家に帰ったら、すでに夕方です。実は今日から名古屋で全国キリスト教学校人権教育セミナーが開催されています。今回は、久しぶりにここに参加をすることにしています。でも、もちろん出張旅費が出るわけでもないので、経費節減が至上命題です。で、考えた結論は「往復の旅費を安く上げる」ということで、バイクで行くことにしました。それも、下道経由。
とりあえず、家に帰ってバイクに乗り換えて1号線をめざしました。でも、あきませんわ。1号線は混み混み。すいていたのは鈴鹿近辺だけです。ここは気持ちよかったです。あとはひたすらすりぬけです。すり抜けによる事故経験者としては、もう、怖いのなんのって。それでも、4時間ほどひた走りに走ったら、名古屋に着いてしまいました。たいしたもんです。
到着したら、すでに今日のプログラムは終了。いい時間に着きました。だって、あとは懇親会だけですからね。適当にビールを飲んで、適当にご飯を食べて、幸せな時間を過ごして、ちょっと会議をして、あとはおねむの時間です。
ところで、このセミナーでは宿泊も同じホテルにします。少し経費を安くするために、ツインの部屋を取っていました。そのために、申し込み時に参加者に性別を聞いていました。ところが、数年前にわたしから「性別を書きようがない人間はどうするのか?」という提起をして、それ以来シングルの部屋を基本に考えるようになりました。
ところが、今回わたしは「みんなで大部屋で泊まって語り明かせるようなセミナーにしよう」という、いままでとは逆行した提起をしました。なんでだろう…。
おそらく、個人的にはセミナーとしてはわたしを「女性」にカテゴライズしてくれるようになったということ。そして、セミナー全体として、簡単に「女/男」に2分するのではなく、その人にとって一番居心地のいい宿泊のポジションをみんなで探そうというふうに成熟してきたこと。これらのことが、「安心感」としてあったんだと思うのです。だからこそ、「トランスを交えて大部屋宿泊」という提起をしようという気になった。
もちろん、これって、カムアウトの問題を含んでいるのでベストの解決法とは言えないとは思います。実際に、大部屋宿泊をあきらめたトランスの方もおられました。でも、ベストではないけど、ひとつの解決方法じゃないかなぁと思うのです。
てことで、気心の知れた女性たちが「いつきさんはこの部屋ね」といってくれた部屋に入れてもらってぐっすりと眠りました。それにしても、お酒飲めなくなった(涙)。
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依存症かぁ…
午後は平野広朗さんの講演。
ちょっと難しめ&笑いが少ないけど、すごく刺激的な話でした。
たとえば、「オカマは差別か」をめぐる話。差別表現をめぐったやりとりは、ともすれば、「当事者の痛み」が「差別」ととらえられ、その「痛み」をめぐって是非を問うたり謝罪がなされたりという形に陥りがちです。でも、「当事者性」から離れて、その言葉が持つ意味について考察をし、その考察をめぐって是非を問う必要があるという提起です。つまり、「当事者」であるかないかではなく、ある考察が是であるか非であるかから判断をしようということです。
大切なことは、この提起は「当事者とは誰か」という問いも同時に持っているということです。
「当事者の痛み」というものは、基本的には「当事者」にしかわからないという資格の絶対性を併せ持つ可能性を大いに孕んでいます。これは、同時に「なにが差別化」という審判は当事者にしか負えないということにもつながります。
さらに、もうひとつ大切だったのは「抗議行動依存」というありようへの提起だと思いました。次々に「ネタ」を探して抗議行動をし続ける。そのことが、「当事者」としての存在証明になってしまっているのではないかという提起もとても大切だと思いました。平野さんには、こうした依存が「疲れ」を生み出した時、「自殺」へと走っていった友だちもたくさんおられたとか。そりゃそうだろうと思います。「当事者」を「常に差別される」存在としかとらえないところから、こうした「依存」が出現するのではないかと思います。
いま、自分がなにごとかの言葉を発する時に、こうしたブラックホールに陥っていないかどうかを常に点検する必要があるなぁと思いました。
もっとも、あたしゃ「運動」してないから、あんまりこういうのってないと思うけど(笑)。
セミナーの打ちあわせ
午後の用事っていうのは、8月中旬に名古屋で開かれる某セミナーの分科会についてのものです。別にメールか電話でもできそうなんだけど、司会の人と「せっかくだから会って打ち合わせをしようか」ということになりました。
で、向かったのは前にも行ったことがある「吉野」というお好み焼き屋さん。ここ、煮こごりもあるし、生レバーがおいしいんです。もちろん、カスのお好みもあります。ここで1時間ほど打ち合わせと近況報告。やっぱり、なにがメインかわからなくなりました。でも、そんな対話の中から「方向」は見えてくるものですね。やっぱり、なにがメインかわからなくなりました。でも、そんな対話の中から「方向」は見えてくるものですね。
午後は自由時間
出番は午前ですんだし、講評も受けとったし、生徒は「アキバ萌えー、アキバ萌えー」と繰り返しているので、まぁええかと、午後は自由時間にしました。
わたしはせっかくなので、銀座の映画館で来年のコンテストの作品のための自主研修をすることにしました。
うん、なかなかですね。ツッコミどころが満載です。あちこちに振ってある小ネタでかなり笑わせてもらいました。エンディングもなかなか凝っていますね。「そういうフリをするか」みたいな。でも、そういうフリの中に「父親と息子」みたいなの雰囲気があって、すごくよかったです。なんとなく、SRSをすることによって、「父親としての自分」をひきうけることができたんじゃないかなぁという気がしました。
「本来の自分」を取りもどすことって、「隠していた(トランスである)自分」を発掘することじゃなくて、「(トランスであるがゆえに)拒否していた自分」を受けいれることなんじゃないかな。
もしかしたらこれか?
今日も今日とて不安定なパソコンです。まずは、とりあえず起動したのでメーラーを立ち上げるといきなりリセット。再び立ち上がったのですが、なにもしていないのにいきなりブルースクリーン。こんな状態なんですが、ふと気づいたことがあります。
いま、ささっているボードはscsi*1とTVキャプチャとIEEE1394、さらにUSBもメインボードについていないのでささっているかな。ドライブ関係は、tomcatの3モードとMO*2、さらにハードディスクが2台とCD-R/RWとスーパーマルチドライブです。
もしかして、これっていろいろつけすぎ?winの起動時とかちょっと負荷をかけた時にいきなり落ちるのって、もしかしたら、電源容量が不足しているから不安定になっているのかな?
てことで、とりあえずMOの電源コネクタをはずしてやりました。で、起動するとすんなり起動。ふぅむ。やっぱり?しばらくこれで様子を見ることにします。
どうも雨が多いらしい
なんでもこの1ヶ月ほど、東京の友だちが「にわか関西人」になるそうな。で、今日は「じゃぁ会いましょうか」という日です。
ちなみに、この友達、外の仕事が多くて、雨が降るとたいていは仕事が中止になります。で、今日はというと、もちろん雨。てか、前に東京で会った時も雨だったから、きっとそういう関係なんでしょう(笑)。
この友だち、料理をつくるのがすごくうまいです。ある場所で「ベジタリアンのための東西料理対決」をしたとき、この人は「みんなのふるさと料理」ということでタイ料理(笑)をつくってこられました。あっという間になくなってしまったので食べられなかったんですけど、あのペースでなくなったということはそうとうおいしかったようです。ちなみにわたしは「関西の野菜料理はこれや!」ということで、ナムルをつくったんですけどね(笑)。しかし、いったいなんの東西対決だったのやら…。
そんな友だちを迎え撃ったのは、わたしとY子*1ちゃん。3人で料理話からセクマイ話からトランスの裏の話まで思う存分黒いネタをまき散らしまくりました。なお、あまりにも黒いので詳細は忘れました。
気がつくとあっという間に10時半。こりゃぁダメだということでいきなりお開きにしました。
まぁでも、その友だちは明日も仕事は流れると思うけどね(笑)。
*1:やっぱりイニシャルにならへん(涙)
右往左往…
なんでも、パートナーと子どもたちは文化博物館に行ったり、本屋に行ったりするとのこと。なので、午前中は久しぶりにのんびりしました。
昼からは、近くにある大学で京都の放送部の生徒たちの集まりがあるので、いちおう引率。でも、「まぁガンガレ」とひとこと言っておしまいです。まぁ、そんなもんです。
夕方からは、「夏祭り」のサムルノリのために、勤務地の近くまでお出かけ。ところがここで、えらい雨です。一緒に行く人と「こんな雨やったら中止とちがうん?」と相談して、先発隊に連絡しました。ところが「こっちはとりあえず止んだので、中止かどうかわからずに待機中」とのこと。なるほど、南に行くに従って、たしかに雨は小やみになってきました。
やがて、会場に到着。とりあえずパジチョゴリに着替えて、練習しながら待機です。と、そこへ主催者の方から連絡。「出店はやるけど、ステージは水浸しなので中止」とのことです。同じ控え室にいた別のグループの人たちも一緒に、「え〜」「せっかく来たのに〜」「このやる気はどこに持っていけばええの〜」。
で、結論は「ブルーシート引いてやろ!」。
まぁ、もともとサムルはストリートでやるもんです。その方が楽しいです。どうやらステージに出る予定だった人たちのほとんどが同じ結論を出してみたいで、みんなブルーシートを引いたりラジカセを持ってきたり、協力をしながら即席ステージをつくってしまいました。
あとは、司会者もなく完全に自主運営で無事終了。まぁそんなもんですわ。
どたばたしたけど、まぁ楽しんでサムルができたかな。
今日も大阪…
今日は昼から「全国在日外国人生徒交流会」の関西ブロックの実行委員会でした。場所は、昨年3月に大変お世話になったここです。なつかしいなぁ…。
で、わたしたち教員は何をするのかというと、生徒たちがあーだこーだと言いながらいろいろやっているのを見守るという作業です。なので、4時間ほどヒマでした(笑)。
終わってから、教員4人で飲み。しばらくして1人帰って、残った3人でもう少し飲み。
某国際交流センターを訪問
午前中にT市に用事があったので、せっかくですから、T国際交流センターに郵便配達がてら行ってみました。
事務コーナーのカウンターで「あの、E井さんおられますか?」と配達相手の名前を聞くと、「午後から出勤予定です…。ところで、もしかしたら、いつきさんですか?」との返事が返ってきました。「へ?」と言うと、「日記読ませてもらっています」とのこと。「え〜!」。いろんなところで読まれているなぁ^^;;。しばらくそのKさんと近況について話。いや、よー知ってはるわ。っつーか、あたしゃそんなこと書いてるんやなぁ(笑)。
その後、出勤してこられたE井さんも交えて、国際教育のことから在日外国人の子どもたちのこと、ジェンダーのことなどものすごく多種多様な話を2時間ほど話しました。なかでも興味があったこと。
ひとつは文部科学省が「国際理解教育*1」から「国際教育*2へとシフトをしたということです。つまり、「日本人による日本人のための」教育ではなく「NPOや大学などと連携し、地域のリソースも含めながらすべての子どもたちのための」教育にしていこうということのようです。もっというと、現在の「政府等」が言っているような路線では国際社会で生き抜いていけないということを、文部科学省はわかっているということですね。文部科学省って、すすんでいるところ、多々あるよなぁ。
もうひとつは、「両性の自立と平等」という分野「人権教育」という分野「国際連帯」という分野の3つの融合の可能性についてです。「労働」という分野をジェンダー的要素で読み解くと、必ず女性労働の南北問題が出てくるというE井さんの指摘はまぎれもなく「国際連帯」の問題であるということです。また、「子どもの売買春」という事象を「国際連帯」的要素で読み解く*3時に「両性の自立と平等」的要素で読み解く時「売る」側におそらく確実にセクシュアルマイノリティ、なかでもゲイ・レズビアン・トランスの子どもがいるだろうということです。
こんな話をしている最中にもKさんもE井さんも電話に出たり、「あのちょっと」という利用者の方の対応をしたりとすごく忙しそうでした。すみませんでした、2時間もおじゃましてしまって。
最後に、「あの、お昼ご飯においしくビールを飲める店ってあるでしょうか?」という邪悪な質問に、お二人とも「HANAのたこ焼きセット650円」と値段つきで即答されたのがもっとも印象的でした。いいコンビのふたりやなぁ…。
ネタあわせ
でも、今日は絶対に定時にあがらないといけません。なにしろ、夜はまりあさんとネタあわせをしなくちゃならんのです。なんでも、滋賀県の某人権センターのI岡さんが「ふたりで3時間」とかいう話を持ってこられて、「どないすんねん」「やっぱネタあわせをせんとなぁ」ということになりました。
考えてみると、まりあさんもわたしも、それなりに一人で話をするパターンってできあがっているわけで、そんなふたりが一緒に漫談話をすると、ネタがかぶりまくります。しかも、基本的にはふたりとも「ボケ」役です。これは、はっきりいって難しいです。ですから、お互いにどこにアナを開けておいて、どこでツッコミをいれるかということを綿密に打ち合わせをしておかないと「あ、言われた。あ、あれも言われた。あ、話する内容なくなった。ほなサイナラ…」ということになりかねません。
なんだかんだとふたりで2時間ほど、脱線をしまくりながら話。どうにかアウトラインができました。あとは、話をしながら「約束」を忘れないようにするだけです。