの一部しかわからない。だから、医療と敵対するのではなく、相互に補完しあいながら子どもにかかわっていかなきゃならないんですよね。
続いて文科省の役人さんの講演。通知を出すにあたっての裏事情的なところがほんの少しあったので、ま、それは収穫かな。でも、「調査」の中身をいろいろ話しておられましたが、それはプレスリリースにあるので、そこを見りゃわかるかなと。
で、質問。まずは感謝を述べた上で「ピアサポートをどう考えるか?校則に言及した意見はあったのか?同性愛についてもっとやらなきゃならんと思うけど、どない?」みたいな。まぁ、どれもこれも文科省としては何とも言えない話なんだろうけど、あえて出す必然性はあると思うのです。で、答えは「各学校で」です。たぶん、そのあたりがあったのかな、N島さん@岡山から「現場に丸投げで無責任」のいう発言があったりして、なかなか萌えました。やはりN島さん、すごいなぁ。
続いて、「青年期・成人期のGID」。これも気になってたんですけど、休憩なしはきつい。とりあえずトイレに行って、ロビーにいる人と雑談して、会場の中に入ったのですが、完全に乗り遅れてしまっていました。
で、懇親会。食べられなかった。
で、二次会。30人くらいの宴会は、なんか、混沌としてました(^^)。
で、3次会。Kうさんは、やっぱり呑み友達やなと。
にしても、たぶんわたしはもう登壇することはないんやろな。第7回のGID研究会ではじめて「トランスの高校生の進路保障」のシンポジウムを組んで以来、それなりに問題提起もし、自分なりには実践も研究もし、たぶん「学齢期のトランスジェンダー」という分野では、まぁそれなりには専門的な人間になってきたとは思うのですが、それと「学齢期の「GID」」とは違うんでしょうね。シンポジウムで質問した時に指名されなかったのはショックやなぁ…。質問すらさせてもらえないのかと。
あ、服と背景の色が一緒で見えなかったのか(笑)。