某大学にて…

なんか、京都市内の某大学にはレッドリボンプロジェクトというのがあるそうです。で、そこの人からわたしと阿倍まりあさんの話が聞きたいというオファーがあり、行ってきました。
それにしても、あまりにも濃ゅすぎなとりあわせです。なにを考えているんだろう…。
某大学は、うちの職場からの帰り道。なので、油断をしていたのですが、やはりの渋滞。結局着いたのは話をする直前。なんの準備もしないままいきなり話。
話の方は…。
なにせ、1時間という制限の中です。あれもこれもにはならないので、ライフヒストリーは大幅にカット。まずは性の多重構造の話をちょこっとして、「性同一性障害の人」を知ってもらうために、ある人のビデオ*1をちょこっと使わせてもらいました。画面を見ながら、「あぁこれが性同一性障害の人の苦しみなんだなぁ。たいへんだなぁ」と再確認。で、そのあたりをスタートにして、いままで出会ってきた生徒と、わたしの話をちょこっと。あとは「今の問題意識」みたいな感じで、とりあえずまとめておきました。どうやら、夏の静岡と、この間の大阪府立大学のおかげで、30分〜小1時間のパターンができたみたいです。
話し終わったら、「実は、今日の昼、いつきさんのビデオを授業で見たんです」という学生さんがおられました。思わず「あれ、明るくしてたつもりなんですけど、それでも暗いでしょ?でも、家族で一緒に見た時話題になったのは、涙をふいている時に指に巻かれていた絆創膏とか、2人ともぜんぜんメイクをしてなかったこと*2とかだったんですよ」と裏話をお伝えしておきました。
で、わたしの次はまりあさん。まぁ、細かく笑いを取りにくるところはさすがです。それでいて、きちんとツボをふまえながら女装界の話とか、自分の変遷とかを語るあたり、わたしとはまた違う芸風で「やるなぁ」と勉強になりました。

*1:わたしの出た分は、こういう時には使いものにならん(笑)

*2:NHKの人に「メイクしなくていいんですか?」と聞いたら、「あ、家事なんかする時、誰もメイクしないじゃないですか。だからしなくていいですよ」という返事でした。なのに、他の人たちは全員フルメイク。ブレスレットをして食器洗っている人もいたし。家族4人で「だまされた〜」と大笑いしていました。

てか、家族サービス

とにかく、東京から早く帰らなくちゃならないんです。というのは、今日はうちの親とうちの家族恒例の「秋の柿とり」なんです。しかし、なんで東京から柿をとりに急いで新幹線に乗らなくちゃならんのか…。
とにかくあわてて新幹線→奈良線で柿とりの現場へ。ちょうど昼時。みんなは柿をとりおわって、お昼ご飯にしようというところのようでした。いいタイミングでした。
秋が深まってきたとは言え、まだまだ陽射しは弱いとはいえない季節です*1。吹いてくる風もちょうどいい感じ。なんとも心地よい空気の中で、のんびりと焼肉・ビールを楽しむことができました。

*1:下の子どもはこの季節なのに川遊び

これは日常かもしれない…

昨日からエレベーターホールに、にこりともしない無愛想な人が一人立っています。なにかあを聞ける感じではまったくありません。しかも、耳にはイヤホン。かといって、競馬情報を聞いているようには思えません*1。で、「そうか」と気づきました。どうやら公安の人たちみたいです。どうやらプーチンがこのホテルに泊まるそうな。なので、前日である昨日から立ち番をしていたと。
ホテルを出たら、既に交通規制。犬は歩きまわっているし、棒の先にわっかのついたものを持っている人もいるし。一日違いでよかったわ。

*1:関西には電車の中や立ち呑みによくおられます

これは日常じゃね〜よ!

で、用意された宿泊所が「ホテルニューOタニ」。わたしの定宿*1とはぜんぜん違う。あたりまえか。一部屋の面積が定宿の10倍くらい。クローゼット・メイキングルーム・バストイレだけでも定宿のシングルより広いんじゃないかなぁ。しかも、最大の違いはair H”の圏外(涙)。そのかわりネットにつなげることはできるのですが、「noon to noon \2100(include tax)」とか書いてある。てことは、夜のメールチェックも2100円かかるんかよ〜。ビールは630円で、ジュースは420円。あのね、高すぎ…。
そういえば、前、夜遅くなったので、定宿にふたりで入ったことがあったんですけど*2、フロントにバレバレですわ。で、その時フロントの人がいったのが「連れ込みは3000円プラスです」。「連れ込み!」いい響きです。きっと、「ホテルニューOタニ」ではそんなことは言ってもらえないんだろうなぁ(笑)。
まぁ、でかいホテルは居心地がいいけど、なにをするにもお金がかかるということですわ。まぁお腹はいっぱいだし、お風呂に入って、テレビを見ながら寝ころぶと、たしかにベッドはいいクッションです。わざわざビールを飲まなくても寝られそう。てことで、すぐに落ちました。

*1:新宿2丁目の由緒正しいホテル・C春館。焼肉の香りが香ばしいホテルです・笑

*2:もちろんその方は帰られましたよん

インド料理は辛い

話しあいのあとはインド料理のお店へ。いや、タンドリーチキンとか鶏のミンチのちくわみたいなヤツとか、おいしいんですが、辛いのなんのって。ハァハァ言いながら食べていたのですが、当然口を冷やすためには水分が必要です。ということで、ワインをおいしくいただきました(笑)。
で、とうぜん先ほどの話の続きがここでも展開されるのですが、やっぱり「オフライン」の話はおもしろいですね。みなさん、ようやくエンジンがかかってこられたようで、かなり快調に飛ばしておられました。「1人」の方は「しまった〜。ここの話も録音したらよかった〜」と笑っておられましたが、録音していないからこその話でんがな…。
やっぱり、ライブが一番です。
で、約2時間半ヘラヘラ・ハァハァ・グビグビして満足したところで解散。そのあと、わたしは姐さんと一緒にもう一軒。ここでは、さらに先ほどのところでは語れなかった内容をふたりでしんみり話をしました。考えてみると、姐さんとふたりで飲み屋に入ったのって、はじめてだったんですよね。子どものこと、家庭のこと、親のこと、仕事のこと、おそらくどこにでもある話なんですけど、トランスジェンダー同士だからこそ共通のテイストを持っている。そんな会話を1時間ほどゆっくりとしてお開き。オフィシャル(?)な場所とはひと味違う姐さんの姿にふれることができて、すごくうれしかったです。

で、夜の用事

夜の用事は「4人+1人」で話しあい。まぁ、濃いぃメンバーが集まってました。わたしなんざ、あのメンバーの中ではもっとも薄い人なんで*1「こんなところにいていいんかな」と思いながらも、ついついつられてしゃべってしまいました。まぁ、内容はいずれどこかでアップされることと思いますけど…。

*1:きっと、他の人は「自分こそが薄い」と言うんでしょうね(笑)

もんじゃの食べ方

今日は夕方から東京で用事。なので、せっかくですから、東京の友だちと昼ご飯を食べることにしました。
この人とはもうかれこれ、5年ほどのつきあいなんですけど、ほんとうに「深いつながり」を感じる友だち*1です。
かつては、ふたりで「どこでご飯を食べよう」と相談しながら、あちこちフラフラとさまよい歩いていたのですが、最近は「店を予約しておいたからね」みたいな感じになってきて、「なんか違うなぁ」という気がしはじめていました。で、今回は「原点にもどろう」ということで、特にどこで食べるかということを決めずに、とりあえず会ってから決めるということにしました。
まぁ昼のことですから、コンビニでお弁当とワインを仕入れて、公園で飲むという手もあったのですが、ここはやっぱり月島かなぁということで、もんじゃを食べに行くことにしました。
 そうそう、昔「もんじゃの食べ方」を教えてくれた人がいたので、それを紹介ね。

  1. 気の合う人と食う。
  2. とりあえず月島に行く。
  3. 月島には地下鉄で行く。
  4. 作り方は人の真似をする。
  5. こげたところこそ食べる。
  6. 勘定は割り勘で。
  7. 誰と食べたかは秘密にする。

 ふぅむ。おおむね守れたかなぁ。

*1:だよね(笑)?

京都の部落史連続講座(第3回)

といっても、わたしにとっては2回目ですけどね*1…。
今回は、奈良県同和問題研究史料センターの吉田栄治郎さんのお話で「喜田貞吉と部落問題〜京都を中心に〜」というテーマでした。
「部落史の見直し」が言われてずいぶんになるのですが、いままでわたしが触れることができた内容は、「地域史」の掘り起こしから多様な被差別民の姿を浮き彫りにしていくという感じでした。そのなかで、それぞれの地域の被差別民の成り立ちや地域の成り立ちを読み解いていくということになりましょうか。ですから、あくまでも対象は「被差別民」であり「それをとりまく人たち」であり「地域」だったわけです。言い換えるならば、「ある時」を読み解くために、「その時」を対象にする問いことになりましょうか。
ところが、今回の内容は、喜田貞吉という部落史研究をした人を対象にすることで、喜田の生きた時代の差別意識を読み解くと同時に、そこからさらに部落の成り立ちを読み解こうという手法だったのかなというふうに考えました。これ、すごくスリリングな試みだなぁと思いました。
もちろん、わたしはそもそも歴史が苦手な人間で、そこで話されている「自明」とされている内容がさっぱりわからなかったという情けない状況でした。でも、それをおいても、そこでなにをしようとしているかということが伝わってくる。これは、語り手であった吉田さんの存在に負うところが大きかったんだろうなぁと思いました。
それにしても、吉田さんの豊富で深い知識というのを、本当に実感しました。いままで、人前で部落の歴史について話したことがないわけではないのですが、まぁ恥ずかしい限りです。つっても、「素人だからこそ」みたいなところで逃げていたんですけどね(笑)。
吉田さんの話が終わってからがまたビックリ。「喜田貞吉と会ったことがある」という崇仁小学校の元教員の人、さらにその人が教員をやっていた当時、崇仁小学校に通っていたという人の話が出てきて、「あぁ、ここに部落史が生きているんだなぁ」と実感しました。
いや、おもしろかったです。
次回は、12月2日。崇仁小学校の教員たちの話の予定です。これまた、大期待…。

*1:1回目はバイク事故の衆の金曜日だったので、さすがに行けませんでした。

早じまいかい!

診察券を見ると、病院の診察時間は20時までとなっています。ただいまの時刻20時04分。頼み込んだら間にあうかなということで急いで行ったのですが…。待合室はがらんとしています。受付もなんだかカーテンを引きはじめています。「もうだめですか?」と聞くと「もうだめです」との答え。「え、だって、診察時間…。あ、受付時間じゃないんだ」「いや、受付時間も20時までです」「あの〜、けがの処置だけでもしてもらえませんか?」「いやぁ、もう今日は看護婦も帰りましたから…」「そ、そうですか…」
ということであきらめたのですが…。
もしかしたら、この病院、客が来ない日は早じまいすんのかいな…。え、えらい病院やなぁ…。てか、のんびりしまくり。

寒冷地の必需品?

毎年、冬になると困ることがひとつあります。それは、家を出発する時。フロントガラスがギンギンに凍っていて、前が見えないんです。で、ガリガリやるかお湯をかけるか*1していたのですが、今年は「朝が早い」&「凍る可能性大」なもんで、対策が必要になります。
ということで、エンジンスターターの導入を決意しました。はじめは「たんにかかればいいや」と思っていたのですが、電波の飛距離とかターボタイマーのこととか考えると、けっこう高値になってしまったのが、かな〜り痛いです。
で、取り付けを依頼。「どれくらいかかりますか?」と聞くと、「1時間半から2時間ぐらいですね」とのこと。青ざめました。でも、今日つけないと次に時間があるのはいつだろう…。とにかくつけてもらうことにしました。まぁ、ちょうどレポートとか校正とかいろいろ用事はあるし(笑)。
で、2時間ちょっとたったところで、取りつけ完了。あちゃぁ、もうすぐ8時やんけ。
それからあわてて近所の酒屋へ。だって、11月第3木曜だもん。
それからさらにあわてて病院へ。ところが…。

*1:雪国ではぜったいに御法度。かけた瞬間凍って、最悪の事態になります