慣用句?

とある場所にて、トランスの人々のライフヒストリーに触れる機会があったのですが、なんとも言えない、すんごい違和感が…。
「男性として堂々と生きていきたい」
うーん「堂々と」かぁ…。
これ
「女性として堂々と生きていきたい」
とはならんよなぁ…。
なんか、すんごいジェンダーバイアスを感じます。
さらに言うと、「堂々と」が「聞き手」の中にあるジェンダーバイアスに誘導された語りだったとすると、「正の強化」となって、これはますますこわい。

てなことを考えた夜でしたが、その後は呑み会。
今日は忘年会なので、いつもとは違うお店で、遅めのディナーです。なんかもう、料理もワインもおいしい!
でも、メッチャ遅くなった。12時まわってる?どないするねん。

スケジュールまちがえたな

目覚ましはいつもの5時半です。でも、目覚めた場所はK村さんのおうち。とにかく帰りましょう。
6時半におうちをおいとまして、電車を乗り継いで、東へ東へ。5時間弱の旅の先にあるのは6時間目の授業です。なんとか授業をこなしたけど、疲れた…。
放課後も成績処理に明け暮れて、気がつくとあたりは真っ暗です。
さてと。帰ろう…。
家に帰って、お風呂に入って、ビールを呑んで。日常です。
が、こんな日はいつまで続くかな(笑)?

こんなフィールドワークもいい

どうやらわたしは「人」にあまり興味がないらしいです。こないだ生徒にも言われました(笑)。かと言って、「自然」に興味があるかというと、ないわけじゃないけど、そんなにガッツリとあるわけでもない。じゃ、きれいな町並みが好きかというと、ぜんぜん興味はありません。じゃ、なにに興味があるかというと、例えばトマソン的なものとか、人の生活臭のするものなのかな。「人」そのものではなく「痕跡」に興味があって、その痕跡から「人」を感じる。たぶん、そんなあたりなんでしょうね。
そんなわたしにとって、「竹田地方」はうってつけのところのようです。というのは、このあたり「隠れキリシタン」の痕跡があるとか。なので、連れて行ってもらいました。
うわぁ!こ、これは!

T字型の十字架です。
別のところに行くと、こんなものが…。

隠れキリシタンの洞窟礼拝堂です。前の白い扉、実はカギはダミーでかかっていません。中をのぞくと…。暗くて何も見えない。けど、ストロボをたくと…。

ぼんやり十字架が浮かび上がります。
こんなものが武家屋敷のすぐ裏手にあるんですから、江戸時代の武士たちがこっそりキリシタンやってたんだろなとか、妄想が広がります。
時間はちょうど5時すぎです。この暗さがいい。きっと、こんな時間にここに集まってたんでしょうねぇ。

てことで、フィールドワークを堪能したところで、懇親会会場へ。
友喜荘」というところです。
雰囲気、最高です。料理おいしいです。ビールはヱビスです。
そんなところで、いろいろ話。楽しい話も、しょーもない話も、ちょっとつらい話も、こんな時は大切です。
もしかしたら、こういう時のわたしは「マレビト」的ななにものなのかもしれません。ふだん誰にも言わないことを、ふと話す。それは「わたし」に話しながら「自分」に話すこと。すでに結論はわかってる。でも、「自分に話す」ことで、その結論を発見する。
わたしは、ただ、そこにいるだけ。

8時すぎにおいとまして、そこからK村さんのおうちへ。
暖炉で焼いたピザをごちそうになりながら、呑み直しです。
楽しい夜はまだまだ続きますo(^^)o

中学生にはやはりキツイかな^^;;→でも、きっとなにかは伝わっている

朝起きたら9時半。でも、まだまだ寝られそうです。もっかい寝ようかとふと思いましたが、思いとどまりました。だって、あとがえらいことになります。
コーヒーを飲みながらK村さんとしばし話。そうか、大分もたいへんだなぁ…。
で、温泉に行って、昼ごはんを食べに行きました。行ったお店は「気楽里」というところ。山の中にあるすてきなお店です。ランチを頼むと…。

お味噌汁の味噌は手づくりだとか。すごくあっさりとしています。
なんでも、このお店、定期的にピザ焼きの会をしてるとか。また来たいなぁ。

で、お座敷会場へ。
今日は地元の中学生と保護者合同の人権教育研修会です。どうしようか、かなり迷ったけど、温泉の中で「いつものパターン」でいくことに決めました。さてさて、どうなるか。
はじめは緊張気味だった子どもたちも、途中からガッツリ笑ってくれました。
てか、きっと「結局、なんの話だったんだ?」って思ってるだろうなぁ(笑)。でも、それでいいのかもしれません。京都から変な人がやってきて、なんか「笑え」とか言ってたと。それで人権講演会だったと。なんとなく「これでいいのか?」的な疑問が残ったとして、それもまた「余韻」なのかもしれません。

で、移動開始

今日は最後までいられません。みんなに「ゴメン」と言いながら、駅に急ぎます。で、新幹線に乗って、西へ西へ。小倉から乗り換えて南へ南へ。着いたのは大分(笑)。
友だちの車に乗せてもらって山の中へ。いつものK村さんのおうちです。今回は暖炉があるということで楽しみにしていましたが、たしかに暖炉です。メッチャあったかいし、雰囲気もすてきです。
そんな居間で、しばし日本酒をいただきながら、話。
とは言え、明日が本番です。あまり夜更かしはやめましょう。

みんな必死だ

とりあえず、友だちの家で6時半起き。しばし抵抗しようと思ったけど、そんなことをしたら、あとがえらいことになるので、思い直して素直に起きることにしました。
で、バスに乗って移動。着いたのは大阪市内の某駅です。ビミョーな時間です。ま、いいか…。てか、すでにひとり来てるし。
てことで、今日は「トランスジェンダー生徒交流会」です。
今日も新しい参加者が来るという連絡が入ってます。どうなるんだろ。ワクワクします。
てことで、続々と集まってきた「小さいの」ですが、ご飯づくりをさせるのがひと苦労。みんなマンガを読んだりゲームをしたりしてなかなか動きません。さほど小さくないのもそんなことやってるから、ちょいと怒ってみたりして。でも、そんなことをやっているうちに、なんとなくいろいろ包丁仕事をはじめてくれたので、ほっと一息です。
ごはんづくりのあとは、みんなでごはん。今日は少し人が少なめなので、みんなでテーブルを囲んで食べることにしました。もっとも、「悪い人々」は少し離れたところで呑んでるわけですが(笑)。
今日はケーキもあるし、なんとなくまったりとしていたのですが、気がついたら3時です。これはいかん。「自己紹介タイム」をしなくちゃ。「小さいの」は露骨にいやがっています。が、それはたぶんポーズです。ふだんはしゃべりたがらない子が「今日はみんなに聞いてもらう」って決めてきたらしいです。他にもそんな子はいっぱいいます。
少し年上の参加者が帰ろうとしたので、「ここからだよ、本番は」って話しました。だって、みんな楽しそうにしてるから、なんの苦労もしてないように見えたみたいだったからね。
で、話はじめたら、やはりすごいわ。質問したら、出てくる出てくる。制服のこと、名前のこと、友だちのこと、結局2時間近く話あって、終了。
いやぁ、濃いぃかったo(^^)o

で、呑む

そのあとは、近くの魚料理の店で呑み会。久しぶりに「ウマヅラの肝」を食べたり、ウツボの唐揚げをつまんだり。お酒もおいしい!てか、酒器がピタゴラスイッチみたいです。てなことを店員さんに言ったら、お酒を注ぐ手が震えてました(笑)。
その後、お友だちの家に言って、さらなる呑み。
さて、明日の朝は早いんだけど、大丈夫か?

聴く人の力

朝、一通のメールが…。
「午前中に原稿ね」
とのこと…。無理です(;_;)。
でも、そんなに量は多くないし、半分以上できていたので、授業の合間を縫って、なんとか原稿を渡したり。
で、午後の授業もこなして、子どもたちと同じ時間に下校。今日は夜に四日市でお座敷です。
近鉄特急の豪華な旅を終えて、お座敷会場へ。今日の会場は、公民館の和室です。お座敷の前には地域の放送で宣伝が入ります。いや、音、メッチャでかいし。そんなに宣伝せんでええし。
会場に着いてしばらくしたら、なんか、続々と来られます。これはたいへんです。どうなるんやろ。
やがて、和室が満員。和室の満員は、洋室の満員のはまったく違います。メッチャひしめきあって、熱が入ってます。この人らを笑わせられるのか(←なんか違う)。
ところが、つかみからいきなり爆笑して下さいます。これはいけるかなo(^^)o。そこからあとは、なんだかネタにものすごく敏感に反応して下さいます。
考えてみると「ネタに肥えてる人」ばかりだと、確かに高度な笑いは追求できるかもしれませんが、「庶民的な笑い」が成立しないのかもしれません。で、お笑いトランスのはしくれとしては、「庶民的な笑い」でなんとかしたいのですが、「高度な人々」だと成立しない。もしかしたら、それはそれで不幸なのかもしれません。
まぁ言うなれば、高級料理しか「うまい」と思えない人より、O将のギョーザが「うまい」と思える人のほうが、もしかしたら「うまい」と思える回数が多くて、その分幸せなのかもしれません。
てのはひどいかな。
でも、ほんとうにみなさん、とても楽しそうに聞いて下さいます。人によっては、ネタをふる前にネタに気づいて「先行的笑い」をしちゃう人がおられて、それはそれでかなり高度だなと。
そんなこんなで、予定の1時間半を一〇分オーバーして、なんとか終了。いやぁ、聴く人の力は、わたしから力を引き出してくださるんだと、あらためて思いました。

クリボー

で、午後からは滝井参り。
今日も別になにがどうということのない診察です。てか、O田さんとは、木・土・火と一日おきに会う予定なので、なにがなにやら。
まぁ、しばし作戦会議的な話をして、とりあえず待合室で仕事でもしようかなと。と思ったら、パソコンの画面がつかない。んー、コネクタがはずれたかな?てことで、早めにまんまるに行って、ドライバを借りて修理です。ま、すぐに直ったのですが、すでに他のメンバーがやってきていて、結局仕事はできないか…。
てことで、5時すぎからスタート。みんなで近況報告をして、鍋をつついて、ケーキを食べて。まぁ、いつもの「まんまるの会」自炊バージョンケーキ添えって感じです。ちなみに、今日はY野さんが久しぶりに来られたので、ガッツリとつかまえておしゃべり。
なんてことをしているうちに、10時半です。あちゃあ。明日は朝がややこしいから、早めに帰ろうと思ってたのに…。

無関心

今日はp4cの授業のある日です。
前期に比べて後期のほうが準備をしているかな、いい感じな時間がないわけじゃないという感じなんですが…。さてさて、今日はどうかなぁ。

今日は、まずは福島の高校生が輪になって話しているビデオを見て、その後クラスを半分にわけて、輪になって話し合おうかと。
ところが、固い。前回のキャッキャやってた感じがまったくないです。しかたないので、「何が違うのか」を聞くと、いくつかの答えが返ってきました。
ひとつは「テーマが難しい」。もうひとつは「メンバーの問題」。まぁ他に「めんどくさい」とか「そもそもこういうのがイヤ」とか、みんなはっきりと言ってくれます(笑)。
で、一番関心があったのが「メンバーの問題」なんですね。つまり「仲よし同士」なら話せるけど「知らない人」とは話せない。もちろん、その気持ちがまったくわからないわけではありません。が、やはりなぜなのか聞いてみました。すると、返ってきた答えが

  • 言葉が通じない
  • (自分の考えを)言っていいかどうかわからないから緊張する

なんていうのが出てきました。でも、一番驚いたのが

  • 知らない人が話すことには関心がない

でした。
いったい、なぜこんなんなんだろう。
Fぁよんさんといろいろ話していたのですが…。
もしかしたら、子どもたちは自分が揺らぐことがこわいのかなぁ。そして、他者を揺らがすこともこわいのかなぁ。
仲間うちであれば、まぁ、誰がどういうことを考え、誰がどういうことを話すかは、だいたい想像がつきます。そういう予定調和の中ではコミュニケーションがとれる。ところが、知らない人は何を考え何を話すかわからない。と同時に、自分が話すことが相手にどう伝わり、それによって相手がどう反応するかわからない。だから、こわい。
わたしなんかは、「わからないからこそ話さないとわからかい」と思うのですが、子どもたちは「わからないから、かかわらない」なんですね。それが「関心がない」につながる。
で、これ、他愛ない話なら、まぁいいのですが、社会的に必要なとき(例えば政治)なんかの場面で、これをすることは、まさに「政治的アパシー」ってやつにつながるのかな。とても深刻です。
で、どうすればこれを突破できるの。まぁ、ひとことで言うなら「関心を持つ」ことからしかスタートするしかないんでしょうけど、そのための具体的なプランが思いつきません。
困った…。