今年もリビングライブラリの日がやってきました。ここ数日の準備は、基本的にはすべてこのためにありました。そして、午前は最後の追い込みです。
出勤したら、まずは資料の印刷。そして書庫になる応接室にグッズを運びます。そして少しだけ立番。あとは細かなチェックをして一段落。
会議をしたり、授業したり。まぁ授業と言ってもプリント学習ですけどね。と、ラインが…。なんと、JR京都線が「お客様と接触」でダイヤが大混乱なんだとか。しかし、ほんとうに人身事故が多いな。そんなことをしてたら、あっという間に午前が終わりました。おべんとを食べて、「その時」を待ちます。と、みなさん、予定通りの電車に乗れたとのこと。よかった。
ということで、お迎えです。なんか、いつもの感じが帰ってきました。
あとは、淡々と最後の準備をすすめて、さぁスタートです。今回は誰の話を聞こうかな。やはり初参加のKきぴーさんか。はじめは聞き逃したけど、おもしろい。ただ、魅力がまだまだ出せてないかなぁ。かきぴーさんの魅力は、アイデンティティはひとことでは語れないということなんですよね。もしかしたら、だからこそ30分という短い時間ではキツイのかな。でも、できればそのエッセンスを伝えたい。となると、質問が大切になりますが、その質問が難しい。
てことで、第1セッションはおしまい。続く第2セッションはT田さんにしましょう。去年のお願いごとは反映されてるかな。
なるほど、今年は利用者さんの姿を話されました。そうそう、そういう話が必要なんですよね。障害を障害というひとつのくくりで捉えるんじゃなく、個人単位でとらえること。ある人のことがわかったとしても、他の人のことがわかるわけじゃない。だから、出会うこと。そんなことの大切さが伝わってきました。
ということで、今年のリビングライブラリも終了。仕分けのあと、みなさんはファミマへと旅立っていかれました。
わたしも定時が来たので退勤。いつものお店に行くと、すでにみなさんおられます。ちなみにYき姐は不参加の予定だったけど、T田さんに送ってもらうという暴挙に出ました。
「どひちゃんやし、しかたない」
と、誰もが言うセリフが出てきました。
まずは乾杯。今回はKきぴーさんがおられるので、自己紹介ですが、これが長い。そうそう、これが自己紹介なんだよな。うれしくなります。
と、新採さんが来てくださいました。うれしいな。
そんなこんなで、8時に帰ると言ってたけど、9時になりました。まぁでも早い方ですね。
てことで、帰りましょうか。
帰り道は電動車イスユーザーのKさちゃんと一緒です。ちょうど電車が来たので急がねば。去年はエレベーターに乗るために延々と歩かれましたが、今年は修理も済んでるので楽勝です。わたしは階段を使ってホームに行きました。と、扉の前で佇んでおられます。車掌さんに
「板を出してもらえますか」
と言うと、
「駅から連絡がないと出せないんです」
とのお言葉。は?目の前に人がいて出せないってどういう仕組みやねん。そんなのを待ってたら乗れませんよ。なので、りぽたんとふたりでよいしょ。
電車が動きはじめたので、車掌さんに
「京都駅に板を出してもらうように連絡してもらえますか」
と言うと、これまた
「駅から駅に連絡をするので」
と拒否られました。は?わけわかりません。まぁKさちゃんは
「こんなもん」
と笑ってます。なんでも、駅で申告しなかったら「自己責任」になるんだとか。ひでぇ。
と、車掌さんがやってこられて
「京都駅に連絡しました。あちらのドアに板をセットします」
とのこと。やればできるじゃん。と、わたしの方を向いて
「京都駅で乗り換えられますか?」
しらんがな。
「本人に聞いてください」
Kさちゃん
「いつもやねん」
と笑っておられます。
ようやく京都駅に着いて、そこから地下鉄の乗り換えの経路の長いこと。マジでなんなんだと思いながらも、Kさちゃんの
「ネタができたやん」
に納得です。
明日の授業はこれからやな。そのためには、寝ましょう。ビールは飲むけどね。
投稿者: ituki
会議でモヤる
今日は午前も午後も会議で出張です。なので、朝は少しゆっくり。しかし、いつも乗ってる路線、少し時間を遅らせたら、観光客でいっぱいです。いつまでこんなことが続くのかなぁ。インバウンドって、日常生活のジャまでしかないんだけどな。
で、午前の会議は校区の保小中との交流会です。それぞれの学校のとりくみを紹介するんだけど、今回は高校で開催なので、まずは授業見学です。ここ、10年前は「荒れてる」と言われた学校です。今も「マジメ」とは言わないけど、授業は成立しています。ひたすらそれは、「現場の教授学」があるからですね。まぁでもそれがわかるのは、わたしもそういう経験をしてるからかな。
その後交流です。なんか、中学校でアイマスク体験をしてるらしく、そこに引っかかってしまいました。わたし(たち)は、どれくらい視覚障害のことを知ってるんだろう。果たしてアイマスクは視覚障害の体験なんだろうか。アイマスク体験はアイマスク体験でしかなくて、視覚障害体験ではないはずです。でも、それを視覚障害体験と勘違いしてるんじゃないだろうか。そして「たいへんさ」を「わかった」気になるとすれば、それは人権学習でもなんでもない気がします。
まぁ、そんな話をして、午前は終了。
午後は第2のふるさとにできた新しい支援学校が会場です。会場までの山道を歩くと、メッチャきつい登りです。ここを毎日通ってるのかと思うと、なんでこんなところにつくるかなと思います。まぁでも、気持ちいい山道ではありますが(笑)。
で、到着。支援学校は、必ずインターホンで事務室に来た目的を言って、出入り口のカギを遠隔で開けてもらわないと入れません。なんでだろう。
会議室まで案内してくださった教員が
「ブログ読んでます」
とおっしゃって、なんでやねんと(笑)。
まずは校内の見学です。きれいです。が、なんか違和感があります。途中、教室を飛び出してあいさつしてくれた子を教室にもどそうとしておられる教員がおられました。その子、隣の教室の生徒に
「がんばれよ!」
とエールを送ってましたが、抱きかかえられるようにして教室にもどされていきました。お客さんが来たらあいさつしたくなるんだろうなぁ。
あとは「掃除検定」の練習風景を見せてもらいました。うまいなぁ。でも、だんだん暗い気持ちになってきました。
そして会議。思わず
「なぜ支援学校はカギをかけてるんですか?」
と質問してしまいました。なんでも「飛び出し」があるんだとか。そんなん、普通科の高校生だって、別の目的かもしれんけど、飛び出しますよ。1kmほど追っかけたことあるもん(笑)。
さっきの生徒さんも、なぜ教室から飛び出したんだろう。なぜ子どもは学校から飛び出すんだろう。教室や校舎くらい飛び出してもいいのに。いたいところで勉強すりゃいいのに。次の会議でこういう暴言を吐いてみようかな。
実践交流ではLGBTsのビデオの視聴。日高さんが監修してるからか、まぁまぁな映像ではありました。が、例えば学校の対応としてあげられてるのが「ジェンダーレス制服」です。ぜったいみんな「男でもスカートを履ける」としか思わんだろうな。そして、同性愛の生徒に関する話はなし。もちろん「どんな対応ができるか考えてみよう」とひとことあって、それはさすが日高さんの監修のたまものだとは思うけど、たぶん「ない」んやろな。そりゃないわ。そして、なぜないのかってことを考えなきゃならんはずなんですよね。ビデオを見るなら、そういう見方をしなきゃならんのだけど、そこに到達しない。そして「わかりやすさ」を求めてしまう。なんだかなぁ…。なので
「LGBTを通して、どのような形でこの社会がなりたってるのか伝えなきゃならんです」
と話したけど、通じなかったやろな。あるいは「また社会の構造か」で終わるかな。
まぁええか。帰りましょう。今日は走りたい。
まずは筋トレです。そしてラン。
今日は日曜日に買ったonのcloud 3Xを使ってみました。コースは比較のために日曜日と同じインターバルコースです。走った感触は、踵が薄い感じですね。なので、すぐに母指球に荷重が移る感じがします。必然的に足の前の方で走る感じになるので、スピードがあがります。確かに走りやすいけど、楽なわけじゃなくて、その分筋力が必要なんじゃないかな。結果、スプリットは5分46秒→5分21秒→5分30秒→5分48秒→6分00秒でした。トータル5.4kmを31分02秒で、アベレージは5分41秒です。タイムが上がりましたね。
さてと。シャワーを浴びてビールだな。
追いついたかな→教員の仕事
朝、きついです。でも、行かなきゃ。ということで、ノロノロとスタート。
いつもの時間に到着。朝ごはんを食べながら、送ってきてもらったデータをつなぎあわせて資料をつくりましょう。その後、立番。
今日も新採さんが隣に来られました。今日は授業のしかたについてひとくさり交流。そしたら
「そう言えば公開授業週間ですね」
とのお言葉。そうでした。
「どうぞ来てくださいね」
とお誘いしました。まぁグダグダなので参考にはならんだろうけど(笑)。
立番が終わったら、ふたりぶんのレジュメの印刷です。画像があるのは輪転機をまわすよりもプリンタで出したほうがきれいなので、そっちを使いたい。でも、人がいるときだと独占しちゃうので、人がいない間にやらなきゃね。あとは木曜日につくっておいた担当教員用の資料を配布して、さらに語り部の方に準備物の確認をして、水曜日の準備はほぼ完了です。
先週、ようやく動きはじめて、どうなるかと思ったけど、追いついたな。
てことで、授業です。新採さん、来られました(笑)。
今日の内容は数列です。ちょうど自然数の和と奇数の和のところなので、ひたすら問題解きです。
「どないしたん?Mせんせいは、みんなが動くところを見に来はったんやで」
とせっつくと、みんな緊張がほぐれて、あとは騒然とした授業になりました。よしよし。
で、1時間労働者の権利を行使して、夜の仕事へ。今日のテーマは教員です。
学生さん、教員の仕事も社会と切り離すことができないということにびっくりしておられたけど、そりゃ切り離せませんよ。テキストでは、さまざまなデータを用いたあと、教員の仕事の特徴として「再帰性」「不確実性」「無境界性」をあげてます。「再帰性」は評価がすぐに返ってくるということ。「不確実性」は同じことが起こるとは限らないということ。「無境界性」は仕事の範囲が定まっていないとです。このあたりはここにも書いたものがいっぱいあります。
その後、みんなでホワイトボードに書き書き。お題は「教員の仕事とは」「教員の仕事で大変だなと思うことは」「印象に残った教員」の3つです。書かれた内容を見ると、「大変だなと思うこと」と「印象に残った教員」は、ともに無境界性と不可分であることが浮き出てきます。つまり「仕事の範囲」とか「仕事の終了」なんかがわからない。だから長時間労働になるけど、でも、だから生徒に大きな影響を与えることが可能になる。例えば、「印象に残った自動車教習所の教官」とか言っても、学校の教員とはまったく違うはずです。
だからどうやねんということなんですが、少なくとも「そういう仕事である」ということがわかることが大切ですね。
てことで、今日も無事一日が終わったので、かえってビールだな。疲れたけど、楽しい。
とにかく帰る
朝、目が覚めて時間を確認すると、6時です。悲しい。いちおう8時半までの9時間パックの予約をしてるけど、早めに出ますか。いちおうアイスクリームだけは食べておきましょう。
ということで、7時過ぎにスタート。高円寺→中野→新宿→品川とルートをとりながら、新幹線の予約です。広島行きは満席ですね。10分後の新大阪行きはガラガラなのでそちらにしましょう。新幹線に乗ったら、Debussyのピアノ曲をかけて、あとはブログを更新したり、窓の外を見たり。10時過ぎに京都駅に到着。とにかく家に帰りたい。
家に着いたら、とにかくおふとんの上に転がりましょう。あー、疲れた。でも、この時間に到着したら、1日使えます。
てことで、午後は少しゆらゆらしてみたり。はたまたすこしおべんきょしてみたり。
とにかくA4で21ページあるインタビューをなんとかしなきゃなりません。語りはおもしろいので、極力わたしの文章を削る方向でいきましょう。ただ、今もメチャクチャ削ってるからなぁ。
しかし、あらためていろんな語りを読んでると、共通することがいっぱいあっておもしろい。それは反映したいよなぁ。
そうそう。わたしがインタビューした人たち、ぼんやりと性別に違和を感じたのはかなり早いんだけど、具体的に性別移行をするのはかなりあとなんですよね。そのあたりのデータは修論とか教社のを見れば表があります。で、今、交流会に来てる子らは、はるかに前に性別移行をしてる。おそらくこの10年〜20年で大きく変わったんだろうなぁ。でも、だからこそ、わたしのインタビューに応じてくれた人々の語りに価値がある。早く出さなきゃな。
さてと。少し涼しくなってきたから走りますか。
この間、あまりインターバルをしてなかった気がするので、久々のインターバルをしましょうか。目標はいつもの6本です。はじめの1kmはジョグ+インターバルで、その後インターバルのみが2km。あとはインターバル+ジョグで、最後の1kmはジョグのみ。スプリットは5分50秒→5分27秒→5分37秒→6分24秒→6分10秒でした。なるほど、6本目のスパートのあとのジョグはメチャメチャ遅くて、そこからのジョグは気を取り直してがんばったってことが、タイムを見たらよくわかりますね。結果、トータル5.4kmを31分54秒で、アベレージは5分55秒。落ちてるなぁ。
家に帰って服を着替えてお出かけです。シューズがヘタってきたので買おうかなと。どうやらonというメーカーがいいらしいと聞いたので試してみようかなと。とりま、勧められたのが2種類です。ひとつはcloudmonterで、もうひとつがcloud x3。さんざん悩んだけど、生徒たちとかけっこすることを想定して、cloud x3にしてしまいました。まぁ、コースの半分はグラウンドなので、こちらでいいでしょう。ほんとうによければ、家用にcloudmonsterを買いましょう。高いけど。
さてと。あとはシャワーを浴びてビールですね。
変形ダブルヘッダー
起床は今日も7時です。なんで三連休なのに7時起きやねんとは思いますが、仕方ない。朝ごはんを食べてひと息ついて、荷物をまとめて会場へ。
今日の午前は分科会です。今年もなぜか共同研究者です。まぁでも個人的には「なぜか」ではありますが、まわりから見たらそんなもんかもしれません。なので、調子に乗って、来年度へ向けて画策することにしました。まぁレポートを出し続けてきたし、そろそろ次にバトンを渡さなきゃならんかなと。そんなふうにしても、なおかかわり続けるためには、画策する以外方法はないということです。
てことで、分科会スタート。しかし、脳みそがボーとしています。やばいな。
今回のレポートは「命の安全教育」をめぐるものと「ジェンダー平等」をめぐるものです。前者は「命の安全教育」の限界を知った上で、不足分を補足しながらの実践です。ほんとうに頑張っておられます。後者は、ちょっとカチッとしすぎかな。あと、「課題」「めあて」「成果と課題」がはっきりしすぎているのが気になります。実践って、もっとグダるものだと思うんですよね。さらに、実践者が多忙とのことで、代わりの人がレポートされていて、ちょっとわからないところがあります。まぁ仕方ないですね。
レポートの後は、東魏の柱について、わたしから説明。隠れたカリキュラムについて、ついつい盆明け仕事の内容を口走ってしまったり。その後、グループ討論です。あちこちで「隠れたカリキュラム」を洗い出しておられる発言が飛び交っています。おもしろい。
分科会の最後は、共同研究者のコメントです。ほとんど、この15分のために来ているようなもんです。ひでぇ。わたしからは、まずは学校の性別分化と、黙示的な隠れたカリキュラムについての話。さらに、子どもたち自身が性別カテゴリーを構築する主体となるあたりの話をしました。が、ちょっとわかりにくかったかな。すんません。そんなこんなで、今年の人権教育実践交流集会も終了です。
昼ごはんは滋賀の人たちと一緒に行くことにしました。何を食べようかと思ったけど、きりたんぽですね。
うまい。特に比内地鶏がうまい。おそらく軽く炙ってあるんでしょうね。香ばしくていいです。
お腹も膨れたところで、移動開始です。向かうは高円寺。なんでやねんということですが、今日はいずみちゃんナイト21に出ることになってます。旅のお供はこれですね。
しかし秋田新幹線はおもしろい。レールが3本あります。たぶん狭軌と標準軌が混在してるんでしょうね。
高円寺に到着して会場まで歩く途中、「おぉ!」と思う看板があったのでパチリ。
到着すると、いずみちゃんが「幽霊文字」とか「難読文字」についてトークしてました。すげぇ。
そして、わたしもトークに混じります。まずは、『トラ宣』からの20年で変わったこと。んー、変わってない(笑)。20分しゃべることになってたけど、すぐに終わってしまいました。でもまぁ、ここからは普段玖伊屋でしゃべってる内容を、ふたりでぐだぐだ。途中、まりあさんから電話がかかって来て、みんなで盛り上がるなど。そんなこんなで、2時間半ほどふたりでトークをして、無事?終了。その後、11時過ぎまで交流をして、お開きです。
詳しい内容はここから見られるのかな。知らんけど。
さてと、では今日のお宿の漫喫に向かいますか。なにしろ、寝るだけなのに、ホテル代がめちゃくちゃ高いです。なので、部屋を予約しておいたのでした。無事入会もすませて、チェックイン。さてと、寝ようかな。
人権教育実践交流集会・1日目
起床は7時です。まずは朝ごはん。
豪勢になってしまいました。だって、S藤さんから「あきたこまち」「きりたんぽ」「じゅんさい」って言われてたのが、すべてあったから仕方ないです。
朝ごはんを食べたら、しばし休憩。その後、なぜか筋トレです。そしてラン。
せっかく秋田に来てるので、千秋公園のまわりを走ることにしました。ちなみに千秋トンネルは心霊スポットとのことで、避けることにしました。前半が登り、中盤が急な下り、最後が延々と平坦路という、ちょっと「来る」コースでした。結果、スプリットは5分28秒→5分56秒→5分38秒→6分10秒→6分01秒→6分14秒でした。2周したので、明らかに2周目のペースが落ちてますね。トータル6.1kmを36分10秒で、アベレージは5分55秒。まぁ、はじめてのコースだったらこんなもんかなぁ。
ランの後、部屋にもどったはいいけど、窓が開きません。暑い。やむをえず冷房をかけることにしました。程よく冷えたところでシャワーを浴びて一息つきました。
で、頃合いもよしということで、会議の部屋へ。今日と明日は日教組の人権教育実践交流集会です。今日は全体会。メインはシンポジウムです。タイトルは「競争・統制から共生へ ー不登校・安心できる学校・子どもの権利条約からー」です。ずらりと並んでおられるシンポジストの方々は、基本的には秋田市内で不登校の子どもたちの居場所をつくっておられる方のようです。
まずはコーディネーターの池田さんから主旨説明。わかりやすい。まずは個人モデルからの脱却を提起されます。その上で、「子どもの権利条約」の訳し直しを試みられます。しかし、「合理的配慮」もそうなんだけど、なぜ「ああいう訳」をするんだろうなぁ。微妙に意味がずれていきますね。その後、各シンポジストからいろいろ話。それにしても「15分で授業が理解できるから、残りの時間はムダ」というお子さんの話は、なんだかもう…。そんな中、M野さん@中央大学の小学校における実践はおもしろいですね。ちなみにM野さん、湘南教組関連の方なので、面識があったります。M野さんの実践は、とにかくフリーダムです。まぁ湘南教祖と言えば大和さんがいるわけで、そういう風土がありますね。わたしも高校でたいがいなことをしていますが、はるかにすごいですね。でも、それは小学校ということもあるかな。というか、シンポそのものが高校を念頭に置いていない感じです。そのあたりは寂しいですね。
そんな感じでシンポ終了。ついつい池田さんに
「高校の話が出てこなかったのは寂しかったです」
と言ったら
「しまったぁ」
とか言っておられて、ほんとうにいい人ですね。
シンポの後は分散会ですが、わたし(たち)は参加しなくていいようです。なので、池田さんとM野さんと3人でコーヒーを飲みにいって、しばしシンポの振り返り。コーディネーターやシンポジストと振り返りができるなんて、めっちゃお得です。
で、頃合いもよしということで、交流会の会場へ。昨年度は交流会がなかったので、久しぶりのフルバージョン集会ですね。ここでしっかりと秋田の地酒を飲みました。が、食べ物がない。やばいな。ワインでお腹を膨らませている感じです。
ということで、2次会へ。ここでなんだかんだと話をしていましたが、気がつくと寝ていました。まぁ飲んだからなぁ。てか、明日が本番です。ベッドの上で寝なければ。
東へ北へ
今日の午前が勝負なので、少し早めに出勤です。昼ごはんを買う時間がなさげなので、通勤途中にゲット。到着したら朝ごはんを食べて、さっそく「次の作業」の開始です。
まずは掲示物をプリントアウトして担任さんのところへ。すると
「この子、第1セッションも第2セッションも同じ人になってますよ」
との指摘。それはマークミスです。帰って確認すると、やはりマークミスでした。で、修正。人数のバランスは崩れてないですね。OK。と、生徒さんが来て、
「第1セッションと第2セッションを逆にしてほしい」
とのこと。ダメです。友だちと一緒がいいらしいけど、そんなもん、誰と誰が友だちかまでわかるはずがない。てことで、1時間目がはじまるまでに、ほぼすべての作業が終了です。あとは配布物が来るのを待てばOKですね。
1時間目はテスト返しです。阿鼻叫喚です。倒れるヤツもいます。まぁそんなもんです。その後、数学Bに入ります。教科書が新しくなったので、せっかくなのでインクのにおいを嗅いでみました。失笑されました。
そうそう、明日のランニングコースを調べましょう。ん?ここ、走れない?どうすればいい?あ、トンネルがある。歩道はあるかなと検索したら
「心霊スポットかよ!」
と思わず声を出したら、失笑されました。
4時間目はちょいと難しいセクションなので、えー加減にやりましょう。ちょうど隣の教室が移動教室であいてます。黒板を見ると数学の板書が残ってます。
「隣の黒板、見たい?」
3人見に来ました。
い「な、やり方が違うやろ?」
S「ほんまや」
い「よし、教室に帰るぞ!」
4人で走って教室にもどると、みんなから失笑されました。
い「な、うちのやり方、簡単やろ?」
S「うん!」
い「だから、秘密やで」
S「わかった!」
授業が終わったら、速やかにコンビニ弁当を電子レンジにかけて、封筒に入れていたブツを保冷バックに移動します。後片付けをして、そのままスタート。最寄り駅から京都駅まで移動。9分後に新幹線です。ここで昼ごはん。
今日はガッツリ目です。そのまま東京へ。東京での乗換は15分。炭酸水くらい買いましょうか。へー、ホップ入りの炭酸水ってあるんだ。おいしい。
そして乗ったのは「こまち」です。途中最高速は320km/hとのことです。でも、盛岡から秋田までは130km/hになるんだとか。大宮でサラリーマン的なおじさまが隣に座られて、さっそくDMZを侵略されてしまいました。やれやれ…。ちなみにそのおじさま、仙台で降りられたので、もしかしたら通勤してるのか、はたまた単身赴任なのか。まあお疲れさまではありますね。あとは延々と座るだけ。明後日のレポートを読んでチェックしたり、はたまた「生徒コード」をめぐるペーパーを読んでみたり。こういうときにipadは便利です。しかし、「生徒コード」おもしろい。これ、使えないかなぁ。
そんな感じで「生徒コード」に没頭してたら、いきなり音楽が鳴って秋田に到着です。完全に没頭してました。うれしい。
で、ホテルにチェックイン。すでに到着しておられるU海さんに連絡して、この時にお世話になった方とも合流。向かうはたぬき亭というお店です。「飲み放題しかない」ということで、ちょっと迷ったけど、ちょうどお客さまが出てこられたところで、
「ここおいしいよ!入って入って!」と言われたので入店。なんでも、食事が5品と飲み放題で3000円だとか。ビールはスーパード◯イだったけど、日本酒がおいしい!
そして、豆腐がおいしい!クリームなのかチーズなのかという感じ。絶品です。なんでも、この店の名物は豆腐なんだとか。納得です。
それにしても、こんな5品。
食べかけだけど…。
いい気持ちになったところで、解散です。さて、ホテルでウィスキーをなめてから寝ましょうか。
動いたり、Odd Socks Dayだったり
今日は11月1日です。わたしの勤務校では去年からOdd Socks Dayになってます。なので、色違いの靴下を履いていきましょう。
ちなみに、2週間くらい前からこんなポスターがはってありました。
なんとなく恒例行事感があっていい感じです。
ちなみに去年は「一部の人から「色違いの靴下とか服装違反になる」と言われるかもしれない。その人に押し切られて管理職も反対するかもしれない」とかいう話があって、急遽、人権教育担当も「supported by」に入ったのでした。でも、去年やったから、今年はまったく大丈夫です。昼休みに昇降口にみんな集まってなにやらやってるところに、支店長と副支店長も色違いの靴下を履いて混ざってはりました。
なんとなく、こういう感じがいいですね。
問題はリビングライブラリの準備です。昨日は全員揃わなかったので、マークリードができませんでした。しかも、今日は定期テストに準じる「11月テスト」があります。テストと言えば採点です。しかも明日は午後から出かけなきゃなりません。さらに今日は残業ができない。ほぼ詰んでます。
てことで、朝のショーとホームルームのあとに担任さんのところに行ったら、あと5人でコンプリートすることが判明。よし、読み込もう。あとは手打ちだ。読み込んだら、速やかに人数調整開始です。
と、ここで会議です。でも、会議は10分で終了。えらいぞ!教科主任!
再び人数調整して、あっという間に完成。
続いて採点です。これが案外進みます。なんとなくするすると採点が進んでいきます。これはいけるかも。セクションの会議中もなんとなくゆるゆると採点を進めます。
放課後に担任さんのところに行ったら、休んでた子のぶんも手に入りました。これでコンプリートですね。てことで、名簿作成ができました。これは大きい。
そして、放課後も採点を進めたら、なんとなく終わってしまいました。これは大きい。明日からの4日間に仕事を持ち込まなくてすみそうです。かなり楽になりました。
てことで、定時に退勤。今日はお客さんがあって鍋です。やがて来られたのはGっさんです。続いて来られたのは後藤さんです。今日の鍋はこの3人です。発端は、Gっさんからの
「相談したいことがある」
というメールでした。まぁ、相談と言ったら、人を紹介することだろうなと、想像はつきます(笑)。さてさて、どうなることやら。
まずはそれぞれのごあいさつや、馴れ初めから。そして「相談って何?」からはじまるGっさんとわたしの会話です。内容は、まぁ、この間のいろんなできごとです。そんな中、今日も後藤さんは質問されません。Gっさんとわたしの会話をずっと聞いておられます。この態度がすごいです。
ここでふと思い出しました。そうだ、あれを見よう。「ルーツを見つめる ー大阪・若者たちの肖像写真」です。わたし、大好きなんですよね。後藤さん、なんか照れながらも「ここで見るか」という感じで、一生懸命見ておられました。
ただ、こんなものを見ていたら、当然のことながら時間はどんどん過ぎていくわけで。気がつくと10時半です。なんでも後藤さんは北芝に宿があるんだとか。それはたいへんです。ということで、お見送り。そのごしばしGっさんと話をして、こちらも終電が近づいたので、お開きです。
うん、今日はいろいろ充実した1日でした。
動きをとる
この間、ずっと頭を悩ませていて、動きがとれなかった事案がひとつはっきりしました。とても残念だったけど、与えられた条件でいくしかありません。逆に、来年への目途もつきました。
てことで、早めに職場に行って、印刷したり、あれやこれやと手当をして、動きをとりはじめました。
しかし、欠席者が多いな。希望調査がとれないです。困った。とにかく休み時間に教室に行ってマークシートに●をしてもらうしかないですね。あとは教科担当に頼むかな。
昼休み、朝に3人ばっか休んでたクラスに行くと、ひとりは来てたので、マークしてもらおうかなと。このクラス、去年担当してたので
「○○さんは?」
と聞くと、
「やめた」
という返事が返ってきました。
「え…。ショックやわ」
と言うと
「どひちゃん、仲良かったもんな」
と言われてしまいました(笑)。
その子、たまたま一番前にいたから、いろいろちょっかいを出してただけなんですけど、そうか、そういうふうに見てたんだ。でも、それはそれでいいか。それが「贔屓してた」とか、他のアカン感じじゃなくて「仲良し」と見られてるなら、それはそれでいい。そして、「やめた」という話にショックを受ける教員がいるということを伝えることも大切だと思います。
放課後、これまた去年担当した子と廊下をすれ違った時に、いきなり
「Trick or treat」
って言われてびっくりしたら
「食べる?」
と袋菓子を出されて、思わず
「ありがとう。逆にもろてしもたわ(笑)」
ともらってしまったり。うん、生徒からもらったお菓子はうまい。しかし、こんなことやってるからアカンのやな(笑)。
そんなこんなでパタパタしてたら、すぐに定時です。さてと、帰ろう。とりま久しぶりに筋トレして、あとはビールだな。
選別装置としての高校
またまた新しい週がはじまってしまいました。まぁそれでも、昨日の夜は10時に寝たから、少しは楽かな。とはいえ、「趣味」であるとはいえ、やっぱり自分のための時間がほしいですね。ここしばらくの土日、そしてこれからしばらくの土日を見ると、自分のための時間がまったくありません。ほんとうにヤバいです。
それでもとにかく出勤。実は、仕事そのものは別にしんどいわけじゃないです。ただ、仕事も自分のための時間ではないから、やはりつらいです。
特に、山もオチも意味もなく1日が過ぎて、夜の仕事です。
今日は「高校における格差」ですが、まずはわたしからひとこと。
今、夜の仕事で伝えたいと思っていることは、子どもを通して、その背後にある社会を意識するってことです。教員って、ついつい「その子」を見てしまう。あることができたのは、その子が努力したから。できなかったのは、その子の努力が足りなかったから。そして、努力の如何にかかわらずできなかったとしたら、「障害」を疑う。常に着目しているのは「その子」です。でも、その子は1人で生きているわけではない。家族という社会や、その家族を取り巻く社会の中で生きている。だから、その影響を強く受けている。そういうことを踏まえて物事を考えてほしいんですよね。そしてもうひとつ。実は、わたしの学校経験を通して、わたしがいわゆる「高SES層」に属する家に生まれたことは伝えています。でも、そういう人だって、「庶民的な学校の教員」はできるし、人権教育もできる。教員の仕事は生まれに依拠しないってことです。
そんな話の後、発表してもらいました。今日の発表もうまいですね。やはり、発表って、最初にする人がいちばん大変だと思います。そういう意味では、みんなどんどんうまくなっていくだろうなぁ。
しかし、高校における格差は露骨です。SESと偏差値が見事な相関関係にあります。げんなりするけど、それが現実です。現実を直視するところからしか、次には進めない。
そんなことを考えながら、みんなでホワイトボードに書き書き。
おもしろいなと思ったのは、出身高校における進路ですね。「浪人が1/3」とかいう学校があります。わたしの勤務校では考えられません。だって、浪人してでも志望校に行きたいというのは、それなりの学力があったりお金があったり、さらには親がそれを戦略として選択することができるわけですからね。
そしてもうひとつおもしろかったのが、中学校と高校の「雰囲気」の違いです。例えば「高校は合唱コンクールをがんばる雰囲気だった」とか、「高校は冷たい感じだった」とか。あるいは「中学校は情に熱い感じだった」とか。行事をがんばるというのは、学校文化に親和的ってことなんですよね。そういう話をすると、「みんな学校が大好きだった」っていう答えが返ってきて、学生さんたちは納得されてました。さらに「情に熱い」についても「学校文化としてのタテマエ」に対して、対抗概念としての「ホンネ」が低SES層と親和性が高いんじゃないか」みたいな話を投げ込んでみました。
最後に、
「仮に今、小学校の同窓会があったとして、みなさんはどういう会話ができる?」
という話をすると、「あ…」みたいな表情をしている学生さんがおられて、まぁそういう選別装置として高校は機能してるんですよね。
てことで、最後は元気になって終了。と、デスクを見ると、プロジェクターのスイッチが入ったままみたいです。んー、鍵を取りに行くのはめんどくさいな。門衛さんにお願いしようかな。
ということで、学生さんと一緒に門衛さんのところに行って
「プロジェクターのスイッチが入ってるみたいなんです」
と話すと、はじめ「ん?」という感じだったので
「子牛控え室まで行くのがめんどくさくて」
というと、「あぁ」という感じで対応してもらえました。
えーと、もしかしたら学生さんと間違えれられた?