二人会

今日は夕方からまりあさんとの二人会です。
とりあえず仕事がすんだら大急ぎで家に帰って、ふたたび五条に行きます。で、レフェリーのつるたさちえさんと合流。近くでサクッと晩ご飯をすませて会場に向かいます。
会場には、すでにまりあさんが到着していました。なんでも、この日のために用意した服だとか。わたしは仕事帰りのいつもの服。差は歴然です。
とりあえず2階に行って軽くネタあわせ。とはいえ、
ま「第1部はなにしゃべるの?」
い「え〜と、時間配分どうなってたっけ」
ま「第2部のネタはどないしょ?」
い「え?特例法とか言ってへんかった?」
みたいな。前に打ち合わせをしたのはなんだったんだ?で、結論は
「まぁなるようになるやろ」
で、ネタあわせ終了。
で、ちょいと下に行くと、受付にどこかで見た人が…。って、順子姐さんですがな!あわてて2階に行って
「三橋さんが!」
と報告。とたんに緊張が走ります(笑)。
でもまぁ、なるようになるでしょう。

で、二人会の開始。
まずはまりあさんがいつものゆる〜い感じで、女装者の成長過程を解説。「女装サロン」→「女装スナック」と成長していく過程で、環境や行動がどのように変化していくのかんど、わかりやすく話をされます。にしても、なるほど、わたしが完全におかしな生い立ちをしているということが、よくわかります。なにせ、そのふたつをすっ飛ばして、いきなり「玖伊屋」やしなぁ…。
続いてわたしの番。いつもの話をズッパリ切って、ネタだけを集めて30分程度にまとめます。お客さんの中には、わたしの話を2度ほど聞いて下さっている方もおられて、そのあたりになると、どのネタがどこにあるかはわかるでしょうけど、はじめて聞く人は
「なんじゃ?あのテンション」
でしょうねぇ。
で、休憩。三橋さんから
「あなた、わたしのしゃべる速さの倍の速さね」
と指摘を受けます。その通りです。
「いやぁ、要約筆記の人がイー来たはりました」
みたいな。

しばし休憩の後、第2部開始。つるたさんの登場です。でも、こちらはまったく打ちあわせなしです。
もちろんネタは「特例法」。ひとつひとつの要件について、あーだこーだと、好き放題話します。と言っても、まりあさんとわたしだけじゃありません。会場には熟練の論客がドンと座っています。さらに、鋭い質問をしてこられる論客*1も控えておられます。もう、話はあっちへ行ったりこっちへ行ったり。でも、右に左に行くたびに、話が深まっていくのはさすがです。
当初9時45分終了の予定でしたが、10時をまわったあたりで
「帰らなくちゃ」
という人が出はじめて、ようやく終了。

ここからは、しばし「感想戦」。テンションをゆるめて、お客さん達とゆっくりと話しあいます。いいクールダウンができたところで、本日の二人会の終了です。

*1:K納さん@K西大学

まぁこれもよしとしよう・リビングライブラリー(2日目)

わたしは、基本的には、リビングライブラリーって、「未完成」な話があって、そこからいろいろ一緒に話をしていくのがいいんじゃないかと思っています。なので、できれば30分をすべてわたしがしゃべるんじゃなくて、まぁ20分ぐらいは話をするけど、あとはいろいろよもやま話ぐらいでちょうどいいんじゃないかと思っています。ところが、今回*1、30分全部しゃべってしまうんですよね。しかも、「まぁこんな感じで生きてます」ってところまでいってしまう。こうなってしまうと「オチ」がないわけです。これが困る。
実はこの悩み、昨日からずっとあったんです。
でも、今日、最後の2セッションを話しながら、
「もしかしたらこんなんでもいいのかもしれない」
という気がしてきました。
たしかに、トランスのこと「を」知りたい人もいるのかもしれません。でも、ことによったら、トランスの話、あるいはわたしの話を聞くことを通して、まったく別のことを考えてもらえるかもしれません。なんか
「今日、話を聞いて元気をもらえた」
と言ってくださった人がおられたんですよね。これって、わたしもまた元気をもらえるし。

*1:前回もか

時間が足りないかも・リビングライブラリー(1日目)

さて、いよいよ今年のリビングライブラリーの開始です。今年わたしに与えられたテーマは「教壇にあがるとザワッ −トランスジェンダー教員の風物詩−」です。1年目はわたし自身のこと、2年目は家族のことだったので、今年は生徒との関係を語ってほしいということのようです。
やっぱり「物語を語る」って、けっこう難しいです。というのは、「今」を知ってもらうためには、やっぱり「その前」を知ってもらわないといけません。ところが、このあたりの話をすると、これが長い…。まぁ、さすがにセクシュアリティの基礎知識みたいなことは言いませんが、やっぱりある程度自分のライフヒストリーを話さなきゃならないわけです。
さいわい、悪趣味なアルバムなんてぇのがあるので、こいつをリメイクして、まずはウケをとることにしました。これはこれで、それなりにいい感じです。そこからあとは、ある意味「話」としてはまったく新しいバージョンです。でも、そういう意味では「パート2」のためのいいネタづくりになった気もします。ラッキーかな。

で、お座敷

今日はK真市教組女性部の学習会です。
基本的に女性部の学習会は、もっともしゃべりやすいもののうちのひとつですね。なので、今回もリラックスして話します。
はいいんだけど、なぜか眠い…。
眠い時はテンションをあげてしゃべるに限るんですが、テンションをあげると暴走気味になるんですよね。とにかくしゃべりが早くなるんですよ。
てことで、今日も早いのなんの。これはヤバイです。
でも、なんとか舌も噛まずに最後まで話して終了。よかった…。

みなさんまじめ…

午後からは大阪市南部のO阪J南女子短期大学の教職員研修会。って、大学の教員向けかぁ…。
会場の皆さんを見ると、老若男女、いろいろおられます。でも、一様にまじめそう。これはなかなか手強そうです。
で、いつもの調子で話しはじめたのですが…。かたい…。いや、一部メチャウケの人はいるのですが、ところどころ「ポカーン」としている人がおられます。もしかしたら早口すぎて聞きとれてない?
ところが、基礎知識あたりのところになると、俄然みなさんメモを取りはじめられます。そうなんや…。
やはり、対象というものを考えないといけないんだなぁと、あらためて感じました。
にしても、不安なお座敷、これからもあるぞ…。

今年も来ました

たどりついたのは、大阪市を越して南下したところにあるO阪府立大学。今年も東さんの講座のゲストスピーカーです。
やっぱり大学生のみなさんの前で話をするのって、けっこういい刺激になります。それにしても、年々ネタが相対的に古くなっているのは否めません。「ピンクハウス」とか言っても、今の大学生は「なんですか?それ」なんですね。あぁ勉強しなくっちゃ。
で、いつものことですが、結局一番ウケているのは東さんだったという。まぁそんなものでしょう。

お座敷が跳ねたところで、ちょいと失礼してジョグ。グランドに行きます。「無断使用禁止」とか書いてあるので、少々ビビリながらも、グランドの最外周をちんたら走ります。やっぱり草の上は膝に優しいです。はじめは20分のつもりだったのが、なんとなく30分走ってしまいました。にしても、30分走れたことが、素直にうれしい。

秋田から帰った翌日だというのに

今日はちょっと寝坊をしてもいい日です。といっても7時には起きないといけないんですけどね。
で、起きて体重計に乗ると、あかんです。平常体重より3kgオーバーしています。やはり秋田で食べすぎました。ここからしばらくはダイエットの毎日ですね。
で、8時過ぎにスタート。目指すは大阪府北部の街です。なんでも今日は人権リーダー研修とか。
どうにかこうにか会場に着いたのですが、部屋は7階。う〜ん。階段で行きましょう(笑)。
10時過ぎにお座敷スタート。なんでもお客さんはPTAの方もけっこう多いとか。PTAのお客さん、はっきり言って好きです。すごく柔らかい感性で聞いてくださる方が多くて、話をしていてすごく楽。でも、このリーダー研修、PTAの方だけではなくて、全体的に反応がいい。最前列のおじさまが、ところどころで大笑いしてくださいます。いいなぁ…。
とても楽しく話をさせていただいて、とりあえず終了。

時間はちょうど昼。近くの「池田ラーメン」なる店でラーメンを食べます。これがまたいい。じっくりと煮込んだ鶏のスープが白濁していて、なんとも言えません。でも、カロリーが気になるなぁ…。

で、そこから移動。

新ネタ披露

で、本日の学習会の開始です。
今日のスピーカーは3人。お一人は精神科の医者であり、大学のスクールカウンセラー(?)みたいなことをしておられる方。トランスジェンダーのかかえるさまざまな困難を、ていねいに話されます。にしても、「家族」とか「子ども」とかが話題にあがるわけですが、もう、ツボに入りまくって笑いまくってしまいました。きっとスピーカーの方は、わたしがなににウケているのかわからなかったと思います。すみません。
お二人目はHIVカウンセラーをされている方。こちらもHIVの予防の話とか、陽性者のおかれている状況とか、詳しく話をされました。にしても、やっぱりセルフエスティームの問題は大きいんだよなぁ。
で、休憩をはさんで3人目がわたし。
今回は1時間ということで、定番のネタをするにはあまりにも時間がなさ過ぎます。なので、新ネタをやってみることにしました。といっても、過去やってきたレポート+定番ネタの一部+先週のシンポジウムの一部でつくった=交流会ネタなんですが…。まぁね、新しいネタをそんな簡単にポコポコポコポコつくれるわけがないわけでして、結局は「使いまわし」にならざるを得ないわけです。と、開き直ってみたりします。
でもまぁ、「自殺予防」で助成金を取っておられるわけで、交流会というのは、そのひとつの解かなと。さらに、今回は初めて聞かれる方もおられるわけで、まぁそれはそれでええかと。と、さらに開き直ってみたりします^^;;。
でもまぁ、ところどころでウケて、それはそれでOKだったかな。もっとも、あとでT村さんからは
「あれはあれでいいけど、北海道では使えない」
とダメ出しをされましたが(;_;)

で、シンポ・全同教1日目(その2)

  • 「それぞれの立場から…」

みなさんのビデオ、一度見たとは言え、やっぱりいいなぁ。それぞれの人となりがあふれています。中でも山口さんや池田さんのビデオに出てくる子ども達の笑顔はすごい!その笑顔をとりもどすために、守るために、どれほどのことをしてこられたんだろうなぁと思います。藤田さんのビデオは、藤田さん自身の笑顔がいい。でも、その笑顔の裏側にはいろんな葛藤があるんですよね。
で、わたしか…。
「まずはビデオの冒頭のシーン、気づかれましたか?あそこででているビールはヱビスなんです」
笑ったのは、最前列の数名だけ。またやってしまいました。
やがて、休憩をはさんで、シンポは佳境に入っていきます。

  • 生きづらさを抱えている子どもたち

それぞれがかかわっておられる子ども達の現実が出されます。わたしは、暴走機関車の話題を出してみました。もっとも冒頭は、手話通訳の方に向かってお詫びからはじまるんですけどね。
「すみません、また早口です」
めっちゃ嫌そうな顔されましたよ。
で、暴走機関車の話を出したのは、なんちゅうか…。厳しい現実にさらされている子どもの「生きづらさ」に比べたら、もしかしたら暴走機関車の「生きづらさ」は「楽」に思えるかもしれない。でも、そういうものじゃないだろうと、わたしは思っているんですね。そんなことを提案してみたいなぁと。

  • 子どもたちにとって居場所とは

おそらく他の3人の方々のかかわっている年齢層は、わたしがかかわっている子ども達よりも下なんですね。なので、やっぱり「安全・安心」というところにすごくこだわっておられます。
それに対して、わたしのかかわっているのは高校生以上がほとんどです。なので、おそらく「その次」を考えている。そこの違いを出してみたいなぁと思ったんですね。ただ、時間がなかったので、メインになる話は最終セッションにもっていくことにして
「診断書で自己紹介をする人にはなってほしくない」
とだけ言っておきました(笑)。

  • 私たちおとなにできることは?

で、最終セッション。もう、池田さん、語りまくりです。最前列の仲間たちが時計を見ながら心配しています。その態度、完全に主催者やし(笑)。でもねぇ。語りたいことがあふれているんですね。子ども達の姿を語りたくてしかたがないんです。逆に言うなら、それほどまでに子ども達への眼差しが厳しいということなんですね。それが伝わってきます。
山口さんは、すごくクレバー。すきっとまとめてこられます。でも、実は自分が話をする内容を考えていたので、きちんと聞けていなかったんですよね。すみません、すみません。完全にカラオケ状態です。
藤田さんの話で一番印象に残ったのは、「居場所はふるさと」でした。そうなんですよね。ムラの子にとっての居場所は「ふるさと」なんですよね*1
で、わたしは…。「「居場所」は自分でつくるもの」という。どれだけ居心地がよくても、やがてそこから出て行かなくちゃならない時に、「居場所」って、自分の居心地のいい居場所をつくるための「力」をつける場所なんだと思うのです。まぁそんなことを…*2

で、松下さんの〆。最後に大きな拍手をもらえました。さすがに体育館いっぱいの人の拍手は鳥肌が立ちましたね。
ってことで、シンポは無事終了。けっこうよかったんじゃないかなぁ。

*1:もちろん「甘える場所」というわけじゃない

*2:他にも「ラウンジ・ナース」とか、いらんことを言った気がするけど^^;;