今日からデュピュイトラン拘縮の治療がはじまります。今週末に大切な締め切りを抱えていて大丈夫なのか?という不安はかなりありますが、とにかく締め切りはあとからやってきたのでしかたありません。
てことで、まずは出勤。1時間目の授業だけはやらなきゃなりません。てことで、さっくりやって、すぐに引き返して病院へ。この日以来です。
待合室で注射打たれるのを待つのはなかなかつらい。頭の中で「ドナドナ」が流れます。仕方ないので、「おべんきょ成果」をパチパチしながら待つこと2時間、名前が呼ばれました。
中に入ると、センセは満面の笑みです(笑)。たぶん、これが地顔だな。
「お待たせしてすみませんね。この注射は急いでやらないほうがいいので、外来の最後にしたんですよ」
わかってますわかってます。てか、この文言も、それなりに緊張しますけどね。
まずは注射すべき場所にマーキング。こんな感じです。

てか、単なるボールペンです(笑)
医「右手が左手かどっちにされますか?」
い「左手で」
医「んー、右手もやるにはちょっと足りないなぁ。右手だとちょうどいいんだけどなぁ。右手も1箇所だけやりますか?」
い「いや、両手が使えなくなると困りますんで」
てことで、左手の薬指に全量投入決定。なにやら看護師さんと会話しておられます。
「な、今日、普段より多いやろ?多めに溶かしたんよ」
えーと、そんなことしていいんですか^^;。なんかややこしいこと書いてありまけど…。
「じゃ打ちますね」
こんな感じの指を見るのも見納めです。

注射針をまっすぐ縦に打ち込みます。で、コラーゲンの真ん中に投入する感じです。ウギギギギ。
4カ所打って終了です。

てことで、お代は63,030円。
その後、ガッコにもどって会議です。そのあとは成績処理。これをしておけば、明日は来なくてすみます。なにせ明日はもっとハードやしな。
家に帰ってPCを開いておべんきょ開始。
その後晩ごはんを食べて、さらにおべんきょです。とにかく、お酒飲めないから体調がいいです。でもさすがに10時すぎまでおべんきょしたら限界です。
さぁ寝ましょう。明日はもっとひどいぞ。
なんか、でも、手がウズウズと痛いな。コラーゲンが溶けてるな…。
カテゴリー: 日常
雑務をやっつける
朝起きると、やはり体調が悪いです。昨日は早く帰ったし、早く寝たからマシなはずですけどね。まぁたぶんカゼひいたんでしょう。もっとも「カゼってなんやねん」なんですけどね。
そんな感じでトイレで座ってると、なぜかヒントが降りてきました。トイレにはコロボックルさんがいるみたいです。
さてと、今日は水曜日。なぜか水曜日の授業は抜けません。例えば、今回の試験も木曜日から火曜日までです。試験前の最終日が水曜日で、試験後の最初の日が水曜日。でも、水曜日が振替で他の日になるかというと、それはない。なぜならロングホームルームがある日なんですね。まぁええけど。
ということで、1時間目は試験返し+微分の導入。昨日半泣きになりながら採点してよかったよ。
2時間目はひたすら採点。
3・4時間目は3人講座。何をしようかなと思ったけど、確率分布の続きの統計をすることにしました。3学期は整数問題だな。
昼休みは放送セット。5時間目は採点。6時間目は会議だけど採点も続行。放課後に採点が終わったのでノートチェック。4時頃にすべて終了。
疲れた…。何をする気も起こりません。でも、S藤さんから「おべんきょ成果」についてメールが来たら、少し元気が出たりして。てことで、不備に気づいたので、そのあたりを少し掘ってみたりしたけど、内線電話がかかってきて断念。ほんとにガッコはおべんきょできないところです。
てことで、定時に退勤。帰りの電車で再びおべんきょ。いろいろ思いつくところはあるけど、こんなのでええんかなぁ。
でも、家に着いたら完全に脳みそはストップ。お風呂→ビール→テレビからのおふとんです。
ただ帰るだけ
朝、7時過ぎに目が覚めました。昨日の夜はかなり風が強かったので、どうかなと思って窓の外を見ると、雪。

てことで、ここはやはり露天風呂かなと思って温泉に行きました。外は寒いけど、お風呂は温かい。気持ちいいなぁ。顔は冷たいけど。
で、朝ごはん。納豆・卵・焼きサバ・小鉢が2つ。食べすぎました。てか、厨房見たら洋食あるやんか。まあいいか。
ということで、しばらくのんびりして移動開始です。N田さんに車に乗せてもらって近くのバス停へ。ここから広島に向かいます。広島からは新幹線。時間はちょうど昼。どうしようかと思ったけど、なぜかコンビニで麻婆丼を買ってしまいました。もちろんビールもね。食べすぎました。
実は今日は「関西インクルーシブ教育研究会」で、終わってから忘年会もあるし、ものすごく行きたかったんだけど、あいてる土日がほとんどないので、涙をのんで断念。そのまま家に帰って「おべんきょ成果」の修正作業です。
うーん、最後がうまくいかないな。でも、それ以外はちょこちょこと出過ぎたところを叩いたり、引っ込んでいるところを引き出したり。はたまた余分なところを刈り込んだり。かなりまとまってきた気がします。とにかく今日明日で形にして、一度センセに送りたい。
と思ってたけど、6時半頃にパワー切れ。あとはダラダラして10時半頃に寝ちゃいました。
勝負は明日やな。
ゆるやかにスイッチが入った
朝起きるとメッチャ眠いです。そりゃそうか。でも、それにしてもボーとしてます。あかんな。
今日は月曜日。授業と会議にまみれる1日です。覚悟しなくちゃね。とはいえ、どうせ図書室学習です。1・4時間目は「取り出し」はなしです。苦手な子も苦手なりになんとかやってる感じです。てか、質問受付をしてると、切れ目なく質問に来ます。
問題は6時間目です。こちらは苦手な子が全力で逃げたり遊んだり。でも、今日と水曜日しかありません。朝の時点では「取り出し」はしないでおこうと思ったけど、「やはりやるか」ということで、30分ほどやりました。ちなみに、一番マークしてる子は、今回は取り出しはせず。この子は「なんとかしなくちゃ」っていう焦りがあるから、「これしてね」ってことを確実にやってくれてます。一度それに委ねることは大切かな。「教わってできること」から獲得する「教わること」への信頼感はもちろん大切だけど、「教わったことを自分で吸収してできること」から獲得する「自信」はもっと大切です。
てことで取り出ししたけど、残り15分を無駄に使ってるんですよね。とにかくまわりの子をなんとかしなくちゃならんな。
そんなふうな1日だったけど、頭の中は全然別のことを考えるようになりました。なんか、ゆるやかにスイッチが入った感じです。考えてることは、もちろん「おべんきょ成果」の修正です。
心を無にして、再度コメントを読むと、何をアドバイスしてくれてるかが少しずつわかってきます。
たしかにな。「はじめに」は「最後に書くもの」ってことを忘れてました。「おべんきょ成果」は、「はじめに」から書きはじめて、「先輩成果」を書いて、自分のところを書くんだけど、書いてる最中に「もっと先輩!」ってなったりするんですよね。そしていろいろ書く中で、だんだん自分がやろうとしたことと、やってることと、できてることの間にズレが出てくるんですよね。そこで、その3者を修正しながらフィニッシュするんだけど、その最後のことをしてなかったってことです。
で、今日はそのことがクリアにわかってきたんですね。なぜそれがわかってきたかというと、脳みそが完全に「おべんきょ成果モード」に切り替わったってことです。
考えてみれば、この日のあとやってたことって、「おさんぽ」したり、「ただ笑わせたかっただけ」だったり、「変態の宴会」をしたりしてて、その間を縫ってゲンコをふたつ仕上げたりで、ほんとにどうしようもない状況でした。そんなこんながすべて片づいて、まぁ週末はお座敷祭りだけど、でも頭はそちらに切り替わったんでしょうね。
ここから2週間。ラストスパートです。
きっと伝えたいんだろうな
朝、目が覚めた瞬間に「アカン」となりました。パートナーが「どうすんの?」って聞いたので、迷わず「1時間年休」って答えました。
それにしても、1時間年休をとれば、普段より1時間40分ゆっくりできるの、計算があわんなと。まぁ、理由は簡単です。ラッシュアワーなので接続に余裕を持つために早めに家を出てるのと、普通しか走ってない時間帯ってのが理由です。
てことで、ガッコに着いてもフラフラです。どうしたものやら。まぁでもそれくらい低いテンションのほうが、たぶん子どもたちにとっていいんでしょうね。
そうそう。図書室の書架を見るとこんなになってました。

なので、さっそく子どもたちに自慢。
い「きのう「へんこつ」に行ったの、これ書いた人なんやでー」
生「えー、この絵、かわいい!」
い「中もええんやで」
生「ほんまや!「好きな下着をはく」ってあんたのことやん(笑)」
生2「(笑)」
い「そやけどな。昨日お金を払った記憶がなくてな、謝りのLINEしたんやけど、既読がついたままなんやわ。怒ってるんかなぁ」
生「あー」
い「大切な友だちなんやけどなぁ」
生「元友だちな(笑)」
い「…」
どうやら子どもたちは教員の傷口に塩を擦りこむのが好きらしいです(笑)。
ちなみに、午前いっぱい仕事してて返事をするヒマがなかっただけらしいです。やれやれ、でも、そりゃそーだ(笑)。
で、今日はなんとしてでも今やってるゲンコをやりきってしまいたい。てことで、文字数オーバーの原因部分をバッサリ切り落として、そこに簡単に結論だけを書いてみたり。はたまた抜け落ちていた大切な論点を補足してみたり。
で、1回読んでみて、そのまま「えいっ」と送信です。まぁ、文字数オーバーは変わりませんが、主たる原因は英単語を入れてることとURLを記載してることなんで、なんとかなるでしょう。てか、あかなんだら、またどこかを切るだけのことです。
夜はムラのお母ちゃんと話。
このお母ちゃん、40歳くらいかな。メッチャおもしろい人です。前に子どもを成績のことで怒ってたんで、わたしは子どもに向かって「自分のことを棚に上げてな」って言ったら、お母ちゃん爆笑してはりました。まぁ、よくぞ初対面のお母ちゃんにそんな暴投したなと思いますが、受け取るお母ちゃんがすごいです。
で、子どもを前にしてお母ちゃんと「ムラ話」です。子どもも自分がムラなのは知ってます。が、それがどういう意味があるかはわかってないんですね。
母「あの人もそうやで。この人もそうやで」
みたいな話をしながら、例えば結婚してる人を見たら、みんなムラ同士みたいな話をされます。
それにしてもお母ちゃん、自分がムラ出身ということをしなやかに受けとめておられます。なぜなんだろうと思った時に「あっそうか!」と。
お母ちゃんの世代は、京都の同和教育の最後の花が開いた時だったんですよね。それまではジャマする人がたくさんいて、なかなかできなかったことが、ようやくできるようになった頃なんです。まぁ言うなれば、わたしの担任時代です。
母「あんたのお父さんもな、青年部の人にあちこち連れて行ってもらってたんやで」
い「それ、全青とか全奨とかですか?」
母「あー、わからへんけど、そんな言葉聞いたことあるわ」
ここのお父ちゃん、若い頃はそうとう言わしてたらしいです。そんなヤンチャなお父さんをあちこちに連れて行ってた青年部ってすごいです。で、当然お母ちゃんもそういう時代の空気を吸いながら生きておられるわけです。なので、自らを否定しなくていいってこと、まさに部落問題を社会の問題としてとらえておられるってことなんですね。
でも、子どもは違う。お母ちゃんとわたしの会話に、ところどころで「そんなところに生まれたのはアンラッキー」みたいなことをポツリと話したりします。そのたびにお母ちゃんは笑って返されます。
もしかしたら、お母ちゃん、子どもにムラのことを伝えたかったのかもしれません。でも、なかなか機会がなかった。そんな時に、わけのわからんヤツが突然あらわれて、ムラの話をお母ちゃんとはじめた。それを聞かせたかったのかな。
それはこのお母ちゃんだけじゃないと思うんですよね。まさに今の保護者世代は「京都の同和教育の最後の花が開いた世代」です。たぶん「伝えたい」「伝えなきゃいけない」って思っておられる。
その思いを実現するきっかけづくりができたらうれしいな。
用事をしてからの出張の移動中は読書
今日の午前は用事があるので年休。とは言え、いつもと変わりない時間に家を出たりして、なかなかつらってぃ(;_;)。
で、午後は会議の出張です。途中駅中のおべんと屋さんでお昼ごはんを買いましたが、なんでも「まんぷく弁当」らしいです。たしかに食べたら満腹になりました。
会議では1月末の講演の講師をどうするかが、直接わたしに関係する議題でしたが、どうしたものか…。まぁ、いろいろみんなで考えた結果、今まで扱ったことのないテーマになって、とあるリビングライブラリでお世話になっている人にアクセスしてみたり。
で、会議はさっさと終わったので、これまたさっさと帰りました。
あー、楽だ。
で、移動の道中読んでたのは、森山至貴『LGBTを読み解く』です。なんでやねんというと、今書いてるゲンコに必要というだけのことです。ちなみに、ほとんどアウトラインはできてます。だって、わたしもこれを書いた時にいろいろ調べたり考えたりしました。が、まったく不十分ということと、扱ってない分野があったんですよね。でも文字数考えたら「これ」の時よりも少なくなるので、コンパクトに書くためにはどうしたらいいかと思って読んだんですけど、おもしろい!
もうね。アンチョコ本みたいなのが山のようにあって嫌気が差してましたが、こういうのがあると安心しますね。研究者なので、聞きかじりの知識を書いてるんじゃなくて、きちんとリサーチしておられるから安心です。
かなりヒントがもらえたなと。
で、日常
昨日の夜は早めに寝られたので、今日は少しは楽かな。でも、暗いうちに起きるのは自然に反してる気がします(笑)。
で、いつものように出勤。午前は演習。子どもたちの質問に答えながら、ゲンコをちょこちょこ考えてみたり。うーん、すでに知ってる知識を書くのはスピードが上がるな。てか、このあたりは参考文献とかなしなんだけど、こんなのでいいんだろうか。まぁ、ペーパーじゃないからええか(笑)。
午後は会議と、またまた演習です。こちらは手取り足取りやらなきゃなりません。まぁそれが仕事なんだけど、演習はやらなきゃ演習じゃないんですよね。
てことで、放課後になって力尽きてしまいました。
夕方は大学院生さんのインタビュー。あらためて、わたしのライフストーリーってなにもないなと。
「困難を感じられてることは?」
「ないですね(笑)」
みたいな。
そりゃ、ないと言えばウソだけど「ある」と言っても、それは過渡的な一時の話なので、すでに過去になってます。まぁ、やる気がないから、そのぶん困難もないんでしょうね。
てことで、インタビューのあとは軽く呑み。でも、東京に帰られるので9時にはおひらき。
さてと、わたしも帰りますか。
ゲンコでクールダウン
朝、走ろうか、走りたいなと思ったけど、おふとんの魔力に負けてしまい、8時過ぎまで寝てました。まぁ最近疲れ気味なのでよしとしましょう。
で、10時半に河除さんが来てくださって、再び石動駅まで送ってもらって、いよいよ富山とバイバイです。せっかくなので、なぜか立ち食いそば屋の前で記念撮影。

それにしても、あんなイベントやり切るってすごいパワーだな。それだけじゃなくて、人が集まる魅力があるんですね。すごいわ…。
で、30分ほど電車を待って、金沢へ。金沢で遊ぼうかと思ったけど、昨日さんざん飲んだし、あまりおなかも減ってないので、そのままサンダーバードへ。京都に着いたところで、さてどうしようかな。このまま家に帰ったら寝てしまうし、とりあえずゲンコを書けるところに行って、やれるところまでやっつけましょう。なにせ、ゲンコは山盛りありますからね。
そんなふうに、1日が終わりました。クールダウンにちょうどいい(^^)。
あるカムアウト
朝、職場に行くと昨日の阿久澤さんの講演への感想文用紙がありました。と、一番上の感想を読んだら、とあることがカムアウトされた感想文がありました。
なので、職員朝礼のあとに「教えてくれてありがとう」ってお礼を言いに行きました。
そのあと、小一時間、その人といろんな話をしました。
なんでも、自分にまつわる正確な情報を知りたいけどどうしていいかわからなくて、それを教えてくれるのはわたしだと思われたみたいです。それで、感想に書かれたとか。
なんか、すごくうれしかったです。
で、正確な情報と出会うには「「セレクトされた本」と「セレクトされた人」と出会うこと」って伝えました。だって、どんな本と出会うか、どんな人と出会うかってすごく大きい。ちなみにわたしを通すと、ろくでもない人々になってしまいますo(^^)o。
と、向こうから「次の変態の合宿はいつあるんですか?」と声が飛んできました。「次の玖伊屋は12月1日〜2日ですよー」。玖伊屋に関心がある教員もおられます。うれしいな。
なんか、去年くらいから「学校の中の当事者」と出会えはじめてます。もしかしたら、少しずつだけど、なにかが変わりつつあるのかもしれない。
今日もフル稼働→「現代社会と部落問題」
朝、野菜の無人販売所に久しぶりにものが並んでました。今日は大根。あまりにも葉っぱがおいしそうだったので、思わず購入。同僚さんも購入。ふたりして大根ぶら下げて出勤したら、車で出勤してる人がみんな大根見てて爆笑しました。
昨日、1時間目の授業をどうするか悩んだけど、やはり図書室学習はやめました。その代わりにやったのは公文式(笑)。
とにかく1枚できたら次の1枚をとりにくる。
あとは苦手な子のために、黒板に解き方を書いて、それを写させる。まぁ、図書室学習での「抽出」でやってることを、集めずに教室の中でやってるってことです。もちろん効率は悪いけど、しかたないです。ここで一定できる子を増やせば、次の週がやりやすくなります。
3・4時間目は受験が一段落した3人授業です。この間、自習にしてましたが、そろそろやるかということで、確率分布をやることにしました。中には社会学に行く子もいるので「量的調査をする時は、ある程度知ってたほうがいいよ」だけアドバイス。しかしこの子、もともと社会学を目指してたけど、わたしの授業を聞いてジェンダーにも関心を持ったとか。うれしいなぁ。
昼休みの後半からは6時間目の「オリパラ」の準備です。なんか、オリパラにはお金がつくんですよね。これ、何がこわいかというと、「パラ」の人の話を聞くんだけど、これを人権学習に読み替える人が出てくるんじゃないかと。まぁもちろんうちではそんなことはないですけど、そんな学校が出てきかねない昨今です。東京都が「障害を言い訳にしない」ってポスターをつくって、抗議の声があがって撤回になりましたが、バラリンピックは基本的には人権学習のネタにはならんのですが、「障害者の話だからいいじゃん」ってなりかねないです。
で、6時間目のオリパラを聞く余裕などなく、わたしは放課後の研修の準備です。
今日の研修の講師は阿久澤麻里子さん。タイトルは「現代社会と部落問題」です。そのものズバリです。でも、そのものズバリの話を、今聞いてる人なんて、この職場にどれくらいいるんだろうか。
たぶん、年配の人は「士農工商」でとまってるだろうし、少し知ってる人は「中世起源説」あたりまではいってるかな。でも、通史で知ってる人は、たぶん各校の人権担当で、かつ長くやってる人くらいかな。さらに「今何が起こってるか」みたいな最前線の話を知ってる人はほとんどいないんじゃないかと思います。まぁ、このあたりのことをきっちり追いかけてる人は、たぶん府県レベルでカウントって感じなんじゃないかって話です。それくらい教員は知らない。というか、学校の中に閉じこもらざるを得ない状況があって、知らされてない。
なので、ここは阿久澤さんに来てもらおうと。
で、話の内容はとてもわかりやすくてよかったです。
『全国部落調査』事件の話を中心に、今、ネットの中でなにがおきてて、その何が問題なのかって話をとてもわかりやすく話してくださいました。さらに大学ではあるけど教員なんですよね。なので、学生たちのレポートを通して、そのネットの中のできごとが若者たちにどのような影響を与えているのかということも話してくださいました。
それにしても、法切れを根拠とした「部落問題は解決済み」という主張や風潮が、いかに部落差別を拡散し助長することにつながったかってことが、ほんとによくわかります。ここで出てくるのが「土地差別」なんですよね。
つまり、「人」と「土地」を結びつけ、その「土地」を「被差別」と結びつけることによって、「人と被差別」が結びつく。その後者を結ぶものが『全国部落調査』だし、そこで具体的な行動としてあらわれるのが「土地への忌避」となるわけです。
これはやはり奥田均さんかな。
てことで、充実した研修会も終了。後かたづけは若いしにまかせて、わたしは阿久澤さんと京都へ。ほんとは仕事に向かわなくちゃならない阿久澤さん、あまりにも体調が悪いので帰るとのこと。ならば、一杯だけ飲みましょうと誘うわたしはアカンやつですね。
てことで、駅中のパブでA久○さんと一杯だけビールを飲んで帰りました。
帰る途中に部落解放同盟京都府連に寄って、少し用事をしたのですが、その時聞いたのが、今年に入って差別落書きが急増したとのこと。まぁ、膿があらわになったってことなのかもしれないし、底が抜けてるということなのかもしれないし。こんな話も、知ろうとしなきゃわかりませんよねぇ。