台風に抗いながら移動するプロセスで気づく

朝、「やります」というメールがありました。ついでに「電話をしろ」とあったので、なにか追加情報があるのかと思ったら「メールの通りなので、よろしくお願いします」とのことでした。んー、その電話はいらんやろ。
てことで、予定通り京都駅からバスに乗って向かったのは四日市です。その道中、もちろん読書です。昨日、樹海をチェーンソーでなぎ倒してとりあえず脱出したけど、たぶんちゃんと外に出るルートがあるはずなんですよね。そこを外から探すことにしました。と、突然ひらめきました。それか!外と中がつながった気がしました。なので、急いでメモメモφ(..)。
てことで、昼過ぎに会場に到着。出迎えてくれたのは突風です。自転車が倒れるわ、ゴミ袋が飛んでいくわ。さすがは台風です。
今日は2時から5時までの3時間コースですが、さすがに主催者の方から「4時に終わりましょう」と言われて、それはそうだなと。しかもワークショップを入れてほしいということなので、実質1時間半のコースってことですね。ではやってみましょう。
てことで、お座敷スタート。あきません、頭の中が「おべんきょモード」です。なので、小難しい用語が頭の中を飛び交っていて、それがヒョイと出てきそうになります。なので、はじめのうちはローテンション。でも、だんだんエンジンがかかってきました。それとともに早口になります。アカンがな。それでも、そこそこ笑いもとれているみたいだし、,この調子でいこうかなと。
で、途中でワークショップ。みなさんに考えてもらうコーナーです。みなさん、すんごいマジメにディスカッションしておられます。すごいな。その最中に、今回裏方を自ら買って出てくれているI藤さんと帰りの打ちあわせ。
「いつきさん、1時間45分で終わってや。高速バスの乗り場まで送るし」
マジか。1時間半コースを1時間15分コースに変更?それも1時間半たったところで(笑)。
でもまぁいいや。なんとかなるでしょう。最後のおまけをやめればいいだけのことです。
てことで、強引に終わって、サクッとPCをリュックに入れて、司会の方がおわりのあいさつされている最中に会場を飛び出しました。でも、メッチャ拍手がもらえたので、それなりにウケたのかな。
で、高速バス乗り場に行くと、さっきウヤが決まったとか。さらに近鉄特急券売り場に行くと、最終の特急がさっき出たとか。しかたなく名古屋行き特急を買ったらぜんぜん掲示板に出てきません。なんでも80分遅れとか。てことで、特急券を払い戻してもらって急行で名古屋へ。新幹線は新大阪・広島間でウヤ。それ、拡大するなよと思いながら、近鉄の中で座席を押さえました。あとはさっさと乗りかえるだけです。
てことで、無事新幹線に乗って帰れました。
家に帰るとS藤さんからアドバイスのメールが来ていました。うれしいなぁ。うん、これに沿えば、さらになんとかなるな。やっとピークが見えてきました。てことで、ビールを呑んで寝ましょうか。

お座敷2発と用事が1発からの呑み会

今日も6時に起床です。コーヒーを淹れて外に出ると、すでにセミが鳴いてます。暑くなりそうです。
3時間ばっか樹海の中を彷徨って、とりあえずいったん終了。今日は午前・午後とお座敷です。
まずは午前の部。打ち合わせの時からとっても楽しい人でした。なので、打ち合わせの内容を忘れたりもするわけです。そんなこんなで、今日の午前はミッション1です。
これ、けっこう悩むんですよね。もちろん、鉄板のところはまったく悩みませんが、最後のあたりをつくったのは15年ぐらい前なので、状況も変わってるし、私の認識や言いたいことも変わってるし、でもそれを反映するのは難しいんですよね。いつもどうしたものかと悩みながら話してます。てか、話す前に考えろって話ですが、性格的にそうもいかないんですよね。
でも、やはりミッション1が一番ウケますね。今日もガッツリ笑ってもらって幸せな気持ちで終了。
外に出ると、ちょうどバスがやってきたので、ラッキーと飛び乗って京都駅へ。さて、昼ごはんはどうしよう。少し迷いましたが、次のお座敷の近くまで移動することにしました。で、ここ、山のようにラーメン屋さんがありますが、結局選んだのはここでした。

canonicalな写真が撮れて満足です。

で、午後のお座敷は「にじ色ダイバーシティ」の助っ人です。なんでも当事者枠だとか。まぁそういうのもたまにはいいかなということで、時間が空いてたら行かせていただくことにしています。それにしても、プレゼンうまいな。特に企業向けだとこういうのがいいんだろうな。頭の中に「コンサル」という4文字が浮かびます。まぁ、わたしができることではありません。
で、当事者枠はゲイの人と私の二人。ゲイの人、ええ話をしはります。さて、私はどう受けて立とうかな。でもここはネタで行くしかありません。まぁトランスはネタの宝庫なんで、なんぼでもありますからね。
話し終えて外に出たら「ずっと爆笑してました」と言ってもらえて、満足です(笑)。

そこから、福島に移動です。3年前の古傷(笑)のケアは今も続いています。てことで、メッチャ痛い注射をしてもらったり。
その後、会議室でしばしおべんきょして、時間が来たところで恒例の会議です。なんか、今日の会議はなごやかでした。
で、会議のあとは、これまた恒例の呑み会。でも、今日は少し早めに出ることにしましょう。なにせ、明日も6時に起きなきゃなりませんからね。

30分では短いのか…

朝起きると絶不調です。なんでだろ。昨日の夜は日本酒2杯でやめたから大丈夫のはずなんだけどなと思ったのですが、考えてみたら、昼にワインボトルをふたりであけたのでした(笑)。それあかんわ。
てことで、今日の会場にやっとのことで到着。でも、開始時間までベンチで寝てました。これ、駅だったらベンチで横になれないし、最悪の状態になるところでしたね。
で、今年も研究集会スタートです。今年のレポートは2本ともLGBT系です。それはそれでいいんですけど、やはりジェンダーを問うレポートがほしいですね。そんな思いは最後に言うことにしましょう。
2本とも「はじめてやった授業実践」ということなんですが、がんばってはりますね。ひとつの授業をつくることって、実はかなりたいへんです。たぶん、「を」教えるだけじゃないことに授業づくりの間に気づきます。最終的には「で」教えるんですよね。でも「を」教えることにはじめはとらわれているから、なかなかそこに至らない。
で、今回の2本のレポート、つつけばいろいろありますが、それを越してよかったんじゃないかなぁ。
てことで、わたしはレポート聞きながら、ひたすらメモ。まぁ体調最悪なんで、しゃべらない方がいいかなと。
で、分科会が終わる最後の30分がわたしの持ち時間です。30分あれば充分な気もするし、30分では全然足りないし。とりあえず、6点ほどコメントの要点を書いて、あとはガンガンしゃべりましょう。「30分は長いですよ」と言ったんだけど、けっきょく30分は短かったです。でもま、聞いてくださった人たちメッチャメモとっておられたし、人によっては小さく拍手してくださっている方もおられて、よかったよかった。
てことで、無事今年の研究集会も終わったわけですが、トイレに貼ってあったトイレジャパンなる団体のポスターはいただけんなぁ。

その後、大船の駅まで歩いて串カツ屋に入って、I木さんとS岡さんの3人で、インクルーシブ教育系のグダグダ話。時間がたつのを忘れて話をしていたら、新幹線の時間を過ぎてました(笑)。てことで、新横浜まで行って、そこにきた新幹線に飛び乗って、なんとか自由席に座って京都まで。
京都でダメダメ先輩と合流して、もうひと呑み(笑)。
さてと、あしたも6時に起きて「おべんきょ成果」がんばるか…。

中休みも大切かな・崇仁フィールドワークとかツラッティ千本とか

午前2時に突然トラブル発生。パートナーにたたき起こされました。まぁしかたないです。トラブルですから。
そこから2時間半寝つけません。脳みそが勝手に動きはじめます。問題は、そこで考えたことを少しでもPCに反映するかどうかなんですね。反映した方がいいのはわかっているのですが、身体が動かない。でも、無理してとりあえず少しだけ反映したところで力尽きました。おかげさまで寝られましたとも。
で、6時に再び起きて、いつもの場所でおべんきょです。データ部分を数カ所訂正して、とりあえずいったんfixです。もちろん、「fix」は「change」と同義ですけどね。
で、準備をしてスタートです。今日は四日市のお友だちから崇仁フィールドワーク→ツラッティ千本で中学生対象のお座敷を頼まれています。もともとは7月31日に頼まれていて、中津から始発で帰ってきてやるつもりだったんですが、諸般の事情で今日になりました。元の日程がメッチャタイトだったので、身体的には楽なんですが、今日は今日で脳みそ的にはきついです。でもま、中日を入れることは大切といえば大切なので、よしとしましょうか。
で、崇仁へ。にしても、なんでわたしが崇仁フィールドワークやねんという疑問は残ります。まぁ館内の案内は専門の方がされるのでいいんですけどね。ということで、「アンダーパス」→「崇仁小学校」→おさんぽ→「河原町七条」→「舟鉾」の周回コースを2周しました。これが見事に40分。お座敷はたいていオーバーするけど、今日はぴったりなのでビックリしました。
その後マダンセンターで昼ごはん。
そして千本へ。ここも案内は専門の方がされます。わたしはその間お座敷準備。1時間半のお座敷です。今回は希望者なので、メッチャ聞いてくれそうではありますが、問題はタイムスケジュールです。なにせ、フィールドワーク→昼ごはん→バス移動→1時間の館内説明からの1時間半のお座敷です。体力的にきついわな。
それでも話しはじめると、みなさんメッチャガッツリと聞いてくださります。中には体力の限界を迎えて休憩している子もいますけど、それはほんとうに体力の限界ってわかるからいいです。なによりみんなの目に力があります。自然とこちらも力を入れて話すことになります。が、それはもって1時間。さてここからどうする(笑)?ま、途中は軽く流して、最後の動画を…。うわ、bluetoothがペアリングしない。音が出ない…。まぁしゃーないです。時間の関係で、画像だけ見てもらって終了。落ち込むな…。
でも、あとえ友だちから「小学生の子に話おもしろかった?って聞いたら、難しいところもあったけどおもしろかったって答えてくれたよ」ってメールがあって、かなりうれしかったですね。

で、家に帰っておべんきょの続きと思ったけど、つい寝てしまったり。それでも少しだけ進めて、あとはビールタイムです。
五山の送り火をテレビで見て、ケンミンショーで京都の餃子特集を見て、10時になったら就寝です。あしたが天王山です。

再び1000人・九州めぐり(3日目)

朝8時過ぎの新幹線に乗って移動開始です。新幹線の中ではやはり「おべんきょ成果」です。なにせ、あした発表しなくちゃならないので、今日の夕方には送らなきゃならんでしょう。
9時前についたのはここです。

言わずとしれた熊本です。今日は県人教の課題別研だとか。ここでY本さんと合流。この方とは2000年ぐらいからのおつきあいです。考えてみると、長いつきあいになりました。
で、会場に向かいます。えーと、でかっ!

とりあえず機器のセットをしたら、再び書き書き。と、廊下に呼び出されました。なんでもNHKが取材に来られているとか。
そうこうするうちに出番が来ました。今日のお座敷はミッション3です。3日連続でお題が違うというのははじめてです。
熊本は、1997年に全同教大会があって、その時レポートをしたところです。その後、宇城市に行かせていただいたり、菊陽町に呼び出されたり、はたまた阿蘇で全国在日外国人生徒交流会をやったりと、けっこうご縁もある県です。しかも、在日外国人教育関係のお友だちやジェンダー関係のお友だちもいて、気持ち的には身近です。でも、最近呼んでいただいていなかったので、けっこううれしかったりします。
で、お座敷スタート。目の前にY本さんが座っておられます。なにしてんねん(笑)。
そんなプレッシャーは当然吹き飛ばします。で、いい調子で話は進んでいきます。途中来られている人数を聞いたら1100人だとか。すごいな。これが熊本県人教のパワーですね。で、ここでもネタを振りながら、たまに絶対にウケないネタも織り交ぜて2時間ガッツリ話をしました。
で、お昼ごはんを食べて、午後の分科会。お友だちのK木田さんがレポーターです。この方の実践はほんとうにすごいです。綴り方の神髄というか、その先というか、そんな実践をされています。でも、ふだんはとても短い発表しか聞けていませんでした。今日はなぜか「共同研究者」的な位置でたっぷりとレポートを聞かせてもらいました。
その後質疑応答があったり、短いコメントをさせてもらったりして、無事今日の「昼の部」が終了しました。
終わったあと、客席にふらりと行ったら、質問や相談をしに来られる方がおられて、なんだかしみじみとうれしかったです。

ホテルに帰ったら、やっぱり書き書き。でもそろそろタイムリミットです。えいっとpdfを送って、とりあえず「おべんきょ成果」はひとまず脱出です。明日のために自分の分をプリントアウトして、0次会会場に向かいます。ここには在日外国人教育仲間がおられます。で、1次会の会場へ。途中、NHKの記者さんから電話があったので、呑み会に誘ってみたり。1次会ではあしたの講演者である宮内さんと話をしてみたり。
で、なぜか2次会に誘われ「なんでjaseと仲がいい」とか言われて(笑)、その人に3次会に誘われて、終わったのが1時。明日大丈夫かな(笑)。

ウケた・九州めぐり(2日目)

今日は福岡でお座敷です。なので、ホテルにギリギリまでいて「おべんきょ成果」を書きます。チェックアウトをしたら、すぐに福岡に移動。会場に着いたら、やっぱり「おべんきょ成果」です。でも、なかなかうまくいかない。うーんと机の上に寝転がって『BL進化論』を読んでみたり^^;;。
そうこうするうちにお座敷の時間が来ました。今日は昨日とは違い、100人くらいの方が対象です。でも、人数が変わったからといってなにも変わりません。てか、本来は去年来るはずだったのが台風でポシャって、担当のI富さんと2月に会ったときに「リベンジ」とか言ってもらって、2年越しのお座敷の実現なわけで、I富さんの気合いははんぱないです。
今日のテーマはミッション2。これも最近あまりやらなくなっています。その後いろいろ考えたことがあるので、そんなあたりを入れ込もうかと思ったけど、なかなかうまくつながりません。どうしたものかと思ったけど、入れ込むのやめました。たぶん、ミッション2はそれなりに完成しているので、それでいいんでしょうね。
今日もあちこちに仕掛けたネタに反応していただいて、かなりうれしかったです。うれしくなるとアドレナリンが出ます。すると、いつになく元気になります。元気になると、ネタが冴えてくる。そんなプラスの循環の中で無事お座敷終了です。やはり、話をつくって下さるのは「お客さん」ってことですね。

そのあと、ちょこっと片づけを手伝うのは、まぁ放送部の性というものです。で、呑み会。向かったのは天井桟敷という店です。ここでおいしくておしゃれな食べ物とおいしいワインをいただきます。さらに、なぜか「世界人権宣言」のプレゼンをしてみたり「部落の歴史」のプレゼンをしてみたり。なんか、お酒が入るとどんどんそんなあたりが出てきますね。
で、楽しい呑み会のあとはI富さんとサシ呑み。I富さんとは5年前にはじめてお会いして意気投合したのでした。その後、毎年1月か2月に会うのですが、なかなかゆっくりと話す機会がなくて、やっとサシ呑みが実現しました。てことで、10時過ぎまで一緒に呑んで、ホテルへ。
そういや、昨日も今日もコンビニで缶チューハイ買ってないな^^;;

飛んだ・九州めぐり(1日目)

今日から九州3連チャンです。まずは佐賀。Iずみちゃんのアドバイスにしたがって、博多途中下車からの博多佐賀2枚切符です。
佐賀と言えば、1月にインフルエンザウィルスをまき散らしたところです。さらにその前、全同教のシンポでも来ました。というか、かつてはしょっちゅう来ていたような気がします。ただ、今回のお座敷は県同教の大会です。はたしてどうなることやら…。
とりあえず駅まで迎えに来ていただいて、会場へ。ん?見覚えあるなと思ったら、2010年のシンポの会場近辺です。あの時は体育館だったけど、どうやら今回は大ホールらしいです。楽屋に入ると、いろんな「エライ人」が来られます。なんだかいつもと違います。そうか、大会なんだ。
今回はミッション1です。これ、スライド使わないから記憶力の勝負なんですよね。とにかく舞台袖で復習です。
で、お座敷開始。舞台に立つと、メッチャ大ホールです。どんだけ人おるねん。という中で、いつもの調子でペラペラと話。うーん、さざ波のような笑いがなんとも言えません。たぶん、これ、佐賀のみなさんの反応のしかたみたいです。というか、わたしの友だちが笑いすぎなんでしょうね。途中、いつもの通り「何人ぐらいおられますか?」と聞くと「1000人」という答が返ってきました。1000人かよ!
と、最後の方で「あれ?」と思う出来事が…。アカン、話がひとつ飛んだ。まぁ、大勢に影響はないもののちょっとショックです。さらに、最後の方のオチの部分はけっこう時代によって変わっていくので、かなりオリジナル性が高いですが、ここもうまくつながったのかどうなのか。
それでもなんとか最後までたどりついて、かなり大きな拍手がもらえた気がしたので、「中身」は伝わったのかな。それにしても、いつもの通り手話通訳の人にはごめんなさいです。

その後、いったんホテルに行って、おべんきょです。
で、6時半から呑み会。んー、なんだか途中からえらそうに話をしていた気がして、ちょっと申し訳なかったり。
さらに2次会。ここでは佐賀のお酒を楽しみながら、ちょっと重い話をしてみたり。まぁ佐賀ですからね。
そんなこんなで0時にホテルに帰りました。やばいな。いろいろと。

初の試み→部落問題の過去と現在

今日の午前は「校内若手教職員人権教育研修会」です。これ、初の試みです。
この間「同和教育の継承」が叫ばれていて、でも制度的にそれを何とかしようと思っていない。てか、しようとしていない。まぁ「現場でやってね」って話です。で、現場はというと、人材不足のために人権に人を投入しない。なので、人権担当者会議とか行くと、ジェンダーバランスは悪いわ、年齢バランスも悪いわ。どうしようもありません。そんななか、いろいろ考え、提言もしてきたけど、もうアカンなと思って諦めかけていました。ただ、教員人生が残りわずかになる中で「もうええか」と思って「若手教職員人権教育研修会」をやることを決めました。
実は、わたしは職場では講演なんてやっていません。だって、みんな聞く気がないでしょうしね。でも、「研修会」と銘打つなら全員参加が原則です。まぁ休む人は多いですけどね。で、どうしようかと思っていたけど、今年別件で予算がついたので、「それなら任意参加の研修会をやってもいいか」と考えを切り換えました。まぁ「わたし」という生き物を「不思議やな」と思ってくれている教員もいるかもしれませんしね。
ちなみに、この「若手」は自称です。なので、別に誰が来てもかまいません。もっとも、自他共に認める「若手」にはぜひとも来てほしいんですけどね。まぁでも来る人は少ないでしょう。
ということで、用意したレジュメは20人分。他校からの参加も少しあるとか。これも実は「ねらい」だったりします。つまり「他校の教員が来るのに自校の教員が不参加」というのは変だろうという意識を持っていただきたいなというのがひとつ。もうひとつは、他校にも聞きたい教員がいたら、その人に聞いてもらうこともまた「同和教育の継承」ってことだっていうことです。
で、蓋を開けたら、たしかに20人ぐらいでした。でも、アットホーム値禹か、こぢんまりというか、これでいいんです。内容は、前に「前のおべんきょ場所」で話したり、大阪樟蔭女子大で話した内容です。まぁ、いままでやってきたとりくみや、そこで考えたことなんかの話です。中には「失敗」もたくさんあるし、でもそれでいいんでしょうね。成功しかしない教員はきっといないし、もしもいたら、そういう教員ってきっと子どもにとっては参考にならないんだろうなと思うからです。
ということで、1時間半ぴったり話して終了。まぁそれなりに心や頭が動いた表情をしておられたし、けっこうメモをとっている人もおられたので、それはそれでよかったかな。

午後は某人権教育研究会のブロック研修会。これをうちの学校に誘致したのも「聞いてほしい」ということだったんですが、こちらの参加はほとんどありませんでした。まぁ、午前午後のダブルヘッダーはきついのかな。でも、小学校なんかやってはるけどね。
で、講師は伊藤悦子さん。こちらはガチの講師です。わたしとは格が違います(笑)。
内容は、同対審答申からはじまって、法切れ後の状況と、現在の状況です。まぁ知っていると言えば知っている内容ですが、だからといって「聞く必要がない」わけではありません。あるものごとを語る時に、「何を語って何を語らないか」っていうことを考えながら聞くことって、講師のものの考え方を知ることです。そしてそこに新たなヒントがあったりする。なので「なるほどなー」って思いながら聞きました。

てことで、研修だらけの1日も終了。
さて、今日こそ早く家に帰って、今日こそ早く寝るぞ!

2番目に好きな県のトップ3に入る街にて

朝、いつもの時間に目が覚めました。そりゃそうです。目覚ましを切ってないです。ちょっと眠いけど、まぁええかなと。で、お腹が減ったので、コーヒーを淹れてパンがないので小麦粉と卵でべた焼きつくって朝ごはん。その後、庭の屋根の復旧作業です。なんでも、こないだの台風の時対策しなかったらしく、えらいことになってます。とはいえ、ポールを組み合わせただけで、一切接着してないので、簡単にバラバラになって簡単に元通りになります。チキチキマシンみたいなもんです。
で、昼前まで考えごとをしてスタート。
「ひかりは西へ」
ってフレーズがあったなとか考えながら、西へ西へと移動して、着いたのは中津です。ここは生まれてはじめて大分でお座敷をやった場所です。あの時は新幹線のチケットを送りつけられて「これで来い」みたいな世界でした。その後、何度か中津に呼んでもらって、さらに大分市竹田市佐伯市にも呼んでもらうようになりましたが、その原点みたいなもんですね。
とりあえずホテルにチェックインして再び考えごと。と、迎えに来られる時間が来たので出発です。今日の主催は、とりあえず「D&Iを考える会」です(笑)。まぁまさにそうですよね。
てことで、200人ばっか来られた方に向けてお座敷開始です。今日の中身はミッション2。久しぶりです。ところどころ忘れてます。てか、最近はミッション2とミッション3が混在しはじめてるので、少し整理をする必要があるかなと。
そんなことを考えながら、いい調子で話をしてました。話が進むうちに、聞いてくださっているみなさんの顔が緩んできます。なんなんだろ。和んでくるというか優しくなってくるというか。もしかしたら、なんとなく「安心」を感じてくださっているのかな。もしもそうだったらうれしいな。
途中、いつも言ってるフレーズ「「はい!わたしがそうです」なんて言わなくていい」ってところで、思わずアドリブが出てしまいました。ま、その話は後で書くとして、でも、まさにこの時代この時にお座敷をやることの意味を鋭くつきつけられ考えさせられます。そしてそんな時代だからこそ、みなさんは和やかな笑顔で聞いてくださったんだろな。

お座敷のあとは呑みです。
前からお世話になっている人と、今回すんごくお世話になった「D&Iを考える会」の会長さん(笑)と、最後にステキなあいさつをしてくださった方と4人です。みなさん、おもしろい経歴を持ち、おしろい日常を過ごしておられて、そんなのをワイワイ話をしながら笑いっぱなしの3時間半でした。でもみなさん、明日も仕事なんだよな^^;。

多様性・つながり・実践

今日はSEEセミナーの2日目。幸い台風は関西を通過したようです。でも、昨日の夜はずいぶんと風が吹いたようです。
で、会場へ。眠いな。
今日の午前は池上さんの「生徒生殖の健康」です。なんか、池上さん、そこに立っておられるだけで強いオーラを感じます。そして、スライドがまったく進みません(笑)。なにせ、「モントリオール宣言」からはじまるはずなのに、『性のタブーのない日本』の紹介とか、『古事記』の話とか、ひたすら日本における性の歴史を語られます。でもこれ、すごく大切ですよね。おそらく日本の性教育を牽引してこられたからこそ、「日本に性の歴史抜きに日本の性教育は語れないよ」ということを言っておられるんでしょうね。ほんとにそうです。でないと、
「それは海外のことだからね」
でおしまいになってしまいます。
さらに「人権ってなに?」というワーク。「人権ってわがまま」にどう反論するか。それができないと、やはり勝てない。そんなことをたっぷりとやってからの「モントリオール宣言」の説明です。そして
「権利がないと健康はない」
とばっさり。そして、ジェンダーの平等へと流れていきます。でも池上さんはそこで決して「海外の事例」を優先しません。日本の江戸時代のさまざまな書籍をもとにして説明されていきます。そこから「生殖と性別二元制」の話へ。さらに江戸時代の中条流の話なんかを交えながら、避妊の話なんかをされました。なんか、うまくまとめられませんね。
で、午後はわたしの担当「多様性・つながり・実践」です。このお題をもらった時なにを話そうかとずいぶんと悩みました。ましてや、そうそうたるメンバーの中のわたしです。じゃぁ、わたしのアドバンテージはいったいなんだろうと考えた時、「高校で人権教育をしている」しかありません。なので、今回は「学校」と「人権教育」にこだわりながら話をしていこうと決めました。かつて自分が担任として性教育をおこなった経験や人権教育の研究者が人権教育をどのようにとらえているか、そんな中から自分が何をしてきたのか。それがどんなつながりや広がりを持っていったのか。そういう変遷は、わたし自身の変遷でもあります。そんな話のしめくくりは、かつて「暴走機関車」が「わたしのために」言い放った「いつきちゃんはオレなんや」でした。たぶん、あのひとことこそ「多様性・つながり・実践」が結集した言葉だったんだろうな。
みなさんが時間通りにされているので、わたしも1時間ジャストで話を終了。
続いて、野坂さんと吉田さんによる「性の安心と安全」です。ここでもされたのはバウンダリーです。子どもの側からのバウンダリーと支援者の側からのバウンダリー、あるいは支援者自身のバウンダリー、こういうものをどう設定するのかです。とりわけ、子どもが「No」と言えるためにはどうすればいいのか。逆に「No」と言われた子どもをどうするのか。いや、大人もか。そんなワークの最中、わたしは池上さん・東さん・小貫さんと「講師の公的な立場と私的な立場のバウンダリー」みたいな話とか、ミスを犯す権利とかについてもそもそ話。これはかなり楽しかった。
そんなこんなで、長い長い2日間のセミナーも修了です。
おわってから、10人ばっかで近くの居酒屋で乾杯。でも、東京に帰らなきゃならない人もおられます。ちょっとずつ人が減っていって、最後に残ったのは4人。時間を気にしつつも帰れません。が、ここでもバウンダリーが必要です。10時前に解散。その後、なぜかIっぽくんが「行きたい!」と言った天一へ。今日も箸が立つ天一です。

さて、帰ろう。