テーマがわからん

朝、なんとなく頭がボーとしてます。なんなんだろ。それでも、とりま出勤。職場に着いたら、机の上に処理しなきゃならない書類があるし、昨日の復命書も書かなきゃならないので、さっさとすませて副支店長のところへ。
実は今年度、三者面談に通訳の人に来てもらわなきゃならない状況がうまれています。が、本店はお金の算段をするだけで、探してくれません。
「なんとかしろ!」
とは言ってるけど、それを待っててはダメなので、ありとあらゆる人脈[1]O阪大学関連とかSが弁護士会関連とかを使って、なんとか見つけています。
しかし、こんな人脈、誰が持ってるねん。みんな苦労してるけど、それはとっかかりがないからです。というか、どうやればとっかかりに行きつくかという術を知らないからです。ただ、とっかかりを見つける術があればそれでいいかというと、そういうわけじゃありません。とっかかりをから実現するまでには、それはそれで別の苦労があります。それをやって、ようやく通訳に来てもらえる。
まぁそれをうちのガッコでは実現してて、まわりのガッコの副支店長はビビってるらしいけど、それではダメですね。つまり「これだけの苦労をしないと見つからない」ということ「これだけの人脈がないと見つからない」ということ。そしてなにより「他の誰がこんな人脈を持ってるねん」ということです。おそらくは「いちヒラ教員」の枠を越えている。それを本店は認識しなきゃなりません。
まぁ朝っぱらそんな話を副支店長と話しました。
今日の授業は1・2です。1時間目は三角関数のグラフ書き。そんなに難しいかなぁ。2時間目は複素数平面。こちらはなにやってるかわからんやろなぁ(笑)。
ここからは、いろいろ外部とのやりとりがはじまります。と、副支店長が来て、番頭格の教員から
「いいですか?」
と呼ばれました。あんまりよくないんだけどね。とにかく部活の統廃合が喫緊の課題なんだとか。
まぁ言わんとすることはわかりますが、例えば通訳の話も喫緊の課題ですが、たぶんそれが喫緊の課題で、それをやってるとは思ってないだろうな。途中、呼び出しがあったので中座。帰ってきたら話し合いはほぼ終わっていました。
しかし
「どう思われますか?」
と突然聞いてくるのは、きっと話を聞いているかどうかを確認しているんだろうな。やれやれ。
放課後は夏休み中のスケジュールの確認。と、8月頭にあるお座敷、テーマは何だったっけ?そういえば電話でやり取りしたんだけど、メモを残していないので、どういう話をしたのか、なんとなくの記憶しかありません。しかたないな。聞いてみよう。
まもなくして返事が来ました。
「タイトルは「ジェンダー教育 誰も排除しない学校をめざして」です」
とのお言葉。そんな大きなタイトルをつけたんだ。恥ずかしいですね。
しかし、最近、もともとのお座敷とは違うオファーが来るようになって、なにがなんだかわからなくなってきています。
まぁでも「ウイング」が広がっているのかもしれません。それはそれでいいのかも…。

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1 O阪大学関連とかSが弁護士会関連とか

序列化はやめよう

朝、ずいぶんと体調はマシになってきました。が、どうせ、土日でダメになるんでしょうね(笑)。
今日は車出勤です。行きにガソリンを入れると、8000円近くかかりました。高いな。
職場に着いたら、今週のタスクリストを確認。ずいぶんとあれやこれや。気がつくと職朝の時間です。やれやれ。職朝のあとは立番。そして3連続授業です。
そういえば言うのを忘れていたな。
「みなさーん、来週の日曜、何がありますか?参議院選挙ですね。3年生は日本国籍を持っている場合は18歳になったら選挙権を手にします。ちなみに外国籍の人はいくつになっても選挙権はありません。この国の制度はそうなっています。だから、選挙権を持った人は、持てない人のためにも必ず行ってください。今回の選挙で、ひとつ気になっていることがあります。それは〇〇ファーストと言っている人々がいるということです。〇〇ファーストということは、同時に「〇〇ではない人」は2番目以降になるということです。成績つけて人を序列化しているお前が何をいうかと言われそうだけど、人権教育をしているわたしとしては、人を属性で序列化することは考えられないことです。なぜなら、この教室の中で序列化することと等しいからです。今回の選挙では、このあたりのことが争点のひとつになっています。選挙権をもつもたないにかかわらず、どんな人々がどんなことを言っているか、きちんと知っておいてください。くれぐれもSNSとかではなく、正確な情報を手に入れてください。そして、選挙が終わっても、政治に関心を持ち続けておいてください」
もしかしたら、日本人の子どもたちはさらりと流してしまうかもしれない「あのブレーズ」を、刃を突きつけられたかのように感じるかもしれない子どもが同じキャンパスに、あるいは同じ教室にいるかもしれないということは知ってほしいし、知らなきゃならんだろうと思います。
そんなこんなで3連続授業を終えて、あとはゲンコと向き合うなど。でも、なんか文章が出てきません。困ったな…。しかたないけどね。
そうだ、明日のメニューも考えなきゃ。帰りに買い出しをすれば楽ですね。てことで、帰りに食材を買ってマダンセンターに放り込んで、バイク屋さんへ。なにせ自賠責が切れてます。ここで大雨です。店先でバイクをいじっておられたお客さん、途方に暮れておられます。
しかし、このバイク屋さんもしんどくなってきたのかなぁ。ここに代わるバイク屋さんを探さなきゃならんのかなぁ。イヤだなぁ。ここがいいなぁ。
そんなことを考えながら、期日前投票です。入れたい人が何人もいるのは、悪いことではないかもです。とにかくみんな当選してほしいですね。
さてと。帰りますか。

なぜにコメンテーター

朝方、寝られませんでした。なんか、足がむくんで暑い。そうか、足を上げればいいのかな。台の上に足を乗っけて寝たら寝られました。
目が覚めたら6時です。が、今日の午前は出張です。なので少しゆっくりしましょうか。頃合いもよしということで、スタート。向かうは第2のふるさとです。
最寄りの駅で電車を降りて歩きはじめたら、車の中から声をかけられました。かつて担任をしてて、今は児童館で働いてるMさんでした。せっかくなので車に乗せてもらって、情報交換。
出張先の中学校に着いて校長室をのぞいたら、某連絡会の会長さんがおられるので、部屋に入って要望事項を少し話したり。ちなみに、この中学校には日本語指導を必要とする子がいます。なので、取り出しの部屋に行ってみました。すると、中学生
「guy?」
とか言ってます。まぁ、どこの国でもそうなるんだよ(笑)。このあたりは「普遍」というものです。ちなみに、会長さんの返事は
「high schook teacher」
でした。こうやって話をすり替えるのもまた普遍的な処世術ということです。なので
「mathmatics teachet」
と言うと
「oh」
となりました。こうやってすり替えを畳み掛けるのも、これまた万国共通です(笑)。
まぁこれからは、性別よりも数学になるでしょう。
で、会議です。まずは授業見学。みんなおとなしくなりました。そして活発でもあります。いい学校になったなぁ。本当に長い間実践を積んできたんだよなぁ。
ちなみに見学中、たくさんの教員とあいさつを交わせるのもこの中学校の特徴です。それだけ知り合いが多いということです。
で、情報交換会。しんどい状況は変わっていませんね。まぁそんなこんなで会議は終了。
ここから電車に乗って移動開始です。今日は宝塚の小学校で理科の授業研があって、なぜかわだしがコメンテーターをすることになりました。
おかしい。いろいろおかしい。
京都駅から新快速に乗ろうとしたら10分遅延とのこと。やれやれ。それでもなんとか間にあいました。
まずはH野さんの6年生の授業から。仮設実験授業です。おもしろい。今日のテーマは「さまざまなパートナー」です。大きくは問は3つ。はじめはコアホウドリの巣に卵がふたつあったところから。お次はペンギンの卵の話。そして哺乳類の話。それぞれと問が答えの選択肢を提示して、ディスカッション→意見表明→発表と進みます。
しかし、「卵2つが巣にあったのはなぜ?」に「浮気」と答えた小学生は、なかなかですね。とにかくおもしろい。もちろん目的は「自然界では同性で子育てするペアもあるよ」ってことの提示です。
ただ、H野さんは「「自然がそうだから人間も」という立場はとらない。なぜなら、自然のうちの都合のいいところだけを利用することになるからだ」とされます。
授業を聞きながら、ずっとこの意味を考えていました。
授業のあとは参加者全員がひとことコメント。えーと、聞いてないよ(笑)。たぶん誰もコメントしないだろうから、そのぶんしゃべってって言われてるよ。
まぁ、コメントしようとおもってたことをどんどん話されて、なにをしゃべろうかと。
てことで、いくつかの話をしたあと、さっきのH野さんの決意表明です。
「きっとH野さんは自然は自然として、何も評価せず、あることをそのままうけとめるとされてるんだろうと思います。そこに何らかの意味付けをすることこそ社会的な行為です」
つまり、「意味づけすることは社会的行為」ってことを際立たせるためには、意味付けをせずに、そこにあることを「あること」とだけ提示する。そんなことをされたのかなと。
コメントのあとは、マニアックな性の多様性の基礎知識です。これもまた、H野さんが言われていることと重なりますね。「存在そのものは、かつてからある」ということ。ただ、そこに「意味づけ」をする。その「意味」がさまざまに変化していく。というか、変化させていく。そういう社会的行為の歴史の延長に「いま」がある。
なんか、授業を聞くことを通して、より伝えたいことが鮮明化した気がしました。
しかし、時間が短い。とにかく1.2倍速で話して、なんとか予定していた4時半のチャイムとともに終わることができました。
授業研のあとは、校長室で少し話をして、駅まで送ってもらって、軽くいっぱい。でも、あくまでもクールダウンです。なので、すぐにバイバイ。
さてと。帰っておうちビールを楽しもう。

そういう感じだったのね→3回目

朝、少ししんどいですね。早く帰ってきたんだけどなぁ。まぁでも外飲みはしんどいのか。今日は荷物があるし、早めにカッコに行きたいので車出勤。
まずは今日のレジュメの印刷です。印刷しながら朝ごはん。今日のパンはイレギュラーです。

東大阪のラグビーカレーパンらしいです。まぁ、花園がありますからね。おいしかったけど、なかなか重い。
プリントアウトが終わったら職員室に持っていって、帰ってきて、あれやこれやしたら1時間目。少しボヤいてサクサク授業。2時間目も少しボヤいてサクサク授業。2時間終わると11時です。ここから2時間が、今日の唯一のフリータイムです。
てことで、午後の人権学習の機材準備をしたり、明日のレボートの仕込みをしたり。
しかし、英語科はなかなかにqueerです。ワークシートを使って「自分」を肯定的に引き出す作業をされます。そしてそれを友だちと交流する。なるほどなぁ。ちなみにプライドウィークの仕込みなんだとか。なるほどなぁ。
おべんと食べたら昼休みです。そのまま機材セット。と、今日の講師さんが来られる時間です。校門まで行きますか。
やがて来られました。今年も2年生1学期の人権学習は金和永さんの講演です。なんか、少し元気な感じですね。
とりますぐに体育館に来てもらって、そのままセッティング。間もなく生徒もそろって、人権学習のはじまりです。
まずはわたしからひとことコメント。
「ここの学校の人権学習はどんなのかわかってるね?差別されてるかわいそうな人の話を聞くわけじゃない。その人に思いやりを持とうという話でもない。今日のふぁよんさんの話はふぁよんさんのことを聞くためじゃない。ふぁよんさんの話を聞きながら、その背景にあることを考えてほしい」
たぶん何言ってるかわからないかもしれませんね。でもいいんです。
で、ふぁよんさんの話。
いいですね。延々と自己紹介をして、最後に
「ここで話している自分はナニモノなのか」
という問を立てて前半終了。生徒たちに
「わかる?」
と聞くと
「わからない」
という答えが返ってきたので
「それはちゃんと聞いてるからわからないんだよ。すばらしい!」
と返事。
そして後半です。まずはコメント。
「今日の話は「こんな差別をされました」というわかりやすい話じゃないよね?でも、それが大切なんだ。ふぁよんさんは「自分とはナニモノか」という問を立てられた。それは「探求」と一緒なんだよ。みんなもやってるね。だから、ふぁよんさんと一緒に考えていこう」
ふぁよんさんは、後半も相変わらず、複雑な問いに真正面からとりくまれます。なので、出てくる言葉は複雑です。今回も途中「ナニジン」をはさまれます。いいなぁ。
そんなこんなで最後のオチへ。
さてと、みんなどんな感想を書くかな。
終わったあとに新転任の担任さんに
「どうでした?」
と聞くと
「人権人権してなくていいですね」
とのお返事。複雑やな(笑)。まぁそうなんだけど、でも、逆にどんな話を聞いてきたんだ?まぁいずれにしろ、うちの人権学習はこんな感じですよ。
あとは崩しですね。すませてふぁよんさんを見送りましょう。
別れ際にこんな会話。
「来年もよろしく。来年が最終年です。次の人がお願いしたら別ですが」
「ほんとですか!」
と驚かれてしまいました。なので
「これまで来てくれた講師さんたちに集まってもらって呑み会したいね」
「ぜひやりましょう!」
さてと。お次は職会か。てことで、会議が終わったら5時をまわってます。まぁ、超勤四項目やしな。とにかく帰りましょう。
家に帰ってひと息ついたら、PCに火をくべました。
まずは明日使うプリントの作成。これ、職会があったからつくる時間がつぶれたんですよね。で、問題をチョイスしたところでタイムアップ。そしてzoom in!
今日はふぇみゼミ3回目です。今日からがいよいよ「本」の内容です。気分は「フルボッコ大会」です。まぁいいや。
ということで、今回は序章から第4章までを裏話も交えながらざっと話しました。終了したのは9時半前。さすがに疲れました。とにかくビールを呑もう。
寝る前に、プリントを完成させましょう。これで明日が迎えられる。

解放カルタ

朝、眠いです。が、今日で今週も終わりです。それだけを希望にして出勤です。
金曜の授業は1・2・3の3連続授業です。ということは、12時まで授業をしつづけているということです。ということは、午前いっぱいは他のことはなにもできないということでもありますす。
ただ、幸いにして2クラスは試験前の最後の授業でプリント学習です。なのでPCを持っていきました(笑)。ターゲットの子が質問には来たけど、それくらいですね。もちろん机間巡視[1]「きかんじゅんし」って、たぶん専門用語ですね。変換できません。をしながら質問に答えたりちょっかい出しはするものの、少しは授業以外のこともできたかな。
帰ってきたら、ひと息ついておべんとタイム。おべんと箱を洗い終わったら、出張の準備です。さて、出ようと思って、ついでに書類を出しに事務室に寄ると
「荷物が来てます」
「書類を持って行ってください」
と、次々に言葉が飛んできます。いや、あの、今から出張やねん。電車に間にあわなくなります。
「月曜日に」
と言って、そのまま駅へ。向かうは第2のふるさとです。今日はここの同研の総会です。
まずはみなさんと新年度のあいさつ。やがて総会がスタート。まぁつつがなく総会は終了。総会のあとは専門部会なんだとか。せっかくなので、人権同和学習の部会に参加することにしました。
レジュメを見ると「解放カルタ」とあります。もちろん存在は知っていますが、現物はみたことがないです。どんなんだろう。
と、部会長が「解放カルタ」の説明をされます。なんでも、昨日作成にかかわった方に聞きとりをされたんだとか。
まぁ簡単に言うと、もともとは「識字教室」があったと。ただ、もう少し活動のレンジを広げるために「婦人教室」に改変したと。ところが、活動が拡散してしまった。そんな時に、全研に参加して岡山の実践で「解放カルタ」のとりくみを知ったと。で、自分たちもとりくもうとされたと。
説明を受けたら、実際にカルタをしてみました。
なんというか…。部落解放に向かう熱い気持ちが伝わってきます。なんか、すごく前向きです。そして、希望にあふれている感じがします。なんなんでしょうね。昨日読んでた文章は『月刊スティグマ』の2025年5月号の記事なんですが、それを思い出しました。まさに運動の黎明期という感じがします。いや、解放カルタそのものは1990年代につくられてるので、成熟期なんですが、そこに描かてる世界は黎明期なんですね。
なんか、こういう思いを「引き継ぐ」ことが大切なんだろうなと思います。
そんなことを話したら、ムラ出身の教員が
「この世代の人たちは、子どもたちには同じ思いをさせたくないと思って運動をされてたんです。だから、逆に引き継がせようとは思ってなかったんです」
と言われました。
うん。それはそれでいいんです。「引き継げ」と言わせようとは思っていない。でも、次の世代が「引き継ぎたい」と思えるようなとりくみを、わたしたちはしてきたのかって話です。言い換えると、世代と世代をつなぐとりくみを自分自身はしてきたのかってことです。たぶん不十分だったんだろうなぁ。でも、今からでもできないかな。それはムラの中での「引き継ぎ」ではなく、いろんな人がクロスオーバーしながらの引き継ぎです。
そんなことを考えながら、セッションが終わりました。
うん。今日のセッションはよかったです。自分の原点というか、「実践のふるさと」を思いだして、少し泣きそうになりました。
さてと。このふんわりとした感覚を持って帰ろう。
帰りの駅で、うちのガッコの生徒とか卒業生のお母ちゃんと会ったりして、これまたふんわりしました。
やはり長くいるものだなぁ。

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1 「きかんじゅんし」って、たぶん専門用語ですね。変換できません。

まぁええか

朝、体調はまぁまぁです。とりま出勤。今年度の月曜日の時間割は朝イチがあいているので助かります。のんびりと立番をして、1日がスタート。
ちなみに、代講が入らないかとヒヤヒヤしたけど、それは大丈夫でホッとするなど。
今日は夜の仕事があるので、そいつのプレゼンを考えますか。なにせ、この間、一昨日のプレゼンを考えてたから、こちらができませんでした。
しかし、こんなにじっくりと『生徒指導提要』を読むことは、夜の仕事がなければなかったでしょうね。おかげさまで生徒指導が「理論化」できます。いやこれ、すんごい大切で、やはりこれまで「直感」でやってたなと。というのともうひとつは「生徒指導」というアンブレラも手に入れることができて、より重層的に「指導」を捉えることができるようになりました。
ただ、レクチャーになってしまうんですよね。これをどうするかです。
動画を見せるか?
手持ちの動画をいろいろ探ります。うーん、候補は「minami子ども教室」か。
そんなことを考えながら、サックリと授業を終えて、そうだ、明日の準備をしなければ…。機材はすでにウトロにありますが、少しケープルを持っていったほうがいいかな。
掃除カントクのあと、労働者の権利を取得して、夜の仕事場へ。到着したら、先週のミニッツペーパーをプリントアウト。さらに「人権教育たより」もプリントアウト。先週のミニッツペーパーの中に「薬物乱用防止教育」について書いたものがたくさんあったので、うちの子らがどんな感想を書いたのか読んでもらいましょう。
で、夜の仕事開始。まずは谷家さんのfacebookの投稿を見せて、プリントアウトしたものを配って、いくつかコメント。そして本題です。
40分ほど話をしたところで
「動画を見る?」
と聞くと、学生さんたち「そっちがいい」オーラを出してこられます。そりゃそうでしょうね。なので、「まぁいいか」と思いながら、動画上映。
動画の中に、学校はほとんど出てきません。主人公は子どもや親、そして金光敏さんです(笑)。まぁでもこれを見せる意味はあります。
本当に困難な状況があって、それをなんとかしようとしたとき、学校は無力です。その無力さを知ること、自覚することから「なんとかする」ことがはじまります。必然的に「第3の場」をつくらなきゃならんだろうし、それを信頼できる人が担ってくれることが大切です。そうなると、学校はフェードアウトする。でもそれは学校がなくなったとか、学校が手放したとかではなく、やはり学校が基本としてある。
そんなことを感じ取ってくれたらいいなと思いました。
動画を見終わると、少し早い。でも、中途半端です。まぁいいか。
すでに世間はゴールデンウィークに入ってます。なのに明日も授業日らしいです。ミニッツペーパーを書いてもらったらちょうどいい時間になるでしょう。
てことで、夜の仕事も無事終了。あとはビールを呑んで、明日に備えましょう。

上の人

朝、目覚めはまぁまぁです。まだ4月がはじまったところだからかな。
とりま出勤。今日は1年生の「世界人権宣言」の授業があるので、1年の担任さんにごあいさつ。その後、職朝→立番からの1時間目・2時間目と授業です。
まぁしかし、今年も「持ち」が楽ですね。実は昨年度末、もっと楽な「持ち」になりそうだったんだけど、3年生の授業にかかわってほしいとのことで、今の「持ち」になりましたが、充分に楽です。ありがたい。
てことで、さっくりと授業をすませて6時間目の準備です。みなさん
「やることがあれば手伝いますよ」
と優しい言葉をかけてくださって、これもうれしい。でも、いつものことなので、特にないんですよね。たぶん他の人だったら大ごとなんだろうけど、そんなこともなく、さっくりと準備終了。
さてと。プレゼンに向き合いますか。
実は今日まで40分授業なので、短縮バージョンにしなきゃなりません。どこを切るか。やはりここかな。そうた。この間鳴らなかったから、リベンジしよう。そんなこんなでプレゼンの修正完了。体育館に行きますか。
やがて1年生が入ってきました。やはり緊張します。なんか、整列とかに時間がかかってるので、「早くしろ」と念じます。やがてみんな座ったところで、「I of the fire」スタート。なんとなく「しゃべり」はなしにして、スクリーンだけで「語る」ことにしました。みんな苦笑しながらも、スクリーンをじっと見てくれてます。いい感じです。ここから30分ほどいつもの通り、動画としゃべりで走りきりました。
終わったあと
「あんなんでよかったですか?」
と1年生に聞くと
「メッチャよかった!」「あの演出よかった!」
と好評だったので、よしとしましょうか。
ちなみに、新採の副担当さんも
「自分が受けたことのない授業でした」
と言ってたので
「オシャレに、かっこよく」
と言っておきました。
さてと。終わったら撤収です。そこでも生徒さんに
「どうやった」
と聞いてみます。と、ある生徒さんが
「モヤモヤする」
と。どうやら「ホームレス」のところでモヤモヤしてるらしいです。つまり、自己責任の部分もあるだろうと。そこきたか。
しかたないので「この社会のセーフティーネットは意外と脆弱」という話をしたり「他者の合理性」みたいな話をしてみたり。
さらに「権利」の話になったときに
「自分は権利っていうのは選べることと思ってる」
と。例えば、選挙権があるということは、「選挙に行くかどうかを選べること」ということらしいです。まぁ、選択することは権利といえば権利だけど、「ない」ところから勝ちとった人々からすると、「そうじゃない」となるんじゃないかな。
さらに自己責任から派生して、能力みたいな話になったときに「上の人」という言い方をしてきて、これまた「うーん」となりました。どうやら「総理大臣」は「上の人」らしいです。なので
「人に上下をつけるのはやめようよ」
と提案。でもこれがそうはいかないらしいです。
「総理大臣は上の人ではなく、単なる役割分担」 
と言いましたが、もやってるみたいです。
なんかでも「あー」と思ったのが、例えば報道なんかで「総理大臣がおっしゃった」みたいな語り方をします。あたかも総理大臣が「上」という感じです。あるいは歴史の教科書の記述もまた「支配者史」です。そんなのもまた「上」という感じを隠れたカリキュラムとして伝えているのかな。そんなのが積もり積もると、人の関係を「上下」で捉えてしまうようになるのかもしれません。
ちなみに、その生徒さん「下の人をつくりたくない」「人を見下したくない」と言っていて、それは同意ですね。
結局1時間くらいいろんな話をして、最終的に
「仕事しに行くわ。ありがとう」
でわかれました。
こうやってモヤモヤする気持ちを正直に言ってくれるのはすごくうれしいです。でなければ、単なる洗脳です。そして、その生徒さんのモヤモヤをうけとったわたしもモヤモヤする。そういうモヤモヤの連鎖はとても大切です。
そんなことを考えているうちに定時です。帰りに少し寄り道して買い物したり。
家に帰ったらプチ工作。できたのはこれ。

スピーカーを置く台です。

飲みながらつくった割にはいい感じです[1]当社比
これで新システムが常用できますね。QOLがあがりそうだ。

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1 当社比

さもありなん

朝、身体が動かないわけてはないけど、やはり疲れが抜けてない感じです。なので、少しゆっくりして車出勤。それでも普段と変わらない時間にガッコに着くので、なんかもやもや。
基本的には今日はとくになにもありません。なので、放送部のゴチャゴチャしたことをやったり、諸々雑事をしましょう。
と、副支店長が来ました。なので、支店長室へ。まぁいいことも悪いこともあるわけです。そんなもんですね。しかたないです。この期に及んでだけど、作戦を変更しますか。
若い教員の中にはいい感覚をしてる人もいます。でも、担任の経験はしてほしい。すると、担任が終わるまで待たなきゃなりません。そこまでの時間はない。そして、担任経験をしたってことは、それだけ今のガッコにいたことになるので、在籍年数が増えて、早期の転勤の可能性が高まるってことです。まぁしかたないですね。たぶんフツーのガッコになるでしょう。しかし、ほんとうに「拠点校」を失うことの意味をわかってないな。まぁでも、そんなもんでしょうね。「さもありなん」てやつです。
そうだ。この間、ふたつ呑み会が入ってきたけど、ひとつは体力の限界、もうひとつはダブルブッキングでキャンセルしなきゃなりません。思い切って声をかけてくれた人に連絡。おふたりとも快くキャンセルの申し出を受け止めてくださいました。すみません。
しかし、呑み会をキャンセルとか、数年前のわたしでは考えられないな(笑)。
なんか、あまりおなかが減ってないけど、とりまおべんとを食べて、ペーパー読み。が、眠い(笑)。
と、職員室に行くと、なにやら若手が「作文」してます。どれどれ。理由を聞くと、そういうことね。作文を見せてもらったら「背筋」が整ってないですね。なので「この文章はここに移動しようか。ここにひとつ具体的な話を入れようね。そうそう、もうひとつ、ここにこの文章を入れようか」とアドバイス。まぁ少しは背筋がまっすぐな文章になったんじゃないかな。我ながら器用だな。
そんなこんなで定時になったので退勤。帰りは用事があるのでウトロに寄りますか。実は今日呑み会があるけど、パスしたのでした。まぁでもSふぁんさんに話があるので、しばし謀議。ついでに呑み会の場所の近くまで送って、そのままおうちへ。
疲れたな。とりま、ビールを呑んで早めに寝よう。と思ったけど、クレイジー・ジャーニーの特番かよ!寝られないじゃん。

シンポだらけ・GI学会1日目

朝、目が覚めたのは7時です。うーん、起きねば。昨日が昨日だったので、少々しんどいですね。朝ごはんを食べたら、リュックにおにぎりを放り込んで、重たい荷物をゴロゴロしながら京都駅へ。新幹線→丸ノ内線と乗り継いで、茗荷谷へ。今日と明日、GI学会です。
駅に着いたら昼ごはん。
燃料を補給したら、お茶の水女子大学に向かいます。と、声をかけられて振り返るとRぽたんでした。さらに声をかけられたらKぼりえさんでした。さらに声をかけられたらY之内さんでした。まぁそういうことです。
会場に着いたら、とりあえず「本」を並べましょう。めずらしくゴロゴロしたのは、このためでした。果たして何冊売れるかなぁ。
やがてGI学会開始。まずは、石丸さんによる「企画趣旨説明」です。今回のGI学会のシンポジウムは、それがそのまま石丸さんの「軌跡」という感じがしますね。楽しみです。
まずは「優秀演題賞講演」ということで、日高さんと細井&ズッカ-マンまやさん。日高さんの話は、いつもの通り量的データに基づいて、「現状」を示されます。そして、日高さんは、その「現状」を政策に反映させることの重要性を訴えられました。たしかに、自殺予防大綱でも日高さん活躍していたしなぁ。細い&ズッカ-マンまやさんの話は、スケールの話だったけど、わかりませんでした^^;;。
そして、井手上漠さんのトークショーです。うーん、まぁ才能あふれる人が努力もしたら、そりゃすごい人になりますよね。ただ、「押しつけるのはイヤ」みたいな感じのことを言っておられて、それは違うなと。いや、個人的に「そう」であることそのものはいいんだけど、いかに井手上さんが才能あふれる努力家であったとしても、先人の闘いがなければ、その才能も努力も認められなかっただろうなと思います。てか、そもそもかつて隠岐の島に行った時、「隣の島にトランスらしい生徒がいる」ということで呼ばれたし、隠岐島前高校からも生徒さんが来てくれました。つまり、井手上さんの周囲は「そういうふうに」動いていたということです。で、「そういうふうに」動くようになったのは、やはり先人たちの闘いのおかげだってことです。まぁそんなことをもやりながら聞いていました。
お次はシンポジウム「性別不合に関する法律的な諸課題」です。針間さんからは「現実のデータ」が提示されました。なんでも2024年度の性別変更件数はメッチャ増えたんだとか。まぁそりゃそうでしょう。てか、近くの人でも「SRSなしで変更できるならやろうかな」って人がいますからね。まぁでも個人的には「いいこと」だと思っています。だって、書類上の性別記載と身体の形状が必ずしも一致しない世界が来るわけで、そういう混沌とした状況は歓迎です。次のスピーカーは仲岡さん。まずは「特例法が変更するのは、「法令上の性別の取扱い」である」ということを強調されます。なるほど。そして「要件」と「効果」をわけるべきであるとされます。なるほど。で、今後は「法例上の性別の取扱いを変更したとしても、身体の形状に依存しなくてはならないことがおこる」がゆえに「調整」が必要であるとされます。なるほど。とてもクリアです。ただ、難しいよなぁ。つまり、線引きをした瞬間にその線引きからはずれる人がでてきてしまう。まぁ結局「個別対応」にならざるをえんだろうと思うのですけどね。続いて登壇されたのは渡邉さん。ドイツの「自己決定法」の話でした。なかなかにラディカルですね。とても勉強になりました。最後に登壇されたのは野宮さん。特例法前史をていねいに話されました。虎井さん、若い!ただ、これ、大切なんだよなぁ。その後ディスカッション。が、忘れた…。
本日最後のセッションはシンポジウム「WPATH2024(リスボン)参加報告会」です。お茶の水女子大の博士後期課程の学生さんがポスターで参加されたようです。そして、池袋さんはオーラルで参加されたようです。ちなみに、わたしも2016年にポスターで参加しました。まぁみなさん、楽しそうですね。よかったよかった。ただ、「歴史」を踏まえてほしいなと思ったので、シンポ終了後にみなさんに「このページの2016年を見たら、わたし、載ってます」とだけアピールしてみました(笑)。
ということで、GI学会の1日目終了。
いや、これからが本番か(笑)。まずは交流会です。6時前だけど、ちょっとウォーミングアップ。6時ジャストに食事開始です。今回は食べ物がたっぷりあるのでいいですね。ビール→ワインとすすみながら、久しぶりに三橋さんと話。
「わたし、個人に興味がなくて、人と人との関係に興味があるんですよね」
というと、三橋さんは
「うーん、わたしは個人に興味があるなぁ」
と言われました。あ、そういうことか!
「たしかにそうですね。個人に興味があるからこそ、個人史を発掘されているんですね。そしてそれは先人へのリスペクトなんですね」
というと、
「そう」
というお返事。すごいなぁ。
そんなこんなで交流会が終わったら、2次会です。ちなみに交流会に参加していない人はすでにそちらに行っています。2次会の会場、いろいろ探して、なんとか見つけて数日前に予約したんですよね。なんか、50人くらい集まっています。なんかもう、すごいです。で、わたしがやることは…。
「いつきさん、アピールさせてほしいんだけど」
「ええよ」
ということで、アピールタイムの仕切ですね。アピールついでに、わたしも本を売っていることをアピールです。
そんなこんなで、2次会も終了。すでに0時前です。ホテルに帰って、ゾンさんが部屋に遊びに来てくれたけど、気がつくと寝ていました。ごめん。

解題して、スピーカー修理した

朝、5時40分起床です。眠いけどしかたありません。諸事情があって、今日は車出勤です。職場に着いたのは、めっちゃ早い時間です。ただ、これよりも30分ほど遅く到着するような時間だと道が混むので、結局この時間になります。
今日は子どもたちは「自宅学習日」なので、立番はありません。しかし、あくまでも「学習日」なんですね。単なる休みにはしないという。職朝のあとはダラダラできるので、今年濃密な時間を過ごしたクラスの担任さんのところに行って、一昨日書いてもらった感想文を見せてみました。すると担任さん、学級通信を持ってきて、ある生徒が一昨日の「コメント」についての感想を見せてくれました。なんでもその子、「感動した」らしいです。
「どんな話をされたんですか?」
とお向かいに座っている担任さんからも聞かれたので、解題してみました。
ーーー
いや、前にある人から「車椅子の人が人の手を借りて移動するのはいいのに、なぜ知的障害のある人が人の手を借りて問題を解いたらいけないのかわからない」と言われたことがあって、「ほんまや」と思ったので、次の日から授業のしかたを変えたんです。でね、いつも「全員が30点以上が目標な」って言ってるんですけど、つけ加えるのが「こう聞いたら30点未満の人ががんばればいいと思うやろ。違うねん、80点90点とれる人間が持っている数学を解く能力を独り占めするな」ってことなんです。
これはいつも言ってることなんだけど、昨日は「なぜこういうことを考えているのか」って話をしたんです。
今の社会って、学力を暫定的に能力としているじゃないですか。で、本当にそれが能力なのかどうかはわからない。そんな中で、でも、学力を能力としているから、人の手を借りて問題を解くことを想定していないし、学力は独り占めするものとなってしまっているんです。
でね、「教え合い授業」っていうのは、そういう社会に対する、自分なりの抵抗なんだって話をしたんです。
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担任さん、「へー」っていう顔をしてくれました。さらに
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わたしは数学の授業を通して「数学のクラスのクラスづくりをしたい」っていつも思っているんです。だから、生徒と生徒をいかにつなぐかってこと考えているんです。
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と追加してみました。すると、担任さん
「助かります」
って言ってくれました。うれしいな。この間チーフに言ったことを少し伝えられたかもしれません。そういや、担任さんも、お向かいさんも学級通信を出しておられます。少しずつ伝わっているのかもしれません。
職員室の机にもどると、おいてありました。

ありがとうございます。しかし、照れますね(笑)。
てことで、スピーカー修理です(笑)。
実は、昨日、ツイーターを修理すべくネジを外そうとしたのですが、まわらなかったんですよね。なので、今日はインパクトドライバーを持ってきたんです。てことで、ハンマーでガンガン叩いて、ようやくまわりはじめました。が、それでも固い。いったいどうなってるんだ?結局、ネジの頭、なめてしまいました。さてどうする?そうだ!
ということで、技術職員さんのところに行って、「なめちゃったんです」というと、
「ありますよ」
ということで、貸してもらったのが「ネジザウルス」です。ちゃんとまわりました。すげぇ。これは買わねば。
あとはツイーターをはずして、同僚さんが持ってこられたのに交換して、組みつけて、さらに焦げているケーブルを修理したりして、修理完了です。
まぁまぁいい音が鳴ってます。よしよし。ただ、この同僚さん、今年一年だけかもしれないんだとか。もったいないです。数学の教員としても底知れない力を感じます。きっと若手教員のいいお手本になるだろう人なんだけどなぁ。
「最後のご奉公です」
とか言っておられました。
あとは、軽音の子らに手伝ってもらって、仮設スピーカーを撤去。舞台の上がスッキリしました。
おべんとのあとは読書ですね。諸事情で読みさしだった『セクシュアリティの歴史』です。ただ、2時間ほど読んでいると、脳みそが止まってしまったので、今日はここまでです。
時間が来たので、職場をスタート。途中Sふぁんさんをピックアップして、楽器店へ。放送機材の買い出しです。うちの放送部のために「ややこしい変換くん」を調達しようかと。ちなみに、いま放送部にあるのはこのあたりのものです。

ついでに、ウトロの放送機材も調達しようかと。少々値がはったけど、いい買い物ができたんじゃないかなぁ。
で、車を置いて、九条に向かいます。今日はマッコリーズの飲み会@水月亭です。ここで総連の若い専従の人も交えて、ゲラゲラ笑いながら飲んで食べて。しかし、「誰がポンコツか」ってhなしで盛り上がったんだけど、若い専従の人、いい感じのポンコツ感があって、いいですね。まぁ、わたしもポンコツなんだけど。そんなこんなで、2次会は「りょあん」。ここでお好みとか焼きそばでおなかを膨らませて解散です。
しかし、明日は東京だぞ。