すごいな

今日は今年度最後のトランスジェンダー生徒交流会です。さてと、どんな話し合いになるかな。
でも、まずはお昼ごはんづくりから。今日のメニューは「チーズフォンデュ」と「チョコフォンデュ」です。ちょいと豪華です。参加者の子ら、はじめは少し緊張もあるけど、だんだん緊張が緩んでくるのがわかります。
と、ある参加者が「これ」と紙を持ってきてくれました。来年度からの「特別な配慮」の一覧表でした。みんな「なになに?」と集まってきます。で、口々に「すごい!」とか「自分はこれなかった」とか言いはじめます。わたしも見ながら「ここ、イマイチやなぁ。ここ、闘お」とハッパをかけます(笑)。
で、話し合いの時間。
はじめは和やかですが、少しずつツッコミが入りはじめます。わたしもだんだんヒートアップしてきて、畳の上によじ登って、ガンガンツッコミはじめました。そうこうするうちに、泣く子も出てきたりして。それでも、最後まで語り切るのはすごいです。わたしも先輩たちに「自分の経験を返したれや」といろんな人に振ります。するの、みんなが口々に自分の経験を話してくれる。そんなヤツらもほんとうにすごいです。
しかし、追求するのはとてもしんどい。たぶん、ワインなしではとてもじゃないけど神経がもちません(笑)。
てことで、ものすごくしんどい話し合いの時間も終了。いろんか緊張が一気にほどけてしまいました。

てことで、打ち上げ。
今回は東北からのお客さんや、その関係の人、さらには大阪教育大学のお客さんなんかもいるので、あちこちでおしゃべり。
さらに、数人は十三に移動して「あらい商店」へ。電話したら「あかんで、いっぱいやで」と断られたけど「とりあえず行きますわ」と押しかけてみると、カウンターにはカウンター界のVIPがおられるわ、座敷におられるのはSゃ納さんだったりするわで、完全に身内ばかりです。なので、席を譲ってもらえて、無事カレーにありつけたわけですが、わたしはM木ちゃんに腰をもんでもらっているうちに記憶が飛んでました。ちなみに、なんでも、Mニョンさんもマッサージしてくれたとか。ビックリしますわ。
てことで、終電で京都へ。向かうは東九条です。

ロールシャッハ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

こないだ脳みその疲れる作業をしたのですが、今日はその第二弾、ロールシャッハテストです。
部屋に入った瞬間に、「あぁ、ロールシャッハ」です。こないだは机の配置が対面式なんですが、ロールシャッハの時は隣同士で座るんですよね。
ちなみに、13年前にやった時は、なんか、延々としゃべってしまったので、今回は軽くやろうかなと。なので、10枚のカードを全部やっても30分ほどしかかかりませんでした。実は、臨床心理士のY野さん、かなり覚悟しておられたみたいですが、あまりにもさっくり終えたので拍子抜けみたいでした。
で、しばし振り返り。てか、こっちが時間がかかります。だいたい1時間くらいかけて、あれこれと話をしました。にしても、Y野さん、話を聞きながらスコアをつけておられます。
「その場でつけるんですね」
と言うと
「はい、あとでつけようとすると思い出さなきゃならないことがいっぱいあるんで、できるだけその場でつけることにしてるんです」
とのこと。すごいなぁ…。

で、O田さんの診察室へ。とりあえず
「最近いかがですか」
と聞かれたものの、ふたりとも苦笑です。いや、おとつい会ったし(笑)。
てことで、少しだけ作戦会議をして、お勘定。

首がちぎれる

今日は某人権教育研究会の研究講座。講師は土田光子さんです。
講演に先立ってパネルディスカッションがありましたが、こちらはすまないけどおもしろくなかったです。まぁ「若さ」を基準に人を選んでも、その人に話せる内容やそれを言語化するまでの時間がないとおもしろいわけがないです。
で、後半の土田さんの講演。
土田さんは、まぁいうなら同和教育の手法のいくつかある柱のひとつである「集団主義」をずっと中学校でやってこられた方です。もちろん、わたしも「クラスづくり」を自分の実践の基本に置いてきたし、いまも基本においています。そんなわたしにとって、土田さんの講演に期待しないわけがないです。
ちなみに、かつて熊本の全同教大会の時にクラスのムラの子についてのレポートをした時、同じ分科会に土田さんもレポートを出されていて、わたしのレポートを聞いて「京都にこんなにていねいに実践をする教員がいたのか。実践において、大阪は京都に負けた」と言ってくださったことがあります。それを聞いて「あぁ、こんなふうにやっていけばできるんだ」って力をもらった気がしました。
その後、トランスをはじめた頃に大分の全同教でお会いして「いま、こんなになってます(笑)」と言ったら「がんばってや」と励ましていただけました。
今日の講演は「若い教員に同和教育とはなんであるかということを伝える」ことが目的だとか。講演前に「薄っぺらいよ」と笑っておられたのですが、わかりやすい!集団とは何か、つながりとはなにかを、ご自分の経験に基づいて、ほんとうにていねいに話されました。もちろん、わたしも話を聞きながら、いま自分がやっていることを点検するわけです。「あぁ、できてるな」「うわぁ、サボってる」ひとつひとつ確認をする中で、具体的に明日から自分が何をしなくちゃならないかがわかる。そういう講演でした。とにかく、メッチャ笑いながら、首がちぎれるほどヘッドバンキングしてしまいました。
んー、若い衆に聞かせたいなぁ…。

脳みそ全開・日教組教研3日目

今日は総括討論です。が、その前に「言葉のすりあわせ」という画期的な時間がとられました。そうか、そりゃ「3本線」とか「4本線」とか言われてもわからないですよね。てか、たぶん使っている方は「なにがわかって、なにがわからないか」はわからないんだと思うのです。なので、とりあえず「わからない言葉・概念」を出しあって、互いに説明しあうという試みをしようと。ところが、情けないことに、疑問で出された言葉について、すべてとりあえず知っているんですよね。なので、司会の方から「説明できる人」って言われたら、とりあえずすべての言葉について「はい」と手をあげてしまったので、失笑を買ってしまいました。いや、わたしが悪いんじゃないもん(;_;)。
で、本格的に討論開始。テーマは「知ること、気づくこと、動くこと」。
さまざまなキーワードが浮かんでくるので、それらをメモして矢印で結んで、ひとつのストーリーに仕上げていきます。まぁ、これならなんとかなりそうですね。でも、こういうやり方もなんだかなぁと思うのです。というのは、結局これでは「言いっ放し」になってします。やはり、論議は絡めていきたいですね。となると、「◯◯さんも言われましたが」とかなんとか、そういう「枕詞」をつけるためには、きちんと他の人の発言を聞き、それに対してどう切れ込むかも考えないといけません。これはなかなか脳みそを使います。でも、それが楽しい。
てことで、さんざん発言をして、今回の教研も終了。

とにかく発言するぞ・日教組教研2日目

朝、なんとか目を覚まして、分科会会場へ。午前が本丸「性の教育」なのに、こんな体調でいいんだろうか。
でも、レポーター席に座ると、案外しゃきっとするものですね。で、9時になって、いよいよ分科会のスタート。
「帰ってきたなぁ」
という感じです。
午前のレポートは3本。まずは「WYSH教育」にかかわるレポートです。んー。なんか違和感が…。なんなんだろう。目的はとてもいい。でも、なにかが違うという感じがしてならないのです。考えに考えているうちに、「あぁ、多数者を対象にしているんだ」という気がしてきました。いや、レポーターの方はいわゆるLGBTの存在を念頭においておられることはわかります。が、WYSH教育そのものが多数者に向けてつくられているような感じが伝わってきます。いや、WYSH教育そのものをぜんぜん知らないんですけどね^^;;。で、その疑問が解けたのは、池上千寿子さんの解説でした。なるほど、文科省の公認が得られることで変質しちゃったんだ。
で、2番目のレポートは『タンタンタンゴはパパふたり』の実践です。このレポートがおもしろいのは、「誰が悪いねん」ということに焦点化していることです。なので、『タンタンタンゴ』をそのまま使うのではなく、カスタマイズしておられます。まぁたぶんつくったのはI藤さんだろうけどね。それにしても、クラスの子どもたちがすごくよく語る。なぜなんだろう。たぶん、授業実践に注目してしまいがちなんですけど、それ以前に子どもたちがとてもよく語れるようなクラスづくりをしておられるんですね。そんな気がしました。
で、3番目のレポートは公民の授業の中でLGBTにとりくんだものでした。これはおもしろい。「なるほどなぁ」という感じ。また、レポーターの方のゆるーい感じがいいです。肩に力が入っていないから、子どもたちが反応してくれるのかな。「これから子どもたちは日常生活の中でLGBTという言葉に出会っていく。だから、その前に正しい知識を伝えたい」という発言は、例えば部落や在日とも共通するものです。
そんな話のあとは、討論の時間です。いよいよ出番だなということで、ガンガン発言をしてしまいました。いかんいかん(笑)。
で、池上さんの「助言」。そうか、「モントリオール宣言」ね。英語の勉強がてら読んでみようかな。
昼ごはんはせっかくなので、盛岡冷麺。おいしかったけど、おなかいっぱいになりました。
で、午後は「労働」。まずはレポートです。こちらはあまり得意分野ではないんですよね。なので、レポートもひたすら「すごー」っと思うばかりです。特に2本目の姜尚中の『働くことの意味(だったかな)』を教材にした「綴り方」みたいなレポートはひたすらすごいです。「働く」ことを題材にしながら、家族へのインタビューを通してひたすら子どもたちが自分の生活を見つめ、表現していく。地道でていねいな授業実践を聞かせてもらいました。ちなみに、レポーターの方はお友だちですが、この人の実践はいつ聞いてもすごいです。わたしのようなえー加減な教員はダメですね。
レポートのあとは、またまた討論の時間です。今回も、とにかくすべてのセッションで発言するのが目標なので、苦しいながらも発言し続けました。ちなみに、レポーターの中で高校の教員は3人だけ。話を聞いていると、子どもたちの「層」も似ているみたいです。その3人が、異口同音に「夢を語らせることの怖さ」を主張したのはおもしろかったです。ちなみにこれ、ある種のネタなんですけどね。「夢を語らせる」ことそのものはかまわないっちゃぁかまわないのですが、それをなんのためにするのか、あるいはそのことを通してどういう力をつけたいのかということが大切なんですよね。言い換えるなら、ゴールではないということです。そんな問題提起のつもりだったんですが、なんかみなさん「シーン」となったので
「あの。反論してください。そのためにブッコんだんですから」
と、フォローしたら、少しずつ意見が活発に出はじめたのでよかったよかった。
てことで、盛況のうちに、丸一日の討論が終了。それにしても、9時から5時まで、ずっと考えていたから、かなり疲れました。

ウェルカムドリンク・日教組教研1日目

午前の授業を終えて、さっくりと出発。新幹線に乗って、ひたすら東へ東へ。東京で乗り換えて、さらに東へ東へ。途中「非武装中立地帯」を侵犯するおじさまに悩まされながらも、なんとか目的地へ。到着したのは、今年2回目の盛岡です。今日から3日間、恒例の日教組教研があります。さてと、今年はどんな出会いがあるだろう。
途中、I木さんと連絡をとったら、なぜか同じ新幹線でした。てことで、盛岡駅で合流して、しばし打ちあわせ。打ちあわせの内容は、もちろん「呑み」です。なんでも今晩は「インクルーシブ教育分科会」で呑むそうで、そこに混じらせていただくことにしました。ほどなく、北海道のT村さんや国際連帯分科会共同研究者ののE井さんからも連絡があって、合流。
それにしても、呑み会に参加してふと感じたのは、「インクルーシブ教育分科会」って、ジェンダーバランスがいいような感じがします。なぜだろう…。
などということを考えるまもなく、ビール→ワインとすすんでいきます。なんか、ダラダラと話をしているうちに、2次会に行くとか。じゃぁ行くかと、車いすを押してしばし散歩。「段差は後ろ向きだと越えやすいよ」などと、初歩的なことを教えてもらいながら、呑み屋へ。で、ダラダラ呑んでいるうちに、2時。
これはまずい。今日のお酒は、単なるウェルカムドリンクのはずなのに…。

わたしのための言葉・あなたのための言葉

今日は某人権教育研究会の総会です。午後は講演。講師は東優子さんです。演題は「「性の権利宣言」を読み解く」。
ちなみに、「性」についてこの研究会で扱うのは…。10年くらい前に3回くらいやったかな。池田久美ちゃん、大束さん、平野さん。さて、今回はどんなことになるかな。
東さんに話してほしい内容は、トランスとかLGBTとかではないです。じゃなくて、まさにタイトルの通り「性は人権」だってことを、この研究会の人たちにも知ってほしいと思ったからなんです。てことで、文科省通知とは関係ないってことです(笑)。
でもま、LGBTのことは避けては通れないでしょうから、そのあたりについてどう話されるかも、わくわくしますね。

で、話。
まずは、セクシュアリティの基礎的なあたりをひと通り網羅されて、健康(ウェル・ビーイング)の概念の解説です。当然といえば当然なんですけど、「性」を考える上で社会を排除することはできないわけです。でも、たぶん、一般的には「性」は「自然」と一体として考えられてるんじゃないかな。例えば同性愛について言及するとき、いきなり「種の保存は本能」みたいな話が出てくる。それもたぶん「性は自然」って文脈なんだろうと思うわけです。でも、実際には違う。そんなことを、東さんはさまざまな事例をあげながらていねいに語られます。
そして、いよいよ「性の権利宣言」へ。ひとつひとつの条文を説明されますが、ここで「性の権利を侵されている事例」をあげていかれる。それは女性であり、子どもであり、LGBTなんですよね。そして、「性の権利が侵されている存在」だからこそ、その人たちの権利が保障されなくちゃならないとする。このあたりは、ひとつは「合理的配慮」の発想でもあるし、「世界人権宣言」の発想でもあります。
にしても、なんか、幾度も涙が出てきました。これほどまでに「わたしの権利」について、力強くはっきりと語ってくれた人がいただろうか。たぶん、ほとんど経験がありません。
わたしはずっと「他者の人権」にとりくんできました。そして、「わたしの人権」についてはほったらかしてきました。そして、「まぁそんなもんだろう」と、ある種冷ややかな感覚を持ってきました。だからこその「笑い」なんですよね。そんなわたしが、東さんのひとつひとつの言葉は、まさに「わたしのための言葉」だと感じたんですよね。
もちろん、はじめにも書いたように、それをしてほしいから東さんに来てほしいと思ったわけではないです。でも、「性の権利」を語るうえで、「権利が侵害されている人々」について語ることは不可避だし、その人々のために「性の権利」はある。そして、東さんは「いつきさん、あなたが「その人々」なんだ」と語り、「「性の権利宣言」はあなたのために書かれたんだよ」と語られた。
そんなメッセージを聞いて「わたしは生きていてもいいんだ」という気がしたんです。この時からずっとつながっていたんですよね。

さてと。
「わたしのための言葉」がこれほどまでにわたしを勇気づけてくれるなら、「わたし」は「あなた」を勇気づけるために、これからも「あなたのための言葉」を語り続けよう。あらためてそう感じました。

ちょいとおじゃま

朝、懸案事項だった工事に着手しました。と言っても、なにがどうというものではないです。ケーブルテレビとブルーレイレコーダーとテレビをネットにつなぐだけのことです。ルーターからLANケーブルをのばして、ハブにつないで、ちょいちょいちょいでおしまいです。ただ、問題はあります。それは「どこからLANケーブルを入れるのか」です。もともとは天井裏から引っ張り込もうと思っていました。ところが天井裏に入れない。さてとどうするか。屋外配線しかないな…。あのコース、屋外から屋内に入れるのかめんどくさいんだよな。てことで、少し痛い目をしながらも配線終了。あとはハブを買ってきてつなげばOKです。

午後は「反安保法制」の高校生デモです。
なんというか…。けっして運営がうまいもは思いません。そりゃ、SEALDsのほうがうまい。でも、それはそれです。運営なんて経験を積めばできるようになる。でも、「街へ出る」ってことは経験の問題じゃない。で、そこで子どもたちが語る言葉が、またいい。けっこうスピーチ聞き入ってしまいました。
にしても、参加者の年齢層高いわ。なので、歩くペースがあわないというか、足がぶつかりそうになるというか。にしても、知らん人ばっかりやなぁ。ま、しゃーないな。たぶん「筋」が違うんでしょう(笑)。

で、2時間ばっかのデモがすんで、京都駅までブラブラ散歩。今日は「おべんきょ後輩」たちのおつかれさま会です。本来はわたしみたいなのが行く場所じゃないんだけど、まぁせっかくなので参加させてもらうことにしました。
はじめのうちは小さな態度で、そのうちなんとなくいろいろ話をはじめて、最後は二次会に突入するのは去年と一緒です。
そう言えば、去年はすごいプレッシャーの中にいたんだよなぁ。
そして、今年もまた、もっとすごいプレッシャーの中にいる。

こりゃダメだ…。

今日は寒いです。家の前は雪が積もってます。でも、粉雪です。さすがは大寒波。雪温も低いみたいです。
でも、天気はいい。なので、昼ごろの体感温度はずいぶん高い感じです。なので、お日様に誘われて、久しぶりにグランドへ。ジャージに着替えると、身体の中に残っている感覚が蘇ります。
で、子どもたちに混じってランニング。
あきませんね。15分でダウンです。
ま、こんなもんでしょう。長く、何年も走ってなかったです。てか、運動そのものをほとんどしてないです。
どうするかな。やっぱりちょっとずつ走ろうかな。

玖伊屋だな

今日の昼間は某在日外国人教育関係の会議です。午前の会議と午後の会議を無事終えて、いったん飲み会(笑)。
で、飲み会を中座して、別の場所でサシ呑み。それにしても、まずいビールを呑んだあとのちゃんとしたビールと赤ワインはうれしいな。心が洗われるようです。
で、玖伊屋の会場へ。すでに会場は思いっきり温まってます。とりあえず、あわてて白菜を切るなど。まぁ、今日のメニューはピェンローですから、楽といえば楽です。が、干ししいたけがもどしきれてない。
「軸のところがまだ固い」
って言われたので
「それ、アルデンテ」
とか言ってごまかしておきました。
そんなこんなで、「歴史の重要性」みたいなことを熱く語ったりして、何時まで遊んでいたんだろ。最後はゼンマイが切れたみたいに横になった瞬間に爆睡です。