モーニング・ゴスロリ

朝、メールが入りました。「近くまで来ています」。なので、自転車で迎えに行きました*1
駅の改札の向こうを見ると、黒い物体がいます。すぐにわかりました。ゴスロリトランス。みごとに浮きながらも、パスしているからとけこんでいます。
まぁいろいろいとあって、未成年のトランスの彼女と会うことになったのですが…。話をしていると、おもしろいというかなんというか。
でも、若年層のトランスのおかれている状況って本当に深刻だなぁと。なんと言っても、将来展望が持てないんですよね。「将来どうするの?」と聞くと「夜の蝶かな」という答え。いや、いいんですけどね。でも、たくさんの選択肢の中から「夜の蝶」を選ぶのと、いくら自分にあっていると思うからって言っても「それしかない」のでは違うだろうと思うのです。でも、彼女らにはそれしかないように見えてしまうんですよね。これは、若年層のFTMにも共通しているかなぁ。
やっぱり、「将来展望」をどれくらい見せることができるかということが大切なんだとつくづく感じました。
でも一方では、すごく頼もしいというかおもしろいというか。わたしみたいに「気づいていなかった」高校時代とはぜんぜん違いますね。それは少し羨ましいかもしれないです。なんといっても、つきぬけています。しかも、「将来は夜の蝶」と言うくらいですから、充分にクイヤです。社会の規範の中で自己否定を続けてきたわたしに比べると、発想が自由というか、対人関係も自由というか。もちろん、だからこそしんどいところもあるんですけどね…。
まぁ、濃いぃ朝でした。

ちなみに、「昼ご飯おごってあげる」というのが約束だったので、久しぶりに「愛ちゃん」へ。お母さん、目むいてました(笑)。

*1:スタッフの一人はわたしがモーニング酎ハイを買いに行ったと思ったらしいっす

朝はやっぱりおかゆ

きのうの晩のサムゲタンが残っていたので、中華風おかゆでもつくってみようかと。
まずは、水を入れてのばしました。そこに塩としょうゆで軽く味付け。ゴマ油をひとたらし。最後に溶き卵を入れてさっくり混ぜたらできあがりです。ゴマ油の風味が聞いて、なかなかあったまりました。近年でもっともおいしかった玖伊屋の朝ご飯かな。

メニューはサムゲタン

昨日鶏を仕入れたら「今日は小さいのしかないんです」と言われたので、「じゃぁ」ということで、2羽ダッチオーブンに放り込んで2時間ほど炊きました。ふたを開けると、ものすごい濃厚なスープが出ています。
考えてみると、もち米の量がかなりになるし、骨も1羽と比較するとかなりの量になります。なので、ものすごいスープになるのは当たり前かな。
さすがのみなさんも、残されたようです。まぁ、再利用ができるからいいっす。

で、玖伊屋

今日は、紀元節。「紀元節粉砕」の集会に行こうかどうしようか考えたのですが、うどんをつくっているうちに忘れてしまっていました。で、夜は玖伊屋。まぁ、個人的には「紀元節粉砕」と自分の中でシュプレヒコールをしながらの玖伊屋ということで(笑)。
最近2ヶ月に一回にペースダウンした玖伊屋ですが、その分、集まりは濃いぃのかな。今回は、「ま゛」さんの「富山みやげ」とか「富山いやげ」とかもあったし、四国から「じゃこ天」の差し入れとか、古酒の差し入れとか、まぁ大宴会の様相を呈していました。
で、わたしはというと、やっぱりスキーの放映が見たいということで、ついついテレビをオン。ちょうど、複合のジャンプをやっていたのですが、「なんだ、一人飛びかぁ…」って、なにかおかしいような気がします。しばらくモーグルを見ていたのですが、突然眠気が襲ってきてダウン。相も変わらず布団の入った押入の前で寝てしまいました。みなさん、すんません。

うどん・その後

昨日つくったうどんを試す日です。
昼前、「のばし」を開始。ハンドボールより一回り小さいくらいの玉を4つに切って、打ち粉をしながら伸ばします。最終的に4つ折りにして伸ばしてから切ったのですが、けっこう難しいですね。てか、4つ折りにして伸ばしたら、なんだか打ち粉をしていてもくっついてしまって。さらに、切った断面のところに力がかかって、これまたくっついてしまったという…。困ったことだ。
上の子どもと一生懸命ほぐして、鍋に投入。餃子は「浮いてきてから3回差し水せよ」と教えられたので*1、うどんもそれに準じて3回差し水をして終了。あとは冷たい流水でしっかり洗って完成です。
この間言われたとおり、大根おろしを載せて生醤油をかけて食べると…。うまい!マジでうまいです。長野で買ってきた雑キノコの水煮をのせて食べると、これまたうまい!いや、これだけええ加減につくって、この程度の味が出るなら、これからつくろうっと。
ちなみに、生醤油が正解でした。ダシだとたぶんダシが負けてしまいます。生醤油は薄口が正解じゃないかな。結局、ええ加減なうどんには、ストレートなダシがあうということなんじゃないかと思います。

*1:2回という説もある

いけると言われたので…

昨日の新年会で一日寝かした餃子の皮を使ったのですが、すんごくふかふかになっていて、はじめ「伸ばせるかなぁ」と思っていたほどでした。
で、それを見た参加者のうちの1人*1が「いつきさん、これでうどんつくったらおいしいで。ダシはいらん。大根おろしに生醤油や」と言われました。プロの意見ですから、「んならやってみよう」と。
ちょうどあしたは昼は家で食べます。なので、学校から帰ったら、さっそくうどんうちの開始です。といっても、入れたのは「強力粉」と「塩」と「水」だけですけど。

  • 「いつきのうどん」のつくりかた

ボールに強力粉を入れ、軽く塩を入れる。固さを見ながら水を加えて、まぜてこねる。耳たぶぐらいの固さになったら完成。あとはビニール袋に入れて室温で一日寝かせる。

さて、どうなるかな…。

*1:呼びかけ人の一人&仕事は寿司屋さん

最近頭浮かぶフレーズ

で、宴もたけなわになった頃、いろいろと騒いでいたのですが、当然論議もするわけです。で、ある人とやりとりをして、ちょっとテンションが高くなってしまいました。反省です。
なにに反応してしまったかというと、「いつきさんが言っていることは、結局は、社会が変わらなくちゃならないんじゃなくて、当事者が変わらなくちゃならないことになる」という意味のことだったんですよね。いや、これは完全にわたしの話をミスリードしているんです。でも、その一方で、確かにそういう面も感じさせてしまうのかなぁとも思います。なんというか…。かつて、蔦森さんが「自分が弱者だと思った瞬間に、弱者になってしまう。一度弱者になってしまうと、そこからはいあがるのはほんとうにたいへんになってしまう。だから、自分は弱者じゃないと言い続ける」みたいなことを言っておられました。あのときの言葉が、いま、しみてきます。

わたしも、そのある人も、ともに闇の中にいるんです。光があるかどうかもわかりません。そんな状況の中で、わたしは「それなら、どこかにある光を待つよりも、自分で光をつけよう」と思うタイプなんですよ。最近、頭の中にふと出てくるフレーズがこれです。

「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう。*1*2

なんで今時「心のともしび」やねん!という話ですわねぇ。でも、そこからスタートする以外ないと思うんですよね。

*1:パウロの言葉より

*2:そういえば、「高いと不平を言うよりも、いつもニコニコ現金払い」っつーのもあったなぁ…

皮は前に書いたから、あんのつくりかた

  • ノーマルバージョン

キャベツのみじん切り、ニラのみじん切り、豚ミンチにを混ぜる。塩と中華スープの素とゴマ油で味つけする。

  • ちょっと変わったバージョン

ニラのみじん切りのかわりに、セロリのみじん切りを入れる。

  • より中国っぽいバージョン

ニラのみじん切りのかわりに、香菜のみじん切りを入れる。

  • かなり変わったバージョン

「より中国っぽいバージョン」の豚肉のかわりにチーズを入れる。これだけは、揚げるとおいしい。

餃子4種類

今日は、関西医科大学付属病院の「ジェンダークリニック受診者の会」の新年会でした。てか、12月に忘年会やったはずなのに、なんでやねん!まぁいいですけど。
忘年会では「ナムル」をつくったので、今回は「餃子」にしました。いずれも、手間は少しはかかりますが、格安でできるし、それなりの味と量になるのでいいかな、と。
でも、仕事が終わってすぐに駆けつけても多分間にあわないので、きのうの晩のうちに皮もタネもつくっておきました。
会場に着くと、すでに宴たけなわ。あわてて厨房に入ってお湯を沸かして、餃子つつみの開始です。今回は4種類の餃子をつくりました。

あっという間の50分

ここに書いたように、現在、あるクラスで「数学レポート」にとりくんでいます。具体的には、図書室に放り込んで、本を読ませて、わたしに質問をさせる。あとは、自分でやれみたいな話なんですけどね。
で、子どもたちの姿勢はまっぷたつに別れます。「おもしろい」「難しい」といいながら、積極的にとりくむ子。一方、「めんどくさい」「何をしたらいいかわからない」といいながら、なかなかとりくまない子。これが、必ずしも今までの数学の成績とは関係がないというところがおもしろいですね。
おそらく後者の子どもたちの中の成績のいい層は、「与えられた課題」をこなす能力が非常に高いんですね。でも、自分で課題を設定したり、自分から動かなくちゃならない局面になったら、とたんにしんどくなる。まぁ、今で言うところの「生きる力」ってぇヤツですか。これの問題ということでしょう。てことで、今やっていることはまさに「総合的な学習の時間」のとりくみだったりするわけです。まぁ、こんなこと、わたしですら文科省が言う10年以上も前からやってきていたし、先輩たちは遙か昔からやってこられているんですけどね。というのはどうでもいいけど。
ところが、今日の授業で後者の子どもたちに変化が起こってきました。まぁ、お尻に火がついたということもあるでしょうけど、動きはじめたんですね。すると、やはり成績がいいだけあって、なかなかのもんです。「先生、これ何?」みたいなところから、気がつくと「公理系」の話なんかに発展していました。
あと、3点計測の問題で「こういう時に三角比を使うんだよ」と言って説明をしたら「あぁ、そうやったんや」みたいな返事が返ってくる。そんなグループもありました。
しかし、まぁ、あちこちのグループにいって、その子どもたちのニーズにあわせた数学の雑談をするって、ものすごく楽しいです。こんなに楽しんでいるのに仕事なんだよなぁ、これが。