桜は方便

今日は、たぶん恒例となった花見です。はじめてしでかしたのはこの日でした。あれから場所を変えて、今年で3回目です。今年はどんな感じになるかな。
てことで、朝起きて、とりあえずジョギングからはじまる1日です。あとはゴソゴソ準備をして、Uりんちゃんが来てくださったところで荷物を放り込んでスタート。
いつもの場所に到着したら、まずは掃除です。ゴミが多いのはありがちですが、犬のンコもあるから油断できません。ひと通り掃除が終わったら、セッティング開始。そうこうするうちにIずみちゃん登場。ここで、Uりんちゃん手づくりのアヒージョです。うま!
やがてIっぽ&Kんちゃん登場。ここからはワインです。そうこうするうちに、メッチャぁゃιぃ人が歩いてこられました。カフェの店主・Mき口さんです。なんでそんなギャングみたいなカッコをするかなぁ(笑)。そうこうするうちに、Mつ波さんも来られて『障害のある先生たち』を宣伝されたら、あっという間に売り切れです。すごいなぁ。子連れでK野さんも来られましたが、あまりの寒さに帰られました。
そりゃそうです。メッチャ寒い。風が冷たすぎ。でも、それに耐えながら花見をするのです。
そうそう。今年も近所の人に注意されましたが、どうやら注意されるのはひとりだけであることがわかってきました。逆に、Kっくんやおたふくのお店のお客さんたちは喜んでくれてるかも。だって、今年もお店からの差し入れがあっただけじゃなくて、お客さんも差し入れしてくださいましたからね。
それにしても幸せやなぁと思います。
そうこうしているうちに、暗くもなってきたし、あまりにも寒すぎるので撤収開始。撤収を終えて家に荷物を運ぶ途中、土砂降りの雨です。やばかった…。

そして、夜は玖伊屋です。あまりにもハードです。
が、会場に着くと、オードブルが…。
なんと、今日は長年続いた「オモニハッキョ」の最後のパーリーがあって、それで残ったものだとか。オモニハッキョがなくなることはとても残念ですが、そんなものも食べさせてもらえるって、やはり幸せやなぁと思います。
ムラの人や在日の人に支えられながら、わたしたちの宴会があるってことを、あらためて知らされます。

でも、かなり酔ってたのかな。Sーちゃんが「いつきさん、寝なさい」とわたしをベッドに放り込んだのは、まだ9時頃かな。
でも、すぐに寝ちゃいました。

もったいないらしい

今日は去年話してもらった講演録が掲載された本を渡すための呑み会です。もちろん相手は伊藤さん。てことで、天王寺で合流して、呑み屋へgo。
なんでも、今日職場で「4時半から会議があるんだけど、出てくれるか?」と支店長から言われて「いつきさんと呑むから無理」と答えたら「あー、それならええわ」と簡単に言われたそうな。優先順位はわたしが高かったみたいです(笑)。
で、いろいろ話しはじめたんですが、とにかく話が「そうそうそう」ってなるんですよね。例えば…。
い「うちの職場では特別支援は保健部なんですよ。つまり、医療モデルなんです」
伊「そうなりますよねー。だからうちでは人権がからむようにしてるんです」
当たり前と感じる人は当たり前なんだけど、たぶんそう感じる人は少ないんじゃないかな。いや、たとえ人権担当が担当部署になったとしても「その子をどうケアするか」という話になって、結局は医療モデルになってしまう。でも、人権担当が考えなくちゃならないことは違うんですよね。
こないだ職場の同僚で保健部に配属された人に話してたんですけど、「人権も、保健部も対象は同じなんだけど、アプローチは正反対」ってことなんですよね。そして、それらはバッティングする話ではなくて、車の両輪なんですよね。そういう連携の仕方をしないとけないってことです。
で、伊藤さんとはそういう話で盛り上がります。
ちなみに、社会に返す前には自己受容(障害受容)みたいな話も当然あるわけです。まぁ、解放教育にひきつけると「社会的立場の自覚」みたいな話です。つまり「障害者は何もしなくてもいい」わけじゃなくて、障害者こそが医療モデルで生きていて、その価値観の変革みたいなものがあるわけで、このあたりは「GIDかtransgenderか」みたいな話とくっつくわけで。まぁこのあたりは先達がおられるわけで、もちろんそれは「青い芝の会」なわけです。だからこそ行動綱領の1番目が

我らは、自らが脳性マヒ者であることを自覚する

なわけですよね。
てことで、金満里さんから
「完璧や」
って言われた生徒の話を聞かせてもらったり。

でも、松高も一枚岩じゃないらしいです。100人のスタッフがいると、いろいろおられるのは当たり前です。でも、それでも、やはり松高は松高なんでしょうね。
そんな松高で働いている伊藤さんから、繰り返し言われたのが「もったいない」でした。
なんでも「いつきさんと一緒に働いたらぜったいおもしろいのに、もったいない」「いつきさんと一緒に働いたら、いろんなことを教わるはずなのに、もったいない」らしいです。うちの職場の人、おもしろいと思ってくれてるのかなぁ。教わってると思ってるかなぁ。わかんないです。
でも、これまでいろんな人から教わり伝えられ、そして自分で考え行動して得てきたさまざまなリソースは伝えたいですね。もちろんそれを採択するかどうかは向こうに委ねられるにしてもね。

そんな楽しい時間を過ごしていたら、はじめに帰ろうかと思ってた9時なんて簡単に通りすぎて、気がつくとギリギリ終電の時間でした。よく間にあったわ。

可視化の日

今日は午後からダイバーシティパレードです。
が、朝はやっぱりジョギング。昨日少し無理をしたから、今日はのんびりペースで走りましょう。ちんたら30分ばっか走ったのはいいけど、途中便意を催したのはたいへんでした。でも、たぶんこれ、ジョガーとかランナーのあるあるですね。
で、みんなで朝ごはんのケーキを食べて、大阪へ。
中之島に着くと、すでに集会ははじまってました。あちこちにおられる知り合いにあいさつあいさつ。
やがてパレード開始です。わたしが参加したのは、なぜか第3梯団。「EXCITED WOMAN」です。うーん、微妙だ。そういや、今回のダイバーシティパレードのofficial Tの「feminism for everyone」、ポチれませんでした。ほしいと思わないわけではなかったけど、わたしがfeminism と折り合いをつけるのは、もう少し先かなと。
で、歩きはじめたんですけど、かなり今回は目立ったかな。だって、今回はフラッグを3種類用意したからね。
まずは「トランスジェンダー生徒交流会」のフラッグです。

そして、わたし自身もtrans prideで。

ちょうど昨日は「トランスジェンダー可視化の日」とのことでしたが、職場以外の日常生活で可視化することなんて、そうそうあるわけじゃないです。なので、昨日は可視化しませんでしたが、その代わり今日は可視化しようかなと。
ちなみにもう一枚はレインボーフラッグで、Hりむさんにまとってもらいました。
歩きはじめてコールがはじまると、これまたひとつひとつに微妙に反応してしまいます。
「男も家事しろ」
は口ごもります。男じゃないけど、家にいないから家事ができない^^;
「わたしの身体に干渉するな!」
これはそのとおり。まさにわたしの身体をどうするかはわたしが決めることです。だからこそ
「わたしの身体に勝手に触るな!」
も、性暴力とは別の意味で大きな声でコールできます。そして
「女の問題、男が決めるな!」
は、やはり
「おかまの問題、男が決めるな!」
と読み替えざるを得ないですね。もちろんここでの「男」は、善意の「専門家」です。
てことで「女は楽しい」「女は最高」「女は完璧」は、すべて「おかまも楽しい」「おかまも最高」「おかまも完璧」です。だって、可視化の日ですからね。
ちなみに、まわりの女性たちが「ぶっ」と吹きながらも温かいエールを送ってくださるのがうれしかったです。でも、ひとりでコールしつづけるのはしんどい。と思ってたら、Hりむさんが一緒にコールしてくれました。そんなわたしたちにKんみんさんが「君たち、混乱させないように」と言ってくれるのはお約束です(笑)。
そんなこんなで、パレードも楽しく終了。

当然その後は呑み会です。なんだか呑んだ拍子に絡んでしまって、とても失礼というか傷つける発言をしてしまった記憶だけはあります。ごめんなさいごめんなさい。でも、ここで謝っても読まれてないだろうな。
で、梅田まで帰ったところで、なぜか二次会。ここでひとしきり呑んで、新快速に乗って目が覚めると山科を出るところだったのもお約束です(;_;)。
やれやれ…。

昼も夜も

朝起きて、さてどうするか…。まぁ今日も走ることにしましょう。家にあるのは「昭和のジャージ」と言われたものですが、まぁいいです。ウィンドブレーカーを探したけどないので、今日はあまり負荷がかからないランですね。てことで、40分を目標にすることにしました。
走りはじめると、いつになくペースが早い。これはやばいパターンです。でもま、気持ちのおもむくままに走ります。目的地は近くにある一周1.5kmの池です。池の入り口で12分30秒くらい。てことは、2.5kmか。池のまわりを2周して帰ったら約8km。ちょうどいい感じですね。でも、帰りは軽い登り。さすがにペースが落ちて、43分ほどかかってしまいました。てことは、今のペースは1kmが5分30秒くらいです。まぁ、走りはじめて1ヶ月なので、焦らないことにしましょう。

午後は友だちと花見。天気もいいし、人でも多いけど、ジンギスカンです。ちなみに、肉売り場にラムがあったからなんですけど、タレがない。どうしたものかとググったら、「焼き肉のタレとポン酢を半々にすればそれっぽくなる」とのことだったのでやってみたら、ほんとにそうでした。これは助かった。
てことで、ビールとワインをほどよく呑んでいい気持ちです。いろいろディスカッションもしたかったけど、野暮というものですね。てことで、夕方までダラダラ。

夜は家族・母親・弟家族で晩ごはん会。今日は父親の命日です。そうか、あの日から10年。そんなに前のことという気持ちと、ものすごく前な気と、複雑ですが、そんなことはあんまり考えずに、みんなでおいしく食べて飲んで。
ビール→スパークリングワイン→白ワイン→白ワインといってええ塩梅です。ちなみに、パートナーも今日は飲んでます。だって、27周年の日ですからね。
母親を家まで送って、家に帰ると、下の子がケーキをつくってくれていました。が、パートナーは飲み過ぎでフラフラ。まぁ気分がよかったから飲めたんでしょうね。ケーキはあしたの朝ごはんにしましょうか。

今日が最終日

今日は午後から会議で出張です。来年度のことを軽く決めるなど。
会議のあとは、やっぱり呑み会。会場をどこにしようかと思ったけど、「尹家」にしました。今までのお店は気に入ってもらえたみたいだけど、ここも気に入ってもらえるかなぁ。サムギョプサル食べ放題だしなぁ。年齢層は高めだしなぁ。
予約は6時からでしたが、到着は15分前。でも、みんなビールに飢えてます。もっとも、わたしは飲み放題にもかかわらずヱビスの持ち込みです(笑)。
てことで、かんぱーい。早っ。みなさん、あっという間に飲み干してしまい、早くも次のジョッキです。そうこうするうちに前菜とかキムチとか副菜とかが出てきますが、これがおいしい。そして真打ちサムギョプサル。これもまたおいしい。プッコチを切ってもらってはさんで食べると最高です。〆はキムチチャーハン。目の前でつくって下さいます。ほんの少し焦げた感じがまたおいしい。
ということで、みなさん大喜びで帰られました。
ふぅ。これで長かった連続宴会の日々も、とりあえず終了。

つきあいがいいのか、意志が弱いのか

今日も朝から出勤です。学年末は、やることがあるようなないような。実は、ガッコって、そうなっているんです。だって、転勤する人はなーんにもできないし、なのにそこで仕事があったら、「やる人」がいない状態で仕事だけあるという、最悪の状態になるからです。もちろん、そんな中、教務だけは全力疾走状態ですけどね。
なので、少し雑務をして、ジョギングして、おべんきょもして定時であがり。京都駅近辺で少し時間調整をして、やってきたのは「水月亭」です。メッチャ久しぶりです。今日はここで毎日新聞の方の送別会があるとか。で、別にわたしは関係なかったのですが、気がつくと来ることになっていました。
いやぁ、久しぶりの水月の肉はおいしい!しかもジョギングしてるから罪悪感がない!お酒もマッコリ→麦焼酎とすすみます。
でも、話の方は、はじめは記者さんの話でしたが、気がつくとけっこうシビアな話になっていました。わたしもそのシビアな話にくっついて自分の意見を述べるなど。そんなことをしていると、あっという間に閉店の時間です。いや、早いんです。
と、Cヌンさんがひとこと。
C「もう一軒行こ」
い「えー」
C「行くやんな?」
押し切られました。昼間のメールでは
「二次会には行かないと固く決意」
と書いてたのになぁ。固くて脆い決意でした。
で、結局終電です。まいった…(;_;)。

で、ミーティング

その後、地下鉄を反対方向に乗って、京都駅へ。今日は「秘密結社」のミーティングです。と言っても、ワインを飲みながらダラダラ話をして、決まることといえば「日程」「場所」「内容」「担当」くらいのものなんで、ネットでもできることです。でも、たぶん集まることに意味があるんでしょうね。このダラダラ感が、たぶん必要なんです。
帰りは車で来られたUりんちゃんに送ってもらいましたが、家の直前でものすごい眠気がきました。しかたないよね。
とにかくお風呂に入って寝よう。

フェアウェルパーリー

実は「私たちのつくる明日」の最中、Fじおさんに「30人ほど入れるお店、探して」と頼んでました。すると、Fじおさん、見事に探してくれました。で、宴会開始まで、近くの「エビスバー」で時間つぶし。と、お店に入るとみんないるし。てか、わたしたちのあとからもみんな入ってくるし(笑)。
てことで、中華屋さんでガッツリ盛り上がって、二次会へ。これもFじおさんがお店を見つけてくださいました。考えてみたらFじおさん、お酒飲まないんだっけ。ほんとにごめんなさい&ありがとうございます。
二次会ではKっかわくんにマッサージしてもらってごめんなさい。さらに帰りはAんりくんに送ってもらってごめんなさい。
ほんとうにみんなに迷惑かけっぱなしだけど、きっと幸せなんだろうなo(^^)o

こっちが本番

今回は懇親会と交流会が同時開催。棲み分けをはかったのかな。懇親会に行きたい気持ちはあったけど、まめたくんが交流会をしてるから、やはりそちらに参加かな。
てことで、交流会。ひたすらウィスキーのストレートを飲みながら、あっちふらふらこっちふらふら。
その後、二次会へ。こちらは「黒い軍団」のひとりというか、一番とんがった人がセッティングしてくれました。そういや、お酒飲めないはずですよね。ほんとうにありがと!
二次会で少し息を吹き返したけど、すでに時遅し。半分寝かかりです。それでも三次会でリンガーハットに行ったのは覚えてるけど、あとはさほどの記憶もなく(笑)。

gender identityってなんだろう

その後、当然のことながら呑み会です。メンバーは佐倉さんとかいずみちゃんとか、そしてもちろんYさんとか。
Yさんと話をしていておもしろかったのが
「トランスって言うけど、性別を移行するってどういうことですか?」
という問いでした。これ、古くて新しい問いなんですよね。もちろん、身体の形状だとか、IDの問題とかじゃないです。ほんとうに、何が変わるだろうと思います。でもまぁ変わるのは「人間関係」なんだろうな。つまり、genderの問題なんだろうな。となると、「わたし」自身は変化/移行するのか?っていう問いが浮かんでくる。
で、いろいろ話をしていたんですが、一番驚いたのは、Yさん、わたしのことに気づいていたらしいです。
Y「センセイ、きっと女の人になった方が居心地がいいんだろうなって思ってました」
マジか…。そういや、パートナーがわたしと結婚するのを決めた時、当時の技術職員さんから「あの人は女の人だからやめとき」って言われたとか。いやでも、当時、わたし自身自分のことに気づいていなかったわけで、なんでそれがわかるねんと。
そう考えると、identityってなんだろうと思うわけです。
現在「MtF」ではなく「トランス女性」を使うのは、「わたしは男だったことは一度もない」という主張がそこに含まれているからなんですよね。そして、Yさんがわたしのことに気づいていたということは、おそらくわたしが自分のことを「男」と思い込んでいた時も、すでに「女」だったと考えることができるわけです。もちろん、だからこそのidentity、つまり「一貫したもの」なんですよね。でもそうなると、自分が思い込んでいた「男」は、すでに「女」だったと考えることができるのか?という問いがまたまた出てくる。てか、そもそもその「女」とか「男」って、いったいなんなんだろう。さらにはgender identityっていったいなんだろう。だって、わたしが気づいていないことを他者が気づいていたわけです。すると「性別にかかわる自己同一性」の「自己」が自己ではなくなってしまう。
ちなみにYさん「いつ言ってくれるのかなぁ」とずっと思っていて、でもとうとうわたしが言わなかったから傷ついたとか。いや、それ、無理やし。言うも言わないも、当時は「女装趣味」と思ってて、そんなの話せるはずもないし、それ以上に「女性の身体を獲得したい」とか、誰かと一緒にいる時は完全に封印していて「忘れて」いたし。
まぁでも、そういうことを言ってもらえたのはうれしかったです。
てことで、Yさんとは再会を誓ってハグしてお別れ。さて、ホテルに帰ろう。