モードの切り替え

ここ半月、とにかく「おべんきょモード」でした。でも、とりあえず今日で一段落です。朝のうちはさっくり仕事。昼から出張。出張に行く電車の中では本を読んでと。
あー、「ために」読む読み方とは違う発見がありますねぇ。自分の読み方の浅さがよくわかります。
午後の会議を終えて、夜は夜で会議です。うーん、よくわからん。なんでこの会議に出さなきゃならない事例なのかわからん。
かつては「Aを実現するためにBという「口実」を使う」というロジックだったはずなのに「BだったらAをやるのがあたりまえ」みたいになっているのかなぁ。
てな感想を持ちながら、会議の後の呑み会へ。
てことで、今日も終電決定です(笑)。

切実さ・再び

今日は久しぶりに「4人」の呑み会です。やはり、せめて1年に1回くらいはこの呑み会をしたいです。
で、みんなで集まってお店に移動。
まずはこの1年、あるいはこの7年の変化について話をしたり。
でもそのうち、いろいろ最新の話題になるのは当然です。で、出てきた話題が…。
「学生アンケートで「あなたが出会ったマイノリティは?」というのをやったとき、「出会った」という回答が一番少ないのは部落の人」
これをどう考えるかでした。
昨日に引き続き、今日も「切実さ」です。
いや、まっとうというか、まっすぐというか、そういう答えは「部落差別はやっぱりきついから話せない→出会わない」なんですよね。
でも、昨日の考えでいくと、「リスクやめんどくささと切実さのバランス」が「カムアウトしない」に傾いている可能性がある。じゃそれってなんなんだろう…。

例えば、「説明のしにくさ」みたいな可能性はないかなぁ。
つまり
「わたし、部落やねん」
「部落って何?」
「いや、部落っていうところに生まれたらな」
「なんで?それがあなたとどう関係あるの?」
「…」
みたいな。
なんというか、カミングアウトって、実は「共通理解」が成り立っている上で成立するんじゃないか。あるいは、共通理解を得るところまでカミングアウトする側が説明しなくちゃならんのじゃないかと。それをしないと成り立たない。
となると、部落問題学習がどんどん減っている今「共通理解」がとても得にくい状況がある。で、その共通理解を得るための努力を「カミングアウトする側」が担わなきゃならない。カミングアウトする側はそこに「(結局理解を得られない)リスクや(理解を求めるために自分も努力しなくちゃならない)めんどくささ」がある。そして、その「リスクやめんどくささ」の質や量とカムアウトによって得られるもののバランスです。その「リスクやめんどくささ」を引き受けて、なおカミングアウトする切実さがあるかどうか。
それは、部落、レズビアン、ゲイ、あるいはトランス、外国人、ダブル、その他さまざま、それぞれの課題やその人の状況で異なるんでしょうね。
なんか、そんなことを考えたり話したりしてたら、おっと、閉店の時間です。

切実さ

今日は、お友だちのRささんに誘われて、K大学のセクマイの学生さんたちと呑み。
なんか、みんな元気です。いや、元気でまったくいいんですけどね(笑)。食べ放題飲み放題などという店があるのも驚きですが、みなさんガッツリと食べようとしておられます。ま、学生です。
にしても、ほとんどがトランス男性で、トランス女性はわたしひとり。レズビアン・ゲイの人も少数です。
なぜこうなるんだろう。
と、ある方からこんな話が。
「セクマイが集まるとトランスの話ばっかりになるんですよね」
なるほど…。でも、
「なぜそうなるか」
を考えなきゃならないんじゃないかなぁ。
トランスの声が大きい?トランスはしゃべりたがり?トランスはネタが多い?
「トランスって、例えば「名前を変えたい」とか、制度と直接触れるからカムしなくちゃならないことがあって、だから顕在化するんじゃないですかねぇ」
なるほど…。でも、レズビアン・ゲイの方がはるかに人数は多いはず。そんな人たちがドカンと来て恋話したら、トランスなんて片隅においやられちゃいますよ。
じゃ、なぜ集まらないのか?なぜ話題を出さないのか?
「切実さじゃない?」
って聞いてみました。
これ、カムの必要性と似てるけど、ちょっと違う。
なんというか…。集まらなくてもいい。「ここで」話をしなくてもいい。別のところにちゃんと世界がある。そんなことはないのかなぁ。わざわざ時間と場所をあわせて「ここに」来なくてもいい。
集まる、話をするためには、それなりのリスクやめんどくささがあります。それと集まる、話をすることの切実さを天秤にかけたとき、どちらに傾くのかって話です。これは「切実さ」の軽重じゃないです。すごく切実でも、それをうわまわるリスクやめんどくささがあれば、やはり来ない話さない。逆にとてもリスクやめんどくささが高くても、それをうわまわる切実さがあれば、来る話す。
なんかそんなことを考えたんですけどね…。あまりウケなかったかなぁ。

他にも、ある参加者から「普通はそうじゃないでしょ」発言があって
「せっかく変態に生まれたんだから「普通」はやめようよ」
と言ったら一部にしかウケなかったりとか、まぁ、学生さんは若いなと(笑)。
にしても、たぶんわたしが知ってる「若いトランス」よりも、さらに5歳くらい若い人になるのかな。ここの変化もすごいなぁという気がした、おもしろい呑み会でした。
また誘ってほしいけど、誘ってもらえるかなぁ^^;;

ブレイクスルーとか

「この先」のことが、なかなか形になりません。ずっとずっと考えていて、具体的にやりたいこともわかっているのですが、それを「形」にできないのです。
あらためて、言葉は「器」だなと思います。そこでいう「言葉」は、もちろん「一語」でもあるし「文章」でもあるわけです。そんなとき「定型的な組み立て」がいかに役に立つかを、今回身にしみて感じました。
というところまで来た瞬間に
「あ!それを使えばいいのか!」
ってひらめきました。その瞬間から「形」になりはじめました。
ものごとを考え、形にするっていうのは、たぶん、そういうブレイクスルーがあるんですね。
考える。溜める。それを深め、内圧を高めていく。と、ある瞬間、あたかも「決壊」するかのように言葉が溢れ出す。
そんな感じ。

夜は在日外国人教育関係のことの御べんきょ。こんなことをやってられるのも、あと少しだけなんでしょうね。その先にもしもいけたら、それはもっともっと厳しくおもしろい世界なんだろうなぁ。

で、おべんきょ仲間から誘われて呑み(笑)。
なんだろ…。
おべんきょ仲間ってほんとにいいです。なにがいいかって、「考える土俵」が同じなんですよね。だから、言葉が通じる。今日の呑み相手さん、一昨年、去年、わたしが苦しんでたところを歩いておられます。わたしはわたしなりに「こんなところを歩いてたよ」「あの時は気づかなかったんだけど、こないだやっと道が見えたんだよ」って話をしてたんですが、たぶんそんなことはいろんな人から聞いておられるだろうな。でも、きっと突然ブレイクスルーが来るんです。
楽しいなぁ…。
とか思ってたら、気がつくと終電終わってました(;_;)。

えらいこってす

朝、職場に行くと…。恐ろしいほどのカルチャー・ギャップです。
昨日まで経験した3日間とまったく違う。変化はめまぐるしいし、言葉が飛び交ってるし、「考える隙間」がない。これはたいへんだわ…。
それでもとりあえず、まずは雑務をこなして、そこからもう一回読み返します。
と…。
出てくるわ出てくるわ。カット&ペーストしたところのつなぎが変なのはまだマシで、勢いで書いたところが変(笑)。これはあかんわと訂正したら、一行あふれます。とにかく別のところで吸収したら、今度は注釈入れるの見落としてたのがあって、ここに注釈を入れると、これまた一行あふれます。どうするか…。よし、ここを注釈必要ないように変更して…。あ、その変更で一行あふれた(笑)。
で、なんとか収めきってプリントアウトすると、またまたあふれてます。あり?んー、どっかでみた症状…。あ!また半角フォントの処理が変になってたのか!
なんとなくわかってきました。
一度保存して、ソフトを終了してから再度確認するとカーニングが広くなってて、それが正常値みたいです。ま、今頃わかっても遅いけどね(笑)。
てことで、なんとか完成。

午後は出張です。
たぶん京都の中で一番風光明媚な場所にあるガッコなんじゃないかなぁ。そこでやってる会議の内容がまったく頭に入ってきません。
ま、これもしかたないですね。別世界です。

夜は子どものハピバで、とある格安イタリアンレストランへ(笑)。いや、けっこうおいしいから、いいんです。でも、グラッパまで呑むと、ちょい飲み過ぎ感がありますね。
ま、家に帰って、ケーキ食べて、寝ましょうか(笑)。

こんなことしてる時間はないと思う

で、もちろん呑み会です。まぁ、毎年こさせていただいていて、毎年恒例なんで、楽しみにしてるわけです。
呑み会の前に、少し頭が痛くなる相談ごとをもちかけられたり。うーん…。トランスには社会性というか、自分で切り開く力というか、折れてしまわない力というか、そんなこんなが要求されるんだと思うんだけどなぁ。少なくとも、なにかを要求する時は、「その実現のために自分もやらなきゃならないところもある」と思うんですよね。
なんてことを考えたあとのビールはまわるわけです。いかんいかん、ついつい飲み過ぎてしまいました^^;;

全面改訂とか

今日はセンセと会って、最終アドバイスをもらうことになりました。「メールでいけたらメールで」って言っておられたけどメールじゃなく直接会うってことは、メールではすまないほどアドバイスがあるということで、これはもうヤバイなと。
てことで、センセに会いに行ったのですが…。
もう、付箋と赤がビッシリ。というか、
「おもしろいんだけどね。話がぼやけてる」
とのご指摘。うーん。わかってはいたのです。でも、ついついよくばってしまったんです。その結果ぼやけてしまっているんです。
結局、いくつか言いたいことがあったけど、それをひとつにしぼって、他はお蔵に入れることにしました。ま、お蔵に入っていれば、また出すこともできるから、それはそれでいいでしょう。
にしても、ほぼ全面改訂です。ま、正月は飛びましたo(^^)o

その後、大阪に行って昼呑み(^^)。そんなヒマがあるのかというと、ホントはないんですが、今日はいいことにしましょう。
で、いろいろ話をして、さらに別の人と合流して夜呑み(^^)。
ま、しゃーないしゃーない(笑)。

本日2発!

今日の体調は…。ふむ。舌の荒れは減ってきたかな。ノドは…。そんなに痛くない。まぁ、これなら行けるか。
てことで…。

  • 餅つき

今日は恒例の餅つき大会の日です。てことは、ローストチキンと参鶏湯をつくらなきゃなりません。
だいたいの完成時間はローストチキンが12時半〜13時、参鶏湯は16時ぐらい。てことは…。火にかけるのは10時半〜11時ってことですか。てことは、現地到着は10時ってところでしょうか。早いな…。
とは思っていたけど、そうスムーズに行くわけではありません。とりあえず10時半頃に現地に到着。そこから子どもに炭をまかせて、わたしは仕込みをはじめます。で、11時に頃には火にかけられました。
あとは、K野さんたちとのんびりお酒を呑みながら、音楽を聴きながら、いろいろだべります。
予定通り13時にローストチキンのふたを開けました。あいかわらず瞬間になくなります。うれしいですね。さらに、夕方寒くなってきた頃に参鶏湯のふたを開けました。これもまた瞬間になくなります。
ふぅ、いい年末の一日です。

  • 忘年会&結婚披露パーリー

で、夕方からは、昔からずっとお世話になっている「新羅」の忘年会&お子さんの結婚披露パーリーです。といっても、そんな盛大なものじゃなくて、ちっちゃなパーリー。半分以上が新羅の常連さんです。わたしはというと、実は新羅の常連と言うよりも、Kムさんたちが新羅をやる前からの知りあいなんで、なんていうんだろ…。たぶん、少しスタンスが違うんですね。
実はこの本に出てくる「C」という子が、新羅とわたしを出会わせてくれたんです。そんなCへの感謝の気持ちを込めて参加した忘年会でしたが…。
Cのことを思って泣いてしまったり^^;;
そんなことをしているうちに、だんだん声が出なくなっていきました。やばいわ…。

知的障害を持つ子どもへの性教育

今日は関西性教育セミナーです。これ、ほんとに実感がないけど、わたしは理事らしいです。でも、ぜんぜん会議とか出てないです。すみませんすみません。なので、かなりおしりに火がついてる状態ではありますが、せめてセミナーは出ようかと。てか、直接関係はなくとも、たぶん脳みそのどこかが刺激されて、おべんきょの役に立つはずです。
てことで、なんばへ。
到着したら、すでにセミナーはじまってました^^;;。
それにしても、講師の方、テンション高いです。もしかしたら、わたしよりもテンション高いです。よくよく聞いていたら、特別支援学校の養護教諭をされているみたいです。それも、自主教材をガンガンつくって、しかも歌って踊れる人みたいです。すごいです。出された資料を見ると、これがまたいい!特別支援学校にあわせてつくった教材は「わかりやすさ」にものすごく留意しています。だからこそ、誰にとってもわかりやすい。しかも、質を落としていない。これが重要です。まさに「なにを教えるか」ではなく「いかに教えるか」なんですね。
これは使えそうですねo(^^)o
で、いったん休憩。
なんか、体調が悪いです。てか、喉が痛い(;_;)。とりあえず、炭酸水を仕込んで、後半のセッション。
後半は研究者の方が施設に入所されている知的障害を持つ大人の人対象に実践された性教育の報告です。
これがまたおもしろい。なんというか、「やる側」と「依頼した側」の意識の隔たりがおもしろい。なんというか、「依頼した側」は、めっちゃ現実的なんですね。ニーズがはっきりしている。で、原理原則みたいなものはない。ところが、「やる側」は、その「現実さ」があまりにも原則とかけ離れているので、まずはとまどいや怒りが出てくる。でも、現実がわかっているから、そこをなんとかすりあわせたい。でも、「依頼した側」は、あまりすりあわせの必要性を感じていない。
そんな中で、悶々としながらされた実践でした。でも、悶々とされただけあって、とても参考になる実践でもありました。これも使えるなと。

で、終わったら当然のことながら打ち上げです。おしりに火がつきまくってますが、まぁ、脳みそのどこかが刺激がされて、おべんきょにも役に立つはずです(笑)。
で、実際に役に立ちましたねぇ。なにせ、隣に座られたHがしさんが、わたしのおべんきょのネタをパラパラ見て、いろいろアドバイスをくださったり、今後のことについていろいろ考えてくださったり。いやぁ、最後までいてよかったo(^^)o