キムチとタレの日

今日は、11月2日にある東九条マダンの準備の日です。
11時開始ですが、わたしは一足お先に会場へ。下準備です。
キムチとタレをつくるには、ニンニクが全部で12〜13房必要です。これらをすべて皮むきしなくちゃなりません。「どうしようかなぁ」と思ったのですが、房の根元のところを包丁でバッサリとやって、水の中に放り込むことにしました。試しにむいてみたのですが、これがむきやすい!
そうこうするうちに、鳥取のお客さん達が大阪から到着。ニンニクむきに参加してくださいます。「なかなか生徒が来ないなぁ」と思っていたら、中学生の子がやってきました。この子、小学校・中学校といろんなしんどい経験をしている子で、それだけにちょっとしっかりしているというか、やんちゃというか、そういうところを持っています。でも、この子がいる限り、京都の交流会はあと6年は安泰だな、と。てか、こういう考えをしているから交流会が広がらないのか…。
やがて、世話人の教員や第1世代の参加者も来てくれて、ボチボチと佳境に入っていきます。会場の台所は、タレとキムチの臭いでいっぱいです。あぁしあわせ(笑)。
やがて、去年のタレ*1を使った焼肉と、チヂミ・ワカメスープで、みんなでダラダラとおしゃべりをしながらの昼ご飯。
食後は、今回のメインイベント、ヤンニンのすり込みタイムです。けっこう地道でたいへんな作業なんですが、みんなでしゃべりながらやれば、それなりに楽しめます。在日のハルモニ達が、おしゃべりしながらのんびり作業をしておられるのがなぜなのか、すごくよくわかります。
てなことをやっているうちに、そろそろおひらきの時間。後かたづけをやって、今年の仕込みも無事完了。あとは、当日を待つばかりです。

*1:常温保存でも1年間充分に持ちます

3連発

  • 朝の出来事

先日、ウトロの町内会長さんから「音響、頼むわ」という電話がありました。
ふだん役立たずのわたしが、お世話になったウトロの方々に恩返しできる数少ないチャンスですから、これは万難を排して行かなくちゃなりません。
てことで、卒業生数人に声をかけてウトロへ。
なにやら今日は、韓国本国から踊りと合唱の「激励」に来られる日とか。音響をやるのに何も知らないわたしもたいがいですが(笑)。まぁそんなシチュエーション&午前なので、もちろんアルコールは×。なんとなく手持ち無沙汰なところへ、ビニール袋を下げたハラボジが一人。なにやら、銀色に光る缶をそれとなく配っておられます。と、わたしのところへも。「ほれ」。思わず建物の影に移動して「プシッ」「ングングング」。やっぱりモーニングはやめられません(笑)。
と、「今日はバイキング形式で」とか言って、広場に並べられた韓国料理の数々。チヂミ・チャプチェ・キムチ・ムなどなど。これがまたおいしい。キムチとモーニングはこれまたあいます。なんかホワワンといい気持ちになったので、会長さんに
「よぅまわりますわ」
と言うと、
「あたりまえや。アルコールと唐辛子は相性がええねん。昔、労働者はな、焼酎に唐辛子入れて呑んでたんや」
との貴重なお話を聞かせていただきました。今度からそうやったら安くあがるんや(笑)。

  • 昼の出来事

先日、前に住んでいた「ムラ」の方から「芋掘り、手伝ってな」という電話がありました。
ふだん役立たずのわたしが、お世話になった「ムラ」の方々に恩返しできる数少ないチャンスですから、これは万難を排して行かなくちゃなりません。
午前に手伝ってくれた卒業生&ウトロで合流した鳥取からのお客さんと一緒に、芋掘りの後の昼食交流会*1。の会場に乱入。すでに手伝わなくちゃならないところはほぼ終わり。にもかかわらず、わたしたちが到着したら
「昼ご飯、食うたか。まずは食べ」
のひとこと。海鮮丼&きつねうどんの昼食からスタートです。その後、
「せっかく来たんやから、みなさんに楽しんでもらえること、なんかせえや」
というお言葉をいただいたので、思わず大学時代のリーダーにもどってハンドリングゲームをひとつ披露。それなりに楽しんでいただけたかな。
やがて、3時頃から会場の撤収。とはいえ、大人数でやっているのであっという間に終了です。その後、主催者の方の家に行って、宴会。ここのムラの方々、おいしいものを食べるためには手間ひまを惜しまれません。工夫して、てをかけてつくられた食べ物は、ほんとうにおいしい!そして、これまたおいしいお酒。
なんだか今日は、食べて呑んでばかりな気がします。

  • 夜の出来事

名残は惜しいけど、5時半頃にムラを出て、京都市内へ。
今日は12月に某所でやる高座の打ちあわせです。
打ちあわせの相手は、これまたムラの人。打ちあわせそのものは瞬間で終わって、そこからは延々とムラを取り巻くさまざまな話。なんだか時間はあっという間に過ぎていきます。気がつくと、11時前。兵庫県から来られているので、そろそろ帰らないといけません。
ということで、夜の部も終了。

なんしか、1日食べて呑んでいた日でしたよ。

*1:ムラの人と作業所の人の年2回やっている交流会

なにを語り、なにを伝えるか

いままで人権にかかわるいろんな講演を聞いてきました。「おもしろい!」と思ったものもあれば、「ん〜…」と思ったものもあります。
もちろん、わたしは基本的には楽観主義者ですから*1、「どんな話の中にも学ぶところがある」という前提で聞くことにしています。で、実際そうだったりします。一番もったいないのは「どうせ」というバイアスをかけて聞くことだと思っています。まぁそれはどうでもいいのですが。
人権にかかわる講演の場合、大きく「当事者の話」と「非当事者の話」のふたつにわけられる気がします。で、それぞれに「おもしろいもの」と「おもしろくないもの」がある。つまり、合計4パターンがあるということにしておきます。
それぞれについてのコメント。

  • 非当事者の話でおもしろくないもの

まぁ、一番ありがちと思われるものですね。でも、これってさいわいにしてわたしが今まで聞いた中にはほとんどないんです。おそらくは、それはわたしに聞く機会をつくってくれている人(たち)が、そういうものをあらかじめ除外してくれているからなんだと思います。ほんとうにラッキーです。
で、このパターンの特徴は、具体性に欠けることかな。「べき」で片づけられると、「いや、ええし…」となってしまいます。それでも、どこかに学ぶべきことは探しますけどね(笑)。それすらもなかったのは、1回か2回くらいかなぁ。

  • 非当事者の話でおもしろいもの

これ、意外と多いです。例えば、「知識」なんかに関しては、往々にして当事者の非研究者よりも非当事者の研究者の方がはるかに豊かです。しかも、「人権」なんかに足をつっこんでいる人は、なんらかの「現場」を持っている/持っていた人がほとんどです。そういうところに立脚した話は、そうとうに刺激的です。
と同時に、非当事者の聴く側からすると、「同じ地平」に立っている人ですから、変な垣根を感じずにすみます。いわゆる「資格の絶対性」みたいなものがないので、例えば「あぁわたしにもできるんだ」という安心感・親近感を感じさせるものもありますね。

  • 当事者の話でおもしろくないもの

実は、これも意外と多いんですよね。いや、感動はしますよ。でも、それだけです。「たいへんなんだなぁ」「差別の実態ってすごいなぁ」とは思うけど、「じゃぁ、わたしはなにをすればいいの?」となります。でも、具体的に「これこれをしてください」とは講師の方は言わないし、もしも言われたとしても「でも、わたしのまわりにはいないし」みたいな感じになってしまいます。
と同時に、非当事者の聴く側からすると、ともすれば「資格の絶対性」みたいなものを感じさせてしまいがちです。そうなると、完全に「タニンゴト」。
このパターンの人がなぜこうなるのか考えてみると、「伝えたいこと」があふれているんじゃないかなぁと思うのです。でも、「伝えたいこと」と「聞きたいこと」の間には、往々にしてギャップがあります。そのギャップを話す側が感じた時、その責任を話す側に持ってくるのか聴く側に持っていくのか。もちろん、後者は論外なんですが、前者にもいろいろとあると思います。「伝えたいこと」があふれている人は、もしかしたら「あぁ、自分はまだまだ話術が足りないなぁ」というところにいくのかもしれない。でも、これってどうかなぁと思うのですが。

  • 当事者の話でおもしろいもの

基本的には、当事者が語ろうが非当事者が語ろうが、そんなものは、実は関係ないんですよね。聴く側としては「おもしろい」か「おもしろくないか」。ただそれだけなんだと思います。
ということは、「当事者」であることによりかからず、聴く側が「聞きたい」と思っていることや、「あ、そんなことがあるんや!もっと聞かせて」って思ってもらえるようなことを、こういう人は話しているんじゃないかなぁと思うのです。もしも「おもしろい」と感じてもらえない時は、「この人たちが聞きたいと思える話をできなかった」という評価を自分にくだすわけです。
例えば、牧口一二さんの話はそうでした。例えば、K口くん*2の話もそうでした。
みなさん、当事者であることに寄りかからず*3、実践者の立場で、あたかも「非当事者であるか」のように語ります。そこにたくさんの「気づき」を与えられるんですね。
自ら気づいたことは、自分自身の手中にあります。だからそこに、「なにをすればいいの?」という問いはありません。気づいた時点で、その答えは同時に手にしているからです。

まぁこんなことをつらつら考えながら、さて、わたしはどこにいるのかなと振り返ります。願わくば、「単純におもしろいもの」を語れる人間でありたいなと思う今日この頃ですよ。

*1:なんか最近つくづくそう思います

*2:いきなり仮名(笑)

*3:もちろん、当事者だからできていることはたくさんなるんですけど、そこに「資格の絶対性」を感じさせません

煮豚のお味は?

上の子どものひとこと「やばっ!うめぇ〜!」

赤身のところもパサパサにならずに、けっこう味がしみていました。
パートナーに「脂身食べる?」と聞くと「血液をサラサラにする薬、のんでいるんだけどなぁ」などと言いながらパクついていました。もちろん食感はトロトロ。
下の子は、八角が苦手なので食べませんでした_| ̄|◯
でも、八角なしの煮豚は考えられない…。

さて、上で固まった脂(ラード)でチャーハンをつくろうかな。って、ヒマないよ(;_;)

煮豚をつくった

前にY子ちゃんが「煮豚をつくった」という話を某所に書いていたので、ずっと気になっていました。で、この間買い物に行った時、豚バラが安くであったので、ついお買いあげ。そのまま冷蔵庫に眠っていたのですが、「そろそろつくらなくちゃ」ということで、今日晩ご飯の後につくりました。
で、エントリーが「レシピ」になっていますが、そんなにたいしたものじゃありません。

用意するものは、10inchのダッチオーブン
豚バラを中にはいるように切って、濃い口しょうゆとお酒*1とニンニク一粒、八角2つを入れて、フタをして1時間半ほど弱火にかけます。
フタにトゲトゲがついているので、「セルフベイスティング効果」があるのですが、それだけではちょっt不安なので、時々ひっくり返してまんべんなく煮汁にひたるようにします。
「もういいか」と思った頃(笑)に火を止めて、そのまましばらく放っておきます。適当に冷めたら保存容器に移し替えてできあがり。

味のレポートは、またあした!

*1:今回はそこらにあった飲まなくなった焼酎を放り込んだ

航路変更の方法

大学の頃、キャンプ場でボランティアをしていました。そこのキャンプ場、8人漕ぎとか12人漕ぎのカッターがあるんです。これのスキッパーをしなくちゃならないんです。
はじめてスキッパーをする前に、先輩からいくつかのことを教えてもらいました。

  • 舵を切るのは、子どもたちがオールをもどすために水上にあげている時にすること。

そうしないと、舵が抵抗になって、そうでなくても非力な子どもたちがすごくしんどい思いをするんですね。

  • 舵は急激に切らないこと。

船は急には曲がらない。なので、行きたい方向を考えながら、そこまでに十分な余裕を持って、ゆっくりとめざしていく必要があるんですね。

  • 水の流れを読むこと。

沖から岸に向かって流れていると、しんどいけど安全なんです。逆に、岸から沖だと、楽だけど帰れなくなる。もちろん、それ以外にも右からか左からか。これから行きたい方向とあわせて、行きか帰りかどちらが楽でどちらがしんどいのか、そのあたりを読んでペース配分しないといけないんですよね。

  • 早く漕がせるよりも、息をそろえて大きく漕がせること。

オールは長いストロークで、みんなで息をそろえて漕ぐと、すごく効率よく動くみたいです。

  • 接岸する時は、どこで「漕ぎ方やめ!」を言うかを考えること。

接岸する時は舳先からなんですが、勢いよくつっこむと当然傷みます。なので、惰性で動かしながら、できるだけショックがないようにぴたりと岸につけるのがベストなんですよね。つまり、どこで漕ぐのをやめるのかを、これまた流れを読みながら考える必要があるんです。

他にもいろいろありました。
これ、うまくいくとおもしろいんですけど、なかなか会得するのは難しかったですね。
にしても、こういうのって、人生と似ているよなぁ(笑)。

まぁいろいろと^^;;

午前は某所で野暮用。
お昼に用事が済んだので、急いで学校へ。
なにせ、今日、人権学習の教材を提示しなくちゃなりませんから。
なんとか開始時間に間にあって、「どこですか?」と聞くと、「まだわかりません。わかったら電話します」とのこと。ホッとしました。
あとは、用事をしたり部員の相手をしたり。

帰りに用事があったので、組合の事務所によって、しばしうだうだとしゃべりました。
「そうかぁ、そんなことがあったのかぁ(笑)」みたいなことが多々あって、実りは多かったですね。

やっぱ時間がかかるわ…

土曜日に「車検があがった」っていう連絡があったので、今日は引き取りに行ったのですが…。
やっぱり車での往復は時間がかかります。しかも、途中でちょこちょこ買い物もしたので、結局帰りは3時間ぐらいかかりました。
おかげさまで、家に着いたのは8時過ぎ。そこからごはんを食べて、F1を見て、モトGPを見て…。モトGPの最中に寝ちゃいましたよ。またあした見直さなくっちゃ(笑)。

今日も呑み

解散場所で主催者の人にあいさつしたら、「この後交流会があるからおいで」と言われたので、結局参加。
で、座っていたら、隣に座りながら、「ここいいですか?」という声。見たら、この人でした(笑)。
今回の集会、かなりいろんなところから来ておられるんですね。そんな人々のあいさつを聞いたりしながら、近くに座っておられるムラの人といろんな話をします。
やがて、「2次会に行くからおいで」と言われて、「ここまで来たなら」と参加。
1次会は数十人の参加者がいたので収拾がつかない感じでしたが、2次会は10人程度の参加ということで、ここでようやく落ち着いて自己紹介を聞くことができました。と、階段からひょいと顔を出した人がいたので見てみたら、この人でした(笑)。
みなさんの自己紹介を聞いて驚きました。みなさん、ガチです。赤い人とか白い人とか、それはもう。そんな人たちが、互いの違いを乗り越えて、この集会をつくっておられるんだなぁと、今日一日の自分の「不真面目さ」をなかば(笑)反省したりするひとときでした。それでも、こういう場に誘って下さる古い知りあいがいることに、感謝感謝です。
てことで、家に帰ったら、今日も12時をまわっていました。さて、風呂に入って寝ましょう。