今日の午前は第2のふるさとで会議です。なので、朝は少しゆっくり。
会議はいつものように言いたい放題です。学力とはなにかとか、学ぶことの意味とはなにかとか、そんな話が出てきました。ちなみに、どんぴしゃ、昨日の話なので、進路によるトラックの話をしてみたり。まぁ
「なんで勉強せなあかんねん?」
と聞かれたら
「将来の選択肢を広げるため」
という、これまで何十年と繰り返してきた答えしかないってことです。なぜなら、やはり今は表面的ではあれメリトクラティックな社会ではあるからです。たしかに格差による有利不利はあるにしろ、不利な人もより多く努力し機会に恵まれたら上昇する可能性はあるということに違いはない社会だってことです。もちろん不平等ですけどね。
そんな話の最後は今後の話。
「そろそろ世代交代」
とか言いながらこちらをチラチラ見てくるので
「こっち見るの、やめぃ(笑)!平場で好き放題話する方が楽しいんですよ」
と言うと
「当たり前や」
と返されてしまって、そりゃそうだなと。
てことで、昼から出勤。とは言え、授業もありません。まぁ、久しぶりにゆっくりガッコにいられるので、あれやこれやと雑務をするなど。
しかし、放課後とか走りに行きたいけど、なんか気が引けるなぁ。でも、明日あたりは走ろうかな。
てことで、定時がきたので退勤。
家に帰ってしばらくすると、ピンポンとなったので、来たなと。家用のonでした。なんかうれしい。これで、ガッコと家でそれぞれ使ってたsalomonは普段履きにできます。ただ、普段履きで使ってるsalomonはガッコ内の下履きに使えるので、それはそれ。
さてと、シャワーを浴びて、ビールを飲んで…。今日はゆっくり飲みましょう。そして、日本酒をちびり。うまい。でも、ここでストップ。お湯を沸かしてベンガルスパイスを飲みましょう。
なんか、ウィスキーをチビチビやってたけど、ふだんはやめようかな。
そういうチャレンジ(笑)。
投稿者: ituki
今日も変形ダブルヘッダー
とりま、朝はいつものように出勤です。昨日なにもしなかったから、体調は少しはマシですね。やはり休まなければならないということかな。
軽くメールをチェックしたりして、立番からの試験カントクです。カントクをさっくり終えたら、しばし雑務。今日も頃合いもよしということで、スタートです。今日は滋賀県中部の中学校でお座敷です。
実はこの日に突然依頼があって、声をかけてくださった方が断れない人なので、喜んで来させていただいたということです。
てことで、中学校へ。まずは昼ごはん。
おにぎりを持ってきたけど、給食をいただけるとの連絡が入ったので、ありがたくいただくことにしました。ひじきには赤コンニャクが入っています。さすがは滋賀県中部の町です。お昼ごはんを食べながら、支店長さんとM下S矢さんの話で盛り上がったり。
その後会場へ。サクッとセッティングをすませて、生徒さんが入ってこられるのを待つことに。と、よく動く生徒さんが先に来られました。元気やな。ずっとしゃべってるし、知識は豊富やし。しかも、あちこちに話が飛びます。ついていくのはたいへんですね。
やがて他の生徒さんも入ってこられて、お座敷開始。
うーん、おとなしい。いや、聞いてくれてるのはわかります。なによりところどころで反応があるから、かなりガッツリ聞いてくれてます。が、おとなしい。まぁでもええか。内心でウケてても、ウケはウケです。
途中休憩をとって、後半スタート。少し疲れてきてる生徒さんもおられます。そりゃそうです。2時間連続です。でも、ほとんどの生徒さんが脳みそと心を動かしてくれてるのが伝わってきました。ありがたい。
てことで、お座敷終了。O野さん、お世話になりました。また遊びましょう(笑)。
お次は夜の仕事に向かわねば。
てことで、夜の仕事です。今日のテーマは「進路が実質的に意味する生徒の未来」です。ちなみに、発表者の学生さんが急遽休まれたので、わたしが発表するハメになりました。
夜の仕事の一貫したテーマは「格差」です。今回は、進路選択の話です。今日の中身では進路選択がもたらすもののうち、「賃金」と「人間関係」に焦点化されています。ちなみに、中学校卒業者1000人の追跡調査をすると、4年制大学をストレートで卒業する人は、全体の1/3に過ぎないと。もちろん、このパターンの人が最大なんだけど、2/3の人は多様な進路を歩んでいて、決してこのパターンが「当たり前」というわけではないということは知っておいた方がいいですね。
で、どの時点で働きはじめると生涯賃金が多くなるかって話です。4年制大学に行くと、その4年間は無職であり、かつ学費が必要となるため、高卒で働きはじめた人に比べてマイナスからはじまることになります。でどうかというと、それでもなお、大卒の方が賃金が高くなります。ちなみに、大学間にも偏差値による格差がありますが、いわゆる「低偏差値」と言われる大学でも、高卒とはライフコースがまったく違うというデータもあったりします。
また、人間関係(含む結婚関係)もまた、学歴との相関があって、これが社会関係資本に結びついていきます。
まぁ、何がいいとか豊かとかいう話ではないんですけど、進路がライフコースに大きな影響を与えるということは知っておいた方がいいですね。さらに、日本においては「入学する高校」が「大学」に大きな影響を与えるので、実は「中学における進路指導」が、めっちゃ大切という話があったりします。その際、当然のことながらお金が絡んでくるので、奨学制度もまた知識がないといけない。このあたりのことはおそらくあまり認識されていないし、大切なことではないかなと思いました。もっとも、こういう話になると、うちの学校を目指す子が減るという話はありやなしや。
その後、学生さんたちがホワイトボードに書き書き。
「学ぶことの意味」をきっちり考えておられるあたりが、さすがですね。おもしろいのは交友関係かな。意外と小・中・高時代の交友関係を持っておられるんですね。このあたり、生活範囲のことなんかもあるかもしれません。
ということで、午後から2時間中学生のみなさんに、そして1時間半大学生のみなさんに話をした1日でした。脳みそが活性化するな。
クールダウン
朝、身体が動きません。明らかに昨日の飲みすぎです。それでも、朝ごはんを食べて、少し外出。帰ってきたら昼前です。どうする?走る?やめとく?
まぁ少しだけ走りましょう。
てことで、今日はロングインターバルに挑戦です。ふだんは450mほどの周回コースの半分をスパートかけて、半分をジョグにしています。でも、1周スパートで1周ジョグにしてみましょうか。
きつい。
もちろんスパートのスピードは落としてますが、1周は相当長いですね。スパート2本でやめました。ということは、最初にジョグしたから、2.5kmくらいかな。500mごとのスプリットが5分38秒→5分00秒→6分44秒→4分56秒→6分21秒でした。500mだけだけど、1キロ5分を切るペースで走れたのは、まぁよかったかな。トータル2.4kmを13分51秒で、アベレージは5分43秒です。だけど、こちらはあまり意味がないですね。
その後昼ごはん。久しぶりにトゥンセラーメンを食べようかと、野菜を鍋に入れて煮たところで思い出しました。せっかくプッコチ買ったから、プッコチ入りの焼きそばをつくろうと思ってたのでした。
てことで、できたのはこれ。
ほんの少し青くさい辛味がありますね。うまい。
さてと。あとはどうするか。インタビューデータと向き合わなきゃならないのですが、しんどい。
うーん。
そうだ、家用のシューズを買わなきゃ。それにしてもonは高いです。「on 格安」で検索したら、onのサイトが出てきました。なんでやねんと思ったら、型落ちのを安く売ってるんですね。でも、なかなかサイズがない。それでもなんとか見つけてポチリ。
そうだ、今週のおべんとのネタをつくらねば。
そんなことをやってたら、なんとなく夜になってしまいました。
うーん。この1日があとで響いてくるかもしれないけど、まぁいいか。ここしばらくややこしい日々を過ごしてきたから、しかたない。今日はクールダウンです。
思い切らなきゃムリなんだな
今日は午後からここでお座敷です。ちなみに、13時30分開始だけど、接続チェックのために11時30分に行かなきゃなりません。まぁ、やらなきゃならないことがあるから、それをやればいいか。
そんな感じで、送られてきたタイムスケジュールを見てビビりました。1時間半あると思っていたら、前後のことを考えたら話す時間が1時間しかないことが判明。どうする…。さすがに2時間のネタを1時間でしゃべりきるのはムリです。急遽、1時間バージョンをつくることにしました。とは言え、ミッション4をつくりかえたらいいかなと。ただ、「あれも入れたい、これも入れたい」となりますが、そこは我慢です。思い切ってバッサリと削りましょう。まぁこんなもんか。あとはやってみなければわかりません。
ということで、会場へ。さっそく接続チェックです。しかし、音響、メッチャいいです。
接続チェックはあっという間に終了です。あとは控え室にこもって用事をしましょう。あれやこれやとしてたら、あっという間にお座敷の開始時間が来ました。
まずは開会行事。かたい…。まぁいいです。ここから1時間でぐにゃぐにゃにしてしまいましょう。
てことで、お座敷スタートです。さてさて、どうなるかな。と、いきなりウケました。これはいいかもしれません。てことで、調子よくしゃべりはじめると、会場の空気が柔らなくなってきました。特に、集中的にウケてる方がおられて、これは助かります。そんな感じで1時間突っ走りました。
質疑応答が、これまたいっぱい出てきました。みなさん、交流会に関心を持たれたようです。なので、交流会の源流は、在日外国人生徒交流会や隣保館学習会にあるって話をしておきました。
最終的に、なんとなく軽やかな感じのお座敷になりました。うん、1時間はちょうどいいのかもしれませんね。
帰ってきたら筋トレです。とにかくここしばらく忙しかった&食べすぎで、まったく身体がなまっています。そしてラン。
今日はゆっくりでいいから7km走りたいですね。ということでスタート。最初の1kmのコールでタイムを確認すると、6分20秒くらいです。今日はこのペースで行きましょう。しかし、走っているうちに、身体が硬いことが気になってきました。やはりストレッチは大切なんだなぁ。
そんな感じで、とにかく7kmを無理なく走りきりました。結果、スプリットは6分17秒→6分17秒→6分26秒→6分19秒→6分18秒→6分08秒→6分01秒でした。後半少しあがったのはいいですね。トータル7.1kmを44分31秒で、アベレージが6分14秒。間もなくシーズンがはじまるのにこのペースというのは、ちょっとヤバイかもしれませんが、ムリはしないでおきましょう。
その後、ちょっと用事をしてから、再び外出です。なにやらSゅーとが山から下りてきて「あずき」に行くとかで、わたしも久しぶりに行くことにしました。せっかくなのでTじさんも誘ってみました。
久しぶりの「あずき」のお好み、うまいですね。ちょぼやきもいい感じです。ビール1杯と焼酎お湯わり2杯でおなかいっぱいです。
さてと、帰りましょう。
充実した1日だったかな。呑みすぎたけど。
新ネタ誕生
今日は大阪樟蔭女子大でお座敷です。去年はなかったけど、ほぼ恒例です。科目は「教育実践演習」です。どうやら、現実にはフリーダムな科目らしく、わたしもこの枠で教育社会学をやってます(笑)。
今回はひとコマなのでなにをやろうかなと。いろいろ考えて、このシンポで生まれて、で育てたネタにしましょうか。なにせ、シンポは15分と言われてて、実際には20分になったものの、凝縮しすぎてました。ちょぼやき会は気心がしれてるので、あまり自分がやってきた実践とかは話しません。そうすると1時間もかからなくて、果たしてネタとして使えるのかどうなのかがわからなくなります。今日は大学の講義ひとコマなので、実験できます。
てことで、新大阪からおおさか東線に乗りました。乗ってて気づいたこと。もしかしたら、この線、すごくないか?今頃ですが…。
いや、途中、淡路で阪急と、野江で京阪と、河内永和で近鉄と接続しています。また、東海道線はもちろん、学研都市線や大和路線も接続しています。東の方から大阪に入る線はすべて網羅しています。京阪とJRの仲の悪さは東福寺や黄檗といった奈良線で感じていることなので、これはすごいです。
まぁどうでもいいけど。
てことで、河内永和で降りたら、すぐそこです。建物も指定されているので、楽勝です。ホイホイホイと歩いて指定された教室番号の部屋を見ると…。
学長室じゃん(笑)。
送られてきた教室番号の前を見ると、建物の記号らしきアルファベットがあったので、それを頼りに行くと、S藤さんとI田さんがおられました。お久しぶりです。さらにもうおひとり若い教員の方がおられて、少し緊張するなど。
学生さん、すでに座って待っておられます。えーと、あと5分ありますよ…。
でもお座敷スタートです。
今日は「やってきたこと」をゆっくり話せるのが助かります。おそらく、そういうひとつひとつのことが、今のわたしを形成する要因になっているはずです。なので、そこは抜かしたくないんですよね。そんなこんなで、イントロで30分話しましたよ(笑)。そして、これまでやってきたことを話して、そこで感じたモヤモヤを話します。そして今やってることや生徒に伝えたいことですね。
このあたりになると、学生さん、表情がくるくる変わります。なんか、話が染み込んでる感じがします。さらにメッチャメモをとっておられます。いや、そんな話でもないんですけどね^^;。
なんか、今考えていることは、これまでやってきたことへの反省とかに基づいています。じゃ、そういう経験をしないと「今のわたしの考え」にたどり着けないかというと、そういうわけではないと思います。それが継承というものだと思います。だから、学生さんには話したい。そして、そういう機会を与えていただけることがうれしいんですよね。
てことで、1時間半話ができました。てことは、ネタとして使えるってことです。ありがたい。
その後、いろいろ打ち合わせとか謀議とか今日の振り返りとか。
そんなあたりをガッツリとやって、頃合いもよしということで、ちょいと移動してS藤さんの行きつけのお店へ。お昼ごはんを食べてないから、さすがにお腹が減りました。てことで、ガッツリ系を頼んだら、こんなのが出てきました。
ラーメンライスならぬ、韓国ラーメン&簡易ピビンパですね。うまい!けど、おなかいっぱいです。
あたりが暗くなってきたので、これまたS藤さん行きつけのカフェへ。目の前にこれがありました。
JBL4344です。さらにターンテーブルはこれ。
マイクロです。
お店の方曰く
「このシステムの実力の5%も出していません」
そりゃそうでしょう。でも、だからこそゆっくりとした音が流れます。いいなぁ。
そんな時間を過ごして、さてと帰りますか。
はじめての経験
朝、いつもの時間に出勤。とりま、今日が〆切のゲンコの最終チェックをして送信!ほどなく返事が来ました。最後に「単著もよろしく!」とあって、がんばらねばと思う朝です。
1時間目は試験カントクです。24人学級です。教室が広々としています。これでいいんだよなと思います。なんで35人だの40人だのと言ってるんだろ。
その後、小さな雑事をいろいろやって、インタビューの修正を反映して。早めにおべんとを食べて、スタートです。向かうは京都府最南部近くにある中学校です。今日はここでお座敷です。
今回声をかけてくださったのは、N野さんという京都府内の中学校でも指折りの「本気」の方です。なので、ここの卒業生はおもしろい。ちなみに、去年担当したクラスの中にここの卒業生がいて、今回声をかけてくださった方といろいろやりとりをしてました。今回、この学校で話すことを、去年担当した子に伝えると「聞きに行く!」とのことで、とうとうこの時が来たかと(笑)。
いや、いくらクローゼットのドアはフルオープンとか言ってても、いざカミングアウトとなると、積極的な行為なので、少しは緊張します(笑)。
しかし、google mapのナビはどこに連れて行くねん。ひどいとは聞いていたけど、「左斜め前方です」というアナウンスに従って行こうと思ったら、ジムニーかウニモグでしか行けない堤防の獣道じゃん。結局自分で探しました。まぁあれですね。だいたいの場所を知るために使うというのが正解かも。
てことで、中学校に着いて、まずはごあいさつ。ちなみにここの支店長さんはこの間同じ分科会にいたという。
そして、会場へ。なんでも今日は全校生徒+保護者の方+地域の小学校教員も来られるんだとか。すげえな。
と、うちの3年生が来ました。なのでストーブにあたりながらダラダラ話。と、たまたま遊びに来たらしい1年生も体育館に来ました。どないやねん。
てことで、お座敷開始。もちろんミッションSです。前半はライフストーリー。これがカミングアウトなんですよね。でも、わたしのカミングアウトは附属物です。このセクションのメインはMさんの部落民宣言です。このあたりはミッション1と同じです。生徒さんの反応がいい。メッチャウケてる子とか、大きく反応してくれる子がいっぱいいます。
てことで、なかほどでいったん休憩。N野さん、ウケてました。生徒さんもおもしろいと言ってくれてホッとするなど。そしてストーブにあたってる保護者の方も「打ち上げ、行ったわ」とか言っておられて、たぶん高校時代を思い出してくださったのかな。
そして後半はセクシュアリティ編です。前半は知識編、後半は理論編です。今回はスライドをほんの少し足しました。伝わるかな。途中の質問コーナーでも質問が出てきて、関心を持ってくれてるのが伝わってきます。
そんな感じで、無事終了。
お座敷が終わったら、ひとり生徒さんが来られて質問してくれました。一見、関係ないことを言ってるように思えるけど、でも、それを質問したかったのかな。たぶん、社会とか権力とかにすごく敏感なのかな。最後に数学の質問が来たので、
「それは専門外!」
と言ってしまいました。なにせ
「1次関数でイメージすることは?」
って、んなもんどうしろと(笑)。なので
「等差数列かなぁ」
とか数学Bの範囲で答えてみたり。
その後、支店長室に移動したら、その生徒さん
「サインしてくれ」
と言って、数学のワークブックを持ってこられて、どうするねんと。数年ぶりにサインしてしまいました^^;。
その後、しばし歓談。去年担当した子は将来体育の教員になりたいと思ってて、しかも「人権大好き」なんですよね。ほんとに教員になってほしいな。ミッションSでは、いつも「教員になってね」って言ってるけど、今日は何よりその子に向かって言ってたんですよね。きっと届いてるよね。こういうのも初めての経験です。こういう機会を与えてもらって、ほんとうに感謝です。
さてと。暗くなってきたから帰ろうかな。
高齢者大学にて
今日は京都府北部でお座敷です。なので、朝は少しのんびり。頃合いもよしと京都駅から特急に乗って北へ北へ。途中で第3セクターに乗り換えます。1両のディーゼルです。が、けっこうお客さんが乗っておられますね。途中、高校生がたくさん乗ってきたので「ん?」と思って地図を見たら、海洋高校がありました。こんなところにあるんだ。やがて最寄りの駅に到着。4時間弱かかりました。
帰りのバス停を確認して、会場の建物へ。出迎えてくださったのは、かつて他校で人権担当をされていたYさんです。
旧交を温めるヒマもなく、とりあえずおにぎりをパクつきます。
やがてお座敷開始。いきなり司会の方が
「京都から来られた」
って言われたので、
「ここ京都ですよね?京都府南部から来ました」
とツッコんでおきました。
今日は「高齢者大学」です。とうぜん聞かれる方は高齢の方です。困った。早口だしカタカナが多いから、どうなるだろ。まぁいいや。
「あの、早口です。でもこれがわたしのフツーです。なので聞き逃していただいてもいいです。大切なところはちゃんと言います」
と前置き。我ながらひでぇな。
案の定、ポカンとしておられますが、でも、表情が動かれます。聞いておられますね。ところどころで笑いも起きます。いいですね。たぶん、すんごい知的好奇心がある人たちなんだろうな。学び続けることの大切さが伝わってきます。
ただ、90分なので、ネタはばっさり刈り込んであります。まぁしかたないです。どこまでいけるかと思ったけど、最後から3番目のネタでタイムアップしました^^;。
まぁでも、ここまで話したら、わたしとしては十分に伝えられた気もするし、たぶんブレーンストーミングになったでしょう(笑)。
お座敷のあと、Yさんと少し話。なんでも、ここでもトランスの子がいたんだとか。今は都市圏の大学に行っておられるけど、たまに講演をしておられるんだとか。そっかぁ。また会えたらいいなぁ。
てことで、近所のスーパーまで送ってもらいました。道すがら
「高校では最年長だったけど、ここでは最年少で」
とか言われて、なるほどなと。でも、たぶん、だから若いんですよ。もちろん、歳をとることが悪いことではないですけどね。
なんでスーパーに寄ったかというと、行きに寄ったときにアジがあって、3枚におろしてもらえると書いてあったからです。が、どうやら売り切れたみたいで、鮮魚コーナーは撤去してありました。残念!
まぁそのまま帰りますか。帰りはバスです。バス停で待ってると、マイクロバスが流暢なカタコトの人を送ってきました。と、そこにいたネイティブ日本語っぽい人が談笑しておられます。もしかして…。なるほど。合宿免許でいっしょだったのね。
てことで、バスに乗車。北部のあちこちをまわって京都駅まで走ります。途中、天橋立で大量に乗り込んで来られて、なるほどなと。
途中、SふぁんさんとFきさんからライン。
「今から京都駅に向かいます」
マジっすか。でも、今日は8時からzoomで会議がありますよ。
「1杯だけ」
えーと。まぁええか。そんなこんなで、3時間弱で京都駅に着きました。Sふぁん&Fきさんもちょうど同じ頃に京都駅に着かれたようで、
「りょあんに入りました!」
とのお言葉。では1杯だけ。
生中を頼んでしばらくすると、1品目が出てきました。
渋いわー。
そうそう。在日って、1世と2世ではぜんぜん違うんだけど、ウトロの農楽隊の人って、かなり1世的なんですよね。たぶんそれは、そういう環境だったんでしょうね。
まぁそんな話を30分ばっかやって、退散です。
「こんないつきさんを見たのははじめてや」
って笑われたけど、しかたないです。
さてと。zoomしながらごはんを食べましょうか。
すき間の1日
今日はもともと出張が入っていたけど、いきなり日程変更になったため、何もなくなった出張日です。なので、試験カントクもないし、授業もありません。ごめんなさい。
なので、ゆるゆると過ごします。
喫緊のタスクは、明後日が締め切りのゲンコです。とはいえ、ほとんど書けています。最後のところをどうするかだけです。まぁオチですね。ところが、これがなかなか。なかなか降りてきません。仕方ないので
「オチが降りてこない」
とぼやくと
「「オチ」が落ちてこない」「失われたオチを求めて」
と返ってくるので、仕方なく
「オチを求めて三千里」
とか返しておきました。ちなみに
「やっぱオチって大事なんですね」
というつぶやきがあったので、
「大事なことは最後に言う」
と、かつて前のセンセから教えてもらった格言を伝えるなど。
そんなこんなでいろいろ考えているうちに、気がつきました。順番を変えたらオチになる!
てことで、無事オチました。知らんけど。
あとは、冬休みの宿題を印刷したり、あれやこれやしていると、あっという間に定時になりました。さて、帰ろう。明日から、ややこしい日々がはじまる。
そして日常
朝、起きようと思えば起きられるけど…。ほんの少しだけ寝坊をしましょうか。と言っても、朝の雑事を少し省略するだけで、いつもの時間にスタート。
立番が終わったら、タスクリストにしたがって雑事を開始。まずはノートチェックから。その後、校正原稿を送ったり、連載の校正をしたり。とは言え、金曜日にめっちゃがんばったので、急ぎの仕事はありません。
と、支店長からメール。いつもの仕事がやってきました。まぁそんなに文章を変える必要もないのですが、少しゆっくりと見てみましょうか。そうそう、新しいゲンコの続きもやらなくちゃ。
そんな感じで昼間を過ごして、いつもの通り夜の仕事へ。
今日のテーマは「非行は学校教育と密接に結びついている」です。発表してもらう前に、少しだけ全同教の話。その後、発表してもらいました。
まず押さえておかなきゃならないところをきっちり押さえてくださっています。それは「逸脱=ある基準からはずれた望ましくない行動や社会事象」ということです。その「基準」や「望ましくない」は、どのように決まるのかというあたりです。
さらに話は統計調査結果と、その読み方の話へと移行します。大麻もそうだけど、「見つける」から「見つかる」。そして「件数」が増える。実は極めて恣意的なものです。そういうからくりを知っておかないと、「少年の凶悪犯罪が増えている」みたいな論調に簡単に乗せられてしまいます。さらに話は「理論」へと移行します。「学習理論」「コントロール理論」「ラベリング理論」なんかが出てきます。わたしとしては、頭の中にこれまでのいろんな生徒の顔が浮かんできます。それぞれにあてはまるところとあてはまらないところがあるので、ひとつの理論ですべてを押し切るというよりは、ある事象に対して複数の理論を交差させる方がいいんだろうなと思ったり。そして、階層と非行の関係性の話。
さてさて、学生さん達、どんなことを考えるかな。てことで、ホワイトボードの書き書きです。
今回のお題は、簡単に言えば「事象」を書いたあと、「原因」を書いて、最後に「対処法」を書くという感じです。今回は、というか、今回あたりから、わたしは書くのをやめましょう。教員のバイアスが入ってしまう。
みなさん「事象」については、「ありがち」なことを書かれます。そこで「酒も呑んでタバコも吸ってバイクにも乗ってたけど、別に非行というラベルを貼られなかった70年代の先輩」みたいな話をしてみました。そして「原因」です。これが見事です。誰も「本人の弱さ」みたいなことを書きません。階層の話や排除の話、あるいは社会関係資本のことを書いてこられます。すばらしい。
てことで、わたしからコメント。
「かつて「非行は教育の宝」という言葉があってね。これは「非行」はその子の社会背景や教育課題を顕在化させるものだということです。だから、教員がやらなきゃならないことは、その非行の背景にあるものを解決していくことなんです。ただ、これだけじゃなくてね。「非行は差別に負けた姿」という言葉もある。だから「差別に打ち勝つ」ことを通して非行を克服していこうという話なんです」
ただ、「対処法」になると、個人モデルになります。次はここだな。てことで、わたしからコメント。
「原因が社会にあるなら、その対処も社会で考えないといけない。ただ、ここでは「どんな言葉をかけますか」ですからねぇ。わたしが出せるのは美浪和行さんが言われた言葉かなぁ。それはね。「あなたが悪いわけじゃない」っていう言葉なんですよ」
学生さん達が原因を社会に求めてくれたのは、ほんとうにうれしかったです。確実に学んでおられるってことです。
さぁ、帰ってビールを呑もう。久しぶりに日常のビールです。
みんな語るなぁ→全同教は続く•全同教2日目
朝、何が悲しくて日曜日なのに7時起きやねんと思うけど、普段よりは1時間遅いんですね。とにかくコーヒーをボトルに詰めて、とにかく門真に行きましょう。会場に到着したら、ボチボチみなさん集まりはじめておられました。そうこうするうちにYーき登場。今日もここか。
で、分科会開始。
まずは桂中です。ちなみに「かっちゅう」と読みます。桂中と言えば、かつて「つっちー」がおられたところです。熊本全同教で同じ分科会のレポーターでおられたことがありました。今も原点を語られています。そんな学校なので、とうぜん実践は分厚いです。今回のレポートは八尾市内にあった差別落書きにたいする生徒たちのとりくみでした。
聞きながら、やはりもやもや。闘う体験はとても大切です。でも、そこから日常に返ったときに、その日常で闘い続けるのか、「いい思い出」になってしまうのか。後者だったら、あまりにももったいない。そんなことを考えてると、ふと自分のカウンターのことを思い出したり。そうか、カウンターの経験は、わたしをどう変えたかって話ですね。たぶん、わたしを大きく変えてます。ひとつは日常の中で「No Racism」と表現し続けること。そしてカウンターの仲間の存在があることですね。そして、いま自分がそうなってるのは…。そうか、この質問か。
「あの、子どもたちは何と闘ったと思われますか?」
レポーターの方、瞬間とまどわれたけど
「自分と闘ったと思います」
とのお返事。なるほど。矢印が自分に向いたんだ。それはそれでありですよね。差別落書きの前でひるむ自分であり、放っておこうと思えば放っておけるけど、それを放っておかないということは、まさに自分との闘いです。なるほど。
お次のレポートは奈良の高校の「居場所」としてのクラブの話。偏差値を調べると、わたしのガッコとほぼ同じです。が、職業学科があるので、ずいぶんと違うでしょうね。話を聞きながら、放送部や社研や交流会のことを思い出します。これの12月号に書いたけど[1]11月27日現在校正中(笑)。、放送部も社研も交流会も学校とかクラスを補完するものだと思ってます。ただ、どこをどのように補完しているかは、双方を考えないとわからない。ただ、それでも補完するものなので、どこかでクラスに押しもどすものがほしい。まぁ、放送部については、あまりそれは求めてないけど(笑)。なので、
「担任とはどんな連携を?」
って質問しておきました。話を聞きながら、サイトを見つけたら、子どもら、メッチャ楽しそうにしてるので、なんかもう、どうでもよくなりました。きっと、レポーターさんも楽しんでおられるんですよ。なので、それでいい気がします。
で、総括討論。何を話そう。
やはり「教員と生徒•クラスの位置取り」かな。どれだけ距離を離すか。子どもたちとつながるのではなく、子どもたちがつながる場所をつくること。そして、子どもたちが卒業後に自分の場所で自分のつながりをつくる力をつけること。そのためには、教員が出すぎない。だから、教員は語らなければならないわけではない。
そんな話をしたんだけど、やはり教員は語りますね。みなさん、どんどん自己開示をしていかれます。好きやなぁ(笑)。
てことで、今年の全同教もおしまい。疲れた。けど、心地よい疲れです。なんだかんだ、元気をもらいました。そして、わたしはいつもの通り、自分のことは一切言いませんでした(笑)。
分科会のみなさんとあいさつして、そのまま天王寺へ。指定されたお店に行くと、Kう•Mぎちゃん•Sゅんすけ&ご家族がおられます。とりま、餃子とピールです。が、すぐに閉店。どうする?カマに行くか、はたまた寺田町方面に行くか。まぁ、カマ1択ですね。どこか入れる店はあるかなと思ったら、たまたま銀仁に入れたので、ここでもう1杯。さらにKうさん行きつけのバーに行ってジンリッキーをいただきましょう。
ここで、Mぎちゃんとわたしは離脱。向かうは鶴橋です。なんでも、司会者の飲み会があるとかで、そこに乱入です。お店に入ると、なぜかYーきとHリムがいます。すげぇな。でも、Hリムはヘンミさんと話があうはずです。案の定、お互いに「あれ使ってます」「あ、それ、つくりました」みたいな会話でした。
ここで、しばし自己紹介をしてましたが、トリのK野さんの時にタイムアップ。ごめんなさい。帰ります。
ということで、家に帰ったのが9時過ぎです。ようやく帰って寝るまでの間のクールダウンがとれました。シャワーを浴びて、しばしダラダラして、さてと、寝ましょうか。
明日から日常だ。つかの間の…。
footnotes
↑1 | 11月27日現在校正中(笑)。 |
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