交流会のすべての日程が終わるのが10時半。生徒代表者のミーティングが終わるのが11時半。子どもたちを寝かしつけるための努力はそれ以降も延々と続きますが(笑)、12時頃にとりあえずホッと一息つける時が来ます。
で、隠し持った◯ールが出てくる時間です。今回は熊本のお友だちがしこたまビールを持ってきてくれていました。なにせ、キャスターバッグの半分以上がクーラーバッグでしたから(笑)。
ようやくありついた◯ールをグイッと呑むと、身体の細胞の隅々まで◯ールが染み渡ります。ふぅ…。
1時半頃から、今度は隠し持っていたVODKAをジュースで割ってちびりちびりやります。話の内容は、いつのまにか難しい内容へ。内容が頭にまわりはじめた頃には、当然アルコールもまわっているわけで、いつのまにか寝ています。「ふとんで寝ないといけないよ」と友だちに起こされて部屋にもどると、窓の外はしらみはじめていました。やばい…。
投稿者: ituki
「非当事者」がいる意味
この在日外国人生徒交流会に、日本人生徒*1の参加を認めるかどうかについては、そうとう論議がありました。でも、最終的には「それぞれの生徒の引率教員・所属する地域が判断する」ということで決着がつきました。その結果、今回も10人程度の日本人生徒の参加がありました。
この交流会では、ルーツ別討論という時間があり、日本人生徒は「日本」という班に入って討論をします。で、わたしは昨年からそこの班の担当教員になっています。
この交流会に来る日本人の子どもたちの動機はさまざまです。いわゆる「国際交流系・異文化体験系」の子もいれば、朝文研活動をしている子もいます。さらには、外国人の友だちとほんとうに深いつながりをもっている子もいます。
まずは、そういった動機を聞き出しながら、交流会に参加するかぎりは「知る」だけではなく、そこからもう一歩踏み出したつながりをつくるためにはどうしたらいいのか。それを考えるのにまたとない機会だと思います。いや、ふだんも考えられないことはないんだろうけど、やはりそれを「話しあう場」であるということには大きな意味があるだろうと思います。
また「外国人」という大きなくくりでものを考えがちだけど、バスの車中のような経験をすることで、在日外国人自身もひとくくりにできない存在であることも目の当たりにできます。そしてなにより、交流会は、そういうひとりひとりの同年代の在日外国人生徒とつながることができる「場」であるわけです。子どもたちの中では、実は「誰が当事者で誰が当事者でないか」という区別はほとんどないように思います。誰もが「一参加者」。こうした経験を積み重ねることが「共に生きる社会」をつくりだす主体者(のうちのひとつのカテゴリーとしての)としての「日本人」を育てていくことになるんじゃないかなぁと思います。
カテゴリのタイトル「「非当事者」がいる意味」にはそういう意味では相反するふたつの内容があるのかな。ひとつは、「非当事者」がいることの意味を考えると同時に、「実は非当事者はいない」という根本的なちゃぶ台返し的内容があるということになるのかな。
死のロード(1日目)・今年もやってきた
夏休み、最後の一撃がいよいよはじまります。
まずは今日から明日まである「全国在日外国人生徒交流会」です。今年の開催地は広島。当然子どもたちを新幹線に乗せるようなお金はありません。てことで、関西からはバスで行くことになっています。京都駅に集合して、途中尼崎で兵庫の生徒が乗ってきて、バスは満杯。補助席まで使う状態です。にしても、これから広島までバスか…。
バスの中では、互いに自己紹介をしたり、会場に到着してから全国の参加者に向けて行うだしものを決めたり。
だしものを決める過程がおもしろかった。南米系の子どもたちが
「ダンスをしたい!」
と言い出します。さらに
「アジア系の人は?」
と質問してきます。アジア系か…。たしかにさっきわたしも「南米系」と書いているわけで、ヤツらから見たらわたしたちは「アジア系」なわけです。なるほど…。
で、アジア系の子どもたちは
「みんなで歌を歌おう」
と返します。で、どんな歌が歌えるか、おたがいに紹介しあいます。ところがこれまたすれ違います。南米系の子らは「踊れる」曲です。もう、曲を流しながらみんなノリノリです。それを聴いているアジア系の子らはぼうぜんとしています。で、アジア系の子どもたちは
「洋楽*1は歌えへん。みんなgreeenだったら知ってるよね」
と「キセキ」を流します。すると、南米系の子らは
「知らない」
その返事を聞いて、またまたアジア系の子らはぼうぜんです。
考えてみると、南米に限らず、日本語がよくわからない子らにとって、日本語の歌はわたしたちが「よくわからない言語」の歌を聴くのと同様なんでしょうね。そのうち、究極の一撃が南米の子らから打ち下ろされます。
「韓国人だったら、韓国語わかるでしょ?韓国語の歌は?」
「韓国人やけど、韓国語、わからへんねん」
交流会に来る子らですら、というか、だからこそ、こういう軋轢があるんですね。でも、ここから何をつくりだすかということの中にこそ、この交流会の意義があるんだと思います。引率教員も、頭ではわかりながらも、やはり具体的なこういう「場」にいあわせると「なぁるほどぉ」と再認識させられますね。
で、なんだかんだ言いながら会場に到着。ホッと一息です。
後はプログラム通り。わたしの出番はプログラムの最後の方に固まっているので、しばらくはレストです。
*1:今どき洋楽という言葉なんだなぁ、と。
呑んだくれ達の夕暮れ・その14
もちろんお座敷の後は交流会。今回は、りんくうタワーの28階にあるビアガーデンです。
てっぺんは54階。上を見たら、なんかもう、「ボルトが落ちてきたら終わりややな」みたいな勢いです。もちろん、わたしたちがボルトを落としたら下の人が終わるわけですが(笑)。
時間は110分。呑んで食べてしゃべってを5回くらい繰り返したらあっという間に時間が終了。
でも、「しゃべって」が濃いぃです。なにせみなさん、定時制の方々。わたしなんて足元にも及ばない豊富な経験をお持ちです。昔話に花を咲かせ、今の話に憤りをぶつけ、とてもいい時間を過ごせました。
さて、あとは帰るだけです。ちょこっともう一軒行きましたが、明日も早いし帰ることにしましょう。
客層をまちがえた_| ̄|○
今日は大阪府南部の高校でお座敷がかかりました。実は去年も行ったのですが、担当の方から「新転任の人がいるのでもう一回、今度は基礎編を」というありがたいお言葉があったので、今年も行かせていただきました。まぁ、応用編なんてないんですがね(笑)。
で、みなさんの前に立ってみると、あちこちい見たことのある人がいます。話が違うやん。なんでも、新任の方は、今日は府の研修で出張だとか。てことは、みなさん2回目か?新ネタは準備していません。というより、去年何を話をしたかも覚えていません。あとは野となれ山となれ。
で、1時間半、終えました。まぁ、それなりにウケたから*1 いいとしましょうか…。
*1:とくに管理職の方々が笑っておられた(笑)
久しぶりの出勤
合宿だのなんだのがあって、約10日ぶりの出勤です。さぞや机の上に仕事が溜まっているだろうと思いきや、ぜんぜんありません。それがよけいに怖い…。
でもまぁ、やならきゃならないことはあるのはあるので、こなしていくことにしましょう。
なによりも不安なのが、わたしの出張中にある行事の放送です。このあたりは生徒や担当の教員とつめておかないとね。
にしても、なんとなく体が職場になじんでいません。明日からまた「死のロード」がはじまるし、新学期が来るのがこわいです。
たくらみ成功!
呑んだくれの夕方・その13
「呑んだくれシリーズ」もちょっと間隔があいています。まぁ、家にいたらそんなに呑まないし、合宿中にも寝酒程度しか呑めないし、ちょうどいいインターバルです。
で、今日は上の子どもとわたしの2人。パートナーから「どこか、ふだん行けないところにつれていってやって」と言われているので、子どものリクエストに応えて「おたふく」に行くことにしました。
到着すると、いつもの人たちがいつものように呑んでいます。ここはほんとうに変わらへんなぁ…。
まずは「なすとスジの煮物」を頼みます。スジはとろけるようになっています。子どもは「信じられない」という顔をしています。へっへー、わかったか(笑)。
続いて、ベタ焼きと混ぜ焼き。「うまい!」と言ってパクついています。そして、〆は「そばめし」。もう、何も言うことはないようです。
わたしはというと、そのあたりのものをつまみながら、「バクダン濃いめ」と注文しまくり。危ない方向へ行きそうです。
完全off!
朝、ひと遊びしようかと思ったけど、身体が動きませんでした。で、2度寝。目が覚めると9時半でした。まぁ、この夏の間こんなことをしたい日はなんぼでもあったけど、こんなことができた日はほとんどなかったし^^;;。
ノロノロと起き出すと、すでにパートナーと下の子どもはバタバタしています。なんでも、今日〜明日、地元の少補のキャンプだとか。で、わたしはのんびりテレビを見る、と。
と、いきなりパートナーが「買い出し!」とか言って出ていきました。って、そんなん昼ご飯どうするの?君たちの集合時間、もうすぐよ?
てことで、チャーハンをつくってみたりします。
出がけに
「洗濯物、入れておいてね」「犬の散歩、お願いね」「あ!みょうが洗うの、忘れてた!」
まったく忙しい人です。まぁ、時間はたっぷりあるからゆっくりやりましょう。
合宿3日目・最終日
- 午前
起床は6時。起きたはものの体が動きません。でも、動かなくちゃなりません。
玄関に行くと、生徒達はそろっていました。きのう怒ったからなぁ…。
まずは深呼吸とメディテーション。その後、洗面の時間をとって、またまたワークショップです。といっても、単なる「アイマスク体験」なんですが…。ただ、ここでやるアイマスク体験の目的は「人間関係のとりかた」にあります。
ガイドヘルプをする側は、アイマスクをする側に対して、恐怖心を持たせないように補助すると同時に、主体がアイマスクをする側にあるということを経験してほしい。アイマスクをする側は、怖い時は怖いと言える関係持ちながら、ガイドヘルプを信頼する経験をしてほしい。あくまでも、クラブ内の人間関係の確認であると同時に、それぞれの部員の人間関係の距離の取り方を確認にすることが目的にあります。
やってみるとおもしろいですね。アイマスクをしていてもまったく相手を信頼していないヤツ。わざわざ階段の段数をあらかじめ数えておいて、ガイドヘルプを先導するヤツ*1。
にしても考えさせられたのは、「見えなくてもできる!」ということを主張したり、相手を信頼しない行動をとったりするのは、男性部員なんです。どちらかというと、女性部員は相手を信頼する、あるいは頼る行動をとっていました。少人数集団だからこそ、こういうのが如実に出てくるのかなぁ…
朝ご飯の後は、作品発表とか研究発表。先輩達からの容赦ない指摘が飛びまくります。かわいそうだけど、これもまた経験です。ちなみに、わたしは疲れからか、途中爆睡してしまいましたが(笑)。で、あっという間に午前が終了。
- 午後
昼ご飯の後は、昨日のワークをもう一回やって、動きが柔軟に、潤滑になっているかどうかを確認。その後、まとめ。あとは荷物を積み込んで出発です。
- 夜
家に帰ったら、ひたすら眠い。ウトウトして、ご飯を食べて、世界陸上を見て、ウトウトして…。寝よう。
*1:これはこれでいいのかもしれないのですが、わたしの意図とははずれるわけで。というか、そういう「性格」が出てくる。ついでに言うと、この子、段数をまちがえていてこけました(笑)