なにを「指導」の対象とするか

朝、少ししんどいですね。やはりアルコールに弱くなってるみたいです。どれくらい減らせばいいのか、試行錯誤かなぁ。いや、昨日は「63回目」なので、気がつかないうちに飲みすぎた可能性もありますね。
とりまそれでも出勤です。今日は試験最終日です。1・2時間目とも試験カントクが入っています。が、試験期間の前半、いろいろあったので、しかたないです。2時間目のカントクは担当しているクラスです。試験が終わったら、ターゲットの子が
「頼むし。落ちたらやめんとアカン。やめたくない」
と言ってきました。知らんがな(笑)。
「そやな。やめてそのかっこしてたら、単なるコスプレやもんな」
と言うと
「いややー」
と言ってました。そりゃイヤでしょう。
出してきたプリントを見たら、必死で問題を解いていた形跡があります。これをもっと早くにやれば、今ここで不安にならなくてよかったのにな。まぁでも、そうはいきませんよね。
カントクが終わったら平常点の計算でもしましょうか。うーん、ビミョーやなぁ(笑)。
今日はなにやらいっぱい「指導」が入ってるようです。もちろん協力はしますよ。が、モヤりますね。
なにを「指導」とするかは、生徒と教員の相互行為であり、教員間の言説によって構築されます。つまり、ある事象を「指導対象」とみなすかどうかは、状況と場面に依存するということです。
こんなことを書けば身も蓋もありません。てか、子どもらは怒るでしょうね。だって「指導」は「校則に依存する」のがタテマエですから。でも、実は校則はアンブレラ概念であって、細かなことは書いてありません。細かなことは「細かなところ」に書いてあって、それは常に更新し続けられています。言い換えると、「細かなところ」は、「指導の結果」を参照してつくられるってことです。で、その「指導対象」が状況と場面に依存しているわけですが、その状況と場面は、生徒と教員の相互行為だし、その相互行為の中で「なにを」問題とするかってことを、教員は解釈している。
まぁこんなことをゴチャゴチャ書くのは、言うまでもなくこの間読んでる『<教えること>のエスノグラフィー』の影響です。
てことで、おべんと食べて、指導が入ってくるかなぁと思っていたのですが、来ない。そうこうするうちにスタートの時間が来ました。
てことで、移動開始。今日は進路と労働局と人権の三者の会議です。会場に到着して、労働局の人から名刺を渡されたので、わたしも名刺を渡したのですが、あれ、裏側に「玖伊屋」情報が印刷してあるヤツやんかと。まぁ渡してしまったから後の祭りです(笑)。
会議の方ではいつものように「マッチング問題」についてひとこと。いや、職種・業種・人数別の集計データをもらえたので、これはええわと。
そんなこんなで午後の会議も終了。さてと帰りましょうか。少し早目に帰れたので、水曜日のための買い出しでもしましょうか。
そんなこんなで、1日終了。あとはビールタイムです。うまし。ビールのあとは日本酒をチビリ。

天寶一の生酛です。

これもおいしいけど、直汲み生のほうが好きかなぁ。

どのように語ったか

朝、いつもの6時に起床です。まぁでも身体は楽ですね。休養がとれてる感じです。逆に言うと、これくらい休まないと、休めたことにならないってことです。
てことで出勤。みんな
「大丈夫ですか?」
と聞いてくれます。どうやら、今日も休む予定にしていたらしいです。しもた(笑)。
まぁでもいいです。今日出勤しなかったら、いろんなことが崩壊します。
ということで、まずは明日の出張の準備から。と言っても、コピー機にがんばってもらうだけのことです。便利な世の中になりました。
お次は学年末試験関連です。幸いにして、今日も休むことを見越して、4時間目は他の授業に振り替えてくれてました。ちなみに、その授業は時間が足りなくて困っておられたとのことで、win-winです。
と、『資料集』が来ました。25冊ごとの包を解体して、14冊の包を14包と8冊の包をつくらなきゃなりません。これがあるので、今日は来なきゃならなかったのです。
おべんとのあとは、久しぶりに授業です。
まずは「感染」報告から。続いて今週のトピックです。
「やっぱあれやな。ゼレンスキーとトランプの会談やな」
生徒らが「きたぞ」という感じでこっちを見ます。
「いや、会談の中身もさることながら、会談のしかたがひどい。会話分析ってのがあってね。往々にして「割り込み」「沈黙」「さえぎり」ってのを使って会話をコントロールすることがあるねん。で、会話において「何が語られたか」ではなく「どのように語られたか」を分析することで、その場における権力関係とがわかるねん。そういう観点であの会談のゼレンスキーとトランプ・バンスの間でなされた会話の仕方をみると、あの会談がいかにひどいものだったかがよくわかるねん。だから、キミらも動画で見る機会があったら、そういう観点でみてごらん。いかにひどかったかがすぐにわかるから」
まさかじぶんが「どのように語られたか」という話をする日が来るとは思いませんでした(笑)。
そのあとは、積分範囲の最後のチェック。「どのように答えるのか」を伝えておきました。
掃除カントクをしてたら、支店長が「ちょっと来て」というので部屋に行くと「合格通知」を渡されました。なので、ついでに心が揺れた話を報告しておきました。
再び職員室にもどって、あれやこれやしてると、あっという間に定時です。でも、今日は急いで帰らなきゃならないわけではありません。仕事もないわけじゃないから、しばらくいましょうか。てことで、小一時間残っていろいろやって、帰りにウトロへ。
しかし、わたしがウトロに来るの、たいてい他の人が帰ってからなんですよね。なにやってるんだろうと思うけど、けっこう大切な話をしてると思います。もちろん、会議の場所で話すべきことなのかもしれませんが、大きな流れの話というよりも「すき間を埋める」雑事みたいなことなので、こんな感じで話すことが大切なんじゃないかな。わたしの役まわりってことです。
と、Mょんすさんから「おもしろい話」が舞い込んできました。うーん、どうしよう。少し考えなきゃなぁ。でも、おもしろいかもなぁ。しかし、「わたし」かぁ(笑)。
さてと。いろんなことをやったので、今日は充実してました。帰ってビールを飲もうかな。
しまった、今日は水平社設立集会記念日だった^^;

もしかしたら・こもりん4日目

朝はのんびり起きましょう。なにしろ土曜日です。もともと「市集会」に行くべくチケットを入手していましたが、「強制こもりん期間」が続いているので、泣く泣く断念です。なので今日もこもりんしましょう。
そう言えば、今日は「3・1(サミル)」ですね。きっとガッコに行ってたら、授業は「知ってるか?」からはじまりますね。
というのはおいといて。
実は、昨日ipadの壁紙を変えてみようかなと思って、かつてとった写真に変えました。

「雪と氷の世界」です。
この写真に変えてから、妙にipadに親しみがわくというか、落ち着くというか。ipadを身近に感じるようになりました。
で、今朝はどうするかと思ったけど、A日新聞のデジタル版の契約をしようかと。といっても、紙媒体のもとってるので、「半年コース」であれば、月500円です。まぁ、再任用の身にはつらいものではありますが、ほんの少し贅沢させていただきましょう。
契約して、すぐに紙面ビューアーをインストール。ふむ。これ、いいわ。メッチャ便利です。もちろん、家にいるときは紙を見ればいいんだけど、考えてみると外にいるときの方が多いです。しかも、かつて「学級通信」を出していたときは「今週の新聞記事から」を書く関係で、毎日新聞[1]≠毎日新聞を読んでいたけど、今は読む気力が起きません。でも、これなら読めますね。いいかも。授業の雑談も「今週の新聞記事から」どころか「昨日の新聞記事から」とか「今朝の新聞記事から」ってできそうです。あと、いちいち新聞を確認したり、リモコンの番組表を見なくても、ipadでテレビ欄が確認できます(笑)。
昼ごはんを食べたら、読書ですね。こたつに寝っ転がりながら、ひたすら読み進めます。

今日は「キャリア問題」です。昨日は「アイデンティティの類型化」みたいなのと、「いかにしてそうなったか」というあたりの話でしたが、今日は「そのままでは終わらないよね」って話です。具体的には、生徒の状況が変わったり、施策が変わったりします。それにともなって、「アイデンティティ」に変化が起こる。その変化を食いとめる方向で動くのか、実際にアイデンティティに変化が生じるのか。
身につまされますね。
いや、かつてわたしが担任をしていたころは、うちの学校は自他共に認める「しんどい学校」でした。が、はっきり言って、今はしんどくないです。いや、今の人たちは「しんどい」って思ってるかもしれないけど、当時と比較すると「しんどくない」と言えます。だって、教室に行ったら生徒は座ってるもん(笑)。小さな「違反」はいっぱいあるけど、そんな「違反」はかつては「違反」とはとらえられていませんでした。なにせ、「大きな」違反が山のようにあって、それにマスクされていましたからね。そういうのがなくなったから、「違反」として認識されるようになった。ただ、その「違反」の範囲を自ら増やそうとしていく。すると、違反が「増える」。そして、その対処をしなくちゃならなくなるので「しんどく」なる。いまのうちの学校のしんどさは、そういうしんどさだと思っています。
もっとも、うちの学校の「しんどさ」が、その程度で終わっているのは、そうやって「しんどさ」をつくりだしていることによるものだという話もあります。まぁそのあたりはややこしい。
いずれにしろ、かつての「しんどさ」を乗り切るために求められていたスキルやスピリッツと、今のしんどさを乗り切るために求められているスキルやスピリッツには、少しズレがあります。問題は、「今のしんどさ」を乗り切ろうとしている人たちは、かつてのスキルやスピリッツを知らないということです。別に、かつてのスキルやスピリッツが今使えないわけではない。ただ、使える人がいないというか、使っている人がいないので、「そういうやりかた」を知らないだけのことです。
まぁ、このあたり、どうするのかなぁ。「かつてのスキルやスピリッツ」を風化させるのは、違うと思います。だって、それを人は「同和教育の成果の継承」っていうわけですからね。
まぁそんなことを考えながら、暗くなる前に読了。
さてと。次は何を読もうかな。

ビールを呑みながら、ニュースを見ていると、ゼレンスキーとトランプの対談をやってました。対談じゃないな。てか、バンス、ひでえな。ケンカを売ってます。まぁどうせ「仕掛け」なんでしょうね。バンスがケンカをふっかけて、ゼレンスキーが受けて、それを理由にトランプはゼレンスキーがケンカを売ったと解釈したフリをして、ゼレンスキーにふっかける。
しかし、トランプに「正確な情報」ってあるのか?どうも「情報源はyoutubeとyahoo知恵袋」的なにおいがプンプンします。まぁ、授業のネタがまたひとつできました。

それにしても、この4日間、とても充実しています。もしかしたら退職後の生活ってこんな感じ?
退職しても「授業」と離れる気はあまりありません。どちらかというと「授業」に特化しながら、その「授業」の中でいろんなことをやりたいとは思っています。もちろん「おべんきょ」もしたい。そのために、おべんきょはし続けます。ただ、おべんきょする時間がない。それがこの4日間できています。
この生活、いいなぁ…。でも、残り1日か。

footnotes

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1 ≠毎日新聞

摩擦係数を増やす・こもりん2日目

朝、ムダに目が早く覚めます。が、とりあえず寝ましょう。が、昨日ほどの体調の悪さではないですね。検温すると、ほぼ平熱です。頭痛も、たまにズキンと来る程度で、悩まされるほどのことはないです。
とりま、朝ごはんを食べて、さてどうするか。
最大の難問は今日の午後にある卒業式の予行と、明日の午前にある卒業式本番の放送です。とりま昨日副支店長に「今週休みます」という話はしてあります。
そうそう。今回は「感染してすみません」は絶対に言わないでおこうと思いました。やはり現在もcovid-19にかからないための「予防」的なことはあります。が、それが行きすぎると「予防に失敗した人」になってしまう。そして、その自認があるから「感染してすみません」になる。でも、相手はウィルスです。なので、感染は起こりべくして起きる。感染したときに「とりみだす」。それでいい。だから「とりみだしたこと」は話しても「謝らない」。
と同時にもうひとつ、「ありがとう」はいっぱい言おうとも決めています。教科に、セクションのみなさんに、そしてなにより放送部に。
ただ、放送部に「ありがとう」という前にやらなきゃならないことが山のようにあります。
てことで、今日の予行についての諸連絡をひたすらします。さらに副顧問にも同じ連絡をします。同じ連絡をすることで、何が起こっているかを共有してもらうこと、そして適切なアドバイスをしてもらうためにです。
まぁ、機材セットはそれはそれ。予行の進行も、まぁそれはそれ。と、なんでも「式歌」が3番まであるのを1番しか使わないんだとか。うーん。予行ではフェードアウトで処理したみたいだけど、不細工だよな。やるか。
ということで、いつものsound engineとradio lineでちょこちょこいじって、無事加工を終えました。こいつを副顧問に送って、今日の業務は終了です。さすがに疲れた。
さてと。あとは読書の時間にしましょう。何を読もう…。そうだ!『〈しんどい学校〉の教員文化』だ!

読みはじめると、とまりませんね。おもしろい。ただ、たぶんこの世界は、いまのうちの教員にはわからないだろうなぁ。
例えば、しんどい生徒が踏みとどまるのは、教員の力じゃないんですよね。子どもたち同士の「摩擦」の中で漏れ落ちないんです。でも、子どもたちの間にある摩擦係数が低ければ、漏れ落ちてしまう。わたしたちができることは、その摩擦係数をいかに増やすかってことです。それが「集団指導」であり、具体的には「クラスづくり」なんです。<しんどい学校>の教員は、教員だけではどうしようもない状況を経験しているから、やはり集団の力に頼らざるを得ない。ところが、そこまでしんどくない学校だと、教員の力でなんとかなってしまうから、集団の力に頼るという発想も経験もなくなってしまう。すると、全部ひとりでやらなきゃならなくなって、つぶれる。
わたしが担任していたとき、同時に3人くらい謹慎になったこともあったけど、のんきなもんでした。毎日生徒の家に行ってしょーもない話をして、クラスの話をして、次の日はクラスの中で謹慎の子どもたちの話をする。それだけでも摩擦係数は増えます。そして学校に帰ってきたときに受けとめてくれるのは、クラスの子どもたちです。だから漏れ落ちない。
もちろん中村さんがインタビューしたり参与観察した小中学校よりは、はるかに楽なシチュエーションだったとは思います。それでもやっぱりそういうやりかたは有効なんですよね。
てことで、もちろん全部読み切れないので、明日の楽しみにしておきましょう。

特殊業務・第1弾

今日は特殊業務の日です。なので、昨日はおとなしくしておく必要があったのでした。
特殊業務の第1弾の日は、PCを2台使わなきゃならないので、ちょっと緊張します。とりま、放送室を温めたり、PCの動作を安定させるために早めに火をくべたりしなくちゃならないので、早めに出勤。出勤したら、まずは放送室に直行して、そのあたりの作業をしましょうか。
その後、職員室で朝食→特殊業務開始です。
「読み」の教員から
「もうひとり、引き継ぐ人がそこにいないといけないんじゃないですか?」
と言われて、それもそうやなぁと。
ただ、振り返ってみると、40年前に「放送」を引き継いだときに、前任者はいませんでした。入学式からはじまるさまざまな行事は、3年生から教えてもらいました。文化祭あたりになると、プラスアルファを自分で考えるようになりました。特殊業務に至っては、生徒からは教えてもらえないので、自分で考えなくちゃなりませんでした。そして、今のスタイルは完全に自分で工夫して、日々進化させ続けています。
きっと次の人もできるだろうとは思います。知らんけど。
ということで、今日もフリーソフトを使いながら、淡々と業務をこなしました。結局、特にミスもなく終了。定時が来たで帰りましょうか。

家に帰って、なんとなく昨日も「モヤモヤ」について考えてみました。
そうか。「合理的配慮」という言葉の使い方だったんだ。
「合理的配慮」は、もちろん、障害の社会モデルからスタートしています。つまり、社会の側に障壁があって、その障壁をとり除くのは当然の権利であるということです。その際、「合理的配慮」という形で「調整」を行うわけです。それは決して、「特別扱い」ではないというところがポイントです。
もちろん、ゾンさんもRぽたんも、そのことはわかっているんだろうけど、話を聞いただけだったら「合理的配慮」=「ニーズベース」=「個別の支援」=「個人モデル」と捉えられかねない「語り方」だったんですね。なので、そのことをコメントしてみました。
しかし、大学入学時に、すでに書類上の性別記載を変更していて、その人が当事者かどうかわからないってことは、考え方によっては「T」の「LGB」化とも言えますね。さらにそれは部落出身者や日本国籍を取得した外国人とも共通するところがある気がします。そのあたりを絡めながら考察を深めていけば、おもしろいことになるだろうなぁ。

最後の授業

朝、まあまあすっきりしています。てことで出勤。
職場に着いたらいつものようにメールチェック。待ってるメールは来ていません。しかたないな。
職朝→立番のあとは「走り」の授業です。

本日のラン。ステップ走とのことです。いくつかのチームにわけて、団体で走ります。わたしが入ったチームは250mのトラックを1周1分20秒で4周→1分15秒で4周→1周1分20秒で4周→1周1分15秒で4周→1周1分20秒で3周→1分15秒で2周でゴールというランです。みんなで「ペースアップするよ!」「ぴったり!」みたいな感じで声をかけあって、だいたいペース通りで走れました。
結果5.4kmを27分25秒で、アベレージは5分03秒でした。あまり意味はないけど、1kmごとのラップは5分17秒→4分59秒→5分01秒→5分01秒→5分05秒でした。
やはりみんなで走るのは楽しいですね。最後はタッチしてくる生徒がいたりして、仲間感があります。これで今年度の「走り」の授業は終了です。少しさびしいですね。

てことで、数学の授業です。冒頭に
「君たちと来年走ることができないのが、さびしいです」
と伝えておきました。みんな、どない思ってるやろ。
たぶん「走り」の授業を毎時間走るようになったのはこの時からな気がします。傍から見たら「なにやってんねん」「そんなヒマがあるんや」と思ってるかもしれません。でも、これもまた、わたしなりの生徒とのつきあいかたの布石です。簡単に言うと、「クロカンのしんどさを知っている」ということを伝えられる。それを共通の体験として話ができる。おそろしくまわり道だけど、わたしは大切なまわり道だと思ってます。
強いストレートパンチを持つ人間はそれで勝負すればいい。でも、そういう勝負のしかたをしない人間もいます。いろんな勝負のしかたがあることをこれまでの経験の中で学んできました。その原点は「92年度卒業生」ですね。
授業から帰ってきたら、お次は「催促メール」です。とにかくみんな、仕事が遅い。上流から水が流れて来なかったら、下流はなにもできません。でも、お尻は決まってます。なので、下流の仕事がえらいことになる。
まぁ、「催促メール」を送らなかったのは、わたしが他のことをやってたからですけどね^^;。
てことで、いまある「素材」の組版開始です。かつてのように文字の統一はしません。そんな余裕はないです。それでも組んでしまいましょう。ということで、6本の原稿を組んだところでタイムアップ。てか、目がちぎれそうです。
その後会議。なんかよくわかりませんでした^^;。
てことで、職場を脱出。今日は滝井参りです。しかし、滝井まで時間がかかりますね。その間、『「社会モデルで考える」ためのレッスン』をひたすら読みます。さらに待合室でもひたすら読みます。で、なんとか読了。
感想としては、PART2がおもしろかったかなぁ。松波さんの個人史と障害者権利条約とか障害者差別解消法、さらには京都の条例の絡みがイキイキと伝わってきます。というか、よくコアなところに居続けたなと驚きます。そういう嗅覚が働く人なんでしょうね。それにしても、障害者の権利をめぐる運度はセクマイとは大違いですね。どうしたものやら。
ちなみに、PART1の方は、「これでもか」というほど社会モデルを押してこられます。言い方は悪いけど、「しつこい」(笑)。ただ、さまざま事例に絡めながら押してこられるので、「しつこさ」を感じるというよりも、「あぁ、この事例についてこう考えればいいのか」という感じですね。まさに「レッスン」ということなのかな。
読み終えたところで診察室に呼ばれて、しばしO田さんと話。医療者と社会学あるいは教育社会学が、それぞれの専門性を尊重しながらとりくみを進めなきゃならんねというあたりの話かな。
診察を終えたら、スーパーを経由して、「まんまるの会」です。これ、曜日が変わったのがきついですね。水曜日は出にくい。今日も職会をパスしてきています。まぁ今日の提案をする教員が「わかってくれる人」なので助かっています。
今日の「まんまるの会」のテーマは「初心にかえる」らしいです。簡単に言うなら、久しぶりにわたしが「まわす」ということです。まぁでも参加者は「いつもの人たち」なので、楽しく近況報告をしてもらって、楽しく「テーマ」について話してもらって、あとは遊んでもらえばOKです。
来る前はけっこう気が重いけど、とりま来てみたら、それはそれですね。ただ、帰る時が再び気が重い。とにかく遠い。でも、早めに出させてもらったので、早めに帰れそうですね。
ウィスキーをひとなめして寝ましょうか。

濃いぃ夜

朝、いつになくスッキリしています。やはり日曜日に飲み会が入らないと、月曜日が楽ですね。しかも、1・2時間目がなくなったので、気も楽です。ということで出勤。それにしても寒いです。季節が違えば歩くと暑くなるのに、歩くと寒くなります。
まずは出席管理をしたり、あれやこれや。
2時間目は新採教員の研究授業です。いつもの通り、教室の窓側の黒板横に陣取ろうと思ったら、ちゃんと椅子を持ってきてくれました。はじめはみんな「えー」となるみたいだけど、慣れると「なるほど」と思ってもらえるみたいです。
研究授業後は、レポートを読んだり。うーん、まぁこんなもんかなぁ。4・5時間目は淡々と授業。それにしても、授業があまりまくっています。どうしたものか。まぁねっとりやりましょう。
6時間目は合評会。みなさん、数学科らしいコメントを入れられますね。なので、いつもの通り
「わたしは数学は苦手なので」
と前置きをしてコメントというか、質疑応答。
「前はスライドを使っていたのに、今日はなぜ使わなかったのですか?」
「生徒に板書させずに、すべて口頭で答えさせて、あなたが代わりに板書しているのはなぜですか?」
前者の質問は理由があればそれでよし。ちゃんと理由を言ってくれたので、納得です。後者の質問は、自分なりのこだわりがあります。
「スキーのインストラクションをするときに、あえて長い距離を滑ってもらって、ミスも服見込んでの滑りを見ることがあります。それと同じで、ひとつの問題をすべて板書してもらって、たとえばdxを書き忘れていたら、そこを修正することで、みんなに定着させる。そのためにはポイントだけを口頭でやってもらったのではダメなんですよね」
みたいな。そしてもうひとつコメント。
「〇〇さんが10時38分に寝ました」
みんな笑いました。が、これも大切なんですよね。〇〇さんは真面目な生徒さんなんです。なので、ずっと集中し続けている。その集中がもたなくなった時間が、授業開始から38分後ということです。ということは、その時間帯に集中しなくてもいいリフレッシュタイムを入れることで、最後まで集中を保たせることができる。
数学のコメントじゃないけど、どうせコメントするなら、こういうコメントの方がおもしろいかなと。
放課後はいつものように掃除カントクから。
「ここ、夏は暑くて冬は寒い、最低の場所やねん」
と生徒にぼやきながらも
「でもな、帰りの生徒全員を見られるええ場所でもあるねん」
というと、納得してくれていました。いい子らです。
定時がきたので退勤。そのまま東九条です。今日はTじさんのお祝い飲み会です。もうひとり、Tじさんに対策をしてくださったK井さんと3人で飲むことになりました。
しかしK井さん、濃いぃわ。もともとは中学校の教員なのかな。だから話が合う(笑)。
い「家庭訪問するやん。親に怒られても、1時間たったら「よろしゅう頼むわな」で終わるねん」
K「そうそうそう!怒りが持続するのは1時間やな」
い「ほんまや」
みたいな。
い「家庭訪問って、相手のテリトリーに、ひとりで丸腰で行くことやねん。だから、かえって打たれへんねん」
K「学校乗り込んでくる親って、たぶん「相手のテリトリーに行ったる!」って思ってはるんやろな」
い「ほんまや」
みたいな。
たぶん、わたしが担任としてやってきたことは、中学校教員と似てるんでしょうね。でも、きっとそういうの、大切なんだと思うんですよね。
ということで、最後は何のお祝いかわからない飲み会になったけど、めっちゃおもしろかったです。とにかくTじさん、「いい教員」になってね。

不意にくらって、クラクラする

朝、土曜日なのに5時45分起きです。そして6時スタート。玄関は雪です。

まだバスは動いていないので、駅まで歩きます。電車に間に合うかどうかと思ったけど、缶コーヒーをゲットして、電車に乗りました。阪急に乗り換えて、西へ西へ。が、ゆっくりですね。どうやら遅延しそうです。電車の中でパンとコーヒーをモシャモシャ。三宮から元町までは阪神です。で、会場に到着。3時間近い旅でした。
まずは女性部長会議(笑)。簡単に打ち合わせをして、受付に立ちます。が、京都からの参加者は、わたし以外ひとりです。もうひとりのレポーターは体調不良で自宅からオンラインでレポートです。便利になったのか、なんなのか。
で、開会行事のあとは記念講演です。今日の講師はウィメンズネットこうべの正井さんです。最初のスライドを見ていると、「チャンピオン・チェンジ大賞受賞」とかいてあります。へ?と思って見に行ったらおられました
で、話の内容は、災害時における性暴力の話です。ほんとにこれでもかというくらいのキツイ話です。そんな被害者の人たちの「居場所」をつくる。でも、あくまでも対症療法でしかありません。それにしても、男性主体の社会では女性の性暴力サバイバーは「いないこと」にされてしまうんですね。だからこそ「支援の客体ではなく、主体としての参画」と言われます。どこかで聞いたフレーズなんだけど、おそらく共通してるんでしょうね。
講演の後
「実はわたしも」
と言いに行くと、
「前に京都でお会いしましたよね」
とのお言葉。マジっすか^^;。
でも、このあと打ち合わせがあります。なので、本売りをK原さんに頼んで、分科会場へ。おべんとう、多いな。
zoomを接続して打ち合わせ。分科会のレポーターはAっちゃんと大阪の退職された元教員の方です。なにやらフラッグがいっぱいあるので会場セットです。
と、いきなりわたしに向かって
「背が高い男の人が」
とか言われたので、とっさに
「男じゃないです!」
と返してしまいました。いや、別に窓枠につかまって高所作業をするのはいといません。が、それは性別とは無関係で、高所作業が好きだって話です。
しかし、まさか母女で「これ」を食らうとは。ここはわたしにとって、ものすごく「安心できる場所」です。それだけにダメージが大きいです。
分科会がはじまっても、まだクラクラしています。幸い、前半の司会はK部さんなので、おまかせしながら回復をはかります。
後半との間の休憩時間に
「やはり言いにいこう」
と決意して、クラクラしたことを言いました。
しかし、たかがこれだけのことなのに、これほどまでダメージがあるのは、普段が平穏だからなのかなぁ。もっとも、「場」によるものなのかもしれません。ただ、言ってしまったので、これでおしまいです。気持ちを切り替えましょう。
後半の司会はわたしです。グループディスカッションをしたり、全体のディスカッションをしたり。が、全体は難しいな。日常の話を気軽に話してほしいと思ったけど、なかなかそうは行きません。どうしても「強い語り」が出てきてしまう。いい発言もあったけど、それを拾いけれませんでした。反省ですね。
てことで、今年の母女は終了。このあとは交流会です。去年の交流会では「素直にうれしかった」けど、今年はいろいろあって、2人です。ちょっとさびしい。でもまぁこんなもんでしょう。
ということで、散々ワインを飲んで、あとは駅で缶チューハイを買って、滋賀の人たちと一緒に電車に乗って宴会です。京都に着いたのは8時前。これくらいに帰れば楽だろうな。

登場人物が多すぎる

朝、まぁまぁの体調です。とりま荷物があるので車出勤です。
朝は立番から。そして走りです。走りの授業も残すはあと2週間。とはいえ、ガチで走るのは今週までです。

本日のラン。1000mのTT、トラックを4周です。とりあえず「速いチーム」に混ざりましょう。トップはかなり速いですね。わたしは1周目は60秒を切るくらい。でも、ここからどんどんタイムが落ちていきます。結局タイムは4分32秒でした。
まぁこんなもんかな。ちなみに、去年のベストタイムより遅いのは、走り込みが足りてないなら当たり前ですね。
しかし、「遅いチーム」に入ってトップを引っ張るのもありだったかも。

走りが終わったら少し作業。
午後は3年生のための立番が入りました。その後、会議。まぁなかなか厳しいですね。
定時で上がって、少し寄り道をして、少し遅れていきセンへ。今日はちょぼやき会です。
今日のスピーカーはTださん。この間参加されたばかりの方です。到着したら、すでに話ははじまっていました。が、スライドを見ながら追いつきます。
Tださん、生まれは1971年の沖縄なんだとか。ここから、なかなかにディープな人生がはじまります。引っ越しとか両親の離婚とかが頻発するんですが、それをさらりと話されます。が、親が離婚と再婚を繰り返すと、当然登場人物が増えます。さらにきょうだいもおられるので、またまた登場人物が増えます。そのうちごちゃごちゃになってわからなくなりました(笑)。
話が終わったら質疑応答。みなさんいろんな質問をされますが、わたしの頭の中には『ヤンキーと地元』や『裸足で逃げる』が渦巻いています。なにしろ、語りの背後に厳しい家庭状況と、それをつくり出す「本土」復帰直後の沖縄の経済状況が見え隠れしますからね。
なので、そんなあたりを質問。すると、ディープな沖縄社会が少しずつ姿をあらわしてきました。おもじろい。いや、おもしろいと言ったらアカンのでしょうが、interestingです。
そんなこんなで、なかなかに興味深いちょぼやき会を終えて、本の即売会。持っていったぶんがすべて売れてしまいました。ありがたや。
その後、恒例の飲み会です。なんだかメッチャ食べものをたくさん注文したみたいでお腹いっぱいになりました。でも、お酒はセーブ。ビール→日本酒→日本酒→泡盛で終了です。
てことで、お店を出たのは10時半過ぎ。まぁマシかな。最後に記念写真。

ありがと!

かゆいなぁ

今日は午後から某人権教育研究会の、まぁ総会です。が、午後からということは、午前は出勤しなきゃなりません。まぁ、問作やった試験があるからいかなきならんのですけどね。
てことで出勤。8時25分くらいまであれやこれややって、完全武装で職朝へ。なぜ完全武装かというと、もちろんそのあとに立番があるからです。今日も風が冷たいです。
で、巡回。ひとり、静かに微笑んでいる生徒がいます。さてはできてないな(笑)。1月真ん中あたりからは、ひたすら受験の公欠が多くて、どうすんねん状態でしたからねぇ。
試験が終わったら答案用紙を受け取って、出欠の入力をして、職場を脱出です。向かうは京都府中部の会館です。一昨日も同じ駅で降りました。
会場に到着したら、会長さんがおられたので、ひとつお願いというか謀議というか。まぁまぁな感触だったので、よかったよかった。
で、研究会開始です。
もろもろのあいさつのあと、全同教大会の総括らしいです。レポーターとか実践報告協力者のみなさんが報告されます。みなさん
「温かい集会だった」
って言っておられたけど、ほんとかなぁ。わたしにとっては常に勝負ですけどねぇ(笑)。
お次は映画鑑賞です。タイトルは「言葉があるから」。なんでもマイクロアグレッションを扱った映画なんだとか。はじめてマイクロアグレッションについての講演を聞いたのは7年前ですね。でも、それより前に被差別体験のインフレーションなんてことを言ってました。それがもう少し理論化されたのはヴァルネラビリティという概念を知った時かな。何が言いたいかというと、それなりに考えてきたってことです(笑)。
で、映画を見はじめたけど、かゆいなぁ。なんなんだろ。このわざとらしさは。まぁ、わかりやすいっちゃわかりやすいんだけどね。そんな中、いい味を出してるのがゲイの青年かな。ちなみに、いい感じにビミョーなオネエが入ってるのが、これがまた(笑)。
そんなこんなでもだえながら映画を見たあとは、グループディスカッション。苦手です。だけど、今日は一参加者なので、参加しなきゃなりません。まぁでも、小・中・高が一緒に話すことって、一般的にはあまりないので、いい機会ですね。なので
「どうやったら「思いやり」や「優しさ」から「社会の構造」へと移行していけるんですかねぇ」
みたいな問題提起だけはしておきました。
てことで、本日の研究会は終了。
さてと、帰りますか…。