「わたしのとりみだし方」

先週に引き続き、今週も人権学習です。ゲストスピーカーは金和永さん。昨日待っていたメールはふぁよんさんからのものでした。
ということで、1時間目がはじまる前に体育館のセットをしちゃいましょう。
ちなみに今日は担任さんが「イスに座って聞かせたい」とのことで、すでに体育館にはシートが敷いてありました。水曜日が保健の日なのでこれが可能になるんですね。ありがたい。
今日は授業変更してもらって、1時間目は授業です。サッカー部の子が朝練のあとなんでしょうね。「暑い」と騒いでます。わたしも暑い。
「クーラーは?」
って生徒が聞いてきたので
「んなもんあるかいな。昔の子は暑かったら走りまわってたで。走ったら風くるから涼しぃなんねん。せやけどな、欠点があってな、止まると一気に汗がくるねん」
生徒は苦笑してました。
そんな感じで昼前まで過ごしたところで、ふぁよんさんが来られました。たぶんかなり忙しい間を縫ってきてくださってるので、ほんとうにありがたい。
機材の最終チェックをして、しばし待機。やがて生徒がやってきて、イスを並べはじめました。担任さんは汗だくになりながらサポートをしておられます。わたしもやろうかやるまいかと思ったけど、ここで動かないほうがいいかなということで、ふぁーさんと話をすることにしました。
やがて人権学習スタート。
いつものように、自己紹介からです。というか、ふぁーさんの話はほとんど全部が自己紹介です。子どもたちはそのすごさというか、その不思議さに気づいていません。いつしか話題は日朝関係史へ。たぶん子どもたちは「歴史の話がはじまった」と思ってるんでしょうね。でも、これは歴史の話じゃないんです。自己紹介なんです。歴史抜きには自己紹介はできないんです。そういうメタレベルのメッセージが含まれてるんだけど、子どもたちはそのメタレベルのメッセージがわからない。だから、脳みそが講演からはずれていくのが伝わってきます。
やがて話は「「ルーツ」のルーツ」へ。
ルーツってなんだろう。
ふぁよんさんは「自分をつくってる自分ではないもの」とされます。なるほど。
このあたりでチャイムが鳴って、前半が終了。
後半最初にコメントを入れることにしました。

君たちね、いつも言ってることを言うのを忘れてた。人権学習って、なんなのか。差別されてるかわいそうな人の話を聞く時間じゃないって言ってるよね。今日もそうだよ。
ふぁよんさんはずっと自己紹介をしておられる。君たちは50分間自己紹介できる?できないよね。後半も、まだ自己紹介が続く。それほど長くできる?できないよね。
別にふぁよんは頭がいいからできるわけじゃない。この社会の中で、ふぁよんさんの自己紹介は、それほど長くしないと伝わらないってことなんだ。逆に言うとね、もしもみんながそれほど長くしなくても伝わるとすれば、そこに社会の構造があるってことなんだ。
わたしはふぁよんさんの話を聞いている間脳みそがフル回転してる。「なぜふぁよんさんは延々と語らなきゃならないんだろう。なぜ自分はそれほど語らなくてもいいんだろう。その不均衡はどこにあるんだろう」。
今日の人権学習は、ふぁよんさんの話を通して、この社会の構造を明らかにすることが目的なんだ。だから、後半、脳みそをフル回転させながら聞いてください。

さぁどうかな。
後半の最初は「なにじん」から。なるほど。いきなりとーますが登場します。そして、みんな「なにじん?」と聞かれ身悶えします。
なぜみんな身悶えするのか。それが伝わるかな。伝わらなかったら、それをフォローするのはわたしの役割かな。
ふぁよんさんは、
「けっきょく自分は「在日」を「やってきた」」
と語られます。それです。「being」ではなく「doing」です。ガーフィンケルです(笑)。
そういや、ぼんちゃんも言ってたよなぁ。いろんな人の顔が浮かびます。
そして話は「とりみだし」へ。一緒にとりみだすところから関係ははじまる。それはその人を無視しないことでもある。
最後に哲学で学んだこと。それは「同じ中に違いがあって、違う中に同じものがある」。
そういや、わたしもこのpdfで同じようなことを書いたな(笑)。
そんな感じで終了。
うーん、ふぁよんさんの話は難しいんだろうか。でも、この話を理解してほしいな。それは「受験の学力」とは異なる「学力」の問題です。
片づけがすんだら、ふぁよんさんを駅まで送って、わたしも帰る準備です。今日から歯医者さんがはじまります。
歯医者さんに向かう電車の中では、ひたすら感想文読み。なかなか伝わらないな。やはりフォローが必要かな。
歯医者さんでは
「痛くしないでくださいね」
と頼んでみたり。ちなみに歯医者さん、苦笑しながら
「痛くないと思いますよ」
とのことでした。そりゃそうか。神経抜いてる歯ですからね。
そんなこんなで、長い長い1日が終わりました。もう、身体がボロ雑巾のようです。限界やな。

メールを待つ→つい吠える

今日は午前も午後も出張です。なので、朝は少しのんびり。と思ったけど、こんな日に限って早くに目が醒めてしまう悲しさです。まぁでも朝がゆっくりできるからいいでしょう。
てことで、メールチェック。来てない…。マジか。てことは、PC持っていかなきゃならんか。最悪、ipadでテザリングして作業して送るってパターンですね。
てことで、まずは午前の会議です。第2のふるさとに行って、情報交換です。ただその前に授業見学。1年生が元気です。教員は少々お疲れです。まぁこの学校、かつては、中の人が
「京都一学力が低いです」
って胸張ってたけど、最近では学校クチコミランキングがトップクラスになってるくらい変わったからなぁ。それが、かつての1/10だけど元気だから、しかたないか。ただ、その国名は省略しないほうがいいと思うなぁ。他にもイレギュラー発言をフォローしきれてない感じなので、やはりいっぱいいっぱいなのかな。
で、会議の方は、いつもの感じです。とにかく保・小・中の人はよく知ってます。高校はついていけない。思わず
「黒板に相関図を書いてもらわないとわからない(笑)」
と言ってしまいました。もっとも
「跡が残りますがな(笑)」
と却下されましたけどね。
そんなこんなで午前の会議を終えて、午後の会議に向かいます。
午後の会議は某人権教育研究会です。京都府中部の高校が会場です。到着したら、まずはおべんとです。そして昨日ワチャワチャしたゲンコの修正です。他のゲンコにコメント入れるのはたいへんですが、自分のゲンコの修正はそんなに苦ではありません。
で、会議開始。
会議中も、ずっとメールが来るのを待ちます。
やがて来た!速やかにPCに火をくべてテザリング。ダウンロード。そしてレジュメにリメイクします。そして、ガッコにいる若い衆に送信!
あとは若い衆がやってくださるでしょう。助かった…。
しかしなんでこんなことやってるんだろと思うけど、これくらいの綱渡りでやってるんですよね。てか、綱渡りも辞さずってことかな。
なので、安心して会議に参加。が、気になる。会議の番頭が、勝手なことを言ってます。いや、それ、まずは事務局会議に議題としてかけなきゃならんでしょう。雑談レベルの話しかしてないし。
そしてなにより、ひたすら元号を連発されます。記憶力のよさには感服しますが、でも、元号はアカンやろ。たぶん元号がどういう意味を持つかをわかってないんですよね。ここ数年ずっと気になってたけど、たまらず
「さっきからずっと元号使ってるけど、元号は天皇が時間を支配するもんやで。だから、人権やる人間は元号は使わへんで。部落問題やってる人間は使わへんで。もうええかげんにして」
会長さんも黙っておられました(笑)。
きっとめんどくさいヤツやと思ってるでしょうね。どこで怒りはじめるかわかりませんからね。
しかし、元号への嫌悪感というか拒否感というか違和感が、これほどまでに血肉化されてたんだと、あらためてびっくりします。それくらいに頭がクラクラするというか、吐き気がするというか。
帰り道、駅までまぁ信頼してる教員に送ってもらった時に
「有能ではあるけど、根本のところでわかってないねんな」
とグチっておきました。
てことで、帰りましょう。ほんの少し早目に帰れる火曜日はトレーニングの日です。なので、まずはちょこざっぷ。えーと、レッグプレスのピンが折れてますがな。さすがはちょこざっぷです(笑)。ちなみに、あとから来て使おうとした人に
「ピン、折れてますよ」
と言うと、その人も笑っておられたから、そういう人が「そういうもんや」と思ってきてるってことが、あらためてわかりました(笑)。

なので、省略版のトレーニングを終えて、ランです。
今日も平坦な周回路。6kmでやめるか7kmいくか。まぁそれはあとで決めましょう。
走りはじめて1kmのコールで時計をチェック。6分15秒くらいです。走りながら「速いな」とは思ってましたが、速いです。まぁいいでしょう。しんどくなったらペースを落とせばいい。とにかくこのペースで走りましょう。その代わり6kmやな。
結果、6分17秒→6分15秒→6分24秒→6分11秒→6分10秒→6分07秒で、6.4kmを39分51秒でした。アベレージは6分14秒です。ペースがあまり変わってないのが好ましいですね。

さてと。あとはシャワーを浴びて、からのビールだな。

仕事の密度をあげる

目が醒めると3時過ぎ。なんでこんなに早くと思って、少しメールを見ると、なにやらすでに手放したはずの案件で「〇〇をしてくれ」というのがあってパニクるなど。
わたしは並行してタスクをこなすのは、基本的に苦手です。仮にやってるように見えるなら、疑似マルチタスクなだけです。脳みそは未だにwindows95並です。
なので、〆切順に集中してタスクをこなしていく感じで、終わったタスクは修正はできるけど、それに即した新たなタスクが降ってくるとパニクります。ちなみに、「〇〇してくれ」は今やってるタスクの4つ前のもので、それをこなすために他のタスクをすべてシャットしてました。そしてそのタスクをこなすために遅れてるタスクを順次こなしながら、次へ次へとタスクをこなしているところです。なので、4つ前のものに付随する新たなタスクが入ると、完全に詰んでしまいます。
てことで、「ムリです」メールを送ると「みんなでやってるので」メールが返ってきたて、またまたパニクるなど。
てか、それ、編集さんがやることやろということを、著者のみなさんがされています。いや、編集さんがおられないなら、誰かが編集役に専念しなきゃまわらんやろと。ちなみに、5つ前のタスクはちゃんと編集さんがおられるので、安心して自分のことに没頭できるし、手放したら、それで終わります。まぁでも、とりまとめ役の方がそもそもパニクっておられるみたいなので、いま最優先のものがなんとかなったら手伝いましょうか。
ちなみに、いま最優先のタスクは夏に必要な本づくりです。わたしの仕事は組版です。まぁそんなのをやってるから、「ん?」と思った次第です。
組版が問題なのは、indesignが入ってるPCがなければ1mmもタスクが動かないということです。明日は1日出張で、明後日は人権学習があるから、ほぼそれにとられます。明後日は感想文読み&入力があるから、この日もつぶれます。金曜日まで伸ばしてしまうと、こちらが詰んでしまいます。
てことは、今日やるしかないってことです。
まぁ3時に目が醒めてしまったので、とりあえずタスクリストをつくって、その後しばしウトウト。目が醒めたら車出勤です。7時20分くらいに到着して、そこからタスクリストの軽いものから片づけていきます。
よしよしと思ってたら、内線電話。とうとう来たか。代講です。この50分は痛い。というか、プリントづくりもついでにしたから、60分ほど使ったかな。マジで痛いです。なんか、賽の河原で鬼に石を崩された感じです。
でも、気を取り直して、プリント学習の時間にして、その間、別のタスクをこなします。
そしてやっとの空き時間。ここから組版開始。この作業そのものは有意義です。なにしろ、人権ギョーカイの最先端に触れるし、人権担当としてはすごく勉強になります。まぁ、わたしの情報はこういうところから入ってくるってことです。
そして午後は授業。授業は楽ですね。ゆるい力で軽やかにできます。まぁ子どもたちが楽ですからね。
で、職員室に帰ってきたら、再び組版です。やがて定時が来たけど、今日は終わるまで帰りません。そのための車出勤でもあります。
そんなこんなで、いま手元にある組版をすべて終え、校正依頼のメールを出し終えたら6時半です。3時間ばっかぶっ通しで作業してたことになります。そして職場の滞在時間は11時間。その間休憩はゼロです。
もちろんもっと長時間ガッコにいる人はいますが、たぶん密度が高い。だって、密度をあげないと、いつ終わるかわかりませんからね。
とにかくクタクタです。
帰る前にメールを見たら、今朝送ったゲンコが、やはり字数オーバーとのことです。10行ばっか縮めなきゃならんみたいです。この日のやりとりを思い出します。が、帰ってから考えましょう。
帰り道、ギョースーに寄ったところで、ふとにんにくの芽と肉の炒めものが頭に浮かんだので、冷凍のプルコギを買ってしまいました。家に帰って野菜と炒めてビールを飲むとうますぎます。
が、よほど疲れたんだな…。
と思ってPCの前に座ってしまって、返ってきたゲンコをいじりだしてしまうわたしです。
できたわ…。
アカン、寝よう。0時になる。

日曜日の過ごし方

朝、眠いです。そりゃそうです。でも起きなければ。
ということで、朝ごはんを食べたらPCの前に座ります。今書いているゲンコの〆切は明日です。そして書かなければならないところは内容はわかってます。なので、とりあえず書き切りましょう。もっとも、大幅な字数オーバーなので、そのあと「削る」という作業がまっていますが。
てことで、サクサクと書いて、とりま終了。しかし、かつては「語られなかった」しか書けなかったけど、「なぜ語られなかったのか」というのは、もしかしたら重要かもしれません。
ということで、とりあえず完成。そして「削り」です。これがむずかしい。少し説明が少ないなと思った瞬間、字数が増えます。字数を削りながら、それでも十分に説明するということが求められます。それでもなんとか削りまくって、200字ほどオーバーでとりあえず終了。あとは1日寝かせましょう。締切日だから、朝に送ればいいですね。
ということで、速やかに次のゲンコに着手です。とはいえ、今度のゲンコは「読む」ところからはじめなくちゃなりません。なので、ひたすら「読み」です。とにかく全体の半分くらい読んだところで、今日のタスクは終了としましょう。しかし、はじめは「めんどくさいな」と思った「読み」ですが、案外おもしろいです。もっとも、「わたしの関心事」からはずれているのははずれてるんですけどね。
なんでわたしのところに依頼が来たんだろう。まぁええか。
さて、これで今日のスイッチはオフにしましょう。あとはシャワーを浴びてビールだ!

土曜日の過ごし方

朝、まだ眠いのに下の子に起こされました。スマホを見ると6時です。なんでもパートナーが今日からアルバイトをはじめるんだとか。いいことです。本業はまだまだ軌道に乗っていませんからね。ただ、どうやら早すぎたらしく、パートナーは二度寝開始です。ちなみにわたしは寝られない。なんだか頭の中に霞がかかっている感じがします。たぶん疲れてるな。
やがて7時になったのでパートナーも起き出して、わたしも起きることにしましょうか。
さて、どうしよう。そう言えば、通勤のために自転車が必要なんだとか。ところが「スポーツタイプには乗れない」とおっしゃいます。困ったな。折りたたみのベロがあったので、それを復活させましょうか。パートナーが乗りやすいようにサドルとステムの高さを調整。ハンドルの角度も調整。そしてチェーンにキャブクリーナーを振りかけて古い油を落として新しい油を差してやりましょう。やがて上の子どもがやってきて、錆落としをはじめました。さてと、準備万端整ったところで、ちょうどパートナーが降りてきました。
い「ほれ、乗ってみて」
パ「こわい」
今日は車ですな。まぁ練習してください。しかし、わたしがかつて乗ってた自転車の方が乗りやすいと思うんだけどなぁ。また試してもらいましょう。
てことで、朝ごはんを食べて、ここからはゲンコ書きです。何を書かなきゃならないかはわかっています。そしてネタもあります。なので、それをリメイクしながら書けばいい。
と、そろそろトレーニングをはじめなきゃ。ということで、まずはちょこざっぷ。いつものトレーニング、できるかなと思ったけど、できました。そうか、まだ2週間経ってなかったんだ。
そしてラン。

今日も平坦な周回路。走りはじめたとき7km行こうかと思ったけど、腰のことも考えて6kmでやめることにしました。1kmを7分くらいで走っているつもりだったけど、1kmのコールで時計を見ると6分30秒くらいです。えらく速いな。結果、6分26秒→6分11秒→6分22秒→6分24秒→6分23秒→6分12秒で6.4kmを40分42秒でした。アベレージは6分20秒。ただし、先日Color OSのアップデートがあったので、またまたGPSが少しおかしいみたいで、おそらく距離は6.3kmくらいのはずです。でもまぁ、2週間ぶりなのでいいペースだったかな。

昼ごはんの後、再びゲンコです。ふむふむふむと書いていたら、出発しなくちゃならない時間です。今日はNPO法人JUMPの総会です。ちなみにわたしは副理事長だったりします。なんでやねん。
会場に到着したら、みなさん、無言でスマホをいじっておられます。なにしてるんだろ…。もしかしたら、みなさん、人見知り?そうこうするうちに総会スタート。と、zoomの参加者に画面共有をしたいんだとか。たまたま持っていたipadでやろうと思ったけど、メッチャ不便ですね。結局、icloudにあげないと画面共有できないことが判明。ひでぇな。
そんなこんなでつつがなく総会も終わり、懇親会。いつものように冷凍食品を温めたり、フライパンでできあいのものを炒めたり。そして、呑みながら昔のこととか今後のことについていろいろ話。
「昔はよかった」というのは常套句なんですが、まぁ恵まれていましたよ。今は逆風の時代です。ほんとに前途多難だけど、やるしかないな。
ということで、気がつくと11時。ごめんなさい。片づけせずに帰ります。

そして緩やかに終わる、か?

今朝も早く着きたかったので、車出勤です。うーん、なんか滑るなぁ。もしかしたら、タイヤがいってるのかなぁ。
職場に着くと、机の上に感想文集がおいてあります。ありがたい。とにかく誤字のチェックをして印刷→担任さんに配布です。
そして久しぶりの立番。おもしろい論文があったので、それを持っていきました。立番を終えて帰ってきたら、本当に久しぶりにひと息つけました。
てことで、バランスボールを復活させましょう。実は数年前にバランスボールに座って仕事をしてましたが、しんどくなったのでやめてしまいました。が、腹筋禁止令(笑)が出たので、それなら体幹を鍛えようかと。てことで、バランスボールに空気を注入。ふむ、いい感じです。つい猫背になるので、そうならないように腹筋に力を入れましょう。すると、なかなかキツイです。なので効いてるんでしょう。
そして授業。ひとコマはわたしが担当します。今日はめんどくさい範囲です。だからこそ、軽やかに解いてしまいましょう。そして問題解きの時間をたっぷりあげましょう。
まぁ解ける子がいるから、それでいい。とにかく考えろ!
4時間目が終わったら、そのままおべんとを食べながらzoomで研修です。講師は神原文子さん。タイトルは「部落差別解消への展望 -人権意識調査結果から人権啓発の課題がみえた」です。
なにこれ、メッチャおもしろい。人権学習/同和学習の効果はない(笑)。「差別する」ことを学習した人は人権学習/同和学習ではあまり変わらない。効果があるのは、もとから反差別の人(笑)。あと、寝た子が一番差別しない(笑)。もちろん、寝た子が「差別する」ことを学習したらそれまでですがね。
ということで、「差別する」学習をしないことが大切って、もうなんだかな結果です。
が、そのあとがおもしろい。端的にいうと、例えば部落差別と、例えば家父長制みたいなのには相関があると。てか、家父長制に縛られてる人は他の人権問題のスコアが低いようです。てことは、本丸はここかと(笑)。まぁそういうわけではないですが、部落差別について教える時に、部落差別だけをやるんじゃなくて、さまざまな人権課題とリンクさせながらやることが効果的ってことのようです。
てことで、せっかく質疑応答というか意見を言う時間があったので、ついつい挙手ボタンを押してしまいました。すると神原さん、いきなり
「いつきさーん、久しぶりー」
と。光栄です!で
「単なる高校教員ですが、これまでずっと部落問題学習をやってきたけど、結局部落を差別する理由を教えてきただけのような気がしてならなかったんです。なので、そういう教え方をやめました。いま、うちの学校では「部落問題「を」学ぶ」のではなく、「部落問題「で」学ぶ」って言ってます。そこでやるのは、部落差別を必要とする社会構造です。だから、他の人権課題もいっぱい出します。そして部落差別を必要とする社会構造は「排除」であるということを話します」
みたいなことを発言しました。すると、神原さん、メッチャ元気な声で
「そうです!社会構造なんです!」
とフォローしてくださって、ありがたい。
なんか、自分がやってることの「根拠」をもらえた気がした研修会でした。
で、研修会の30分後はzoomで打ち合わせ。なんか、ずっとzoomです。
放課後はSさんの合評会。なんかこんな感じで教育実習も終わるのかなぁ。
定時が来たけど、最後の〆をしてません。なので、Sさんを探しに行って、
「もう帰るから、最後の〆ね」
と言って職員室に連れてきました。最後に見せようと思ったのは、フィンランドの教育の動画です。「わたしたちの仕事ってこういうことなんだよ」ということを伝えたい。残念ながら日本の教育制度はフィンランドみたいにはなってないけど、日本にも「教育の目的は子どもが幸せな人生を送ること」と思ってる教員はいっぱいいます。それを伝えたかった。
てことで、5時半になったので帰ろうかと思ったけど、なぜか人権にかかわる話が延々と続いて、結局7時をまわってしまいました。
ぜんぜん緩やかに終わってない(笑)。しかも、月曜日に日誌を持ってくるらしい(笑)。
まぁそんなもんか…。

そろそろ限界

朝、身体が動きません。まぁそりゃそうでしょう。しばしおふとんの中でもがいたけど、とにかく起きましょう。なんとなく今日は早く出勤した方がよさげなので、車出勤です。職場に到着したら7時過ぎ。授業まで2時間。まずは作文読みです。読んで、付箋をつけて、付箋を剥がしてみたいなことを延々と繰り返します。読み終えたら音声入力です。隣にいるSさんが、突然わたしが話しはじめたのでびっくりして振り返られます。ごめん。もちろん、長い付き合いの同僚のみなさんは「またはじまったな」程度の感じです。
で、授業。まったくテンションが上がりません。まぁいいです。もともとテンションが低い授業をやっているので、普段と変わらないってことです。
2コマ授業をやったら、再び音声入力です。キリキリしながら入力をしたら、終わりました。ふぅ。あとは若い衆にデータを投げて、感想文集をつくってもらいましょう。そうしたら明日配布できます。
人権教育担当者の間で「忙しいのでなかなかつくれない」と言われます。まぁそりゃ忙しいでしょうけど、それはわたしとて一緒です。問題は、どのくらいの密度で仕事をするかです。わたしの密度は、おそらくかなり高いです。だから疲れるんですけどね。
で、4時間目はSさんの研究授業。なんか、わたしもドキドキします。まぁそういうものですね。
それにしても、クラスの子らがいい。はじめのあいさつも元気いっぱいだし、
「誰かわかる人」
とか問いかけたら手をあげて答える子もいるし、教えあいも積極的にするし。ほんとうに教員って子どもに助けられるんですね。いい授業を見せてもらいました。
5時間目は若い衆の研究授業です。グループ学習にとりくんでいて、どんな感じか見たかったのでお願いしました。グループの会話はあるけど、歩きまわらないから、けっこうおとなしい感じになりますね。でもおもしろい。
そして放課後は合評会。みなさん、好き放題言いますね。まぁでもベテランが多いから的を射ています。が、実習生にはきついぞ。てか、「ノートをとるのかとらないのかの指示が不明瞭」とかいうのはムリですね。前提が「ノートをとらない」というのがわたしのスタイルなんで、わたしに担当させるとそうなるんです。そうさせないためであれば、他のちゃんとした授業をする人にやってもらえばいいです。
で、職員室に帰って、こないだ手放したゲンコのチェックが返ってきたので、少しいじったり。
そんなこんなで仕事終わりは5時半を過ぎました。さすがに昨日今日が忙しすぎます。身体が悲鳴をあげてます。でも、整形外科のリハビリの時間には間に合わんな。
てことで、寝る前にパートナーにアロママッサージしてもらって爆睡です。

新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」のダブルヘッダー

今日は3年生の人権学習です。かけるネタは、新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」です。
このネタ、たぶん2月くらいからずっと考えてます。が、なかなかつくれませんでした。
そもそも子どもたちに
「ヘイトスピーチは差別やで」
と言っても
「そりゃそうだ」
でおしまいです。なんなら
「ヘイトスピーチしたらアカンで」
と言っても
「やらへんよ」
でおしまいです。さらには
「放火は犯罪やで」
と言っても
「知ってるわ」
でおしまいです。なので、ヘイトスピーチについての教材はつくりにくい。
もっと言えば、わたしは人権学習で「〇〇をしてはいけません」とは言いたくない。なんなら「〇〇しよう」と言いたい。さらに個人の問題ではなく社会の問題にしたい。そういうわたしにとって、極めてつくりにくいテーマなんです。
でも、2月に「やる」と言ったからにはやらなきゃしかたないです。なので、この間ずっとつくってきました。それがまぁ先週できたということです。
それはそれとして、人権学習と言えば、朝から準備がはじまります。放送機材やプロジェクタを体育館に運んで、最低限の下準備だけはしました。
その後、教科会議と授業です。昼休みにスクリーン吊り。と、ここでトラブル発生です。バトンが壊れたままです。マジか。しかたないのでギャラリーの手すりに固定です。が、そのままスクリーンを開けると、下手したら壊れかねない力がかかります。どうする?ロープか。そんなことを走りながら考えて、なんとか完了です。胡粉で5分でおべんとを食べて、2時間連続の人権学習開始です。
まずはヘイトスピーチやカウンター、そして仲パレの話ですね。現実を知らなきゃはじまりません。ただ、そんな話をすると、私的な話になってしまいます。今回は「まあええか」ということで、ブログから文章を抜き出したりしてみました。
ここで15分の休憩。
去年担当した子らに
「どない?」
と聞くと
「おもしろい」
とのお言葉。ありがたい。
第2部は社会の構造の話。ヘイトスピーチを生み出す背景にあるさまざまな「仕組み」を話しました。少しややこしい話になるので、そこはそれ、穴埋めプリントを用意してあります。途中、担任さんの要望にしたがって、SNSの話とかデマの話とかも入れてみたり。でも、後半はガチの話です。
それにしても、みんな真剣に聞いてくれます。もうしわけない。でもうれしいです。
そんなこんなで、2時間やりきりました。
放課後はSさんが明日研究授業をやるので、その相談に乗ってみたり。その合間を縫って担任さんのところに感想文を借りに行きました。すると、ある担任さんが
「貴重な話をありがとうございました」
と、過分なおほめの言葉をくださったり。
で、定時が来たから退勤です。どうしようかと思ったけど、帰りの電車は感想文読みをしましょうか。
で、京都駅に着いて、向かったのはいつものセンターです。今日はちょぼやき会の日です。ネタは、今日やった「ヘイトスピーチに抗して」です。子どもたちではなく大人に、それもちょぼやき会の人々に見てもらうことで、わたしとしても新たな気づきがあるかなと。
さすがに一日で2度目なので、かなりスムーズに話ができました。が、さすがに疲れました。
なので、「純豆腐太閤」でかんぱいして、Uりんちゃんに家まで送ってもらって、ふとんに入った瞬間に爆睡です。

またまた通院案件が(笑)

今日は午前も午後も会議のために出張です。昨日の午後からSさんを放ったらかしにしてていいのかって話ですが、わたしが担当するとこうなるのでしかたないです。問題は、日誌のコメントを一気につけなきゃならなくなりますが、明日の予定がタイトってことです。知らんで…。
てことで、午前は第2のふるさとへ。恒例の学力問題を考える会議です。
今日は第1回なので、自分と部落/人権の出会いやかかわりについて話すことになりました。イマドキこんな会議はなかなかないけど、これはこれで好きです。
いろいろ考えたけど、自分の教員人生と、あとは当事者生徒に対して考えていることと、生徒全体について考えていることを話そうかなと。
前者については、ムラの子の学力が低いとよく言われるけど、ほんとうに低いのかって話です。単に学力を測るものさしがあってないんじゃないのかってことです。まぁ、ハビトゥスってやつですか。これ、昔から言われてきたことだけど、今の教員は昔のことをあまり知らないから、それを伝えることは大切かなと。みんないい人だから、一生懸命勉強を教えるし、成績が上がったり感謝されたらうれしいし、ついそこの落とし穴にはまってしまうけど、それって結局「自己責任」の世界と地続きですからね。
後者については前者の延長として、社会のありように疑問を持ち、それを変えていくって話です。そのための人権学習です。そんな中でこの時の話を紹介しました。
そんなこんなで午前の会議は終了。
午後の会議は、これまた恒例の人権担当者の会議です。ここでうれしかったのが、支援学校の人たちがほんとうに人権教育の方向を向いていることがわかったってことです。
ただ、その一方で、うーんと思うことも。
たしかに偏見に気づくことは大切だけど、それを個人の問題に回収していいのかな。
なぜ人権学習がこういう方向への行ったのか、いろいろ考えるけど、もしかしたら同和学習にその原因のうちのひとつがあるんじゃないかと。
もちろん解放運動は行政に責任を求めたりしながら社会の変革は志向してきたけど、一方で個人の差別意識の追求もしてきた。で、後者がどうしてもクローズアップされてしまう。なぜなら、例えば「就職差別」に焦点化したり、「最も越えにくい壁」として「結婚差別」を持ってきたりするわけです。これ、個人の意識の問題です。
つまり法的には差別的な状況に置かれていないにもかかわらず、社会的に差別的な状況に置かれているなら、それは意識の問題へと向かってしまう。そしてそれが「ポピュラーな」同和学習のあり方として定着してしまった。
もちろん制度を変えるためには意識変革は必要です。が、意識変革に終わってしまう意識変革は、結局社会のありようを変えるのではなく「個人の問題」とか「私人間の問題」へと矮小化されてしまう。
なんか、そんなことを考えてしまうんですけどね。
まぁいいか。
てことで、会議が終わったので、今日は整形外科に行こうかなと。いや、この間の腰痛です。幸い、今日の出張先から行きつけの整形外科までは電車2本を乗り継げばあっという間に行けます。
ほとんど待たずに診察が受けられたけど、レントゲンの結果、どうやら腹筋、それもひねりながらの腹筋がダメだったようです。やはりそうか。なんでもバスケットボールの世界では腹筋は推奨できないと言われてるとかで、体幹を鍛えろと言われました。さらに、当面リハビリに通えと。
てことで、久しぶりに腰を温めたり牽引したり、ひたまたウォーターベッドに乗ったりしました。まぁたしかに気持ちいいけど、歯医者さんに続いて、またまた通院案件が増えてしまいました。やれやれ…。

てんこ盛り状態が続く

朝、出勤途中の電車の中で、仲岡さんに殺害予告のメールが送られていたことを知りました。
底が抜けてるな。ヘイトクライムはぜったいに許しません。仲岡さん、根性座ってるし、今は気を強く持っておられるだろうから、背筋が伸びてる気がするけど、それを続けると、どこかでガクンと来ないか心配です。
で、出勤したら、すでにSさんが日誌を書いておられます。しかし、日誌、ひでぇ。指導教員が書くところが多すぎます。
その後、いちおう立番に行ったけど、仕事がテンパり気味なので離脱。幸い代講がなかったのでなんとかなったかな。
3時間目はSさんの授業。うーん、出しゃばっちゃならないところだけど、ここをはずすとあとがたいへんなので、カットイン。
い「キミら、この問題の意味、わかる?「判別せよ」って、何をすればいいかわかる?」
生「わからん…」
い「だよね」
授業をするためには、子どもたちがなにがわからないかを把握しなくちゃならないです。それが難しい。だから、子どもたちから教えてもらう。
4時間目はひといきついて、昼休みは放送部の緊急ミーティング。まぁでも生徒に任せますか。2年生がしっかりしてきたから、安心っちゃ安心です。
5時間目は図形の授業。ところが教室の前を去年担当した子らが内科検診に行くために歩いていきます。これがまた、手を振って行ったりしゃべりかけてきたり。なんなんだ、キミたちは。でも
「久しぶりに数学の授業を受けたいな」
とポツリと言ってくれた子がいて、さすがにうれしかったり。
5時間目の授業が終わったら、そのまま出張です。
今日は進路指導の研究会と合同の会議です。個票に性別欄があるのはいいんだけど、記入する際「1、男 2、女」とあるのが、なんかイマイチです。なので、そこだけ指摘しておきました。ちなみに会長さんが
「性別欄があることが問題かも」
って言われて、社会も変わったなと。でも、進路がらみの調査は性別欄があったほうがいいと思っています。問題なのは、どの性別を書くかってことなんですけどね。
会議が終わったら直帰。少し時間があるけど、腰が痛いのでトレーニングはお休みです。その代わりゲンコですね。ゲンコはかつて書いたおべんきょ成果のリメイクでいい気がします。なのて、なんとかなりそうな感じがしますね。でも、他にもてんこ盛りです。
ヤバイわ。

そうそう。このブログ、アップデートしたら動きが早くなった気がします。あと、メールフォームも設置してみました。目的は「おべんきょ成果」のためなんですけどね。