朝、目が覚めると7時半。帰ってきたのが遅かったので睡眠時間は短いかもしれないけど、なんか寝た気がします。走ったからかな。
とりま朝ごはんを食べに行きましょう。そうか、東横インは部屋に持っていけるのでした。部屋で食べたほうが楽だな。ということで部屋に持って帰ってきたけど、取りすぎました。
が、食べてしまいました。たぶんお腹が減ってるな。
その後、10時まで部屋でゴロゴロ。10時になったのでチェックアウト。10時ジャストの人がたくさんいて、エレベーターは大混雑です。チェックアウトをすませてロビーでボーとしてると、大荷物の方がおられて、エレベーターをとめてました。たいへんやなぁ。
そうこうするうちにS藤さんが来られて合流。今日一日がはじまりました。
向かうは九州大学。最寄りの駅でとりま昼ごはん。S藤さんのご希望により、「資さんうどん」です。ケンミンショーで見たことあります。お店に行くと、行列ができてます。すごいな。しばらく待って席に案内されました。なにを食べようか。まぁ、定番メニューからですね。ということで、「ごぼうの天ぷら肉うどん」にしました。
やがてやってきたのがこれ。
かなり大きい。でも、うまいです。もちろんごぼうの天ぷらもおいしいのですが、ダシがいい。パンチがきいてます。そして麺もいい。さぬきほどではないけど、柔らかさの中に弾力があります。これはおいしいわ。
昼ごはんを食べたら、いよいよ九州大学へ。到着したところで記念写真など。
今日は日本哲学会の大会で、わたしはワークショップで話をすることになりました。発端は『心とからだの倫理学』です。著者の佐藤さんとS藤さんがお友だちで、佐藤さんを紹介してもらって、zoomでおしゃべりしたことがきっかけで、今回のお座敷になりました。ちなみに、こないだの打ち合わせは今日のためでした。
お座敷は3時45分から。かなり時間があります。今回はハイフレックスなので、少しテストをしてみたり。そうこうするうちに3時になりました。と、突然走りたくなったので
「走ってきます」
と言ったら笑われてしまいました。だって、お医者さんに言われたんだもん。ただ、あまり時間がないので20分だけですね。坂道を延々と登って、大学の一番奥の農学部前まで行きました。それにしても九州大学、めっちゃ広いな。
帰ってきて着替えたら、すぐにお座敷の時間です。ヤバイ、汗がとまらない(笑)。
で、お座敷開始。リアルで聞いてくださってるのは40人くらいかな。広い教室なので、少々まばら感があります。ただ、ネットの向こうにも70人くらいおられるので、100人くらい聞いてくださってることになりますね。しかもみなさん、哲学のプロパーです。ハードルが高い。
ところどころでいつものようにネタをふります。はじめのうちはみなさんとまどっておられましたが、
「これ、渾身のネタなのに」
とか振ったら、関西圏出身の方々[1]この人とかこの人とかが反応してくださって、ようやく場が温まってきました。ここからは、ネットトラブルが数回あって、少し「どこまでしゃべったっけ?」感があったりもしたけど、なんとか時間内に終了。でも、けっこうガッツリ聞いてくださってて、うれしかったです。
終わってからの佐藤さんのツッコミが、これまた難しい。でも、人権教育担当者として考えたこととかいろいろ話させてもらいました。
その後、質疑応答。誰も質問しないのではと思ったけど、なんのなんの。いろいろ質問してくださって、これまた「さすがやな」と思うなど。そんな中こんな人からもコメントがきて、これまたびっくり。でも、とても共感されたようで、うれしかったなぁ。
6時15分ちょうどにワークショップ終了。その後、数人の方とやりとりして、そのまま関西圏出身の人たちとタクシーに乗って博多駅に向かいます。駅から電車に乗ってあれこれしゃべりながら、新幹線を予約しようかなと。と、みなさん、博多駅で一杯だけ飲むんだとか。しかも、名古屋に帰るOく田さんが予約しておられる新幹線と、わたしが乗ろうとしてたのが30分しか変わらないんだとか。
うーん。
わたしも飲もう(笑)。
で、駅で飲んでるうちに、なにやら7月にもう一回福岡に来ることになるような話になったり(笑)。
で、40分ほどのプチ呑みのあと、おみやげとワインとアテを買って、新幹線の中の人になりました。ちなみに、グリーンポイントを使ってグリーン車です。快適です。ワインを飲みながら、ゲンコを書いたり今日を振り返ったり。そのまま寝てしまって、目が覚めたら岡山。京都まであと1時間ですね。ここで寝たらヤバイです。
京都に着いて、あとはおうちに帰るだけ。長い、でも充実した2日間でした。そして、新たな世界と出会った2日間でもありました。
S藤さん、こんなステキな機会をつくってくださって、ありがとうございました!
カテゴリー: お座敷
終わりよければすべてよし
今日の午前はとある日本海側の中学校とオンラインでつないでのお座敷です。
指定された時間にzoomで接続。ちなみに、おとついもテストしたいと言われたのでテストしましたが、今日も30分前からスタンバイするらしいです。とりま接続して「よろしくお願いします」とあいさつしたら「では、30分後にはじまるので、それまでカメラoff、ミュートにしてください」と言われて、残り25分どうするねんと(笑)。もちろん、こんなこともあろうかと、ペーパーは持ってきてあります。「彼らが本気で編むときは」についてのペーパー、おもしろい。使えるかなぁ。
と、時間がきました。なので、お座敷開始。
うーん…。
zoomは反応がわからないから、なんとも話しにくいです。しかも、事前学習でわたしのことをすでに話してるとか。さらに、フリップに「わたしの」って書いてあるのに、司会の人が「オレの」に脳内変換してしまってて、もう、なにがなんだか。
でも、とにかく話す以外方法はありません。なので、PCに向かってひたすら話します。途中、なんどか切れたけど、復旧してくれるのが助かります。そんなこんなで1時間半話しきりました。やれやれ。
それでも質問が出てきたのでホッとしました。
しかし、トランスに引っ張られない内容ってどうすればいいのかなぁ。
午後はなんにもなし。なので、おべんきょ成果をやろうと思ったけど、なぜかスイッチが入りません。困った。とにかくインタビューをあっちへ持っていったりこっちへ持っていったり。あとはペーパー読み。でも、迷走する一方です。時間だけが過ぎていきます。焦ります。が、ダメ。
そんなこんなで定時が来たので退勤。
帰りになんとなく角打ちに寄ると、いつものおじさまたちが勢揃い。相変わらず
客「にいちゃんか?」
他の客&店「ねえちゃんやがな!」
のコール&レスポンスです。
しかし、なんか、ハングルマルが飛び交うなと思ったら、おじさま曰く
「日本人はこいつだけや」
とのこと。わたし以外の5人中4人が在日であることが判明。すごいな。
と、これまた前におごってくださったおじさまが
「ちゃんとおかず食えよ」
とおごってくださいました。
おじさまが帰られたあと、さらに「半分」のあてにかき揚げを頼みましょう
すると
「これでちょうど500円やわ」
なんでも、10万円入ってきて、パチンコも勝たれたんだとか。
てことで、わたしの負担は「半分」の140円(笑)。
終わりよければすべてよしo(^^)o
変形ダブルヘッダーからのクズの宴
今日の午前は、某K西大学でお座敷です。声をかけてくださったのは、かつてお世話になった若槻健さんです。ちなみに、若槻さんとは十三のお寿司屋さんで再会したりして、なんとなくおつきあいさせていただいています。てか、その後こんなことになってしまったのも、若槻さんのおかげだったりします。
てことで、8時前に家をスタート。阪急電車を乗り継いで、9時頃に到着。9時40分に来いといわれているので、しばしなにを話すか考えます。ちなみに、ベースになるのはこないだの話です。
実は、このネタ、好きなんですよね。もちろん、ミッション1~4も好きだけど、おそらくそれらのルーツはこれです。今日のネタは、それのエッセンスになります。ただ、今日聞かれる方はK西大学で教職を担当している方々&来年度から新規採用で教員になる方々なので、ウケるかどうか、かなり不安です。
で、お座敷スタート。
うーん、反応が読めない。困った。が、まぁいいでしょう。消去法の教員人生というサンプルを見せることも大切です。と、話を進めていくと、笑いを堪えている人とか、ところどころで小さく拍手をしている人、なにやらうなずいている人とかが少しずつあらわれはじめました。もしかしたら、ウケてるのか?
そんな感じで、与えられた1時間の最後は昨日書いてもらった感想の紹介という禁じ手を使って終了。
ここから25分のディスカッション。なかなかむずかしい質問が飛んできて、絶句しかかるなど。と、挙手された方の名前を聞いてびっくり。白井さんでした。この方のシラバスを見て「おもしろいな」と思っていたので、なんとなく「似てるなぁ」と思っていたのですが、白井さんも同じ思いを持たれたようです。うれしいなぁ。
お座敷の後も、いろんな方とディスカッション。やはり教員養成はおもしろいなぁ。みなさん、試行錯誤をしておられることが伝わってきます。
で、昼前に退散。午後はGID学会のシンポジウムです。もっとも、シンポとは言え、ほとんどはこの間の収録を流すだけです。で、25分ばっか質疑応答に答えました。
ちなみに、ビデオを流している間twitterとかfacebookをチェックしたけど、誰も言及していなかったから、たぶんほとんど誰も見てないな(笑)。なので、見て下さった貴重な方々への応答です。ただ、こちらもむずかしい。てか、知ってる人からの質問とか、実際に参加している人からの質問とか、「なんでやねん」状態でした。
で、シンポも無事終了。
で、呑み。いつものビアホールが閉まっていたので、大阪第2ビルの地下の居酒屋で飲んでいましたが、やがてIっぽくんが迎えに来てくれたので、Kうさんと一緒に移動。ヨドバシの地下にある居酒屋で飲んでたけど、そこにFぁよんさんとKよぽん登場。しばし呑んで、さらに地上に移動。なんでも呑んでもかまわない広場があるとかで、そこでコンビニで買ってきたワインを飲んで、うぇーいとやりました。まぁそれでも、呑んでるのが大阪駅だから、なんとかなるでしょう。
しかし、最後はいつもクズだなぁo(^^)o。
餅は餅屋
今日からテスト返却校時です。わたしの担当クラスは明日なので、今日はなんもなし。午後にお座敷があるので、午前に年休をとっておべんきょです。
とにかくデータの読み込みです。不思議なデータです。なにかをどうかしようとしたという意図がまったく伝わってこない。もちろん、詳細な観察はしておられます。ただ、与えられた環境に対して積極的に働きかけるというよりも、その環境にあわせて生きていく感じ。その類まれなバランス感覚はAさんと双璧をなすものの、ありようは正反対です。
このインタビューをした時は、わたしにはこのデータを扱かう力がありませんでした。でも、今回このデータと向きあって、もしかしたら、この人がやってきたことのすごさの一端に触れることができるかもしれないという気がしてきました。
ただ、その実践を可能とする背景があります。そこに言及するのは、また次の話かなぁ。
で、昼過ぎに家を出て、今日のお座敷の場所へ。京都府内のとある街です。ちなみにここ、京都の市町村で3番目に同性パートナー制度をつくったところです。なので、機運が高いです。だって、つくっても使えなければ意味がない。そして使えるようになるためには、使える街じゃないといけない。だから、使える街にしようとされています。
このご時世なので、定員は30人だとか。ボチボチ来られる方を見てると、少し高齢の方も少なからずおられます。ゆっくりしゃべるつもりだけど、それでデフォルトが早口だから大丈夫かなぁ。まぁいいや。ミッション4は「理解してもらう」ことをメインにしてないから、聞き取れなくても雰囲気に触れてもらえばいい。てか、わたしのお座敷は全部それやな(笑)。
てことで、お座敷スタート。冒頭はキョトンとさらてましたが、ネタを振ると笑い声が起きてきました。これはノリがいい!よし!ということで、そこからは気持ちよく話させていただきました。
ちなみに任された時間は2時間。途中、チラリと時計を見る方がおられるのが、少しプレッシャーです。なので、あたかもオチのようなところで
「もう終わりだと思うでしょう。まだ続くんですよ」
とツッコミを入れてウケをとるなど。
てことで、すんごい柔らかい空気の中で、気持ちよく2時間話をさせていただきました。
お座敷のあとは組合に行って、しばし事務作業。わたしは女性部長(笑)だけど、一貫して役職にはつかないことにしていました。それは、人権教育と天秤にかけざるを得ない状況があるからです。ただ、役職にはつかないけど、組合のことをやる人間もきっと必要なんだと思います。まぁなので、そんな用事。
用事がすんだら、証明写真を撮ってもらうべく写真屋さんへ。
仕事を探すための写真、これまでは自分で撮ったのを使ってましたが、モルタル職人さんに
「やはり証明写真機のがいいですか?」
と聞くと
「写真屋さんがいい」
とのアドバイスが返ってきたので、それに従おうと。
それにしても、中古のカメラを扱ってる写真屋さんなので、ウィンドウの中のカメラに目移りします。あこがれのNIKON F2があったりするから、当たり前です。それにしてもかっこいい。とても精巧につくられたメカって感じです。まぁ実際に精巧につくられたメカですからね。イマドキの電気仕掛けではないです。
で、呼ばれたので準備をしてパチリ。できたのがこれ。
髪の毛がはねまくってますが、どれだけ押さえてもダメだったので、断念したのでした。まぁええか。
ちなみに、レタッチするかどうか聞かれて、「こうなるよ」って見せてもらったのが、あまりにもきれいになり過ぎてるので
「これで出したら、面接の時にバレるから、やめときます」
と言って、こちらも断念しました。
ちなみに、自分で撮ったのはこれ。
さすが、餅は餅屋です。
さてと、あとはユザワヤに行って、カバンテープを買って[1]昨日の朝、リュックの腰ベルトが電車のドアにはさまれて、強引に引き抜こうとしたら切れた。、JINSに行ってレンズをきれいにしてもらったら、今日のタスクはすべて終了だ。
footnotes
↑1 | 昨日の朝、リュックの腰ベルトが電車のドアにはさまれて、強引に引き抜こうとしたら切れた。 |
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今年もオンライン
今日は日教組の人権教育実践交流集会です。今年も去年に引き続きweb開催です。いや、ほんとうは広島でやる予定でした。フィールドワークなんかも準備されていました。が、やはりweb開催になってしまいました。それにしても、この2年間、ほんとにこんなんばっかりやなぁ。
ちなみに、今年も共同研究者です。考えてみると、現役教員でやってるの、わたしだけか(笑)。まぁありがたい話です。
てことで、午前は打ちあわせ。ところが、パスコードを蹴られてzoomに入れません。しかたないからタブレットから入って打ちあわせ。その間もPCからのログインを試みます。結局打ち合わせの最後あたりでようやく入れました。いったいなにがあったんだ?
で、昼ごはんはもちろんカツを入れます。
午後から集会がスタート。全体会の後、全体講演です。去年の講師は松村智広さんでした。今年は広島県のとある支部の支部長さんが講師でした。いきなり「部落差別の3つの命題」が出てきて、ゲゲって思うなど。いわゆる朝田理論というものですね。『同和はこわい考』の頃までひきもどされる感じでした。まぁでも広島ですからね。
話の内容は、「部落差別はあるよ」って話で、それはその通りです。で「同和教育はやらなきゃならないよ」って話で、それもその通りです。ただ、なぜ朝田理論がここで出てくるのかわからんなぁと思っていたのですが、講師の方が語られる経験談がすごい。露骨な差別発言がガンガン出てくる場所で生きておられる。支部長をやってる人が「隠したくなる」と思ってしまうほど、厳しい現実が、今もある。
そういうところからの発信だと知ると、あらためて「そうか」と思ってしまう話でした。
で、分科会。
まずは東さんから、昨年度に続く、今年度1年間のジェンダーにかかわるトピックスのまとめです。そうか、森善郎の「話が長くなる」発言からまだ1年か。そこから別姓のこととかLGBTの法律のこととか、子ども家庭庁問題とか、今年度も山盛りですね。どんな国やねん。
てことで、レポートです。
1本目は、性別によらない名簿の実施とか、メディアチェックとか、制服のスラックスの導入とか、女性の社会進出とか、そんなことをがんばっておられる実践です。ちなみに、クラスは3年B組なんだとか。いろいろな質問が出たけど、わたしからもしょーもない質問をひとつ。
「北海道の女性って、どれくらいスカートをはいておられます?特に冬」
誰もはいておられないようです(笑)。
2本目は性の多様性を伝える小学校の実践。小学校1年生・2年生に向けてやっておられて、とても貴重だなと思いました。が、内容は、これまでジェンダー平等教育でやってきた「らしさ」をめぐる話だったりして、1本目のレポートとつながっていたり。ただ、ひとつ「ジャイアンがままごと好き」「ドラえもんが笑う」というトピックスを使っておられて、ちょっともやってみたり。でも、これは最後にとっておきましょう。
その後、わたしからひとことコメント。レインボースクールプロジェクトの一部を紹介しながら、2007年当時、セクマイ[1]「へー、セクマイって言うんですね」って言われました。どうやら、死語らしいの人が性の多様性についての授業経験がどれくらいあったかとか、学校にどんなことを求めてるのかとか、そんなデータを紹介。ちなみに、2007年って15年も前ですが、実は、教員の研修経験とか授業経験とか、今もほとんど変わりません。まぁ、そんな衝撃のデータをなぜ知っているかというと、『こころの科学』に書かなきゃならなくて、一生懸命調べたのでした。
で、グループディスカッションを経て、最後にひとことタイムです。
なにをしゃべろうか…。
まずは、北海道の女性がスカートはかないのに、なぜ中学生はスラックスを選択しないのかって話ですね。もちろん、答があるわけではないけど、「なにかがある」ってことです。あとは、中学校のむずかしさですね。結局「性」が「生殖」とつながるのが小学校高学年から中学校なので、やはり「性差を意識させる」ことがタスクになってるんでしょうね。
あとは「性別違和のある子に出会った経験がある教員が多い」問題。これは、学校が性別違和を感じさせやすいからでしょうねって話。これを言ったら笑ってる人がおられておもしろかった。そしてジャイアン問題です。きっと、トランスガールの子は傷つく。もちろん、ジャイアンがトランスガールであってもかまいません。が、ジャイアンを引き合いに出すと、トランスガールって「ジャイアンみたいな男の子が女になりたいと思っている」という、ステレオタイプをつくりだしてしまいかねない。そうじゃなくて、「女なのに男扱いされている」のがトランスガールなんですよね。いわば正反対なんです。だから、教材をつくるときに、あまり「わかりやすさ」に引っ張られないようにする必要があるってことです。
あとは、心がけの問題じゃないって話かな。はじめは心がけでもいいけど、どこかで制度の問題を出さなきゃならないって話です。あとはこの日にした雑談のこととか。
東さんからもコメント。なんか、元気がでるコメントだったなぁ。ああいうコメントが出せるようにならなきゃならんのだろうなぁ。
てことで、今年の人権教育実践交流集会も「退出ボタン」を押したら終了。でも、何人かの人とメールでやりとりして、ほんの少し余韻を楽しみました。
来年は対面でやりたいなぁ。
と、facebookを見たら、野入さんがコメントされてました。
なんでも、ご恵投いただいた『沖縄のアメラジアン――移動と「ダブル」の社会学的研究』にわたしの名前を載せてくださっているんだとか。マジかと思って、そのページを開いたら…。
あった…。「なんちゃってフィールドワーカー」としては身に余る光栄です!
footnotes
↑1 | 「へー、セクマイって言うんですね」って言われました。どうやら、死語らしい |
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絶不調ののち、語る
朝起きると絶不調です。当たり前か。昨日の夜は記憶なくしてました。てか、新快速の中で寝てて、目が覚めると京都駅で、たまたまドアが長い時間開いてたから降りられただけで、もしもあのときドアが閉まってたら帰れなかったかもしれないという。
なので、のろのろ起き出して、のろのろ朝を過ごして。それでも午後は「ハンセン病自主ゼミナール」で話をしなきゃなりません。完全にとは言わないけど、そこそこ新ネタなので、少し考えなきゃならないけど、考えがうまくまわらない。しかもおなかが減ってきた。まいったな…。
昼は身体に優しいラーメンをつくりましょう。食べすぎた。まいったな…。
そんなことをしてると、すぐにゼミナールの時間がくるわけです。まぁいいや、出たとこ勝負でいきましょう。ベースはこれです。まぁ、年に1〜2回話す内容です。ただ、今日は人権教育・同和教育にシフトしてるので、そちらをメインにしましょう。
てことで、なんとか1時間話して、ここからはディスカッション。てか、zoomって顔出ししてなくても、誰が聞いておられるかわかるから、ビビります。と、外川浩子さんが挙手。
「前から存じていますが」
とか言っておられて
「どわー」
ってなるなど。なんでやねんと思ったら朴基浩さんつながりでした。納得…。いや、違うでしょ。なんでおふたりの会話にわたしが出てくるねん(笑)。
というのはおいといて、なんでもMFMSのとりくみに「それでいい」っていう安心感をもらえたとのことで、これまた恐縮です。まぁでも、わたしの交流会のスタイルは一番情けないやり方なので、自信を失いそうになることはよくあります。
そんなこんなで1時間の話題提供のち2時間のディスカッションという長丁場の最後に、主催者のうちのひとりの黒坂愛衣さんから
「zoomで交流会はしないんですか?」
どいう質問が。
そうか、なんでやらないんだろう。なんで対面にこだわるんだろう。そうか!
「交流会って、小さなグループがいっぱいできて、それぞれでいろんな話をしてて、最後にみんなが集まって話すんです。その小さいグループって、例えば外に行ってタバコ吸って近所の人に怒られるなんてこともあるんです。つまり管理が届かないところがある。そういうのはzoomではムリなんです」
メッチャ納得されてました。
話しながら、あらためて自分がやってきたことを振り返ると、わたしの知らないところで、子どもたちはいっぱい動いてる。大切なのは、それを「やってもいい」って思ってくれることなのかな。
そんなこんなで3時間のゼミナール終了。その後、残った人でさらにディスカッションが続いたり。結局打ち合わせからだと4時間半くらいのzoomでした。
さすがに疲れたな…。
なんか、今回伝えたかったことは、わたしは話題提供に選ばれたけど、決してそんな話ができるような人間ではないということです。教員という仕事も消去法で選んだし、実践においても山のように失敗してきました。まぁただ、失敗したということはチャレンジしたことの裏返しでもある。そして、失敗を許しフォローしてくれる先輩がいた。だから、いろんなことをやってこられた。
そういう、誰でもができることをやろうということ。それだけなんですよね。
さてと。話をして、少し体調がもどってきたから、ビールを飲むか。
ダブルヘッダー+α
今日は特殊業務前日なので、職場に立ち入りできません。なんかよくわからないけど、それはそれで助かるような。まぁ、みなさんは、ふだんはとれない休みをとったり、在宅勤務をされるのかな。わたしは隣の県のR市の中学校でお座敷です。
この季節、3年生の人権学習で呼ばれることがたまにあります。かつては「人権の薫り漂う学校」から呼んでいただいていました。その後も、いろいろな中学校から「3年間のまとめ」みたいな感じで声をかけていただくことがあって、午前の学校も2年前に声をかけていただいたところでした。
てことで、R駅へ。しばらくすると、まちの楽しみ方を知ってしまった方が迎えに来て下さいました。中学校に着くと、さっそく配信準備。今回は空き教室から各教室にzoom配信することになっています。
やがて時間になったのでお座敷開始。空き教室でひとりでやっていると、反応がまったくわかりません。ウケてるのかどうなのか。いったいどうなってるんだろう…。メッチャ不安を抱えたまま、70分ちょいのお座敷修了。その後せっかくなので、3年生教室をまわることにしました。なんと、11クラスもある。まわるのも一苦労です。それにしても、みなさん、なんか緊張しておられます。うーん。質問も出てこない。と、こんな質問が。
「天下一品はどれくらい好きですか?」
そうきたか…。
「ビールと並ぶくらい好きです」
我ながら、どういう答やねん。
「じゃ、また食べに行きます」
それが返しかいな。でも、なんかいい感じです。そんな感じで、午前のお座敷修了。
駅前のアルプラまで送ってもらって、フードコートでおにぎりを食べながら、ちょこっとゲンコのチェック。うーん、まあええか。送ってしまえ!
で、駅前のロータリーに出ると、午後のお座敷の担当の方が来られました。てことで、午後のお座敷の中学校へ。今度は応接室からMeet配信です。これまでwebexもTeemsも使ったことがあるけど、google meetははじめてです。はたしてどうなるのか…。
なんか、ブラウザ上でやるから変な感じです。しかも、画面共有したとき、音声の共有ができません。タブならできるのかな。でも、そういうのじゃないんですよね。困った。と、担当の方が、
「最後の手段は、PCのスピーカーをもうひとつのPCのマイクに近づけて下さい」
とのお言葉。なるほど。
そんなこんなで、気がつくとお座敷開始。さっきは少し時間がオーバー気味だったので、午後は少し端折り気味で行きましょう。いいペースでお座敷は進んでいきますが、これまた反応がわからない。しかたないので、モニタに映っている自分の顔を見ながら話します。
途中、質問の時間をつくったら、今回は質問が出てきました。仕組んで下さったのかな。でも、ありがたいです。てことで、質問に答えて、そのまま終わりまで進んでフィニッシュ。
どうやら、同じ市の中にありながら、ふたつの中学校の雰囲気はぜんぜん違うらしいです。でも、午前のところも、前に来たときはけっこう反応あったんだけどなぁ。まぁネット配信ってのはあるかもしれませんね。
帰る前にトイレに入ったら、ばったり知りあいと遭遇。
「今日、来られるってわかってたら、呑み会企画したのに」
あちゃぁ。でも、今日は夜に会議があるので、どのみちダメなのでした。
てことで、無事、午前午後のダブルヘッダーが終了。その後、帰りに角打ちによって、身体を中から温めて、夜は恒例の会議です。こちらもつつがなく終了。これでようやく今日のタスクはすべて終了です。
さすがに疲れた。ビールだな。
プチ旅行でほんわかした
朝、眠い目をこすってスタートです。
まずは京都府中部の町までJRを終点まで2本乗り継ぎ。さらに兵庫県に向かうJRに乗って目的地へ向かいます。すべて鈍行というのがプチ旅行感満載です。
ただし、車窓を楽しむ時間はありません。まずは組版をしなきゃなりません。続いてスライドの微修正。そんなことをしていると、目が死にかかりました。それでもなんとかやらなきゃならないことを終えて、ホッと一息。すぐに目的地の最寄りの駅に到着しました。しかし「柏原」と書いて「かいばら」と読むのか…。
今日は兵庫県中部の町でお座敷です。なんでも1年ちょい前のお座敷に来られて、わたしに目をつけられたんだとか。恐縮です。
会場に到着して、まずは昼ごはん。
中華です。どうりで打ち合わせの時に「苦手なもの、レバー」ってメモしてあったわけです。春巻きと肉団子の甘酢あん、そしてチャーハン。おいしそう…。食べきったら、けっして量が多いわけではないですが、食べすぎ感が強いです。これで話ができるのか?
間もなく時間がきたので会場へ。今日は15人くらいのこぢんまりとした集まりです。が、ウェルカム感が伝わってきます。てことで、お座敷スタート。今日は1年ちょい前と同様、ミッション4です。あの時から1年たったので、少しずつこなれてきました。が、まだ慣れません。ところどころで「あり?」と思いながらですが、逆に「用意した感」が少ないのかもしれません。みなさんの緊張感も少しずつほぐれてきたのかな。なんとなく柔らかい感じが伝わってきます。ところどころでちゃんとウケてうれしかった。
てことで、2時間ばっかガッツリと話してしまいました。長丁場なのに、飽きもせずに聞いてくださって、やはり恐縮です。でも、ミッション4は自分のことも話すから、それはそれでいいのかも…。
てことで、みなさんにごあいさつしながら会場をあとにしました。
帰りは特急を使いましょう。まずはプシュ!
うまいわ。
ちなみに『環状島』を読みはじめましたが、おもしろいな。なんか、これまで読んできた本と、少しズレがあります。おそらくそれは精神科医が書いているということなのかな。例えば、セクハラ裁判の原告の方が、なぜ「雄弁な発話者」であり続けたのかという分析があります。そこで最初に出てくるのが「個人的資質」です。こういう本、最近読んでません。てか、例えばこのおべんきょ成果のAさんって、すごい実践者なんですが、わたしは「なぜすごい実践者たり得たか」という分析はしていません。それはわたしができることじゃないし、そもそも関心がない。わたしが関心があるのは、どんな実践をしたかってことだし、その実践に対する周囲の反応をAさんはどのように解釈していると語っているかって話です。まぁ、端的に言うと、「人」に興味がなくて「人と人の関係」に興味があるってことですね。
まぁそんなことを考えながら、途中から「どこで乗りかえるか」を考えはじめました。というのは、特急は新大阪までしか行かない。そのあとは新快速に乗換です。新大阪か?大阪か?うーん、そうだ、尼だ!
ということで尼崎で下車。すぐに新快速が来るぞと思ったら、なにやら遅延で30分くらい待たなきゃなりません。やれやれ…。それでも確実に座れるし、まぁええか。
そんな1日でした。
シンポ「教員社会とダイバーシティ」とか
今日は午後から前のおべんきょ場所で、「教員社会とダイバーシティ」というシンポジウムがあります。
思い返せば、年度当初「相談があるんだけど」ということで、伊藤さん@前のおべんきょ場所のセンセから「シンポジウムをやりたい」という話を聞いていました。なんでも、今年度いっぱいで定年退職なんだとか。通常、退職記念の最終講義は、ご自身と研究のことについて話をされます。去年、「とったどー」の翌日にセンセの最終講義があったので行ってきました。ところが、伊藤さんは、いわゆる最終講義はしたくないと。いままでたくさんの、そしてさまざまなマイノリティ学生に出会ってきたけど、そうしたマイノリティ性を教員社会はないことにしてしまう。というか、教員養成系の大学もまた、ないものにしてしまう。そして、伊藤さんも「女性」というマイノリティ性のもと、ないものにされてきた経験がある。なので、そこを問うシンポジウムをしたいということでした。伊藤さんには修論指導でメッチャクチャお世話になったので、もちろん協力をさせていただくわけですが、役まわりはシンポジストなんだとか。まぁそりゃそうか…。ちなみに、わたし以外にM田さんとKムさんと3人がシンポジストとして登壇することになりました。
問題は、開催方法です。このご時世、どうなるんだと思ったのですが、対面でやるんだとか。すげぇな。しかも、いろいろな事情で来られない人のために配信もするんだとか。しかも、それを知ったのが金曜日の夜。マジかと思いました。なんでもwebカメラを使って配信とか言っておられたけど、それはダメでしょう。せっかくなので、スイッチャーを出さねば。
てことで、まずはおにぎりを握って、その後午前に職場に行って、いろいろ機材をピックアップして、シンポの会場である前のおべんきょ場所に向かいました。
到着したら、おにぎりをパクつきながらセッティング開始です。そうこうするうちに、おべんきょ仲間とか、京都の人権教育界隈の人とか、いっぱい集まってこられました。ここでクラスターが発生したら、人権教育が2週間ほどとまるな。なんだかんだごちゃごちゃしてるうちに、伊藤さんが
「はじめるよ」
と。へ?もう13時30分。
ということで、まずは基調報告から。なんでも、日本の教員養成系の大学で人権教育の講義はそれなりにあるんだとか。でも、何をやっているのか、その中身はわからない(笑)。ダメじゃん。そんな話から、教員社会にはダイバーシティがないという話。で、伊藤さん自身はマイノリティ学生といっぱい出会ってこられた。でも、それらの学生をうまく組織化できなかったことの反省が、このシンポにつながったという話。
んー、組織化はしてなかったかもしれないけど、つないでこられた気はします。だからこそ、M田さんは学生時代にうちのガッコのリビングライブラリで本になってくださったわけで。そう思うと、派手さはないけど、貴重な働きをされてきたよなぁ。
で、シンポジウム開始。お題は「自己紹介」「教員社会の構造的な問題」「人権教育に求めること」「教員養成系の大学や大学生に求めること」です。特に「教員社会の構造的な問題」お内容が多岐にわたります。例えば、カミングアウトとそれにともなうリスクとかマイクロアグレッションとか。むずかしいな。
わたしに関しては、ノンカムフルバレ&24時間ひとりパレードですからねぇ。カミングアウトすると、ひとつの枠に収められてしまいそうで、それがイヤなんですよね。その代わり、カミングアウトしてないから、生徒がわたしのことをどう考えているかわからない。なので、相手の「ふるまい」を観察しながら、相手がわたしのことをどう考えているのかを分析する。例えば、相手が間違った解釈をしていそうだったら、それをこちらのふるまいで修正する。そういうめんどくささがあるけど、でもその駆け引きはおもしろい。おもしろいけど、めんどくさい。
まぁこういう駆け引き、多くの人も実はやってるんだろうけど、その「振れ幅」みたいのは少ないのと、カミングアウトに対するリスクが小さいから、「そのものズバリ」のカミングアウトで修正が可能だったりする。でも、そうはいかないんですよね。あと、なによりめんどくさいのが、性別カテゴリーの特殊性なんです。つまり、ある人を見たとき、必ずいずれかの性別カテゴリーへと割り振る。そこにペンディングがないんです。だから、常に駆け引きをし続けないと行けない。で、それをしないと平穏な生活が得られない。
まぁそんなあたりの内容を、実例を交えながら話しました。
人権教育はむずかしいな。なにせ担当ですからね。だから、担任時代のことと、人権教育の担当としての話。まぁリビングライブラリか。あとは授業担当として雑談の話をしてみました。
教員養成系の大学に求めることは…。子どもを社会的な存在としてみることですね。必ずその子の行動の背後には、その子の生活や、その子を取り巻く社会が存在する。それが学校社会・教員社会の「ふつー」と往々にしてバッティングする。そうしたときに、教員が権力を持っているので、教員社会の「フツー」で断罪をしてしまう。そうならないようにするためには、ある子を見るときに、その子の生活や社会を常に意識することが必要。そんな話をしたら、〆で伊藤さん
「普通を問い直すことがダイバーシティ」
と言われたので、拾ってくださったのかな。
シンポジウムのあとは、しばしの休憩の後、伊藤さん自らがつくられたお宝映像の上映会。いい教員人生を送ってこられたんだろうなぁ。伊藤さんがおられなくなるのは寂しいなぁ。
で、最後に記念写真を撮って修了。さてと、機材の撤収だ。
ほんとうは打ちあげがあるはずだったけど、このご時世なので、また落ち着いたらやりましょうということで、今日は自主打ちあげをやりましょう。
てことで、シンポジスト+αでストーンズへ。
ここで、部落問題をめぐるネタが炸裂。
いや、かつて
「部落問題は根が深い」
みたいな話がよく出ていました。いや、今も出てるか。それに比べると、同性愛の話って最近出てきたみたいな感じで捉えられがちです。でも、考えてみたら、同性愛差別をめぐる話って、おそらく人類が誕生した瞬間から起こっていたんじゃないかな。例えば、ソドムの町の話とか、旧約聖書の世界の話ですからね。そんな話をしたら、M田さんが
「延喜式とか、西暦で言うと、せいぜいが3桁の話ですよね。メッチャ最近のことですよね」
とか言いはじめて、一同大爆笑です。
あー、いい夜が過ごせた。さてと、明日も朝寝坊ができないから、これくらいにしてくかな。
当事者の主体性をうばわない活動とは?
今日は朝からパタパタです。やはり1日出張をした翌朝はせわしないです。そんな中、支店長に頼みごとと報告された事項。頼みごとはすんなり通って、報告事項については激怒です。本店に対してどうすべきか考えるなど。まぁ、仕掛けて報復されたらそれまでのことです。その引き換えに本店が失うものもある。
で、授業を3発。
片方のクラスは数学が苦手な進学系なので、授業の時は問題が解けるんですよね。でも、テストの時に点がとれない。たぶん、根本的に授業時の問題の解き方が違うんだと思います。概念の把握をせずに字面で解いている。できれば1年かけて概念の把握ってのを身につけてほしいな。
もうひとつのクラスは、まぁフツーのクラスです。もっとも、うちのフツーですけどね(笑)。ただ、今日の内容はハードです。ハードだから、さっくり終わりましょう。ほんとはプリントやりたかったけど、流れが悪かったんですよね。まぁ明日プリントやって、来週には復習に入れるでしょう。
午後は6時間目の放送なんかのセット。目下の課題はスクリーンをしまう場所です。これまでは人海戦術でなんとかしてきたけど、人海戦術は人が多いからできることです。少人数ではきつい。まぁでも、久しぶりに生徒と一緒に汗をかくのも悪くないです。新採の頃の気分を思い出します。
放課後、1時間労働者の権利を行使して帰宅。今日は「ダイバーシティカフェ30/当事者の主体性をうばわない活動とは?」なるイベントがあります。登壇者は、なほさんとりりぃちゃんとわたし(笑)です。
まずはzoomで打ち合わせ。と思ったら、うまくつぬがらない。つながっても音声デバイスを認識しません。うーん。PCを再起動だな。つながりました。が、しばらくすると、なほさんが退出してしまいました。なんでもネットが落ちたんだとか。前途多難です。
それでも、6時になったので、イベント開始。まずは自己紹介。わたしは「学校教育労働者です」からスタート。が、りりぃちゃんの「一応トランスジェンダー当事者です」を聞いて、それを言うのを忘れてたなと(笑)。やはり忘れるんですよ。
その後、トランスジェンダー生徒交流会の話へと至る話。
わたしのグループワークの源流はどこにあるんだろうと思ったけど、やはりキャンプリーダーですね。それも「やまびこキャンプ」でやった2回のカウンセラー経験です。1回はわたし中心のグループ。もう1回はバラバラのキャンプ。結論的にはどちらも違った。
そして、それをもとにしたクラスづくり。1対1✕49を目指したけど、それも違った。結局、わたしはコーディネーターであり、ハブである。それが結論でした。そのためにクラスを観察する。あたかも
「教室は劇場!教壇は舞台!主役はわたし!」
ってやってるように見せながら、実際は違うんですよね。そうやって、数学を媒体としたクラスづくりを、今もやっている。
交流会もやっぱりそうですね。ニーズを持ってるのは子どもたちだから、そのニーズを出せる場であること。その一点のために、壮大なムダをやる。そんなのが好きなんですね。
でも、どうやらニーズの捉え方が違うらしいなと。グループとしてのニーズみたいな話が出てきて、「あ、交流会にはそれはないわ」となりました。なんなんだろ…。
あとはおべんきょの話か。搾取をめぐって、なにが搾取かと。「調査対象者が搾取と思えば搾取」なんですけど、では、どういう時に搾取と感じるのか。りりぃちゃんがうまく言いました。「データをとっただけ」。それですね。
あと、おもしろかったのは「当事者だからわかることがある」という言葉をめぐる話かな。わたしは基本的には「んなことはない」って思ってます。が、イベントが終わって、「いや、あるか」と思いました。
たぶん、リサーチクェスチョンです。自分の感じる居心地の悪さから思いつくリサーチクェスチョン。でも、そこからは当事者であることはジャマになる。なぜなら、ついついバイアスをかけてしまうから。そのバイアスは自分の主張を立証するためにデータを使うというところに結びつきかねないから。だから、当事者であるからこそ気づいたリサーチクェスチョンを立てたら、すみやかに当事者性を捨て去る。そんなのが大切かなぁ。みたいなことを、イベントが終わってから話してたのですが、それを聞いたなほさんが
「なんでさっき、最後にその話をしなかったん」
って言われて、ごめんなさい。
その後、ビールを飲みながらいろいろ考えてたけど、今後のことについて少しずつ落ち着いた気持ちになってきました。まぁ、新たなチャレンジもするし、そんなのが影響してるのかも。