「障害×学校教員」シンポジウム

朝から新幹線に乗って東京へ。とりあえずホテルに荷物を置いて、そのまま歩いて向かうは本郷三丁目近辺。とりま、ここの写真は撮らなきゃならんでしょう。

うーん、なにか物足りない。「富士には月見草が似合う」ではないけど、やはり、もう少し賑やかな方がいいですね。

てのはおいといて、向かったのは小柴ホール。今日は「障害×学校教員」シンポジウムがあります。
にしても、なんでわたしがこのシンポに呼ばれるねんという話なんですが、たぶん「障害概念」そのものを問いたいんでしょうね。というか、わたしのことをよく知ってくださっているKちゅかるさんからの依頼なので、シンポそのものについては安心して参加することができるんですよね。

てことで、シンポ開始。
わたし以外の人は、「ディスレクシア(K山さん)」「盲(N村さん)」「聾(W田さん)」といった、まぁ、ちゃんとした(謎)障害をお持ちの方々です。
まずは自己紹介です。トップバッターがわたしってなんでやねん(笑)。なので「なんでわたしやねん」という、当然のネタからスタートです。
なにせ「障害」と冠するシンポに出たら「やっぱりいつきは「障害」って考えてる」とか「普段言ってることと違うやん。その場その場で立場を変えるやつ」とか「結局いつきは医療モデル」とか、まぁうしろから砲丸が飛んできそうなのですが、実は前々から「障害でええやん」と思ってるんですよね。だって、「障害者解放運動」は「社会モデル」をとっていて、そこに学びながらやればいいと思ってるんですよ。というのは、障害者解放運動における社会モデルは、決して医療行為そのものを排除してるわけじゃない。必要な医療は必要だし、そこへのアプローチはいいんだけど、要は「Nothing about us ,Without us」なわけです。
なので、そんな話を補足。
そんな中で聾の方の自己紹介でぶっ飛びました。
「わたしは自分が障害者とは思ってません。わたしは手話文化を生きているだけです」
これかーo(^^)o
いや、手話文化ってものそのものは綾屋さんの話で知ってたけど、「その文化を生きているだけ」ってのははじめて知ったし、これはすごいなと。てことは、どうやら「障害」はアイデンティティなんだな。つまり、他者から押し付けられるものではなく、自分がそれをどう解釈し
、どうそれとつきあっていくのかみたいな。
そこからはなんかとてもスリリングです。ディスレクシアの方からはカミングアウトの問題が引き出されてきました。まさかここでと思ったけど、「ノンカムフルバレ」の話から、でも必要に応じてカミングアウトせざるを得ない局面もまたあるって話を正直にできたり。質疑応答の中で「ポストモダニズムは障害教員から」みたいな話が出てきて、思わず「お荷物教員(笑)でもええやん」と反論してみたり。なんかとにかく盛りだくさんなシンポで、また何らかの形で報告が出るのを待つしかないですね。
最後に「教員に多様性を開く」って話が出てきて、ここで盲の方が炸裂。「お金です」。いやあ、ほんとにその通り。お金なんですよ。予算をつけないと話にならない。さて、自分は何が言えるだろう…。

多様性は外にあるんでしょうか?
わたしはマジョリティの定義を「他者との違いに鈍感にされている人」って言ってます。本来、ひとりひとりが多様性を持っているにもかかわらず、そのことに気づかれなくされている人たち。そんな人たちが自らの持つ多様性に気づくその延長線上に「開かれた多様性」があるんじゃないか。
そのためには「当たり前」とされていることに疑問を付す。例えば「元気で明るく大きな声の授業がいい」と言われたら、「ほんとにそうか?」と考える。元気ないけどギリギリの体調や精神状態で来ている生徒にとって「朝から元気なヤツはうざい」と思うかもしれない。そんなときに「二日酔いでしんどいねん。大きな声を出すヤツめんどくさいよな」っていう教員がいてもいい。
当たり前のことに疑問を付して、少しずらす。そこからはじめる必要があるんじゃないかと思います。

まぁ、いつも言ってることですけどね^^;;。
そんなこんなでシンポ終了。与えられ期待された役回りに応えられたかな?もしも応えられたら、それはわたしからの恩返しです。

あとで、facebookで次のようなコメントがありました。

横からすみません。懇親会では、パネルディスカッションをずっと見ていたTさん(○○書院社長、わりと辛口)が、「中身が濃かった、おもしろかった」とおっしゃった上で、一人だけ名前を挙げたのがいつきさんでした。それも「社会モデル」の普遍化を体現している人、みたいな意味で。主催者としても、友人としてもとても嬉しい出来事でした。ほんま、ありがとさんでした!  追記:障害学とクィア研究の接点を日本でいちばん考えている(←と私は思う)飯野さんもいつきさんをほめていたなー。

うれしい!もしかしたら、少しは恩返しできたかな。
でも、わたしはわたしの戦線で、これからさまざまな解放運動から学びならやっていくだけですね。

今年度初

激しくお座敷に行った3月が終わると、まったくお座敷のない4月があって、だいたいこの時期からお座敷の声がかかりはじめます。今年は5月にレジェンドな人たちと話をしましたが、本来ピン芸人なので、まぁイレギュラーだったなと。
ということで、今日は今年度初のグランドメニューなお座敷です。
毎回年度始めのお座敷はすごく緊張します。だって、ネタを忘れてるかもしれませんからね。いちおう会場に向かう電車の中でコチョコチョ中身を見たり、少しだけいじってみたり。
で、少し早く着いたので、一駅歩いてコクリュウに行って、YきみちゃんとかTーますとかを驚かせてみたり。
それにしても、体調が悪いです。どうしたものかなぁ。まぁ、お座敷で適度に運動して、そのあとビール呑んだら治るでしょう。
今日、与えられた時間は1時間半。尺が収まるかどうか、不安です。なので、マクラは「北摂共和国」くらいで少なめに。そこからは快調に飛ばします。
最近困っているのは、openofficeのimpress上で動画が流せないというトラブルが発生していることです。それも、昨日まで大丈夫だったのに、ある日突然流せなくなったので、さっぱり原因がわからない。しかたないので、Alt+tabでVLCに切り替えて流すことにしています。でもこれ、PCが離れていたらめんどくさいんですよねー(;_;)。でも、画像が大きいというメリットがないわけでもないので、とりまよしとしましょう。
今日はパターン2の話ですが、ところどころに出会い頭のネタが仕込んであります。そこでちゃんと反応してくださるのがうれしい。やはり、北摂共和国と京都・神戸は仲がいい(笑)。そんなこんなで快調に飛ばして、5分オーバーで終了。てか、はじまったのが5分遅れなので、まぁオンタイムです。ホッとしました。
終わってからの校長さんのあいさつに「元気の出る話」ってフレーズがあったり、「あの時、キャッチボールができたかもしれなかった」なんていう気づきを話してくださる方がおられたりして、かなりうれしいお座敷でした。

その後、再びコクリュウへ。
近くのお店で、Tーます、Kきぴ、米子の人、Yきみちゃんの軽く呑み。てか、「一杯だけ」とか言いながらどんだけ料理を頼むねんと。
でも、時間的にはほんとうに一杯だけで、外に出たらまだ明るい。ここで
「なんか、朝6時の感じやなー」
「ほんまやなー、夜通し飲んだにしては楽やなー」
としょーもない話で笑いあって、Yきみちゃんとわたしは十三へ。ここでサシのみしながら、少し深い話をしたりして、今日はさっさと帰ることにしましょう。明日は朝が早い。

transgender 性同一性障害? −みんなで語ろう過去・現在・未来−

今日は東京レインボープライドのトークライブ「transgender 性同一性障害? −みんなで語ろう過去・現在・未来−」が新宿であります。
これ、3月9日のレインボー国会の時だったかに杉山文野さんから声をかけられて、「いいですよ」と返事しちゃったのですが、やがて送られてきた企画書見て「なんじゃ、こりゃ!」とビックリしました。なにせ、登壇するメンバーの多さと、その多彩さが半端ないです。

よくこんだけ人を集めたなと。
てことで、新宿に向かうべく、10時頃に家を出て、新幹線の中で東さんと待ちあわせ。2時間半ぐらい、今日のトークの打ち合わせとか、某セミナーの謀議とか。昼過ぎに新宿に到着して、まずは腹ごしらえです。東さんのご要望にしたがって、富士そばへ(笑)。何を食べようか迷ったけど、菊菜の天ぷらのそばにしました。

うまいわ。
会場に着いたら、まだ早すぎて閉まっています。まぁそりゃそうだ。てことで、1階のファミレスに移動して、東さんは今日のプレゼン作成、わたしはペーパーの読み込みです。そうこうするうちに、「会場開きましたよ」と声をかけられたので、わたしは移動。しばし椅子並べを手伝ったりしていたのですが、スタッフに間違えられてしまったり(笑)。まぁそりゃそうですよ。
と、三橋さん登場。「ちょっとこっち」とか呼ばれて、今日のトークの打ちあわせ。
そうこうするうちに、虎井さん・とまとさん・野宮さんと続々登場。そして、山本蘭さんも登場。濃いぃわ。ちなみに、若手の人たちもおられるのですが、薬師くんくらいしか面識がないわたしは、たぶん関西人なんですよね。
てことで、トークスタート。
まずは自己紹介から。にしても、東さん、こんなのつくってたんだ。

うまいわ。
まずは、「LGBTという言葉について」とか。いきなりそれかいな。ここは、一家言ある野宮さんとかとまとさんの守備範囲でしょうね。わたしのところには発言機会はまわってこない(笑)。その後、「性別を聞かれたら?」みたいな。もちろん、わたしの答えは「2時間ぐらいかかるけど」です。笑いがとれました(笑)。「ロールモデルは?」という質問には「「フルタイムできるんだ」と思ったのは、いずみちゃんの存在」みたいな。当然ここではとまとさんが反応。わたしは孫世代ということで。まぁ、こんな感じで進んでいくのですが、アウェイ感半端ないです。それはやはり関東の人ばかりの中でたったひとり関西の人間ということは大きいですね。あと、わたしのデビューは2000年以降ということもありますか。まぁ、不完全燃焼で前半終了。
休憩時間、東さんが「大丈夫?」と近寄ってきてくださいました。ありがたや。
てことで、後半スタート。ここからは「特例法」にかかわる話です。まずは「特例法成立の頃、なにをしていた?」と聞かれたので「玖伊屋でビール呑んでた」という答え。笑いがとれました(笑)。もちろん『トランスジェンダリズム宣言』の執筆も忘れちゃいけません。続いて、「変えるならどこ?」という質問。わたしの答えは「戸籍制度解体」。拍手が出てきたのはびっくり。このあたりでだんだんエンジンがかかってきて「わたしのことを「医療モデル」と考えておられる方もおられるみたいですが、わたし「黒ヘル」です」と発言したけど、これはさすがに滑りました。
最後のあたりでは「若手世代に伝えたいこと」という質問が出てきたので「障害者解放運動・在日外国人教育運動・部落解放運動・フェミニズムなど、先行する人権運動から学ぶこと」と答えたら、ここでも拍手が起こったり。そうそう、野宮さんが「personal is political」を出しておられたのは印象的でした。そして、最後に若手からの質問「長く続けるためにはどうしたらいいか?」。わたしの答は「なかまをつくること。そして、なかまをつくるためにはひとりになること」でした。
そんなこんなで、あっという間の3時間でした。が、聞いている側からしたら長かっただろうなぁ。
最後に記念写真。

ここに並ぶことができたのは、あらためて光栄なことだなと思ったり。そういう機会をつくってくれた杉山文野さんに感謝ですね。

終わってからは打ちあげです。中華料理屋でワインを飲みながらグダグダになってしまったり。で、お外で記念写真。

その後、昼に入ったファミレスで2次会。なんか、悪い人たちの集合写真ですね。

そうこうするうちに、「いつきさん、間にあわないよ」の声。ほんとだ、間にあわない。ということで、新宿バスターミナルまでタクシーを飛ばして、なんとか夜行バスに間に合いました。まぁ、これだけ呑んでたら寝れるでしょうね^^;;

筋肉痛の中でバタバタと

朝起きると、身体が猛烈に痛いです。でもまぁしかたないです。だって、一昨日昨日とコブとポールをやったわけですからね。と考えると、翌日に筋肉痛なんだからよしとしなくちゃならんでしょう。
そんなことを考えながら、北摂共和国のとあるラーメンで有名な街へ。今日はここにある中学校でお座敷です。実はこの日のお座敷のあと問い合わせがあって、こんな年度末に研修かと。みなさんえらいなぁ。と思ったら、わたしの前にも研修されてるとか。年度末に研修日があるんだ…。
担当の方の話によると、なんでもこの学校はマンモス校だとか。なので、教員にもいろんな方がおられて、そこに少し刺激を持ち込みたいようです。刺激なぁ。まぁ、ところどころのツボに刺さればよしということにしてもらいましょう。
ということでしゃべりはじめたのですが、これがなかなかハードです。なにせ、全身筋肉痛とうことは、頭の中はスキーモードなわけです。しかも、こないだプレゼンをいじった気がするのですが、どこをいじったか覚えがありません。これはこまった…。でもまぁいいやと、いつもの調子でしゃべりはじめました。
にしても、アカンな。やはりネタが古すぎるようです。笑いが湿ります。いや、ネタのせいじゃないですね。もう少し根本的な話で、たぶん言葉が滑ってる感じです。滑舌が悪い。これはアカンなと、途中水を飲んだり、話のペースを少し落としてみたり。でも、湿り気のある笑いは最後まで続くわけです。いや、もちろん、ずっとニコニコとウケてさる方はおられるわけで、ほんとにありがたいなと。
そんなこんなでお座敷が終わったわけですが、養護教諭の方が来られて質問されたり、帰り際に「長くてすみません」と謝ると「いえいえ、ぜんぜん長くなかったですよ」と言ってもらえたりして、少しホッとしてみたり。
そんなこんなで、今年度最後のお座敷が終わりました。
てことで、今年度は…。ろ、ろくじゅういっかい^^;;!

密度が高い集まり

今日は午後から、少人数ながら密度の高い学習会があります。
ということで、主催者の方とランチビール(笑)を食べながら、学習会をするにあたっての要望をきかせてもらいました。知識量はバラバラで、よく知っている人もいればまったく知らない人もいる。さらに、わたしの話を何回か聞いたことがある人もいれば、1回くらいは聞いたことがある人もいれば、まったく聞いたことがない人もいる。えーと、どうしろと(笑)。
てことで、急遽お題を変えて再構成し直すことにしました。さらに、「できればこの話も入れてほしい」という要望もいくつかあったので、それにまつわる小ネタを第3バージョンのプレゼンに仕込んでみたり。でも、そういう作業って、バージョンアップしていくためにはとても大切な作業なので、うれしいですね。
ということで、昼から2時間半ばっかのお座敷です。
本人としてはゆっくり目に話をしたんですが、かなりのペースだったらしいです。すみません。でも、小ネタもそれなりにウケたし、まぁ、それなりに話ができたかな。
やはり「学習会」は、聞いてくださる方によって全然違います。反応の具合ももちろんあるのですが、それ以上に大きいのは、聞いてくださる方がどのようなフィールドを持っておられるかですね。フィールドを持っておられる方はそれと比較をしながら聞いてくださる方が多いです。そして、自分のフィールドに変換しながら考えていかれます。それに対して、フィールドがない方は、話を「そのもの」として聞かれます。もちろん、バイアスが入らないという意味では後者の方もいいのですが、前者の方ははまるとすごいです。
たぶん、今日来られた方々は、前者の方のようです。それは、話を聞かれている間、ご自分の関係するフィールドの人々の顔を思い出しておられる感じが伝わってくるんですね。もちろん、それはトランスの人のことじゃないです。例えば、障害のある子どもや不登校の子ども、あるいはそうした「マイノリティ」とされる子どもたちだけではなく、授業で出会っている子どもたち。さらには、過去に出会ってきたさまざまな人々。そんな「人」を通しながら話を聞いてくださるのは、やはりうれしいですね。
とにかく2時間弱話をさせていただいて、あと30分は質疑応答・意見交換。なかなか密度の高いひとときを過ごさせていただきました。

ほんとうは、このあと呑み会があるらしいですけど、それに参加したらガチで帰れません。駅までタクって、エアポートに乗って、フェアウェルドリンクを飲んで、飛行機に乗って、なんとかかんとか家に帰ったら0時をまわってました。
お腹が減ったので、「卵かけごはんごま油塩味つけ」を食べてねましたとさ。
てことで、今年のGID学会も無事終了。来年は東京か…。

なんか、やっぱりいいな

今日は、休みなのに7時起きです。眠いなぁと思いながら移動開始。新幹線に乗って着いたのは東京です。今日はN教組の青年部の学習会でお座敷です。
少し早めに着いたので、とりあえず、事務室に行ったら、なにやら悪い人たち*1も会議をしてるらしく、思わず
「クンクンクン、悪いやつの匂いがするぞ」
と部屋に乱入しちゃいました。えらい人に苦笑されちゃいました^^;;
それはそれとして、古くからのお友だちとしばし話をしたりしたあと、会場へ。さすがは青年部です。若いわ。というか、会場暑いわ(笑)。
で、お座敷スタート。今日も「パターン3」で攻めることにしました。みんな「知りたい」って考えてくださっていて、それならやはり一番情報量の多いネタで攻めようかと思ってみたのですが、とにかくこれ、伸ばそうと思えばどこまでも伸びるネタなので、時間内に終わるかどうか不安です。ただ、あらかじめ「時間の枠はテキトー」って聞いていたので、まぁええかと(笑)。
てことで、2時間弱しゃべりまくりました。でも、みなさん、メッチャ食いつきがいいです。しかも、笑ってくださる。しゃべってるこちらが気持ちがよくなるくらいウケてくださいます。たぶん、しゃべる時のリズムがあうんでしょうね。てことは、わたしのしゃべりのリズムは20歳から30歳の人のリズムなのか…。そりゃ、市民向けとか普通の教職員研修だとキツイわけですわ。
で、終わってからはグループ別討論の時間です。みんな、真剣に話し合ってます。そう言えば、こんな真剣に楽しそうに話し合ってる青年層の人たちを見るのはいつ以来だろう。なんとなくうれしくなってきました。

終わってからは、当然のごとく呑み会です。みんな強いな。赤ワインのボトルがどんどんあいていきます。それにともなって、話題も進みます。なんか、ついついわたしも年寄りくさいことを言ってしまったりして^^;;。

青年部、いいなと思いました。若いです。未熟です。そして、未熟であることがわかってる人が集まってもがいている。そんな感じがしました。
未熟であることを許される空間は、かつてはあちこちにあったけど、いまはずいぶん減ったような気がします。でも、青年部って未熟であることを許してもらえる「場」なんじゃないかなって思いました。だからこそ、継続的に、かかわれる範囲でかかわれたらいいなって思えました。

*1:人権教育関係ね

とあるサークルでの問題提起

今日は午後から、とある大学のとあるセクマイ系サークルの人たち対象に「問題提起」です。ちなみに、このサークルのオブザーバーには、放送部の卒業生がいたりします。そういや、この卒業生「coming out story」にも出てるし、生徒交流会のビデオにも出てるな(笑)。
ということで、まずは昼ごはん。「焼肉の薫り漂う駅」に降りました。

目指すは「豚まん王子」です。すでに頭の中は「豚まんの薫り漂う街」になってます。到着すると…。

薫りは漂っていませんでした(;_;)。なんでも隔週出店になっていて、今週はお店を出していないとか。しかたないのえ、またまた駅の方にもどって、「焼肉の薫り」を漂わせることにしました。ひとり焼肉です。

うまいo(^^)o
で、会場へ。今日は全部で9人しかおられません。なんでも、就職活動にいっている人もおられるとか。たいへんやなぁ…。
で、今日かけるのは「バージョン4」です。これ、悪い子に育ってほしいネタです。はたしてどうなるか。
相変わらずネタはウケないし、困ったものです。にしても、聞いてくださる学生さん達、きょとんとしておられます。うーん、やはり育て方を間違えたのかなぁ。まあ、にじ色i-Ruバージョンだから、もしかしたらピントがぼやけているのかもしれませんね。もう少し焦点のあてかたを考えることにしましょう。でもまぁ、今回は「問題提起」です。ここから話す「ネタ」になればいい。なので、自然と話題は「カミングアウト」へと移行していきました。やはり「カミングアウト」は、いつの時代もテーマですよね。テーマになるということは、やはり「カミングアウトしづらい状況」があるわけです。やはり「語れる社会を」だと、わたしは思います。
てことで、6時前までダラダラしゃべって、そのあとは難波に移動して呑み。
実は、このサークルの顧問の方がとてもおもしろい人なんですね。トランスとかゲイとかXとかQとか、いずれにも属さない、「Yさんジェンダー」を生きておられる方みたいです。なので、アイデンティティなんかにかかわる話がとてもおもしろい。「ダラダラ話」の時にもそんな話をしていたけど、呑み会でもそんな話をしたりして、メッチャ刺激をもらいました。
さてと、これで2日目が終わったぞ^^;;。

ある種のプロ相手に・ダブルヘッダー(その2)

で、昼前においとま。そのまま大阪に向かいます。途中、新梅田食道街のラーメン屋さんで「激辛とんこつ」を食べました。まぁ、トゥンセラーメンをふだん家で食べてるからまぁ大丈夫だろうと思ってたら、やっぱり大丈夫でした(笑)。
で、到着したのは大阪府教育センターです。午後は養護教員の方々の総会らしく、そこでのお座敷です。ある種、子どもたちをケアするプロですから、わたしなんかでいいのかとは思うのですが、まぁいいんでしょう。だって、みなさんの守備範囲のうちのほんの少しだけのところですからね。
てことで、第3パターンをやることにしたのはいいのですが、持ち時間が1時間半しかないのがなぁ。てことで、「あの、すみません。本来1時間50分くらいかかる話を1時間半でやらなきゃならないので、全速力で話します」と前置きして、壊れたテープレコーダーの早送りみたいなスピードで話しはじめました。たぶんみなさん、笑いのタイミングをずらされてるんだと思うのですが、しかたないです。それでも笑ってる人がいるのがうれしいです。
そんなこんなで、全速力で話をして、なんとかほぼほぼ時間通りに終了。よかったよかった。

今年も来た・ダブルヘッダー(その1)

そうか、今日は水平社設立大会の日だな…。
ということではじまった1日なわけですが、昨日までの平穏な日々は、今日からの3日間への序章だったのか、はたまたつかの間の休憩だったのかは知りませんが、なんか3日間バタバタしそうです。
てことで、今日はその初日。まずはダブルヘッダーから(笑)。そういや、こないだ友だちから「いまや、野球もやってないダブルヘッダー」って笑われたけど、いつからダブルヘッダーやってないのかなぁ。子どもの頃、親がプロ野球の試合を見に連れて行ってもらった時はダブルヘッダーだった気がします。
とりあえず、朝、電車に乗って、「人権の薫りが漂う」中学校に向かいます。で、着きました。漂ってますo(^^)o

てか、これ、すごいよなぁ。
ここの中学校、もう5年くらい前から毎年声をかけて下さいます。それも「3年生の最後の人権学習に」という、なんともプレッシャーのかかる話です。でも、そう言われたら、やっぱりうれしくて、毎年こさせてもらってます。
さてと、今年の3年生はどんな感じかな?
話しはじめると、すごく真剣に聞いてくれてることが伝わります。静かなんだけど、言葉に反応してくれてるんですね。そして、笑顔が出てくる。実はヒーターの音がうるさくて集中できないから切ってもらったせいでメッチャ寒いんだけど、漂ってくる空気はあったかいんですね。
話が終わってから、いつものようにクラスをまわると、かつてなかったくらいみんな質問をしてくれました。中でも「なぜ社会は多様性を嫌うのですか?」という質問にはぶっ飛びました。そんなの、答えがわかるはずがない。でも、答えなきゃね。
「異質な人といることって、とてもめんどくさいことなんですよね。だって、同質な人となら「あー、わかるわかる」ってなるけど、異質な人はそうはならない。でも、異質な人と一緒にいると刺激がもらえるし、自分の価値観もひっくり返してもらえるし、自分が変わることもできる。たぶん、そういうのが嫌な人が多いのかなぁ。異質な人と一緒のほうがクリエイティブなんだけどねー」
なんか、答えかどうかわからないけど、ボヤいてみたら、その子ども、真剣にメモをとってました。もしかしたら、その生徒さんも「多様性ゆえに排除」って経験をしたことがあるのかな。もしもそうなら、言葉だけではなく実践で返していかなきゃならないよなぁ。
そんなことを考えさせられる、すごいいいひとときでした。

ワチャワチャワチャと終わった

今日は夜に兵庫県某所で養護教諭の方々対象のお座敷です。
とにかくタイトな移動をなんとかこなして、会場へ。幸いにしてパソコンもすっきりとつながって、10分ばっか余裕ができました。下手するとキチキチになりそうだったので、ほんとうによかった。
で、いつもの調子でお座敷スタート。でも、今日は1時間半しかありません。以下に話の内容を変えないままにネタを30分削るかですが、そんなもん無理に決まってます(笑)。
てか、セクシュアリティをネタにしたお座敷って、「共通の言語」がないところからはじめなきゃならないので、メッチャクチャ時間がかかるものなんです。しいてへんちくりんな例をあげるなら「英語の本を読むために、英文法とか単語を示すところからはじめる」みたいな感じでしょうか。つまり、話の中身に入る前に、そもそも「セクシュアリティ」についての話をしなくちゃならない。ついでに言うなら、Hがしさんみたいなスペシャリストならともかく、たいていの場合、人によって解釈が違ったりします。わたしについても、いろいろ調べる中で中身が変化していってます。なので、すでに知っている人に対しても「それぞれの解釈があって、わたしはこんなふうに考えています」という形で提示しなくちゃなりません。でないと、あとの話につながらない。となると、当然のことながら時間が必要になってしまうということです。
と、言い訳をしておいて(笑)。
とにかく、時計とにらめっこしながら、はしょれるところははしょって、なんとか1時間半ぴったりで終了。よかった…。でも、たぶん「ネタ」を投下して笑ってもらう前に次の話になっているから、笑いたくても笑えなかったんでしょうね。なんか、静かでした(;_;)。まぁ「ネタ」には「間」が必要なのはわかっているのですが、その時間も惜しいのですよ。
それでも、終わってから質問や相談を受けたりして、まぁそれはそれでなんとかなったのかな…。

で、今回わたしに声をかけてくださった方たちと、近くの居酒屋で晩ごはん。
ここでも、ついつい暴走気味に話題を振ってしまって、これはあかんなと。いや、はじめは疲れ切って呆然としていたのですが、生ビールがサッポロで、これを飲んだら燃料補給になって、いきなり元気になってしまったというだけのことなんですけどね。
でも、明日があるので、途中からペースを落として、最後は呑んでる感じで呑まないようにして、健全に打ちあげ終了です。
さて、帰ろう。