平常運転

そうそう、今回は、自分なりの小さなチャレンジをしています。それはこいつ(↓)を落とさないこと。スペアを「使いませんでした(笑):と返すことです。

いまのところ、順調に落とさずにすんでいますが、家から出たらどうなるのかなぁ…。
そうそう。バルーンをした状態でトイレに行くと、おしっこが出た最後に、尿道口に「チクッ」って痛みを感じるんですね。これいったい何だろうと思っていたのですが、わかりました。たぶん、膀胱からおしっこが出ることによって、膀胱内に負圧がかかる。で、その負圧に対して、バルーンと尿道の隙間から空気が入る。その瞬間が「チクッ」なんですね。てことは、これを避けるためには、尿道近辺を少し緊張させて、急激に空気が入り込まないようにすればいい。で、試してみると、なるほど楽です。
なかなかおもしろい…。

夕方、K淵さんが差し入れに来てくれました。
「動いたらアカンで」
と強く言われましたが、実は今回、あらためて5年前のブログを読み直していますが、いまよりもメチャクチャしていますね。今回の方がおとなしいと思うんだけど、どうなのかなぁ…。すると
「5年前から、確実に5つ年とってるんだから、それは自覚せんとあかんよ」
と怒られました。
そうそう。傷口からは薄いピンク色の少量の出血があります。前回は9日後に「ナプキン選び」の記述があるので、その頃まだ出血があったのかな。まぁそうやってボチボチ治っていくのでしょう。

夜、ここのアクセス数を見たら100以下でした。まだ多いくらいだけど、ボチボチと平常運転です。
まぁ、読者が少ないのは、基本的には「おもしろくない」あるいは「おもしろいと思う人が少ない」なんでしょうね。うん、そう考えると、確かにその通りだわ(笑)。
てことで、平常運転平常運転(^^)。

facebookにおけるコミュニケーションのあり方についての一考察

それにしても、「今日」の半日はローだったなと。特に「明日」書いた「今日」の分の「考え」のエントリはローだったなと。なんで自分があんなにローだったのかなと「今日の夜」考えていたのですが…。
あ、そーかと思い当たる節がありました。
それは、「同じことを何度も書いた」ところにあったのかなと。
facebookっておもしろいというか変というか。
ある投稿をする。それに対してツッコミAが入る。で、いまは「そのツッコミA」に対する「ツッコミA’」がはいるようになっています。あれ、よくないよなと。つまり、あるツッコミAに対するツッコミはAにぶらさがっていく。すると、親投稿に対してツッコミBを入れる人は、ツッコミAへのツッコミA’の存在を知らずに(読まずに)書くことがある。すると、ツッコミAに対してツッコんだ内容をツッコミBにも書かなきゃならなくなることがある。
つまり、ある話題(親投稿)についての論議を、個々の人間とやるには適しているけど、論議をシェアしてみんなで話題にするには適していない仕様な気がするのです。これ、わたしにとってはどういう感覚かというと、「公開された場所で個人間の会話を何人もの人とする」という感じになるんですね。
で、同じシチュエーションがどこにあるかというと、教室にある(笑)。

とあるホームルームのシーン。
い「あしたの持ち物は○と△と□。わかったか!あ、A、聞いてへんやろ。いま、わたしが何を持ってこいと言ったかゆーてみぃ」
A「わからへん」
い「ええか、もう一回言うで。明日の持ち物は○と△と□。わかったか!」
B「え?なんやて?もっかい言うて」
い「同じこと、何回言わすねん!ええか、明日の持ち物は○と△と□!わかったか!C!」
C「なに?聞いてへんかった」

こうなってしまう最大の要因は、公開の場であるにもかかわらず個人間で会話していることなんですね。だから、それを避けるためにはこういうふうにしなきゃならない。

とある授業のシーン。
い「○は△で□になるねん。わかった?」
A「え…」
い「Aさん、どうしたん?」
A「なんで△になるの?」
い「いまAさんがとてもいい質問をしてくれた。たぶん、そこでひっかかった人、他にもいるやろ。じゃ、そこのところをもう少していねいに説明するね。Aさん、○が☆になる。これはOK?」
A「うん」
い「☆が□になる。これはOK?」
A「なんで?」
い「あー、ここか。これはね、☆が×になるねん。ええか、ここ、みんなキモやで。しっかり聞いときや。これOK?」
A「うん」
い「で、×が△になる。OK?」
A「うん」
い「だから△が□になる」
A「なるほど」
い「みんなわかった?Aさん、いい質問してくれてありがとう」

というふうに、「個人間の会話を公開する」というふうにすればいいわけです。で、実際わたしはそういうふうに授業をしています。ちなみに、このAさんとのやりとりをしていく中で、Aさんのペースについて行けない生徒もいます。そういう生徒は隣の子に聞きながらわからないところをフォローアップしていく。それでいいんです。

で、こういうふうにやることがある程度自分の中で確立して、それに慣れているところに、「さっきのホームルーム状態」が来たのが堪えたのかな。しかも、ダメダメ先輩曰く「やっぱり血は大量に出たし、輸血したし、麻酔もしたし、傷口さわったし、肉体に何度もメスを入れてる。それだけで、体力も気力も、通常の半分以下」というところに本人が気づいていない(笑)。で、テンションだけで乗り切ろうとしてガックリ来たのかな。
ま、いずれにしろ、原因がわかれば対処法もわかる。なので、たぶんもう大丈夫です。

にしても、最初にも書いたけど、今回のfacebookの仕様変更(たぶん)は、もしかしたら個人間のコミュニケーションのためにはいいかもしれないけど、それを全体へと還元しようとするとダメな仕様変更な気がします。
なので、極力「返信への返信」は使わないようにしたいな。ま、もとの「親投稿」をした人の気持ちが最優先ではあるだろうけど。

定常化なのか、ラッコ化なのか

基本的にこの日記は、翌日に前の日を「今日」として書いています。なので、「今日(27日)」の日記を書いているのは「あした(28日)」ということになります。まぁ、一日の終わりに「今日」を振り返って日記をつける人もいるでしょうけど、わたしは一日のおわりは寝てしまうので振り返れません。なので、しかたなく「明日」のできるだけ早い時間に「今日」の日記を書こうかなと思っています。が、たまるとたいへんだったりしますがね。
で、「今日」のことを振り返りながら「明日」書いているのですが…。
一日振り返って、なにもない(笑)。
パソコンのラッコ状態も固定化されてきました。

これでモニタが床と並行に上に吊ってあったら,完全にラッコです。でも、そうできたら上体を起こさなくていいから、ぜったい楽だな。どこかにそんなことができるモニタ、ないかなぁ。
窓の外は夏…。

情報発信の方法

今日、facebook上でいろいろやりとりがあって、それを通して考えたことの一端ですが…。
おそらく、わたしが一番コアな情報発信をしている場所は「ここ」です*1。で、それは、muchan時代から10年以上続く流れの延長線上にあるわけです。
それに比べると、twitterfacebookは、わたしにとってはそんなにコアな情報発信の場所ではありません。基本的にはfacebooktwitterと連携しているだけのことで、facebook独にの情報としては、つっくみを入れるだけだし、twitterは、まさに「ふと思ったこと」をつぶやくだけで、それほどまとまった時間内容を考えているわけでもない。
なので、facebooktwitterは、わたしの情報発信源としては、ほんとうにごく一部でしかない。
ところで、わたしへのアクセスの方法は、いまやほとんどがfacebookみたいです。それは例えば「友だち申請」であったり「つっこみ」であったり。たぶん、そういうのをうまく使って情報発信をしている人がいるから*2、たぶんそうした人たちと同じような感じなんでしょうね。でも、たぶん、わたしはそういう人間じゃない。
ここにも書きましたが、たぶん、わたしの情報そのものへのアクセスの方法が

twitterfacebookって、情報を発信したり、流れてくる情報をもらうには適してるけど、そこにない情報を探しに行くには適してないな。
ブログや日記(笑)しかない時代は散々情報を探した。情報発信するにははタグ打つしかなかった。〈blockquote〉とか懐かしいなぁ(笑)。

なんですよね。そういうわたしは、「時流」からはおいていかれているのかもしれないですね。もちろん、ブログやっている人もおられます。中にはブログの更新をtwitterで報告している人もいます。実は、今回の「騒動(笑)」を機に、わたしも少し「誘導」を試みてみました。そのせいか、ここのview数は、この数日100を越しています。多い時で200行きました。でも、たぶんこれも一時のこと。そのうちいつもの50くらいに落ち着くんでしょう。
なぜわたしが「報告」しないかというと、不定期ではあっても毎日分更新をしているから、「更新しました」の報告が意味をなさないからなんです。それと、なんか照れくさいというか、そういう積極さがやっぱりイヤなんでしょうね。

まぁ、そういうやり方って、例えば「トランスジェンダー生徒交流会」と近いのかもしれません。サイトをつくるわけでもなく、宣伝をするわけでもない。そのせいで、完全に「時流」というか「メインストリーム」からは,その存在は知られてはいません。でも、来る人は来る。それと同じことです。

てことで、これからも自分の一番コアなところはここで発信をし続けます。そして、きっとそれはtwitterfacebookには書かない。
まぁ、今回の騒動で、たまたまここを見に来られた方で「おもしろそうだな」と思っていただけたら、引き続きご愛顧のほどを(笑)。
てことで、このブログの宣伝はおしまいです。

*1:いや、だから「ここ」って言ったじゃないですか(笑)。

*2:MめたさんとかKね子さんとか、他にもいっぱい

こもりん開始

今日〜本格的に家でこもりんです。
とりあえず、最初にやらなきゃならないのは環境整備です。必要なものは

  1. ふとん…必需品です(笑)
  2. 座椅子…身体を少しだけ起こしたい
  3. 筆記用具…なにかとないと不便
  4. 本…なかなか読めないけどね
  5. パソコン…世界との窓ですな
  6. テレビ…一番世話になるかも

てところでしょうか。まぁ、一気には無理なので、ボチボチとやっていくしかないですね。とりあえず、ひととおりそろえたところで、パソコンをおなかの上に置いて、ほとんどラッコ状態での生活がはじまりました。
てか、なんでこんなにパソコンをパチパチやってるんだろう。まぁ、この一週間、なーんにもできなかったし、復活後のことなんかを考えた時、どうしても必要なことがあるから、そんなこんなについてはやらなきゃしかたがありません。
てな感じで、「お日様」が出ている間は、ほとんどパソコンの画面を見ていた気がします。
夕方、シャワーを浴びたついでに体重計に乗ったらショック!平常体重よりも2キロオーバー。なぜだ?まだ食べはじめて3日目なのに…。これ、絶食ダイエットのリバウンド状態なのか?いや、たぶん、絶飲絶食ではあったけど、山のように血液製剤と点滴を入れていたので、体重はそんなに下がっていなかったというのが真相かも。いずれにしろ、帰ってきた時の体重を量らなかったのが悔やまれます。
で、夕方からはずっとテレビ。んー、何も考えなくていいというか、こちらからおこなうアクションはチャンネルのザッピングだけですから、楽ですね。あとは向こうが情報をくれる。考えなくてもいい。
ま、いっか…。
ということで、夜はテレビ三昧なひとときでした。

にしても、ほんとにネタがなくなったな…。

娑婆へ

朝、目が覚めました。目が覚めたということは、「寝た」ということです。これ、かなり大きなことです。徐々に寝られるようになっているってことですね。
で、今日の朝ごはん。

実は、「玉子どんぶり?」「鶏そぼろどんぶり?」「麻婆どんぶり?」「それともお総菜?」と聞かれていたのですが、まず「麻婆」はあきませんでしょう。で、悩みまくって「お総菜」にしてもらいました。これ、前回、おいしかったんですよね。それにしても、ようやく「普通の白ご飯」です。しみじみとうまい。ゆっくりゆっくりとご飯をかみしめて、ぞんぶんに味わいました。
さてと、あとはパートナーを待つだけです。
身体からどんどん管が外されていきます。すっきします。どんどん身軽になっていきます。トイレにも行きやすい(笑)。ひとつだけはずさない管があります。ほんとはこれもはずしたいんだけど、「予防」の意味がある大切な管なので「よし」としましょう。
2週間前に本当にお世話になった看護師のS藤さんが今日の担当。ちょっとなかよしになった人なのでうれしいです。だって、気軽にいろんなことを聞けます。
「あの、おいしいご飯、このへんで何が食べられます?」
この、とてもえーかげんな質問にもちゃんと答えてくださいます。
「この店を出て、右に行って、つきあたりを左に行ったらパスタ・デ・ココがありますよ。あんかけスパゲティ、わたし好きです!」
決まりです。
2時過ぎにパートナーと子どもが迎えに来てくれました。最後の診察を受けて,今後のケアについて説明を受けて、いよいよ退院です。で、食べに行きました。

娑婆のご飯です。たしかにおいしい。でも、昨日のおかゆもおいしかったなぁ。
てことで、家に帰りました。めでたしめでたし(笑)。

てか、ほんとはこれからがたいへんなんだよね。ネタがないから(笑)

で、再決戦

朝起きたら、ほとんど痛みはありません。もうこのままでええやんという気持ちが心をよぎります。でも、実はいまは単なる応急処置です。根本的な問題点を解決しているわけではない。
ということで、朝ごはん。

昨日の晩ごはんと何が違うねん!というと、おかゆが少し固くなってるのとふりかけがかかってる。そしてなにより、ゼリーが大きい!フルーツ入り!
「それ、タラミのフルーツゼリーやん」
というツッコミはなしです。これが食べられることがうれしいんです。あるいは「食べても大丈夫だよ」というメッセージがうれしいんです。別にそれは「コンビニのおにぎり2個」であっても同じです。それがいかに安かろうと安易であろうと、それとは異なる価値があるってことなんです。うわ、ゼリーで熱くなってもた(笑)。
ごはんを食べたらやることもなく、のんびりとネットで遊んだり、ペーパー読んだり。とにかく「午後の再決戦」に向けて体力を温存します。
で、1時に看護師さんが手術着に着替えさせに来られたの気合いを入れました。が、それっきり。だんだん気合が抜けてきました。結局、2時半くらいにお迎えが来て、再決戦。さぁがんばるぞ!寝てるだけだけど…。
起きたら終わってました(笑)。
ふむ。4時半。全部でだいたい2時間ですね。今回は麻酔は少なめかな。足の指が動くので、とても快適です。前は動かなかったから「動かない」とわかるとよけい動かしたくなって、なのに動かないからイライラして余計動かしたくなって(繰り返し)だったので。その代わり、麻酔が切れると痛いだろなぁ(;_;)。案の定、8時頃に切れてきて激痛がやって来ました。てことで、鎮痛剤です。もちろん麻酔の再注入という選択もありますが、足が痺れるのはやだ。
ほどなく痛みも消えました。ふぅ。
あとは探偵ナイトスクープを見て寝るだけです。…てか0時40分はじまり?遅っ!

転院→キャンセル

朝起きて…。「起きて」かぁ。ってことは、「寝た」わけです。寝られたんだ…。病院って、なかなか寝られないんですよね。ICUにいた時看護師さんが「患者さんは昼夜逆転になる」って言っておられたけど、確かにそんな感じです。
さてと。今日は転院の日です。とりあえず、昨日の「ヘモグロビン14」で貧血治療は終了。次は傷口の治療で、それはここではできません。
てことで、パートナー運転、子どもナビの車で移動です。
にしても、パートナーの運転はなんかこわいんです。で、そのこわさの原因がなんとなくわかってきました。たぶん、視覚情報が多いんです。なので、ものすごく疲れやすい。なので、注意散漫になる。運転にムラができる。実は、パートナーって「音楽なしでは運転できない」んですが、あれ、視覚情報を散漫にするためじゃないかと、ふと思いました。
いや、ほんとうかどうかはわかりませんがね。こういう解釈も可能かなと思ったのは、もちろんこの本のおかげです(笑)。
で、着いたのは2週間ぶりのところです。
とりあえず、横になれるところに入れてもらって、さっそく手術着に着替えます。やる気満々です。てか、こわいし。痛そうやし。
で、処置開始。痛!局所麻酔でそれするの?
それでも、看護師さんから「はいえらいねー」と言われたら、とつぜん「いい子」になるわたしは何歳なんだ?
「あの、泣いてもいいですか」「あの、ネコになってもいいですか」
テキトーなことを言ってごまかします。
「あと何分ぐらいですか?」
「20分くらいかな」
「マジ(;_;)?」
みたいなひとときを過ごして、無事終了。
傷口の状況や原因をひと通り聞いて、最後に「明日、もっときちんとした麻酔をして手術しましょう」。へ?じゃ、いまの痛みはなんだったの?と思いますが、たぶんそれをやっての結論みたいなので、しゃーないです。
てことで、今日はここで一泊です。
なんか、昨日までに比べたら天国みたいな部屋です。ま、ICU→個室→Yさんとこの個室ですから、レベルアップしてますわな。
個室に帰ってきたら「飲みます?」と出されたアクエリアス。うまい!染みます。5日ぶりに口から摂取したものです。
夕方、パートナーたちは帰りました。さてと。またひとりだな。
まずは、来週の諸々のことをキャンセルです。基本的には「体力」とかの話じゃなくて「傷口」の話です。で、「傷口」を動かさないようにすればいいわけで、それって極論すれば「歩かなければ大丈夫」って話でもあるんだけど、まぁやめておきましょう。あちこちに連絡をとって、事後処理もして、さらに新たな案件も処理して。いやぁ、スマホひとつでこれだけのことができるんだ(^^)。
と、晩ごはんo(^^)o

とうとう、やっとの晩ごはんです。5日ぶりのごはんのお味は…。うまい!味噌汁。うまい!ほんとうに生き返ります。
さてと。
あとはケンミンショーを見て寝るだけです。

とりあえず快方へ

早朝の献血。気合が入ります。だって、これで今日も輸血があるかどうかが決まるわけですからね。
で、勝負のあとはごはんもなく延々とヒマ。ネットで遊んだり、ちょこっとペーパー見たり、テレビを見たり。髪の毛洗ってもらったのはうれしかったですねぇ。
そうこうするうちに、徳島からわざわざK野さんが来てくれました。まぁ、他愛ない話とか他愛ある話とか。
で、帰られると、再びヒマ。いや、ほんとうは原稿があるんだけど、とてもじゃないけど書く気がおこりません。ICUにいる間に一本書いて送ったけど、あれはまぁ、頭の中にある程度あったのと、ICUの中って、けっこうアドレナリンがでるみたいでファイトがあったんですよね。個室はダラダラです。ま、家に帰ってから書くことにします。たぶん落ちてるだろうけどね。
そうこうするうちに、朝の血液検査の結果発表。なんと、ヘモグロビンが14!ふだんよりも多い!まぁ、ヘモグロビン8だか9だかから、輸血を9アンプルした成果ですね。
夕方、ダメダメ先輩が顔を出してくれて、怒られました^^;;
夜になったら、再びやることがない。テレビを見ると…。うまそうなもん食べてるなぁ…。考えてみると、バラエティーって食べますよね。てことで、食べてないバラエティーを探して見たりして。
さて、10時になった。消灯時間はとっくに過ぎてます。この病院の最後の夜です。楽しむわけじゃないけど、明日の決戦(笑)に向けて、体力回復しなきゃ。

振り返りとか

昨日、ICU内の個室的なというか隔離的なというか、そんなところに入れてもらいました。まぁ、ICUは夜がにぎやかなんで、寝させてあげようという配慮みたいです。でも、病院って、夜は寝にくいみたいです。わたしだけじゃなくて、他の人も昼間寝て夜活動されてる感じです。
で、昼前に一般病棟に移動。ようやくネット環境解禁です(笑)。
で、機内モードをオフにした瞬間、えらい勢いでメールがなだれ込んできました。もちろん、仕事関連のものもありますが、ほとんどはどこかで事態を知って心配のメールでした。「生きていてくれてよかった」とか「まだ死なれたら困る」とか「まだまだ聞きたい話がある」とか、なんか、とてもうれしくなるメールばかりで、「あ、生きてる意味があったんだ」って、あらためて思いました。

それにしてもおなかへった。

午後、パートナーが来てくれました。がんばって車で来たとか。「五条通に行こうと思うのに、ナビが西へ西へと誘導する」って怒ってましたが、そりゃ西へ誘導するわな。西にあるもん(笑)。

それにしても、今日も輸血です。なんでも、搬送された時は貧血が8くらいかな。それが赤いの280mlを3本と白黄色いのわよ240mlを3本入れて、9まではあがったとか。これを11くらいにしたいとかで、赤いのを3本追加らしいです。
しかし、見れば見るほど「赤いのと白いの」って「レバーとミノ」で、それはすなわち「おたふくの洋食」なわけです。なので、看護師さんに「赤いのがレバーで白いのがミノですね」って言ってみたんですけど、スルーされました。

それにしても、おなかへった。

夕方、K藤くんが見舞いに来てくれました。
K藤くんはあの時一緒に車に乗っていて、救急車に同乗してくれた人です。で、いろいろあの1時間半くらいのことを振り返りました。
まずは、お土産屋さんでの出血はハンパなかったとか。もう一台いたRぽたんたちの車のウィンドウに手をついて「出血してるねん」とか言ってる時に、すでにズボンのすそから出てたとか。そう言えば、下着を変えた時、下着はメッチャ重くなってましたわ。
で、Yーこちゃん*1に運転してもらって「なんしか京都まで」って動きはじめたのですが、あの時救急車を呼ぶか救急病院に行けばよかったなと。でも、実はその直前にお土産屋さんに救急車がいたので、なんか呼びにくかったんですよね(笑)。
で、車が動きはじめてしばらくは出血は止まってました。ところがどんどん出てくる。しかも、京都縦貫自動車道は渋滞。自動車道って、一回乗ってしまうとどうしようもない&基本的には「何もない場所」を走っているってことで、「先へ進むか、救急車を呼ぶか」の判断がつきにくいんですよね。で、もう少しで町があるというところで渋滞に引っかかって救急車を呼ぶ決断をしました。
119「お名前は?」
い「いつきです」
119「お年と性別は?」
い「えーと、だいたいいちおう女です(笑)」
119「ご本人さんは意識はしっかりしておられますか?」
い「本人です(笑)」
みたいなやりとりをして、いったん電話を切って、非常駐車帯に車を停めてもらい、再度119して現在地を伝えてひといきついて、腰のあたりの出血見た瞬間、頭の中にこだましたのが
「なんじゃこりゃぁあ!!」
でした。実は出血が止まらないので車のシートを保護するためにYーこちゃんからレジャーシートを借りていたのですが、そこに血が溜まって「血の海」になってました。次の瞬間、血の気が引いてブラックアウトしていくのがわかりました。「ちくしょう!気が遠くなる!」とか言いながら抗っていたのですが、その甲斐もなく寝ちゃいました。
で、そこからが車内がたいへんだったとか。Yーこちゃんは友だちに電話して「どうしたらいい?」「脈を測れ」「脈がない!」「キャー」みたいな。それを聞いたYーこちゃんのふたりの子どもも「キャー」。で、ひとりK藤くんは冷静みたいな。
やがて救急隊が到着したあたりから記憶がもどっています。
ストレッチャーに載せられて「これでなんとかなる」って思いました。で、ここからが問診の開始です。
救「お名前は」
い「いつきです」
救「生年月日は?」
い「19○○年3月9日です」
一方、K藤くんは
救「この人の住所書いてもらえますか?」
って言われて免許証を探していたみたいですが、ちょうどその時
い「あ!性別は女ってことにしといてください」
って念押しをしたところで、K藤くん、この言葉を聞いた瞬間「この人は大丈夫だ」って確信したとか。
あとは病院に運ばれて、検査→処置なので、特に何もないかと。そうそう。K藤くんやRぽたんたちが車を片づけてくれました。

ステップとかの血痕が「殺人未遂現場の証拠隠滅感」満載です。でも、ほんとにありがと。
なんでも、帰りにみんなで「いつきさん、そのままICUに2週間くらい放り込んでおいてほしいね」って話してたらしいですが、なんとなく「なるほどな」と。
てことで、わたしが無事であることをみんなに伝えるための記念撮影。
まずは、今だからできる、白目むいてるマネ

続いて、血中酸素を測る機械に噛まれてるマネ

看護師さんにあきれられました。
てことで、K藤さんは帰られて、ひとり。

それにしても、おなかへった。

やることがないので、とりあえずみんなが「死ぬやん」と言っていた「出血性ショック」について調べてみると…。
ふむふむ。わたしの体重は56kgとして、血液量は約4.5リットル。あの時、救急隊の人が「1リットルくらい出てます」って言ってたから22%の出血量。ふむ。あぶないじゃん。てか、あそこで「もう少しで京都」とか言ってたら死んでた?
ま、なんしか生きてたわ。
さてと。寝ましょう。

それにしても、おなかへった。

*1:クロ現出演者