まぁこれもよしとしよう・リビングライブラリー(2日目)

わたしは、基本的には、リビングライブラリーって、「未完成」な話があって、そこからいろいろ一緒に話をしていくのがいいんじゃないかと思っています。なので、できれば30分をすべてわたしがしゃべるんじゃなくて、まぁ20分ぐらいは話をするけど、あとはいろいろよもやま話ぐらいでちょうどいいんじゃないかと思っています。ところが、今回*1、30分全部しゃべってしまうんですよね。しかも、「まぁこんな感じで生きてます」ってところまでいってしまう。こうなってしまうと「オチ」がないわけです。これが困る。
実はこの悩み、昨日からずっとあったんです。
でも、今日、最後の2セッションを話しながら、
「もしかしたらこんなんでもいいのかもしれない」
という気がしてきました。
たしかに、トランスのこと「を」知りたい人もいるのかもしれません。でも、ことによったら、トランスの話、あるいはわたしの話を聞くことを通して、まったく別のことを考えてもらえるかもしれません。なんか
「今日、話を聞いて元気をもらえた」
と言ってくださった人がおられたんですよね。これって、わたしもまた元気をもらえるし。

*1:前回もか

時間が足りないかも・リビングライブラリー(1日目)

さて、いよいよ今年のリビングライブラリーの開始です。今年わたしに与えられたテーマは「教壇にあがるとザワッ −トランスジェンダー教員の風物詩−」です。1年目はわたし自身のこと、2年目は家族のことだったので、今年は生徒との関係を語ってほしいということのようです。
やっぱり「物語を語る」って、けっこう難しいです。というのは、「今」を知ってもらうためには、やっぱり「その前」を知ってもらわないといけません。ところが、このあたりの話をすると、これが長い…。まぁ、さすがにセクシュアリティの基礎知識みたいなことは言いませんが、やっぱりある程度自分のライフヒストリーを話さなきゃならないわけです。
さいわい、悪趣味なアルバムなんてぇのがあるので、こいつをリメイクして、まずはウケをとることにしました。これはこれで、それなりにいい感じです。そこからあとは、ある意味「話」としてはまったく新しいバージョンです。でも、そういう意味では「パート2」のためのいいネタづくりになった気もします。ラッキーかな。

もうやけくそだ

で、夕方*1Uさんとわかれて*2、そこからテクテク北上しはじめます。で、結局家まで歩いてしまいました。
出町柳から家まで、距離は約5.5kmですね。
さすがに家に帰ったらかなり疲れていました。で、パートナーが
「お風呂わいてるよ。あ、疲れてるんだったら、ワインを入れたらいいよ」
とアドバイスをしてくれました。で、ワイン風呂に入ったら、完全にのぼせてしまいましたよ(笑)。で、パートナー曰く。
「ごめ〜ん。お酒呑んでたんや」
呑んでるに決まってますやん(笑)。
さて、晩ご飯を食べて、早々に寝ますか。
なんしか今日歩いた合計距離は約14kmですわ。
にしても、あした、仕事か?

*1:何時か覚えていない

*2:だいぶ「一緒に歩こう」とかからんだみたいだけどね…

久しぶりの散歩

今日は10月にO市でお世話になった人々を案内して、いつものお散歩コースを歩くことになっています。なので、合宿の方は早々に退却。
とりあえず家に帰って体勢を立て直してスタートです。とは言え、しんどいわ…。結局昨日は全然寝られなかったしなぁ…。
で、京都駅で合流。そこからパッチギゆかりの地を訪ね、40番地跡を訪ね、オールロマンス事件ゆかりの地を訪ね、いつものパターンのお散歩がはじまります。もちろん今日はフルコース。なので、そこからさらに北上して、最終的にはおたふくまで歩きます。
まぁわたしにしてみたら「いつものコース」なわけですが、はじめてこられる方々にとっては、めまぐるしく変わる京都の風景は、やっぱり驚きなんでしょうね。おそらくは、京都って、聖・俗・賤が入り乱れた場所なんじゃないかと思うんです。で、それらはおそらくは一体となっている。ところが、京都をとりあげる時、どうもそれらのひとつひとつを独立して扱ってしまうんじゃないかなぁ。いつものお散歩コースは、そういう意味では、いい京都観光(笑)だと思いますよ。タダだし(笑)。
ちなみに歩いた距離は、約5.5kmですね。

今年は鍋か

今日〜明日、放送部の卒業生達主催の「裏合宿」です。
例年はもう少し早い時期にやっていますが、今年はいろいろあって、この時期にずれ込みました。さすがに12月は寒いので、焼肉はやめにして鍋にしました。とりあえず鍋は2種類やることにして、ひとつはわたしの担当と言うことにしました。なんか、連中はちゃんこをやるみたいですが、わたしはやっぱりビェンローです。
なんしか夕方に集合して、いつもやっているキャンプ場に行きます。で、さっそく準備。と言っても、すべて準備してあるので、あとは鍋にぶち込んでグツグツやるだけです。
バンガローにはこたつがあって、これがなかなかいい感じを出してくれています。やっぱり、鍋・こたつ・ビールは最高ですね。で、卒業生達と気のおけない話をしながら夜は過ぎていきます。
しかし、ヤツら、強いな(笑)。

やっぱりおもしろい

今日の午前は、某町の人権教育連絡会。これ、地域の保・小・中・教育委員会・児童館、そして高までが一堂に会して、地域の教育問題、とくに学力に関する研究をしているグループです。ちなみに、教育委員会が主催しているとは言え、相互の関係は完全にフラットです。誰がなにを言ってもかまわないというのがルールです。
で、今回のテーマは「家庭学習」。やはり小・中のとりくみはすごいです。学年として、あるいは学校として、明確な方針を持って全教職員が協力をしてやっています。振り返って、高校を見ると、やはり足並みが全然そろっていません。まぁ人数が多いということ、分業体制が敷かれていることは大きな要因ですが、それ以上に
「高校生は自分でやってあたりまえ」
という暗黙の前提があるんでしょうね。だから、そのことが全体の課題にならない。勢い、一部の人に負担がかかってしまう→中途半端になる→生徒がきちんとやらない→やっている人間の徒労感がつのる。という悪循環に陥ってしまうんじゃないかなぁ。
一度、中学校の実践をみんなで学ぶ必要があるのかもしれないなぁ。

trans teacher's networkの立ち上げか?

当然終わってからは懇親会。どこに座ろうかと思ったけど、話をしている最中ずっと笑顔で聞いてくださっていた方のところにいってみました。すると、そこにおられた3人、全員が同業者。いやぁうれしいです!
それぞれが職場でどんな感じなのかとか、いつ頃吹っ切れたかとか、そんな話をしみじみと話します。
在職トランスって、もちろん他の職場であってもわたしたちのギョーカイでも、その困難さは同じです。ですから、話題としては共有できるところはたくさんあります。でも一方、わたしたちのギョーカイならではの「やりやすさ」もあるし「困難さ」もあります。それは、他の職場であっても、それぞれの「違い」があるのと同様の話です。なので、在職トランス同士で話をしても、やはり同じギョーカイであれば、やはり重なるところが多いのは当たり前なわけです。そんな意味で、すごく共感を持てたんですよね。
で、思わず、
トランスジェンダーの教職員同士でゆるやかなネットワークをつくりませんか?」
と提案してしまいました。
ひとつは、トランスジェンダー教職員の課題の共有って大切な気がするし、もうひとつはトランスジェンダー生徒のサポートのためにも、そういうネットワークって大切な気がするんですよね。
といっても、まぁできることって、MLでダラダラしゃべったり、なにかの機会があったらオフ会をやる程度のことなんですけどね。

てことで、そんなことを考えているので、たまたまここを読んでいて、興味を持たれて、「ええなぁ」と思われた学校関係者の方がおられたら連絡ください。あと、3月のGID学会に参加されたりしていたら、声をかけていただけたらうれしいなぁと。

なぜか北の街へ

夕方、なぜか飛行機に乗り、降りたのは秋田。と、北海道のT村さんからきっちりメールが入ってきています。なんでも、駅前の飲み屋でスタンバってるとか。
急がなくちゃ…。つっても、急いでもらうのはバスなんですが。
ちなみに、バス乗り場の人にホテルの名前を伝えたら、鈍行のバスをすすめられてしまいました。まぁ親切なんだろうけど、15分遅くなるやんか…。

久々に!

何年ぶりでしょうかねぇ。ジャージを着て、ジョギングシューズを履いて、グランドに立ったのは。
いや、単に夏以降なんとなく身体がぷくぷくしてきたので、ちょっと危機感が漂ってきていまして。なので、マジで身体を絞ろうかと。
てことで、今日から走りはじめます。
とにかく、時間の隙間を見つけて走りましょう。

ちなみに今日は20分。たった20分だけど、けっこう気持ちよかった。

とつとつとはしているけどね…

今日はデートDVについての校内研修。講師はアウンジャの方々です。
アウンジャって、うちの職場の地元で活動されていて、その存在は知ってはいたのですけど、どういう感じのところかぜんぜん知りませんでした。
一方、例えばデートDVにかかわって、いろんな団体が研修をしておられますし、わたしが知っている人たちもけっこうたくさんの人が講師をされています。で、今回どの人に頼もうかと、ずいぶんと考えました。で、やっぱり直接の知りあいから頼むわけでして。このあたりの人は、基本ピンでやっている人ですから、まぁある意味「聞かせる」テクニックを持っておられます。
ところが、今回いろいろあたってみたのですが、日程調整がつかなかったんです。でも、みなさん口をそろえて
「いつきさんの職場ならアウンジャがあるじゃないですか」
と言われるわけでして。
なので、アウンジャに講師依頼をしてみたわけで…。
で、実際にアウンジャの人たちと連絡をとってみると、ある意味、あまりにも普通の人たちです。いわゆる「ピン芸人系」ではない。
さらに、今日の講演、お二人で来られたのですが、講演直前まで綿密な打ちあわせをしておられます。すごい…。
で、話を聞きはじめたのですが…。ほんとうにマジメ。いや、いい意味でです。
わたしなんて、ある意味、上滑りな言葉もたくさんあるわけで、まぁ、漫談です。に対して、アウンジャの方の話って、ほんとうにきちんとしている。
うちの職場の人たちって、「話し上手」な人の話を聞き慣れているんじゃないかな。となると、今回の講演って、案外キツイかもしれません。でも、話の内容は、すごく濃密。すんごい勉強になりました。
やっぱり、ああいう話が大切なんだよなぁ。つっても、いまさら芸風は変えられないけどね。