今日の午前は日教組の女性部長会議です。ほんとは終日だけど、午後から用事があるので午前のみの出席です。こういうことができるのもzoomのおかげなんだけど、zoomのおかげでこういうことができてしまうわけで、やはり一長一短ですね。
ちなみに、午前は情勢報告と先達の講演です。いろいろ示唆に富む内容でした。
午後は4人のおべんきょ会。こちらは安定の対面です。身体を前のおべんきょ場所まで持っていくのは気が重いけど、持っていったらおもしろい。これがオフラインなんですね。まぁそれを「古い人」っていうなら、それはそれでいいんだけど、やはりリアルに会うことが大切だなと。もちろん交際範囲は狭まるんだけど、時間と体力とお金を使ってつくる関係というのはたぶん大切なんだろな。
で、約2時間、あーでもないこーでもないと話しあって、なんとなく「筋」が出てきたような感じになりました。
まぁそれはそれでいいのですが、やはり義務制と高校は違うなってことをあらためて感じます。もちろん高校と言ってもひと口では語れないほど、高校によって差があるんだけど、そしてそれは制度的につくられた差でもあるんだけど、でも、その違いよりも義務制との差のほうが、たぶん大きいな。その差はひとことで言えば、教員のふるまいの多様性と言えるかもしれません。多様性はよく言い過ぎか。好き勝手やってるってことですね。
わたしは基本的には好き勝手やってますが、それを嫌う人がいたとしても、放置はしてくれる。なぜなら、嫌う人もまた好き勝手やってるからです。なので、衝突はあります。高校は、それを織り込み済みって感じかな。
そう言えばスクールバス・モデルに感じたすんごい違和感も、たぶんこのあたりにあるんですよね。端的に言うなら、高校はすべての教員が同じ方向を向かないことで幅ができる。幅ができることで、多様な生徒の多様なニーズに応えることができる。それをもっと進めると大学のようになる。逆に言えば、大学ほどバラバラではない。
そんなことを考えると、「学校」というアンブレラタームって、とてつもなく広いというか、すでにアンブレラからはみ出てるんじゃないのってほど、意味をなさない言葉というか。そんなことを感じますね。
で、それが4人のおべんきょ会のおもしろさです。
そんなこんなで、2時間半ばっかがんばって、「次は飲めるかな」と笑いながら解散です。
さてと。帰って飲もうかな。
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人権学習ウィークス開始とか
今週と来週の水曜日、人権学習があります。今週は2年生。来週は1年生と3年生です。で、今日の人権学習は「ゆきみちゃん講演会」です。いつぐらいからやってるかなと思って検索したら、いっぱい出てきたな。
とりま、授業前に機材のセット。その後3発授業をやって、4時間目に準備をしたかったけど、体育館を使ってるから準備できません。まぁしゃーない。おべんと食べてひと息ついて。
駅まで迎えに行くと、向こうからオーラが(笑)。ゆきみちゃんの登場です。久しぶり!半年ぶりかな。
と、ゆきみちゃん曰く
「いつきちゃんと出会って10年。アニバーサリーですよ」
とのこと。そうか、寝言を韓国語で話してるのでビックリしてから10年か。他にもいろいろあるけど(笑)。
てことで、講演会スタート。
まずは「制度」「言葉」「心」の「3つの壁」の話から。ここはむずかしいですね。「心の問題にしちゃいけない」ってずっと言ってきましたからね。でも、ゆきみちゃんは「心」に焦点化して話を進めていかれます。はたしてどうなるんだろ。
でも、たぶんそうなんですね。「制度」や「言葉」は、ゆきみちゃんにとっての壁ではない。それはお母さんにとっての壁なんですね。だからこそ、自分の存在に正直になれば、そこに力点を置くのは欺瞞になります。さらに、ゆきみちゃんが経験してきたことは、まさに「心」が行為になった事象なんですね。だから、「心」に力点を置くのは、たぶん正直なんでしょうね。
そんなことを考えながら、話を聞いていました。で、最後の方で「ヘイトの三角形」を出す。なるほど。ここで、「心」と「制度」が結びつくんですね。つまり「心」の問題の延長に「制度」があるし、「制度」の底辺に「心」がある。そういうふうに制度や法律と「心」をつなげてるのかな。であれば、いいな。
てか、毎年毎回考えるのが、そこを補足するのが教員の仕事ってことです。
そんなこんなの最中に、某国営放送から連絡がありました。一週間くらいここから見られるんだとか。「あの子」の現実が、あちこちに伝わるかなぁ。それは「あの子たち」の現実でもあるんだよな。
傘をゲット→買い出し
この間Tくさんたちと飲んだ時、送ってくださった方の車の中に傘を忘れてることが判明してました。なので、今日ゲットしにいくことにしてました。ただ、Tくさんから「あまり早い時間に来るな」と言われてるので、どのあたりが頃合いなのか、探らなきゃなりません。
ちなみに、こんな日に限って5時に目が覚めます。
いつものように猫の額でコーヒー飲みながら新聞を読んでのんびりして。8時くらいにバイクでスタートです。とは言え、直接行ったら「早い」と言われそうなので、まわり道をしましょう。まずは途中峠です。なんかけっこう車が走ってますね。みんな早起きだなぁ。で、西大津バイパスです。みんな飛ばすなぁ。そして山中越え。車の後ろにつくと、めっちゃ走りにくい。
そうか、わかった。車はコーナーで減速するんだ(笑)。いや、バイクも減速するけど、減速の度合いが違います。車並みに減速すると、バイクは立ってられません。自然と車間距離が近づきます。すると、車が気になる。するとコーナーの先を見たいのに視線が近くになる。何が問題かというと、首の向きがコーナーの先を向かなくなる。だから旋回しない。
まぁそれがわかっただけでもよしとしますか。
そんなこんなで途中で傘をゲットして、無事帰宅。
午後は買い出しです。何を買うかというと、30kgの玄米です。買い出しに行く先はYき姐の家の近くの農家の方のところです。
発端は、Sゅん輔から「いりませんか?」と言われて「ほしい」と答えたところです。ただ、そろそろお米がなくなるので、そんなに待てる感じじゃない。なので、直接買いに行こうかと。
せっかく京都府中部の山間のところに行くんだから、ドライブもしますか。てことで、ウッディ京北に寄ったり、スプリング日吉に寄ったり。スプリング日吉ではたくさんのファミリーがテントを張ってます。いいなぁ。わたしはというと、せっかくなのでお風呂に入りましょう。温泉は気持ちいいです。
そんなこんなで待ち合わせの時間ピッタリに待ち合わせ場所に到着。お米をわけてもらって、さらに近くの養鶏場で平飼いの卵をわけてもらって、さらにYき姐の家で野菜をいただいて。これだけの野菜、どうやって食べる?
そんなこんなで、充実した1日を過ごしました。でも、疲れた。早く家に帰ってビールを飲みたい。
クネクネして、少し復活
なんとなく、朝、バイクでガッコに行こうかなと。
なぜふだんそう思わないかというと、出発に時間がかかるのと、厚着をしなきゃならんのと、なによりグローブはめるのがめんどくさい。
でも、なんとなく今朝はバイクの気分です。てことで、厚着して、グローブはめたら、あっという間にはまりました。なるほど、冬用のグローブがアカンのか。
朝の空気の中を走るバイクは気持ちいいです。途中、少し寄り道してS字を走ってみたり。全体的にはヘタになってるけど、とりもどすことは可能でしょう。
ガッコに着いたらメッチャ早い時間でした。
で、いつもの通りのガッコの生活です。とにかく今年は楽です。なにがって、みんなおとなしい。ここ数年がいかに激しかったかがわかります。2018年は「ほんまもん」を集めたクラス。2019年は久々にヤンチャを集めたクラス。2020年は、「ほんまのほんまもん」がいるクラスでした。ちなみに、今年もほんまもんはいるんでしょうね。
その後、「そうそう、つくらなきゃ」と再来週必要なプリントをつくったり。はたまたこの間竹口さんからいただいたアドバイスの「先」をやってみたり。
放課後は追認補習。今回は「やらせ」なしです。追認やってる隣でなぜか数学IIIをやってる子がいて「難しいことやってるなぁ」と思ったり。もう25年くらいやってないから、忘れてます(笑)。
その後、久しぶりに走ってみたり。ほんとのほんとにスピードが出ません。暑いってのはあるかもしれないけど、全然ダメです。まぁでもそれが現実ですね。
帰りはちょいとまわり道。少し滋賀県を走りましょう。今日は暑かったけど、途中突然気温が下がって気持ちいいです。こんなのも久しぶりだなぁ。で、県境の山道をクネクネ。先導する車は、メッチャうまいエスティマです。なにがすごいって、センターをぜったいにわらない。あの大きな車体を車線を守りながら走るってただ者じゃないです。ぜったいにジモティだなと思ったら、やっぱりそうでした。下りは車列に巻き込まれてのんびり走って、楽しくおうちに帰りました。
帰ったらチェンに注油。次に走るときも楽しく走れますように。ほんとはあちこちメンテしなくちゃならんのだけど、時間と余裕がないです。でもどこかでしなきゃなぁ。
さぁ、あとはお風呂からのビールだ。少し元気がもどったかな。
アウティングとかリベンジとか
朝、職場に行くと、被曝日であることが判明。めんどくさいな。てか、13時って出張に出るつもりだった時間やん。ヤバイな。
とりま、今日行くつもりの朝田善之助記念館に電話。
「あの、この間そちらに電話したのですが、今日、理事の方が来られると聞いたのでうかがいたいのですが」
すると返事は
「まだ理事の方が来られてないので、のちほど電話させていただきます」
とのこと。とりま授業に行って帰ってきたところに電話です。
「はじめまして。いつきと申します」
と、返事は
「理事の竹口です」
「竹口さん!」
一気に緊張感がほどけました。
「あの、今日、行きたいんですけど」「おいでおいで」
ということで、残りの授業をこなして行くことになりました。なにせ、午後の授業を午前に振り替えたので、ここでダメだったらややこしいです。
で、出発前に被曝です。
受付に行くと、すでにひとりおられます。ウダウダ話をしながら待っていて、やがて受付開始。前の人を見ると、受付票の性別欄に○をされてません。と、受付の人、「○してください」とか言ってます。めんどくさいな。この歳でこういうめんどくささかよ。まぁでも、このめんどくささは、書類上の税別表記が変わっても変わらんだろうな(笑)。
で、わたしの番。
「えーと、ここに○を」
めんどくささがマックスになったところで
「あぁ」
と言われて、○が免除になりました。おかしいな。
で、受付名簿を見ると、わたしの名前の横に鉛筆でチェックがしてあります。なるほど、配慮対象なのね。でも、これはアウティングだな。で、性別欄が無印の受付票は放射線技師のところにも行くので、これまたバレるわけだな。
別の意味でめんどくささがマックスです。
てか、そもそもこの性別欄はいるのか?最近、メッチャ多いんですよね。だって、性別によって肺の数が違うとかないですやん。ちなみに、被曝前の着替えのために必要とかいうことがあったとしたら、互いが互いの性別を「知ってる」職場においては、それぞれが判断するから必要ないんですよね。
まぁ急ぐからこれは保留にして、出張です。
てことで、朝田善之助記念館に到着。せっかくなので記念写真です。
で、竹口さんと久しぶりにご対面。
前に講演を聞いたけど、あの内容は、竹口さんの膨大な知識や経験のほんの一端ってことがよくわかりました。ちなみに今回は研修会の講師のことで相談に行ったのですが、考えてみると、講演する人のところに相談に行くってすごく失礼です。でも、そんなことはおかまいなしです。
そういう人柄もさることながら、ほんとにすごいですね。理論はもちろんのこと、経験もすごい。その両者があることが、それぞれをパワーアップさせてます。
とにかくいろんな人のことを教えてもらって、すごい収穫がありました。
ついでに記念館の中を案内してもらいました。たぶん非公開の資料室なんかも見せてもらって、最後に再現された朝田善之助の部屋の前でしばし話。
「この風景、懐かしいですか?」
「そりゃ懐かしいよ!」
なんでも、オルグとか街宣とかやったら、みんなここに集まって勉強したんだとか。まさに「朝田学校」というヤツですね。
さまざまな評価はあるにせよ、とにかく知らなきゃならんなということをヒシヒシと感じたひとときでした。
最後に連絡先を交換。
「また「出てこいや」って誘ってくださいよ」
「そやな」
ということで、おいとま。
今日来てよかったな。
県民性か?
ふと「積極的に密を避けたいな」と思ったので、あちこちサイトを見てみました。すると、いろいろ対応がおもしろい。
まず、京都府内はすべて閉鎖。なるほど…。まぁ移動を控えろということかな。ただ、解放的な空間に少人数で行ったら、街中よりも感染は防げるはずなのにな。
で、とある県のとある場所を見ると、「緊急事態宣言が出ている府県の方は予約できません。すでに予約されている方はキャンセルさせていただきます」と書いてありました。すげえな。京都市の人口が140万人くらいで、京都の感染者が140人だから、1万人にひとりですよ。まぁ、「性同一性障害(笑)」と同じくらいの割合だから、確率的にはものすごく少ないんですけどね。別の場所を見ると「わたしたちのところは排除するつもりはありません」という記載があったり。まぁ、当然と言えば当然なわけですが、それがあたりまえでない社会なんだな。って、昨日も書いたか。
別の県を見てみると「緊急事態宣言が出ている府県の方は、それぞれの行政が言っていることに従ってください」と書いてありました。えーと、京都は…。「不要不急の都道府県間の移動は、極力控えること」か。で、これに従えってことですね。うわぁ、いやらしい。「自分は排除するつもりはないですが、おたくのところが「行くな」と言ってるんだから、それに従って、来ないでね」って話なわけで、これはいやらしい。
さらに別の県を見てみると、なにも書いてない(笑)。ノーガードですか…。ちなみにその県出身の友だちに聞いてみると、「だって、そういう県だもん」とのことでした。なるほどな…。
交渉
なぜか毎年、とある雑誌に原稿依頼する人を3人推薦する役割を担っていたりします。ただ、今年はそのもとになる集まりがなかったので、「知っている実践/人」を推薦してほしいと言われました。ひとりはあっさりとOKをもらえました。あと2人…。
ということで、連休初日の昼にOさんと会うことにしました。問題は、場所です。なにしろ食べ物屋は食べ物しか出てこない。連休初日の昼に、なんぼなんでもそれは悲しい。これはコンビニ→公園パターンか?と思ったところで、ふいに気づきました。
「会いに行けばいいじゃん!」
だいたい、こちらが用事があるのに来てもらうのは失礼というものです。
ということで、京都駅から2駅乗って、Oさんの地元へ。駅に直結している食べ物屋さんに入ってみました。
「あの?ビールはありますか?」
とおそるおそる聞くと
「ありますよ」
という、あたりまえの答が返ってきました。これがあたりまえでない社会に自分がいることに、あらためて驚きました。
で、昼ごはんを食べながら交渉開始です。「とある雑誌」は、基本的には「実践」を要求しています。が、なかなかそれもむずかしい。というか、課題が変わるとやりかたが変わったりもするので、要求通りの原稿があげられるわけじゃないんですよね。で、今回お願いしているのは「教員の変わり目」にかかわる原稿です。簡単に言うと、教科が変えた人です。担当する教科が変わると、風景が変わる。そこで気づいたことを書いてほしいと思いました。すでに充分にベテランの域に達している人が、あたかも新採のような立場になったときに、だれも知らない世界がそこにあるんじゃないかと思っています。そういう世界を教えてほしいなと思います。
で、いろいろ話をして、ようやくOKをもらえました。もっとも、Oさん曰く
「いつきさんと会うと決めた段階で、すでに断る選択肢はなかった」
なるほど…。
ということで、あとひとり…。
読書感想文
先日、突然井谷惠子さんから「『オリンピックという名の虚構』を刊行した。献本したい」というメールが来ました。「へ?なんでわたし?」と思ったけど、オリンピックをジェンダーの観点で批判的にとらえる本は、もちろん読みたいので、ありがたくいただくことにしました。
で、もちろんいただいたら読まなきゃなりません。読んだら感想文を書かなきゃなりません。
ということで、読書感想文です。
とはいえ、ちょっとバタバタした毎日だったので、往復の電車の中で切れ切れに読みました。さらに、はじめの方は「オリンピック産業」にかかわる話で、あまりもドロドロのズブズブで、「まぁそんなもんだろうなぁ」という感じでした。
ただ、とてもおもしろいと思ったのが、あの本で一貫しているのは「スポーツ例外主義」という観点です。この「スポーツ例外主義」があるからこそ、経済的・法的・社会的に「例外」としてのスポーツが成り立ち、オリンピックが成り立っている。
そう考えたとき、学校の中にも「スポーツ例外主義」はあるよなと思うわけです。常識が通じない。「なぜ?」と問うと「体育は実技だから」「競技は男女別だから」「スポーツは規律が大切」とか、いろいろ出てきます。まぁだから上下関係がきっちりしていたり、体罰が起こりやすかったりするんだろうな。もちろん、みんながみんなそうなんじゃないけど、そういう構造があるってことです。
ちなみに、常識の通じなささでは、わたしもたいがいというか、下手するとわたしのほうがひどいわけですが(笑)、「なぜ?」と問われたときに「人権だから」とは言わない。きっと、人権とか差別とか言う言葉を使わずに説明を試みるんじゃないかな。
まぁいいや。
で、後半がおもしろいですね。とりわけジェンダーにかかわる話がおもしろい。
高アンドロゲン症の女性アスリートのことが、当然とりあげられるんですが、その背景には「正常な女性」観がある。その「正常な女性」は、白人女性なんですね。そこからはずれたひとつのモデルが高アンドロゲン症の女性である。だから、問題になる。てことは、そこにはジェンダーの問題だけでなく「人種差別問題」がからんでいる。
おぉ、インターセクショナリティ!
で、そことトランス女性排除の問題がからんでくる。
つまり、誰が正常な女性であるかということが、白人男性のまなざしを基準として決められる。そして、それを「女性」アスリートもまた支持する。なぜなら、白人男性のまなざしに「合格」したからこそ、女性アスリートとして活躍する場を与えられ、そこで優れた成績を残しているからです。そして、なぜそんなことが可能となるかというと「スポーツ例外主義」があるんですよね。
まぁこういう話を考えるにつれ、学校体育の問題とトランス女性排除の問題は根っこがつながっているんだなぁと、つくづく思いました。
とにかく、オリンピックとかスポーツとかへのまなざしが変わるという意味で、まさに「今」読むべき本のうちの一冊かなと思いました。
というのは、昨日の話。いや、読み終えたのが昨日で、それを考えたのが昨日から今日ってことです。
で、今日は今日で、「大人買いしたいな」と思っているマンガを探そうと、ちょこっと古本屋に入ったら、いきなりありました。
即買いです。
家に帰ってボチボチ読みはじめたけど、おもしろい!そして深い。校訓が「勤労・協同・理不尽」というのが、すごい。読み進めるのが楽しみなマンガです。
やはりおもしろいなぁ
今日は朝イチ授業からの、あとは事務仕事の日です。ちなみに、ガッコに到着したのは7時10分くらい。始業まで1時間以上あります。まぁめんどくさいから仕事しますか(笑)。
そうそうと思い、タスクリストをつくったら、やはり仕事が進みます。でも、2時くらいに右肩が悲鳴をあげたので、やんぺ。
その後、第2のふるさとへ。今日は年度はじめの訪問です。もちろん若い衆にもついてきてもらって、何をしてるのかを見てもらいました。
とにかく地域の人たちは地域の子どもたちのことをよく知っておられます。しかも、単に「地域だから」だけでなく、そこにプラスの眼差しがあるので、より深く知っておられます。その「知り方」に触れた時、わたしたち教員がどれほど表面でしか知らないかってことを、あらためて教えられます。やはり子どもたちを「知る」ためにはガッコだけじゃダメだなと思い知らされます。ただ、地域の人たちはガッコでの子どもの姿を知りません。それを知っているのはわたしたち教員です。だからこそ必要なのが連携です。
で、わたしはそれをずっとやってきた。そんな中でできた関係とか、そんな中で可能になった会話を、ぜひとも若い衆に聞いてほしい。それが「同和教育の成果の継承」のひとつだと思ってます。
そんな中で、今回はひとつ宿題をもらうなど。
「月曜日でいい?」
「アカン!せんせ、宿題せんと帰ろうと思ったやろ」
「うん」
「ちゃんと宿題し!」
みたいな会話。若い衆は
「このセンセ、見張っといてや」
とか言われて笑うなど。
地域や保護者とこういう関係があることが、とても大切なんですよね。
てことで、ちゃんと宿題はやりました。
さぁ、帰ろう。
もうひとつ先
今日も今日とてバタバタです。
まずは午前に3時間連続授業。ただ、こうやって授業をつめてもらってるおかげで、午後がフリーになるので感謝です。ちなみに1時間目はオリエンテーション。そのあとは2時間連続なので、ガンガンすすんでしまいます。まぁええか。
で、午後は薬物乱用防止教育です。従来は「ダメ絶対」ということで警察を呼んでやってましたが、ここ数年、うちの職場では警察を呼ばなくなっています。一昨年は加藤武士さん。まぁ、毎年来ていただいてますが^^;。去年は谷家優子さん。加藤さんと一緒に活動しておられますね。てか、去年はリビングライブラリと薬物乱用防止教育が同じ日で、シッチャカメッチャカでした(笑)。ちなみに、薬物乱用防止教育は生徒指導部の所轄ですが、「警察以外」となると誰に頼めばいいかわかりにくいので、わたしに相談が来るようになってます。なので、知っている限りの人を考えてお願いしています。今年は松本俊彦さんにチャレンジしたけど、さすがにムリでした。となると、誰だ…。で、思いついたのが石塚伸一さんです。
石塚さんは犯罪法の専門家で、かつダルクの支援者です。法律から考えるってのはこれまでなかったし、それよりなにより薬物乱用防止教育の「その先」は「回復者を包摂する社会こそ、依存症を生み出しにくい社会」なんじゃないかって直感があって、そういう話をしていただけたらなと思いました。で、40分という短い時間ですがお願いしたら、快く引き受けてくださいました。
話はじめられた瞬間、「うまいわ」と。さすがは大学教員です。とにかく惹きつける語り口です。そして中身がおもしろい。薬物の基礎知識とか、法律とかって難しそうなんだけど、それをわかりやすく語られます。「薬物なしで生きられないなら薬物をやればいい」とぶっこんでこられます。なるほどな。そりゃそうです。その薬物といかにうまくつきあうのかが大切です。だからこそ、依存性の高い薬物は避ける。あるいは、用法を守る。でも、守れないほど傷ついている人が依存症になる。そこから回復しようとする人は、人とのつながりの中で回復していく。だからこそ、回復者が包摂される社会である必要がある。
そんな話だったかな。
最後のメッセージは「薬物を根絶できるか」「それはあなた次第」。深いメッセージですね。自己責任とか「強い意志を持って」という捉え方もできるけど、たぶんそうじゃないです。どういう社会をつくるかってことです。それが子どもたちに届けばいいな。
講演が終わったら、体育館の片づけ→石塚さんの送り、帰ってきたらすぐに掃除カントク。放課後は部活体験。目まぐるしいです。4時頃にようやく「ながら」になったので、走ろうかと。ただ、30分は時間がとれないので、25分を飛ばし気味で走ろうかな。結局4kmちょっとを1kmを5分43秒のペースでした。一番早いのは5分27秒。さすがにきつかったけど、気持ちいいな。