トランスジェンダー生徒交流会

目が覚めると7時過ぎ。ふだんよりも1時間寝坊です。それだけでも御の字です。とりあえず、朝ごはんは猫の額で。

久しぶりだなぁ。なんとなく、今度の遠征のチケットをとっていたりしたら、あっという間に出発の時間になりました。てことで、あわてて大阪市内の某駅へ。今日はトランスジェンダー生徒交流会です。集合時間の15分くらい前なのにすでに何人か来ています。てか、みんな初参加だな。もうほんとに誰が誰だかわかりません。
いつもの通り、第1陣に先に行ってもらって、わたしは第2陣。会場に到着すると、すでにみんな白菜を切ってました。早いな。てか、一番時間がかかる「うどん」「ぎょうざの皮」がまだ手つかずです。ダメじゃん。てことで、うどんは中力粉4kg、ぎょうざの皮は中力粉3kgをこねました。あー疲れた。これで今日の仕事は終わりやな。
うどんは適当に寝かせたところで、ふたつにわけて、子どもたちに踏み踏みしてもらいました。ぎょうざの皮はひたすら伸ばす。今回はぎょうざ3種と冷やしうどんです。シンプルだけどおいしいぞ。
で、3時ぐらいから話しあい。小学生グループと中高生グループにわかれます。わたしは小学生グループかな。いや、中高生は気になるけど、たぶん話しあいが難しいのは小学生ですからね。と、Rぽたんが
「すごいことになってるよ」
と教えに来てくれました。
てことで、中高生グループに行くと、仕切をしているのが高校2年と3年のふたりです。ふたりとも小学生の時から参加している古参メンバーです。でも、これまでなかなか自分のことを話すこともいやがってました。それが、なぜか今日は仕切ってる。それもすごい!
が、小学生がまだ終わってない。とりあえず、小学生を終わらせて、再び中高生グループへ。
ふたりの何がすごいかって、子どもたちが話す中身に対して「わかる」って言えるところかな。わたしらくらいの歳の人間には、そのひとことは安易に言えませんからね。でも、あの子らは同年代です。だから、たぶん「わかる」んですね。そんなことをひとこと言ったら
「いつき先生も当事者やん」
とツッコミが入るなど。なので
「あれ?そうやっけ」
ととぼけてみるなど。んー、わたしは当事者でありながら当事者ではない。少なくとも、この場では当事者性をどれくらい退けることができるかですね。というよりも、安易に当事者になっちゃいけない。なぜならわたしは教員だからです。
ただ、教員であるけど、同時に当事者でもある。教員は、ある種生徒よりもしんどいところにおかれている側面もあります。だからこそ、デイビスの調査があるんですけどね。まぁなので、少しだけ自分のことも話してみたりしました。こんなこと話すの、交流会でははじめてです。でも、そのわたしの言葉を引き出したのも、ふたりの「仕切り」があったからです。なんか、とてもうれしかったなぁ。

てことで、今日は普段より少し早めの6時に終了。そこからいつものところで打ちあげです。
ここで、交流会のあり方にいろいろ意見が出てきました。うーん、たしかにもっともではあるな。まぁ2月の交流会はその方向でいきますか。まぁもちろんわたしは
「もー、いつきさんはしゃーないなー」
って怒られるわけですが(笑)。
そんなこんなで、最後はほとんど記憶がなくなったところで打ちあげもお開きです。結局いつものようにK川くんに送ってもらうことになりましたとさ。

で、打ち上げ

朝、なんとなくだるいです。というか、眠い。昨日帰ったのが11時で、すぐに寝たからそんなにひどいわけではないはずです。もしかしたら、1日遅れで疲れが来てるのかな。
ガッコの行きに、ふと「ラジアン定規をつくろうかな」と思いついて、ガッコに着いたら速攻作製。ラジアンの作図ができると、大幅に三角関数が楽になるはずなんですよね。
今日も授業はスローペース。話しあいもOKです。簡単なところはゆっくり確実に。むずかしいところはさっくりと。まぁ子どもたちも危機感を持ってるからか、少し授業の雰囲気が変わりつつあります。でも、油断は禁物ですけどね。
授業が終わって、おべんと食べたら限界です。ソファに横になって読書です。読書はもちろん誘眠剤です(笑)。案の定、少し寝ちゃいました。まぁ昼休みです。
放課後は担任さんと情報交換したり、放送部の子らと部屋の整理とか、壊れたパーツの発注とか。
で、6時前に職場を出て、打ち上げ会場へ。今日は教職員劇の打ち上げです。まぁ、ほんとは文化祭の打ち上げなんですけどね。
途中、ややこしい風景がありました。

ほんとに何を考えてるんだろな、この町は。
で、打ち上げです。みんなでワイワイ話をして、そのうちそれぞれの大学時代の専門の話とか。おもしろいな。みんないろんなことをやってます。てか、修士課程の人も少なくない人数います。ガッコの教員って奥が深いんですよね。ただ、それを出す機会がほとんどない。もったいないなと思いました。
で、小さい子もいるので9時にお開き。てか、わたしも早く帰りたかったってのもあるんですけどね。
帰りは、これからパートナーさんの運転で山に行くという、酒豪の山岳部顧問さんの車に乗せてもらって京都駅まで送ってもらいました。すんませんすんません。でも、途中おもしろい話も聞けたしよかったな。
家に帰ると11時前。いい頃合いです。とにかく寝ましょうか。

打ち合わせか?

今日からガッコは平常運転です。ただ、ひたすらつぶれまくる月曜日の振替で今日は月曜授業です。ちなみに、うちのガッコは月曜と木曜に7限授業をやってるので、月曜の振替は木曜のみです。6人講座の子らは「木曜日が一番おもしろいのになんでやねん!」っ怒ってます。個人的にはその木曜日の授業の2/7はわたしなんで、喜ぶべきかなとは思ってます。まぁやってるのはほとんどが雑談か「ひと夏の思い出」なんですけどね(笑)。

てことで、授業はふたコマ。最初の10分は「2020年で日本は終わる」という雑談。だって、昨日は9.11で、「平和の世紀」と言われた21世紀が再び「戦争の世紀」になった日だし、千葉は台風の影響でめちゃくちゃなのに政府は何もしてないし、そもそも福島の原発事故だってまったくコントロールできてないし、熊本地震だって、佐賀の重油のことだってなにもできてない。てか、関西だっていまだに去年の台風のあとのブルーシートがかかったままの家がある状態です。1年たってるのに屋根瓦の交換ができない。そんな国がものすごいお金を使ってオリンピックを誘致して、トイレみたいなところでトップアスリートを泳がせて、どないするつもりやねんと。韓国の閣僚を叩いてるけど、日本の閣僚はどうやねんと。世の中は元号が変わってなにかが変わったような気になってるけど、そんなのはまやかしで、何も変わってないどころかひどくなっていってる。その背後にあることを見つめなきゃダメだよって話です。
その後10分は「ラジアンは便利でね」ってことで、扇型の弧の長さと面積です。まぁとってつけたような話です。
その後、約30分はプリントで復習。席の移動もOKにしましょう。「遊ぶかもしれない」からこそ席の移動をOKにする。遊ぶかもしれない子らが勉強するためには、遊ぶかもしれない子らが自分で「やらなきゃ」って思わなきゃはじまらないからです。んー、なんとなくやってたかな。というか、ひとりふたり、「やらなきゃ」って思う子が出てきたかも。

放課後は放送部のミーティングです。みんな、夏の合宿と文化祭を通してほんとうに成長したなって思います。あの「なにもできなかった」1年生が、いっちょ前に「この文化祭でできたこと」を語れるようになるんだから、たいしたものです。

で、定時に退勤して向かうはここ。

崇仁新町です(笑)。今日はとある二人会の打ち合わせらしいです。が、こんなところで打ち合わせをしても覚えてるはずがない。まぁ結論は「てきとーにふたりでやって」ってことになりました(笑)。まぁなんとかなるでしょう。
打ち合わせは1時間で終了。そのあとは単なる飲み会です。裏メニューを4杯ばっか飲んだけど、あした大丈夫かなぁ…。

で、本番→セルフ打ち上げ

今日は教職員劇の本番です。わたしは本番へ向けて、午前はダラダラ。午前の最後からがわたしの出番です。
クラス演劇のプログラムが終わって、放送席の移動です。うちのガッコの文化祭の放送席は舞台の真ん前にあります。ほんとうは一番後ろに持って行きたいんですが、諸般の事情でそうもいきません。クラス演劇の時は舞台の前を演技で使うことがあるので、客席を一列つぶして放送席をセットしますが、閉会式ではそこがクラスの指定席になるので復活させなきゃならんということです。ちなみに、この移動が一苦労です。コードが絡まりまくってますからね(笑)。適正な長さのコードを買おうかなぁ。つくればいいか…。
そこからはダンス部→合唱部→書道部の舞台発表です。と、スポット担当から「トラブル発生!」との連絡が。なんでも、ピンスポの円盤が落ちたとか。そんなん落ちるんかと思ったけど、どうやら円盤を固定しているピンが摩耗してなくなったみたいです。まぁ、25年くらい使ってますからね。
い「次の「有志」の時、色どうする?」
部「手でやります!」
こいつも変態やな(笑)。

てことで、有志発表の舞台も無事終えて、いよいよ本番です。去年と同様、閉会式の最初に抜き打ちでやります。が、2・3年生は知っています。なので落ち着いたもんです。去年と同様の、長い諸注意のあとの「そのまま待つように」をきっかけに水銀灯がオフになって、いきなり「キャッツアイ」が爆音で流れます。この瞬間がたまらない(笑)。
ちなみに、これまでの教職員で女性が主人公ってほとんどありませんでした。実は去年は女性が主人公だったんですが、あまり目立たない主人公なんですよね。で、「今年は女性が主人公の芝居を」って言われた時、とっさにプロットが浮かびませんでした。
よく考えてみると、ないんですよね。例えば女性が主人公の学園ドラマ。たしかに「ごくせん」は女性が主人公ですが、ある種「男よりも男らしい」みたいなところがあったり。「セーラー服と機関銃」は、はたして学園ドラマか?みたいなところもあったり。一般的なドラマでも色恋ではない女性の作品って案外少ないんじゃないかと思ったり。で、わたしには独自の脚本つくる力量なんてないですから、なんかの改作・パロディ・オマージュになります。なので、思いつかないんですね。
てことで、今年は「今年は女性が主人公の芝居を」って言った本人が脚本を担当してくれました。わたしはそこに少しだけ脚色を入れた感じかな。それが冒頭のシーンをキャッツアイにするってところです。
まぁ子どもたちの歓声はすごいです。ひとり登場したら「わー」、もうひとり登場したら「きゃー」。もちろん、その人を映えさせるようにするための音を選ぶのがわたしの役割です。まぁうまくいったかな。あとは効果音か。タイミングが命ですが、うちの放送部にはなぜか「SP 404SX」があるので、バッチリです。いや、楽しい(笑)。
エンディングは「夢の中へ」です。役者紹介も最後の方になると「夏の終わりのハーモニー」に移行していきます。そして、脚本・演出の紹介をするのがわたしの担当。
そんなこんなで、無事今年の教職員も終了しました。

ところがここで終わらないのが今年の文化祭です。生徒会が「後夜祭をする」とか言うから、閉会式のあと機材をいったん崩して、再度組み立てなおしです。スポットも片づけられません。
とにかく100人くらいの子らが歌うわ跳びはねるわ。どんだけ元気やねん。汗をムッチャクチャかいてるけど、おかまいなし。そんな中、放送部はひたすら音とスポットです。
4時半に終わった瞬間、1年生が
「後夜祭、クソやー!」
って叫んて倒れてました(笑)。
まぁいいです。それが放送部です。
で、最後の片づけをしてる子どもたちを横目に
「先に帰るで」
と帰ってしまう顧問。そんな顧問に「お疲れさまでした」と声をかける部員。あまりにもひどすぎます。

で、京都駅で子どもたちと待ち合わせをして、向かうは「へんこつ」です。
テール!

底!

うまいわ。子どもたちもワシワシ食べました。もちろんテールの骨のまわりをしゃぶるのも子どもたちです。気がつくと30分でテール2皿、底2皿、筋1皿、こんにゃく・豆腐・タケノコを食べきりました。
「もう、おなかいっぱい」
とのことだったので、崇仁新町は次回にしましょう。おとなしく家に帰って、ひと風呂浴びて、自家製チューハイを飲んで、下の子どもに少し腰を押してもらったら、そのまま寝ちゃいました。まぁしゃーないわな。

批判的に講演を聞く

朝、まぁ楽ですね。なにせ昨日は家で晩ごはんを食べました。やはり飲み会はよくないですね。
ただ、今日は綱渡りのようなタイミングで仕事しなきゃなりません。行きの電車でタスクリストをつくります。ここで忘れた仕事があったらすべておじゃんです。てか、今日を越えたら少し仕事が楽になるはずです。
で、職場に着いたら、とりま出張の準備です。
その後、1時間目は2学年分の試験の巡回&2学年分の採点用の解答の作成。2時間目は授業。それが終わったらすぐに出張です。京都府だいたい最南端の隣保館→京都府唯一の村にある中学校→第2のふるさとの児童館とハシゴ。帰ってきたら2時頃です。そこから文化祭関係の肉体労働をやって、ここで4時。少しデスクワークしたら5時です。
疲れた。

今日はいつもの学習会です。
いつものように定時に退勤して生きセンに向かいますが、30分ほど時間があるので寄り道しましょうか。もちろん角打ちです。が、水曜日が定休日。しかたないからはじめて入る「Kっちゃん」って飲み屋に入りました。そしたら角打ちで会ったことのある人がいて、20分くらい部落の話で盛り上がりました。
いや、変ですよね。まぁ、最初にわたしが「在所」とか言うからなんですけどね。はじめのうちは「ここらは」とか言ってはるのに最後は「同和地区」って言われるから
「あーあ、言っちゃった」
って笑ってしまいました。
でも、ご自分が生まれた場所のこととか、ここらあたりの昔の風景とか、わずか20分でいっぱい教えてもらえました。
でも、なんで教えてもらえるんやろ…。不思議やわ。

で、学習会です。
今日は藤尾さんの話です。とてもよかった。はじめに崇仁の今の活動を話されて、続いてご自分の話。そして人権教育の大切さを話されました。教員とか啓発関係の人には特に喜ばれそうな内容でした。当事者話のところはほんとうに部落差別のリアリティが伝わってきます。
いまどき部落差別の被差別体験をあれだけ話してくれる人、あまりいないんじゃないかな。しかも、まちづくりの話もしてくれる。そしてそれがシームレスにつながってます。
ただ、昨日はそれを学ぶ場じゃなくて、その「語り方」を批判的に考える場でした。
藤尾さん曰く
「みんな話を聞いたら「よかった」って言うんだけど、ほんとのところどうなん?」
こんなこと言う人、あまりいないし、てかいるか。でも、そのための場をつくる人はあまりいないです。でも、みんなから遠慮なしのダメ出し(笑)が出ました。
わたしは、「自分とは切れてしまった「強い人の話」になってしまうんじゃないかな」って提起です。まぁ言えば「感動ポルノ」になる危険性があるってこと話しました。あと、車いすユーザーからは障害者差別の視点から「個人の問題に収束させるんじゃなくて、権利の問題にする必要があるのでは?」って提起があって、これもなるほどなと。考えてみると、部落解放運動が普遍的な人権を提起する運動だったかというと、例えば教科書無償化の闘いなんかを見ればもちろんそうなんだけど、それを全面に押し出したロジックではやってこなかったのかな。だから「権利」って言葉が出にくい。さらに法律関係の人が来ておられて「人権を保障するのは誰なんだ」って話をされて、それもそのとおりだなと。つまり市民の問題ではなく国家の問題なんだって話ですね。
「じゃ、人権啓発には意味がない?」
って聞いたらうなづいておられました(笑)。
まぁでも「圧倒的に負け続けてるわけで、オセロをひっくり返すように仲間を増やさなきゃ国家は人権を認めない」みたいな話を返しておきました。
終わったら崇仁新町です。
もちろん話は続行です。
泣きそうになる場所で「泣いてる場合やないやろ!」ってやったらって話で、山田考野次郎の話をしてみたり。やがてカミングアウトの話になって脳性マヒの人が「隠すのたいへんやねん」みたいなのをぶっこんできたり。
かなりおもしろかったです。
でも、藤尾さん、死のうと思ったこともあったんだとか。一歩手前まで行ったんだとか。
藤尾さんが生きててくれたおかげでこの場所があるんだよな。生きててくれてよかった。

で、閉店の11時まで飲んで、帰ったら12時です。明日、きついやろな…。

大移動

朝、いつもより一本遅い電車で出勤。それでも十分に時間は間に合います。
1時間ほど仕事をして、若い同僚の車に乗せてもらって山間の町に出張です。今日の午前は若い同僚さんが「出前授業」をするので見せてもらうことにしました。あいさつもそこそこに、授業準備に行かれました。ちなみに、わたしはチャイムが鳴ってから教室へ。生物の授業ですが、おもしろい!授業、うまいなぁ。校長さんは友だちですが、「アクティブラーニングやってるなぁ」と感心してました。2年目なのにね。
で、授業が終わったら、近くの駅まで送ってもらって移動開始です。目指すは八尾。えーと、あそこで乗りかえて、あそこで降りて、歩いて、乗換があって…。遠いな…。結局1時間ちょいかかりました。しかも、駅からは雨。やれやれ…。
で、小学校でお座敷です。
聞いてくださるのは24人。おそらく全員おられるな。夏休みの最終日の午後は迷惑だろうなぁと思いながら、今日しかなかったんですよね。でも、さすがに疲れておられる感じです。ところどころで集中が切れている方もおられたり。でも、熱心に聞いてくださる方や、なぜかメモをとっておられる方や、はたまた笑いたいけど声を出すのを躊躇しておられる方や、いろいろおられました。
終わってからの校長室での話もおもしろかったです。途中からムラの話になったり。
「部落って部落民というくくりがあって、でもそれだけで多様じゃないんですよね」
「あー、でも生い立ちとかバラバラだから、部落の中の違いに敏感になればいいんじゃないですかねぇ。結局、生い立ちを延々と語るしかないんじゃないかなぁ」
もちろん、読み筋はパラムの会です。
そんな話をしたあと、次の場所へ移動です。目指すは「おべんきょ場所」です。といっても、とある紙をとりに行くだけです。えーと、あそこで乗りかえて、次にあそこで乗りかえて、そのあとあそこで乗りかえて…。最後は歩きか…。こちらも移動は1時間ちょいかかりました。遠いな。しかも、このあたりでえらい雨になりました。てか、雷鳴ってるし。
それでも無事紙をゲットして、最後は京都へ。これがまた、駅までが遠い。15分くらい歩かなきゃなりません。ずぶ濡れです。で、地下鉄→JRと乗り継いで、京都に到着。1時間半くらいかかったかな。さすがに疲れた。そろそろ嫌気がさしてます。
で、stnのミーティングです。まぁでも、話をしているうちに、だんだん復活してきました。
また今年度もしでかしましょうかね。

社会と自分に向きあう障害者問題学習のために

今日は研修日です。ちなみにかつての研修日は「自己研修」ってやつで、好きなことができたらしいですが、今はそんなご時世ではありません。午前が保健部研修で、午後が人権研修です。あえて同じ日にしました。そうすることで、みんなが「この日は研修の日」ということで用事を入れないだろうというのがひとつ。もうひとつは、障害を「特別「支援」」という形でアプローチする保健部と、「障害者差別」という社会モデルでとらえる人権のふたつの観点で考えてほしいという意図がありました。
てことで、保健部研修。
まずはスクールカウンセラーのお話。子どもは背景まで考えてとらえないといけないという話は示唆に富んでますね。子どもって、縦の広がり(人生)と横の広がり(生活)の中で生きてます。なので、それらを総合的にとらえる中で「今」のその子がいるんですよね。
で、hyper-QUの話。なるほど、今のガッコは転換点ですか。まぁそうやろな。てか、常に既に転換点って話はありますけどね。
で、ワークです。ワーク、キライなんだけど、しかたないですね。午後のこともあるから参加しましょう。
保健部研修が終わったら、午後の研修の準備です。
機材をセットして、お昼ごはんをかきこんで。で、仲よしの教員に車を出してもらってお迎えです。

今日の講師は松永真純さん。タイトルは「社会と自分に向きあう障害者問題学習のために」です。
とにかく京都のというか日本のというか、教育はexclusiveですね。だって、障害者差別解消法にかかわって、障害のある子を担当する部署が、さっきも書いたけど保健部で「特別「支援」」ですからね。社会構造そのものを変えようとしてない。ちなみに身体障害については「建物の構造」を変えたらすむからinclusionが進みます。まぁ言ってみれば、同和対策で住宅つくるみたいなもんです。でも、例えば知的障害のある子が高校に入ったらどうするかって話は論議にすらならない。つまり「学力」とか「評価」ってもののあり方を変えようとしないからです。そんなもん、なんぼでもあると思うんですけどね。
これ、ほんとうに根源的な問いかけです。だからこそ、みんなに聞いてほしいって思いました。
いやぁ、すごかったです。みんな寝てない(笑)。まぁ、あたりまえのことなんですけど、あたりまえがあたりまえでないのが教員です。
とにかく、徹底的に、視線を障害ではなく社会に向ける。そしてなにより自分に向ける。健常を問う。このことを繰り返し繰り返し語られます。さらに「聞くこと」です。耳を研ぎ澄ませて聞くこと。そのことを通して聞こえるんですね。そのことを森修さんの姿から伝えられます。
そして、障害者運動の開き直りとも言える価値観の転換。能力主義の否定とかって、おそらく「高校教員にとってのあたりまえ」をひっくり返してくれる価値感の転換です。てか、高校教員なんて「能力主義」で生きてますからね。
そのことは、最初に言われた「人権」とつながります。未だ会ってない、そしてこれからも会わないであろう誰かに心をはせて、その人を支える。そして同時にその人に支えられている。それが「制度」であるということ。「制度」がなければつくること。そんなことを地下鉄エレベーター設置運動から伝えられます。
終わってからの感想を読んだら、とにかく「よかった」の嵐です。

終わってから、しばし職員室で話しあいながら時間つぶし。提示に退勤して、結局崇仁新町へ。でも、この間もずっと話しあいです。内容は「やまゆり園」と「京アニ」です。そのふたつの事例を通して「名前」のことを話しあいます。
そう言えば、名前を出すか出さないかは、在日の本名宣言や、トランスの「名のり直し」ともつながることですよね。「名前なんて記号だ」って思いながらも、そこにあるポリティクスは否定できません。
崇仁新町でもずっと人権の話。
考えてみると、1時前に会ってからずっと人権の話です。でも、実はこれがわたし(たち)にとってのあたりまえの生活です。常に人権をベースにものごとをとらえ、物事を考え、判断し、行動しています。でも、転機はあります。わたしにとってはピアスクールでのできごとでした。ちなみに、松永さんだって、森さんとの出会いだそうです。あるんだよなぁ。
そんなこんなでKちゅかるさんのお家へ。今日はホームパーリーやっておられます。こちらでチラリと顔を出して、ひとりワインを飲みながら、自己紹介を含めいろいろ話。と、あっという間に10時過ぎです。いかんいかん、あしたも仕事だ。てか、松永さん、大阪だわ。

仕事がはじまる

今日から出勤せねばなりません。
まぁ、今日は赤点の子らの相手を30分するために出勤です。ただ、職場に行ったらどうせ仕事は山のようにあるはずです。

出勤途中に昨日考えてたトランスジェンダースタディーズのことをさらに考えてました。と、天の声。そうか、そう考えたらいいのね。納得しました。

てことで、いつもの時間に出勤。まずは各種メールのお返事とか。はたまた夏休み中の出張や研修の報告とか。とにかく紙ベースなのがめんどくさいです。でも、そんな時に日記を書いてると役立ちます。
さてと、次の仕事をしようかと思ったところで、ふと放送部を見に行くと、いろいろやってます。文化祭も近いよなぁ。そうだ!ネジ!去年ゲットしたのでした。どこやっただろう。確か箱に入れてたはず。机のまわりには…。ない(笑)。念のため放送室は…。あったo(^^)o。よかった。
その後、「しでかし」のつきあいをしたり、明日の研修の段取りをしたり、はたまた2学期はじめのための電話連絡したり。おべんと食べながら、ふと思い出したアンケートの読み込みをしたり。
そして赤点の子らの相手です。
とは言え、試験カントクなので、おべんきょ成果をプリントアウトして通読です。なるほど、こんなふうになってるんだ(笑)。とりま、昨日大幅に削除したところがいい方向になったみたいです。さらに今朝考えたことを加えたらなんとかなるかな。てことで、約1時間いじったら、まぁまぁな感じになりました。

定時に退勤。さてと、今から大阪です。今日は恒例の会議です。途中、なぜかおべんきょ後輩のTじさんと合流。25分限定で呑みました。向こうはMでわたしはDという違いがあるにせよ、「仕事しながら」というしんどさに違いはないです。さらに仕事も共通だから、まぁいろいろ話ができますね。

で、会議。
今日は少し論議があったかな。しかし、「やったことの責任」はともかく「なぜやってくれなかった」って責任を問われる可能性もあるとかいう話を聞いて「たいへんやな」と思いました。
で、飲み会。なんか、楽しく飲んでたけど、タイムリミットは10時20分。あわてて電車に飛び乗って、家に帰ったら0時前。念のために皆さんに「無事家にたどり着きました」とメールすると「みなさん、Fに旅立たれました」との返事が。どんだけ元気やねん。
わたしは寝る!

新たな活路?→女性部・青年部合同宴会

朝起きると、やっぱりしんどいです。昨日の夜、呑みすぎですね。でも、おべんきょしなきゃ。残された日はあと4.5日です。
いろいろあれやこれやと書いてはやめ、訂正してはやめ、移動してはやめを繰り返しながら考えていたのですが、ふと気づきました。
「表にすればええやん!」
そこから表づくりです。なるほどー、表にするとよくわかるわ。でも、なにかわかりにくいな。さらにふと気づきました。
「表を合体させたらええやん!」
てことで合体させました。が、今度は説明が難しい。というか、書きにくいですね。じゃぁ、表を独立させて、短めだった節を長くしようかな。
まぁそんなこんなで、新たな活路の遠い先にトンネルの光が再び見えた気がする昼下がりでした。

で、夕方から組合の交流会。長く交流会ができていないので、6月に青年部と女性部合同でやろうということになっていました。参加してくれたのは12人。それぞれが「ひと夏の思い出」を話して、気がつくとあっという間に2時間経っていました。みんなよくしゃべるな。さすがは教員。
その後、「ハルバン」で宴会です。マジかという程の大量のお肉が出てきて食べ盛りの青年部長も満足したみたいです。いや、タン塩でおなかが膨らんだのははじめての経験です。
で、2次会はもちろん崇仁新町の「焼き焼き」です。でお、すでにかなり呑んでます。今日は慎重に裏メニューを呑むことにしましょう。てことで、けっきょく閉店の11時までいてしまいました。これは、明日も半日おべんきょできないかも…。

今日は休憩?

朝、ちょいと早めに起きなくちゃなりません。今日は北摂のとある街の中学校でお座敷です。てか、この駅、この間来たぞ。そういや、あの時ここにOICがあるからペーパーのコピーをしようと思っていて、なのになにをコピーするのかメモし忘れていたことを思い出しました。もちろん、今日もメモをし忘れています。でも、今日を逃したらダメです。とりあえず、検索かけて見つけてほっとひと息。
電車を降りたらテクテク歩いて会場へ。ちょうど今からセットをするところでした。と、外付けスピーカーがない。どうしたものかと思ったら持ってきてくださったのはいいんですが、STZ-D10Zなるスピーカー。思わずダイソンの掃除機かと思いました。はじまるのを待ってると、一番前に座ってる若い教員の方
「レインボーのTシャツ着てきたらよかった」
ってつぶやいておられて、
「Anti Fascistね」
って言うと
「負けた」
とか言っておられます。ノリいいし。
てことで、お座敷スタート。前の方の数人の若手教員の方、爆笑しておられます。で、後ろの方のみなさんはニッコリとされます。アカン。前の方の爆笑組を見たら、話が長くなると思って、意識的に後ろの方のみなさんを見てみたりしながら話をしたのですが、なんでも部屋を借りてるのが12時までなので、話は最後まで行かず。ま、キリのいいところで終わったので、まぁそれはそれでよしとしましょう。

お座敷の後はOICへ。なんとかペーパーを探してコピーして。それにしてもOICって「Ocean International College」くらいかなと思ってたんですが「Osaka Ibaraki Campus」だったのね。

次に向かうのは、前のおべんきょ場所です。おとついも来たなと思いながら、研究会の会場へ。おとついと一緒です。今日は伊藤悦子門下生の研究発表→呑み会です。
今日のテーマはニューカマーへの小学校の対応の話。まぁそれはそれでおもしろかったけど、「ニューカマーの困難」を病理モデルで対処しようというのは、緊急避難的にはわからんわけではないけど、そこまで開き直るのはどうよって思ったり。まぁなんしか、京都府に外国人に対応するための部署がないのが最大のネックですね。「いまのうちに組織立てておかないと、えらいことになりますよ」って中の人に脅しをかけて進言しておきました。
で、宴会。やはり人権教育畑の人たちとの呑み会は楽しいです。しかも、みなさんそれなりに研究をされ、報告書で苦しんだ経験をもっておられます。
「文章書けなくて文献読むと、書けない罪悪感が少し減るけど、それって泥沼なんですよね」
って言ったら
「あるある!」
って盛りあがったり。いや、単純に今のわたしの状況なんですけどね。
そんなこんなで10時くらいまで遊んでお開きです。
あしたはがんばろう…。