チェックイン

今日は試験返しの日です。それはとりも直さず最後の授業日ということでもあります。
おそらく高校の授業最終日は、小学校・中学校とはまた異なるものなんだと思います。もちろん、それは小学校を主語、あるいは中学校を主語にした時も同様です。その程度にってことです。
とても簡単に言うと、「高校はドライである」ということです。極端な話だと
「あーあ、やっと終わった」
という感想すら持つことがあるということです。もちろん、それはそれでいいです。ただ、わたしはほんの少しだけウェットです。はたしてわたしは何を伝えられたのか。それは常に考えています。この間、ずっとピリッとしないと書き続けてきました。もちろん、それは子どもたちの問題です。でも、同時にわたしの問題でもあります。
てことで、試験返しです。いつものように度数分布を書いて、ヒーロー認定して、あとは採点ミスのチェックをしてもらって。そして1年間の感想文を書いてもらいます。子どもたちが感想文を書いている間、わたしも総括文を考えます。どうもうまくまとまりません。ちなみに去年はこんなことを言ったみたいです。今年はどうしよう。

まずは1年間相手をしてくれてありがとう。プリント学習の時間、遊びに行ったらいろいろ相手してくれたし、一緒に走ったりもして、楽しい1年でした。
でも、わたしはみなさんに何を伝えられただろうと、ずっと考えてきた。もちろん、雑談を通して伝えたいことを伝えてきた。でも、語らなかったこともある。
果たして君たちも楽しい1年だっただろうか。もしもそうだとして、その楽しさは、例えばプリントの時に話ができたとか、そういうのだろうか。そうでなければうれしい。
数学が苦手な人にとって、数学って本当にしんどいと思う。もちろん、高得点をとる人にとっても、高得点を取り続けるのはしんどいこと。やはり、そういうしんどさというのは感じてほしかった。そして、しんどかったけど、でも、1年振り返ったら、なんだかんだ言って楽しかったなぁと思える、そんな1年であってほしかった。それがみなさんの人生最後の数学の授業を通して伝えたかったことです。
果たしてそうだったかどうかは、わたしにはわからない。みなさんがその答えを持っている。
でも、とりあえず終わった。来年、わたしがみなさんの授業を担当することはありません。が、きっとこの学校にいます。また出会ったら声をかけてください。
では、おしまい。

そして教科会議からの成績会議を速やかに終えます。成績処理は慎重に。その間、ハンコをもらいに生徒がいっぱいきます。最後の最後にインフルエンザが大流行しましたからね。そうそう感想にも
「最後の試験が受けられなくて悔しかった」
と書いてくれた子がいて、これはうれしかったです。チャレンジしていたんだな。
そして、おべんと食べたら移動開始。
まずはチェックイン前のPCR検査。そしてチェックイン。

そして部屋まで案内してもらいます。ちなみに
前回と同じ部屋ですよ」
とのこと。で、案内してもらった部屋は、これ。

こざっぱりとしたシングルの洋室です。気持ちよさそうです。ここでこれから2泊3日過ごします。明日が抜釘手術で、今日は前泊ということです。
服を着替えて、いろいろ整えたら、おべんきょ開始です。明日の午前はおそらく使いものになりません。今日の午後が一番進む時間帯のはずです。ここでどれだけ進められるかですね。
うーん、絶対使いたい語りを入れる場所がむずかしい。この語りにすべてがあらわされているんですよね。でも、逆に「語り」のパートにそれを入れると、おもしろくない。やはり「解題」のところにもっていきましょう。
しかし、前から気になっていたんだけど、木村(2019)[1]木村涼子, 1999, 『学校文化とジェンダー』勁草書房.では、中学校が思春期と書いてある。でも、分離は小学校高学年ですよね。あれ、もう少し細かく分類する必要があると思うんですよね。簡単にいうと、2次性徴がやってくる時期は、もちろん個体差が一番大きいけど、解剖学的な男女差もありますよね。で、学校はその一番早い人にあわせる。なので、やはり小学校高学年から分離を開始するというのが、ひとこと必要なんじゃないのかな。
あ、それはわたしが言えばいいのか(笑)。
そんな感じでおべんきょしてたけど、17時ぐらいになったら疲れてきました。が、この時間、テレビもあまりおもしろくない。
やがて18時。ディナータイムです。

今日のメニューは「鶏胸肉の唐揚げ、インゲンとキノコの茹でたものあえ・かぼちゃのサラダコーン入り・ごはん・パイナップル」です。あんがいおいしいんですよね。てことで、おいしくディナーをいただいたら、スイッチオフです。
あとはテレビを見ましょう。うーん、あまりおもしろくないな。でも、寝るには早いしなぁ。それでも10時前には消灯です。よしよし。もう寝てしまいましょう。
明日は7度目の全麻かぁ…。

footnotes

footnotes
1 木村涼子, 1999, 『学校文化とジェンダー』勁草書房.

怒った

朝、雨が降ってるかと思ったけど、降ってなくてラッキーです。いつものように出勤しながら、この生活をいつまで続けなくちゃならんのかなと思ったり。まぁでももしかしたら「いつまで続けられるだろう」に変わるかもしれませんがね。
で、職場に到着。今日はぽっかり空いた中日です。というのは、今は試験返し日程です。実は明日の午後から某所にお泊りなので、明日の午前に時間割を入れてくださいました。ただ、今日採点をしたのではきついです。なので、金曜日の午前に採点を終えて午後に出張というふうにしました。今日はノートチェックして平常点の計算をすれば、わたし個人の成績処理は終了です。やれやれ。
てことで、そんなあたりをさっくり終えて、あとはゲンコと向きあいます。まずはメインになるところの最後の仕上げです。続いて、マーカーが入れてあったところの修正をしたり、書式を整理したり。
この書式の整理がめんどくさいです。
わたしは教社とか日社のスタイルになってます。これらは微妙な違いはあるものの、基本的には注が文末に来て、引用文献は最後にまとめます。さらに文章を引用してるところでは引用箇所のページも書きます。ところが、引用文献を注にするスタイルも存在します。まぁたしかにわかりやすいのはわかりやすいかもしれないけど、最後にまとまっていても同じっちゃ同じです。さらに注にするスタイルだと引用箇所のページを書かないことがよくあります。となると、引用箇所を当たろうと思ったら本を一冊探さなきゃならなくなります。それはアカンやろ。なので、やはり教社や日社のスタイルが合理的だと思ってるし、性にあってます。まぁ少ない経験ではありますがね。
で、今回は「注はなし」「文献を注」というパターンです。かつてモルタル職人さんから「その人のおもしろさは注にあらわれる」と言われてから、特に注に力を入れてきたという、本末転倒なわたしにとって、「注はなし」は苦痛ですらあります。が、しかたない。多少本文がまわりくどくなりますが、やりましょう。
そんなことをしながらも、教科の共有フォルダをチラチラ見ます。なにせ、全体の成績処理がまだ残っています。が、ひとクラス、なかなか入力してくれません。実は他のクラスは朝イチチェックをしたら、入力が終わってました。いちおう今日の16時が〆切だったけど、たぶん金曜日のうちに入力してくれてますね。が、そこだけ入ってない。で、見に行ったら採点しておられました。そうか、まだ採点してなかったんだ。
「16時にはなんとかなりますか?」
「なんとかなります」
てことで、あきらめて他のことをやりましょう。
で、16時にExcelファイルを開こうとしたら、ロックがかかってます。てことは入力中かよ。幾度かチャレンジしてなんとかロックが解除されたので、成績処理開始です。
が、Excelファイルをいくつか開きはじめると、まったく動かなくなります。やがてExcelが落ちて、再び開くとファイルが壊れてました。使いものにならんやん。と、そこに電話。
「あの、点数を修正してもいいですか?」
思わず怒鳴りました。
「あのね、16時に入力終了でしょ!」
それでも修正したいならしかたないです。やり直しです。
そんなこんなで、なんとか17時に明日の朝イチの資料をつくり終えました。
わたしは仕事はあまりしないけど(笑)、事務作業はメッチャ早いです。なぜなら、作業してるときは他のことをしないからです。ちなみに勤務時間中雑談もほとんどしません。まぁmastodonは見てますけどね(笑)。だから、校内のうわさ話には疎いです。その代わり、ニュースは早いです。twitterやfacebookも見てますからね(笑)。
そういうわたしにとって、余裕のない形で仕事をするのはキツイです。これで明日の朝の余裕がなくなりました。キツイな。

しかし、大江健三郎が死んだのか…。ドンドン人が死んでいくな。当たり前ではあるけど。
ちなみに友だちに
「大江健三郎が死んだ」
とメールしたら
「まだ生きてはったんや」
と帰ってきて苦笑するなど。
さぁ、帰って、ちょこざっぷ行って、ビール飲もう。

戯れる

朝起きたら、まずはパートナーに「お誕生日おめでとう」からはじまる1日です。
今日は久しぶりの完全オフ日です。なので、やっと今月末〆切のゲンコに着手できます。しかし、完全オフ日の正しい過ごし方なのか?とは思いますが、まぁこんなもんなんでしょう。
とはいえ、天気もいいので、まずはランです。

今日は水がかろうじて流れる程度の平坦路の周回コースです。7kmにしようか8kmにしようか、はたまた日和って6kmにしようか迷ったけど、真ん中の7kmを目標にしました。最初の1kmのコールが「two seconds」とか言ったので、これはペースが速いなと。ビルドアップ気味にいこうかどうしようかと思ったけど、まぁ気が向くままに走ればいいかと。結局6分02秒→6分06秒→5分42秒→5分44秒→5分36秒→5分32秒→5分51秒で、7.1kmを41分10秒。アベレージは5分47秒でした。やはり速くなってますね。こわいわ。
帰ってきたらストレッチです。これが苦手なんだけど、やらなきゃKっ川くんに怒られます。怒られないためというのは情けないけど、それもまたモチベーションです。

そしてゲンコと向きあいます。
ここまで前半をやってきましたが、なかなか書くのが面倒です。が、そこばかりやってたら、ほんとに前に進みません。なので今日は思い切ってメインのところをやろうかと。すでに調査協力者には了解をとってあるので安心です。てか、ほんとにありがたいです。
と、お昼。昼ごはんは気合を入れましょう。

やはりトゥンセラーメンはうまいわ。プルダックより好きですね。
そして再びおべんきょ。
いろいろ考えたけど、今書いてるのはおべんきょ成果じゃないので、本来の順番とはあえて逆にしました。てことは使えない言葉が出てきます。そんな言葉をうまく避けながら、生の言葉を紹介していきます。すると、前に気づかなかったことへの気づきがあります。
例えば、小学校でも低学年と高学年ではまったく様子が違います。やはり2次性徴とか思春期ってのはマジックワードですね。ガッコってこのワードに振りまわされるし利用もするし。そして中学校と高校でもまた違う。小学校高学年から中学校が「鬼門」であることが浮き彫りになってきます。まぁ、今回引用する調査協力者たちの多くは高校をクリアできた人たちだし、どちらかというと高校ではアクロバティックなことをやってきた人たちが含まれてるので、必然的に違ってくるんですけどね。このあたりがクリアになってきたってことは、おそらく書籍化でも役に立つはずです。
しかしインタビューデータと戯れるのがこんなに楽しいとは思いませんでした。約10年前のデータだけど、だからこそ「現在の標準的な言葉」が混じってなくて、生き生きとしています。今回は「分析」ではなく「紹介」なので、そんな言葉の断片を集めながら、パズルのように配置していきます。そんなことをしてたら、時間はあっという間に過ぎました。そろそろ今日のおべんきょはやめようかな。今週は少し時間がとれる可能性があるから、かなり進むでしょう。
さぁあとはお風呂に入ってビールだな。今日はパートナーが用事があるとかで、お誕生日パーリーはまた後日。でも、ビールはうまいに決まってる(笑)。

30分トーク

今日は昼に宝塚に行かなきゃなりません。用件はこれです。
これ、簡単に引き受けたけど、ずっとなにを話せばいいか考えていました。が、まとまりません。
てか、そもそも、わたしは映画をあまり見ない。なぜかというと、じっとしていられないからです(笑)。さらに、トランスをネタにしたドラマは、どちらかというと見たくありません。リアルで知ってますからね。しかも「リトルガール
」です。そんなのいっぱい知ってます。今さらです。でもまぁ見ました。ただ、見たときのことは忘れてて、やはりなにを話すか考えていました。
てことで、行きの電車でようやくメモをとりはじめました。
簡単に言えば「楽園はない」ということからスタートしようと。この「楽園はない」という言葉は絶望に聞こえるかもしれないけど、そうじゃないんですよね。「楽園がない」からこそ、「今、ここで生きる」ことへの希望が生まれるんです。だから、そういう話をすればいい。
てことで、会場に到着してからもメモづくり。で、ようやく事務所に顔を出してごあいさつ。しばしの待ちののち、トークスタートです。与えられた時間は30分。30分も話せるのか?
とりあえず、さっき考えた話のあと、交流会前史を話しました。そして交流会の立ちあげの時のこと、さらに小学生が来るようになってからのこと。キャンプのこと。水着のこと。ランドセルのこと。話しはじめるといっぱいありますね。制服が実現できても宿泊行事で壁があること。
それでも、そうした壁に立ち向かう子どもたちの姿を伝えなきゃなりませんね。それは希望でもあります。
そして、現在広がりつつあるトランスヘイトの話です。目の前では30人ほどの方が聞いてくださっています。この人々がトランスヘイトを聞いた時、どちらの側につくのか。それが世界を変えていきます。だからこそ伝えようと思いました。
そんな感じで話をすると、あっという間に30分が過ぎていました。なんとかもったな。
で、あいさつをして、そのまま「夜の仕事」の研修会へ。2時間半の研修会の最後の30分だけ参加したけど、よかったな。いろいろ書類ももらえたし、打ち合わせもできました。
しかしおなかが減りました。どうしよう…。
淡路の立ち飲みか。てことで、お店に入っていっぱい飲みましょう。

うまいわ。しかし、「生卵の天ぷら」ってなんだ?オーダーしたらこんなのが出てきました。

おもしろいな。
で、サクッと飲んで、さぁお家に帰りましょう。今日はちょこざっぷで筋トレしてビールを呑むんだ!

この国の未来のために…ほんとはそうじゃないけどね

今日から「試験返し」週間です。とはいえ、わたしの試験は昨日で、まだその存在すら知りません。
職場には早く着いたので、かずえちゃんさんから送られてきた動画を見ましょう。
ちなみにこれです。いい動画ですね。少し泣けます。
でも、日常。とにかく午前はひたすら採点の祭典といきましょう。まぁすぐ終わるけど。
しかし頭が働きません。やばいな。せっかく脳みそが励起状態になったのに、入試とかお座敷とか出張とかで完全にとまりました。しかも、数学を忘れてる(笑)。計算がめんどくさくなってます。まぁそれはいつものことか。
それでもなんとか採点終了。
うーん、ピリッとしないな…。なんなんだろ。
できる範囲で最低限のことをやるという生徒がいるんですよね。もちろんそうじゃない生徒もいます。が、最低限でことをすませる子がいると、どこかでそういうのが伝播するんですよね。なので、緊張感がなくなります。
でもそれよりもなによりも、クラスづくりができていませんでした。結局それにつきるのかな。もちろん担任でもなんでもないので、クラスづくりなんてする必要はない/できないと思われがちだけど、でも、しなきゃならないし、できるんですよね。てか、数学という共通のテーマがあるので、やりやすいはずなんです。が、今年度は不足してたな。たぶんそれだけの労力を投入してこなかったのかな。それが今年の反省ですね。

午後は出張。
会議のガッコには知りあいの在日の教員がおられるので、ひとことごあいさつ。しかし、ほんとに日本人教員は「期限を付さない常勤講師」ってのを知らないし、知ってもその意味がわかってないんだな。まさにマジョリティ特権ですね。
で、会議。内容は京都労働局との懇談というやつです。労働局相手なので、進路関係の人と合同です。
驚いたことにというか、当然のことというか、家族滞在の生徒の在留資格変更のことが話題になりました。それも、人権側の人間があえて持ち出すのではなく、進路の人も自然なのこととして話題にしてくれたので、これはかなり驚きでした。てか、ようやくここまできたんだなと。
でも、あくまでも進路は3年生が主たるターゲットになります。なのでひとこと。
「家族滞在から在留資格を変更しようとしたら、内定が必要になります。つまり、子どもたちが安定した在留資格で働くためには内定がいかに大切かってことです。そのためには3年生にならなきゃならない。だからこそ、1年生からの就修学の保障が大切ってことです。もしも退学になってしまったら、その子らは不安定な在留資格のままになります。労働力人口が減る中、この子らの就修学の保障がこの国の未来のためにも必要なんです」
と言っておきました。
「まぁ言うのはイヤですけどね」
と補足はしましたが(笑)。ほんとはこの国の未来のためじゃなくて、外国人生徒の未来のためです。そして、こんな国がイヤならさっさと出ていけるだけの力もまたつけなきゃね。
そんなこんなで会議も終了。

さてと、帰って走ろうかな。と思ったけど、日が沈んでしまったよ。しかたない、花粉をお風呂で洗い流してビールだな。
なんでも晩ごはんは「あと祝いand前祝い」なんだとか。

上の子どもがつくったごはんのケーキです。そして、下の子どもがつくったケーキ。

うまいな。
かずえちゃんさんのつくった動画をみんなで見たりしてるうちに眠くなってきたので、寝ましょうか。

見送られる

今日は朝イチ滋賀県の中学校でお座敷です。かつては「人権の薫り漂う」中学校から「3年間の人権学習のまとめ」とかいって毎年呼んでもらってました。が、ここ数年声をかけてもらってません。ところが、それと入れ替わるように、この中学校から声をかけてもらうようになりました。
ただ、この間の休校のせいで、もともとお座敷を入れてた先週木曜日が授業になって、そこから急遽日程を動かしてもらうことになりました。ところが、あいてるのが今日の午前しかありません。しかも、午後は出張です。なので、今日の朝イチになったという。
ということで、中学校へ。みなさん
「お忙しいところを」
とか言われますが、逆にこちらが申し訳ないわけで。ということで
「あくまでも休校の振替をせよと言った府教委のせいです」
と言っておきました。
で、お座敷開始。
はじめはキョトンとしてたみたいですが、少しずつ反応がよくなってきます。「間」のないわたしの話にわらってくれます。どんどん反応がよくなってきます。と、55分くらいたったところで、突然雰囲気が変わりました。えーと…。疲れて集中が切れたのね(笑)。それほど集中して聞いてくれてたってことです。
後半をしゃべりはじめたら、これまたガッツリメモをとってる子がいます。すごいな。終わったあとの拍手がまたすごい。
ほんとうはこのあとのホームルームをまわりたいところですが、午後の出張に間にあわなくなるので、パス。駅まで送っていただけるとのことなので、駐車場までグラウンドを突っ切ってたら、後ろから声が聞こえてきます。振り返ると、3階の校舎の窓から生徒さんがいっぱい手を振ってくれてます。手を振り返してると、隣の教室からも負けじといっぱい手が出てきます。
「またねー!」
と叫んだら笑い声が返ってきました。そうか、3年生で、もうすぐ卒業か。
でも、こんなのはじめてです。きっとそういう子らなんでしょうね。なんかほんわかした気持ちになりながら電車に乗りました。
で、向かうはウトロです。今日は某人権教育研究会のブロックの研修会です。毎年この研修には地域の新採教員に来てもらってます。やはり地域のことを知らなきゃダメだと思いますからね。
てことで、まずは秀煥さんの話。うまいわ。コンパクトにまとめながらも、必要なことはきちんと伝えられます。ただ、今日は館内見学とフィールドワークのために短めです。
ここからは人数が多いので2班にわかれます。わたしは一度来たことがある人対象にフィールドワークです。
ウトロ平和祈念館の「今の」楽しみ方は、まずは館内展示を見る。そしてフィールドワークに行く。そして風景を頭に入れて、もう一度館内展示を見る。すると、どの出来事がどこであったのかがわかる。館内展示がより身近に感じられます。
てことで、飯場→水路→立て看あと→放火跡→もう少し奥→広場とひとまわりしてみました。だいたい45分か。けっこう話したな。館内については、まぁ展示を見ればわかるかな。
でも、案内した人が
「たしかに場所がわかりますね」
と言ってくれたので、よかったよかった。
てことで、長い1日が終わりました。帰りに角打ちに寄ろうかと思ったけど、まだ少し時間が早いです。てことは、飲む量が増えますね(笑)。やめときましょう。

頭痛を治める

今日は特殊業務・part2の日です。とはいえ、普段と変わりなく出勤。電車の中の人は少ないですね。まぁ高校生が動いてないってことです。かと言って、受験生がそれほどいるわけでもない。
それにしても、電車の中で寝るのはいいんだけど、こっちにもたれかかるのはやめてくれないかなぁ。だからロングシートはイヤなんですよね。まぁでも、わたしが乗る側はそんなに混まないけど、反対側は一番混む便なのでロングシートなんだろな。次なら転クロなんだけど、わたしもそれでは遅い。だからロングシートなのか。
ガッコに着いたら放送室のストーブ点火。さらに放送設備にも火をくべます。はじまるな。まぁでも、今回はチャイムを鳴らす必要がないから楽です。ちなみに「読み」の人ともペアが長いし、こちらも楽です。
てことで、つつがなく終了。
ちなみに大阪では一週間ほど採点してるって聞いたけど、京都は全体は4時には終わってしまいます。大阪、たいへんやな…。
てことで、1時間労働者の権利を行使して神経内科のお医者さんに行くことにしました。到着すると一番客だったみたいです。このお医者さん、パートナーと母親の主治医です。なので、ややこしいっちゃややこしいけど、信用できる人です。
とりま、問診。頭痛の年数を聞かれたり、服用してる薬を聞かれたり。
医「お仕事は?」
い「高校の教員です」
医「なにを教えておられるんですか?」
い「数学ですが、ずっとPCの前にいますね。社会学のおべんきょしなきゃならないので」
医「数学と社会学ってぜんぜん違うじゃないですか」
い「数学、苦手なんです」
おもしろがっていただけました(笑)。 
結果は後頭神経痛なんだそうです。よかった。まぁでも今日は朝イチピリッときたけど、そのあとは来てませんからね。
その後、友だちから「部屋割り」のことで相談ごとが来たので、交流会の人たちに投げてみたり。と、携帯がひっきりなしに鳴りはじめました。なんだろ…。見てみるとこれでした。なのでK野さんに電話。
しかしいいよな。ケンカなんて「近い人」だからできるんですよ。そしてそういう人が複数いるからできるんですよ。「近い人」がいなければ、いてもひとりしかいなければケンカなんてできません。でも、その人を切ったら仲間や味方が減る。だから、わたしはケンカしないしできない。ただでさえ少ない仲間や味方になる可能性のある人を減らしたらほんとうにひとりになるし、それは子どもたちに影響します。
その代わり、わたしは闘う。まぁ闘いの相手しかいないですからね。それもまた、ひいては在日や部落やセクマイの子どもたちのためです。
頭痛は治まるかな…。

頭痛、治まらず

今日の午前は第2のふるさとで会議です。なので、朝は少しだけゆっくり。
で、会議場所へ。
メインになる議題は2月にあった志水さんの講演の振り返りです。
話題はアリストクラシーからメリトクラシーへの移行のあたりかな。簡単に言うと、大学に行かないことが当然の家族というか、周辺社会の中で、大学に行くことの困難さみたいな話でした。つまり、まわりからは「大学に行かせない」引力が働いている。その中にいながら大学に行くというのは、引力から脱出するためのそうとうなパワーが必要になるってことです。ただ、「大学に行ったらこうなる」というロールモデルがないから、本人自身もよくわからない。でも、振り切って大学に行く。
もちろん、今はペアレントクラシーの時代だから、話題は少し違うかな。大学に行くことの価値は社会の中で共有されているけど、それが可能であるかどうか、そしてどの大学に行けるかというあたりが問題になる気がします。が、基本的な構造は同じですね。要は、リソースの振りわけをどうするかって話になります。それに余裕があるか、ないなかで振りわけるか。
しかし、あらためて部落解放奨学金の存在は大きかったな。そう考えると、この格差社会の中で給付型奨学金の必要性をひしひしと感じるけど、格差を固定したい人にとっては意地でもやりたくないだろうな。そずて、再び社会はアリストクラシーの世界へと移行していく…。
まぁ、あまり元気が出る話ではないですけど、現状はそんな感じなのかなぁ。そしてそこからどう反撃していくかって話なのかな。
で、職場に帰ったら速やかにおべんと食べて、明日の特殊業務part2の準備です。
これをこなしたら、お次はゲンコを少しやったり、そのことで関係諸方面に連絡をとったり。しかし、すぐにOKの返事があるのがうれしいです。
そうだ、土曜日からの頭痛の原因の文章を書かなきゃ。こういう時にストックがあるのがブログやってるメリットです。学習ツールの変化が学校教育にもたらすものなので、この時のディスカッションが役に立つかな。しかし、頭痛は治まりませんね。
と、印刷屋さんが来られたとのことです。3週間前に入稿したものが、もう本になりました。仕事が早いわ。なので、そいつの荷揚げと仕分け。
そんなことをしてたら定時になったので退勤です。今晩はいただきものの冷凍餃子を焼きましょう。

うまく焼けました。うまい!
けど、頭痛がひかないな(;_;)。

頭が痛い

朝、そんなにしんどくはありません。昨日新幹線で350が1本だったからかな。
そんなこんなで出勤。金曜日に休んだだけなのに、キーボードの上に書類があったり。そんなのを読んだり、メールのやりとりしたり。
と、突然頭がズキンとしました。イヤだな。こういうの、たまにあるけど、たいてい収まります。が、収まらない。思い出したようにズキンとします。
でも、試験カントクには行かなきゃなりません。試験がはじまる前に
「頭痛があるねん。倒れるかもな」
と言うと
「カントクしてる場合やないやん」
とまっとうな答えが返ってきます。そういや骨折の時もまともな答えが返ってきたな。それにしても
「せんせい、走りすぎちゃうか?速いしな」
とか言ってくれるのもうれしいですね。やはり今年ガチで走ったのはインパクトがあったのかな。あと4年がんばりますか(笑)。
で、カントク2連発中はいろいろ考えごとですね。いよいよお尻に火がつきかかってます。
カントクから帰ってきたら、試験がらみの用事をやって一段落。しかし、思い出したようにズキンとする頭痛がとまりません。イヤだな。
午後は短時間職員会議。例年、延々と読み上げがありますが、今年はスッキリとまとめてくれたので、短時間で終わってよかったよかった。
職員会議が終わったら、生徒はほとんど帰ってしまっていました。静かなガッコです。こんな時は帰るもよし、やりたいことをするのもよし。同僚は溶接器とサンダーを持ってどこかへ消えていきました(笑)。
それにしても頭痛がとらまない。どうしよう…。ロキソニンに手を出すか?ロキソニンを飲んでも、頭痛そのものがなくなってるわけじゃなくて感じなくなってるだけですよね。でも、マシか…。手を出してしまいました。
頭がスッキリしたところで、考えごとの続行です。少しずつ全体像がまとまってきてるので、たぶんなんとかなるでしょう。と同時に、今やってることは書籍化にも役に立ちます。早く決着つけなきゃ。
でも、外を見ると気持ちよく晴れてます。どうしよう。なんか、身体がうずきます。んー、走るか(笑)。

てことでグラウンドに出てラン開始。どうしようかと思ったけど、この間と同様ロードに行くことにしました。今日はあまり追い込まずに走りを楽しみましょう。結果、6分42秒→6分15秒→6分12秒→5分45秒→5分56秒→6分12秒→6分06秒で、7kmを43分11秒、アベレージは6分10秒でした。この間よりも遅いけど、まぁいいんです。それでも5分台が出ています。

さてと。いい汗かいたから帰りますか。
しかし、頭痛が気になるな。まぁ、頭が痛くなることはたくさんあります。なかでも某在日外国人教育関係のことはほんとに頭が痛いです。なんでこんな役まわりを演じてるんだろ。わたしもやりたいことをやって、やりたくないことをやらなければ楽なんだけどな。でも、やらなきゃならないことがあって、それは誰かがやらなきゃ全体がまわりません。でも、けっこうそれがストレスだったりします。
頭痛の原因はそれか…。

LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!

朝は7時20分起き。いちおう30分に朝食ということにしています。瞬間、朦朧だったけど、思ったよりもすっきりしています。
朝ごはんは豪勢にとってしまいました。

とりすぎたな。食べすぎたな。
てことで、朝風呂です。気持ちいい。
風呂上がりはちょこっとメールでやりとり。そして荷物をAっちゃんに預けてスタートです。瓦町から今日の会場がある仏生山までランです。

コースはR11をひたすら南下。途中からR193になります。完全な平坦路です。と思っていたけど、ひどいアップダウンがあります。地下道と歩道橋です。これがめっちゃ急坂です。登りもさることながら、下りがこわい。ペースは上げられないし、太ももに負担がかかるし、完全にペースを崩されました。しかし、どんなんやねん。もうひとつの敵は信号です。しかたないんだけど、走り続けたいし、でもとまらなきゃならないし、おそらくスマホは「とまっている」と判断して、タイムがメチャクチャになるんだろうな。
結局、6分13秒→6分16秒→5分55秒→6分00秒→6分31秒→6分09秒→6分06秒で7.4kmを45分42秒で走りました。アベレージは6分10秒です。なお、5kmのところの31秒は停止時間の可能性があります。ちょっとしんどかったけど、まぁいい汗がかけました。

なぜ今回高松に来たかというと、「LGBTQ+の子どもたちと教職員が過ごしやすい学校をつくろう!!四国ブロック2023」でパネルディスカッションのコーディネーターをするためでした。
で、まずは打ちあわせ。えーと、なんでわたしが午前の共同研究者なんだ。しかも、レポート2本のうちの1本は眞野豊さんです。立場が逆でしょう(笑)。
そんなこんなでセミナー開始。眞野さんの報告は、どちらかというと問題提起ですね。ただ、難しい言葉を一切使いません。ちなみに「性の多様性教育」を書いたときに眞野さんの書籍にはあたりました。結局渡辺さんを使ったのですが、ずいぶんと参考にさせてもらいました。もう1本は校地の小学校のレポート。同和教育がベースにあるので、かなりしっかりとしたレポートです。ただ、もうひとつなにかが…。なんだろ。そうか、「差別する/しない」「差別意識」といった言葉が出てくるあたりか。社会構造の問題ではなく、個々人の問題として実践をしている。なんでだろう。もしかしたら同和教育の影響かなぁ。つまり、制度的には勝ちとった。にもかかわらず、いまだ差別が残っている。だから「意識」に話が流れるのかな。
そんなことを考えたので、そんなあたりをコメントしました。
昼休みのおべんと、量が多い。完全に食べすぎですね。
で、午後はパネルディスカッション。メンバーはトランス男性おふたりとAっちゃん+わたしです。
流れとしては「簡単な自己紹介」→「もう少し深い自己紹介」→「子どもの頃の話」→「教員としての現在の話」というふうに設定しました。どうなるかと思ったけど、みなさんよくしゃべる。そして話の内容がおもしろい。せっかくなので、途中で「みなさん、男らしさ・女らしさ・自分らしさって話、どう思われます?」とぶっ込んでみました。すると、これがまた話が長い。つまり、小学生の子どもたちが到達する「自分らしさ」とはレベルが違うということです。これ、高知のレポーターの方へ向けたメッセージでした。
そして最後に「当事者でよかったと思ったことは?」と質問。これもまたおもしろい答が返ってきました。ちなみに、この質問への答えこそが、おそらくは当事者の存在が提起していることだし、それを教室や職員室で実践していくことなのかなと思ったり。ちなみにわたしはカリフィアの言葉を引用しておきました。
てことで、本日のセミナー終了。こんなんでよかったのかなぁ。
あとは帰るだけですね。琴電→マリンライナー→新幹線という豪華なルートを使いながらも、ビールは350mlを1本だけというおとなしい帰り道でした。
家に帰ったら、ちょこざっぷです。レッグプレス65kgを20回とカーフレイズ20回+腹筋10回を5セット。ほんの少しだけバイクをこいで、いい汗をかきました。さてと、あとはビールだな。