下の子どもがふと漏らした言葉。
「世の中には男の人と女の人の間の人もいるよね?」
「うん、いるよ」
「でも、みんないるって思ってないの」
「それは、みんな知らないだけなんだよ」
そしたら、にっこりと笑って
「あ〜、わたし、この家に生まれてきてよかった〜」
へへへ、まぁたまにはそんなこともあるさ(笑)。
投稿者: ituki
数学の授業で…
もちろん、冬休みですから、授業はありません。
単に、数学の授業をしながら、自分は何を伝えているのかなぁとボンヤリ振り返っているだけのことです。
現行のカリキュラムって、前後のつながりとかすごく少なくしてあるんです。たぶん、「一ヶ所つまずいても、他のところに影響を及ぼさないように」という配慮なんでしょうが、あきませんね。んなことやっていたら。
結局、すべての公式なり規則なりが「天から降ってきた」みたいな感じが出てしまうんです。やっぱり、「あのときあそこでやったことが、当時は「なんじゃ?」と思ったのに、ここで出てきたか」みたいな、そういうのがないと面白くないんです。
あと、演算の基礎みたいなものが、すごく脆弱な感じもします。例えば、足し算とかけ算の違いとか…。そのあたりをきちんと教え、定着させていないから、「2x=1」を解いたら「x=-1」なんていう答を出したり「x^3+2x^2+x」を因数分解したら「x(x^2+2x)」とかいう答を出したりするようになるんです。
特に後者はすごく多いですね。これ、係数で省略できるものが「1」であるということが、いまひとつわかっていないんです。あるいは、前者についていうならば、四則演算の記号で省略できるのが「×」であるということが、いまひとつわかっていないんです。
おそらく、「単位元*1」が演算によって異なるなんていう話をしていないわけですわ。だから「逆元*2」についても触れていない。だから、「移項」というのが、単にテクニックになってしまう*3。
もちろん、実際の教科指導では、単純にテクニックでいいと思うんだけど、でも、どこかでこういうことに触れておかないと、すべてが「天から降ってきたテクニック」になりかねないと思うんです。
だから、最近は折にふれてこういう話をします。
そして、結論は
でもね、いいかい。
省略するのは簡単なんだ。大切なのは、省略されているものを見つけること。
いいかい。
語られていることだけを追っかけるのは簡単なんだ。でも、語られていないこと、隠されていることを見つけ、その言葉に耳を傾けることが大切なんだ。
そのためは、いつも耳を澄ましていること、アンテナを張りつづけていること。
いいかい?
しかし、こんな教科指導してていいのかなぁ(笑)。
謀議…
謀議っていうか、実は打ち合わせですけどね。
来年8月に開催する全外教の生徒交流会の開催場所の第一候補地に行って打ち合わせをしてきました。で、ほぼ即決ですね。第一候補地から開催場所に、その場で気持ちが固まりました。
なんと言っても、受けいれていただく町の姿勢がすごくおもしろいです。間口が広くて好奇心が旺盛で、それを支える熱いもてなしの心とか、いろんなものが伝わってきました。多種多様なエスニシティを背景に持つ子どもたちが、ここでならゆっくりと交流が持てるという安心感がほんとうにあります。これから一年、いろいろとお世話になると思いますけど、よろしくお願いします。って、ここで書いてもどうしようもないのですが(笑)。
打ち合わせが終わったら、まずは散歩。この季節にありがちな電飾の町がありますので、そこをめぐってきました。伝統的な日本家屋をはしごを伝ってのぼっていくサンタさんの電飾のミスマッチが、なんともいえず楽しいです。これが単なる一軒の暴走だったらなんということもないのですが、この町では、気がつくとみんながやっていて、気がつくと「オサナリエ」という固有名詞ができているという。しかも、どの家がどんな電飾をしているかという地図入りのチラシまでつくっているという、まあ愉快な町になっています。
散歩のあとは、近くのコミュニティセンターで、なぜか宴会。鍋を囲んでみんなでワイワイと楽しいひとときを過ごしました。
それにしても、おいしい鍋をつつきながらも、なぜここで自分が鍋を食べお酒を飲んでいるのかわからないという、不思議な体験でした。実は、この町の人たちって、振り返ってみると、ほとんど瞬間しか出会っていないんですよ。にもかかわらず「いつきちゃん!」っていいながら、気がつくと篤くもてなしてもらっているという、それがこの町の人のあったかさ*1なんでしょうね。そんな不思議な気分のする鍋のひとときでしたが、本当に楽しませてもらいました。と同時に、この町とはこれからも長いつきあいがあるんだろうなという、そういう心地よい「つきあい」の予感があるひとときでもありました。
*1:=好奇心(笑)
雑事
うちは、京都市北部にあるにもかかわらず、暖房施設が貧弱です。そこに輪をかけて貧弱にしたのが、ウチの子どもたち。
3週間ほど前、コタツ机を引っ張ったら、いきなりガクンと倒れました。なんと、コタツ机の足が一本とれています。しかも、足が折れたんじゃなくて、ヒーターユニットのついている板*1が割れています。そこにいた下の子に「どうしたん?」と聞くと、えらい話しにくそうです。「もしかして、上に座ってギコギコしたの?」と聞くと、なんとなく「うん」みたいな感じです。まったく…。
まぁ、割るヤツも割るヤツですが、割れる板も割れる板です。なにせ、表面を見たら樹脂ですが、中を見たら紙が貼りあわせてあるだけです。こらサクいわけですわ。割れたというより、紙がちぎれてはがれたという感じです。
とりあえず、その時は木工ボンドとガムテで補修したのですが、きのう部屋を片づけている時、再びはがれてしまいました。
こうなると覚悟を決めるしかないですね。板を買ってきて、切って、穴を開けたら終わりですから。さいわい、3週間前と違って、肩も動くようになってきたので*2、なんとかなるでしょう。
板を買ってきて、採寸して、不要な部分を切って…。と、ドリルが…。充電してないorz*3。まぁしゃーないな。気長にやりましょう。
てことで、作業は昼ごはんのラーメンづくりに移行。
スープはもちろん、昨日の鶏ガラを圧力鍋にかけておいたものです。それを水でのばして、味噌醤油味のスープをつくることにしました。ちなみに、味噌は昨日実家からもらってきた信州の手づくり味噌らしいです。醤油は、北海道の親戚から送ってきた行者ニンニクを漬け込んだ醤油。ちなみに、水は近所の神社の水。これだけいい素材を使えば、味が悪いわけないです。元手はタダですけどね(笑)。
てことで、おいしいラーメンをいただきました。そうそう、ゆず胡椒をちょこっと入れると、これがまた…。
てことで、出発です(笑)。
クリスマスイブの過ごし方
今日も見事に完全オフ。
昨日は外回りのことをなにもしなかったので、今日は午前中にちょっと動くことにしましょう*1。
この間交換したタイヤを某所に運んだり、今晩のための買い出しをしたり。
午後は本日のメインイベント、ローストチキンづくりです。
といっても、詰め物を炒めて、鶏の「中」につめて、ダッチオーブンに放り込んで火にかけるだけですけどね(笑)。
約2時間後、トロトロに焼き上がったチキンのできあがりです*2。みんなであさると、あっという間に骨だけになりました。まだまだ肉はついていますが、こいつは圧力鍋に放り込んでスープにします。野菜と一緒に煮込むといいラーメンスープができそうです。その時に肉が落ちるので、一緒に食べるということで。
あとは、ケーキを食べたり子どもたちとプレゼントのやりとりをしたり。
最後に上の子どもの数学を少し見て、寝ることにしましょう。
いや、上の子ども、あした・あさってがテストらしいんですよ。かわいそうだけど、3年生だし、それはそれでいいのかもしれない…。
夜中、ふと目が覚めると枕元に人影が…。サンタさんかもしれない(笑)
完全オフの過ごし方
いつからだっただろう、土・日・休日が完全につまってしまっていたのは…。ふとスケジュールを見ると、11月5日はなんにも印がついていません。なんだ、1ヶ月半前か…。って、違いますよね(笑)
ということで、1ヶ月半ぶりの完全オフです。
とにかく今日の第1目標は「寝坊」です。でもあきません。7時頃には起きてしまいました。まぁ、それでもいつもよりは1時間寝坊をしたからよしとしましょう。たとえ家族は誰も起きていないとしても(笑)。
で、メールチェックだのwebの巡回だのという、まぁあまりに寂しいオフの朝を過ごしているうちに、「早起きする!」と宣言していたパートナーが起きてきました。なんでも、今日は午前中に用事があるそうな。
パートナーが外出したら、あとは特にすることがなにもありません。せいぜいは、上の子どもの数学を見ることくらいでしょうか。ここしばらくやっていた図形の証明とかに比べたら、ルートの計算とか2次方程式とかは圧倒的に楽です。「今日はがんばって4ページほどやっとき」と言って、わたしは買い物へ。いや、別に特に必要はないのですが、なんとなくポテトサラダでもつくろうかという気になったもので…。
家に帰って冷蔵庫の中を見ると、前に買ってきたアキレスがあります。そうそう、これも処理しないといけないです。スーパーで安かったからつい買ってしまった小芋もあるし…。じゃぁ、今日の午前中は、大料理大会ですね。
アキレスを圧力鍋で炊いて、小芋の皮むきをして、ポテトサラダをつくって…。
そんなことをしていると、パートナーから「もうすぐ帰るし」というメール。じゃぁ、昼ご飯の準備ですね。今日はわたしが家にいる時の定番です。お好み焼き。今日はちょっとタネを少なめにして、キャベツが勝ち気味にしてみます。この間「風月」で見たように、ふたをせずに片面ずつじっくり焼きますか。
じりじり焼いている最中にパートナーが帰宅。今日は外がほんのり暖かいみたいなので、庭でごはんを食べましょう。テーブルをセットして、ビールで乾杯。ビールがなくなったら焼酎のお湯割り。
ごはんを食べ終わったら、ソファでくつろいでいるうちに寝てしまいました。ふと目が覚めると、すでに夕方。子どもの数学をちょこっと見て、晩ご飯づくり。といっても、昼のうちにほとんどつくってしまっているので、野菜を炊く程度でいいです。そうそう、下の子どもが食べられるもの…。せせりの網焼きか(笑)。パートナーは、昨日炊いておいたタケノコを天ぷらにしています。コストは安いけど、けっこう賑やかな食卓になりました。
うん、きわめて正しい完全オフの日でした。
非国民にとっての教育基本法
今日、公布&施行ですか。
ここ*1にもあったように、この日を心に刻んで、許さないことは許さない生き方をしなくちゃと思います。振り返ってみると、この1年の「時代」の流れは、わたしが忘れていたことを思い出させてくれた1年、わたしがわたしをとりもどした1年でもありました。
そういう意味で、感謝をします。ありがとう。
*1:最近、id:kaikai00さんのブログをずっと読ませていていただいています。ありがとうございます。
やっと終業式
なんだか、ことしは長かった。てか、期末試験のあと2週間も授業があったんですが、んなことやっても、ウチの学校ではムダな希ガス。間にクリスマスと正月をはさんだら最後にやったことなんて全部飛んでしまいます。なので、3学期がはじまったらまた最初からやり直し。完全な数字あわせのための「授業時間確保」という感じです。
もっとも、教員の側もたいがいなわけで、試験を後ろに持ってきて試験後の時間を短くすると「採点の時間が少ない」といい、試験を前に持っていくと「授業が長すぎる」という。で、そんな行事日程を組んでいるのも同じ教員なわけですわ。わたしなら、ちゃぶ台ひっくり返しますね(笑)。
ま、グチはこのへんにして…。
案の定、朝から絶不調です。昨日の飲み過ぎがきいています。
とにかく、悪い体調をだましだまし、大掃除だの終業式だの不振者指導*1だのをして、無事午前の部が終了。午後は、生徒たちの成績の処理をしたりしながらしばらく仕事をしていましたが、ふと年休が大量に残っていることを思い出しました。勤務日は、今年はあと4日半。全部休んでも使い切れません。てことで、年休とって帰りました。
帰りに、ちょっと用事のある中学校に行ったり、三月書房に寄ったり*2。探していた本はなかったのですが*3、それでも本に囲まれてその間をフラフラできる瞬間が持てたことは、すごいリフレッシュになりました。
おかげさまで、体調もすっかりよくなって、晩ご飯のビールがおいしいぞっと!
忘年会・パート2
今週頭に一通のメールがありました。「木曜日、忘年会します。ぜひ来て下さい」。
へ?木曜日?
わたしを誘って下さった方は、企業の人なんで、たぶんみなさん、週末は週末でそれぞれの会社のつきあいもあるからこの日なのかな。
ところで、みなさん、単に「企業の人」というだけじゃなくて、それぞれの企業の人権担当をしておられます。若い人から超ベテランの人まで年齢層もさまざま。役職も、ベテランの人になるとたぶん管理職なのかな?そんな人たちが、「人権」というひとつのつながりで、かれこれ2年ほどつながっておられます。で、飲み会では全員「タメ口」。
わたしとこの人たちとの出会いは、部落解放・人権研究所の解放大学です。午前にひとつ、午後にひとつ講座があって、わたしは午後の高座*1の担当。午後の時間がはじまる前に、ある参加者の方が担当者の人に「昼からの人、男性なんか女性なんかどっち?」と質問をしたら、担当者曰く「どっちか楽しみにしといて下さい」。まぁそのまんまな答えなわけです。で、わたしがしゃべりはじめたら、みなさん脳みそが裏返られたそうな。そのまま「性別のワンダーランドへ、いらっしゃ〜い」な世界に突入されたわけです。で、みなさんからいたく気に入られて、お誘いがかかるようになってしまいました。
学校というところにいるととうてい出会えない人たちと、こうやって話、呑むことができるっていうのは、メチャクチャラッキーです。
それにしても、みなさんよく呑まれますわ。なにせ、「飲み放題」がついているのですが、焼酎は一升瓶が来ますし、日本酒は絶え間なく消費されていきます。同じペースで呑むと倒れてしまいそうです。ちなみに、料理は魚介類をかんてきで焼きながら食べるのですが、このご時世にチャレンジャーです(笑)。まぁ、なにがなんだかわからないままに、気がつくと閉店の時間。ぜったいヤバイです。あした仕事になるかなぁ。
*1:誤字じゃないっす
冬支度・パート2
今日は、でかい車のタイヤ交換。でも、ジャッキアップ&タイヤ交換をやる気がとうてい起きません。なので、行きつけの板金屋さんへ。
いやぁ、いいです。エアのジャッキ。バババババっていったら、2tほどある車体が浮きます。プシューの一息で車体が降りてきます。そして、インパクトレンチ。ガガガガガっていったら、あっというまに6本のねじがほどけます。
あぁ、マジでエアの工具がほしい…。
工具マニアの血が騒いできました(笑)。