こいつらたいしたもんだよなぁ

今日はトランスジェンダー生徒交流会です。あとの飲み会までいれると、かなりな長丁場です(笑)。
とりあえず、まずは買い出し。今日のメニューはコロッケ各種。なので、じゃがいもを山のように買いました。
で、会場に到着して、ひたすら料理。にしても、中学生は働かない。もっとも、小学生の高学年くらいから中学生がサクサク料理つくったら、それはそれでこわいですね。まぁ、あれか。反抗期か(笑)。でも、つくってくれないと困るんだけどな。
今日もサポーター多いです。初参加の子とか、まだそんなに回数来てない子なんかのサポートに入ってくれるから、この交流会はまわるんですよね。
そうこうするうちに、コロッケ完成。このあたりから、厨房は鉄火場になります。が、わたしを含め数人のクズは、ひたすらつまみ食いしながらワインをグビグビ。ほんまにアカンやつらです。そうこうするうちに、中学生以下の連中は公園に遊びに行ってしまいました。そのあたりはまぁ子どもです。
今回の交流会にはタスクがあります。それは、11月20日にとあるフェスで出店を出すかどうかを考えること。もしも出すなら何をするかを考えることです。
出すかどうかについては、文句なしに「出す」と。ふと不安が胸をよぎります。お前ら、来いよ?続いてなんのお店を出すかです。なんか、いろいろ紛糾していますが、最後は「世界のビール&焼鳥」だとか。それ、完全に居酒屋系やんか。交流会の大人たちの不徳のいたすところです。まぁいいです。お前ら働けよ?
てことで、ここからは話し合い。先輩たち4人が自分の話をして「あの人のところに行こう」というグループわけです。うまいな。さすがです。
このあたりになると、わたしはかなりおねむなのですが、向こうを見るとKうさんは横になって爆睡しています。まぁ、そりゃそうでしょう。
にしても、みんな語るのイヤだろうな。そりゃそうです。自分のしんどい日常に直面するんだから。でもね、語らなきゃならんのです。なぜなら、語ることを通して今の自分の置かれた状況を理解し、次の一歩について考えられるようになるからです。先輩たちはみんなそうやって生きてきたし、実はこの子どもたちをとりまく学校・社会は何も変わってないってことです。
一歩くんが、facebookにこんなことを書いてくれていました。

昨日は、トランスジェンダー生徒交流会に参加してきました。
参加していた小学生の子どもたちが「学校なんか嫌い!」と声をそろえて言う。
そして自分のことを避けるまわりの子のことを思い出して、悲しくて辛くて流す涙には、本当に胸が締め付けられる思いがした。
この子たちの居場所である、この交流会の存在は本当に大切だ。
しかし、この子たちは楽しく学校に行きたいと願っていることを忘れてはいけない。
学校ができることは何か?
僕たちも、先生たちと一緒に考えていきたいと思っている。

制度や法律では人の心は変えられないです。じゃ、教育は?少なくとも「上から降りてくる通知」にしたがってやっている状態ではダメですね。
じゃ、どうするのか?
まずは「○○に「ついて」の授業」を見直すことです。知識の伝達で子どもたちの考えが変わるなどという楽観主義はやめることです。というよりも、そんな世界はファシズムです。
じゃ、どうするのか?そんなことは、とっくの昔に解放教育がやってきました。それが「知識の伝達」による教育が蔓延する中で、どんどん忘れ去られていっています。であるならば、この交流会では、それはやめよう。

交流会のあとは、厳しい反省会(笑)。もちろん二次会はあらい商店。延々と飲み、食べながらの反省会なわけですが…。
一番厳しかった指摘はKうさんの「オレら、飲み過ぎや」でした。
たしかに…。

在日外国人教育関係の会議とか

今日は一日某在日外国人教育関係の会議です。
とりあえず、朝、会議の場所の鍵開け。そこから、とりあえず午前の少人数の会議です。
午後は全体の会議。夏にあった大会の総括とか、来年以降の話とか。
それにしても、なかなか厳しいです。なにせ、高齢化が…。考えてみると、わたしもこの集まりにかかわって25年ぐらいになるわけです。てことは、自分の人生の半分くらいはかかわっているわけです。で、当時中心的にかかわっていた人たちは、わたしよりも10〜20歳年上です。てことは、その人たちはみんな退職しているわけです。残された人たちも、すでに退職間近です。
会のスタイルが今風じゃないのはわかります。でも、そういう話じゃ、たぶんないんですよね。
たぶん、わたしたちは、在日外国人と「対等」にやってきた。少なくとも援助の対象とは考えていなかった。どちらかというと、「自分たちの問題」と考えてやってきた。ところが、現在在日外国人にかかわる人たちの多くは「援助」的な側面が強いんじゃないかなと思うのです。なぜなら、それほどまで、日常生活での「困り」があるからです。課題がそこにあるんだから、それはそれでいいんです。でも、いずれ「対等」にやらなきゃならない時が来る。それは、「同化」を強いるこの日本社会に生きている宿命です。
日常生活の「困り」がなくなるということは、一種の同化が進むことです。その時に、きっと「アイデンティティ」の問題が立ちあがってくる。その時が、わたしたちがやってきたことが活かされる時なんですよね。
でも、それまでもつかなぁ(笑)。

なんてことを考えながら、会議は終わって、あとは呑み会です。しょーもない話から真剣な話まで、酒を飲みながらする話はそれなりにめんどくさいです。でも、職場の呑み会よりはあるかに楽しい(笑)。ま、あたりまえですよね。「好き」で集まっているんですから。
それにしても、5人で焼酎を1升あけるんだから、たいがいな人たちです。これにつきあっていたら、肝臓がいくつあってもたりないな(笑)。

謀議その2

とりあえず、カフェに行って読書タイム。その後、立ち飲み屋さんへ。ここで、BんちゃんとCヌンさんと待ちあわせです。議題は11月のイベントについて。でも、そんなのはすぐ終わるわけで、あとはダラダラ呑みながら、よもやま話。まぁでも、そんなのも含めての謀議ですから、意味はありますね。
てことで、今日も終電。もっとも、今日は乗り越しもなく、無事家に帰れましたとさ。

エイサー祭

今日は大正区でエイサー祭があるということなので行ってきました。
実は、某所でヘイト街宣があるのでカウンターに行かなきゃならなかったのですが、どうにもこうにも身体がしんどくて、とてもじゃないけど耐えられる気がしなかったので、ほんとうにもうしわけないと思いながら、そちらはパスしてしまいました。
かなり遅れてエイサー祭の会場に着くと、すでにたけなわです。民族文化のお祭というと東九条マダンがあるわけですが、あちらはノンアルコール。に対して、こちらはアルコールまみれです(笑)。なにせ、近所の人たちがブルーシートを敷いて泡盛呑んでますから。もちろん、一長一短なんでしょうけど、やはりこちらの方が好きかなぁ。
とりあえず、ビールとつまみをゲットして昼ごはん。しばし遠くで鳴り響くエイサーの太鼓の音を楽しんだあと、関西沖縄文庫のブースへ。今回はエイサー祭や大正区の歴史についてのパネル展示がありました。ここで、阪大の学生さんや教員の方と合流。ゴザを借りて、本格的に呑み開始です。が、やはりしんどい。どうしたものかなぁ。明るいうちに帰ろうかなぁ。などと思っていたのですが、遠くに金城馨さんを見つけてごあいさつに行くと「最後が暴力的でね」との興味深いご指摘があり、やはり最後までいるかと決断。あとは、暮れなずむ空を見ながらダラダラ呑みを続行です。
やがて、「暴力」がはじまりました。エイサーガーエーですね。西崎青年会と名桜エイサーの対決です。おもしろい。その後、カチャーシーで終了。
んー。来年はもう少し体調を整えてくることにしましょう。
てことで、「おかだ」に寄って、本日の〆。社納さんにメールを送ったら「なんで教えてくれない!」と怒りのメールが来ました。すんません。

さて、大阪から新快速。目が覚めると、山科でドアが閉まるところでした。あーあ…。

流しそうめん→なぜここに?

今日は恒例の流しそうめん大会です。ここへの参加条件は「差し入れ」なので、切り干し大根の炊きもんとひじきの炊きもんをつくって、昼前に参加。
なーんか、みなさん飲み会モードです。それは違うんですけどね。ここは友だちと来る飲み会じゃなくて、ひとりで来て友だちと会う場所なんですけどね。スタッフの人たちは、なんとなく「んー」モードですが、そりゃそうですね。
と、ライブがはじまります。三線の音色が聞こえた瞬間、思いは高江で闘う人々のところに行って、今ここにいるわたしのダメさ加減にますますお酒を飲んでしまうというアカン昼さがりを過ごしてしまいました。

で、午後からは「世界性の健康デー」のイベントです。一番聞きたかったのが「コンドームの達人に挑む『ナマ』でsex」です。
セーファーsexでは必ずコンドームをつけることを推奨されます。それに対して「挑む」わけですから、興味津々です。
で、おふたりの話を聞き終えて、妙な違和感。なぜに「精液の交換」?「イク」って?イカなきゃならないの?さまざまな疑問が頭を駆け巡るのですが、それがうまく言葉にできません。できないままに質問したら、トンチンカンな質問になってしまい、当然のことながら答えもトンチンカンになってしまい、貴重な時間をトンチンカンにしてしまい、もうしわけなさでいっぱいになりました。が、休憩時間に入ったところでわかりました。
コンドームにこだわることはペニスにこだわることなんだ!で、ペニスなんかにこだわることって、結局男根主義じゃん。そこへの違和感だったんだ。
てことを早乙女せんせいのところに行って話すと「あー、それ!わかる!」って言ってもらえてよかったー^^;;。
にしても、ここですべての力を使い果たして、爆睡しちゃいました。福島の話、聞きたかったのに(;_;)

で、打ち上げ。
スタッフでも講師でもないわたしが「行っていいですか?」と聞くと、ふたつ返事で「もちろん!」と返ってくるのは、やはり謎です。
てことで、部外者なのに打ち上げに乱入。達人とも話しできたし、なんだかんだと学生さんとも話しできたし。と、ここで、主催者のI田さんが炸裂しておられました。こいつ、Yきみ並にアカンやつかもしれないな(笑)。
で、わたしはずっとK藤さんと話。ゼロ島さんのこととか、事務局長さんのこととか。考えてみると10年越しのつきあいなんですね。てことで「また三人で呑もうね」と約束して、9時すぎに解散。
あー
楽しかったo(^^)o

リビングライブラリ・第一弾

今日は職場の研修の日です。
午前は保健部研修会。なかなか「役に立つ」話が展開されます。なかでも、スクールカウンターの話がおもしろかった。「発達に凸凹があることそのものが診断されるのではなく、そこに生きづらさがある時に診断がくだされる」って話は、まんま、DSM-IIIでの同性愛だし、DSM-5のgender dysphoriaです。こうやって脱病理化されていくんだなぁ…。そしてもうひとつ「診断をするのは医者」というひとことです。ともすれば、「あいつ、あてはまる。きっとあいつはそうに違いない」などという、なかばうわさ話的というか悪口的というか、そういうことが起こりかねないことへの牽制球なんでしょうね。

で、午後は教職員対象のリビングライブラリです。今回本になってくださるのは7人。中には、はじめての人もおられます。どんな感じになるんだろ。
第1セッションの様子を見に行くと、ちょいと固さが見られる「本」がおられます。まぁ、「温まってない」ということもあるかもしれないけど、聞く側の姿勢もあるかもしれません。教職員、とくに教員って、自分が話するのは慣れていて、しかもその話の中身は「自分の話」ではない「正しい話(笑)」です。そういう人種が人の話を聞く時の姿勢は何種類かあるだろうけど、もしかしたら「正しさ」のようなものを念頭に置いて話を聞く人がいるのかなとか思いました。言い換えるなら「差別の現実に深く学ぶ」姿勢がないというか。自分の枠組みで相手を「理解」しようとする感じ?こういう人にあたっちゃうと、しかもそれがリビングライブラリのように少人数の場合は目立つのでしんどいだろうな。
ということで、第2セッションの前に、固さの見られた「本」の「読者」に「語ることの困難さ」について、少し話をしておきました。
第2セッションでは、「本」と「読者」の相互行為もあってか、かなり楽になったみたいです。よかった。終わってから「読者」に「どうでした?」と聞くと「あんな話をよくしてくれました」と感動しておられました。
わたしにとっても、しんどさと楽しさが入り混じるリビングライブラリでした。

謀議(笑)

今日の昼は新大阪駅近くで持ち寄りパーリー形式の謀議です。
とにかく体調は悪い。たぶん、昨日の3杯目の日本酒が効いてます。あまり食欲も呑欲も起こらないけど、とりあえず大切なミーティングなので行かねばなりません。
会場について、みんなが持ち寄ったものを見ると、おかずとお酒の人がふたり。おやつっぽい人がふたり。まぁ、何を飲むかで持ってくるものが変わるわけですな。
で、ミーティング開始といきたいところですが、メインメンバーがなかなか来ない。なんでも「寝坊をしたから遅れる」という連絡はあったものの、そこから音信不通です。しかたないので、「はじめるか」となりました。
あとは、ものごとが決まるような決まらないような。そんな感じでダラダラと話は進みます。
と、「小阪さん」登場。久しぶりです。が、ここで話が進みはじめるのは、年の功というかノンアルコールだからというか。
そうこうするうちに、寝坊のメインメンバーが登場。昨日一日の話を聞いたら、みんなで「それはアカンやろ」と。あまりにもフリーダムな一日です。でもま、夏休み中の土曜日だからしかたないか。
てな感じで、ダラダラと6時くらいまでミーティングをして、謀議終了。
なにか決まったんだろか(笑)。

にじいろ偏平足

朝、さっさと準備をして、チェックアウトもすませて、朝ごはん。バイキングは食べ過ぎます。しんどい^^;;
で、電車に飛び乗って東京駅へ。続いて乗るのは、「のぞみ」じゃなくて「はやぶさ」だったりします。最終的にたどりついたのは、青森です。今日から合計4日間青森にいることになっています。
まずは、おかっちさんたちと合流して、「にじいろ偏平足」の茶話会です。とは言え、わたしは我慢しきれず、ビールを買ったりして。
で、茶話会。とにかく、ダラダラ話をする会ってことで、なんとも言えずゆるいです。国際学会における英語の話からカミングアウトの話まで、脈絡なく話しながら、でも、しょうこさんのゆるい司会のおかげで、それらの話題がゆるくつながるのがおもしろい。2時間半くらいの茶話会が終わって解散。
その後、わたしはおふたりのおうちへ。あさってのためのプレゼンづくりです。はっきり言って、わたしは力不足もいいところです。でも、チャレンジです。気がつくと、4時間近くがんばっていました。まぁそのうちの1時間くらいは映像編集でしたけどね。にしても、RZ5でよく編集できたなぁ…。
で、8時半にようやくひと区切り。「飲みに行こうか」とHりさんを誘って、向かうは「一心」という焼鳥屋さん。が、ここ、魚がおいしいとか。お店に入ると「ほやみず」の文字が!ほやー!うれしい。やっと食べられます。

うまい!つけあわせ?の「みず」もおいしい。いいなぁ、青森。
そうこうするうちに、おかっちさんとしょうこさんも合流。ダラダラお酒を飲んでクールダウン。
さて、お家に帰って寝ましょう。

今年もやってきた

バスを降りたのは横浜。6時前に到着です。
とりあえず、大和まで移動してガストに入って朝ごはん。せっかくなので、火曜日のプレゼンをいじったりして…。一時間ちょっとの優雅な朝食(笑)を終えて、会場へ。今日は恒例の湘南教組の教研です。
今年は、わたしをこの教研に誘ってくださった方が病床におられて会えないのがおそろしくさびしいです。なにせ、生まれてはじめて出会った「ネイティブ「ベイベー」ユーザー」ですから。でも、このつながりが続いているのはうれしいです。
それにしても眠いです。そんな眠気を飛ばしながら分科会開始。
まずは女性部の活動報告。メディアチェック、今年もやっておられます。息の長いとりくみです。でも、形骸化しないかどうかが、少し心配です。そのためには、常に報告を通して検証しつづけることなんでしょうね。だからこそ、教研が必要なんでしょうね。
続いて、小学校からのレポート。小学校2年生と6年生の実践です。子どもたちのジェンダーバイアスは、なかなか強固ですね。たぶん、「学校」からの情報以外は、すべてジェンダーバイアスを強化する方向の情報なんじゃないかな。となると、きついですよね。なにせ、「意図的」な学校の情報に対して、それ以外は「背景にある」というか「隠れたカリキュラム」なわけで、その「前景」は魅力的だったりしますからね。たぶん、そういうことを考えたうえでのとりくみをしなきゃならないんでしょうね。
で、共同研究者からの発言。橋元さん、今年も冴えわたっています。そうか。国民健康保険第3号被保険者ができたのと男女雇用機会均等法が成立したのは、両方とも1987年なのか。なんか、引き裂く感じですね。そんな話から、東京オリンピックの話まで、おもしろい!
で、わたしはジェンダーラッキングの話をしておきました。
その後意見交流の時間。そうそう、忘れちゃいけない。思春期前の子どもについては「トランスジェンダーとも言わない」って話もしておかなくちゃ。

食肉の街をフラフラ歩く

今日の午前は、わたしの第二のふるさとの人権教育研究会主催のフィールドワークです。向かうは向野です。ここには、ものすごくお世話になっている塩谷さんがおられます。向野の町も歩きたいけど、塩谷さんの話も聞きたい。今回のフィールドワークはずっと願っていたのが一気に実現する企画なので、万難を排して行かねば!
でも、昨日の…というか、ここしばらくの無茶がたたって、若干遅刻気味。駅からタクシーと思ったけど、タクシーなんて止まってません。しかたない、炎天下のもと、歩くかと決意したのですが、暑い!とにかく、ジャスミンティーを飲みながら、15分ほど歩いたところで、「畜魂碑」のまわりに群がってる一群を発見。合流しました。
ここで、いろいろ説明を聞いて、その後町歩きの開始です。確かに食肉関係の話もおもしろいのですが、それよりも町並みがほんとうにおもしろい。歴史が感じられる町並みです。そしてそれは、たぶんひとりで歩いたのではわかりません。やはり、案内してくださる方が、その歴史を掘り起こしておられるからこそわかることなんですね。説明を聞きながら歩いていると、あちこち寄り道をしたくなります。
てことで、お寺やお風呂や病後保育施設なんかの見学のあと、「特製さいぼし弁当」をいただいて、再び自主フィールドワークに出発。さっき聞いた話を念頭に置きながら町をフラフラとさまよい歩くと、いろんなものが目に飛び込んできます。おもしろい!これは本気でまた来たいと思いました。でも、さすがに暑さには勝てません。隣保館にもどって、塩谷さんにごあいさつ。
「いつきちゃん!来たんか!なんで言わへんねん」
「いや、こっそり来ようと思って(笑)」
「こっそり来たらあかんやんか!言うてくれたらさいぼし用意しといたのに!」
しもた^^;;。
それからしばし、自主フィールドワークの成果の検証です。
そして、いよいよ塩谷さんの講演。
迫力です。近年の差別文書の話から鳥取ループの話へ。そして、直接差別を受けるということがどういうことなのか。そんな話から、次第に生い立ちへと話が移っていきます。
塩谷さんの話を聞きながら、塩谷さんが塩谷さんであることの理由が少しずつわかってきました。今までは単に「すごい人だ」って思ってたけど、そうじゃないんですね。生い立ちがあり、自分の出自から逃げた経験もあり、でもそれと向きあう瞬間があり、変わっていく人生を目の当たりにさせてもらいました。そして、塩谷さんの魅力がどこにあるのかも、ほんの少しだけどわかりました。わたしみたいなほんの少ししかたまにしか会わないものも大切にしてくれる。出会った人はすべて大切にしてくれる。だからこそ惹かれるし、そんなわたしを大切にしてくれる。だから、いろんな人が向野にかかわるんだな。
2時間ほどの講演だったけど、ほんとに聞いてよかったなと思いました。
てことで、移動開始です。