この間、ずっと頭を悩ませていて、動きがとれなかった事案がひとつはっきりしました。とても残念だったけど、与えられた条件でいくしかありません。逆に、来年への目途もつきました。
てことで、早めに職場に行って、印刷したり、あれやこれやと手当をして、動きをとりはじめました。
しかし、欠席者が多いな。希望調査がとれないです。困った。とにかく休み時間に教室に行ってマークシートに●をしてもらうしかないですね。あとは教科担当に頼むかな。
昼休み、朝に3人ばっか休んでたクラスに行くと、ひとりは来てたので、マークしてもらおうかなと。このクラス、去年担当してたので
「○○さんは?」
と聞くと、
「やめた」
という返事が返ってきました。
「え…。ショックやわ」
と言うと
「どひちゃん、仲良かったもんな」
と言われてしまいました(笑)。
その子、たまたま一番前にいたから、いろいろちょっかいを出してただけなんですけど、そうか、そういうふうに見てたんだ。でも、それはそれでいいか。それが「贔屓してた」とか、他のアカン感じじゃなくて「仲良し」と見られてるなら、それはそれでいい。そして、「やめた」という話にショックを受ける教員がいるということを伝えることも大切だと思います。
放課後、これまた去年担当した子と廊下をすれ違った時に、いきなり
「Trick or treat」
って言われてびっくりしたら
「食べる?」
と袋菓子を出されて、思わず
「ありがとう。逆にもろてしもたわ(笑)」
ともらってしまったり。うん、生徒からもらったお菓子はうまい。しかし、こんなことやってるからアカンのやな(笑)。
そんなこんなでパタパタしてたら、すぐに定時です。さてと、帰ろう。とりま久しぶりに筋トレして、あとはビールだな。
カテゴリー: 日常
選別装置としての高校
またまた新しい週がはじまってしまいました。まぁそれでも、昨日の夜は10時に寝たから、少しは楽かな。とはいえ、「趣味」であるとはいえ、やっぱり自分のための時間がほしいですね。ここしばらくの土日、そしてこれからしばらくの土日を見ると、自分のための時間がまったくありません。ほんとうにヤバいです。
それでもとにかく出勤。実は、仕事そのものは別にしんどいわけじゃないです。ただ、仕事も自分のための時間ではないから、やはりつらいです。
特に、山もオチも意味もなく1日が過ぎて、夜の仕事です。
今日は「高校における格差」ですが、まずはわたしからひとこと。
今、夜の仕事で伝えたいと思っていることは、子どもを通して、その背後にある社会を意識するってことです。教員って、ついつい「その子」を見てしまう。あることができたのは、その子が努力したから。できなかったのは、その子の努力が足りなかったから。そして、努力の如何にかかわらずできなかったとしたら、「障害」を疑う。常に着目しているのは「その子」です。でも、その子は1人で生きているわけではない。家族という社会や、その家族を取り巻く社会の中で生きている。だから、その影響を強く受けている。そういうことを踏まえて物事を考えてほしいんですよね。そしてもうひとつ。実は、わたしの学校経験を通して、わたしがいわゆる「高SES層」に属する家に生まれたことは伝えています。でも、そういう人だって、「庶民的な学校の教員」はできるし、人権教育もできる。教員の仕事は生まれに依拠しないってことです。
そんな話の後、発表してもらいました。今日の発表もうまいですね。やはり、発表って、最初にする人がいちばん大変だと思います。そういう意味では、みんなどんどんうまくなっていくだろうなぁ。
しかし、高校における格差は露骨です。SESと偏差値が見事な相関関係にあります。げんなりするけど、それが現実です。現実を直視するところからしか、次には進めない。
そんなことを考えながら、みんなでホワイトボードに書き書き。
おもしろいなと思ったのは、出身高校における進路ですね。「浪人が1/3」とかいう学校があります。わたしの勤務校では考えられません。だって、浪人してでも志望校に行きたいというのは、それなりの学力があったりお金があったり、さらには親がそれを戦略として選択することができるわけですからね。
そしてもうひとつおもしろかったのが、中学校と高校の「雰囲気」の違いです。例えば「高校は合唱コンクールをがんばる雰囲気だった」とか、「高校は冷たい感じだった」とか。あるいは「中学校は情に熱い感じだった」とか。行事をがんばるというのは、学校文化に親和的ってことなんですよね。そういう話をすると、「みんな学校が大好きだった」っていう答えが返ってきて、学生さんたちは納得されてました。さらに「情に熱い」についても「学校文化としてのタテマエ」に対して、対抗概念としての「ホンネ」が低SES層と親和性が高いんじゃないか」みたいな話を投げ込んでみました。
最後に、
「仮に今、小学校の同窓会があったとして、みなさんはどういう会話ができる?」
という話をすると、「あ…」みたいな表情をしている学生さんがおられて、まぁそういう選別装置として高校は機能してるんですよね。
てことで、最後は元気になって終了。と、デスクを見ると、プロジェクターのスイッチが入ったままみたいです。んー、鍵を取りに行くのはめんどくさいな。門衛さんにお願いしようかな。
ということで、学生さんと一緒に門衛さんのところに行って
「プロジェクターのスイッチが入ってるみたいなんです」
と話すと、はじめ「ん?」という感じだったので
「子牛控え室まで行くのがめんどくさくて」
というと、「あぁ」という感じで対応してもらえました。
えーと、もしかしたら学生さんと間違えれられた?
雨の合間をつく
今日は夕方に歯医者さんがあるのでバイク出勤です。走りはじめたら、なんとなく走りがいい感じです。アクセルをあけなくても転がっていく感じ。それでいて決して遅くはない。なんか、いろんな場所が動きはじめている感じですね。いつも練習に使うS字コーナーでは、目線が遠くに行くようになったので、これもよし。途中給油したら13.3km/Lだったので、ほぼほぼいつも通りの燃費になっています。おそらく右手首もいつもの感じになっているのかな。
そんなこんなで30kmばっかのツーリングを楽しんで、職場へ。寒いです。
それにしても、仕事をする気が起きません(笑)。まぁもともと仕事をする気は起きない人ですが、基本的には動きがとれないので、どうしようもありません。まぁでも担任さんには「動きがとれないけど、ちゃんと動きますからね」と安心材料を渡しておきましょう。勝負は月曜日だな。それにあわせて、火曜日の朝イチに動く。
放課後は明日の学校説明会の準備です。といっても、今日は機材の準備だけ。説明会は午後なので、午前にセッティングすればいいですね。
そんなふうにしていたら、なにやら外があやしげになってきました。まずは風がすごい。そして、雷。さらに雨。雨雲レーダーを見ると、えらいことになっています。どうする?帰りのバイク…。
定時が来たけど、とてもではありませんが、走れる状況ではありません。てことは、歯医者さんには間にあわない。しかたない。キャンセルですね。
あとは、雨雲レーダーとにらめっこです。どうやら17時45分から1時間程度は雨雲が切れるようです。そこだな。と、35分の段階でほぼ雨が止みました。ここしかないですね。
ということでスタート。いつ雨が降るかとドキドキしながら、そしていつマンホールを踏むかと、これまたドキドキしながら、なんとか雨に遭わずに帰れました。よかったよかった。
さてと。お風呂にゆっくり浸かりたい。
動きがとれない
昨日の夜、とあるメールがあってあわてました。その後、ずっとどうしたものかと思う朝です。そうそう、東九条マダンもどうしたものか。なにしろ、その日、わたしはいない。さらに、Aっちゃんもいない。てか、今週末に予定されている「事後合宿」はどうなるんだろう。MLがまったく動いていません。事後合宿の有無によって、翌日にある京都の交流会の動きが変わります。
とにかく、なにもかもががっちゃんこしてしまっていて、動きがとれない。どうしたものか。それでも、できるところからひとつずつほどいていくしかないですね。
まずは事後合宿か。「誰が来るの?」と投げてみました。うーん、参加者、メッチャ少ないやんか。これは対面はムリやな。ということで、ひとつ解決。てことは、京都の交流会は「あんな感じ」になるのね。
東九条マダンと京都の交流会は子どもに頼りますか。「お願いできる?」とラインしたら「しかたないな」という返事。すまぬ。
あとはリビングライブラリやな。
今日も代講があって、しかたないからプリントをつくって配って、まぁこれでいいやろと思ってたら、ひとり質問に来ました。
「あのこれ」
「なに?」
「a1≡a2 mod(17)でですね」
数学オリンピックの問題でした。
「わたし、数学が専門じゃないからわからんわ」
「でも、教科は数学ですよね」
「教科は数学やけど、専門は社会学やねん。ほら、ここみたらわかるやろ」
と言ってresearch mapを見せたら、納得してくれました。
「もっとちゃんとした数学教員に聞きや」
そんな感じで家に帰ってzoomです。が、19時スタートのzoomがいつまでたってもはじまりません。やるかやらないかの連絡もないので、ビールを呑もうにも、動きがとれない。15分にやっと開始。結局1時間ばっか会議でした。まぁ、どうなるかなぁ。
ここでやっとビール。疲れた。
そうだ、寝る前にパートナーに脚のアロマをやってもらおう。実は火曜日の早朝に右足ふくらはぎが痙ったんですけど、なまじ筋トレしてるから痙り方も激しくて激痛でした。それをかばってフィールドワークしたから、右足の太ももが痛い。このままだったら、明日、動きがとれない。
違憲判決が出た
今日は午前に2発授業です。と、代講依頼が…。ごめん、午後はあかんねん。授業はプリント学習にしようかと思ったけど、今日はやめときましょう。
空き時間にあちこちメール。いつものことですが、10月終わりから11月にかけては、かなり火がつきます。とりわけ今年はきつい。リビングライブラリをもう一週うしろにすればよかった。来年はそうしよう。と思うたびに、まだ自分は「いるつもり」なんだなと思います。
午後はzoomで研究会。脳みそがついていってません。が、なんとかかんとか発言ができたかな。研究会の終盤、突然ポップアップが出てきて、「性別変更の手術要件めぐり 特例法の規定は憲法違反 最高裁」の文字が…。
びっくりしました。なので、すぐにzoomのチャットに転送。するとみんな、バッと顔が輝いて「おお!」という声が。
ちなみに、みなさんシス女性です[1]たぶん。
この違憲判決はほんとうに大きな一歩だと思います。しかも全員一致だしね。ご尽力いただいた方々には頭が下がります。まぁでも、わたしも微力ながらこんなことやこんなことやこんなことはやりましたけどね。
わたし個人は、オペはしたい人がすればいいと思ってます。そのために、ほんとうにオペがしたいのかどうかを、自分自身ととことん対話をしてほしい。対話をするためには、オペに付随する余計なものはないほうがいい。純粋に自分の身体を眼差すこと。
そう考えたとき、特例法の要件は、あまりにもジャマです。だから、反対してる。
もちろん「わたしのため」ではないです。後輩たちのためです。わたしは戸籍制度を叩き潰すまでは性別変更しないと決めてます。だから、たぶんずっとこのままでしょう。知らんけど。
ちなみに、違憲となったのは第4項で、第5項は差し戻しなんだとか。
つまり、トランス男性はOKで、トランス女性は×ということですね。そういうアンバランスを高等裁判所はどう判断するのか。
ちなみに、昨今、みんなが大好きなお風呂問題ですが…。
実はトランス男性の方がハードルは高い。だって、男女問わずに性器を隠す人はいます。トランス女性もそのひとりになればいい。でも、トランス男性で、特に胸が大きい人はたいへんです。男性で胸を隠す人はほとんどいない中で隠さなきゃならない。隠さなければ見られる。見られたら混乱が巻き起こる可能性がある。あるいはトランス男性が性暴力にあう可能性が出てくる。
ここで問題なのは、こういう話がまったく出てこないところですね。つまり、トランス男性のことは、みんな興味の外だってことです。ここにあるのは、トランスジェンダーの問題ではなく、ジェンダーの問題です。
しかし、いつも思うことは、トランスヘイターが「手術してない人がお風呂に入るかもしれない」といい、それに対抗する人が「そんなことはない」ということのむなしさです。
本来は手術をしてようがしてまいが、性暴力を意図せず、その場が混乱しない形であれば、自認する方に入ればいいと思ってます。だって、「一瞥」による性別は手術とは無関係です。逆に手術の有無にかかわらず、外見が自認する方になってたら、出生時に割り当てられた方に入ると、メッチャ混乱します。それは、わたしは経験済みです。
なのに、「反論」するために、自らの行動の可能性を狭めてしまう。それがむなしい。
しかし、「coming out story」の「あの」シーンを誰も何も言わないのがおもしろいな。まぁ、ひとまわり前の映画だからか…。
footnotes
↑1 | たぶん |
---|
ノンストップの午前
今日は午前にとある事情でzoom会議があります。なので、立番を少し早めに切り上げさせてもらって接続。すでにはじまってました。
音が悪い。聞こえません。まぁ、ハイブリッドなのでしかたないのかな。しかし、owlかなんか使ってくれたら、もう少しマシなはずなのになぁ。
1時間半かと思ってたら2時間だったので、マジかと思いました。結局、9時から10時55分までzoomで、そのまま授業へ。しかし、zoomの内容、疲れた…。でも、やはりこれは言わなきゃならんなと。
なので、授業の冒頭、ついつい演説。
「1学期の人権学習でも言ったと思うけど、わたしは君たちに対して強大な権力を持ってるからね。それは評価権というやつだ。なにしろ6単位持ってるから、わたしが×をつけたら、下手したら留年になる。そういうのがあるから、これだけの人数の前でわたしひとりがしゃべっていても、君たちは聞くんだよ。だから、わたしがヘラヘラした顔をしてても、それにごまかされたらダメだよ。もちろん、わたしは自分が権力を持ってることをいつも意識している。まぁでも、それを意識してる教員ってどれくらいいるだろうか。たぶん、ほとんど意識してないんじゃないかなぁ。まぁええか。授業な」
なんか最近、ほんとうに授業が楽ですね。なんでだろう。子どもたちが動くからかな。ある生徒が
「数学の時間は時間が過ぎるのが早い」
ってつぶやいたので、思わず
「なんにもしてへんからな(笑)」
と言っておきました。
それでも、ようやくやってきた昼休み。zoomから4時間ノンストップはさすがに疲れました。
なので、少し休憩。身体が動きません。それでもやらなきゃならないことがあるので、いろいろ書類をつくったり、あちこちに連絡をとってみたり。
そんなことをしてたら、あっという間に定時です。帰ろう。昨日はパートナーにフェイシャルやってもらってすごく気持ちよかったから、ボディをやってもらおう。たぶんそれでしばらくは持つはずです。
絶不調からの浮上
朝、猛烈に眠いです。当たり前です。自業自得です。それでもフラフラと出勤です。
とりま、朝ごはんを食べながらメールチェックをしましょうか。そして朝の立番です。段差のところに座っていたら、新採の教員が隣に座られて、大学院の話なんかをされたので、なんとなくエスノメソドロジーの話をしたりしてしまいました。まぁでも、「なんとなくエスノメソドロジーの話をする数学教員」というのも変だな。立番が終わったら、いよいよ本日の午前の最大のイベント、採点です。さぁ、果たして2時間の空き時間でひとクラス終わるのか?1時間目終了のチャイムが鳴ったところで、半分を終えました。これはいけるかな。なにせ、後半は◯つけというよりも×つけになるからな。2時間目終了のチャイムが鳴る前に、なんとか採点完了。えんま帳に転記して、PC入力もすませて、度数分布も作成して、ようやくひと息です。
しかし眠い。
試験を返した後、今日は沖縄人権学習の動画を見せることにしました。が、アカンな。なんか、ピリッとしませんね。まぁ突然だからなぁ。しかも、前置きもフォローも時間がないからできません。しかたない。次の時間にフォローしましょうか。
しかし眠い。
なので、昼休みはソファに少し横になりました。ちょっとだけ復活したかな。
午後の連続授業も、まずは試験返し→沖縄人権学習の動画です。先ほどの失敗があったので、動画を上映しながら、時系列を書いていきます。すると、とても大切なことに気づきました。基本的に、琉球王国に武力行使をしているの、日本だけじゃん。1度目は薩摩の侵略。2度目が琉球処分です。しかも、琉球王国の間は、基本的には戦争をしていない。琉球処分のあと、沖縄県になって戦場になっている。そして、今も基地がある。内地は沖縄に戦争をもたらしただけの存在じゃん。
てことで、連続授業の後半、コメントをしてから、復習タイムに入りました。そんなこんなで、無事授業を終えて、掃除カントクです。
監督が終わったら、いつもの通り、1時間労働者の権利を行使して、夜の仕事に向かいます。
しかし眠い。
小牛控え室で簡単にプリントアウトして教室へ。今日はテキストの第3章「教育は階層社会の現実から切り離せない」です。まずはひとくさり前回の質問に答えて、いよいよ学生さんの発表がスタート。
しかし、えげつない内容です。階層と大学進学率の相関関係が、これでもかと出てきます。もちろん、あくまでも「傾向」なんで、「宿命」ではありません。が、やはりえげつない。
発表のあとは、具体的に「親と自分の学歴」「親の子育てパターン」「大学進学を意識した時期」について、みんなでホワイトボードに書いていました。すると、ここでもえげつない相関関係が…。「両親大学卒(含むわたし)」の人が大学進学を意識した時期ですが、ほぼみんな「行くのが当たり前だと思っていた」という答でした。
もちろん、教室にいる学生さんは、親がどんな社会階層にいたかは関係なく、現在は大学生なわけですから、まぁ、この場においては「大学進学率100%」です。なので、大学進学率の相関関係は出ないわけですが、「意識した時期」にはっきりと差が出たのがビビりました。
そんなこんなで、夜の仕事終了。なんとなくこのあたりで目が覚めてきました。たぶんビールが近づいたからかな。
言い過ぎた
今日は、某人権教育研究大会です。なので、朝は少しだけゆっくり。ちなみに会場は職場の近くなので、いつもの出勤気分です。
会場に着いて受付をして、しばらくしたら全体会の講師が来られました。やっぱりギターを持っておられます。が、もう片方の手に杖があるのが心配ですね。
「こんにちは」
というと、びっくりしておられました。いや、京都の人権教育大会なので、来ますがな。
で、全体会開始。
古川さんの話、前にも一度聞いたけど、いいですね。自分史と日本の近現代史を重ねながら、さらにそれに全同教運動を重ねられます。
「非行は宝」
その言葉にだまされた担任人生だったけど、それもまたそれです。たぶん、あの時にだまされたから、今のわたしがいます。古川さんはもっとスケールが大きいけど、でも、「相似形」ですね。
しかし、古川さんの話はずるいところもあります。とにかく歌がうまい。そして歌の選択がいい。歌の力がハンパない。それを使うから、心が動きます。「ヨイトマケの唄」とか、そんなところで出したらあかんでしょう。
そんなことを感じながら全体会の記念講演終了。その後、ごあいさつをして、ちょっと密談をして(笑)。
で、わたしは午後の配信場所を探さねばなりません。うーん、事務局長に頼むか。
「本部の片隅を貸してもらえますか?」
いいんかよ!なんか、どんどん自分の位置づけがおかしくなっていきます。まぁ年上だからかな。36歳だけど。
てことで、zoomに入室。とりま、おにぎりをパクつきながら会議に参加。全然わからん(笑)。
お次はわたしのターンです。今日のためにプレゼンをつくってたのでした。てことで、1時間半超速でしゃべりまくりました。が、超速ではあかんですよね。おそらくみなさん、呆れられたのではないかと。でも、わたし個人としては、いろいろ整理できたのでよかったですね。
で、分科会に参加。ちょうど一番聴きたかったレポートです。なかなかにしんどい子どもですね。なんというか、自分を探している。その自分探しにつきあったという感じです。ふと、杏野丈さんの問い
「最初にカミングアウトすべき相手は誰か」
を思い出しました。でも、その相手である自分にカミングアウトするためには、やはり受容の経験がないと無理だろうと思っています。その受容の経験をさせた感じかなぁ。それが、きっと卒業後の姿につながっている。いいレポートだなと思います。
ただ、その後がなんだかなぁ。現在、けっこうトランスの子が顕在化しています。なので、あちこちの学校で「とりくみ」がされています。そうした経験を共有しておられる。が、それはそれでいいんだけど、あくまでも経験でしか話されない。もう少し俯瞰した話をしてほしいなと思ったので、交流会の話をぶっ込みました。ちなみに、みなさん交流会をご存知ないです。確かに広報はしていないけど、それなりに探せば手に入る情報です。なので、そっち方面の情報を仕入れようとしていないということになります。
ただ、それでもあまりインパクトがないというか、イマイチだったので、思わず
「マウントとるつもりはないんですけどね。わたし、GID学会の理事なんですよね。エキスパート研修の講師もやってるんです。てか、トランスジェンダー生徒で博士論文書いたんですよ。そういう意味では、一応専門なんです。そうそう、外国人についても、全国在日外国人教育研究協議会の事務局次長やってて、外国人教育も専門なんですよ。その観点から言わせてもらいますが、子どもたちを病理化しないでください。例えば、小中学生に対して医者は何もできないので、だから交流会を紹介してくれていたりします。子どもたちが困難を持っているんじゃなくて、わたしたちがつくっている社会が子どもたちに困難を与えているんです。だから、変わらなきゃならないのはわたしたちなんです。マイノリティは、社会の規範を顕在化させる存在なんです。そういう観点で子どもたちを見てください」
と言ってしまいました。
しかし、完全にマウントとってるやん。落ち込むなぁ。
でも、まぁいいか。わたしは単なるひら教員だからなぁ。そして、話した内容は必要なことだしなぁ。
さてと。さっさと帰ろう。ビールビール。
いつまで続く?
朝、いつもより1本早い電車で出勤です。とにかく仕事を進めたい。でないと、詰んでしまいます。
てことで、約1時間がんばって、半分まで仕事を進めました。しかし、他にも校正が返ってきたり、ゲンコのチェックをしなきゃならなかったり。さらに、明日の発表プレゼンも修正しなきゃなりません。
が、それはそれとして、試験カントクが2発です。あまり試験カントクしなかったら、教務が困りますからね。
カントクが終わったら、すぐに移動開始です。到着したのはきみちゃんのある町です。ここでふとSか田さんと来たよなぁと思いだしたり。突然の交通事故で亡くなられて、マジでショックを受けました。
そして会場へ。
今日は「Coming Out Story」の上映会&トークらしいです。とは言え、市が主催する人権研修会なので、議員さんなんかも来られるとのことです。議員さん、あの映画を見るのか?
でも、わたしはあの映画、好きです。自分が出たからというのはもちろんありますが、テーマがいいです。「トランスを伝える」のではなく「トランスで伝える」。だから、セクマイ系の映画祭で上映されたのは、おそらくは東京と愛媛の2回くらいじゃないでしょうか。まぁ、ハデさもないですからね。でも、あの静かさが好きです。
てことで、上映開始。久しぶりだなぁ。
そしてトーク。なにをしゃべれと。と思ったけど、すんごい質問が出てきました。しかし難しい。質問に答えるのは本当に難しいです。例えば
「トランスが理解できない人に何を望むか?」
とか、どう答えろと。しかたないので
「自分が理解できない人がいるということ。そしてその存在へのリスペクトを持つこと。それは、トランスだけでなく、あらゆるところにある」
みたいな話をしてみました。ええんかなぁ、こんなんで。
でも、こんなことを書いてくださる方がおられるので、まぁそれなりに答えられたかな。終わってからも質問に来られたりしてうれしかったですね。
てことで、終了したら、速攻帰りましょう。ほんとは「きみちゃん」に行きたいけど、行ったら詰みます。とにかく帰って仕事の続きです。
てことで、帰って残りの半分をやって、ようやくひと息つけました。よし、筋トレとランだ。
コースはいつものインターバル+1.5kmの周回コースです。どうなるかな。
結果、500mのスプリットは6分17秒→5分50秒→5分37秒→5分32秒→5分35秒→5分47秒→6分32秒→6分20秒→6分20秒。5.1kmを30分50秒で、アベレージは5分59秒でした。少し遅くなったな。
さてと。あとはシャワーからのビールだ。
ショックやなぁ
今日の午前は第2のふるさとに出張です。
会議の30分前に到着。まだ会議室が開いてません。というより、どこでやるんだ?建物が新しくなったので、さっぱりわかりません。それでも、やがて事務局の方が来られて、準備開始。そうそう、資料を持ってきたんだけど、増し刷りしてもらえるかなぁと思ったら、してもらえました。助かった。
会議の方は、しばしマイクロアグレッションのことでやりとりがあったり。
まぁ簡単に言うと、新しい概念が出てくることそのものは大切なんだけど、結局、それは「忌避」につながっていかないかと。まあわからないわけではないです。「対話」につなげられるようになるためにはトレーニングが必要ですからね。
そして、メインの学力についてのディスカッション。小学校と中学校って、おそらく教科の内容がまったく違うんじゃないかと思っています。例えば、算数と数学って、その最たるものじゃないかなと。なので、元来はそこにはギャップがあるはずです。が、多くの子どもたちは、そのギャップをそれなりに越えられる。ところが、それを越えにくい子どもたちがいる。そうすると、小学校まではそこそこ成績がとれていても、中学校に入ると成績がガクンと落ちてしまう。その原因を探るためには、ギャップのあり方を分析しなくちゃならないんじゃないかな。なんか、そんなことを考えるディスカッションでした。
で、会議が終わったら、3月の研修についてちょっとお願いをしたり。そんな話をしていたら、かつてメッチャクチャ世話になった人が、つい最近亡くなられたことが判明。ショックでした。もう会えないのか。さびしいな。
わたしが第2のふるさとを出たあと、その人がフィールドワークをしておられる途中、
「あいつが住んでたのはここや。出ていくんやったら来なかったらよかったのに」
って言われたんだとか。それを聞いたとき、それほどかわいがってもらってたんだなぁって思いました。
なんでも偲ぶ会があるらしいから、行かなくちゃ。
そんなこんなで、会議の場所をあとにして、研修会場の予約をしてみたり。
そしてガッコへ。明日からパタパタなので、今日のうちにやらなきゃならないことをガッツリとやっておきましょう。そう言えば、送らなきゃならないメールもあります。そうそう、zoomのアクティベートもしなければ。あれやこれやとやっていると、第2のふるさとから電話。
「会場、とっておきますね。ところで、お金はありますか?」
「ないです。減免にしてもらえると助かります」
「わかりました」
どんだけ優しいところやねん。というか、こういうわがままを聞いてもらえるところだし、そういう関係なんでしょうね。
そんなこんなで、定時に退勤。
夜はstnの今後について打ち合わせをしながらの呑み会です。うん、がんばろう。