年末からの懸案であった、OSの再インストールに着手しました。
基本的には、データドライブとOSなんかが入っているドライブはハッキリとわけてあるんですが、今どきのmicrosoftがそんなことを許してくれる訳ありません。とりあえず、Cドライブの中のあちこちを探しながら、なんとかほぼデータは待避させました*1。で、いよいよIDE0のパーテーション操作。これであともどりはできません。あとは突き進むのみです。
それでもなんとかリセットを繰り返しながら*2、再インストールが終了。あとは、ツール類をぶち込むだけです。
それにしても、昔のツールはインストールが楽です。なにせ、好きなディレクトリに放り込んだらおしまいですから。今どきのツールは、レジストリをいじるので、setupファイルを探してきていろいろしなくちゃなりません。なんでこんなことになったのかなぁ…。
ところが、いろんなものを放り込んでいるうちに、だんだん不安定になってきました。気がつくと、謎のリセットとか謎のフリーズが幾度か。嫌気がさしたところで、1日目終了です。
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で、トランスの行き先は…
目指すは日本橋(笑)。ちなみに、一緒にいたゲイもレズビアンもFTMも、日本橋なんて行かないらしいです。
ま、わたしの主たる目的は、もちろんLOOXのハードディスクですけど。
それにしても、日本橋に行くと、妙に心が躍るのはなぜだろう。ウィンドショッピングをしながら、値札をじっと見て、価格を頭の中にインプット。あの店この店とふらつきながら頭の中で価格を比較。さらに横を見ると、スピーカーが並んでいたり工具が並んでいたり。いやぁ、いいっすねぇ。
で、結局sumsungの2.5inch、60Gのハードディスクと、2.5inchもいけるIDE→USBの変換器をお買いあげ。これで、LOOXをなんとかしようという算段です。
その後、id:mike_nさん*1千日前近辺の路地裏にある飲み屋へ。
振り返ってみると、結局トランスのこととかあんまり話をしなかったような気がします。どちらかというと、教科教育法の話とか、スキーの話とか武道の話とか…。
でも、それが大人同士の当たり前の会話っていうものな気もしますが…。
月に一度の…
まぁ、厳密には月に一度もないかもしれないです。某外国人教育関係の会議です。
今日は会議の後「あしたを考える会」もありました。
まぁどうせ飲み会だろうとタカをくくっていたら、けっこうマジメにみんな話をしていました。中でも印象に残ったのは…。
最近、新渡日の子どもたちの課題が顕在化してきて、その一方で在日朝鮮人の子どもたちは同化が激しいし、さらに2重国籍を持つ子どもたちが増える中で、どんどん潜在化してきています。そんな情況の中で、新渡日の子どもたちのフォロー*1は、まさに「課題」として浮かび上がる一方、ますます複雑化する在日朝鮮人の子どもたちのアイデンティティのことなんて放ったらかしだったりします。
こんな情況の中の、ある先駆者のひとこと。
在日が見えなくなった?そんなもん、はじめから見えていないんだよ。そんなもんな、見ようとして、やっと見えてくるもんだ。
重かったっす。
*1:まさにフォロー
謀議…
謀議っていうか、実は打ち合わせですけどね。
来年8月に開催する全外教の生徒交流会の開催場所の第一候補地に行って打ち合わせをしてきました。で、ほぼ即決ですね。第一候補地から開催場所に、その場で気持ちが固まりました。
なんと言っても、受けいれていただく町の姿勢がすごくおもしろいです。間口が広くて好奇心が旺盛で、それを支える熱いもてなしの心とか、いろんなものが伝わってきました。多種多様なエスニシティを背景に持つ子どもたちが、ここでならゆっくりと交流が持てるという安心感がほんとうにあります。これから一年、いろいろとお世話になると思いますけど、よろしくお願いします。って、ここで書いてもどうしようもないのですが(笑)。
打ち合わせが終わったら、まずは散歩。この季節にありがちな電飾の町がありますので、そこをめぐってきました。伝統的な日本家屋をはしごを伝ってのぼっていくサンタさんの電飾のミスマッチが、なんともいえず楽しいです。これが単なる一軒の暴走だったらなんということもないのですが、この町では、気がつくとみんながやっていて、気がつくと「オサナリエ」という固有名詞ができているという。しかも、どの家がどんな電飾をしているかという地図入りのチラシまでつくっているという、まあ愉快な町になっています。
散歩のあとは、近くのコミュニティセンターで、なぜか宴会。鍋を囲んでみんなでワイワイと楽しいひとときを過ごしました。
それにしても、おいしい鍋をつつきながらも、なぜここで自分が鍋を食べお酒を飲んでいるのかわからないという、不思議な体験でした。実は、この町の人たちって、振り返ってみると、ほとんど瞬間しか出会っていないんですよ。にもかかわらず「いつきちゃん!」っていいながら、気がつくと篤くもてなしてもらっているという、それがこの町の人のあったかさ*1なんでしょうね。そんな不思議な気分のする鍋のひとときでしたが、本当に楽しませてもらいました。と同時に、この町とはこれからも長いつきあいがあるんだろうなという、そういう心地よい「つきあい」の予感があるひとときでもありました。
*1:=好奇心(笑)
完全オフの過ごし方
いつからだっただろう、土・日・休日が完全につまってしまっていたのは…。ふとスケジュールを見ると、11月5日はなんにも印がついていません。なんだ、1ヶ月半前か…。って、違いますよね(笑)
ということで、1ヶ月半ぶりの完全オフです。
とにかく今日の第1目標は「寝坊」です。でもあきません。7時頃には起きてしまいました。まぁ、それでもいつもよりは1時間寝坊をしたからよしとしましょう。たとえ家族は誰も起きていないとしても(笑)。
で、メールチェックだのwebの巡回だのという、まぁあまりに寂しいオフの朝を過ごしているうちに、「早起きする!」と宣言していたパートナーが起きてきました。なんでも、今日は午前中に用事があるそうな。
パートナーが外出したら、あとは特にすることがなにもありません。せいぜいは、上の子どもの数学を見ることくらいでしょうか。ここしばらくやっていた図形の証明とかに比べたら、ルートの計算とか2次方程式とかは圧倒的に楽です。「今日はがんばって4ページほどやっとき」と言って、わたしは買い物へ。いや、別に特に必要はないのですが、なんとなくポテトサラダでもつくろうかという気になったもので…。
家に帰って冷蔵庫の中を見ると、前に買ってきたアキレスがあります。そうそう、これも処理しないといけないです。スーパーで安かったからつい買ってしまった小芋もあるし…。じゃぁ、今日の午前中は、大料理大会ですね。
アキレスを圧力鍋で炊いて、小芋の皮むきをして、ポテトサラダをつくって…。
そんなことをしていると、パートナーから「もうすぐ帰るし」というメール。じゃぁ、昼ご飯の準備ですね。今日はわたしが家にいる時の定番です。お好み焼き。今日はちょっとタネを少なめにして、キャベツが勝ち気味にしてみます。この間「風月」で見たように、ふたをせずに片面ずつじっくり焼きますか。
じりじり焼いている最中にパートナーが帰宅。今日は外がほんのり暖かいみたいなので、庭でごはんを食べましょう。テーブルをセットして、ビールで乾杯。ビールがなくなったら焼酎のお湯割り。
ごはんを食べ終わったら、ソファでくつろいでいるうちに寝てしまいました。ふと目が覚めると、すでに夕方。子どもの数学をちょこっと見て、晩ご飯づくり。といっても、昼のうちにほとんどつくってしまっているので、野菜を炊く程度でいいです。そうそう、下の子どもが食べられるもの…。せせりの網焼きか(笑)。パートナーは、昨日炊いておいたタケノコを天ぷらにしています。コストは安いけど、けっこう賑やかな食卓になりました。
うん、きわめて正しい完全オフの日でした。
忘年会・パート2
今週頭に一通のメールがありました。「木曜日、忘年会します。ぜひ来て下さい」。
へ?木曜日?
わたしを誘って下さった方は、企業の人なんで、たぶんみなさん、週末は週末でそれぞれの会社のつきあいもあるからこの日なのかな。
ところで、みなさん、単に「企業の人」というだけじゃなくて、それぞれの企業の人権担当をしておられます。若い人から超ベテランの人まで年齢層もさまざま。役職も、ベテランの人になるとたぶん管理職なのかな?そんな人たちが、「人権」というひとつのつながりで、かれこれ2年ほどつながっておられます。で、飲み会では全員「タメ口」。
わたしとこの人たちとの出会いは、部落解放・人権研究所の解放大学です。午前にひとつ、午後にひとつ講座があって、わたしは午後の高座*1の担当。午後の時間がはじまる前に、ある参加者の方が担当者の人に「昼からの人、男性なんか女性なんかどっち?」と質問をしたら、担当者曰く「どっちか楽しみにしといて下さい」。まぁそのまんまな答えなわけです。で、わたしがしゃべりはじめたら、みなさん脳みそが裏返られたそうな。そのまま「性別のワンダーランドへ、いらっしゃ〜い」な世界に突入されたわけです。で、みなさんからいたく気に入られて、お誘いがかかるようになってしまいました。
学校というところにいるととうてい出会えない人たちと、こうやって話、呑むことができるっていうのは、メチャクチャラッキーです。
それにしても、みなさんよく呑まれますわ。なにせ、「飲み放題」がついているのですが、焼酎は一升瓶が来ますし、日本酒は絶え間なく消費されていきます。同じペースで呑むと倒れてしまいそうです。ちなみに、料理は魚介類をかんてきで焼きながら食べるのですが、このご時世にチャレンジャーです(笑)。まぁ、なにがなんだかわからないままに、気がつくと閉店の時間。ぜったいヤバイです。あした仕事になるかなぁ。
*1:誤字じゃないっす
授業にて
つい、これプリントして教室で配ってしまいました。コメントを言ってしまいました。泣いてしまいました。でも、今は泣いている時じゃないんですよね。
今、私達は泣いているときではありません。大人も子どももみんないっせいに立って、悲しみの原因を打ち破ろうではありませんか。そして光り輝く新しい世の中にしていきましょう!
山田孝野次郎の水平社設立大会でのアピールより
JASEのセミナー
あたしゃ性教育なんてぜんぜん専門外なんですが、なぜかJASEのセミナー*1で話をするハメになりました。いちおう、他の人がどんな話をされるのか聞かなくちゃと思っていたのですが、寝坊のおかげで午前の話はボツ。午後の実践報告を聴いて、次がわたしという状況になりました。
わたしの前の方は、障碍児の性にかかわる話。障碍をもつ子どもたちが「性」を意識化し、それと真正面から向きあうことにより、他者とのコミュニケーションがとれるようになったり、自分自身の成長をうながすことができたりしたという感じの話だったと思います。う〜ん、すごくまじめな方です。わたしとしては…。その方とのギャップがちょっとおいしいかもしれません。
で、話しはじめたのですが、案の定、よく笑っていただけました。そりゃそうだ。前の人は、けっこう涙ながらに語り訴えておられたわけで、その反動というのがありますから(笑)。
でも、むずかしいんですよね。自分自身のことだったら、まだしんどい話も「笑い」にすることがしやすいけど、子どもたちの姿を下手に笑いにしてしまうと、そりゃあまずいだろうということになりかねませんからね*2。
相も変わらず、時間配分が下手な話だったけど、それなりに満足していただけたみたいで、ちょっとホッとしました。
「ちがうことこそすばらしい 子ども作文コンクール」
今日は、午後大阪で「ちがうことこそすばらしい 子ども作文コンクール」の授賞式があります。なので、上川さんのお家を8時過ぎにバイバイして、一路大阪へ。
しかし、なんでこんな日程になっているんだorz。
とにかく、眠気を我慢しながらも寝られないという最悪の体調で、ようやく鶴橋まで来ました。もう、こうなったら「風月」のお好みを試してみて、ついでにビールを飲んで体調を復活させるしかありません(笑)。で、「風月」のお好みですが…。まぁ、個人的にはいまいちでした。せっかく熱々のお好みなのに、どっぷりとかけたマヨネーズとソースが冷たくて、味がさっぱりわかりません。まぁ、これはあくまでも私見ですけどね…。
ただ、急いで食べなくちゃ時間に間に合わなかったので、助かったといえば助かりました。店を出たら外に長蛇の列ができていましたから、本当はきっとおいしいんだと思います(笑)。
で、授賞式。
わたしは京都の事務局として前に立つ必要があったので、ジーンズ&パーカーからスラックス&セーターに着替えて、ついでなのでネクタイ代わりのネックレスをしてみました。で、一言言わなくちゃならなかったので、即興であいさつ。やれやれ…。
子どもたちの作文は、ほんとうにすごかったです。このコンクールは、在日外国人の子どもたちが、みずからの生い立ちや生活を振り返りながら、自分自身について自問自答しながら自己肯定をしていってほしいという思いで開催されています。そういうわたしたちの思いを凌駕するような作文が、たくさん出てきました。まぁ、ウチのガッコの生徒たちは、あの中の小学生の作文でも打ちのめされるんじゃないかなぁ*1。
ちなみに、去年からは小学生だけじゃなくて、夜間中学の生徒さん達の作文も応募されはじめたのですが、こちらはただただ頭が下がるだけです。ひらがなばかりの作文を書く集中力と持続力。それが、「文字を書ける!」という喜びに裏打ちされているのがよく伝わってきます。「学び」っていうものがなんなのか、その作文を読まれているハルモニの姿から伝わってきました。「この場にいられて本当に幸せだ」と心の底から思いました。
おそらく、こうした実践の積み重ねを続け発展させていくことが、ありとあらゆる攻撃に抗することにつながるんだろうなと思いました。
ただ、一方で思ったこと。授賞式では入選した作文を、受賞した人自身が朗読をします。なかには渡日数年なために、流暢とは言えない日本語で読んでくれたりします。でも、そんなことを乗り越えて、すばらしいんですよね。当然、ハプニングが起きることもあります。
ある在日の子が、最近差別落書きや心ないひとことに直面したらしいんです。そのことを作文に書きながら、その経験を乗り越えようとしていたようです。でも、やっぱりしんどいんでしょうね。そこのところを読もうとした時、泣きはじめたんです。
ところが、その姿を見た瞬間、なんとも言えない冷めた思いが自分の中にありました。なぜか…。
実は、授賞式の最初にあいさつした時、わたしが言葉を出した瞬間、ある在日外国人(と思われる子)がひそひそ話をしているんですよね。それ、見た目が日本人とさほど変わらないような在日外国人の子どもたちが日本語が流暢じゃないことがわかった瞬間にまわりがする反応、すなわち、自分たちがやられてきたことと同じなわけです。そのことに思いが至らない。あるいは気づいていない。
さらに、差別落書きや心ないひとことなんて、わたしたちの仲間はさんざん食らってきています。大人ですら、そのことで凹んでしまう。でも、そんな思いを吐き出す場はないし、そのことに涙してくれる人間関係をつくることすら困難です。
こんな自分の思いが「ひがみ」であることは百も承知です。でも、そんな思いが自分の中からわきあがってくることもまた事実です。
かつてはそんな自分の思いを否定していたし、出してはいけないと思っていました。でも、いまはそうはしないことにしました。というより、口にしてもかまわない人間関係が、まわりの人たちと築けるようになってきたということかと思います。そういう「ひがみ」を持つ自分を認め、そんな情けない自分と折りあいをつけながら、それでも在日外国人教育運動の実践をすすめていくことが大切かな、と。
そんなことを、帰りの電車の中で、さらには京都駅前の飲み屋で今回いろいろご苦労いただいた方と話しました。
*1:読みたいという人がおられたら、ご一報下さい。
「そうだ!あそこに行こう!」
今日こそ雑事をしようと思っていたのですが、他の雑事が入ってきて、結局断念せざるを得ませんでした。
あとは、授業だのなんだのをとりあえずこなして、電車に飛び乗りました。向かったのは、なぜか渋谷。考えていた新幹線より30分ほど早いのにのれたので、東京で1時間ほど時間の余裕ができました。直接渋谷に行って、ちょっとそのあたりをぶらつこうか。アキバに行って、ウィンドショッピング(笑)を楽しもうか。そんなことを考えている時、ふと思いつきました。
「そうだ!国会前に行こう!」
地下鉄の駅からあがると、ちょうど国会前でデモをやっている最中でした。シュプレヒコールの声が聞こえます。チャンゴをたたいている人もいます。マスクはしていないは、ガサ物をいっぱい持っているは、もうかなりヤバイ状態だったのですが、思わず信号の向こうのシュプレヒコールに唱和してしまいました。そして、信号を渡って、デモに合流。といっても、デモのゴール地点だったんですけどね。
そこでしばらく総括集会みたいなことをやったあと、ダラダラと歩きながら移動。「あ、まだ集会やってる」と思って話を聞いていると、どうやら◯中の人たちのようです。で、またブラブラと国会のまわりを歩いてみました。
歩きながら、携帯でニュースをチェックすると、「参議院本会議で強行採決。成立」という文字が…。そうか、あのデモは強行採決のあとの抗議のでもだったんだ。
闘いのあとには、警備の◯機のみ。そこには日常がありました。そんなわけないのに…。