ムラめぐり

ここしばらくまともに仕事してなかったので、久しぶりにまともに仕事をしようかと。てことで、ムラめぐりの午前です。
なんだろ。なんもないんです。なので迷惑かもしれません。が、やはり行こうかなと思います。大切なのは、なにもないけど行くこと。顔をつなぐこと。そんなことを考えて、ムラをふたつと中学校をひとつ顔を出しました。昔話をしてみたり、これからことを話しあったり。うわついた話ではなく、地道な話は大切ですね。

こないだよりも詳しかった

女性部長会議の2日目はフィールドワークです。今回は2コース設定しました。ひとつは東九条コース。案内をお願いしたのは村木美都子さん。もうひとつは天部コース。こちらは安田茂樹さんにお願いしました。
いろいろ諸々考えて、わたしは天部コースの現地担当者になることにしました。
てことで、宿舎からタクシーに分乗して集合場所へと向かいます。ちなみに、9時スタートなので、市民活動センターはまだあいてません。なので、とりあえず支部長さんの案内で街歩きです。
それにしても、そんなに広くない、それこそ、だいたい150m四方(正確には140m✕160m)しかない街なのに、そこにはすごく豊かな歴史が詰まっています。それがすごい。そしてそれを知っておられる支部長さんがまたすごい。もっとも「辻せんせいの受け売りです」って笑っておられましたが、それにしてもすごいです。てか、ベースは辻せんせいかもしれませんが、そこにご自分の記憶を重ねて話されるわけですから、それはオリジナルというものです。
で、街歩きのあとは、安田さんによる歴史の講演。実は去年聞いているのですが、それはそれです。で、講演スタート。あれ?あれあれ?なんか、スライドが増えてます。明らかに中身が増えてます。しかもエピソードもおもしろい。人数の少なさとかメンバーの濃さということもあるかもしれませんが、それだけじゃないですね。明らかにパワーアップしておられます。
と、隣に支部長さんが座られたので、ふたりでボソボソ話。
い「中身、増えてますね?」
木「うん」
い「この調子だと終わりますかねぇ?」
木「さぁ、終わらへんのとちゃいますかねぇ(笑)」
い「どうしはるつもりやろ…」
みたいな。
で、そうこうするうちに、
安「解放令が出ましてね、今日は時間切れで終了!」
マジか(笑)。
みなさん、メッチャ消化不良に身悶えしておられます。そりゃそうです。ここからが本番ですからね。てことで、またいつか続篇をしましょうということで、終了。

で、Uりんさんの運転で村木さんを迎えに行って、おたふくで軽く総括です。
その後、お家に帰って、恒例の鶏の丸焼きをつくって、お風呂に入って、ようやくひと息。外出してたパートナーも帰ってきて、4人で揃っての晩ごはん。
でも、ケーキの前にパートナーは疲れて寝ちゃいました。まぁ、ふとんまでつれて行ってあげましょう。
そうこうするうちに、わたしもおねむです。
そりゃ、疲れるわ…。

今年は迎える側

去年の今日は小豆島にいました。あれは、香川県の仲間が「自分たちのところで」って開催してくださったので行ったということです。で、今年の4月の会議で「今年は近畿で開催だけど」ということだったので、「じゃあ京都で」と言ってしまいました。だって、30人分の会議場所と宿泊場所と宴会場所とフィールドワーク場所を確保すればいいんですよね。だったらできるかなと思ったんですよね。
ちなみに、これらの場所はあっさりと確保したのですが、細かいところを詰めなきゃならず、しかも直前の11月は完全に他のことを考えてたし、12月は成績処理とお座敷にまみれてたし、完全にアウトでした。そんななか、ガンガン細かな連絡があって、ほんとに書記局のみなさんに迷惑かけまくったのですが、ようやく今日の日が来ました。

てことで、昼過ぎに会議の場所である聞法会館へ。ちなみに浄土真宗の会館です(笑)。
で、会場セットをしているうちに、少しずつ近畿・中国・四国の女性部長が集まってこられました。みなさん、なんか、キャラが立っておられます(笑)。さすがは女性部長です。
そうこうするうちに会議の開始。ここから4時間の会議です。それにしても、みなさんよくしゃべります。まぁそりゃそうです。それぞれの教組の女性組合員のトップにおられて、教職員の権利獲得のために闘っておられる方々です。自分の県のことを熟知したうえで、他県の情報を仕入れて、再び自分の県にフィードバックされるわけですからね。まぁでも、わたしはそのあたりについてはゆるーい感じなので、会議への参加の態度はゆるゆるなわけです。てか、どちらかというと、「早く終われ」とか思ってたりするわけで、それはタイムスケジュールとの兼ね合いだったりするんですよね。
てことで、なんとかほぼほぼタイムスケジュール通りに終了。
で、向かうは「チヂミの王様」です。本来は今日は定休日なのに、あえて開けてもらうという暴挙に出ての宴会です。ここで、飲んで食べてしゃべるわけですが、各県の紹介なんて聞くはずもない。なので、マイトラメガを使ったりするわけですが、みなさん様になってるのは、まぁそういうことでしょう。
そんなこんなで、3時間半のコースを楽しんで、再び宿に帰って、お次は「カフェいつき」の開店です。あとはダラダラしゃべって、つぶれて寝るだけですよね(笑)。

ややこしい合宿

今日は試験返し以外やる気がおきません。まぁ、けっこう時間的には余裕がありますから、それでいいんです。で、授業の最後に
「今日はなんの日かわかる?ひとつは太平洋戦争がはじまった日。もうひとつは金芝河が釈放された日。そしてもうひとつはジョン・レノンが殺された日。とりあえず、またあとでイマジンでも聞いて、愛と平和に思いを馳せてくれ。じゃ、また来週、よい週末を」
とだけ話しておきました。

で、夜は恒例の「ややこしい合宿」です。
今年はみんなが来るのが遅いみたいです。なので、妙に時間があります。しかも、なんか天気が微妙です。どうするねんと思ったのですが、儀式の準備だけはしときましょう。
で、6時半くらいに外に出たら、なんとなく雨はやんでるっぽいです。てことで、
「6時45分に表に集合」
と号令をかけました。
で、今年の儀式も無事終了。それにしても1時間半は寒いわ。
あとは部屋に入って暖をとりながら鍋タイムです。あったまるわー。
と、ある整骨やってる卒業生が胸の痛いところをトントンして「これ、折れてる」と(笑)。やはり折れてましたか。
で、しばらく卒業生としゃべってましたが、そのうち
「いつ倒れてもいいように敷いといたるな」
と言って敷いてくれたふとんに早々に入って、知らない間に寝ちゃいました。

「ワチャワチャする」ことと「寄り添う」ことと

朝起きると絶不調です。しかたないです(笑)。もちろん、今日も昨日と同じ分科会に参加です。なので、分科会場まで松江の街を散歩です。きれいですね。そして古い街並みですね。古さがあちこちに残っています。なので、おもしろい。
で、分科会場に着いて、ホッと一息ついたところで、いよいよ分科会開始です。
まずは大阪のレポート。うーん、なんだろ。薄い。でも、これ、レポートの仕方が下手なだけとちゃうかな。Aさん本人とレポーターのふたりしか出てこない。でも、もっとワチャワチャしたことがきっとあるはずなのに。と思って、それを聞こうと質問したら、「ワチャワチャがわかりません」と言われてしまいました。わからんか…。
で、次のレポートは滋賀県。あ、疲れた。聞く限り「いじめ案件を処理しました」としか聞こえない。でも、滋賀が出すレポートがそんなはずがないです。でも、質問する元気がありません。と、きっちり橋本さんが質問されました。うーん、イマイチやなぁ。
その次は徳島のレポート。これまた、うーん。まぁ、たぶんカウンセリングマインドみたいなのを持っておられるんでしょうけど、なんかなぁ。子どもの動きが小さいんですよね。みんなから出てきたことをめあてにして、それをみんなで達成する。でも、そんなにみんなが一方向を向くわけもなく、たぶんここにもワチャワチャしたことがあったんじゃないかなぁ。もしもそれがなければ、レポーターに見えてないか、あるいはそれを許さない統制の集団だったのか。
で、「めあてを達成することがいいことなのか?」という質問をしたけど届きませんでした。それどころか、教頭さんが出てきて、レポーターをほめてはりました。優しい職場であることはわかりました。わたしら、同僚というか先輩というか仲間というか、そんな人から叱られた経験はあるけど、ほめられたことはほとんどないです(笑)。

てことで、昼ごはんは星野さんも誘って、みんなでお蕎麦屋さんへ。マジでおいしい!

午後のレポートは広島の養護教員の方です。んー、好きにやってはりますね。まぁ、保健室は好きですし、保健室ができることは多いです。なにより、養護教員は、学校の教員の中で唯一評価権を持たない、つまり生徒と「評価」という面においては権力関係にない人ですから、できることは多いです。そう思っているわたしからは、なんか、えらい「他の教員から批判されてる」感が出てくるレポートでした。まぁ、そんなふうな学校でがんばってはるんでしょうね。

で、総括討論です。
当然、発言をするわけです。
「今回のレポートを聞いていて、なんか、教員が管理しすぎなんじゃないかなと思うのです。かつては、例えば、体育館の裏とか校舎の裏とか、教員の管理外のところがあったけど、今はすべてコントロール下にある。それでいいのかなと思うのです」
でも、なんか届かない。そうか、実践を話してなかった。てことで、再度発言。

かつて担任した子が万引きしましてね。で、「なにがあったん?」って聞いたら、バイトはじめてクラブやめたら、仲良しの友だちと疎遠になって、ムシャクシャして万引きしたらしいってことがわかりましてね。なので、謹慎だけど、その友だちをその子の家に呼んて、ふたりで話をさせたんですよ。で、わたしはお母ちゃんのグチの聞き役ですわ。ふたりで何を話したか知りません。でも、それでええんです。その子らは、同じクラスのムラの子が自分のことを話した時にバックアップしたんです。
そのムラの子も、ある時放課後のクラスで友だちに「こないだの同和学習の時のみんなの態度に傷ついた」って話したらしいです。そしたら「言ってくれてありがとう」って言われて、なんか、ふたりで泣きながら話したらしいです。でも、わたしはそんなことが起こってるなんて知りません。
わたしの知らないところで、子どもたちはいろんなことをしてるんです。子どもたちは自分がやりたいと思うことをするんです。部落やって言いたくなるからするんです。
わたしらができることは、そんな場をつくること、保障することくらいしかないんだと思います。

届いたかなぁ。
と、会場担当の方が来られて「ちょっとこっちへ」と。なんか怒られるのかなと思ったら、べっぴんの会の山崎さんがおられました。
「ありがとう、ホッとしたわ。ずっとイライラしててん」
と言ってくださいました。
そうかぁ。山崎さんは聞いてくださったんだ。
たぶん、ワチャワチャってそういうことなんですよね。わたしたちの知らないところで、いろんなことが起こってる。そこでなにが起こるかはコントロールなんかできない。それは、子どもたちに任せる以外ありません。そこで任せるということは「信頼する」ということなんじゃないかな。
「寄り添う」という言葉は、たしかに大切ではあると思います。が、それは「任せる」こととは真反対です。そこに常に教員がい続けることになる。それは、子どもたちがつながる力をそいでしまうことにもつながりかねない。さらに、不要なときには「ストーカー」にもなりかねない。もちろん、「寄り添う」ことが必要なときはやらなくちゃなりません。でも、常にそれが必要なわけではない。「任せる」ことがブレイクスルーを呼び起こすこともある。
そんなことを思いました。

てことで、今年の全同教大会も終了。
電車の時間をマージン見て予約したので、ちょっと時間が余ったけど、それでもなんとかかんとか家に帰ったのが10時過ぎ。
疲れたー。

辛口意見をぶっこむ・全同教1日目

朝、とりあえずお風呂に入ってのんびりします。その後、朝ごはんを食べて、全体会場に行きましょう。と、目の前に外川さん。なので、全体会場まで歩きながら互いの近況報告をしたり。うーん、あまり無理しちゃダメですよ。人のことは言えないけど、でも、外川さんの無茶は、わたしよりひどいからなぁ。
で、全体会場へ。しばし知り合いを探したりして。で、都同教のブースでしばしダベって、全体会場へ。ウロウロしてると、いました橋本さん。で、そこにへたり込んでると、林さんから連絡。「どこにいるの?」「会場のうしろ」。
てことで、3人並んで全体会です。
相変わらず、人が多いです。

でも、最盛期よりは少ないんでしょうね。まぁ、法律ができても予算がついてないから仕方ないです。大切とは思ってないという証左です。
で、相変わらず壇上は黒いです。

まぁそんなもんです。
でも、わたしは話を聞きながらも、脳みその半分は水曜日のプレゼンです。こいつをさっさと片づけて、本命の分科会を憂いなくやりたいです。で、ネタも含めて仕込んで、pdfを担当者に送って、一段落。

全体会が終わったところで、とりあえず昼ごはん。3人で会場まで歩く道すがらに蕎麦屋があったので入りました。と、あたりは関係者だらけです。たぶん、突然の大量の客に、明らかに大将はとまどっておられます。でも、その大量の客をひとりでさばかれるわけですから、すごいです。てことで、穴子天丼と蕎麦の小のセットで満腹です。

分科会はずいぶんと悩んだけど、やはり丹原東中学校かなと。ここは文科省の研究指定を受けて性的マイノリティについての学習にとりくんだところです。前々から気になっていたので、いい機会です。
まずは奈良の報告。んー、小学校の報告は、やはりよくわかりません。が、なにか落ちてこない。なんなんだろ。そんなわたしを横に、林さんと橋本さんは盛り上がっておられます。楽しいわ(笑)。
休憩時間にレインボープライド愛媛のエディさんがおられたのでごあいさつ。と、「石崎杏里です」と。あー、あの有名な(^^)。で、しばし話。
で、丹原東の報告。
よくやってはります。表向きは授業にとりくんで、生徒総会で制服問題考えて、地域学習で子どもたちが大人たちに必死で説明して…。といった話なんですが、ほんとによくやってはります。
ただ、これまたとても違和感が…。なぜにトランスばかりやるの?しかも、制服問題。んー、トランスの子からのアキューズがあったのかな?でもないな。たぶん、講演で過去の経験を聞いて、「そんなにたいへんなら」ってことなのかな。でも、それは人によっては違うんですよね。例えば、「あの服が着たい」のに制服変えられちゃったら、「その服」が着られないです。本人が何を求めているのかを抜きに「よかれと思ってやる配慮」は、必ずしもニーズを反映しません。そんなことは、すでに世界中の障害者が言っていることです。つまり
「Nothing about us, without us」
です。
あと、「性的マイノリティの理解」なんですよね。自らのセクシュアリティを問う感じがない。だから、当事者があらわれても「これからも変わらない」となる。揺さぶられてないんです。
これが他の学校なら指摘はしないと思います。でも、丹原東だからこそ言わなきゃならないと思いました。なので、嫌われるのを覚悟で言っちゃいました。
たぶん、かなり嫌がられただろうな。でも、長く解放教育の中で言われてきたことを、そのままセクシュアリティの文脈におきかえて話をしただけなので、それに対して何がを言われたら、壮大なブーメランが返ってくるだけのことです。
で、分科会終了。レポーターの方にごあいさつ。案の定、丹原東のみなさんにはメッチャ嫌がられてました。そりゃそうでしょうね。全校体制でとりくんだ、他に類の見ない自信のある実践を、どこの馬の骨かわからん変なやつがイチャモンつけたんですからね。まぁええけどね(笑)。

仕方ないので、石崎杏里さんと話。
い「こんなふうにきちんと話をするのははじめてですよね?」
石「えぇ、いつきさん、いつもベロベロに酔っ払ってるから、シラフははじめてですね(^^)」
はい、すみませんすみません。
で、ホテルまでの帰り道はエディさんとあんな話やこんな話。
なかなか充実した1日でした。が、まだ続くんですよね。

1度切りの新ネタづくり→軽く前夜祭・全同教0日目

で、大阪からバスに乗って、向かうは松江です。明日〜あさって、島根県で全同教大会があります。
バスの車内でやるのはプレゼンづくり。今度の水曜日、内容がてんこ盛りのお座敷をしなくちゃなりません。まぁ、たしかにどのテーマも一度は話をしたことがある内容ですが、それらの時間をすべて足すと400分です。これを120分に圧縮せよと。しかも、単につなげるだけではダメです。それなりのストーリーというものが必要です。さて、どうする?
とにかくバスの車内で、あーでもないこーでもないとやっているうちに、なんとなく95%できてしまいました。
で、真上についてホテルに入ろうと思ったら、そこにいるのはK野さん。てことで、K野さんの部屋で部屋呑みです。呑みながら、さっそくさっきつくったプレゼンを見てもらいました。まぁ、かなり無理くりつくっているのがまるわかりですね。しかも、全部で380枚。まぁどないかなるでしょう。
ということで、0時ぐらいまでダラダラ話をして、そろそろ寝ましょうか。明日からの2日間、勝負の時です。なんの勝負かわからんけど^^;;。

焼肉&トーク

今日はSTNの秋の交流学習会です。場所はいろいろ考えた結果のcocoroom。今回はスペシャルゲストとして、シゲせんせーに来ていただくことにしました。
で、昼ごろにcocoroomに集合。まずは肉の仕入れです。Sゅんすけに教えてもらった肉屋まで自転車を借りて行きました。さらにその肉屋でキムチのおいしい店を教えてもらったり。
そうこうするうちに、参加者の皆さんが続々と来られて、とりあえずカンパイです。
今回は、どちらかというとクローズ系の集まりにしました。やはりカミングアウトしてない人もおられるし、そういう人が安心してこられる場、安心して話せる場が必要かなということです。
で、問題は、いつどのタイミングでどんな感じでトークをするかなんですが、はじまって間なしにわかりました。ムリです(笑)。
てことで、とにかくみんなで交流しようかと。なのでわたしもワインをグビグビ(笑)。肉をパクパク。
でも、みんなも楽しそうにやっておられますね。あちこちで話に花を咲かせておられます。やはり、こんな時間が必要なんだろな。
てことで、17時ギリギリまでやって、そこから近くのスナックへ。もちろんわたしはべろべろです。
で、みんなはもう1軒行くのかな。わたしは離脱です。で、向かうはキタ。なぜか先日この人から「呑みましょう」という連絡が入って、では行こうかと。で、到着すると、A久○さんとかEのいさんとかもおられます。でもわたしはすでにべろべろです。
こんな感じ。

てことで、フラフラになりながらお開きになったのですが、どうやら帰れないらしいです(笑)。

ESD、おもしろい!

今日は午後から大阪の南小学校の研究指定校の発表会です。南小学校と言えば、6月に研修で行ったところです。あの時に、今日の研究発表会のことを聞いて、ぜひ来たいと思っていました。ちなみに「おべんきょ成果」が火を吹きかかっていますが、まぁなんとかしましょう。
てことで、おにぎりを食べながら心斎橋へ。到着すると、山崎校長さんがあいさつしてくださいました。2回しか会ってないのに、わたしのことを認識できるってすごいな。尊敬です。で、あたりを見渡すと、Kよぽんとかこの日に会った古川さんとか、こないだもおられた全同教の事務局長とか、志水宏吉さんとか、いろいろ知ってる人がおられます。そうこうするうちにE井さんも登場。とにかく南小学校の研究発表への期待感がすごいことがわかります。
で、授業見学。6年生の「2050年未来のミナミ」です。子どもたちが5つのグループにわかれて、それぞれが「現在の姿」「未来の姿」「そのためにすること」を発表するのですが、おもしろいのは、「未来の姿」からスタートするんですね。「バックキャスティング」っていうらしいです。そんな子どもたちのプレゼンに山崎亮さんがガチでコメントされます。
どこかでこんなことを考えたなと思ったのですが、シティズンシップ教育です。
あとおもしろかったのが、プレゼンのスキルです。
「そのために必要なことが2つ!」
「1、〇〇なこと!」
「2、△△なこと!」
みたいな。とにかく、ひとつのセンテンスが短い。これ、担任さんもやっておられました。つまり、担任さんと生徒さんの間で統一してるんですね。そうそうプレゼンも今日は2分。質疑応答が3分。めまぐるしいのですが、たぶんそれが集中できる時間なんですね。
とにかく、プレゼンの内容も含めて、すんごいおもしろかった。
で、そのあとは学校としての研究発表。これがまたおもしろくてわかりやすい。テレビのニュース風の構成で、掛け合い漫才的にやりとりをされます。かなり練習したやろな。しかも細かいところでウケをとろうとします。個人的には「ヤホーで検索」でした。ググらずにyahooかよと。もっとも滑っておられたので、たぶんみんな「ヤホー」でやってるのかなと。
最後は山崎さんの講演。これがまたおもしろい。たぶん、いいたいことはとてもコンパクトです。それはglobalではなくlocalであること。internationalではなくinterlocalであること。localを深く掘ることで、他のlocalとつながるということ。その一点です。その一点を、コンパクトなセンテンスで泉佐野市の公園や観音寺市の商店街の事例を引きながら、繰り返し述べられます。
でもそうだよな。だって、わたしも「交流会は各地に小さいのがあることが大切」って思ってます。なぜなら、それぞれの地域にはそれぞれの課題があって、そうやってそれぞれの課題と向き合うからこそ、他の地域と共有できると思っているからです。
てことで、大いに笑わせてもらって、さらに「今宵もはじまりました」なるとても楽しくくだらないグループまで教えてもらって、講演も終了。ちなみに、そのグルーブには、講演中に参加申請しました(笑)。
いやぁ、すんごい刺激されました!

みつけた!

今日は2日目。フィールドワークです。コースは2コースあって、ひとつは狭山現調コース。もうひとつは丸木美術館→武州鼻緒騒動コースです。わたしは狭山現調はいったことがあるので、ここは丸木美術館→武州鼻緒騒動コースかなと。
途中のバス車内は熊本のお友だちの隣に座って、DVがなぜ起こるのかみたいなジェンダー関連の話です。
で、丸木美術館に到着。丸木位里・俊さんといえば、わたしはこないだの返還跡地巡りで行った佐喜真美術館の「沖縄戦の図」しか知りません。ほんとにわたしは、この手のゲージツを通した平和・人権関係には疎いんですよね。
で、「原爆の図」を見はじめたのですが、なんかもう、だんだんしんどくなってきました。てか、あれだけ「死」と隣合わせの人間を延々と描き続けるその精神力はどこから来たのかと。その強烈な精神力にやられてしまったみたいです。
なので、部屋を出て、奥の方へ。そこには丸木スマさんの絵が展示されていました。なんか、ほっこりとする絵で、「平和な時代を生きてはったんやろなぁ」と思っていたら、いきなり「ぴか」とか書いてあって「これかぁ」と打ちのめされてみたり。
で、さらに奥に行くと、「水俣原発三里塚」とか「南京大虐殺」とかの図が並んでいます。その中でも大作の「アウシュビッツの図」。いつものように、ボヤッと離れたところから見て、続いて端っこを見に行きました。列車から降ろされて延々と歩かれている人の列。その横には日常を送ってた人々の姿かな。その横には絞首された人々の姿でしょうか。そこでふと「あるかな」と、あるものを探しはじめました。と、あった!
 
胸にピンクトライアングルがついている人が!
そっか、丸木夫妻はわかっておられたんですよね。だって、もしもわかっていなかったら、ピンクトライアングルは気にならない。そしたら描くときに無視される。だから、描かれているということは「いないことにはしない」という意志のあらわれだということです。
思わずうれしくなって、そこにいる人に「ほらほら」と言ってしまいました。で、美術館の受付におられた方に「すごいものを見つけちゃいました!」と報告すると、わたしの手を引っぱって「どれ!」と絵の前までランニング。「これです!」と言うと「知らなかった」と。もちろん他にもたくさんおられるのでご存知の方もおられるでしょうけどね。
さらにバスの中で、山口のお友だちに写真を送ったら「丸木さん、見つけたいつきさんもすげー!」というメールが返ってきました。まぁ、変態が変態を呼んでくれたというだけのことです。
てことで、丸木美術館をあとにして、武州鼻緒騒動の関連地である岩殿観音へ。
武州鼻緒騒動は、鼻緒の売り買いのささいな口論の中に込められた差別が、やがて大きな騒動へと発展していったできごとで、詳しくはこんなサイトとかこんなサイトとか、さらにはこんな本なんかがあるので、そちらですね。
で、岩殿観音の台座を見せてもらったり。なるほどなぁ。
で、駅へと向かうバスの中で、ふたたび熊本のお友だちとジェンダートークです。
「あの台座に書いてあった200人は全員男なんだよね」
「ですよねー」
みたいな。

で、川越駅に到着して解散。
熊本のお友だちおふたりと一緒に焼き鳥屋さんです。おいしい焼き鳥とビール→日本酒の昼ごはんを食べながら、この2日間の振り返りです。話題はやはり昨日の講演。「そこじゃない」って話です。そこからそれぞれの実践を出しあい、共通点を探ります。で、結論は「伝えなきゃならないのは生徒の姿」でした。当たり前ですけどね。
で、2時過ぎにスタート。品川駅でおふたりと別れて、わたしは新幹線。さてと、スナックのぞみでも開店しようかな(^^)。
家に帰って、誰かにメールを送るの忘れてると思って、そうだ!蓮池さんだ!と気がついて、メール。すると
「いつきさん有難うございます!bentやなあ!」
とのお返事。よかったよかった(^^)。