なぜか呑んで焦る

で、お友だちの車に乗せてもらって西大寺へ。
なぜかここで呑むことになりました。で、あーだこーだと呑んで、8時頃に解散。わたしと事務局長は京都まで乗ります。となると、特急か…。30分の特急の旅には、やはり飲み物が欠かせません。ということで、事務局長はオリオンビール、わたしはストロングチューハイです。
で、京都に着いたら
「もうちょっと行きますか?」
と言われたので
「お、おぅ」
と受けて立って行ったのが「へんこつ」です。この間あいさつしてもらったから、そのお礼です。
てことで、たらふく食べてたらふく呑んで、10時過ぎに解散です。さぁ帰ろう。無事最寄り駅で降りてバスに乗って、時間の確認のためにスマ…。ない…。
あわててバスを降りて、駅に引き返して改札で聞くも、拾得物はなし。うーん。
激しく落ち込みました。どうしよう…。
しかたないからバスに乗って、ふと手提げ袋を見ると、その中に入ってました。
まいった…。

「洞村移転の真実」

今日は某人権教育研究会のフィールドワークです。ただし朝は2時間ほど「隙間」があります。どうしたものかと思ったけど、同僚に「年休とろか」って言ったら「休み!休み!」って言われたので、朝は年休です。おかげさまで、少し片づけが少しできたかな。
で、畝傍御陵前へ。
昼ごはんを食べようと思ってた「きみちゃん」は定休日。失意の中ムラ中をさまよい歩くと、たこ焼き屋さんを発見!たこ焼きだけでなく、天ブラもあるので、フクとれんこんを頼みました。
フクでかい!

そして、たこ焼きうまい!

てことで、無事おなかの中にものが入ったので、「おおくぼまちづくり館」へ。
今日案内してくださるのはボランティアの吉住さん。外国人教育の関係で知り合いなので、いろいろやっておられるんですよね。さすがは奈良です。
ちなみに、わたしは洞村に来たのは3回目か4回目です。が、まだ一度も「山歩き」はしてません。今回はやっと行けるとのことで、楽しみです。
まずは前菜の講演「洞村移転の真実」です。「たいしたことない」とか謙遜されてたけど、さすがにすごいです。ところどころに「思想」が出てくる確信犯です。いいなぁ。
で、「山歩き」。今や、人が住んでた痕跡は、庭木にしていたシュロの木と井戸くらいしかありません。あたりは全国から持ってきて植樹した木に覆われてます。この「つくった感」こそが「神武」天皇陵なんですよね。
まぁしかし、この斜面で生活するのと、おおくぼの街で生活するのとどちらがいいかというと、そりゃおおくぼだろうなとは思います。でも、だからと言って、あとから来た「天皇陵」が「どけ」って言うのはアカンやろな。
そんなことを考えながら、しばしの山歩き終了。また探検したいな。
解散後、お友だちの車に乗せてもらうべくフラフラ歩いてると、灯籠発見。
「これなんやろ?」
って話してると、そこで植木を手入れしてたおじさまが
「おおくぼまちづくり館に行ってきたんか?」
と声をかけてくださいました。
い「はい」
お「これはな、踏切のところから持ってきたんや」
い「へー、そう言えば、近鉄はここ通ってなかったんですね?」
お「そうや。オレが小さい頃は向こうの国道の横を通ってた」
つまり、ムラの入り口にあった灯籠が近鉄が通ることで移転されたってことになるみたいです。確かに横を見ると「青年會」って書いてあります。
い「てことは、今は向こうとこっちは近鉄でわかれてるけど、もともとはわかれてなかったんですね?」
お「そうや」
い「ほな、あれも改良住宅ですか?」
お「そや」
なるほどなぁ。聞いてみるもんです。てか、よく声をかけてくださったなと。お友だちが「ブラタモリやな」って笑ってました。
さらに向こうには地図もあって、「大久保町」「四条町」って書いてあって、メッチャおもしろかったです。
案内されたあと、そういう知識を持って、もう少し歩いてみると、いろんなことがあるんだな。

相談せずの導入を決意

昨日の夜、センセに「ピーク直下まで来た」って報告したら「喜んでいいかも」というお返事の後「報告書を出しなさい」という厳しいメールが来ました。まぁ、去年出したのをもとに、すでにほとんどつくってあったので、それに少し加筆して送ったのですが、去年出したものと思っていたら出す前の段階のもので「計画が書いてない!」って指摘されて「うわぁ」ってなったり。
昼は昼で教育委員会の計画訪問で「うわぁ」ってなったり。
まぁそんなワチャワチャした日でしたが、家族には相談せずに、あるものの導入を決意。高いものは10万くらいするし、最新機種は5万くらいするし。でも、1万ちょいで買えるぁゃιぃのもがあったので、それをポチりました。たぶん、今度は家族が「うわぁ」ってなるだろうけど、それはそれ。ひとつの刺激です。
ブツは水曜日に来るから、驚かせてあげましょう。
でも、その前に「前振り」のような動きを少し見せておきました。いいように働くといいな。

なんだろ…

今日から研修旅行に行ってた2年生の授業が再開です。ほとんど1週間「勉強」から離れて遊んでたわけですから、脳みそはリセットされてるでしょうね。しかも、来週が期末試験です。スケジュール的には最低です。ついでに言うと、そういう時期の教科の内容は「最後のややこしいところ」をやるから、たぶんみんな倒れるでしょうね。
そんなことを予感しながら授業開始。
んー、なんか気になる。
「ヒソヒソ、クスクス」
という笑い。
いちおう、笑いについてはかつて論文書いたくらいには考えてはいます。なので、笑いが授業に有効に働くことはわかってます。でも、この「笑い」は違います。全体に共有されない、とても閉鎖的な笑いです。
これ、どうしたらいいかなぁ。
まぁ、当面は叩き潰すしかないわけで、叩き潰すと、みんな寝てしまいました(笑)。

ピーク直下まで来た!

研究会の最中、メールチェックをすると、一通のメールが…。ドキドキしながら見たら、「修正A」とありました。やった!
この前提出したのが約1ヶ月前でした。あの時、マジで「ピークであってほしい」と思いました。
C→B→B→Bと来てましたが、「C→B→B」まではブレまくってました。「B」は、あくまでも「一部修正」なんですが、毎回大鉈を振るってました。それはそうしないといけなかったからだし、それくらいに未完成というか、詰めが甘いというか、そんなできだったからです。その大鉈たるや、後ろの方の一部を丸々前に動かしたり、ほんとにムチャクチャでした。
でも、この間はそんな大鉈は振るいませんでした。それは、そんなことをする必要が感じられなかったからです。コメントもなぜか「ていねい語」になっていてビビりました(笑)。
たぶん、2回目からの「B」は、rejectしたくないって思ってくださったんだろうな。Cが2回続くとrejectになる可能性がありますからね。未完成だし、まだまだだけど、掲載まで持って行きたいと思ってくださったのは、たぶん「Aさんの生き様」が心を打ったんだと思います。
てことで、今度の修正は短いです。〆切は七夕。
てことは、玖伊屋明けの日だよ(;_;)。

イデオロギーの対決ではなく、とか

今日は午後から「関西インクルーシブ教育研究会」です。はじめて参加したのが約一年前です。日程があわずに来られない時もあったけど、ここで新たな世界を見させてもらってます。

まずは発表。ここでは、「発達保障論」と「共生教育論」の話が出てきて、これもおもしろい。関西インクルーシブ教育研究会に集まってる人は、もちろん「共生教育論」なんだけど、でも「発達保障」の必要性を実感してるんですよね。なので、たぶんその融合というか、バランスというか、そんなのを考えてます。そんな中で「ふたつはイデオロギーの対立として捉えてはいけないんじゃないか」とか「いや、イデオロギーとして考える必要があるだろう」とか、いろんな論議がなされました。中でもおもしろかったのは「イデオロギーではなく浮き輪なのでは」という提起でした。つまり、そこにつかまっていれば安心ってわけです。だから放したくない。

続いて文献購読。今回の文献購読は『分解者たち 見沼田んぼのほとりを生きる』です。
おもしろい!
ひとことで言うと、なぜみんな障害者問題というか、障害者解放運動というか、自立生活運動というか、介助というか、そういう世界に引きこまれていくのかがすごくわかります。
なんというか、パラパラなんですね。なにかひとつの共通する課題があって、その課題解決のために団結して運動するってことではないんですね。あまりにもパラパラ。そして単に生活をする。たぶん本人は運動なんて思ってなくて、でも生きることがすでに運動だったりする。
でも、それって本来はおかしいんですよね。で、なぜそんなふうになったのかってことと、土地の歴史をつないで考えるってのがおもしろい。ある種「反近代」みたいなところがあって、だからこそ「福祉農園」ではあるんだけど、でも、そこには近代が位置づいていたりするんですよね。
つまり、単なる前近代への復古というわけでなく、かと言って近代を全肯定したり受け入れきってしまったりしてるわけでもなく。そこのバランスの行き着いた先が
「「とるに足らない」とされたものたちの思想に向けて」
ということなんでしょうね。つまり「とるに足らない」ミミズやダンゴムシや、そういった虫たちが土壌を「分解」するように、都市の外部としての辺境や都市の内部につくられた辺境へと追いやられたものたちこそが固まった土壌を分解し、豊かな土壌へと変えていく。
常々「一寸の虫にも五分の魂」と念じながら生きているわたしにとって、なんともいえない染み渡り方がする本でした。
やっぱり楽しいな(^^)。

ダブルヘッダー→クールダウン

今日は関西学院大学の講義の日です。関学には「人権教育科目「セクシュアリティと人権」」というのがあって、オムニバス形式でいろんな人が話されます。わたしは去年からこの講座の非常勤講師になりました(笑)。ちなみにわたしの前任者は日高さんだったらしいです。与えられたお題は「トランスジェンダーと学校」というドンピシャの内容です。
で、去年はどうだったかというと大雨で休校でした。でも、夜は千鳥足倶楽部が開催されましたけどね。
今年は補講日の土曜日なので助かります。てことで、少し寝坊の8時に起きて、あわてて支度して関学に向かいました。遠いわ。さらに甲東園のからの道はきついわ。第2のおべんきょ場所が駅から遠いと思ってたけど、比較になりません。圧倒的に負けました。
少し早めに到着したので、スライドを少しいじったり。今回のスライドの原型になるのは去年の琉球大学の話です。なんしか、大学は90分弱の設定が厳守ですから、とにかく話を切り詰めなきゃなりません。もちろん盛り込んでもいいけど、そのぶん減らすのが大原則で、わたしがもっとも苦手とするパターンです。でも、これも修行です(笑)。
今年度の受講生は例年よりも少し少なめだとか。しかも、昨日が講義日で今日は補講日の土曜日ということで、さらに少なめだとか。それなら、せっかく来てくれた学生さんたちのために、精一杯楽しんでもらいましょう。
てことで、話しはじめたのですが、固い^^;。しかも話のペースが早いから、学生さんたちが反応する前に次に行ってしまうので、笑うヒマもないですよね。これはいつも言われてることです。
「いつきさんの話には「間」がない」
わかってますが、時間がないんですよね。
それでもだんだん慣れてこられたのか、ネタに触れると笑顔になる人が出てきて、ようやくホッとしてみたり。
そんなこんなで無事予定の時間ピッタリに終了。てことは、もう少し削らないとアカンということですね(;_;)。
でも、終わってからひとり学生さんが来られて話をしたり。この学生さん、性の多様性を伝えるための絵本をつくっておられます。これがメッチャかわいい。かわいいけど、もっといいものにしたいとか。なので「アドバイスを」って言われて恐縮しました。

で、再び甲東園までスタスタ歩いて、メチャ混みの阪急→御堂筋線でなんばへ。乗るのは近鉄特急です。ようやく昼ごはんにありつきました。

でも、証拠隠滅もしなくちゃね。

30分の旅の先は大和八木。今日は組合女性部の定期大会で、そのお座敷です。
女性部の定期大会かぁ。うちもやらなきゃなぁ…。
お座敷そのものは代議員でなくても参加できるとかで、退女教の方も来られたり。
で、お座敷開始です。こちらはいつもの「ミッション3」。同じ教員なので、普段よりも「学校」を意識して話します。午後からずっとなのでたぶん疲れておられるんでしょうね。意識が飛んでいる方もおられますが(笑)、メッチャくいついてこられます。さらに笑いがよく起こる。そりゃそうです。わたしのネタは古いから、同世代限定で、そのあたりの人にとってはツボなんですよね。
そんなこんなでこちらは10分延長でやっと終了。まぁ主催の方が笑顔だったのでよしとしましょうか。

で、夜は懇親会。向かうは「ごきげんえびす」です。みなさん、わたしのこだわりをよくご存知で、とてもうれしいです。
でも、席につくと、さすがに身体が疲れてます。まぁそりゃ、90分をふたコマ。途中は混んでる電車でしたからね。
ここでおいしいヱビスビールを呑んで、ワインを呑んで、体力をとりもどします。
話題はさすがは女性部な内容ですが、さらにわたしも100分で話しきれなかったことをしゃべってみたり。
で、F嶋さんと二次会へ。この方はこの本をつくられた方なんですが、それだけじゃなくてすごい教育実践を積み重ねてこられた方です。そんな方と、ちょっとおいしいお酒をチビチビ飲みながら話すのは、とても楽しいひと時ですね。
そんなふうに慌ただしい1日も、穏やかに終わっていきました。

10年ぶり

2年生の研修旅行も今日まで。てことは、1年生の代講も今日までです。わたしのやり方はクセがあるから、みんなやりにくかっただろな。まぁ、わたしのことなんか速やかに忘れて、元の教員のやり方を早く思い出してほしいな。

で、今日の夜はUりんちゃんの同僚M田さんとの呑み会です。この同僚さん、10年前に同じセクションで2年か3年ほど一緒に仕事しました。さらにおつれあいのT中さんとも1年ほど一緒に仕事しました。なので、今日は4人で飲むことになりました。
Uりんさんは仕事の関係で宇治まで来られるとのことで、じゃあうちの職場まで来ますかと。でことで、少し早めに来られて、あのめっちゃ散らかった職員室で、しばしおしゃべり。その後、雨の中をドライブ。雨の日は混みます。でもまぁしゃーないです。
で、着いたのは久しぶりの「おむらや」です。ここ、野菜が主体なのでおいしいんですよね。
で、久しぶりのM田さんとご対面。変わってないなぁ。
このM田さん、「こいつには負ける」って感じた数人の教員のひとりです。まとってるオーラが変なんです。根の頑固さと人懐こさが同居していて、その頑固さは時として教員に向き、人懐こさは常に生徒に向いてる感じです。なので、教職員劇向きのキャラです。よく登場してもらいました。それだけでなく、一緒に生徒会を担当しました。あの時からうちの生徒会は変わりました。そう言えば一緒に西成高校に行って、その後「合同宴会」をやりました。あの時は「生徒会で夜回りしよか」なんていう話が、当然のようにされてたな。考えてみたら、メッチャ攻めてました(笑)。
とにかくエピソードがどんどん思い出されてくるM田さんですが、今はとある高校に腰を落ち着けて、味を出しておられるみたいです。
てことで、Uりんさんとふたりで仕事の話をしてみたり、M田さんとわたしで昔話をしてみたり。と、いきなり
「真矢、知ってますか?」
知ってますがな(笑)。末広を案内してもらいました。
「ぼく、真矢と大学4年間一緒に講義受けてた友だちなんです。ふたりで一番前に座って「人権ってなんだ!」ってやってました」
大学時代からキャラは変わってないみたいです。てか、真矢とそれをするか(笑)。
そんなこんなで話は人権関係へと進んでいきます。
「ぼくのベースにかならずあるのは人権なんです。なので、それが感じられない人とはつきあいが薄くなるし、感じられる人とはつながりが切れないんです」
そうかぁ。うれしいなぁ。こんな教員がいることがうれしいです。そして、わたしがこんな教員とつながりを持ててることもうれしいです。
話はいつの間にかフィールドワークへと流れていきます。
「うちの職場にも人権好きなヤツいます。きっと喜ぶと思うんですよ」
「ほなやろか。歩きまわったあとのビールがうまいんやわ」
「やりましょ!」
決まるときは早いです。こうやって、少しずついろんな教員とつながっていけたらうれしいな。
遅れて来られたおつれあいのT中さんともいろいろ話。この人も柔らかい感性をしておられることが伝わってきます。なんかいいなぁ。

てことで、すごくいいひとときが過ごせました。Uりんさん、ありがと!
あまりにも楽しかったので、つい天一本店へ(笑)。

うまいわ…。

一見さんではなくなってきたかも

今日は遠足です。かつては遠足の日はみんなつきそいでどこかに行ったけど、最近は出張旅費の削減のために、副担任を中心に数人がつきそいで行って、それ以外の人は学校待機になりました。わたしは2年の副担任です。2年は研修旅行に行っててわたしは引率でないから、遠足のつきそいもなし。
てことで、生徒のいない、教員もほとんどいない、とても静かな学校で仕事です。
ちなみに、こんな日しかできない仕事もあるのはあります。今日は、来週の人権学習で使う「多様性ワーク」のカードの印刷です。去年「2〜3時間かかるかなぁ」とか思ったけど、今年もそれくらいかかるかなと思ったら、やっぱりかかりました。
やることはたいしたことないんです。28枚を両面刷りなので14枚。これらを7色でわけるので、同じ色のカードが2枚になります。まずはA4の紙に8枚印刷するので、41枚印刷したら全クラス分が一度に印刷できます。つまり、両面刷り41枚を14種類、色を変えながら印刷したらOKです。これをセットにします。ここで帳合機の登場です。仕切りがわかるように白紙を1枚足して、帳合すると15枚ワンセットのものが41セットできます。これを裁断機で8等分すれば完成です。
この裁断がめんどくさい。41✕15の615枚は一気に裁断できません。これを一気にやると汚くなります。なので、6回くらいに小分けにしてやります。裁断の回数は4回。つまり、24回裁断するわけです。これが時間がかかる。そんなこんなで、午前の時間はすべてカードづくりに捧げました。
午後は少し読書。できれば今日、遅くとも明日にはノートをつくって、さらに日曜日までに読まなきゃならかい本が1冊あります。「それは仕事か?」と言われると、とてもビミョーですが、人権担当である限りは、やはり仕事です。
で、昼過ぎに職場を出て、昨日使ったDVDの返却です。月曜日に「マジか」と思ったので、今日はまっすぐ行きました。社会教育課の方、どうもわたしの顔を覚えておられるみたいで、気さくな感じで対応してくださいます。なので、
「このDVD、使いやすくていいですよー。来年も4月はじまったらすぐに予約して、この時期に使いますから、よろしくお願いします」
って言っておきました。
これで今日の仕事はおしまい!

なので角打ちへ。この間電話がかかってきたので、そんなこんなの話もしなきゃなりません。お店に入ると、いつもの方々がおられます。
「よー飲むねーちゃんが来た」
とか言ってくださる方がおられて、うれしいなぁ。さすがに顔を覚えてもらえてきたかな。
お店の人は顔を覚えるのが仕事です。そもそもカウンターから店内を見ると、とてもよく見えるので、顔を覚えやすいです。でも、客同士は面と向かうことが少ないので、なかなか覚えてもらえない。こうやって毎日来ておられる方から覚えてもらって、少しずつ店のなじみになっていきます。「おたふく」にもそうやって行きました。
で、お客さんと話をするようになると、お客さんが自分のことを話されるようになります。もちろん、その前提として、わたしもわたしの話をする。
い「そろそろ帰らなあきませんねん」
客1「まだええやんか」
い「明日も仕事で、朝起きるの、早いんです」
客1「何時や」
い「5時45分起きですねん」
客1「あの人は1時起きやで」
い「え!」
客2「オレは市場で働いてるねん」
い「こんな時間に飲んでてええんですか?何時に寝はりますの」
客2「これで家に帰って、晩ごはん食べて、酒飲んで寝るやろ。9時やな」
い「ほな、4時間ですやん」
客2「慣れたわ」
みたいな。しかし、これで家に帰って、まだ飲むんだ(笑)。ちなみに、客2さんは、市場の仕事が終わったらこの店に来られるので、市場と角打ちと家の三角形を生きておられるのかな。すごいわ。
常に黙々とお酒を飲んでおられる、おそらくは一番の常連さん。この方はイスに座布団を置いて、常に定位置です。なにやら注文されて出てきたのはオムライス。そんなんあるんや。
客1さんは、これまで何回かお会いして、いつも向こうから声をかけてくださる気さくな若い常連さん。
「久しぶり!元気か!」
「ども、なんとかやってます」
みたいな会話です。でも、いろいろ話をしてるうちに、ぼんちゃんの先輩だったことがわかったり。今日はたまたまオモニも来ておられて、ついつい
「アンニョンハシムニカ」
とかあいさつしたらびっくりされたので
「イルボンサラムですよ。でも、チャンゴたたけます」
とか、さらにびっくりさせてしまったり。
そろそろ帰ろうかと思ったら、客1さん、いきなりハンドマッサージしてくださって、ひとこと
「痛風やな」
って、マジかいな(笑)。
もう、ゲラゲラ笑いながら、メッチャおいしいお酒を飲んで、家に帰って、お風呂に入って、晩ごはん食べてお酒を呑んで…。
やってること、客2さんと一緒やわ(笑)。
ちなみに、寝落ちして、下の子どもに11時過ぎに起こされたんですが、どうやら寝落ちしたのが9時ごろらしいです。ここも客2さんと同じ。違うのは起きる時間くらいですね^^;。

講演じゃないけどね(笑)

今日は3年生の人権学習です。今年も去年と同じく「部落問題学習」です。
去年と違うのはひとつだけ。時間です。去年までは2時間枠でやってたけど、今年は「スーパーロングホームルーム」の75分です。これ、25分短いのと、休憩がないのと、単なる延長なので子どもの気持ちが後ろ向きになりやすいのと。いろいろ懸念されます。が、やる限りはベストを尽くします。
朝、3年生の子どもと会うと
「ごめんな。今日はスーパーロングホームルームやねん」
「だるいわー」
「そんなこと言うなよ。わたしがしゃべるんやで」
「え、ほな聞くわ」
みたいな会話。
お世辞かもしれないけど、それでもうれしいです。

でも、15分削らなきゃならないのでどうしたものか。まずは、しゃべりのスピードをあげる(笑)。あと、スライドを数枚非表示にしてと。でも、なんか不足感があるんだよな。うーん。そうか「反差別の闘い」がないんだ。てことで、結局スライドを足してみたり(笑)。
で、5時間目に放送セット。いくつかトラブルがあつたので、そんなのを修正してると、休み時間の5分前。まぁええか。ひと通りおさらいをしておきましょう。
そうこうするうちにチャイムが鳴って、生徒が入ってきます。
「せんせー、今日はどんな友だちが来るのー」
「それは2学期な。今日はわたしがしゃべるねん」
「へー」
みたいな会話。
まずはDVDの視聴です。
「前説なしな。とりあえず見て」
みたいなスタートです。はじめはざわついてるけど、少しずつ静かになっていきます。それでいいんです。「なんの映画か」は、子どもたちが見ることを通して自分で考えるべきことなんです。しょせん「人権学習」ってわかってる。もしかしたら「また辛気臭い映画と違うん」って思ってたら、それを覆すだけの力のある映画だとは思います。若干化学調味料のにおいはするけどね(笑)。
その後、シームレスにわたしのスライドへ。
ここからは「フルスピード宣言」をして、とてつもない早口でしゃべりまくりました。
今年びっくりしたのは、話し終わったら拍手が起こったことです。それは違う。講演じゃない。これは授業です。でも、講演に聞こえたのかな。少なくとも、子どもたちにはそれくらいのクオリティで聞こえたのかもしれないし、もしかしたらそれくらいの一生懸命さと、それくらいの本気度が伝わったのかもしれません。だとしたら、うれしい。
片づけを手伝ってくれた体育の教員も「大学なんかで話しておられるんですかうまいですね。いや、上から目線じゃなくて、ほんとうにうまいと思いました」って言ってくださいました。子どもたちは真剣に聞いてくれてたらしいです。
放課後、知ってる3年の子に
「ごめんな、早口で。聞き取れた?」
って聞くと
「慣れてるし、まかしといて!」
って笑ってました。
あと
「Мさん、かっこええやろー」
「かっこいい!」
「そやけど、あのクラス、Mさんだけと違うねん。みんなすごかったんやで」
「えー、うらやましいー」
「へへーん(笑)」
みたいな会話もありました。
それにしても疲れた。
さぁ、今日はさっさと帰ろうと思ったら、研究会だよ。参った…。
研究会に向かう電車の中で、facebookに投稿すると、これまたえらいことになりそうな気配が…。