今日もある種歴史的やな

ある種歴史的な日が半年くらい前にありましたが、今日は「希望の家カトリック保育園」でお座敷です。これもまた、ある種歴史的な日です。ちなみに、もともとは1月にやって、そのまま「旗開き」→「玖伊屋」の予定でしたが、インフルエンザで見事に崩壊したのでした。なので、今日はその代わりの日です。
とはいえ、とにかくしんどい。のろのろ起きだして、ゴロゴロ。昼ごはんはパートナーがパスタをつくってくれたので、猫の額で食べました。

子どもたちは買い物→「日本一」に行くとかで、久しぶりにパートナーとふたりで昼ごはんです。うん、優しいお味です。おいしい。その後、一緒に台所の片づけをして、出発です。

希望の家カトリック保育園の現在の園長さんは、叶さんです。叶さんとのつきあいは、大学時代にさかのぼります。たしか、「金大中助命運動」を一緒にやったんじゃないかな。あの時は、キリスト教が超党派で運動してました。その後、「パラムの会」でもご一緒したり。そう言えば、わたしがはじめてカミングアウトしたのは「パラムの会」でした。まぁ、叶さんは、ずっと東九条にかかわり続けておられる先輩です。ちなみにわたしは「かかわって」はいません。「出入り」しつづけているだけです(笑)。
希望の家には、他にもかつてうちのガッコの子どもたちに講演してくださったK厶さんとか、東九条マダンでずっと民族文化運動を支えてこられた方とか、ほんとにすごい人がたくさん保育士をしておられます。なので、やっておられる保育も「多文化保育」です。そんなところで話をするってのは、なんとも言えない気分です。
ひとつは「もうしわけない」という気持ちかな。あとは「関心を持ってくれてうれしい」という気持ちもあるかな。
東九条は、わたしにとっては、やはり「在日朝鮮人」ということと不可分だし、そこにおいては「ALLY」という自覚をもって出入りしてます。あくまでも活動の主体は在日朝鮮人なんですよね。なので、わたしの役割は「話を聞く」ことです。そんな場において「話をする」という経験は、普段とは反対の立場になるので、やはり奇妙な感じがします。
でもまぁ、そんなことも言ってられないので、話をしましょう。と、そこに「U山さん」が!マジか。この人も長いつきあいです。お互いキリスト教関係の父親を持った、なんとも言えないめんどくささを感じながら、自らもめんどくさい人生を生きている同士みたいな感じの「つながり」を感じている人です。
今日の話はミッション3でいくことにしました。というのは、やはり保育園ですから、ある種同業者です。わたしのライフストーリーよりも、子どもに直結する話を伝えたいと思いました。
が、与えられた時間は1時間半。もともとは「1時間」って言われてたけど「無理!」って言ってもらった1時間半です。果たして話は終わるのか?
てことで、いつものマシンガントーク開始です。笑いがない(笑)。どうやら話が早すぎるようです。そりゃそうだ。でもいいんです。山のような情報の流れに身を任せてもらえば、どこからともなく染み入ってくるものはあるはずです。それがあればいいです。結局しゃべった時間は1時間45分。すみません、すみません。
終わってから叶さんが来られて、ひとこと「おもしろかった」と。これはうれしい!さらに別の方も「ダブルであるわたしの課題と共通するものがあるって思った」と。うれしい!そうなんですよね。個別性と普遍性、普遍性と個別性です。あることに精通したからといって、他のことを簡単に「根っこは同じやね」とは言えない。まぁ、方便としては言われたら「はい」って言いますけどね(笑)。たぶん逆で、他の課題を聞くことで、自分の課題への新たな観点をもらうんですよね。わたしにとっては、それは「障害者解放運動」の「社会モデル」でした。でもだからと言って、障害者解放運動あるいは障害者のことがわかるはずもないです。ただ、障害者のことを通して、自分が考えていることに新たな観点をもらったっていうことです。まぁそういうのがあるから『障害のある先生たち』のインタビューを受け、シンポにも出させていただいたんですけどね。
まぁ、そんなこんなで無事終了。

ここから行ったのは、なぜかここ。

Sゅんすけと合流して、しばしダラダラ。ここはいつもの人々による、いつもの変わらない空気が流れています。でも、閉店は7時です。なので、さくっと切り上げて、マダンセンターへ。
すでにKきぴが来ています。さらに広島からH野さんが来られて、しっとりとした卒業生の会がはじまりました。が、鶏が焼けて、鍋ができたあたりで、そうやらわたしはダウンしたみたいです。気がつくと、廊下に布団を敷いてもらって寝てました^^;;

チャレンジふたつ

昨日久しぶりに「ほっとけ」と言われたけど(笑)、翌日も授業があるのは世の常です。で、「ほっとけ」って言った子も、たぶん「しもた」って思ってます。なので、そこは触れない(笑)。
てか、今日はがっつりやらなきゃなりません。
今日のテーマは直線です。こいつをどう教えるか。いろいろ考えたけど、バラバラに教えるんじゃなくて、「一本の線」にしたがって教えようかと。
基本的に教科書の並びって、あるものごとをやって、そこにこだわってから次に行きます。その「こだわる」ところがしつこさを招きます。あと「こだわる」ところは少しレベルが上がるので、苦手な子にとってはしんどい。
なので、今日は徹底的に直線の方程式をつくることにこだわった授業をしようかと。
まず、「傾きと1点が与えられた直線」です。これをベースに「2点を通る直線」「ある直線と平行で1点を通る直線」「ある直線と垂直で1点を通る直線」を一気にやろうかと。なんでかというと、はじめのがベースで、あとの3つは「傾きを求めるバリエーション」でしかないからです。しかもこれらは図形の問題なのに、図形を書く必要がない。なので、図形が苦手な子も「ベースの公式を覚えればいいんだ」ってなります。
ただし、50分の授業で4項目はかなり厳しいです。テーマの提示・公式の導入・例・問・答えのワンセットをひとつあたり10分でこなさなきゃなりません。
てことで「今日はやります」と宣言して、いつもの通り小さな声でガンガン進みました。
さすがにみんな倒れていきます。でも、注意するヒマなんてありません。てか、いいんです。やりさえすれば、月曜日のプリントでフォローができます。
最終的に生き残ったのはクラスの1/3くらいです。でも、その子らの集中力のすごさが伝わってきたし、残り5分残って雑談してる時の「やりきった感」あふれる爽やかな表情は、見ているこちらもすごくうれしい。なにより、中間試験まで倒れてた子が、今日の授業を集中して聞いてくれてたのがうれしかった、思わずお礼を言いに行きました。
さぁ、月曜日は「余計なこだわり」をササッとやって、プリント30分やな。目標は、直線の単元を3時間ですませること!

で、夜は鳥取西部の人権啓発担当者の飲み会です。なんでわたしが呼ばれるのかはわからんような、わかるような。場所は水月亭です。久しぶりやな。
てことで、お店に入ると「久しぶりやな」と声をかられるなど。とりま、持ち帰り用の豚足を注文して、あとは呑みです。
が、ふと思いついて、聞いてみました。
「トランスジェンダー生徒交流会のキャンプがあるんですが、鳥取でできますか?」
こう言われると
「できる」
しか答えはありませんよね。でも、それだけじゃありません。
「えーと、高知ではかつおの差し入れがありました。島根ではたぶん鮎かな。鳥取は?」
暴投もここまでいくとひどいもんですが、こんなこと言われたら「ある」としか答えられません。
「大山鷄とヱビスでいい?」
やったね!ということで、来年は鳥取に行くことになりそうです。

ほっとけ→いっぱい会った

今までは試験前に図書館学習をしていました。が、そんなのではおっつかないなと。なので、やり方を変えて、ひとつのクラスでは、単元が終わるごとに復習プリントをさせることにしたのですが、昨日の授業で、もうひとつのクラスもやばい子がゴロゴロいることを感じました。なので、こちらのクラスも単元復習プリントで攻めることにしました。
ちなみに、「質問に来い」と言っても来る子らじゃないので、ずっと教室をまわって、とにかく教えまくることにしました。
ところが、みんながみんなやるわけじゃない。なので、「やりなさい」となるわけです。ところがやらない。なのに「やってるやろ!」と。久しぶりのリアクションです。やってる子は「やってるやろ!」とは言いません(笑)。そしてとうとう「ほっとけ」と。
いやぁ、久しぶりに聞きました。何年聞いてなかっただろう。もしかしたら、1992年以来かもです(笑)。
しかし、「やってるやろ!」「ほっとけ」って、今時は中学生でも使わないんじゃないかな。まぁでも、ほっとけないので「ほっときません」と中学校か小学校の教員みたいな返事をしておきました。

で、夜はとある大学のセンセと飲み。めっちゃ久しぶりです。
待ち合わせをしたあと場所を決めようと思って、
「ニューエビスノはこないだ行ったしな」
と思って、向かったのは「まつ新」です。開店が6時なので、前で待ってたら、前を通る方があいさつされました。見たことあるけど、誰だっただろう思いながら軽く会釈したら、その方「へんこつ」に入っていかれました。へんこつのお母ちゃんか!にしても、あいさつされるとは^^;。
ちなみに、まつ新は6時になっても開かないというか、電話しても誰も出ないというか。そういやこないだも閉まってたし、つぶれたんかなぁ。いやだなぁ。
てことで、次の選択は「いろどり」です。ここは生がサッポロなのでOKです。ここで、インタビューという名目の飲み会開始。当然、話の内容は日本のトランスジェンダーをめぐる状況や、トランスジェンダー・スタディーズをめぐる状況へと進んでいきます。まぁ、飲み会という名目のインタビューですね。そんなこんなで、楽しい3時間半くらいを過ごしてたのですが、なにやら奥の方から団体客が帰ろうとしていて、そのトッブに車いすが。そこに座ってる人を見たら…。
「Kさちゃん!」
毎年リビングライブラリに来てくれてる人でした。
さらに店員さんが
「せんせい」
と声をかけてくれました。
「おぼえてますか?」
と。顔は覚えてます(笑)。名札を見せてくれたら「あー」と。数年前に授業を担当した子でした。なつかしいなぁ。とてもいい子だったんですよね。数学が得意だったわけじゃないけど。
「ほっとけ」って言われた夜は、いろんな人と会えた夜でした。きっと、みんなほっといてくれない人たちなんですね(笑)。

足りないもの

今日は午後から京都府中部に出張です。ここが遠いんだ。京都府中部そのものが遠いんですけど、それはしかたないです。京都は南北に長いんです。問題は駅からが遠い。駅からいきなり峠道を歩き、その先は畑の中を突っ切って行かなきゃなりません。でもま、子どもたちはここを毎朝歩いてるんだろうからしかたないか。

で、夜はまたまたNH○の人と話です。前に会った時はイノダコーヒーでした。
「今回はどうしますか?」
とたずねると
「芸がないけどイノダコーヒーで」
と返ってきたので
「はじめから呑み屋でってのはいかが?」
と返すと
「望むところです」
とのお答え。ひでぇo(^^)o
てことで、安定のニューエビスノにしました。
お店に到着すると
バズフィード、読みました。「あ!ここだ!」って思いました」
とのこと。そのとおりです。
てことで、話。
その後、ふたりほど話を聞かれたとのこと。そんな中で、今の報道に足りないことを感じはじめておられるとのこと。
今までの報道は「辛かった過去」についての話に焦点があてられてたけど、実際に話を聞いてみると、過去の話はどんどん薄れていってると。それよりも切実なのは、「今」と「これから」なんだと。なるほどね。そりゃそうです。わたしもとある映画(笑)で「夢が現実になると辛くなる。なまじ夢を見てしまうから」って言いました。まぁそういうことです。
で、わたしに「足りないものは?」って聞かれたので
「歴史ですね」
って返事しました。
もちろんここで言う「歴史」は、いわゆる「性同一性障害の治療が公的に行われるようになった歴史」なんかじゃないです。性を変えて生きようとしたさまざまな人たち、それもスポットがあたらないところで行ってきた営みです。そのあたりは、やはり三橋さんですね。もうひとつの「歴史」は脱病理へ向けた世界的な流れです。ここはやはり、とまとさんか。
もうひとつ足りないのは、日常を生きている人々の姿かな。
「わたしカミングアウトしました!今日から女として生きます!」
みたいな話が、今でもニュースでとりあげられるけど、「女として生きるってどういうことですか?」なわけです。カミングアウトなんてしなくても、自認する性で生きる人はいるわけです。そういう人にスポットをあてるわけにはいかないんだけど、でも、そういう人の話を聞くことはとても大切だと思うのです。
そしてもうひとつ足りないのが、都市部以外で生きる人です。
これ、端的に言うと、今までの報道は、都市部でカミングアウトしてる人の話を聞いてきたわけですから、すんごくお手軽なところでやってきたってことですね。まぁ、しかたないっちゃしかたないんですけどね。
そんな話から、いつの間にやら話は放送部の話へと。気がつくと合宿に誘ってました(笑)。
ほんとに来てくれるかな。
てことで、3杯目の日本酒と、〆のチキンラーデンと、さらに〆のレモンチューハイを飲んで、おひらきです。
やれやれ。

会議と会議と、後に呑み

今日は午前と午後に会議です。
午前の会議の場所は第2のふるさとです。ここの会議場所は駅から20分くらい歩いた山の上にあります。この間ショートカットする道を見つけたけど、草が生い茂ってるせいで、ジーンズがめっちゃ濡れました。ま、乾くでしょう。
会議の中身は相変わらず言いたい放題です。わたしも思いついたことを話してました。
午後の会議は京都府中部の街です。なので、2時間ばっかJRに揺られました。小旅行ですね。ちなみに会場がまた、駅から20分くらい岡を越えて行かなきゃなりません。雨の中はめんどくさい。でもまぁ、今日は走るヒマもないから、その代わりだなと。
こちらの会議の中身は、まぁ打ち合わせです。
で、会議のあとは、車で来た友だちに乗せてもらって阪急のとある駅へ。ここから「普通」を使って梅田に向かいます。いや、単に時間調整をしたいだけなんですけどね。
で、着いたのは「Do with Cafe」です。今日はHリムさんの引越し祝い飲み会です。ちなみに、Hリムさんから「行ったことある?」って聞かれて「んなわけないやん」と答えたのですが、ここ、来たことあります。笹野みちるさんとトークしたわ(笑)。
で、集まってきたのは「ここ、交流会?」的なメンバーです。おかげさまでキャンプの相談も少しできたり。
なんか、自己紹介してるうちにドラァグクイーンのショーがはじまりました。うーん、苦手やな。頭では「誇張した女性性がジェンダーを風刺してる」みたいなことだとわかっているのですが、やはり苦手です。それは、たぶん自分がトランスであることと不可分なんでしょうね。
で、楽しく話をしているうちに、終電の時間が迫ってきました。これはアカン。帰らなきゃ!

「わかば」はヤバイ

朝起きて、どうしようかと思ったけど、やはりランです。鴨川を十条通りまで走って、引き返して塩小路橋まで走れば20分くらいです。今日は1kmが6分30秒くらいです。ちと速いな。でもま、いいか。
帰ってきたらK川くんがマッサージしてくれました。うれしいな。
と、起き上がってきたのはMりくん。へ?沖縄にいるのとちがうん?なんでも用事をしがてら玖伊屋に顔を出してくれたとか。うれしいな。
その後、シャワーを浴び終わったT本さんがマッサージをしてくれて、さらにIちくんがリフレクソロジーをしてくれて、T本さんがハンドマッサージをしてくれて、至福の午前です。
あとは朝ごはんを食べて、片づけをして。
問題は、昼ごはんをどこで食べるかです。「おたふく」なきあと、ほんとに困ります。実は「ちよみ」と思ってたんですが、あいてないのかな。「あずき」はいっぱいだし。なので、久しぶりの「わかば」ということにしました。
お母さん、相変わらずです(笑)。
とにかくすじ焼きからスタートして、アギ・ウルテあたりを攻めていきます。飲み物はもちろんハイボール濃い目(笑)。ガチで濃いハイボールを飲んでるうちに寝てしまいました。で、起きたらハンバーグがなくなってた(;_;)。
ここで、そろそろいい時間になってきたので退散です。
家に帰って、思わず猫の額で横になったら爆睡です。目が覚めると9時半。なにげに気持ちよかったo(^^)o。

新たな気づきのおさんぽ→玖伊屋

朝起きて、とりあえずランニングです。1km7分です。まぁええとこかな。3km走れば20分ちょいってところです。
そして、猫の額で朝ごはんを食べて、読書。気持ちいい。
昼前にスタートです。
今日は前々から「やりましょう」と言ってた車いすユーザーのおふたりとのおさんぽです。
とりま、11時半に集合。最初に昼食を食べようと思ってる「糸ちゃん」のグーグルストリートの写真を見せて「ここ、入れますか?」とおふたりに確認。
「行けるでしょう」
とのこと。よかった。次にトイレの確認。「生きセン」と「多文化交流センター」と「マダンセンター」かな。でも、マダンセンターは狭すぎるとか。なるほど。
そんな準備のあと、出発です。日差しが強い。
「こんな日に設定したの、誰や」
とか言いながら、できるだけ日影で説明を試みることにしました。
今回は集合場所が七条なので、ふだんとは逆コースです。てことは「ストーリー」の組み立ても変わります。まずは簡単に部落史を紹介して、そこから「貧困≠差別」みたいな話をして、その証拠となる建物を案内するところからスタートです。でも「排除されてた」って証拠もあるわけで、それも案内。
ここで問題発生です。案内板が読めない。車いすユーザーには奥過ぎて高過ぎる。なるほどな。
で、ここからいよいよ「差別との闘い」の話です。まずは柳原銀行です。が、ここでまたまた問題発生です。あまりにもバリアフルです。それでも1階には長ーいスロープで入れるらしいですけど、2階は絶望的です。うーん。
お次は「石碑」です。が、またまた問題発生です。説明文は石碑の裏側に彫ってあります。ここにアクセスできない。
こちゅかるさんに写真を撮ってもらってあとでシェアする方法をとりましたが、やはり直接見ること、つまりアクセスできることが大切なんだよな。
そんなことを考えながら、「糸ちゃん」へ。半分は食べたいのと、半分は宴会ができるかどうかの偵察と。うーん、完全な定食屋ですね。
でも、「赤」と「白」はあります。

「こごり」もあります。うまいわ。

「鍋焼きうどん全部入れ」はダシが絶品です!

ここでゆっくりとランチタイム。
なんでもY田さんが足を虫に噛まれたとか。かゆいかゆいと言ってはります。介助者さんがポリポリしてはります。が、なんでも施設だと怒られるんだとか。
「こんなつまらないことで呼ぶな」
って言われるとか。いや、つまらなくないし。
「痒くてかけないのはしんどいよねー」
って話になったので、思わずこの時のあとに経験した「幻肢痛」の話をしたり。
「それはたいへんでしたね」
って言われたので
「まぁでも、こんなことやった、こんな時にしか経験できないから、幻肢痛を楽しむしかないですよー」
って笑っておきました。
で、午後は九条の案内です。こちらは通常の流れでまわります。なので、パッチギ!橋とか40番地跡とか。
と、途中でOか山さんが笑っておられます。曰く
「コースが読めない」
路面がうねりすぎていて、車いすのショックが強すぎるらしいです。なるほど、点字ブロックのことは知ってたけど、「道にお金をかけずに放置する」ことそのものが、車いすユーザーから街を自由に動く権利を奪うんですね。
そして、午後の最後が「ひかり公園」なんですが、ここが自転車止めがあるんですよね。
と、Y田さん
「入れる気がする」
と言って、教習所のS字みたいな感じで中に入ってしまわれました。すごい!なので、無事説明ができました。

おさんぽのあとは崇仁新町の「やきやき」でビールです。いや、ビールが水分じゃないってことはよくわかりました。ビールを飲めば飲むほど喉が渇きます。しかたないので、裏メニュー&氷水でその場をしのぎました。そんなことをしてると、姫路からG藤さんが来られて、一緒に玖伊屋へ。

今回の玖伊屋のメインイベントは障子の張り替えです。先にIちくんが古い障子を剥がしてくれてたので、そこに貼るわけですが、ここでG藤さんが腕をふるわれました。まさか美術の教員とは知りませんでした。
さぁ、あとは飲もうか。わたしがやったのは、鳥のもも肉を焼くのと、胸肉の酒蒸しをつくるのとだけでした。
でも、いいんです。今回は同僚が子ども連れで来てくれたので、とてもうれしいです。
そんなこんなで夜が更けていくのですが、たぶん11時前にダウンしたな。記憶がない(笑)。

呑むとあらわれる

「あらわれる」って書くと「現れる」のか「表れる」のか「洗われる」のかよくわからないんだなと、あらためて思ったり。
てのはおいといて…。
午前はとにかく雑務をガシガシこなして、やらなきゃならんことはほぼ終了です。
午後は第2のふるさとに出張です。内容は、某人権教育研究会の総会です。考えてみると、人権教育研究会の総会って春に3つ、冬に3つ、合計6つ出てるんですね。よーわからん。
ちなみに記念講演は、某人権教育研究会の元会長です。かつては「元会長?ケッ」とか思ってましたが、いつの頃からか、そう思わなくなりました。たぶん、そういう人が会長になるようになったんでしょうね。京都の事情を考えると、まぁそういうことなんです。
で、話を聞くと、わたしらみたいな人にとっては「いまさら」な話なんですが、若い人には必要な話だなと思いました。
まぁ簡単に言えば、京都の南部における同和教育の歴史を、中学校教員の観点から振り返るみたいな話です。これ、そこにいた人にしかできないです。たぶん、クッチャンクチャンに荒れてた学校で、日々生徒指導に追われながら、それでも前を向いて実践をし続けた人にしかできないし、わからない。でも、それを若い人に伝えなきゃならんのです。
もちろん、いま、クッチャンクチャンに荒れてる学校なんて京都にはないです。じゃあ参考にならんかというと、そうじゃない。大切なのは「生徒観」であり「社会観」なんですよね。それは伝えなきゃなりません。

そんなことを考えながら、夜は数学の飲み会です。
なんか、この間ガラスを割った話とか、この間朝からキレてガラスを割りたくなった話とかしてたんですけどね。新転任の人に
「ガラス、割りたくなりませんか?」
って聞いたら
「たまに腹が立つ生徒が」
とか言われたんで
「へ?」
ってなりました。ないわ。子どもに腹が立つこと、ほとんどないわ。困ることはもちろんあるし、たまに腹が立つことはもちろんあるんだけど、ガラス割りたくなるほど腹が立つことはないわ。
もちろん骨折したことはあるけど、もう10年も前の話です。なので
「生徒には腹が立ちませんわ。腹が立つのは教員やね」
って話したんですけど、考えたみたら、この発言は同僚に対してはヤバイ発言ですね(笑)。
と、いつも一緒に駅から歩いてた仲よしの同僚が横にやってきて、スミノフ呑んでるわたしに
「飲んでないじゃないですか」
と、日本酒をドボドボドボと注いでくださったり。
なつかしいなぁ。もうないだろうなぁ。
でも、呑むと人間が出てくるなぁ。
いまにはじまったことじゃないけどね(笑)。

今年度初

朝、目が覚めてコーヒーを淹れて、猫の額でしばしくつろいでみました。
少し不思議な気持ちになりました。ここにビーチベッドを設置したのは5月1日ですね。もちろん「おべんきょ」のためです。なので、ビーチベッドに寝転んだら本を読むかパソコンパチパチやるかでした。なのに、今日はどちらもないです。いや、ほんとはやらなきゃならんのですが、でも、2日前ほどの切迫感がない。なんだか、ぽっかりと心に穴があいた感じです。
でも、そういう時間を味わうのも悪くないです。どうせまた濃密な時間がすぐにやってきます。

で、昼前に家を出て、向かったのは滋賀県です。今日は「部落解放・人権政策確立要求びわこ南部地域実行委員会」の定期総会で、今年度初のお座敷です。
年度初のお座敷は、いつも少し緊張します。理由は単純で、「忘れてるかもしれない」ってことです。これ、セリフを飛ばすかもしれないってのもありますが、もうひとつ怖いのは時間配分なんですよね。ちゃんと1時間半の枠におさまるかどうかが心配です。こればかりは復習してもダメで、やってみないとわかりません。
とりあえず、迎えに来ていただくことになってる駅まで行って、Tみ田さん・Y本さん・N山さんと合流。会場に向かいます。会場では機器設定をして、まずはおべんとです。量が多い^^;。おなかいっぱいです。
その後、復習がてら、スライドの調整をしたり。
で、いよいよお座敷開始です。
滋賀県って、実は話をしやすいんですよね。なんというか、反応がいいんです。ネタには反応してくださるし、ネタに反応してくださいます(笑)。
今日もひと声出した瞬間、そこから反応がありました。ところどころにはさんだ小ネタもそれなりにウケて、ますます調子に乗って話します。しかし、わたしのネタは年齢層としては薄いんですよね。わたしと同年代にはウケるけど、そうでない人にはなんのことかわからんネタとか、関西の人にはウケるけど、そうでない人にはなんのことかわからんネタとか、そんなんが多いんですよね。まぁでも、それはそれでええかと思ってます。「なんのこと?」って思ってる人の隣の人が笑ってくださっていたら、それはそれでおもしろいじゃんと。
なので、今日もそんな感じでしょーもない話で1時間半走りきりました。
でも、わたしよりもっと走られたのは、手話通訳の人と要約筆記の人でしょうね。たぶん今日はぐったり疲れられただろうなぁ^^;。

お座敷のあとは打ち上げです。気がつくとわたしのテーブルはムラの人ばかりだったのかな。運動やってる人のプライドというか矜持というか、そんなのを垣間見させていただいたひと時でした。
が、みなさん、よう呑まはるわ。わたしも調子に乗って焼酎呑んだけど、明日大丈夫か?

実践ベースの呑み会

今日は朝から病院です。まぁなにがなんということなくて、デュピュイトラン拘縮の予後を見せるためなんですけどね。
相変わらずみなさん、朝が早いです。予約をとってるはずなのに、メッチャたくさん並んではります。まぁそれを知ってるわたしも朝が早いんですけどね。
で、予後はまぁまぁ。でも、ほんとはあと1回ザイヤフレックスを打ったほうがいいらしいです。1年以内なら再診とのこと。どうしようかなぁ。
で、昼前にガッコについて、あとは淡々と授業です。それにしても、クラスの半分くらいが寝るんだな。まぁ、小声で授業をするし、子守唄みたいな授業ですからねぇ。ただ、ブリントを配った時の反応がなぁ。片方のクラスは賑やかにブリントやるけど、もう片方は無反応。こわいな。
で、放課後は体育館の放送施設のチェック。ミキサーが壊れてるので、放送部にころがってる古いミキサーを代替品でかませてるんですけど、なんかワイヤレスマイクの出力が小さいらしいです。おかしいな…。
いろいろ見てたら、チューナーの出力の切り替えスイッチが悪さをしてることが判明。やれやれ。

で、夜は年に1本共同でおべんきょ成果を出してるセンセとか仲間と呑みです。
いちおう今年度のネタを考えるのが目的です。前回いろいろ話しあったけど、センセがうまくまとめてくださったおかげで、なんとなく書けそうな気がしてきました。
それにしても、話をしながらあらためてわかったのは、小中と高は別世界だということです。今どきの高校なんて、昔の中学校だと思ってたけど、やっぱり高校は高校なんだなと。フリーダムさがまったく違います。それでも窮屈なんですけどね(笑)。
で、タイトルの「実践ベース」ってなんやねんということですが、これの対語は「分析ベース」です。
今日はほとんど半日T田さんとメールのやりとりをしていました。そこで出てきた言葉です。
どうも分析ベースの人間と実践ベースの人間は折り合いが悪いというか、話が通じないというか。これ、なんとなくわかります。
「教育現場って、いろんな不確定な要素があって、人間相手でドロドロしてて、そんなのが学者にわかるはずがない。ケッ」なんていう現場至上主義が実践ベースの最悪のパターンかな。
まぁでも、折り合いは悪そうです。たぶん、分析ベースの人って、世界の見方が分析的なんでしょうね。それも、かなり細かく分析してしまう。
「そんなに細かったら全体はわからん!」
って言われても、わかっちゃうんですよね。そういう感じなのかな。
あるいは車の運転か。
「クランク入る時は、コーナーが背中を過ぎたらハンドルを切る」
とか習ったけど、ほんとは上から俯瞰して、前輪の位置と後輪の位置がどんな感じになっててタイヤがどれくらい切れるからこうこうってやったほうが、たぶんわたしにはわかりやすい。まぁ、感覚よりも理解で車の運転してる感じです。
「そんなんやったらとっさの時に間に合わん」
って言われそうだけど、理解してるから正確な動作ができて間に合うと思ってるんですよね。
で、今日の呑み会は、現場感覚豊かな人たちなので「実践ベース」だったというわけです。まぁでも、それはそれで楽しい。あまりにも楽しくて、帰ったのは終電でしたとさ。
明日、どうすんねん。