強いからカムアウトできるわけじゃないんだ…

今日は鳥取でお座敷です。今回はバス移動。3列シートで楽ちんです。到着したのはお昼ごろ。会場に移動して、とりあえずパソコンの接続です。その後昼ごはんを食べながら打ち合わせ。今回は「虹色らくだ」のみなさんとの座談会もあります。どうしようかと思ったけど、打ち合わせの結果「出たとこ勝負」になりました(笑)。
で、話。会場はほぼ満員です。だいたい100人くらいの参加だとか。これでひとつの分科会だから、全体では5〜600人の参加なのかなぁ。すごいです。鳥取
全体的に若い人が多いみたいです。でも、けっこう年上っぽい人もおられるので、古すぎるネタで滑りまくることもなく、無事和やかに話し終えられたかな。ただ、2時間のネタを1時間40分に短縮したので、もしかしたら聞き取れなかったかもしれませんな^^;;。
で、後半は座談会。3人の大学生のうちふたりは人前で話をするのがはじめてだとか。楽しみです。ちなみに、3人とも非トランスでして、これはいいなと。
今回の座談会の最大の収穫は「カミングアウトする強さはどこから来るのか?」という質問への答でした。ひとりは「親にはまだカミングアウトしていない」って答えられて、隠そうと思えば隠せる非トランスのカミングアウトの困難が出てきたかなと。それから、友だちへのカミングアウトの経験で、カミングアウトは「はずみ」だったという話も出てきました。で、おもしろかったのは、その「はずみ」のカミングアウトに対する友だちの反応で、拒否的な反応の友だちもいたけど、受容的な友だちもいた。そういう友だちの存在に勇気をもらえたという話が出ました。
たぶんこれなんですよね。
一般的には「強いからカミングアウトできる」って考えがちなんだけど、カミングアウトは強いとか弱いとかじゃなくて、はずみだったり切羽詰っていたりするところからってのもありうるわけです。問題は、そのカミングアウトを受けとめられたかどうかという経験をするかどうかなんですよね。受容の経験をした人はその経験から強くなれる。なんか、そんな気がしたんですよね。
うん、おもしろかった。

台風なんかに負けないトリプルヘッダー

昨日の今日なので、「舞台衣装」はカバンに入れて出発です。にしても、台風来てるんですよね。今日のお座敷はあるのかなぁ…。
とりあえず、北河内にある中学校へ。ここでの話には「舞台衣装」は使わないので楽ちんです。わたしを呼んでくださった方は、なんかのんびりした方で、それがとてもいい感じです。会場に入ったら液晶テレビを出されたので「あー、マウスポインタが使えないのできついんですよね」と言ったら、あらためて準備を開始されました。それがすごい。いろんな人が手伝われます。たぶん、みんなが手伝ってくれる人なんでしょうね。
で、話を開始。半分くらいは座りながら話しました。聞いてくださるみなさん、はじめは「どんなかなぁ」と、お互いに間あいを測る感じでしたが、途中から徐々にわかってきたのかな。聞いてくださるみなさんの表情が柔らかくも真剣な感じになってきました。こういうの、やはりうれしいですね。ちょっと早めに起きて来てよかったなぁ。

続いて大阪市南部の中学校に移動。ちょっとおなかが減ったので、近くのラーメン屋に入ってお昼ご飯。もちろんビールは呑みません。だって、眠いもん。
実は、昨日の夜1時くらいまで今日の夜にある宴会のお店の交渉をしていました(笑)。

で、学校について話をしたら、どうやら開始時間を30分間違えていたことが判明。てことは、さらに30分余るわけですね。てことで、体調のことを考えてソファで横にならせていただきました。で、気がついたら寝てました。
時間が来たので「舞台衣装」に着替えて会場の部屋へ。午後は中学校区の研修会だとかで、小中の教員の方が来ておられます。こちらは「旧ネタ」です。さてどうなるか。なにせ大阪はレベルが高いからなぁ…。
はじめのほうは面食らっているというか唖然としているというか、反応がイマイチというかついてこれないというか、そんな感じでしたが、1時間を経過したあたりからガッツリと食いついてこられる方がどんどん出てきて、なんかうれしかったです。終わってからも何人かの方から声をかけていただいて、個別に話をできたりしました。

その後、お友だちが聞きに来てくださっていたので、作戦会議も兼ねて「乾杯の練習」をしに近くの居酒屋へ。で、みっちりと練習を積んだあと、十三に向かいます。
十三というと、当然のことながら「あらい商店です。今日はとあるイベントの打ちあげです。今日は火曜日ですが、しかも台風ですが、無理を言ってあけてもらいました。もう、ホルモン鉄板鍋からドリッパからハチノスだらけです。至福の瞬間です。当然ビールはおいしいです。
途中から、またまた別の作戦会議になりましたが、どうもなんだかむずかしい。おかげさまで、作戦会議の相手の方にえらい迷惑をかけてしまいました。すみません。って、ここ、読んでないだろうけど…。

てことで、いい感じでしあがった「トリプルヘッダー」の一日でした。

無理はいかんな

今日は午後から奈良県の高校でお座敷です。午後からなので、午前は出勤。ガッコに着いたら、いきなりいろんな人から声をかけられて、仕事の話が全開になったりして。まぁ、あまりいないから、「ここぞ!」ってことなわけで、ほんとに申し訳ないなと。とにかくサックリとできることをやりましょう。
仕事を終えて、てくてく歩いて駅に向かいます。最寄りの駅の電車は朝遅れてたのでアカンやろと思ったら、遅れは解消されたみたいです。でも、向かう先は別のかなり離れた駅に設定しちゃったので、アウト。あまり歩きたくなかったなぁ。

まぁそんなこんなで迎えに来てくださった方と合流。車の中でいろいろ情報交換。
で、お座敷開始。
高校の研修は反応がいいパターンと反応が悪いパターンにくっきりわかれますが、ここの学校はいいです。となると、ついしゃべりすぎそうになりますが、今日はそこはがまんです。時間設定が、なんとなく、あとに予定がある感じなので、それへの影響が出ないようにしなくちゃなりません。とにかく他に影響の出ないところははしょり気味にします。そんなこんなで、なんとか1時間35分に詰めることができました。
いやぁ、あぶないです。

帰り道、駅まで送ってもらいながら、やたらあくびが出ます。なんでだろ…。
あー、疲れて眠いんだ。そうか、疲れてるのか…。
にしても、舞台衣装が痛い。まだ早すぎたのかなぁ…。
なんかいろいろ無理してるのかなぁ…。

きっとつながる

朝、明るい…。窓を開けるとこんな風景でした。

でも、台風が近づいてるからかな、波は高いです。
朝ごはんを食べて、しばしゴロゴロ。昨日の飲み過ぎなのか、眠いです。でも、間もなく本番です。
9時すぎに会場に到着。開会行事は、まぁ、大切だろうけど、ブッチさせてもらって。続いて地元の人による太鼓演奏です。いやぁ、お腹の底に響きます。同じ太鼓でもサムルノリとはまったく違います。でも、だからこそ東九条マダンの「ワダサム」がおもしろいのか…。
太鼓演奏に続いてわたしの出番です。
今回は新ネタです。同和教育をガッツリとやってこられたこの街ですが、セクマイについては、たぶんあまりやっておられない。「基礎編の方がええんちゃうの?」という考えもあるでしょうけど、ここはあえての実践編です。というのは、同和教育をガッツリとやってこられたこの街の人たちなら伝わるはずだという気持ちがあるからです。なんというか…。ある課題を深めると、その先に共通のものがあって、その共通の部分の先にひょっこりと別の課題へとつながる扉がある。あるいは、別の言い方をするなら、実践における共通点が確認できれば、あとは知識の補填をすればいい。そんなことを考えながら、二日酔いかどうかギリギリの体調(笑)で話をさせてもらいました。
まぁ、こっちのネタはあまり笑いをとれる話じゃないので辛いところはあるのですが、ところどころで笑っていただきながら、とにかく話をさせていただきました。終わったあとの拍手、すごく大きく感じたので、きっと伝わったのかな。

さてと。あとはおべんとうをいただいて帰るだけです。

今年は不発かなぁ…

で、今日の午前は教育研究集会の共同研究者です。みなさん「話が聞けるの、楽しみにしてます」って言われますが、そんなたいそうな話、できてないんだけどなぁ…。というか、教研はレポートが主役だと思うので、いかにしてレポートの魅力を引き出したり、レポートから問題提起を引き出すかってのが、自分の役回りかなとか思っています。
今年の2本のレポートは、うまくつながっている感じなので、そこにあわせて問題提起をしようかな。
で、レポート終了後話をしたんですが、どうもイマイチ不発っぽいです。に対して、もう一人のH元さんがいつもにも増してキレッキレの話をされました。
「なぜ女子高生たちは制服のスカートを短くするのか」
って話なんですが、簡単に言うなら「今」しかできない「JKブランド」を楽しむということなんですね。で、それは裏返しにすると、「歳をとる」ことにより自分の価値は下がるということを知っているってこともまた意味するわけです。で、そういう「JKブランド」を失った状態での自分の価値をあげる方法が社会の中にない中で、実は女子高生は「引き裂かれた状態にある」と。
で、同様のことは男性にもあって、いまや男性にとっての「理想の女性」はこの世にはいない。となると、そういう「理想の女性」はバーチャルに求めることになる。それがAKBであったりスマホのアプリであったりする。あるいは海外での児童買春であったりする。
さらに、18歳を大人にするかどうかの論争と制服問題もあると。制服を「管理の象徴」とするなら、18歳は「大人」と「被管理」が同居することになる。で、実はすでにそれはAKBで実現してる。
みたいな。なんか、メッチャ勉強になりました。

で、午前の部が終わって、いつものように女性部の人々と昼ごはん。ここでビールを飲むのもいつもの通り。でも、今日はあまりゆっくりはできません。

まだちょっと早いか?

てことで、今日は9時からお座敷です。ここしばらく座ってできる「新ネタ」をかけてきましたが、今回は「元ネタ」というご希望だったので、舞台衣装のジーンズに履き替えました。うーん。タイトだなぁ。単に太っただけなのか?でも、ちょいときついのはきついです。ま、しゃーないです。
で、会場へ。
なんか、集まってこられたのは50人くらいですか。でも、会場がその規模なので満席です。なかなかの迫力があります。まずは昨日の「うきなみ」の話からスタートして、「ムラ中の東の境界線仮説」をひとくさり。こんなことやってるから話が長いんですよね。
それにしても、久しぶりの「元ネタ」なんで、忘れていないかどうかが不安です。おそるおそる手探りで話しはじめたのですが、ふむ。案外忘れていないです。というよりも、みなさんの反応がいいことも大きいですね。つい乗せられて、そのおかげでするすると話が出てきます。話がしやすい。しかも、もらった時間が2時間なので、そんなに焦る必要もありません。なんだか、ものすごくいい気持ちで話をさせてもらって、2時間があっという間に過ぎていきました。

で、近鉄の駅まで送ってもらって、奈良県へ移動。今度は「山辺食堂」のある街です。
とりあえずおにぎりをひとつ買っておなかの中に放り込んで。
さて、ダブルヘッダー2試合目の開始です。
マクラは当然のことながら「山辺食堂」からです。完全にツボにはまっている人がおられます。うれしいなぁ。
今回は150人ぐらいおられます。しかも、けっこう若い人も多い。今回も「元ネタ」なので、これは苦戦するかなぁ。なにせ、わたしの話はネタが古い。案の定、「なにそれ?」状態の人もちらほらおられます。でも、わたしと同年代の人はえらいウケてます。やはり世代を超えたネタじゃないとあかんのかなぁ。でもま、いいか。
ということで、またまた2時間話をさせていただいて、でもそれなりにしみじみとウケた雰囲気なので、よかったかな。
にしても、疲れた…。&ちょいきつかった。
やはりダブルヘッダージーンズは、少し早かったかな?とにかく履き替えよう。

今日で一段落

なぜか今日もお座敷です。
「歩くな」と言われたので、今日も車で移動です。まぁ、楽は楽ですね。でも、時間がもったいない気がします。下道をチンタラ3時間ほど走って、大阪南部の街に到着。なにやら、ぁゃιぃ塔が立っている、あの「花火で有名な街」です。今日はここの中学校の研修会。地元の小学校の方々も来られているとか。
ま、最初に「歩くなと言われているので座って話をします」とお断りを入れて、スライド開始。
最近のプロジェクタって、明るくても見えます。あれ、単に「便利」ってだけじゃなくて、たぶんその方が話しやすいからなんじゃないかなぁ。部屋が暗くなると,後ろの方の人の反応が見えにくくて、「まさか今日もブラックホール?」と、ちょっと不安になります。でも、さすがは大阪です。わたしの低いレベルの笑いにもちゃんと反応してくださって、安心しました。
にしても、このスライド、もともと1時間半の設定だったのに、最近どんどん伸びはじめて2時間弱かかる日があるんですよね。まぁ、少しネタを増やしたりもしているからなかなぁ。でも、これはまずいですね。
で、さすがに2時間しゃべると疲れたので、帰りは高速で。あっという間に帰れました^^;;
さてと、疲れたから、お風呂入ってビール飲もう。「呑むな」って言われてるけど、一杯だけね(笑)。

ブラックホール→関西にて

今日は午前午後のダブルヘッダーです。今の身体にはまったくおすすめできません(;_;)。
なので、とにかく「動かない」「歩かない」「立たない」「力を入れない」を肝に銘じて、ちょっとでもマシにしようかなと。ということで、ここ2年ほど話しはじめた、今となっては古くなった「新ネタ」を話すことにしました。

まずは午前は名古屋で話。
やはり文化圏が違います。アウェイです。緊張します。滑ります。「ここ、笑うところですよ」と言ったら笑ってくださいますが、それを入れないとなかなか笑いがとれない。いや、ほほえんではおられるし、にっこりとはされるのですが、そういうのではないんですよね…。なんというか、ネタがブラックホールに吸収されていく感じ?
とにかく、修行が足りませんでしたm(__)m
でも、終わってから何人か前に来られてご自分の経験を話してくださったり、話の感想を話してくださったり。おそらく話の中身は伝わったんだろうな。
本来はそれでいいはずなのに、そこで「よし」としきれない自分の「性」が悲しいです(笑)。

で、午後は京都で大阪の人々に話。
なんか、空気感が違います。まぁ、D東市の人たち、いままで何度も呼んでくださっているので、気心が知れているというか、下手したらネタバレしているというか。でも、何度も聞いている話をあらためて聞いて「わかった」って、それはそれで話す側としては「どうよ」と思うのですが、まぁ早口だから聞き取れないのかな(;_;)。
こちらの方は質疑応答の時間もたっぷりとあったので、かなりつっこんだディープなところまで話すことができました。

ええ感じの人たちやなぁ

今日は午後からお座敷です。とは言え、無理しちゃいけないので、パートナーと一緒に車移動。たしかに車は傷口に負担をかけません。その分、楽です。でも、考え事なんかができないのが,ちょい困ったものです。
で、会場の小学校へ。
今回呼んでくださったのは、前に話を聞かれた方です^^;;。いや、前に聞いたなら「ネタバレ」してるわけで、もう聞かんでええやろと思うのですが、逆に言うならとてもありがたい話です。
で、とりあえず管理職の方に紹介され、ごあいさつ。でも、管理職が苦手なわたしは、さっさと会場に行ってスライド映す準備です。でも、なーんかフランクそうな管理職です。気になります。
で、はなしはじめると、その管理職の方、もっとも反応してくださっているうちのひとりです。ふむ。ここは大阪府。もしや…。
そんなことを考えながら、質疑応答の時間。ある方から、わたしの子どもの頃についての質問が出てきました。困った。だって、今から40年前、まだパンドラの筺が開く前の時代に「してほしかったこと」や「してほしくなかったこと」を聞かれても、「何もなかったです」って応えるしか方法がありません。まぁいうなれば「空を飛びたい」と思っていたわたしに「なにかしてほしかったこと」と言われても、自ら「無理」と思っているわけで「なにもない」としか答えられないんですよね。なので、「今」の「パンドラの筺が開いた」時代の子どもたちの声を、この間の「おべんきょ成果」をもとに少し話をしてみました。うん、自分の経験ではないところから話をするって、なんか「おべんきょ人」みたいです(笑)。
で、終わってから、校長室でちょこっと話。校長室、苦手です。「なにかバレた感」が押し寄せてきます。でも、ここで管理職の方が全開です。どうやら、教員のみなさんよりも管理職の方の方がはるかに前を進んでおられる感じです。これはすごいわ…。
てことで、話のあとのひとときを楽しんで、帰路につきましたとさ。

リハビリ

とか言いながら、午前中に「お座敷」に行きました。移動はパートナー運転の車。まぁ、今日はリハビリです。座ったままでやることにしました。
はじまって30分くらい下あたりでものすごくしんどくなりましたが、1時間半ほど経過したところで突然復活しました。
なんなんだろう。これは…。
おかげさまで、1時間半で終わるはずのネタが2時間弱かかってしまいました。聞いていた人、たいへんやったやろなぁ…。