stn21春の学習会

で、昼前に同志社大学へ。
キャンパスに着くと、すでに参加者の方が何人か来ておられます。大あわてで会場のセット。
さてさて、今日は10人になるか50人になるかと冷や冷やしていたのですが、結局21人の参加。でも、遠くは東京・岡山・徳島からも参加があって、かなりうれしかったです。
まずは、自己紹介&近況報告会。とりあえず1時間ちょい時間をとっていて、
「あまるんちゃうかなぁ」
と思っていたのですが、みなさん、報告すべきことをきちんと持っておられる方々で、これまたちょうどいい感じでした。
で、ここからがいよいよ学習会本番。
まずはQWRCからの報告です。
今回セクシュアルマイノリティへの理解を深めるDVDを制作されたので、これの上映会と簡単な説明を聞きました。ドラマ仕立てのDVDは、なかなかのできです。キャストは某高校の演劇部のみなさん&顧問&スタッフの家族とか。演劇部の見事な演技と、ご家族のビミョーな演技が、これまたいい感じです。まぁ、大阪の緩さが出ているということでしょうか。
インタビュー編も、かなり興味深い話がてんこ盛り。でも、登場した人、みんな若いなぁ。考えてみると、部落の人で「表に出ている人」って、けっこう年配が多くて、
「若い人の話が聞きたい」
みたいなことをよく言われるんですが、LGBTIは逆に若い人が表に出ていて、年配の人の話って、なかなか聞く機会がない気がします。でも、今よりはるかに厳しい状況を生き抜いてきた人の話、あらためて聞いてみたいなぁと思いました。
そうそう、資料がかなり盛りだくさんで「大丈夫かなぁ」と思ったんだけど、なんでも
「maxを出して、そこからチョイスをしてもらうのが意図なんです」
サービス精神が旺盛ですね。でも、
「めんどくさいなぁ」
とか思っている人は、そのサービス精神が裏目に出るかも…。
なんてことを考えているうちに、真打ち登場です。インターセックス当事者のイチさんです。
話しはじめたなと思ったら、すぐに終了(笑)。なので、質疑応答形式でやることにしました。でも、これ、けっこうたいへんです。なにせイチさん、口べた。そこにみんなが質問を浴びせるものだから、ほとんど「記者会見状態」になっています。途中で「これはやばい」と思ったので、いったん休憩。とにかく
「前に座るのがしんどい」
ということだったので、なかほどの適当な席に座ってもらって、グダグダした感じでやることにしました。おかげさまで、後半はちょっと楽そうだったかな。でもないか…。
それにしても「伝えたいことがある人」や「「伝える内容が明確な人」の話はたしかに聞きやすいけど、イチさんの話はその正反対ですね。特に伝えたいことがあるわけでもなく、まとまった話でもない。でも、そのなかで語られていることをていねいに聞いていくと、ほんとうにたくさんの驚きや気づきがあります。それは、きっとわたし以外の参加者の方も同じ思いだったんだと思います。イチさんは話し終えられて
「グダグダですみません」
と謝っておられたけど、みんな
「すごくよかった!」
と言ってました。
てことで、無事終了。QWRCにもカンパが集まったようで、よかったよかった。

初めて聞く話

朝、放送室に行って、連中に雷を一発落としておきました。さて、どうなることやら。

1時間目の授業が終わったら、すぐに職場を飛び出します。
今日は、人権教育関係の研究会の総会です。
午前はまたーりとした会議。今年度の役員・事務局・常任委員の選挙にいたっては、全員が「不信任0」です。時代は変わったというべきかなんと言うべきか。

午後からは、A久◯さんの記念講演。
いままでいったい何十時間話しあっただろうと思うけど、講演という形で話を聞くのははじめてなんですよね。ちなみに、向こうはわたしのお座敷話をまだ聞いておられませんが(笑)。
数日前に「データに基づいた話がいいか、国際的な潮流の話がいいか、どっち?」と聞かれていたので「両方」と答えておいたのですが、見事にその期待に応えて下さる話でした。
会長も「いままでの話と違うなぁ。すごくわかりやすい」と絶賛でしたよ。
内容的には、前半では「人権をどう表現するか」というところからはじまって、日本の人権教育・啓発の在り方の問題点を提起されました。それは、誤解を恐れずにバッサリと一言で言ってしまうと、すごく「他者的」であるということです。これ、いままでさんざん提起されてきたことなんですけど、これをさまざまなデータやワークショップの経験から、具体的に提示をされたという意味では、やはりすごくわかりやすかった。で、後半は、国際的な潮流の中で、どのような人権のとらえ方が必要とされているかということなんですが、これも誤解を恐れずにバッサリと言ってしまうと、個々の事例に対して、「権利の主体」というとらえ方をしていこうということだったかな。
まぁそんなこんなで(笑)、2時間の講演があっという間に終わってしまいました。

今日は総会

3時まで呑んでいたのに、9時には会議開始。どないなってんねん。
午前中は会議です。まぁ、つつがなく会議も終わりました。今年もかわらないメンバーで、ということは、またまた仕事が回ってくるな、と。ふぅ…。

で、東へ

今日は、某在日外国人教育関係セミナーです。
とりあえず、友だち達といっしょに新幹線に乗ります。にしても、みなさん朝から呑める人たち。筋金入りです。今回は、ちゃんと「ヘパ」をかばんに入れておくことにしました。もう、ほとんど常備薬やな(笑)。
到着したのは千葉。同研関係つながりのお友だちや、秘密結社つながりのお友だちや、気がついたら千葉にもたくさんのお友だちがいるんですよね。

会場に入ったら、開始10分前なのに閑散としています。大丈夫かなぁ…。と思いきや、気がついたら100人ほどの参加者。
千葉では在日外国人、特に新渡日の人たちのサポートをしているのは、ほとんどが市民団体ということです。
一般論として、まぁ、なんでもかんでも学校が引き受けなきゃならないとは思わないけど、まったくやらないというのもなんだかなぁという。両者がうまく連携できるようにしたらずいぶんと風通しがよくなるだろうなぁと思うけど、そこがうまくいかないんですよね。どうしても相手方への「不信感」みたいなものが出てしまいがち。
その点、今回主催をされた方は、学校内部の人間として、そして一市民として、両面からかかわっておられるのかな。たいへんだけど、大切な「人」だと思います。
セミナー全体も、そういう関係に担保された感じ。関東でのとりくみ、それも学校に伝わってこないとりくみがずいぶんと語られました。

決定!

過日annojoさんのところでも宣伝していただいたstnの学習会ですが、インターセックス当事者の方が来られることが、正式に決まりました!
ぜひともみなさん、ふるってご参加ください。
なお、ituki@po.sakura.ne.jpにひとこと「行くよ」とメールをいただければ、大変元気が出ます^^;;
よろしくお願いいたします。

隙はいくらでも

わたしの家にあるテレビは居間の一台だけです。なので、当然見たい番組がバッティングする場合があります。そういう時のチャンネル優先権は、互いに話しあい、譲りあうというのが、いちおうセオリーになっています。
ただ、引っ越した時に、わたし専用にプロジェクターを一応買いました。これ、motoGPとかF1とかを大画面で見たいという、まぁわたしの趣味なんですね。で、テレビのある部屋にはケーブルテレビが来ています。プロジェクターのある部屋にはVHSのビデオしかありません(笑)。これ、都合が悪いので、ケーブルテレビぁゃιぃツール経由で電波を飛ばしてプロジェクターに入力していました。ところが、どうもぁゃιぃツールが壊れたみたいで、最近電波が飛びません。
てことで、ここは一発コードをひこうかなと。
昔住んでいた家なら、「ひきたい」と思ったら、適当に壁に穴をあけてコードを引っ張り回したらよかったのですが、さすがに今の家は無理です。さてどうするか…。
で、壁を見てみたら、実は穴だらけなんですね。まぁ穴といってもクーラーとかの穴なんですけどね。この穴を通して、あとはパテで埋めたらいいやんか。てことで、10mのコードを買ってきて、あちこち通したら、あっという間に完成。
しまった、ぁゃιぃツールに大枚はたかなくても、これでよかったんじゃんorz。
でも、ちょっとうれしい。

セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク・春の学習会の案内

2010年春の学習会の詳細が決定しました。
ここを読んでいる人は少ないので^^;;、ぜひともあちこちで宣伝をお願いします。

日時:2010年5月15日(土)
   13時  〜14時   近況報告会
   14時30分〜15時30分 QWRCからの報告
   15時40分〜17時   インターセックス当事者からの話(予定)
   17時30分〜     懇親会

会場:同志社大学新町キャンパス・臨光館208番教室
   (京都市営地下鉄今出川駅下車西へ800mほど)
   http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_access.html

☆QWRCからの報告
 QWRC(Queer and Women’s Resource Center)は、2003年4月、大阪市北区にオープンした、LGBTI(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーインターセックス)等、多様な性を生きる人々のためのリソースセンターです。フェミニズムの視点を重視しながら、セクシュアリティを自由に表現できる社会の実現をめざし、講座の開催や電話相談などを実施しています。同時に、セクシュアリティジェンダーをテーマとして活動する個人や団体の活動をサポートするよう、事務所やミーティングのスペースを提供しています。
 QWRCでは、現在セクシュアルマイノリティへの理解を進めるための啓発ビデオ「もしも友だちがLGBTだったら」と、ビデオの理解を深めるための、ワークシートや指導書を作成しています。
 今回は、このビデオの試写をおこない、意見交流をしたいと思います。
http://www.qwrc.org/index2.html

インターセックス当事者からの話(予定)
 STNでは、いままでにいろいろな当事者からの話を聞いてきました。しかし、インターセックス当事者の方からの話を聞く機会は、なかなかありませんでした。
 今回は、当事者の方から生の話を聞き、どのようなことを感じながら生きてこられたのか。具体的に必要なサポートがあるとすれば何なのかなど、いろいろな話が聞ければと思います。

☆終了後、近くで懇親会を行います。予算は3000円程度。会場は追って連絡します。

  • 補足1

当日は東九条に宿泊所を設けます。インターセックス当事者の方も宿泊されるので、より深い話を聞きたい方はいらしてください。

  • 補足2

翌16日(日)11時〜、新大阪駅近くで「トランスジェンダー生徒交流会」が開催されます。興味のある方は、こちらへの参加もどうぞ。

 参加は自由です。ただ、「参加するよ」のメールをいただければ元気がでます。
 また、懇親会に参加される方は、予約の関係がありますので、事前にお名前をお知らせ下さい。

 連絡先はわたしっていうことで…。

「考え]「場」ってなんだ?

花見の後、わたしは東九条へ。
今日は在日外国人生徒交流会・卒業生の会です。
ヤツらが生徒の頃は、ひたすら裏方をしたんですけど、もう卒業生。自分の活動は自分でやろう。というか、わたしの分もみんなにやってもらおう(笑)。
やがて自己紹介の時になって、トラブル発生!まぁあえて引き起こしたトラブルという話もありますが。

まぁ簡単に言えば、
「在日外国人の問題で集まっている時、セクシュアリティの問題を持ち込むことは是か否か」
ということです。もう少し補足するなら、その主語は「世話人=教員」なんですが…。

たしかに過去、「自分のことをわかってほしい」という思いで自分のことを語ろうと思っていた時期がありました。そのころに「持ち込むことは否」と言われ、「なるほど」と納得してそれ以来語らなくなりました。
ただ、今、参加している子どもたちがたとえわたしのことを知りたいと思っても、
「あくまでも自分のことを語らない」
というスタンスを保ち続けることって、はたして是なのだろうか、否なのだろうかというと、それはよくわからないのです。
ましてや今日は卒業生の会。わたしとヤツらはフラットな関係だと思っています。だからこそ、みんなともっと深くつながりたい。そのためには「今まで語らなかったこと」を語らないと、フェアな関係が持てないと思っています。

前にも書いたけど、「目的」で集まる「場」と、「好奇心」で集まる「場」があるんじゃないかと思います。
現役生の交流会は「目的」かもしれない。でも、「わたし」という存在に「好奇心」を持った生徒には、別に語ってもいいんじゃないかとも思います。そのことが、子どもたちの「目的」に合致するならね。
一方、卒業生の会は「好奇心」なんじゃないかと思います。そして、「好奇心」の楽しさを知った卒業生達が、そのことを理解しつつ「目的」で集まる現役に語りかけていくって、案外おもしろいんじゃないかなぁと思うのですがねぇ…。

にしても「否」と言い続けるある「大人」に、卒業生達が一斉に抗議をし、ひたすらわたしの側に立ってくれていたのは、やっぱりうれしかったなぁ。
なんてことを思いながら、12時過ぎにはおねむ。体が持たないから、さっさと寝ましょう。ちょっともったいないけど。

で、会議

某在日外国人教育関係の会議。午後からの会議なんで、しらふな人は2〜3人(笑)。でも、まともに議事が進むのは、きっとみんな「酔っぱらい」がデフォだからなんだと思います。
で、会議が終わったのは3時半。5時の開店(笑)まで、まだ時間があります。てことで、御所で花見。桜の木の斜め下でみんなで輪になって、しょーもない話で笑いあいます。けっこう楽しい…。