今年はていねいに

ここ数年、ずっと殺伐とした気持ちで人権担当をしてきましたが、ほんとに残り年数が数えるほどになってきて、しかも今まで3年間やってきたこともできなくなって、一からやり直す感じになっちゃいました。
じゃ、立て直そうと。そのためにはどうしたらいいか。府教委のというか文科省のというか、とにかく先を見通した人事の計画をしてこなかったツケがほんとに来ています。でも、しかたないです。そのケツを拭かなきゃ、先はない。
なんか、そんな感じで、今年は積極的に打って出ようかなと。なので、1学期はかなり精神的脳みそ的に忙しいです。なにせ、人権学習は各学年を別日程で組んでいて、しかも1年生は1時間ものを2回組んでいるから、都合4回あるわけです。そのうち2回はわたしがプレゼンして、1回はゆきみちゃんの講演。そして、あと1回が来週にあります。これは担任さんにやってもらいます。ネタは「多様性カード」です。うちのガッコのオリジナル教材です。何年か前にK田さんにものすごくお世話になりながらつくった教材です。でも、たぶんはじめての人にはわかりにくい。なので、今日の放課後に勉強会です。とりあえず担任のみなさんの前でやってみる。
いちおう14枚のカードにプラスして「こんなカードもあるよね」というのを追加です。ひとつは「興梠/李」カード。もうひとつは「JAPANESE ONLY/SAY NO TO RACISM」カード。そしてもうひとつがリオオリンピックのときの「公開プロポーズ」カードです。もちろん裏はヘテロで表がレズビアン。こうやって、同じ内容でありながら属性の違いで非対称であることを伝えると、たぶんわかりやすいはず。
まぁ、そんなことを考えながら準備をして、そしてやってみました。
前なら「プラスするカードは自分で考えて」って言ってました。でも、今年はやめました。だって、考えたことのない人は、そもそも考え方がわからない。それは生徒も教員も同じです。逆に、左利きの人の生きづらさは、考えたことのない人にはわからないけど、でも、右利きであっても「わかろう」とすればわかる。そして、なぜその生きづらさがあるかというところまで深めると、他の「生きづらさ」とつながるところがある。それを関連づけることを、わたしはずっとやってきました。
できれば、そうやって考え生きてきたことを伝えたい。だからこそ、あらためて「わたしはこう考えてるよ」「わたしはこんなふうに世界を見ているよ」ということを、この教材を通して伝えたいなと思ったのです。
そしてなにより、この教材を使って子どもたちと一緒に楽しんでほしい。多様性を考えること、人選を知り考えることの楽しさを経験してほしいなと思いました。なので、「どうしよう…」という不安を少しでも減らそうと。
さてさて。
どうなるかな…。

ゆきみちゃんの講演

今日は2年生の人権学習。ゆきみちゃんの講演です。さてさてどうなるのかな。
とにかく、朝からずっと準備でバタバタ。わたしは協調性がないから、準備はひとりでやるのが性に合ってます。その代わり、片づけは任せますけどね。
で、同僚の車で駅までお迎え。合流して、プレゼンの準備です。
で、あっという間に講演の時間が来ました。

ゆきみちゃんの話、子どもたちに伝わるかな。
前から考えてることですが、強烈な被差別の経験がある人、もちろんおられます。が、すべてのマイノリティが強烈な被差別体験をしているわけじゃない。表面上はうまくやっている人の方が多いんじゃないかな。
でも、うまくやるために、マジョリティの人よりもより多くの労力が必要だったり、場面によって自分を使い分けたり、あるいはたまには自分を偽ったり、心をフリーズドライさせたり。そして、自分を隠したり。そんなことをしなくちゃならない。
わたしはそんなことを強いる社会が「差別社会」だと思っています。そして、そんなことを強いながら「気にせんでええやん」と言うことを「差別に加担すること」と思っています。
で、これ、別に「マイノリティ」と言われる人だけじゃなくて、マジョリティとされる人の中にもいる。だからこそ「差別社会」なんです。
でも、これ、なかなかわかりにくい。その一因は、例えば「いじめ」と「差別」を同じとみなすからです。つまり「差別とは行為である」ということです。たしかに、小さな子どもに対してはわかりやすいかもしれない。でも、わかりやすさの中にはウソが混じる。そのことに自覚的であればいいけど、そんな混じったウソを信じたまま大きくなった人が差別について語る時、それが「行為でなければ差別でない」と伝わる可能性が大きくなる。そしてそれは「社会のありようとしての差別」をないことにしてしまう。
で、まさにいまそうなんじゃないかと思うのです。でも、これを伝えることはなかなか難しい。なぜなら、「わかりやすさ」の引力はとても強いからです。
だからこそ、ゆきみちゃんかなと。「行為としての差別」も語りながら、そこに回収されない「社会のありようとしての差別」も語り、そして自分のマイノリティ性とマジョリティ性を自覚的に語る。さらに、ダンス教室の子どもの話ある。
ゆきみちゃんは、そんな自分の経験と、経験から考えたことをたっぷりと話してくれました。なんか、何度も涙が出てきました。それはたぶん、「わたしの知らないゆきみちゃん」を持つゆきみちゃんとわたしは、それでもいろんなことをやってきた「なかま」だからなんだろな。
ゆきみちゃんが伝えようとして子どもたちに伝わっていないことはたくさんあると思います。それを間に立って伝えるのが、わたしたち教員の仕事です。
なので、明日の授業が勝負だな(笑)。

にしても、最初のスライド「ここにいるわたし「たち」」の写真、これなんだよな。

たしかに「たち」だわ(笑)。

今日明日と放送コンテストです。
が、例年のように並行して全国在日外国人生徒交流会の事前合宿があります。いつものようにワヤです。
で、交通機関はいろいろ考えた末、やはり電車にすることにしました。が、JRで行くか近鉄で行くか。近鉄は少し近い。でも、JRは定期があります。やはりここはJRですよね。じゃ、駅から現地へは?やはりキックボードですね(笑)。
てことで、朝早くから移動開始です。
受付とかすませて、子どもから「せんせい、どの会場に行きますか?」と言われたので「ロビー」と答えたり。
わたしはドキュメントの指導はできるだろうとは思いますが、読み部門とかムリです。あれはあれで、独特な世界があります。まぁ「競技朗読」みたいな。に対して、ドキュなら、まぁ「問題の所在→先行研究→調査→考察→結語」でいけます。あとは技術的な問題ですか。で、番組部門はすでに結果が出てるわけですから、結局行くところもない。というか、仕事がたまってますから、そいつをやっつけるしかありません。このあたりが体育会系とは違うところかなぁ。いや、マジメな顧問なら体育会系になるかもしれんな。というか、わたしみたいなえー加減な顧問だから、万年勝てんのか(笑)。
で、なんとなくコンテスト1日目終了。

ここから、またまたキックボードで駅まで行って、東九条へ。ちょうどみんな集まってきたところです。とりあえず、みんなの自己紹介を聞いて、参加者のエスニシティを把握します。そこから今晩のメニューづくりです。朝鮮と中国とフィリピンはすぐに決まります。ちなみに、チャプチェと水餃子とアドボです。問題はパキスタンとペルーです。とくに、ペルーは「アヒ・アマリーヨ」がなければなにもできません。また、パキスタンカレーも時間がかかります。どうしたものかと考えたけど、ペルーは「ロモサルタード」、パキスタンカレーは圧力鍋を使ったものにしました。
あとは、切ったり貼ったりしてるうちに、2時間くらいで完成。うまい!
あとはみんなで和気あいあいの時間です。教員は力水を飲みながら情報交換。子どもたちは銭湯に行ったり。夜も更けてきたところで、再度話し合い。でも、わたしはなぜか皿洗い(笑)。まぁ、わたしのスタンスはそんなもんです。こういうことやってるから、コンテストも万年。勝てんのか(笑)。

まぁでも、「競技○○」ってのは、つくづく性に合わないですね。たしかに、例えば「基礎スキー」の世界にも「技術選」みたいに「競技性」を持ち込むことでエキサイティングな世界が生まれるわけですが、そして魅力を感じはするのですが、やはり「性に合わんな」って思ってしまうんですよね。まぁ、もちろん「やってから言え」って話なんですけどね。
あー、でも、それに近い世界はあるな。「おべんきょ」か(笑)。

今年もかいな

今日は保健部の研修会。「またhyper QUかよ」とか思いながら会議室に行って、すでに出ているスライドを見たら「合理的配慮」とか書いてあります。は?また?てか、1年前と同じ話だったら怒るよ!いや、なにせ、保健部長は「善意の人」なので、好き嫌いとかそういう問題じゃなく、どうにも相性がよくないんです。まぁ言うなれば「道徳」vs「人権」みたいな。
ただ、レジュメを見たら10年くらい前に一度話を聞いたことがある人です。てことは安心です。パラパラとスライドを見ても「多様性」って言葉が繰り返し出てきます。まぁ、「多様性」も使いようではありますが(笑)。ただ、相変わらずの「個人モデル/社会モデル」という文言は出てきません。なぜなのかなぁ。センターではそういう統一をしてるのかなぁ。でもまぁ楽しみです。
なんでも講師紹介によると、主任研究員だとか。そりゃええわ。
話の内容もいいです。さすがです。「多様性ということは、自分の考えを180度近くひっくり返すことも必要なんだ」と話されて、思わず「得意やわ」と笑ったのはいいとして、なにより「合理的配慮は障害のある人の権利なんだ」とパシッと言われました。首がちぎれるほどうなずいちゃいました。そうなんですよ。そこが去年の人とぜんぜん違います。ただ、研究協議はやめてほしいなぁ。知らない人のアセスメントを見ても、何か浮かんでくるはずもないです。だって、オーダーメイドなんですから。そんなことに30分も時間をさくよりも話が聞きたい。
てことで、講師の方にごあいさつ。
「前に人権の研究会で話を聞いたことがありまして」
「あー、覚えています。あの時の話はどうでしたか?」
「んー、なんか、四角かったなと」
「(笑)でしょー、あの頃はまだこなれてなくて」
みたいな話のあと、「なぜ「個人モデル/社会モデル」の話をしないのか」という話を振ってみました。すると
「あー、そこから話をしないといけないですかー。その代わり「権利なんです」って言ってるんですけどねー」
とのこと。
まぁたしかに時間はかかりますよね。30分で話を終えて、寝させないための研究協議ですからね。
でも、とても大切だと思うんですよ。「Nothing about us , without us」という言葉/思想とともに、合理的配慮を語る上ではキーになる概念なんだと思うんですよね。
まぁ、もしかしたら、特別支援系の講師さんと解放教育系(障害者解放運動系というのはおこがましい^^;;)のわたしのアプローチの違いなんでしょうね。でも、少なくとも去年の講師さんとはぜんぜん違います。なので、たぶん先の方に行くと「アプローチの違い」だけで、かなり近いところにいくんだろうな。

帰りの玄関で再び講師さんと会いました。雨が降ってるので傘を開くと…。
「派手な傘ですね」
「はい、レインボーです。多様性です(^^)」
まぁ、いい一日の終わりだったかな。
帰りには「おさい書店」で本も買えたし。

まぁでも、読むのはずいぶんあとになるかなぁ(;_;)。

久しぶりに集まってくれたら、やはり楽しい

今日は京都在日外国人生徒交流会です。ここしばらく子どもが来ないことが続いていましたが、今回は「参加したい」という連絡があって、逆に「これは集めねば」とプレッシャーがかかりました。てことで、現役教員とか卒業生とかに連絡とりまくったところ、卒業生は「こんにちはー」「おひさしぶりー」と4人やってきてくれました。うれしいなぁ。
今回のメニューは、チヂミと水餃子というグランドメニュー。と思いきや、買い出し現場でチャプチェも追加になったらしいです。
みんなで野菜を切りまくって、炒めたり、まるめたり、伸ばしたりしているうちに、完成!

うまい!
実は生徒が切ってくれたキャベツの切りが大きくて、もう少し細かくしなきゃならんかなと思ってたのですが、逆にこれがいい。キャベツの歯ごたえと適度な水分がめっちゃおいしい。気がつくとどんどんなくなっていきます。
話の方は相変わらずのダラダラペとディーブな話。たぶん今回参加希望をくれた生徒さん、いわゆる「外国人」が集まってくると思ってたんでしょうけど、みんな「日本人みたい」(笑)。でも、みんな外国人です。中には日本国籍の人もいるけど外国人です。そんな、隣にいるかもしれない外国人と出会う機会が、やはり大切なんだと思います。
さらに、さすがは卒業生たちです。家の中の話とか親戚の話とか、もちろん自分の高校生の頃の話とか、いろんな話をしてくれました。
そんなこんなで、楽しい時間もあっという間に去って、あとは片づけです。
でも、さすがに疲れたわ…。
家に帰ると、上の子どもがつくってくれた「タンもと」のカレーがあって、これはうまいなと。てことで、満足してしまって、あとはテレビを見て寝ちゃいました。
うーん、こんな毎日ではアカンのだけど…。

久しぶりに本気を見た気がする

朝、やはり眠たいです。かなり限界に近いけど、試験監督が2発あります。とにかく動きまわって眠気覚まし(笑)
その後、採点の残り15%をやりきって、採点終了。息をつく間もなく荷物を背負って殿舎に飛び乗りました。向かうは府の教育センターです。今日は「人権教育部長(主任)会議」とやらがあります。
そういえば、昔は「同和加配会議」が毎年開かれていて、京都府内の全加配教員が集まってましたが、法切れに伴って「支援加配」になって、気がつくとそんな会議もなくなっていました。まぁ、15年ぶりの復活というところでしょうか。
てことで、センターに行くと、いきなりSうかつ指導主事が「ちょいちょい」と合図。「なんですか?」と行くと「あんな、今日は質問せんとってや」とのこと。あのね。あれはサクラやっちゅうねん(笑)。まぁ、しょーもない話がしたかったんでしょうね。
で、会議開始。京都府全域から400人近くの教員が集まっているとか。たしかにホールがほぼ満席です。
まずは教育監のあいさつ。なんか、自分の現役時代の話をしてます。ベタベタの実践です。まぁ、同年代ですから「あの頃やなぁ」と思いながら話を聞いていました。
続いてSうかつ指導主事による「趣旨説明」。なんか、うちのギョーカイでは「3法」というそうですが「部落差別解消推進法」「ヘイトスピーチ解消法」「障害者差別解消法」を指すらしいです。なんか「サンパ」って昔言われたことがあるなぁとか思いながら聞くのですが、話の中には、さらに「子どもの貧困」の話とか「性同一性障害文科省通知」とか出てきて、時代も変わったなと。さらに「LGBT」まで出てきて、なんというか…(笑)。でも、そこここに「長く潜ってきた」人権が息を吹き返した感じが伝わってきました。これは、府教委、本気だなと。
お次は中学校における実践発表。小学校や地域とつながるいい実践です。話を聞きながら「ええなぁ」と。でもまぁ、高校では難しいなと思ったり、いや、本気でやればいけるかもと思ったり。まぁ、一番のネックは、わたしは本気で学校にかかわっていないということでしょうね。いろんなことに手を出しすぎですわ。
で、志水宏吉さんの講演。テーマは学力保障です。もう、専門どストライクです。実は志水さんの話は何度か聞いているし、本も読んでるし、もっと言えば2000年代初頭の「学力低下論争」の頃から学力問題をずっと追いかけてきたし、そんな関係で鍋島さんと呑んだりもあって、わたしにとってもなじみの世界です。今回の話の中では新しい知見はあえて出されなかったのかな。まぁみなさん「へー」「そうかぁ」「なるほど」と聞いておられたから、みなさんにとっては新しい話で、最先端の話をするとエッジが効き過ぎるのかもしれません。でも、わたしにとっても「復習」にもなったし、話がこなれていてすごくわかりやすくて得るものが多い講演でした。質疑応答の中で、「中学校から高校に行ってやめてしまう子がいる」という話が出てきましたが「self esteem・学習習慣・目的意識の3つのハードルが次々やってくる」という話もストンと落ちました。
おわりの室長の話も気合が入ってます。いや、いつも気合の入っている人なんですが、ほんとに気合が入ってました。
とにかく3時間半の短い会議でしたが、メッチャ元気がもらえる半日でした。

そんなふうに思いながらの帰り道。参加者とおぼしき若い教員が携帯で話をしているのが聞こえてきました。
「なんか、難しい話で全然わからなかったからずっと寝てた」
えーと。
わからないからこそ聞くんですよ。それは、わたしたちが子どもたちに常々言っていることです。「お前、寝てる子、怒るなよ!」という気持ちと「子どもの気持ちがわかったか?」という気持ちと「本気で継承しないとアカン」という気持ちが入り混じった帰り道でした。
なんしか、今度、Sうかつ指導主事に「こんな人いましたわ。同和教育の継承、ほんまにやらんとあきません。もっともっとやりましょね」って伝えよう。

久しぶりのおさんぽ

今回、Sぃちゃんがはじめて宿泊してくれるとのことで、それなら朝は「おさんぽ」だなと。
てことで、まだ寝てる人がいるうちに、SぃちゃんのIちさんとふたりに南コースを案内しました。
マダンセンターに帰ると、Iずみちゃんも起きてきたのでさっくりと片づけて、余った食材をかついで、北コースから三条向けて出発です。今日は暑いし、荷物は重いし、なかなかハードなおさんぽになりそうです。ちなみに、かつてIずみちゃんと歩いているシーンは「coming out story」に出てきます。でも、あの頃からコースはさらに長くなっています。
とりあえず「ひかり公園」から「崇仁小学校」を通って石碑を見て、それから「柳原銀行」を経て「靴商工会跡」をまわります。そこから高瀬川をあがって、鴨川を渡って、松原通を散策します。そこからまたまた鴨川を渡って、四条寺町あたりの「御旅所」へ。そして、四条通を東に行って、またまた鴨川を渡ったところが「出雲阿国像」です。そこから祇園の歌舞練場を経て小道を歩いて、たどり着いたのは、やはりおたふくです。
ちょうど今日は大将軍神社のお祭りみたいです。ラッキーです。と、いました。Kっくん!

さてと。いいものを見させてもらったので、あとは飲むだけです。にしても、腰と首がパンパンです。「調子に乗って」歩いたのが、ここに来ましたか。それでもいい調子で飲んでたら、やってきたのはKばやしさん。これは議論酒になりそうだな(笑)。
てことで、5時すぎになっておひらき。子どもの迎えのついでに来られたUりんさんの車に乗せてもらって帰りは爆睡です。
家に帰って、そのままふとんの上に倒れ込んで、1日が終わりました。

場違い感

午後の出張中に「共謀罪法案」が衆議院本会議を通ったことが判明。とりあえず、夕方のビールをあきらめてタワー前に行くことにしました。
が…。
到着すると知らない人ばかり。facebookを見ると、知り合いは別のところにいる感じです。今から移動したら…。間に合わんな。しかたない、ここでやるか…。
反応が悪いです。たぶん「どこかの党派がやってるわ」的に見られてるんでしょうね。ちなみに、そこにいたのは「○婦人」と「顕○会」です。解放同盟と仲よしなクリスチャンとしては、居心地悪いのなんのって。
てことで、アピール1発かましといて、終わったらさっさと離脱しました。
でも、たまたま通りかかったら卒業生が「せんせいのなら受けとる」って言ってくれたのはうれしかったなぁ。

ぜったいぜったいぜったい押し返すからな!

淡々と仕事をしている昼前に、突然衆議院法務委員会で「共謀罪強行採決のニュースが飛び込んできました。
もう、何度目になるんだろ。強行採決
教育基本法改悪、特定秘密保護法、戦争法、そして共謀罪
とにかく、夕方のデモには行かねばなりますまい。ということで、同僚に「デモ行ってきます」と宣伝して退勤。そのまま市役所へ。すでに人が集まっています。わたしはわたしがいられそうな人の集まりを探して(笑)、まずは集会参加。そしてデモ。京都のデモはけっこう年齢層が高いので、4beatのリズムはムリポです。シュプレヒコールの練習のときは「オールドタイミーな長いのでいきます」とのコールが入りました。あかん、長いの、覚えられへん(;_;)。
で、デモ。
別にデモをしたくてしてるんじゃないです。他にやりたいことややらなきゃならないことはあるんです。でも、それを押しのけてでも主張しなきゃならないと思うのです。まさに「平穏な日常」を壊す強行採決に、ほんとうに憤りを感じます。
ぜったいにあきらめないからな!
ぜったいに押し返すからな!

幸なのか不幸なのか

今日は3年対象の人権学習です。テーマは「結婚差別」。久しぶりの直球勝負です。
この3年、イベントをやってましたが、それができなくなったので、ここにもどってきたということです。が、講演というわけにはいきません。なので、DVDと話です。
DVDは兵庫県制作の「あなたに伝えたいこと」。かつて「ええ話やけど、化学調味料の香りがする」と書いたDVDです。まぁ、一回くらいはいいでしょう(笑)。
問題は「話」のほうです。もともとは、わたしから簡単に部落の歴史を話をして、後半はクラスに帰ってから担任さんから話をしてもらおうと思っていました。が、「わたしにやれ」と。激しく葛藤をしましたが、引き受けることにしました。たぶん、担当者はみんな葛藤するんですよね。「担任の成長のためにはやってもらうほうがいいけど、子どものためにはやったほうがいい」です。もっとも、担任が一生懸命話をしたら、子どもにはその「一生懸命さ」は伝わるんですけどね。
でもま、引き受けました。で、どうせやるならベストをつくすのは当たり前。その中で考えたストーリーがこないだの内容でした。ちなみに、動画もふたつばっか入ってます。アイテムもふたつばっか用意しました。
3時間目は学年の人権教育担当が話しをしてくれて、その後DVD視聴。みんななかなかガッツリと聞き視てます。ふと「時代も変わったな」と思ったり。でも、それだけじゃなく、DVDがいいんでしょうね。映像の力を感じます。
休憩のあとは、わたしからの話。さてさてどうなるか。こないだも緊張したけど、今日も緊張してます。やはり、ネタおろしは緊張するものなのですよ。まぁでも、一昨年はひとクラス。去年はふたクラス。今年はひとクラス持った学年ですから、3分の1くらいの子どもはわたしの芸風を知ってます。なので、なんとかなるでしょう。
てことで、なんとかかんとか話し終えて、ほっとひといきです。いや、時間オーバーするかと思いました。まぁ、予定よりは5分オーバーしましたけどね。
終わってから学年主任の人が「いい話でした。ありがとうございました」と言ってくださって、安心したのか、どっと疲れが出てきました。

ただなぁ…。
ほんとは担任さんに話をしてもらいたかった。そりゃ、やるとなったらベストは尽くすし、ダテに20年近く人権教育担当はしていません。あるいは、ダテに全同教で実践レポート4回やったわけじゃないです。こんなこと言ったらアレやけど「いい話」をして当たり前です。
でも、そのことをもって、「だから人権教育担当に話をしてもらうほうがいい」とは考えてほしくないです。話の中身じゃないんです。やはり、一番近くの担任さんが話す「力」はすごいし、それは誰にもマネができないんですよね。その空気を味わってほしいなぁ…。