研究会でレポート→結末

今日は研究会でレポートです。とはいえ、人権教育関係の研究会ですけどね。
てことで、なかまの車*1に乗せていただいて、日本海近くまで移動です。
朝けっこう早く出たら、到着もけっこう早くて、かなり時間があまりました。本来は本でも読みながら勉強しなくちゃならないのですが、結局ダラダラとしながらあちこちあいさつをしたりちょっかいだしをしたり。
そうこうするうちに、特別報告。とてもていねいな実践やなあと思いながらも、やはり小学校のとりくみなんですよね。高校では手法が違うやろなぁと思いながら聞いていました。
まぁ、この研究会、ほとんどが小中の人たちなんで、アウェイ感はかなり満載です(笑)。
で、午後からは分散会。こちらがわたしの出番です。
わたしを含め、四本のレポート。でも、高校はわたしだけ。というか、この研究会全体20本のレポートのうち、府立学校から出しているのが2本で、支援学校と高校が1本ずつなんですよね。まぁいいです(笑)。
わたし以外の3本のレポート、これがまたていねいにとりくみをしておられます。「課題を持つ生徒」に焦点化して、その子をとりまく子どもたちにも働きかけながら、全体が育っていく感じが伝わってきます。
でもね、でもね。
ここ、人権教育の研究会なんですよね?なにかがズッポリと抜け落ちている気がしてしかたないのは、わたしみたいな「古い人間」だけなんだろうか…。
で、わたしの出番です。
「すみません、わたしひとりの実践ではないです。勤務校の実践でもないです。京都だけの実践でもないです」と前置きしてトランスジェンダー生徒交流会のことについてレポートしました。もちろん結びの言葉は「宣伝です」です。
「広げる」ことが苦手なわたしは、こんなところでレポートする以外、知ってもらう機会がないんですよね^^;;。

帰りの車で、なかまに感想聞いたら、
「まぁ、インパクトでは今大会一番やろなぁ」
でした。そりゃそうでしょ(笑)。

で、夜にメール。
「決まったよ」
はぁ…。岡山行きですか(笑)。

あれ、京都府の代表になるのか?
でも、関西から全国から、きっといっぱいなかまが集まってくれるはずのレポートだよねo(^^)o

*1:BMW〜o(^^)o

突然フィールドワーク

今日は伊丹の人たちのフィールドワークが京都市内であるとか。知り合いの渡辺さん@穀雨企画室の案内だとか。東九条マダン事務局長でもある渡辺さんがどんな案内をされるのか、すごく興味があったので、
「これは行きたい!」
と思ってました。でも、通常営業日なので無理かなと思っていました。で、けさのけさまで迷っていたのですが、
「やっぱり行こう!」
と決断。管理職にも話を通して(笑)、昼前にガッコをりだりだ。
円山公園でお弁当を食べて、待ち合わせ場所へ。と、向かってる最中、渡辺さんとばったり。ちょうどいいので、いろいろ互いに近況報告をしたり、愚痴を言いあったり(笑)。
で、フィールドワーク開始。伊丹のみなさんはすでに午前中の部を終えられています。午前は鳥野辺の話だったとか。行きたかったぁ!で、午後の部は花街*1の話。たしかにこのへんはそうですわな。その後、阿国の像へ。
「江戸期のはじめのことなんですが、やはり女が男の格好をして踊ることはダメだったんでしょうねぇ。で、男がやりはじめたけど、歌舞伎には女役もいる。だから女形も出てくる。でも、女が男の格好をするのがダメなら、男が女の格好をするのもダメだと思うんですがねぇ」
って解説があったので、思わず大ウケしてたら、伊丹の皆さんも気がついて、みなさん大ウケ。と、渡辺さんも大ウケ。
「それが、現代はこうなるんですよ」
と、わたしを指して言われたので、思わず阿国の像に向かって
「先輩!」
と叫んでしまいました(笑)。
今度から使おう(笑)。
そのあと、東九条へ。こちらの方はマダンセンターで、東九条マダンの話。途中何回かこちらにも振られて冷や汗かきました^^;;。
それにしても、渡辺さんの案内、幅広さだけではなく、あちこちに小ネタがあって、
「深いなぁ」
と思いました。うん、勉強になった!
伊丹の皆さん、渡辺さん、ありがとうございました!

*1:「かがい」と読むそうな。そう読まないと、そのスジ人から笑われるらしいです^^;;

大人の遠足

今日はヒューライツ大阪主催の「大人の遠足」の引率です。
この話が来たとき、正直ビビりました。もちろん、何度も何度もお散歩の案内はしていますが、完全に我流。というか、ウソ混じりの案内で、文献読みながら、いまも「加筆修正」しながらの案内です。まぁ、あくまでも趣味の延長、アンオフィシャルということです。
それが、今回は完全にオフィシャルな話です。しかも、もう一人の引率は、東九条にかかわり続けておられる村木さん。役者が違います。もうほんまに、どないすんねんという気分です。
まぁ、仕掛人のうちのひとりがA久○さんなんで
「してやられたな」
ということですね。

で、そろそろ現地に向かおうとしていると、N村I成さんからメール。
「集合場所は京都駅のどこやったっけ?」
「ちゃうちゃう、十条!てか、あんた、なんで昼から来るねん。夜の要員ちゃうの?」
「まぁまぁ」
みたいなしょーもないメールをしながら、現地へ。
到着したところで、ぱくくねさんと村木さんとあいさつ。村木さん
「はじてまして」
って言われるので
「はじめてとちゃいますよー」
だって、ずっと前から知ってますもん。話はしなかったけど。で、どうしてもわたしがイメージできなかったみたいなんで、必殺技・昔の写真攻撃です(笑)。
と、すぐに
「あー!」
てことで、無事認識してもらえました(笑)

大人の遠足の前半は村木さんから東九条の歴史と現状の話。どんどんネタが食われていきます^^;;。でも、村木さんの真骨頂はやはり現状ですね。10年以上前からこだわりかかわり続けておられる経験から語られる言葉は、通りいっぺんの話じゃないです。しんどいことも楽しいことも包み隠さず話をしてくださいました。
で、わたしにどうしろと(笑)?
とりあえず、映像をチョコチョコ見ていただいて、わたしの中途半端な立場*1をあらかじめ伝えておきました。

で、いよいよ引率開始。はじめはどうなるかと思いましたが、そういえばぱくさんから
「いつきさんのこだわりでいいよ。いつき流でいいよ」
と言われていたことを思い出して、いつも通りの話をしたら、なんとかなった気がしました。まぁ、気がしたのはわたしだけかもしれませんが^^;;
てことで、大緊張だった「大人の遠足」終了~。

*1:1、ウソが混じってる。2、質問はするな^^;;

祭だー

その祭は、火曜日の夜、寝つけないままに、とあるサイトを見たときにはじまりました。そこには、9月26日に祭りがはじまることを予感させる記事がありました。
あわてて某巨大掲示板を見に行くと、同じようにその記事を見た人々が、半信半疑のまま騒いでいました。なにせ、そこの住人、この祭りを数ヵ月前から待ち続けていましたから。
そして昨日の夜、そこの住人たちは「まるで遠足の前の日の夜」のような、寝られない夜を過ごしたようです。
そして、待ちに待った今朝、祭りははじまりました。あちこちで人柱になる猛者が祭りに参加して、報告をしまくります。なんという優しい猛者たち!そこは祭りを待ち続けた仲間たちの一体感あふれる場所でした。わたしはその報告を垣間見ながら、歴史の瞬間に居合わせた感動を感じていました。
でも、仕事中の祭りの参加はご法度です。とにかく仕事を片づけ、同僚に
「わたしもwktkしてくる」
と言いはなって、家に帰りました。
家に帰った瞬間から、わたしも祭りに参加です!
長い静寂ののち、見たことのない風景がわたしの前にあらわれました。
「これが祭りの現場か」
と思いました。とうとうわたしのところにもアイスクリームサンドイッチが来たのです。
さて、これからはこいつとのつきあいがはじまるんだな…。

ふれあい心のステーション

今日明日と二日間、大丸で「ふれあい心のステーション」というイベントがあります。
これ、京都府内の支援学校が一堂に介して、ふだん自分達がつくっているさまざまな製品を持ってきて、展示即売会をやっているんです。もちろん売るのも自分たちじしんです。このあたりは実習なんでしょうね。
それ以外に、啓発的なこととか、就労のこととか、いろんなことをやっています。まぁ、社会にたいして自分たちのことを知ってもらう大切な機会なのかな。
もちろんそれ以外に、子どもたちどうしの交流もあるかもしれないです。
で、今日、行ってきました。
最初に「製品」って書きましたが、まさに製品です。作品ではありません。
オリジナリティを競うのではなく、きちんとした製品です。
何度か支援学校を見学したことがあるので、子どもたちが時としては地元の専門家から技術を習っているところとかは見させてもらっていたのですが、こうやってすべての学校の製品が並ぶと壮観ですねぇ。しかも安い!
で、わたしはブックカバーとペンケースと茶碗を買ってしまいました。

使うのが楽しみだわ。

某外国人教育関係の会議

今日は恒例の某外国人教育関係の会議です。
まぁいつものとおりの会議でしたが、またまたひとつ仕事を背負い込まされてしまいました。
「本部がやる」
とか言ってたけど、わたしも本部じゃん(;_;)。てことで、またまた関係諸方面にいろいろお世話にならなくちゃならないことになりました。
会議が終わってから、恒例の呑み会。ですが、行くのはやんぺ。いや、体調があまりよくないこともさることながら、パートナーの体調も気になるしね。
で、家に帰ってビールを呑みながらパートナーとダラダラと話。会議の皆さんには不義理しっぱなしで悪いけど…。

シンポジウム「同和問題にかかわる市民意識の今」

今日は午後から世界人権問題研究センターのシンポジウムがありまして、行きたいな、どうしようかなと思っていたのですが、やっぱり行くことにしました。
授業が終わってバタバタかけつけると、会場は満席です。ほどなく、わたしの前に座る人ひとり。んー、なんとなく似てるな…。てことでメール。
「いまシンポの会場に着かはりました?」
「いつきちゃん、いてるの?」
「なーんとなくうしろにわたしがいる気がしてるの」
と、振り向いたのはK本りささんでした(笑)。
はともかく、シンポジウムですね。
出てくるデータがおもしろい。なんというか、予想を覆すというか、極論したら「こんなことなら、とりくみしてもしなくても一緒やん」みたいに読みとれてしまうデータなんですね。でも、たぶんそれは極めて表層の「読み」でしかない。
例えば、「女性のほうが子どもの結婚に際して忌避感情が働く」みたいな統計結果があったりするのですが、おそらくそれは、女性のほうがより結婚に左右される可能性が高く、そのためのリスクマネージメントをしてしまうと考えることもできるかと。となると、根底にあるのは差別意識というより、そういう社会構造に置かれた中でのジェンダーバイアスの問題と捉えたほうがいい。みたいな話があるわけで。
で、今回のシンポジウムでは、そういう「生データ」を、それぞれのシンポジストのみなさんがどう料理をされるかというあたりが面白いわけで。で、話を聞いていると、それぞれの問題意識の所在がとてもよくわかります。その「差」は、ひとつには世代の違いかな。たぶん、わたしよりちょい上の世代の神原さんと伊藤さん。そして、わたしよりちょい下のA久○さん*1。世代の違いは、そのまま「学生・研究者・教員としての育ちの違い」に結びつきます。ちなみにわたしは神原・伊藤世代の影響を強く受けているので、身体はそちらに反応をします。でも、思想的には阿○Zさんの影響をかなり受けているので、そちらは捨てられない。まぁ、どちらもある程度わかるからこそ、その「差」を楽しめるのかな。
てことで、かなり楽しいシンポジウムでした。

*1:なんで伏せ字(笑)

ニューアイテム

そんななか、ふと思いついてニューアイテムをつくってしまいました。

これ、サインカーブ理解システムです。

溝が斜めにきってあります。これ、螺旋状にちょうど一回転するようになっています。そこをガイドにしながら四角い木の部分を回転させながらずらしていくと、竹ヒゴの先端はサインカーブを描きます。
まぁ単にそれだけのことですが、いままでよりはちょっと高度かな。作成時間もいままでより長い一時間半。いちばん苦労したのは溝堀り。なにせ、彫刻刀の一本彫りです。おかげさまで、中指の皮がむけちゃいました(笑)。
これで理解が進むとは思えないけど、頭の片隅に印象が残ってくれたら、指の皮もうかばれるというものです(笑)。

これも人権

今日はうちの職場の人権教育研修会です。つまり、わたしが企画する側ってことです。
講師は佛教大学の原さん。最近、超売れっ子です。だからというけではぜんぜんなくて、臨床教育学的な観点から、今どきの若者のありかたの分析と、うちの職場の子どもたちに必要なことについてヒントがもらえればと思って依頼をしました。
なんでも午前中の会議が大幅に押してきたとかで、最初は助手をしておられる方が話されたのですが、これがけっこうおもしろい!途中交代されて帰られたのですが
「あのまま続けられたらいいのに」
と、つい言っちゃいました。そりゃ、一緒に研究してこられた方ですからあたりまえか。にしても、急遽引っ張り出されてかわいそうだったなぁ^^;;。
で、原さんの話ですが、さすがに慣れたものです。と同時に情報量がすごい。そんな話を聞きながら、たぶんうちの職場がうちの生徒にやろうとしていることは、そんなにはずれていたいんだろうなと、なんとはない確信を得ました。で、その源流をつくったのは、間違いなく一緒にムラの子らにかかわってきた先輩たちなんですよね。
あたかも
「進路部研修ちゃうの?」
な内容なんですが、「同和教育の総和は進路保障である」なんです。実は、人権教育って、学校づくりとイコールなんですよね。進路指導や生徒指導なんかと同様にね。
でもまぁ、そう考えている人は少ないんやろなぁ…。どころか(ry

フィールドワークに飛び入り

朝、犬に起こされてしまいました。
なぜかS田さんちの空くん@犬に昨日からかなり気に入られてはいたのですが、今日、ますます気に入られてしまったようです。伸ばしている手のところに口にくわえたおもちゃを持ってくるって^^;;しばらく抵抗したのですが、とうとう負けちゃいました(;_;)。
てことで、しばらく犬と遊んで朝ごはん。その後S田さんと一緒に近くの温泉。K村さんとこもそうだけど、近くに温泉があるっていいよなぁ…。
で、帰ってきたところでSやかさんという方が合流。実は、午後にフィールドワークがあって、飛び入り参加をさせてもらうことになったのですが、そこから米子駅まで送れる人がいなくて、その要員として急遽召集された方なんです。もうしわけないというかなんというか。でも、ご本人は
「いつものこと」
って笑ってはりました(笑)
で、3人で昼ごはんを食べて、いよいよフィールドワーク開始です。もっとも、お二人は
「暑い」
とか言って、事務所でしゃべってはりましたけど(笑)

フィールドワークの方は…。
なんしか暑い。でも、そんな中これまた熱い説明をしてくださいます。
まぁ、かつてのムラの姿が残っているところは、それこそ未指定でなければないだろうし、未指定でもおそらくはずいぶんと変わっているはずです。そういう意味では、
「こんなふうに変わった。そこにはこんなことがあった」
という話を、いまの姿を見ながら話をするしかないです。それは東九条も同じかな。なので、話す側の力量もさることながら、聞く側の想像力も必要になるかと思います。
そうそう、今日案内してもらったムラでは、経済的には苦しいものの、学力は高いとか。そこには保護者の努力がすごく関連してるということでした。このことについては、S田さんも話してられました。
んー、なんというか、社会的立場の自覚が、もしかしたら学力と相関関係があるのかもしれないですねぇ。
てことで、1時間半ほどのフィールドワーク終了。案内してくださった方、潜り込ませてくださった方、ありがとうございました!

あとはSやかさんの車で米子駅へ。古ーいつきあいのEみりちゃんと再会したりしながら車中の人へ。なんかウトウトしながら気がつくとおうちに帰ってました。
晩ごはんを食べて、ピカルを見て(笑)、さぁ寝ましょう。あしたから仕事だ(;_;)