で、本番

今日の集合は11時。とにかくホテルでのんびりしましょう。
で、今日の会場へ。去年に引き続き今年も共同研究者です。
集会の最初は全体会。共同研究者は演題の真ん前に座らなくちゃなりません。まいった。とりま、西尾さん@DPI日本会議の隣を陣取りますか。
開会行事の後の最初の講演は石川一雄さん。実は直接話を聞くのははじめてなんですが、おもしろい。というか、サービス精神が旺盛だし、でも話の内容はニーズに応えてすごく的確。そして、きっちり時間を守られます。端的に言って、すごい人です。そりゃみんなが石川さんに惹かれるのはわかるわ。
続いて、地元の人の実践報告。すんません、声が大きすぎます。マイクいらないです。で、内容が…。まぁわかります。思いはわかります。熱意もわかります。そして仕事をしてはるのもわかります。でもそこじゃない。
すでに定年退職をされている方なので、もうええんですけどね。
「センセイの中にあるキラキラした部落がわかりません」
という保護者の言葉の重みは半端ないと思うのです。それが伝わっていない。
でもま、わたしも「キラキラした在日がわかりません」と言外に言われることをやってきたから、よくわかります。
ものすごく簡単に言うと「自分が主人公」なんですよね。で、わたしは京都の優しい(笑)先輩達から「主人公はお前じゃない」とずっと怒られていままでやってきました。たぶん、それを言ってくれる人がいなかった。たぶん、その違いかな。
なんか、モヤッとしながら、分科会。ここからが本番です。
今回のレポートは「性の教育」と「労働」の2本です。わたしの担当は「性の教育」になるのかな。ほんとうは、熊本のお友だちの方もフィールドなんだけどな。でも、それをやると別の分科会になっちゃいます。なので、ここは自分が与えられた役割をこなすことにしましょう。
発表されたレポートは、さすがにいいレポートです。子どもたちに「発達はいろいろだよ」ということを伝える。これは「Not harry」なんですよね。フィンランドの包括的性教育とつながる話です。そして、もちろん性の多様性についてのメッセージも含まれます。そういう話を論議を踏まえてどうまとめていくか。やっぱり難しいです。
てことで、そんなあたりも踏まえながら、こないだ1日でつくったプレゼンと、JASEの宣伝をして、なんとかやり過ごしました。

で、夜は交流会。インクルーシブ教育の人と隣同士になったので、いろいろ愚痴を言いながらも、困難さ共有したり。いや、簡単になんとかなるなら、とうの昔になんとかなっていますって。
で、2次会。はじめは池田さんと「大学もたいへんですねー」とか「仕事ありませんかー」とか、求職活動をしていました。が、池田さんが帰られたあたりで、山口のお友だちと大激論。あきません。どうやらお酒を呑んでも、話をしている内容は支離滅裂にはならないみたいです。もちろん内容は覚えていませんがね。ただ、「たががはずれる」んですよね。これがダメです。抑制がきかない。なので、激論になってしまいます。

きっと明日は反省するだろうなと思いながら、今日も「そばを食べよう」と街に出ます。もちろんそば屋はありません。ということで、入ったのは中華料理屋。ここでラーメンと餃子とビールという、鉄板の注文をして、減った小腹を満たします。
なんか、どんだけビールを呑んでもたたずまいが変わらない西尾さんが印象に残るわけですが、明日は朝が早いので、帰ることにしましょうか。

あわただしくも、なんとか

今日の午前は「身だしなみ点検」です。去年までは「服装頭髪点検」と言っていましたが、名称変更です。名称変更をすることの意味は、まわりからはわかりにくいことかもしれませんが、実はとてもとても大きいんですよね。それは「教員の認識の変化」だからです。
ちなみに、昨今「地毛登録」が話題になっています。もちろん「黒がデフォルトという固定観念によるマイクロアグレッション」というのは含み込んだ上で、それでもうちの学校には「地毛登録」があり、それをモヤッとしながらも「マシ」と考えているのがわたしのスタンスです。なぜなら、それが「現実のなかでのベターな選択」だからです。
現実は常に先行しています。そして、それの解釈は常に遅れる。そして「対応」はもっと遅れます。その遅れる原因は「現実への無理解」ではなく、解釈や意志一致や対応とのタイムラグなんです。そのタイムラグをどうすれば少なくできるかというと、ひとつはもちりん「意志一致」ですが、もうひとつは、学校を取り巻く「外圧」を減らすことです。簡単に言うなら、「茶髪の子が通ってる」という状況が学校の評価を下げるという「外圧」の中で、学校は存在している。その「外圧」は、もちろん大阪のように「3年連続定員割れだと統廃合して廃校」という極めてわかりやすいものから、「地域の声」とか「学校評判サイトの評価」という、わかったようなわからんような「外圧」もあります。
そのような中、やるなら「全員の髪の毛の色を登録する」みたいな、アホみたいなことをするか、さもなくば「やらないか」なんだけど、その妥協点として「地毛登録」なんですよね。結局それは「この社会の中で子どもを守るための方便」なわけです。もっというなら、アカンことも間違っていることもわかった上での選択なわけです。
もちろん、それを変えていくのが人権教育の営みなわけですが、そこには「変えても大丈夫な保険」がなくちゃ、どうしようもない。つまり、「統廃合の対象にならない」とか「学校評価が下がらない」とかいう、教員にはどうしようもないところをなんとかしないと、「人権教育」のはしごがはずされる結果になって、結論的には「人権教育」が学校の中で孤立し、「人権教育」が学校から排除されてしまうということになりかねない。
で、そういう地域や保護者や行政のことは、学校の背負わせるなと。学校は校内のことをやるから、地域や保護者や行政のことは学校外の人がやってくれと。その時に、「それは人権啓発担当の行政が」とか言わずに、「地毛登録があかん」と思っている人が、主体的に地域や保護者や行政に働きかけて、学校を批判するのではなく学校を応援する形での世論をつくってほしいわけですよ。
とまぁ、そんな朝を過ごして、さっくりと授業を終えて、いろいろ悩んだけど、年休をとって職場を離脱。てか、「正当な権利」としての年休とるのになぜ悩まなきゃならないかということもあるわけですが、それもおいておきましょう。
で、新幹線に乗って埼玉へ。
到着したのは、19時です。これが年休をとらなかったら21時なわけで、そうなるとめげますからね。
で、熊本のお友だちと合流して、楽しい夜ごはん。このお友だちは、「綴り方」の神髄を実践しておられる方で、わたしは全面的にリスペクトしている方です。だって、子どもたちは綴るんです。自分のしんどい生活を綴るんです。そしてそれを単に「綴る」に終わらせるのではなく、本人に投げ返し、子どもたちに投げ返すんです。これを「共同推敲」と言います。そして「進路公開」へと流れていく。同和教育がもっとも大切にしてきた神髄が、ここにあるんですよね。
で、そのお友だちを独占しての晩ごはんは、楽しくないわけがない。
そうこうするうちに、滋賀県の悪いお友だちから連絡。「どこにいる?」。この人もハチャメチャだけど、筋が通ってるんですよね。で、なぜかわたしはその「筋」に合格しているみたいで、お友だちだったりするわけです。ちなみに、そのお友だちの「筋」は簡単で「偉そうにしてる奴は嫌い」です。だから、反権力です。じゃ、「おまえはどやねん」ということになるわけですが、まったく偉そうではない。このあたりがおもしろいんですよね。
てことで、滋賀のお友だちと合流して「そばを食べよう」と。ところが、そば屋はすでに閉店です。かろうじて探し出したそば屋は「中華そば」でした。これは違う。で、最後にたどりついたそば屋は沖縄料理店でした。これもなにか違う気もするけど、そば粉が入っていなくても沖縄そばは「そば」ですから、まぁええかと。てことで、友だちふたりを対面させて、楽しい呑み会は、オリオンビールから泡盛へと移行していくわけです。
でも、明日のことも考えなくちゃね。

やっと本命に向かえる

今日は覚悟を決めてます。
午前は授業が3発。とりあえずこなしましょう。合間を縫って、明日の授業で配る週末課題をつくったり。
そして、読んでないクラスの感想文をドカンと読んで、あとは感想文打ちです。
ひとコマだけ会議室学習会があったので、バソコン持参です。質問に来てくれたら答えるけど、来なかったらヒマですからね。
そして、午後はひたすら打ちまくりです。2時間半ほどかけて、60本近いピックアップした作文をすべて打ちきりました。が、B4判で4枚分。どうする?まぁしかたないから「前編」「後編」の2号だすことにしましょうか。
あとは担任さんにチェックをお願いしたら発行できます。
これでやっと2学期の人権学習がすべて終わりました。こないだ「共同おべんきょ成果」も手を離したし、やっと本命に向かえます。が、残された時間はあと半月。しかも土日休日はほとんど用事で埋まってます。
どないせいと(;_;)

支離滅裂

で、夜は厳しい反省会。ちなみに小林さんはお酒は飲まれません。かつては「吐く彦」の異名を持つほどの人でしたが、いまはすっかりおとなしくなられました。
で、呑み会メンバーがひどい。暴走機関車とかあっちゃんとかしーちゃんというこないだのシンポのメンバーに加えて、なぜかTじさんとか、突然やってきたSゅんすけとか。さらにそれぞれが人を連れて来てくれて、最後はなにがなんだかわからなくなりました。いちおう自己紹介はした気もしますが、はたして全員まわったんだろうか…。てか、寝てたし(笑)。
そんなこんなで、遠方からの人もいるから10時半くらいにお開き。店の前で記念写真です。

あとで聞いた話だけど、なんでも、

昨日いつきちゃん、誰か撮ってくれへんかな〜ってキョロキョロしながら僕の白杖を指差すなり
「おいハルヒ!ええ自撮り棒あるやんけ‼︎」
って興奮してましたwww

らしいです。アカンやつやなwww

見えない障害から社会の困難を考える

今日は1年生の人権学習の講演会です。講師は小林春彦さん
なんか、障害者差別解消法ができて、世間ではやたら「合理的配慮」についての話をしなきゃということになっているみたいです。でも、わたしは世間の流れに乗るのはイヤなので、いつものように無視してます。が、無視をしながらも、障害についてのことはやりたいとはずっと思っていました。
というのは、合理的配慮という言葉がつきつけているのは、「思いやり」とか「配慮」とかではなく「社会の構造」であり、そこに安住している「わたし」の問題だと思うからです。
でも、たぶん子どもたちは今までの学校教育の中で、そういう学びはあまりしてないんじゃないかな。まぁ、やってるところはやってるだろうけど、例えば「アイマスク体験」とか「車いす体験」なんかで「障害者はたいへん」みたいなことをやったりすると、それは「健常でよかった」にしかならない。でも、例えば暗闇に行ったら視覚に頼る晴眼者はとたんに不自由になるわけです。
まぁ、そんなこんなで、今年はというか、今年からガチで障害者差別について子どもたちに伝えようかなと思いました。そこで誰にお願いしようかと思ったのですが、さんざん悩んで、ここはやはり小林春彦さんかなと。理由は…。「なんとなく」です(笑)。てか、単純にこの時からのつきあいですね。でも、この「なんとなく」という直感は、けっこうあたるので、それを信じることにしています。といっても小林さんは東京在住です。どうすんねんと思ったけど、まぁ、いろいろ算段して、というか小林さんの協力もあって、無事実現できました。
てことで、朝から準備です。
で、10時に駅まで迎えに行って、あとはバタバタと講演会へとなだれ込んでいきます。

で、講演開始。
小林さん、けっこう淡々と話をされます。うちの子ら、スリリングな語りのほうがウケるんじゃないかと思っていたのですけど、案外大丈夫っぽいです。ホッとひといきです。てか、「手をあげて」とか言われたら手をあげてるし。えらい!
それにしても、小林さん、全然自分の話をしないなぁと思ってたら、そこまで引っ張るかというところまで引っ張ってからの自分の話でした。
それにしても、さりげない語り口だし、直接は言葉を使わないけど、障害の社会モデルのこととか、合理的配慮のこととかを見事に織り込んでおられます。例えば「障害に目を向けるのではなく困難に目を向ける」みたいな話とか、完全に社会モデルのことを話しておられるわけですが、それを社会モデルと言わずにさらりと、でも繰り返し話されるんですよね。子どもたちの反応もいい。身体が小林さんを見ようと動いています。
しかもところどころしみじみとしたちょい玄人受けしそうなネタをぶっこんで来られます。個人的には大爆笑なんですが、子どもたちは「えー?」という感じて、けっこうショックを受けてるというかとまどっているというか、そんな感じです。
1時間15分くらい話されたところで、いったん終了。ここでわたしの出番です。質疑応答の時間です。せっかくなので、小林さんと掛け合いをやって、質問できる雰囲気をつくりましょう。と、質問の手があがりました。
「障害があって一番しんどかったことは?」
「失恋ですね」
子どもたちがどよめいています。「え?それ?」という感じなんでしょうね。
「じゃ、よかったことはありますか?」
「いろんな人と出会えたことですね」
きっと来年の講師も再来年の講師も同じことを言うだろうな。だって、来年はゆきみちゃんで、再来年はこの人たちですからね。

午後の授業をすませて担任さんから感想文を預かりました。みんな「おもしろかった!」って書いてました。障害観が変わったと書いてある感想文もあります。そりゃそうです。まぁ「優しさ」とか「助ける」とかいう言葉も並んではいますが、たぶんそういう単語でしかあらわす技術がないんでしょうね。
それにしても、おもしろい作文がいっぱいあるから、打つのがたいへんだな。

今後の予定

家に帰ってお風呂に浸かりながらいろいろ考えていました。ちなみに、考えがまとまる主な場所は、お風呂とトイレです。
で、なんとなく決意。
もういろんなことがいろんな意味で限界です。いままで心がささくれたり詩に励ましてもらったりしてきましたが、やはり限界です。なので、新たな方策を考えなきゃダメですね。
で、考えたのが、「夏」は残り4回。こないだのネタを含めると、持ちネタは4つ。他にもないわけじゃない。てことは、いけるな…。
もう、聞きたい人が聞けばいい。聞きたくなければ聞かなくていい。その代わり、聞きたい人がうちの支店以外にいるならその人に来てもらってもいい。
そう考えたら、なんとなく吹っ切れました。
考えてみると、残り少ないですからね(^^)。

仕上げ→山肌のムラ

今日は出張日です。なので、授業はなし。授業がないと楽といえば楽だけど、他の日に授業が固まるし、なにより出張が入ると他のことができなくなります。さらに、出張がないと、他の出張が入ったりして、なにがなんだかわからなくなります(笑)。
てことで、とにかく午前は昨日到達したらしいピークを整備する作業です。でも、よくわからんわ。で、それをさっさと終えて次のことをやるつもりが、いろいろ雑事がやってきて、タイムアップです。
で、午後からは冬にやるフィールドワークの打ち合わせ。他校の友だちと1時間半くらいのドライブです。
とちゅうあーだこーだ、あーでもないこーでもないといろんな話をしながら「ムラ」に向かいます。で、着いたのは山肌にへばりつくようにあるムラです。
これまでいろんなムラに行ったことがありますが、たいていは都市のムラだったり、いわゆる農村のムラで農業に従事しているがゆえに平野部に位置していたりしているムラがほとんどでした。なので、こういうムラはあまり来たことがありません。ま、一昨年度行ったムラも山肌にあったけど、あそことはケタ違いです。
で、会館の中に入って支部長さんといろいろ打ち合わせ。声を聞いたら怖そうですが、顔を見るとメッチャ気さくで優しそうです。でも、きっと若い時はメッチャこわかったんだろな(笑)。そういう人がやる実践はハンパないです。友だちから「あそこのとりくみはすごいよ」って聞いてたけど、ほんとにすごいです。そして、言葉の端々に「水平」の意識があることが伝わってきます。
ちなみにひょいと横を見ると、ずらりと『部落解放』が並んでます。わたしが書いたのもあったけど、たぶんそんなことは誰も知りませんね(笑)。それこそが実践家というものです。
てことで、ガッツリと打ち合わせをして、山肌のムラをおいとましました。3月が楽しみです。

とりあえずピークに着いたか?

この日に「ガラガラポン」することに決めた、片方の「おべんきょ成果」ですが、あれが水曜日のことでした。その後、少しずつ作業を進めて、土曜日の学習会前にガツンと進めました。とはいえ、ほんとはそこでけりをつけるつもりでしたが、終わらないままに、土日を過ごして、今日はおべんきょ会です。それまでにはけりをつけなきゃ、これからまたまたダラダラ伸びて、もうひとつの本チャンの方が完全にアウトになります。
そんなことで、朝起きた瞬間に「プラン」が降りてきました。それを記憶に留めるために、とりあえずペーパーの最終ページだけプリントアウト。行きの電車でメモメモφ(..)。
で、1時間目は教えあい授業なので、合間を縫って少し進めました。でも、ここまで来ると、最終セクションは頭の中にできています。それを形にしながら修正を加えていくだけです。で、結一の空き時間にゴニョゴニョしてると、気がついたらピーク?かな?
放課後に先輩のペーパーの整理なんかをしてたら、マジでピーク?
なんか、ピークに着いた瞬間はよくわからないのは、5年前2年前も同じです。最も今回のピークは今までに比べたら圧倒的に低いし、残してるのは圧倒的に高いから比べものにはならないんですけど、やはりピークに着いた時のあっけなさとジワジワくるうれしさは変わりがないものですね。
てことで、夜のおべんきょ会。
それぞれのペーパーを読みあわせて、最後がわたしです。センセは「うーん」とか言っておられます。どうなる?これ、かなり編み上げてるから、もしもダメ出しが出たら、全部ほどいてイチから編み直すくらいの作業になります。それだけは、マジかんべんです。
と、微修正ですみそうです。よかった…。
でもたぶん、手の出しようがないというか、他の人のセクションの検討で疲れて、コメントするのがめんどくさかったというか、まぁそんな感じなんじゃないかな(笑)。
なんしか、よかったよかった。

さて、次のピークにようやく向かえる。こちらは高いぞo(^^)o!

テンションあげてミッション1

朝のうちはゴロゴロして、昼ごはんを軽く食べて、昼過ぎの新幹線に乗ります。今日は名古屋でお座敷です。
「銀の時計前で待ち合わせ」とあったので、外に出て銀色の時計のあたりを見たけど、それらしき人はおられません。しかも、右翼が街宣してるし。と、電話があって、どうやら「銀の時計」は構内にあることが判明。すぐに合流できました。「念のために」と送られてきた構内図を見てないことがバレバレです(笑)。
さて、今日は久々のミッション1です。緊張します。
なにせ、ミッション1は純粋な「話芸」です。たしかに15年ほど話してきた話ですが、決して慣れてはいないし慣れてはならないものでもあります。しかも、「知識」については15年も前とは大きく変わっています。それをどうやって織り込むかも問題です。というのは、ミッション1はある程度完成した話なので、どこかをいじると他のところまで影響してきたりします。つまり、ある話をするためには、それの前ふりをどこかでしなきゃならなかったりするわけです。でも、そんなの事前には気づかなくて、「ある話」をしようとした時に「あ、あの話をしとかにゃならなかったんだ」と思うわけです。じゃ、はじめから「ある話」をすることにして、「あの話」を織り込んでおけばいいじゃんということになるのですが、それがそんなに簡単にはいかないんですよね。
とにかく、話をする前に頭の中で「おさらい」です。が、ていねいな方に限って、「おもてなし」をされるので、「おさらい」ができなかったり(笑)。まぁ、直前にそんなことをしようとしてるとはフツーは思いませんからね。
てことで、「えい、ままよ!」とばかりにお座敷開始です。
今日のお客さんは50人ほど。みなさんの反応がわかるし、わたしの表情も見てもらえるし、程よい感じです。
とりあえずはじめに「笑ってもいい雰囲気」をどうつくるかですね。でもいきなりマクラのところをきっちりつめるのを忘れてたことを思い出して「これはヤバイ」と^^;。でも、みなさん、なんとなく和やかな感じになってくださって、ホッと一息です。お客さんに助けられるとはこのことですね。
で、話が進むにつれて少しずつ「流れ」はじめました。途中、あえてネタをひとつ刈り込んで、後ろに時間をつくります。さすがに15年、それでも試行錯誤しながら育ててきたネタですから、独立したネタと前フリのネタはわかります。
ちなみに、チラチラ時計を見ながら話をするのですが、今日はいいペースです。が、わたしがチラリと時計を見るのに気づかれた方なのか、その方もチラリと時計を見られて、これが妙に焦ります。だって「長いな」とか思われていたら、完全な「負け」ですからね。
で、知識のところに30分残すことに成功。これは大きい。ふだんはここが15分くらいしかないので、満足に話ができないんですよね。で、この間貯めこんだ知識をひとくさり話をして、無事お座敷終了です。
それにしても、ほんとにみなさんの穏やかな表情に助けられての2時間でした。
終わってから「時計をチラチラ見ておられたのが気になって」と言うと、「早いなって思ってました」と言われてひと安心o(^^)o。他にも、「このcoming out storyって、高野山で見たやつですか?」とか言われて、「あの時おられたんですか!」とビビってみたりもしました。

お座敷が終わったのが4時。どうしようかと思ったけど、せっかく名古屋にいるんだから、軽く飲もうかな。
ということで、近くの飲み屋を探して入りました。なんか、おいしそう!
てことで、味噌カツ・煮込み・揚げたてです。



うまいわ!
なので、アテにつられてビール→日本酒→日本酒となってしまいました。それでも、ペーパーが少し進んだからよしとしましょう。
お店を出たら、まだ5時半。家に帰っても7時前ですね。お風呂に入ってビール飲めるな(笑)。
って、ペーパーどうするよ?

知ってる?使ってる?私たちの権利

今日は夕方から組合女性部の学習会です。ちなみにわたしはなぜか女性部長なので主催者です。女性部長といえば、たいていの組合では組合員数の半数の人の代表者なので、かなり重要なポストです。が、うちの組合は人数が全部で2クラス分くらいの小さな組合なので、わたしみたいなものでも話がまわってくるわけです。
で、12月にイベントを企画してるので、そのためには集まっておかなきゃならんだろうということで、第1回目はこの日で、今日は2回目の学習会です。
ほんとは1時から他の集まりもあったけど、そちらはパス。部屋にこもってしばしペーパー書きです。まぁ何だかんだいいながら、少しは進んだかな。
で、昼過ぎに会場へ。
前の集まりから残られたのは6人です。ま、うちは動員がないからこんなもんです。しかも、そのうち3人はすでにリタイヤされてます。まぁみんな忙しいからな…。
でも、わたしたちにどんな権利が与えられているのか。そしてそれがどういう歴史的経緯で勝ち取ってこられたのかというあたりをガッツリと学ばせてもらいました。
それにしても、このあたりのこと、人権教育やってる人って案外疎いんじゃないかなぁ。少なくとも、わたしは疎いです。でも、例えば部落解放の歴史と同様に、労働者の権利の獲得にも歴史があり、先人が勝ちとってきたものを受け継いでいるわけですから、部落史を知るのと同様に、こういうことを学ばなきゃならないなと、あらためて思いました。
次は若い教員にも来てほしいなぁ。

学習会が終わったら講師の方を囲んで懇親会。たった4人だったけど、楽しい集まりでした。
それにしても、ほんとに女の集まりにいるようになったんだなと。