ふと思い立ってつくった教具第2弾。
「つくろう」
と思い立って、技術職員室に行って
「番線ください」
あとは、ペンチを使ってグニャグニャ曲げたらあっという間に完成です。
前作は「微分係数理解マシーン」でしたが、今回は「2次関数最大最小理解システム」です。
使い方は簡単です。グラフに沿いながら横に渡してある番線を上下させます。番線にチョークをあてておいて、それをy軸に沿って上下させば、見事に値域が色塗られます。で、一番上が最大値で一番下が最小値。ちなみに、黒板への固定はガムテープで行います(笑)。
もちろんコンピューターで再現することもできるわけですが、けっこう大がかりですし、なによりも「ブラックボックス」っぽくていけません。その点、この「システム」だと、手づくり感満載ですし、生徒に補助させないと使うことができないという、最大の利点もあるわけです。
「こんなもんつくってる教員、たぶん世界でひとりやで」
とか、テキトーなことを言っておけば、生徒をだますことも簡単(笑)。
「どんだけかかったん?」
と聞かれたら
「30分もかかってつくったんやで」
「30分しかかかってへんのや〜(笑)」
と、ウケをとることもできます。
まぁ、授業なんて笑いをとってなんぼですからねぇ。
カテゴリー: 趣味
やっぱりお散歩
朝起きると、ちょっとはマシな朝です。確かに寝不足ではあるけど、昨日の夜急遽呑んだヘパが効いたのか、はたまた飲む量を控えめにしたのが効いたのか。
おかげさまで、朝ご飯時にモーニングチューハイを飲む程度の元気はありました(笑)。
なんか、前回の卒業生の会の時に
「次回は散歩をする」
とか口走ったみたいで、結局散歩をすることになってしまいました。
にしても、歩きはじめたら、バケツをひっくり返したような雨が降りはじめるのはお約束かな。でも、せっかくなので、40番地跡〜七条通りまで、こってりたっぷりとお散歩をしてみました。
次回は七条以北やな…。
その後、片づけをして、お昼ご飯。今日はあまり時間がないので、久しぶりの「わかば」で、しばし食べ・呑み・しゃべりの時間を楽しみました。
さて、家に帰ったら晩ご飯をつくらなくちゃ。
で、卒業生の会
交流会と並行して卒業生と連絡をとりあっていると、
「今日は人数が少ないみたいだからやめようかと思ってる」
というメールが来ました。
でもね、やめたらそれまでなんですよ。だから
「とりあえずやろう」
とメール。
昼の部*1が終わってから、ダラダラと待つこと数時間。気がつくと、20認知会人間が集まっています。いわゆる「卒業生」は少ないけど、そこにいる人たちは、みんな「卒業生の会」だから集まった人たちです。たしかに高校生だとハードルは高いかもしれないけど、卒業生達なら充分太刀打ちできる人たちです。中には日帰りのつもりだったけど、子どもたちを実家に預けに行って、一緒に一晩宴会という人までいました。おかげさまで、えらいディープな会になりました。
やっぱり続けることが大切なんですよね。
*1:中高生主体の交流会
ひとりの重み
朝起きると7時過ぎ。やばいです。ここから何時間で帰れるだろう。とにかく雨の準備をしてスタート。さいわいにして、9時半頃には家に着きました。
シャワーを浴びて準備をして、東九条へ。今日は「京都・在日外国人生徒交流会」です。
とはいえ、到着してしばらくは、UIコンビとか昨日の興行師の方とか、はるか昔の生徒達。しかも、日本人ばかりです。そのうち、やってきたのも卒業生。今日は朝から「卒業生の会」かなぁとか思っていたら、初参加の人が来ました!
ここからは卒業生へのメール作戦です。ひたすら
「中国人の子が来た!今すぐ来て!」
みたいな。
うれしいことに、何人か来てくれます。頼りがいがあるなぁ。
結局「生徒」に相当する人はその初参加の人ひとりだったんだけど、その中国人の子に先輩達を会わせることができた、そのことだけで、今回の交流会は
「やってよかった」
と思うことができました。たぶん、交流会ってそういうことなんだ…。
お詫びに行く
放送部の連中に
「放送コンテストの結果、ちゃんとSORDに報告に行けよ」
と言っていました。
で、今日行くことになったとか。
わたしもいっしょに行きたかったけど、仕事が終わらないのがありありだったので、断念。でも、どうせ10時ぐらいまでおられるとのこと。子どもたちが帰った後でいいから顔を出そうかなということで、行ってみました。
事務局長と話をしながら、あらためて
「優しいなぁ」
と思いました。
なんというか…。
結局、うちの子ら、取材をしているつもりだったかもしれないけど、けっこう鍛えてもらっていたんですよね。で、その「鍛え」に耐えきれなかった。それがうちの子らの弱さなんですよね。
3年生はともかく、2年生の連中、来年までの育ってくれるかなぁ…。
それこそがきっと恩返しなんだけどなぁ。
話し込むことがやっぱり大切なんだ
今日は、人権教育関係の現地研修会。京都市内の某ムラに行きました*1。
まずは、ツラッティ千本を、職員の方に案内してもらいながら見学*2。古地図がすんごくおもしろい!今の場所と比較しながら見るのもおもしろいし、描き方から当時の「中」と「外」の意識がわかるのもおもしろい。あと、屏風絵ですね。中沢新一の『僕の叔父さん 網野善彦』だったかに書いてあった気がするけど、網野善彦は屏風絵を見る時は、端っこをたんねんに見ていったとか。たしかにそうやって見ると、周辺部分にさまざまな被差別民が描かれていて、ほんとうに興味が尽きません。
その後、雨の中をフィールドワーク。今回は「まちづくり」というテーマなので、そのあたりに留意しながら歩きます。すると、今まで気がつかなかった、小さな小さなことに気がつきます。
午後からは、まちづくりについての講演と、教育をめぐる課題についての講演。
まちづくりとひとくちで言っても、膨大な時間と労力がかかるんですね。でも、自分(達)が納得できるものをつくりだすためには、その時間と労力を惜しんだらダメ。ましてや、一軒の家を建てるわけじゃなくて、そのことを通して「まち」をつくろうとするわけで、そこにはそれを仕組む側のさまざまな「しかけ」があります。そんな苦労話を聞かせてもらいました。
後者については、部落出身であることを「いつ伝えるか」「いかに伝えるか」「誰が伝えるか」ということが論議になりました。すごいと思ったのは、そういう保護者の悩みをビデオで見せて下さったこと。まず、そういう話ができるところまで話し込み、それを撮影させてもらうところまで話し込み、それを講演で使わせてもらうところまで話し込まないと、きっと実現しません。そんな話込みを通して出てきた映像であるからこそ、ほんとうに考えさせられるんですね。
まちづくりにしても、人づくりにしても、まずは話し込むこと。そんなことを感じさせられた研修会でした。
決戦の結果・その2
ラジオドキュメント部門は、予選通過作品の中では最下位。朗読部門もダメ。てことで、今年も東京には行けず。まぁ、顧問がコンテストがあることを忘れて用事を入れている時点で、ダメダメなんですけどね。
にしても、講評はずばり核心をついていましたね。
着眼点はいいけど、自分の意見が出ていないのが残念。
まさにその通りなんですよ。さらに、アナウンス部門の講評の方がいいことを言っておられました。
放送局がほしいのは、好奇心を持っている人。そしてそれを解決しようとする人。そしてそれを伝えたい人。
アナウンサーの資質としてこの話をされたのですが、ドキュメントでも同じことですよね。
さぁ、連中は、これをバネにして、来年へ向えるかなぁ…。なんしか、取材先にお礼に行かなくちゃ。
片づけ
子どもたちの話しあいは続いています。でも、そろそろ片づけを開始しなくちゃなりません。食器については、オブザーバーの人たちや引率教員がほとんどやってくれています。最後の仕上げをしたり、掃除機をかけたり。
そんなことをしながら、「話し込み」のサポートをして体力の限界を迎えている卒業生としばし話。
「わたし、基本的には昔から話しあいの場所にはいなかったやろ?」
「そういえばそうですね」
てな話から、イベントを進行するには「プログラム」と「マネージメント」のふたつの仕事があることなんかをちょこっと話してみました。
たしかに子どもたちの話を聞いて、時としてしゃべってというのはすごく楽しい。でも、「マネージメント」の楽しさもまたあるわけです。
キャンプをやっている時に学んだことは、マネージメントはひとつ先のプログラムのために動いているということです。まぁ先読みをしながら動くということでしょうか。「今」と「次」がうまく用意されると、プログラムがうまく進行していく。で、わたしはどちらかというとマネージメントよりの人間なんだろうなぁと、自分のことを考えています。
生徒達もそういうわたしのスタンスは、きっとうすうすわかってくれていて、だからこそ、事前合宿でも事後合宿でも、常にわたしがいることを理解してくれているんだろうなと思います。
てなことを話ながら、いよいよ事前合宿も終了。みんなで記念撮影をして、忘れ物チェックをして、東九条を後にします。8月に鈴鹿で会いましょう!
決戦の結果・その1
ラジオドキュメント部門予選通過。朗読部門・1人予選通過。
ラジオドキュメントはともかく、朗読部門が通過したのは久しぶりですわ。
てことで、その生徒の朗読を聞いて、とりあえず午前の仕事はおしまい。会場を後にして、またまた別の会場へ。
とりあえず朝食
きのうの晩はふとんにもぐり込むことはできたものの、うつらうつらしてはフッと起きが続いて、あまり寝られませんでした。こんなんで体が持つんだろうか…。
このまま寝ていてもいいけど、やはり朝ご飯をつくらなくちゃなりません。のろのろ起き出して、残った食材を見ます。ふむ…。
まずは残ったカス飯でおにぎりですね。汁は必要として、具は…。と、残った水ぎょうざの皮ですいとんをつくりはじめる人がいます。これいいですね。なんしか見通しができたところで、わたしは会場を後にします。