昨日に引き続き、今日も心がささくれだってます。で、午後にはとんがりました。
そんな心を持って、それでも休みをとって、バスに乗って、着いたのは徳島です。明日〜明後日、人権教育実践交流会なるものがあって、なぜか「共同研究者」なるものをすることになってしまっています。ちなみに、他の共同研究者の方々は、大学のセンセとか、全国レベルの研究会の役職の方とか。一高校教員はわたしだけです(笑)。
てことで、前日夕食会の場所へ。
ここで、ささくれてとんがった心を少し鎮めます。なんか、やはりこういう場所があるって大切なんだなって、あらためて思います。でも、それは職場にはない。それもまたそんなもんなんでしょうね。
で、9時に解散。その後誰かと飲もうかと思ったけど、部屋に帰ってひと息ついたらそんな気もなくなって、しかも20日の準備関係の連絡がひっきりなしに入ってきて、気がつくと10時です。じゃ、チューハイでも買ってきて、さっくりやって、さっさと寝ましょう。
投稿者: ituki
大切さ
「大切、大切」ってみんなが言うけど、「金は出せません」ということがよくあります。
これ、「国防」と比較すればわかります。「国防は大切」と言って防衛費を出さないなんてことはたぶんないです。
お金を出さないのは、ほんとうは「大切」って思っていないからなんだと思います。
例えば「教育」。「これは教育の課題だ」と、さも教育が人を動かすかのような口ぶりで人々は話します。これだけを聞けば、あたかも「教育は大切」と言っているかのように聞こえます。でも、ただでさえ少ない教育予算をさらに削減しようという動きがあります。「お金がない」というのがその理由です。でも、防衛予算はついたりするわけです。結局、「めんどうなことは学校に押しつけておけば自分はやらずに済む」という他人任せな魂胆が透けて見えます。その背後にあるのは、教育を道具としてしか考えていない、すなわち「大切とは考えていない」という発想です。
人権もそう。誰もが「人権は大切」と言います。でも、お金を出したがらない。逆に「大切なことなんだからボランティアで」とまで言う人もたまにいます。「安上がりな人権だな」と、わたしなんかは思ってしまいます。
こんなことを言うと「いや、そんなことはない。大切だと思ってる」と言われる方もおられます。というか、たいていの人はそう言われます。「教育」も「人権」も大切だと。
でも、そういう人にとっての大切さは「その程度の大切さ」ってことなんだろなと(笑)。
「今日はすっきり」
教室に入って、いきなり「君たちのせいじゃないんだけど、なんか、今日は心がささくれだっててな」と言うと、子どもたちは「さぁ来た」と手ぐすね引いて待ってくれます。いい子らです。まぁ、授業がつぶれるからなんですけどね(笑)。
「トランプか?」
と聞いてくれます。授業をつぶすためには、自分もそれなりに情報をもってないといけないということが、少しわかってきたようです。
「それな」
と、そこからひとくさり。
で、子どもたちは
「今日も二日酔いなん?」
と、これまた定番の質問です。そんなことはない。
「おとついワインボトル1本あけて、昨日は1列目2列目の人に「今日は酒臭いと思うしごめん」って謝ったけど、昨日はほとんど呑んでないから、今日はすっきり!ざまぁみろ:-p」
と答えて
「さぁ、授業はじめるで。宿題あったよな」
と授業をスタート。
まぁ、この7m×9mの中は平和だわ(笑)
ダメな日
朝、1時間年休をとろうかと思ったけど、その瞬間、授業変更で1時間目に授業があるのを思い出して、あわてて出勤。でも、しんどいです。まぁ、自業自得です。
で、1時間目。
「昨日な、ワイン、ボトル1本あけてしもてん。前の方の人、酒くさいし、ごめんな」
と、最初に謝っておくのが大切です(笑)。
今日の授業は復習の日。
「今までの授業がわからん人は前へ。わかる人は後ろへ」
「先生、全員後ろ行ったらどうすんの?」
「寝る!」
笑われました。でも、10人くらい前に来たので、その子ら相手にどこまでも基礎へと降りていきます。最後は分数の計算のコツまでやって、授業は終了。
あとは雑務です。しんどいけど雑務です。合間を縫って、大統領選。トランプの勝ちかぁ。
それにしても、トランプについては
「ヤバイなぁ。どうすんねん」
と言うんだけど
「日本もそうとうヤバイけどね」
って言ったら黙り込むのはなんでだ?どちらかというと、日本のほうが先にヤバくなってるはずなんですが…。
さぁ、さっさと家に帰って、早めに寝ようかな。
教え子と教え子の教え子
今日は、わたしが現任校に赴任した最初の年に1年生で入学してきた子が現在務めている大学でお座敷です。ちなみに、その人のコースに3年前に教えた子がいたりして、どうやらその子のために&ご自分のためにわたしに声をかけてくださったらしいです。
光栄でございます(^^)。
てことで、朝はしばしのんびりして、昼前にスタートです。
大学に着いたら、とりあえず学食へ。うーむ、女子大やなぁ(笑)。「トマトラーメン」にしようかとかなり悩んだけど、「塩ダレ」という文字に誘われて「カフェごはん」に決定。これが失敗のもとでした。量が多い(笑)。てか、なぜに唐揚げがトッピング?
で、会場へ。
今日はセカンドパターンなので、プロジェクタを使います。どうも1ヶ月くらい前からうまくつながらないことが多いのですが、今日もつながりません。どうしたんだろ。修理に出すのはイヤだなぁ(;_;)。それでも、HDMIで接続したらきれいに映りました。よかった…。
さぁ、2時間の話を1時間半に圧縮です。ところどころネタは飛ばしたけど、それでもシャワーのように言葉があふれます。しかも、たぶん聞いたことのない言葉です。そこにもってきて、ところどころにネタが転がっていて、「笑え」と(笑)。まぁ、聞いてる学生さんはたいへんですわな。
それでも大学の時間は1時間半厳守なので、そこのところはちょうどの時間に終わりました。
あんなんでよかったんだろうか…。
その後、最近の教え子さんとしばし時間をつぶしながら話。
そして、なぜか3人で「おさんぽ」です。今日はふだんとは逆コースなので、むずかしい。
「えっとね。いま、それぞれの場所をつなぐ一筆書きみたいなのを考えていて、さらにそれの絵描き歌も考えてるんです」
もちろん「絵描き歌」は説明のことです。たぶんそういう感じで「おさんぽ」を考えているんでしょうね。
今回はこないだのホンマモンのフィールドワークで聞いた話があるので、それもおりまぜながらのコースになります。必然的に長くなる(笑)。
歩きはじめたのが4時。暗くなってくるわ、雨がパラついてくるわで、少し疲れてきたので、最後の1時間はカットしちゃいました。
最近の教え子さんは、4年前に「部落がわからへん」って言ってくれた子です。あの時は30分くらいでサックリと話をしたのですが、その背景には今回のおさんぽとか、その前のお座敷なんかがあるんです。
「実はね、そんなのがワンサカあるんだよ。わかった?」
って言ったら
「わかった(笑)」
って言ってくれました。それだけならフツーなわけですが、さらに
「先生、好きなんやね。趣味の世界みたい」
って言われたので
「そのとーり」
と笑いました。
で、3人で「チヂミの王様」へ。
やっぱりここのチヂミはおいしいわ。うまいぅいと3人でチヂミをパクつくと、肉を食べる胃袋の隙間なんてなくなります。でも、ワインの入る場所はあるのでワインボトルを頼んだんですが、他のふたりはあまりお酒は飲まないみたいです。
「余ったら持って帰るわ」
って言ってたのですが、なんか、8分目まで飲んじゃったので、ついでだわと全部飲みきってしまったのは、今日2回目の失敗のもとです。なんか、えらい勢いでしゃべって、さらにフラフラになって帰ったのですが、最近の教え子さん、帰れたんだろか。
ほんまにゴメン。って、ここ読んでないだろうけど(笑)。
ねむい
朝、1時間年休をとろうかと思ったけど、やはりいつもの時間に出勤することにしました。で、職場に着いたら、時間割変更で1時間目に授業が入っていたことに気づいて、ホッとするなど。
それにしても、ねむい。土日が遅かったのもあるだろうし、体調がずっと悪いのもあるだろうし、昨日の移動もあるだろうし。
眠さは午後になるとmaxです。7時間目の試験監督はどうなるかと思ったけど、まぁなんとか歩きまわって起き続けました(笑)。
ということで、さっさと家に帰って、10時就寝。
とんぼ返り
朝起きて、しばしウダウダ。でも、すぐに出なきゃなりません。
てことで、地下鉄に飛び乗って、京都駅からは新幹線。到着したのは博多です。さらに地下鉄に乗って…。なんなんだ、この駅の配置は!天神から天神南は長ーい地下道なんですね。参った。
てことで到着したのは福大病院(笑)。Sんちゃんゆかりの地です。
今日は九州思春期研究大会らしく、そこでしゃべれと。うーん。しゃべれるのか?
迎えてくださったお三方、「わたしたち、みんなK都教育大学出身で」とのことです。なのでわたしも「実はわたしも」と返すと、みなさんびっくりなさいました。そりゃそうです。博多のとある一室に、K都教育大学に縁のある人間が4人集まるって、K都教育大学の規模の小ささを考えたら奇跡的とも言えるわけで。
ということで、お座敷開始。
「すんません。今日は心拍数高いので早口です」と、いちおう念を入れておきましたが、さてさてどうなるんだろ…。
でも、今日は2時間もらっているので楽勝です。ところどころで時計を見ながら時間調整。いろんなネタを振りましたが、みなさんついてこられます。モロに関西ネタ&モロに20世紀ネタなのに、すみませんすみません(笑)。
それにしても、2時間枠はやはり楽です。少し力を入れてみようかとか、少していねいに説明してみようかと思ったら、それができる。しかも、聞いてくださる方が「うんうんうん」と力強くうなずいてくださるので、しゃべりやすい。なので、さらに力が入ります。
ということで、いい感じでしゃべっていて、さて最後のネタに行こうかなと思ったら、あれ?すでに2時間^^;;?
てことで、2時間15分しゃべってしまいました。でも、終わってから「4時間分でしたね」と笑われたので、たぶんそれくらいはしゃべったんでしょうね。
帰りに博多で呑もうかと思ったけど、終電がすごく早いんですよね。なので、とりあえず帰ることにしましょう。
帰りの新幹線の中でいろいろ見てたら、そうか、今日は九州レインボーパレードだから、九州の友だちはみんな博多にいたんやんか!しもたなぁ…。
セクシュアルマイノリティとしての教職員新旧対談
朝、昨日の夜にひとつ思いついた資料をつくって、それを組合の事務所に行って印刷して…。資料の中身は、stn21の設立集会のレポートと設立趣意書です。
あらためてあの文章を読んで、あの時の「熱と光」を思い出しました。たぶんわたしは「熾火」みたいになっているんだけど、あの時の気持ちは若手の人たちに伝えていきたいな。今日がそんな機会になればうれしいな…。
ということで、会場に集合して、事務作業をしたり、今日の仕込みをしたり。
わたしは最後の全体会のコーディネーター的な役回りを任されたけど、なーんにも考えてないので、まぁええかと。
とりあえず天一に昼ごはんを食べに行って、帰ってきたら、いよいよセミナーのはじまりです。
今回のセミナーは、若手のセクシュアルマイノリティ教職員の人たちがつくったものです。わたしはサポーターでしかないです。だから、当日の主たる業務内容は受付だったりするのです。中身聞きたいなーと思うのですが、そこはガマンです。
で、最後の全体会。
stn発足当時のメンバーが3人揃い踏み(笑)。
最初に若手からの質問からはじめたのですが、やはりカミングアウトの話なんですね。今も昔も変わらないんですよね。前に並んでいるベテランと若手の違いは、カミングアウトからの年数でしかないんですね。でも、その年数って実はとても大切です。
そんなことをくみちゃんの話を聞きながら考えました。
カミングアウト当初は自分の中に盛り上がりがあるんだけど、やがて疲れてくる。そりゃそうです。その時にまわりのテンションも下がってきて、やがて埋もれていく。そして、カミングアウトした過去だけが残る。
その経験をしているかしていないか。
これは決してしんどくさせるためにする話でもなく、カミングアウトをやめろというための話でもなく、この経験を伝えることを通して、カミングアウトとは何かとか、どんなカミングアウトが必要なのかとか、そんなことを考えてほしいということなんですよね。
そして、これを「伝える」というんだろうなと思うのです。
今回のセミナーを企画してくれた若手の人たちって、あらためてすごいなって思いました。
たぶん、昔話なんてめんどくさいんです。たぶん自分たちだけでもできる。でも、あえてそういう方向ではなく、経験から学んでみようと思われた。
いや、もしかしたら、「学びたい」というニーズはみんな持っているのかもしれない。ただ、その機会がない。わたしたちがつくれていないだけなのかもしれないです。
と考えると、stnがなくならずにとにかく延命してきたことに意味があるのかもしれません。
stnって、たぶんその存在がなければ「今」がないと言えるほどの影響力があると思います。だから、stnを続けるということは、そういう時代への責任であるとも思うのです。そして、今日、確実にバトンを渡せた気もしました。
じゃ、渡したわたしたちはとまっていいのかというと、それは違うかなと。まだしばらくは一緒に走り続けないといけないです。リレーとはそういうものです。
てことで、懇親会。
みんな楽しそうに話してます。たぶん、「セクシュアルマイノリティとしての教職員」として話をする機会なんてなかったんじゃないかな。まさにstnがはじまった時の光景が、ここにある感じがしました。
さてと、でも、そろそろ帰らないと、明日があるんだけど、なぜに二次会(笑)?
嵐と嵐の間の日
昨日打ち上げに行かなかったのは正解ですね。なんとか朝起きられました。
とにかく今日は授業をこなして、雑務をやって、おとなしい1日を送りましょう。
昨日の嵐のあと、明日からの嵐が待っています(笑)。
いろんな人の支えのおかげで
今日は「東九条マダン」です。果たして人は来てくれるのか?肉は売れるのか?まぁ、そんなのは天気次第ですかね。
てことで、起床はいつもの5時45分です。そこから荷物の積み込みを開始して、8時には会場に到着していました。で、荷物をおろして…。ダメじゃん。焼き肉コンロとテーブルを忘れてるじゃん。てことで、1回とりに帰って。
というトラブルがあったものの、今年も「京都・在日外国人生徒交流会」の焼肉店スタートです。
にしても、なんなのこれ?隣はシュラスコやってるし、反対の隣は豚の串焼きやってるし、その向こうでホッペ売ってるし、その向こうではタンを売ってるし。こんなん、アカンやん。競合しないようにお店を出そうよ。
てことで、看板にはこんな文字を書きました。
「マダンで焼肉20年」
どや!これには勝てんでしょう(笑)。ここは伝統の味で勝負です。
果たして人は来てくれるかと思ったのですが、たしかに最初から最後までいたのは3人なんですが、途中、入れ代わり立ち代わり、いろんな人がお店に来てくれました。述べ人数はすごいな。卒業生も来てくれたし、若手教員も来てくれたし、スタッフやってる教員とか元教員とか、いろんな人が来てくれました。そしてなにより「元町長さん」も来てくださって、「近江の人が焼いてるから近江牛」とか言いながら、のんびりと確実においしく肉を焼いてみたり。
なんだかんだで、かかわってくれた人は10人をくだらなかったかな。ほんとにうれしかった。
閉店後話をしてたら「お店やってはるんですか?」という質問があったとか。それだけ味はホンマモンということですね。
だって、肉の仕入れは塩谷さんルートだし、このあたりからホンマモンです。そして、タレもキムチも卒業生のオモニからの教えてもらった味です。それが20年という意味なんだろうな。
にしてもここ数年、よく働きます。まぁ要因はいろいろあるのですが、よく働きます。なので、終わったらクタクタ。
とりあえず、打ち上げしようということになっていたけど、家に帰ると身体が動かないし、風邪はぶり返しそうだしということで、「また後日」ってことにして、ダウンすることにしました。
でもなんしか、今年も無事に終わった。よかった…。