体調悪し

朝、目が覚めると7時。でも、起きたくない。しばしおふとんでゴロゴロ。それでも起きなきゃ…。てことで、のそのそ起き出します。体調が悪い。とにかくひたすらだるいです。
とりま体重計に乗ると、ふだんより2kgオーバーしてます。水曜日と土曜日が昼ごはん抜き。水曜日と金曜日は夜に飲み過ぎ食べ過ぎ。さらに土曜日の朝も食べ過ぎだったしなぁ。しかもあまり動いてない。どうしたものかなぁ。
とりま、朝ごはんを食べて、しばしゴロゴロ。その後、えいやと散歩に行きました。が、なんか身体が重い。そりゃそうか。さらに暑い。帽子を持ってきたらよかったです。家に帰っても「歩いた!」という感じがしません。体重計に乗ると、朝と変わらず。うーん。
それでも昼ごはんを食べて、おべんきょしようかと思ったけど、思わず昼寝。
その後ブログを更新。
ちなみに、今月は月末〆切のゲンコがふたつと、今週末〆切のゲンコがひとつ。さらに、「やる」と言ってしまったのがひとつ。ダメですね。でも、今月でこんなのはおしまいにします。書籍化へ向かわねば。
なかなか気持ちがスイッチしなかったけど、月末〆切のゲンコのおおまかなプロットくらいは書きましょう。てことで、メモを簡単にとって、本日のタスク終了。
あとはおふろに入ってビールだな。まぁ明日からの平常運転になったら、少しは体調がもどるでしょう。

大きな拍手をもらった→まるで角打ち

朝、目が覚めると7時前。まぁいいところでしょう。とりあえず朝ごはんですね。
バイキング形式ですが、なんかいっぱいあって、どうしようかなと。とりあえずお皿を持たずに見てまわって、戦略を立てます。が、いざお皿にとりはじめると、ダメですね。てか、カレーがあるのか…。ということで、取り過ぎてしまいました。

で、部屋に帰って準備して、チェックアウトです。今日はM中学校でお座敷です。ちなみに、お座敷に先だって1時間目の道徳の時間に事前学習をされるんだとか。昨日、若手のみなさんがいろいろ準備をされていたのはこのためでした。
せっかくなので、道徳の時間を見学。なるほど。「転校生が来た」ということにして、子どもたちはその転校生のキャラを設定する。そして、「心の中カード」を渡す。「心の中カード」には「gender identity・gender expressio・sexual orientation」にかかわる内容が書いてある。で、子どもたちにどういう困難があるかを考えさせる。そして最後にセクシュアリティの要素を紹介する。このワーク、どこかで使えそうやなぁ。ただ、お座敷の前にこれをされると、話す内容がなくなるという(笑)。
で、生徒さんたちが会場に移動をはじめます。そこにT野さんが来られました。今回はおそろのTシャツです。
てことでお座敷開始。1時間40分の長丁場です。はたしてどうなるか。
体育館の反響がすごくて、ずっとわーんとなっているのと、それにともなって音響機器が不安定なのはしかたないです。そんななか、放送担当の方がひたすら修復をおこなって下さっています。放送中にセットを組みかえるの、ほんとうにたいへんなんですよね。ありがたいです。
そんななか、生徒さんたちはところどころで集中力を切らしながらも(笑)、一生懸命聞いてくださっています。てか、こちらが「問い」を出したら、大きな声で「答え」を言ってくれる生徒さんがいたりして、これがうれしい。しかし、確かに1時間40分は長いな。長いけど、それだけないと話せないというのもありますね。
途中からセクシュアリティの話に突入。「さっきの時間の復習ね」といいながら、どんどん進めていきます。基本的には事前学習よりも事後学習をしてほしいタイプですが、これはこれでいいかもです。まぁでもそれは、事前学習を見ることができたからで、やはりそういうのは大切だなと。
そんなこんなで、なんとか最後まで到達。すると、拍手がすごいです。大きいだけではなく長い。きっとこういう文化の中で育ってきたんでしょうね。そして、生徒代表のあいさつ。しっかりしてはるわ。うちの生徒もこれくらいしっかりしてたらなぁ。
終わったあと、何人かの子に「長かった?」と聞きましたが、「うん」と答える子が誰もいなかったのもえらいな。
てことで、午前の部(笑)が終了。ちなみに、T野さんからいつものようにコーヒー豆をいただいて、ありがとうございます&もうしわけない。今回はあまり話せませんでしたが、M中学校のみなさんとの交流が優先でした。またよろしくお願いします。
で、支店長室でしばし雑談。頃合いもよしと言うことで、お借りした小部屋に移動です。午後は「じんけんスコラ」です。zoomなので、実現できたというか、逆ですね。zoomなのでM中学校に来られたんですね。
じんけんスコラは3回連続になります。なので、全体の流れは変わらないものの、ひとつひとつの内容を増やしてバランスをとることにしました。まぁフルバージョン話す感じですね。で、今日は1回目なので、「セクシュアリティの基礎知識とLGBTの困難(1)」です。
で、接続したら、Mりなさんがいて、思わず
「なにしてんねん」
と。
で、スタート。人数があまり多くないけど、逆にみなさんでディスカッションもできるからいいかもしれません。そんなこんなで、途中ワークを入れたりしながら、2時間しゃべって、終了。なんとか最後まで行けて、よかったよかった。
その後、再び支店長室でしばし雑談。でも、あまり長居をするとおじゃまです。なので、15時半頃においとま。汽車は17時前です。まぁ大阪王将があったから、そこで餃子とビールでもと思っていったら、閉まってました。マジか…。しかたないので、新天街を彷徨いましたが、どこもあいてない。と、一軒の店にのれんが!

中に入ると、いかにも常連さんな感じの人がおひとり呑んでおられました。
とりま、生ビールと…。
「「あかもく」ってなんですか?」
「もずくのヌルヌルしたようなヤツ」
「それ行きます」
で、
「このへん、知ってるの?」
「いや、京都から来ました。お店がどこもあいてなくてどうしようと思っていたら、暖簾が出てたので入りました」
ここから旅行者を迎えるモードに入られたお母さん。いろいろと話しかけてくださいます。と、おひとり入ってこられました。これまた常連さんですね。すると、お母さんは
「この人、京都から来られたんよ」
と紹介してくださって、そのお客さんと話せるようになりました。
なにやら角打ちみたいです。
それにしても、常連さんたちが食べてるのが気になります。
「それなんですか?」
で出てきたのがこれ。

タコフェですね。もしかしたら、お母さんじゃなくオモニかも…。
もちろん生ビールはすぐになくなるわけで、焼酎のロックに走りましたが、これもまたなくなるわけで。
「すみません、焼酎のロック、半分お願いできますか?」
こんなんばっかりです。すると常連さん
「最近の女の人は強いなぁ」
と。完全に角打ちでやってる会話です。うーん、17時前の汽車で帰るのがおしい。でも、帰らなきゃ。
「おいくらですか?」
と聞くと、1800円でした[1]生小1、焼酎ロック1.5杯、あかもく、おでん(こんにゃく・スジ)、タコフェの値段です。なお、伝票には「女性一人」と書いてありました(笑)。。思わず「安っ!」と声が上がりました。なにせ、値段が張ってないからビビってたんですよね。
「またこっちに来たら来てね」
と言われたので、
「もちろんです!」
あとは新山口まで出て、コンビニでコロッケパンと缶チューハイを買って、飲んで寝て。気がつくと京都です。
さすがに疲れた…。
家に帰って小腹が減ったので、ついマルタイを食べてしまったり。うーん、ヤバイな。

footnotes

footnotes
1 生小1、焼酎ロック1.5杯、あかもく、おでん(こんにゃく・スジ)、タコフェの値段です。なお、伝票には「女性一人」と書いてありました(笑)。

移動開始

朝、ウィーンというバイブ音で目が覚めました。そうか。マナーモードにしていたのか。やばかったです。まぁ起きられてよかったです。
てことで、ひとつ早い電車で出勤。それにしても、いつもの電車だけロングシートで、その前後が転クロというのがなぁ。
で、1時間目と4時間目に授業。考えてみたら、来週水曜日から中間試験です。そろそろ切羽詰まってもらわないとヤバいです。ただ、ひとつのクラスはまだやらなきゃならないことが残っています。なので、そちらの方はさっくりと授業。もうひとつのクラスはプリント学習です。まぁ質問が来てよかったかな。
で、午後は労働者の権利を行使して移動開始です。幸にして最寄りの電車も今日は遅延がありません。京都駅近くのコンビニで食料を確保。昼食です。

そのまま西へに西へと移動。とりあえず到着した駅で、お友だちのT部さんにお約束のメール。もっとも、西に移動することが減ったし、T部さんと会うことも減ったから、めっちゃ久しぶりですけどね。
で、そこから」山口線に乗って北上。1時間半ほどで益田に到着。駅にはF川さんがおられました。9年ぶりです。ちなみに、今は支店長さんです。
そのままホテルまで案内してもらって、その後、今日の会場へ。会場には明日の支店の若手の人たちが集まっておられました。
みなさん、仲が良さそうです。いいなぁ。まぁ、うちの支店も仲は良さそうですが、わたしのような古株は入れてもらえません。でも、この支店は支店長さんがいい感じでまとめておられます。というか、支店長さんがジャマをしない感じかな。だから、若い人たちがいきいきしている。ただ、問題はひとつあって、勤務時間を忘れておられる感じです。なので、なかなか来られない人もいたり。もちろん、支店長さんは「早く来い」という立場なんですが、なかなかそうもいかないようです。
それでも、とりま乾杯。
話を聞いていると、わたしが明日出る幕はなさそうな感じまで、みなさん授業を詰めておられます。どうしたものか。
ちなみに、なぜそうなったかというと、支店長さんがハンパない。とにかく、ひたすら制服を変えておられるみたいです。そのきっかけになったのが10年前のこの時だったんだとか。ひたすら恐縮です。
それにしても、益田の魚はすごいです。刺身はこれ。

エッジが立ってます。さらに、甘鯛はこんな感じ。

鱗がうまい。そして、締めのごはん。

あまりにもおいしいいくらです。しかも、酢飯がうまい。
そんなこんなで、10時に飲み会終了。外に出ると「新天街」がいい感じです。

そのまま今日も一緒のT野さんとホテルまで移動。もっともT野は地元なので帰られますがね。
まぁまだ体力が残っているので、まずは半ちゃんラーメン。

塩ラーメン、うまい。そして、大浴場からのマッサージチェア。ところがマッサージチェアの上で気を失ってしまったらしく、次に目が覚めたら2時半です。あかんあかん。ベッドの上で寝ましょう。

ゆるゆる

朝、さすがに身体が動きません。なので、労働者の権利を1時間行使。
いつもの通りリュックを担ぐも、肋骨まわりが痛い。まぁでもしかたないです。駅からテクテク歩いて職場へ。
ガッコに着くと、事務室から声がかかっていろいろ話。さらに机に行くと、山のように書類があります。やれやれ。どこから手をつけるかな。とにかくひとつひとつこなす以外ないですね。ただ、山の中に先週がんばって入力したのを通信にしてくて火曜日に配布してくれたみたいで、若い衆、ありがとうと。
木曜日はもともと3コマ授業がありますが、昨日と振り替えたので、4コマになってます。この体調で4コマか…。それでも試験前なので、サクサク授業をやりましょう。ちなみに、授業の最初に昨日のyahooニュースとかnews23の動画を見せると「おおー」と声があがったり。でも、動画の方は、わたしはすぐにカメラが切り替わったので「それだけかい!」と笑われたり。まぁそんなもんですわ。
なんとか6時間目を終え、7時間目になって、ようやく授業から解放。少し事務仕事ですね。7時間目が終わったら、これまた先週「プレゼン見てくれ」と言った子がプレゼンを見せに来てくれました。見てみると、わたしのクセの強いプレゼンそのままです。とにかく無地。文字は黒のみ。でも、わかりやすい。
「どうやった?」
と聞くと
「内容をプレゼンに落とし込むまでにすごく考えました。でも、落とし込めたら、あとは楽できた」
とのお言葉。さらに
「ここを質問してほしいなと思ってるんです」
というので
「それ、正しいよ。プレゼンって穴を開けておいて、そこに質問を呼び込むねん。そしてその質問に対して完璧に準備をしておくねん」
と言っておきました。うまくいくといいな。
てことで、定時が来たから帰りましょう。
家に帰ってお風呂に入って、肋骨まわりを見ると、内出血してません。てことはヒビが入ってない可能性も出てきました。が、とにかく右半身が筋肉痛です。まぁ、よほど力が入ったんでしょう。
11時前におねむ。おふとんに入って寝てると、パートナーがアロママッサージをしにきてくれました。ありがとー。そのまま寝落ちです。

トランスジェンダー国会

そもそもの発端は、8月末の論客との飲み会でした。その時に10月12日に東京に来てほしいというオファーがありました。正直言って「マジかよ」と。なにせ、週のまんまん中の平日です。その後、仕掛け人のとまとさんからメールがあったけど、ふにゃふにゃ言ってペンディングしておきました。が、日程が近づいてきて、そろそろペンディングもできなくなってきて、どうするかと。時間割を確認すると、行って行けないことはないなと。ならば行くかと。
ということで、ここ数日交流会のみなさんからいろいろ声を集めてました。昨日それをまとめたものをとまとさんに送って、今日が本番です。
なんでも永田町に10時集合なんだとか。てことは、いつも乗ってる電車と同じ時間に出る新幹線に乗らなきゃなりません。てことは、いつもと変わらない時間に家を出なくちゃならんといゔことです。せっかく労働者の権利を行使してるのに、なんでやねん。で、駅まで急いでいたら、突然足元が「カコン」とかいって、そのまま転倒。ヤバイな。擦り傷はいいんだけど、肋骨が痛い。ヒビが入ったかな。
それでも駅まで急いで、なんとか間に合いました。
新幹線の中ではひたすら準備。メモをとったりアンダーラインを引いたり。と、ペーパーを見ると、体液の跡が…。あかんやん。
そんなこんなで東京駅に着いて、地下鉄に乗って国会議事堂前へ。

レインボー国会以来なので5年ぶりか。
しかし肋骨まわりが痛い。で、参議院会館の前に行くと、「それらしい」みなさんが集まっておられるのが見えて、あそこだなと。で、話を聞くと「登壇者は10時半」とのこと。えーと。なんのためのヒビ[1]たぶんだ?
会議室が開くと、速攻準備開始です。が、身体が痛いので、手伝いは断念。やがて登壇者も来られて、国会議員も来られて、参加者も来られて、11時から「トランスジェンダー国会」がスタート。
まずは国会議員のあいさつから。えーと、どんどん時間が後ろへずれ込んでいきます。どうするねん。やがてLGBT法連合会の五十嵐さん→HRWの土井さん→静岡大学の笹沼さんとレクチャーがはじまります。ここで時計を見ると、ほとんどオンタイムにもどりました。すげぇ!
お次は鈴木げんさんの語りです。ちゃんと読み原稿つくっておられます。えらいなぁ。そして東優子さんのお話。
「特例法のハードルが高いとか低いとか、そういう話ではなく、人権問題なんだ」
という言葉に力をもらいます。
で、わたし。
「わたしは学校ではカミングアウトしてません。バレてますけどね。まぁノンカムフルバレです」
で笑いがとれたのでよし。続いて
「トランスジェンダーの当事者ではあるけど、トランスジェンダー生徒の当事者ではありません。なぜなら子どもたちに困難をもたらす学校の教員だからです。仮に子どもたちが学校を糾弾するなら、糾弾される側の最前線に立たなければならないのはわたしです。それがイヤだから、交流会をしています。今回は子どもたちや保護者の声をとどけるために年休とって来ました。明日は振替授業でたいへんで」
で笑いがとれたのでよし。
あと、子どもたちや保護者の文章を読んでコメント。その後
「国会議員のみなさんになにをしてほしいのか、それはわかりません。でも、こんな思いをしている子どもや保護者が同じこの国にいます。もちろん、日本国籍者だけではないです。その人たちのためにできることを考えてください。もしもわからなければ聞いてください」
そして最後にこの動画を見てもらいました。動画が終わると拍手が起こりました。やはり子どもたちの姿が伝える力はハンパないです。
「こんな笑顔が、交流会の場だけでなく、どんな場所にいても見られる、そんな社会をともにつくっていきましょう。もしも交流会に遊びに来たければ連絡をください。あ、連絡先を書いてない。とにかく一緒にビールを飲みましょう」
で終了。最後にも笑いがとれたのでよし。
東さんが
「よかったよ!」
と褒めてくださいました。優しい人だなぁ。
あとはエリンさん→中塚さん→杉山さんで、トランスジェンダー国会終了です。
続いて衆議院会館に移動して2時から記者会見です。主催者だけが話すのかと思ったら、いきなり土井さんからマイクを渡されて、思わず
「マジですか」
と。何も考えてませんでした。というか、質問聞いてなかった(笑)。それでも、話そうと思えば話せるのが器用な人だなと。そんなこんなで1時間ばっかの記者会見も終わって、今日の行事は終了です。
あとは打ち上げです。考えてみたら、昼ごはん食べてないです。なのでおなかは減ってるし、のどは乾いてるし。東京駅近くの居酒屋にみんなで移動してカンパーイ!

やっと人間にもどれました。あとはあれこれ話しながら飲むは食べるわ。てか、食べ物の量がハンパないです。よく食べるなぁ。
で、お店を出たら、鈴木げんさんがやってきて
「もう一軒行きましょう」
とお誘いを受けてしまったので、もう一軒いきましょう。
その後、「名古屋に泊まればいい」「浜松に泊まればいい」と提案されたけど、すべて却下。
9時過ぎにお店を出て、鈴木さんと一緒に東京駅へ。たぶんかなりふらついてたのかな。エスコートしてもらって、コンビニでチューハイを買って、新幹線のドアまで送ってもらいました。ありがと!また会いましょう!って、ここ読んでないよな(笑)。
新幹線の車内でひと口缶チューハイを飲んだら、そのまま爆睡です。一度「乗り越した!」と思ったけど、やはり新横浜でした。てか、そのために新大阪行きにしたんですよ。
で、なぜか京都の前で目が覚めて、無事、トランスジェンダー国会も終了。しかし、明日がしんどいだろな。

footnotes

footnotes
1 たぶん

わわわな1日

今日は午前も午後も出張です。まぁ午前が出張なのは助かります。一部例外を除いてですが。ただ、どうやら昨日の夜にA〇澤さんからメッセージが来ていたみたいで、それについて調べてしまったから、起きた時間は一緒ですね。ただ、家でゆっくりできるのはありがたいです。
てことで、朝は少しゆっくりして、第2のふるさとへ。今日の議題は学力をめぐる話です。
最近のテスト問題って、めちゃくちゃ文章が長くてまわりくどい。結論はたいしたことないのに、無駄に迷走するようにしてある。でも、日常生活ではそんな文章に触れる機会はない。そしたら、そんな文章を読解する必要なんてないじゃないかと。今、必要とする学力ってなんやねん、また、求められている学力ってなんやねんという話。
そこでわたしにいきなり質問が飛んで来ました。
F「iphoneの操作って、どういう力が必要なんや?」
えーと…。
い「学力はいらないです」
F「そしたら、どういう力が必要なんや?」
い「直感ですね」
F「そやな。取説ないもんな」
い「わたし、androidとipad使ってます。androidは、ファイルをどこに保存するかを自分で選択します。なので、どこにあるかが把握できる。でも、ipadは自動的に保存してくれるから、わざわざ保存先を選択する必要がない。わたしはそれがものすごく使いにくい。自分で把握しておきたい。でも、一般的には勝手にやってくれる方がいいらしいです。まぁマニュアルミッションか自動運転かって感じですかね。わたしはマニュアルミッション派ですけどね」
みたいな。
おそらく、今、「ユーザーとして」生きるだけなら、巷でテストに出てくるような学力は必要ないです。てか、ほとんどの人はスマホやタブレットにワープロや表計算などの機能は必要としていない。使うのはカメラとSNSや動画配信サービスへのアクセスかな。あと、クリエイティブな人は写真の加工とか、動画編集や作曲かな。これらも直感的にできて、高いクオリティのものが完成する。理論や理屈はいらない。これらを触るのに、テストに出てくるような学力は必要ないです。
てことは、例えば就職時に
「表計算ソフト使えますか?」
と聞かれる。すると
「使えません」
と答える。すると、表計算ソフトが不要な仕事にまわされる。そして、表計算ソフトを使う仕事には一生つけない。別に表計算ソフトを使う仕事がえらいとは思わないけど、選択肢の幅が狭まる。
一方、ややこしい文章につきあえる忍耐力と読解力がある一部の人間は「ユーザーではない」生き方も選択できるようになる。それはもしかしたら「提供する側」になるかもしれない。提供する側って、デバイスを通して「ユーザー」をコントロールする側、つまり社会をつくる側だったりします。
こうやって、多くの「ユーザー」と、一部の「提供する側」をつくる。その選別のために、ややこしいテストがあるんじゃないかなと。
問題は「楽しく使えればいいじゃん」という世界が確立していて、そういう人は「だから読めなくていいじゃん」という価値観も確立している。だから、人々は積極的に「ユーザー」になり、消費する側にまわる。こうやって、人々は二分されていく。
デバイスが使いやすくなることによって、例えば障害者が社会にアクセスしやすくなるというメリットはもちろんあります。それはそのためにあればいいはずなのに、でも、それを利用して人々を二分するという新自由主義的な目論みを持った「誰か」が、この社会を誘導していく。
もしもそう考えることができるなら、あらためて「学力ってなんだ」という古い問いが、ここで再び浮上してくるんじゃないかな。
そんなことを考えた午前でした。

午後は近場の人権教育担当者の会議です。まぁいろいろと論議をしたあと、最後にビデオ動画視聴。「君が僕の息子について教えてくれた」の前半です。
とてもいい映像ですね。ただ、これを子どもたちはどう捉えるか。
紹介してくれた人権担当者は、自校の生徒が、例えば電車で「それらしき人」に会ったときに、今であれば「キモい」とか、下手したら写真を撮りかねない。でも、この映像を通して、「そういう人なんだ」と認識を変えてくれたらという期待を持っているとのこと。うちの生徒も同じことをやるだろうから、とてもよくわかります。ただ、それはそれでなんだかなと。「当事者」に着目することは、えてして「感動ポルノ」になりがちです。なので発言。
「あの映像には、本人と母親と作家の3人が出てきますよね。その誰に着目するかが大切なんじゃないかなと思います。わたしは作家に着目します。なぜなら、コミュニケーションを取りたいと思うなら、取りたいと思う側が相手に合わせることが必要だと思うからです。もちろん、コミュニケーションをとるのが苦手な人がコミュニケーションを取りたいと思った時に、その人がなんらかのツールを使うのはいい。それは、その人がコミュニケーションを取りたいと思っているから。でも、わたしたちは、つい、コミュニケーションが苦手な人に対して、「そちらが合わせろ」ってやってしまいがち。それは間違っていると思います。やはり、コミュニケーションを取りたいと思う人が相手に合わせる必要があると思う。その時、作家の態度が参考になる気がしました」
みたいな。もちろん読み筋は「ある時聞いた講演」です。
そんな感じで午後の会議も終了。

お次は夜の仕事です。最寄りの路線が人身事故で止まっていたのでどうなるかと思ったけど、全部止まっていたから、運転再開したら、定時運行になるという不思議です。なので、やってきた電車に乗って、仕事場へ。余裕で間に合ったので、メールを一本。
で、お仕事開始。今までは、わたしが話をすることが多かったけど、今回からは学生さんに話してもらうことにしようかなと。なので、ディスカッション中心の運営をしてみました。さすがに皆さん、いろいろおもしろい意見を出されて、すごく参考になりますね。みんなで考えるってこういうことなんだなと、あらためて思いました。
そんなこんなで1日が終了。約12時間、脳みそを使い続けたな。さすがに疲れました。ビールが恋しいな。

多様性と特権を考える

今朝はなにもない休日です。とにかくのんびりしましょう。
朝ごはんを食べて、しばしボー。うーん、そうだ、散歩に行こう。もちろんほんとうは走りたいけど、この間
路線変更せざるを得なかったので、今日も念の為に歩きです。どれくらいのペースでどれくらいの距離を歩けるかな。てことで歩いたら、5.3kmを55分くらい。途中写真を撮ったり信号待ちをしたりしてたので、だいたい1kmを10分ですね。歩きとしてはいいペースです。てか、散歩というよりもウォーキングだな。でも、軽く汗ばんでいい気持ちです。
昼はビールを飲んで、これまたいい気持ち。少し昼寝をして、ここからはおべんきょです。と言っても、書籍化のためではなく、月末〆切のゲンコのためです。引き受けなきゃよかった。まぁでも、おべんきょしてからのゲンコなので、それはそれか。
おべんきょのネタは、今頃の『真のダイバーシティをめざして』です。
この間、あちこちで「特権」の話とか「マイクロ・アグレッション」の話とか、はたまた「差別はたいてい悪意のない人がする」話とかが語られています。まぁそれそのものは、実はそんなに新しい話ではないと思っています。が、それが書籍として出てきたことはすごいことだなと。というのは、それが直感とか経験とかではなく研究として形に表されているわけですからね。逆に言うと、わたしの直感が正しかったってことを言ってもらってるのだから、うれしいです。そして、その直感に言葉が与えられ、さらに理論化できるなら、したほうがいい。ちなみにこの間の部落問題学習も、読み筋としてはここにあります。
てことで、この間、読んでます。
読み進めながら、いろんなことを考えますね。解放教育の界隈をめぐって、さまざまな言葉が頭の中をグルグルします。このグルグルは大切に育てなきゃね。
あるものをつくる時に、スクラッチからつくりたくなるけど、そうじゃないです。研究が先行研究にあたるのであれば、実践も先行実践にあたる方がいい。せっかくの成果や失敗があるなら、そこから学ばないともったいない。そして、そうした成果や失敗の理由を考えるときに理論が役立つ。その理論として、この本は役に立ちますね。てか、当然のことながら、フレイレなんかも引っ張ってこられてるので、まぁそういうことってことですね。
それでも7時をまわったところで、これくらいにしようかなと。
さてと。あとはお風呂とビールと睡眠だ。

現実に帰るつもりが

朝起きて、とりま朝ごはん。その後、即撤収です。なにせ、午後から雨らしいです。しかも、仮設小屋場の出口が小さい。ここのみなさんが殺到されたら出るのにえらい時間がかかりそうです。
それにしても、仮設小屋がメッチャ濡れてます。そりゃそうか。一昨日は雨だったので、露がすごいんだわ。まぁ帰って干せばいい。
さっくりと片づけて、帰って食器洗い。部屋の中にロープを渡して仮設小屋干し。その後、せっかくなので、スーパー銭湯に行って、身体に染みついたにおいを洗い落としましょう。
帰りにたこ焼きを買って、ビールと一緒に昼ごはん。その後本を読みはじめたけど、当然のことながら昼寝。
まぁそんなぐだぐだな1日です。まだ現実逃避やな。まぁでも、明日は現実に帰らなきゃ。なぜ帰らなきゃならんかわからんけどね。

現実逃避

朝、なんとなく荷物をカートに載せます。入るようで入らない。入らないようで入る。
午後、晴れてきました。よしよし。と、会議が終わったとの連絡が入ったので行動開始。高速を使って移動して、京都府南部の仮設小屋場へ。到着すると、いっぱいです。そりゃ3連休の初日だし、あしたは雨だし。
とにかく仮設小屋を設置できるところをなんとか見つけて、設置開始。あっという間に終了。明るいうちに設置できてよかった。
あとは鍋の宴会です。でも、鍋だけだとアレやな。焼きましょう。

食べ終わったら、仮設小屋の中で2次会。見上げると、月。

でも、眠くなってきたので、寝ましょうか。

今回もしゃべってしまった

今日は某人権教育研究大会です。去年最後かもと思ったけど、そんなこともなく、やっぱり来てしまいました。
ちなみに、今年は受付があたっているので、雨の中メッチャ早い時間に会場に到着。当然のことながら会場は開いてません。寒い中、外で読書です。てか、ベンチが屋根の外にあるから座れない。やれやれ。
そうこうするうちに会場も開いたので、受付業務開始。と思いきや、「やったげるよ」との優しいお言葉を吐いて下さる人がいたので、甘えることにしました。
午前は記念講演。去年はF川さんの予定でしたが、中止になりました。今年の講師は黒川みどりさんです。タイトルは「水平社百年の歴史と部落問題の今」。冊子にスライドが全部載ってます。おもしろそうです。
黒川さんは『つくりかえられる徴』というのを書かれていて、これがわたしの部落差別のとらえ方とか、部落問題学習のつくりかたに大きな影響を与えています。ただ、読んだかどうか覚えてない(笑)。で、話を聞くと、あちこちに「境界線」という言葉が出てきます。つまり、さまざまな形で「部落/部落外」の境界線をつくるということです。言いかえるなら「部落(民)とは何か」を研究する。そして、その時々の言説において部落民が構築されていく。もちろん、それはそのような「境界線」を必要とする社会背景があるわけです。つまり、以前の境界線が使えなくなる。するとあらたな境界線がつくられる。それが、今回は使われなかったけど「徴」なわけですね。
黒川さんの話は(いわゆる)解放令からはじまったけど、そこにおいてもさまざまに「境界線」がつくりだされていくということは、知ってはいたけど、意識していませんでした。自分の部落問題学習のスライドが、もう少しつくりこめるかな。いや、やめておきましょう。わたしが知っていて、それを認識しながら話をすることが大切です。わたしは数学の教員ですから、部落史「を」教えることはできない。部落史「で」教える。そのために必要な知識だったな。でも、自分のとらえ方でいいということを、あらためて言ってもらった気がします。
講演のあと、控え室に乱入してみました。
実は、黒川さんとは1年半前にお会いしています。ただ、この時は黒川さんは忙しかったらしく、すぐに帰られました。なので、認識されているかどうか…。と思ったら、きっちり覚えておられて、恐縮しまくりです。
しばし話をして、でも、すぐに帰られました。静岡ですしね。
てことで、昼ごはん。今日は荷物が多いのでおにぎりです。お茶を買おうと思ったけど、大きいのしかありません。どうせ飲みきれないので、水分なしでおにぎりをパクついて、最後に朝に買ったコーヒーで〆にしました。その後、知りあいと雑談。で、午後の分科会。
分科会は4本のレポートです。静かにしていようと思ったけど、やはり静かにできませんでした。
例えば1本目のレポート。「部落」と言えばいいのに「これまで差別されてきた地域」などという、まわりくどい表現をされます。まぁ、「ないこと」にするよりはいいんでしょうが、なぜこういう言いまわしをするのかな。そして「根深さ」を強調されます。わたしはあまり「根深い」と思っていないので、なんだかなと。てか、根深さを強調することによって、部落問題の特殊性をつくりだす気がしてイヤなんですよね。
2本目のレポートではコミュニケーションの問題を「コミュニケーションに問題を抱えるとされる子」に原因を求めているところにチクリ。
ある時聞いた講演の中に「コミュニケーションって、相互行為なのに、その原因を一方にだけ求めるのはおかしい」って話を聞きましてね。ガッテンボタンを1万回くらい押したくなりまして。ガッテンボタン、ご存じですか?」
すると、レポーターの方
「今の話を聞いて、わたしもガッテンボタンを押しまくりたくなりました」
とのお言葉。話が通じてよかった(笑)。
レポートが終わってから『ソーシャル・マジョリティ研究』を推薦しておきました。
3本目のレポートが、これまたマニアックです。なんと、題材として「◯ぐみ」を取り扱っておられる。さすがにはじめて見ました。そして、部落・在日・障害といった、いわゆる「三題噺」を一切取り扱っていない。すごいな…。まぁいろいろ質問したけど、おそらくわたしとは違う感覚なんだろうなぁ。もちろん、わたしの感覚が正しいとも何とも思っていないけど、「めんくらった」というのが感想ですね。
そして4本目は夏の研究会で発表して下さった高校のレポート。これはサポート的な質問をしなくちゃね。てことで
「発達障害と日本語指導が必要な生徒を「特別ニーズ教育」とくくっておられますが、どういう経緯でそうされたんですか?」
と援護射撃。なんでも5つに分類していて、その5つ目が「その他」なので、そこに全部をぶっ込めるという(笑)。
その後、総括討論。誰も手をあげないので、これまた仕方なく
「差別の問題を心の問題や人間関係の問題にしてしまいがちなんだけど、ほんとうは社会構造や制度の問題として捉えないといけないと思う。みなさんはどんな仕掛けをしておられますか?」
と爆弾投下。さらにそれだけではダメなので
「昨年度、日本語指導を必要とする生徒が府立高校に4人しか入ってこなかった。ほんとうはもっといるはずなのに。小学校・中学校の状況を教えてほしい」
とさらなる爆弾投下。
結局、司会の人のまとめの時間を奪ってしまって、ほんとうに申しわけありませんでした。
しかし、去年は「最後かも」と思ったけど、今年は路線変更」もあるので、「どうせ来年もくるだろうな」と思いながらの終了でした。まぁでも、現役を続けているから参加できる。だから問題提起もできる。それでいいのかも。