朝、電車がいつになく遅れてます。おかしいな、なにもないのに。と思ったら、どうやら濃霧と倒木でダイヤがずたずたらしいです。嫌な予感が頭をよぎります。案の定、始業は20分遅れの午前は45分授業。うーん、今日の予定はどうなるかなぁ。
朝一番目に昨日の決断の話をしたり。状況が急激に動きそうです。
てことで、今日の授業を終えて、午後から休みをとって移動開始。やはりダイヤの乱れは残っていて、思った時間に京都駅に着くのは無理そうです。1本遅い新幹線に変更です。で、到着したのは広島です。今日から3日間、いつもの日教組教研です。行きの新幹線では明日の宴会の場所の相談。
会場に着くと、すでに討議ははじまっています。さすがに流れがわからないので、しばし沈黙。ただ、去年と違って後半の討議には参加できそうだったので参加してみました。なにせ、「労働・家族」はあまり得意ではないものの、義務制と高校の違いはかなり顕著なので、そのあたりの指摘はしておかなきゃなと思いました。何が違うか。
なんか、義務制における進路指導は「なんにでもなれる」がベースにあるように思うのです。それに対して、高校における進路指導は「すでに決まった方向」がベースにあるように思うのです。それは、単純に義務制時代をどう過ごしたかだけじゃなくて、なんか生まれた瞬間、すでに決まってるみたいなことがあるかなと。やはり、ほんとうにしんどい家庭で生まれた子が「すべての可能性がある」とはとうてい思えない。
そう言えば、かつて「才能」について考えたことがあったなぁ。なので、帰り道にKわら田さんとそんな話をしたり。
その後呑み会です。この間取材してくれた人がKわら田さんと友だちならしく、まずは3人でお好みをつついたり。その後、いつものメンバーと合流。さらにそうこうするうちに共同研究者の堀江有里さんが合流。堀江さんはとてもとても昔からのつきあいです。
そんなこんなで、12時ぐらいまで呑んで、その後コンビニで缶チューハイを買ってAっちゃんと3人で屋外で呑み。
かなり酔っ払って部屋に帰って、そのまま倒れるように寝ました。
投稿者: ituki
いろいろ決断
今朝もふとももの裏が痛いです。とてもじゃないけど走れません。やはり筋トレが必要なようです。やらなきゃ。でも、体調はそんなに悪くないです。もしかしたら「人間ドック」と思ったから、身体が反応したのかなぁ。まぁ飲み会がさほどひどいのじゃなかった&朝ゆっくりできる日があったってことなのかな。要は、休まなきゃならんってことです。
今日の1・2時間目は6人講座。4人しかいなかったけどね(笑)。今日はユークリッドの互除法です。整数問題は、せめてここまではやっとかないとね。ほんとは1次不定方程式までいきたかったけど、先週の授業がなかったので断念です。逆に言うと、時間に余裕ができたので、今日も雑談。
はじめは「法として合同」って話を前のおべんきょ場所での経験と照らしあわせて話してみたり。そこから脱線して、レポートを出す難しさと、レポートの採点のたいへんさの話をして、気がつくと障害学の社会モデルの話をしてました(笑)。
で、「なんの話してたっけ?」から授業再開。
2時間の授業を終えて、「1年間ありがとうございました。メッチャ楽しかった」って言われました。ですよね。今日が最後の授業だったんですよね。最後くらい全員来いよな(笑)。
2年生は会議室学習です。
とにかくトコトン数学が苦手なんですね。0の足し算ができない。いや、0だとそのまんまやんって話なんだけど、それが混乱するとできなくなるんですよ。なので、2次方程式なんて、遠い彼方の話です。どうしよう。なんとか因数分解させるか、解の公式に走るか。前者は考えなきゃならんし後者は計算しなきゃならん。そんな子らに教えてるのは増減表です。
つまり、増減表のつくり方がわかったとしても、増減表をつくるための「導関数=0」からxを求められない。だから増減表がつくれない。現行の数学の学習指導要領は「積立型」ではないと言われてるけど、0の足し算とか2次方程式とか、最低限の積立は必要なんですよ。「そんなのはできて当たり前」って感覚の人が「積立型ではない」って言うんです。悔しかったら、「x=1と3で導関数が0になる。増減表を書け」みたいな問題を教科書に書いてみろ(笑)。
とまぁ、それはそれでいいのですが、気になるクラスの気になる子、どうするかなぁ。今年度はほぼ毎日考えてきたけどなぁ。教員人生ではじめての決断をしなくちゃならんのかなぁ。もちろん、これまでも頭の中をよぎったことはありました。でも、なんとかしてきました。まぁでも、自分の限界は子どもたちに助けられてたんだなってことを、あらためて感じますね。
まぁでも定時が来たから帰りましょう。
家に帰ってビールを飲んでお風呂に浸かりながら、これからの人生を考えてみたり。こちらもこちらでたいへんだなぁ。今考えてること、やはり非現実的だよなぁ。うーん。
まぁ、悩んでも仕方ないから、さっさと寝ましょうか。
痛い
朝、眠いのは眠いけど、そんなに体調最悪という感じではないです。もしかしたらランニングのおかげか?ただ、太ももの表と裏が張ってます。まぁしゃーないか。
張った太ももは走って治すというのが定番です。なので、今日も走りましょう。2時間目の授業を終えて、3時間目の1年の「走り」に合流。念入りにストレッチしてスタート。
今日は4km弱を22分切り。一昨日よりも40秒ほどタイムが上がりました。まぁ、一昨日は1周目の前半事情があってダラダラ走ったからその分かな。でも、1kmを5分30秒台で走ってるのは、速いのは速いです。もちろん20年前とは比べものになりませんけどね。
で、昼のおべんとタイム。白菜食べたらグニャリとしたものが歯にあたりました。えーと、そんなもん入れてないぞ。そうか、仮詰めがとれたか…。まいったなぁ。それでも歯医者さんに電話したら詰めてもらえるとか。よかった。
5時間目は気になるクラス。うーん、この状況はきついな。試験前なんだけどな。どうにかしなきゃならんけど、どうにもならんな。ひとりひとりはええ子らやし、休み時間に会えば楽しいんだけどなぁ。
そんなこんなで定時にあがり。帰りの電車はカリフィアです。おもしろい。前に読んだ時にはわからなかったことがわかります。まぁ忘れてるだけか。
で、乗り換え駅で少し早歩きしたら、太ももの裏に激痛が走りました。これはアカン。ここまで身が張るか(笑)。まぁでも、体育の教員が
「痛いのは生きてる証拠」
って笑ってたから、そういうことだな。
とにかく家に帰って、おふろで伸ばそう。
あっちに座りたかった
今日は午前は歯医者の日です。こないだ詰物がとれて、やっとです。
とれた詰物を歯医者さんに渡したんだけど
「あれ?おかしいな。どう見てもこうだよな」
ってやってはります。つまりうまく入らないと。
「虫歯もあるし、つくりなおしますね」
ということで、速やかに麻酔を打たれます。うまいわ。はじめにチクリとしただけです。でも、身体に力が入るのは条件反射ですね。
あとは削りまくって型をとって仮詰めして終了。来週もっかい来たらいいってことかな。
ここから移動開始です。目指すは京都府最南端の町。今日はここのガッコで某人権教育研究会の会議です。ただ、楽しみなのは、会議の途中でDARCの見学があることです。
てことで、30分ほど会議をやって、山の下にある木津川ダルクへ。何回か前を通ったことはあるけど、中に入るのはもちろんはじめてです。
中に入って、スタッフの方に
「あの、この間龍谷大学でえんたくに…」
と自己紹介したら
「あー」
とわかってもらえたのはうれしかったです。
部屋に入ると、参加者の皆さんがミーティングをすべく待ってくださっていました。
わたしたちは机から少し離れたところにあるソファで見学です。
やがてミーティングがはじまりました。まずはダルクのパンフレットみたいなのの読みあわせ。そして12ステップです。
そこからひとりひとりが語りはじめられます。まずは
「〇〇」
とアノニマスネームを言うと
「〇〇!」
と返されるのを見て、『アル中病棟』で見たこと、ほんとにやってるんだと再認識したり。
なんか、依存系の人の話を聞いていつも思うのは「さびしい人生でした」って、みなさん口をそろえて言われるんですよね。加藤さんも言っておられたな。
これ、逆に言うと、ダルクと出会って「さびしい人生から脱出した」ってことになるのかな。仲間と出会うって、そういうことなのかな。薬物をやることを通して人とのつながりがどこかで切れる。依存症の回復って、そういうつながりの回復でもあるんだろうな。そしてそれは、たぶん依存症の人だけじゃなくて、例えばトランスの子どもたちや在日外国人の子どもたちも同じなんだろな。もちろん違うところもいっぱいあるんだろうけどね。でも、例えばとーますの話とか読むと、やはり、つながりの回復なんだなって気がします。
ミーティングのあとは質問タイム。わたしもマーシーのことを聞いてみたり。そうか、マーシー、捕まる直前は日本ダルクに行かなくなってたんだ。しんどいな。
壁に貼ってある紙を、許可をとってパチリ。
拡大!
こちらも!
なんか、ココルームの天井を思い出しました。
帰る前に
「みなさんの話を聞きながら、実はわたしもこっちに座りたいなと思ってました」
とか言ってみたり。もちろん「言いっぱなし、聞きっぱなし」ではなく「ツッコミあり」ではあるけど、わたしが日常的にやってることでもあるし、依存症の回復者の友だちもいるしね。
てことで、木津川ダルクをおいとまして、学校に帰って会議再開。まずは感想の交流です。みなさん、「行ってよかった」と言っておられました。そうなんですよね。会わなきゃわからない。なんでも、木津川ダルクができた時に、学校の中に「心配」する声があったんだとか。たしかに幻聴さんとともに生きてる人もいるかもしれない。でも、そういう人がいないことになってるこの社会で、幻聴さんとともに生きる人と日常生活で出会えるこの学校の子らは、幸せなんですよ。
そんなことを話して、あとは会議をさっくりやって、5時前に終了。
ここからまたまた移動開始です。向かうは大阪駅。ここでKうさんと合流して燃料補給。
と、Hりさんも来られたり。
そんなこんなで、恒例の会議です。今日はけっこうあっさりめに終わって、恒例の飲み会。こちらもわたしはさっくりあがりましょう。
それでも帰ると0時前。さぁおべんと詰めて、さっさと寝なくちゃ。
いろいろだいたい充実
朝、体調はまぁまぁというところですか。
職場に着いて、PCに火をくべてメールチェック。講演者の校正が2通返ってきています。1月中旬に返ってきているのは大助かりです。てことで、組版開始。さらに事務室に行くと、手書きの校正が返ってきています。これで3人分。あとおふたり。このペースなら楽勝です。
授業の方は、とにかくガシガシ前に進まなきゃなりません。今日と水曜日で範囲を終えたら会議室学習会が3回とれます。試験範囲終盤だから、まぁ内容的にはアレだし、とにかくさっさと終えましょう。それにしても気になるクラスはどんどん気になっていきますね。たぶん、今ごろ来た反抗期なのかな。
金曜日に年配の体育教員から
「今年は走らへんのか?」
って誘われたので、せっかくだから走ろうかな。ということで、メッチャ久しぶりにジャージに着替えて、2年女子に混じって走ってみたり。気になるクラスのちょっとやんちゃな子とも仲よくしゃべれます。ペース的には4km弱を22分35秒、5分42秒/1kmで走りました。久しぶりなのに6分切りかぁ。まあいいペースですね。これ、ひとりだとこのペースでは走れません。誰かと走るのは、やっぱりいいですね。あと1ヶ月、校内ロードレースまでは走ろうかな。そう言えば、今年も9月末~10月頭に走ろうと思って、少し走りはじめたんだけど、やめちゃったんだ。たぶん、論文性鬱だな。
放課後は、3年生の人権アンケートの集計です。マークリードソフトがきれいに動くと気持ちいいです。こちらもさっくりと集計修了。んー、去年に比べたら今年は「おぉ!」というほどのことはないかなぁ。でも、部落問題を高校で知ったという子が有意に増えているので、それはそれでうれしいですね。
定時に仕事を上がって、一度家に帰って、そこからカイロプラクティックへ。身体のメンテです。どうやら今日は少し身体が柔らかいようです。これも走ったおかげかな。
晩ごはんはあんこう鍋。うまいなぁ。
こういう一日は、だいたい充実かも。
完全オフなのでダウン
朝起きると9時です。でもまだ寝足りません。
実は年末からずっと体調があまりよくありません。もちろん呑み過ぎってことがないわけではないんだけど、それだけでもないんだと思います。
とにかくもそもそ起き出して、遅めの朝ごはん。お腹が減ってるんだけど食欲がない。ごはんを食べたら、おふとんに逆もどり。
ほんとはウトロに行きたかったけど、断念です。
そうこうするうちに、パートナーと上の子どもは作業しに行きました。
昼になって、やっぱりおなかが減ってるけど食欲がない。どうしようかと思ったけど、食べるものがイマイチないので、定番のこれ。
トゥンセラーメンです。辛い。途中でイヤになったから、やはり体調が悪いです。
ラーメンを食べたらふとんに逆もどり。ネットを見たり本を読んだり。本を読むと眠くなります(笑)。
夕方、お風呂に入って身体を洗って、ついでに湯船も洗って、お風呂を入れ直し。お風呂からあがって、上の子どもに
「晩ごはんどうしよ?」
と、暗に「ごはんつくってオーラ」を出すと
「どうしよ?」
と言われたので、とりあえず「レンコンと人参のきんぴら」「根菜の炊きあせ」「白菜とお揚げの炊いたん」「大根と干し椎茸の味噌煮」「大根の皮のきんぴら」「鶏もも肉のグリル2種」をわわわとつくりました。
ついでに換気扇のフィルターの交換までやってしまいました。腱鞘炎が痛い(笑)。
あとはテレビを見ながらダラダラして、もっかいお風呂に入って、あとは寝るだけです。
それにしても体調が悪いのがイヤだなぁ。人間ドックに行くか?あるいは鬱傾向なのか?それはないか…。
ミッションS→旗開き
朝起きて、とりあえず歯医者さんが営業はじめるまで待って、電話。
い「あの、詰物がとれまして」
歯「6時頃があいてるのは、来週いっぱいは無理ですね」
い「えーと、このまま放置すると虫歯が進行しますよね。今日は無理なんですか?」
歯「はい」
すげぇな。急患の枠がないんだ。たぶん、歯医者さんがこういう方向性を出してるんじゃなくて、受付の人がものすごくマニュアル通りな人なんじゃないかな。基本的に医者とか教員はマニュアル通りの世界にいないから、イレギュラーは平気なんですけどね。幸い、来週の前半にひとつ行ける枠があったので、そこに予約を入れました。
と、突然「いま京都にいます」というメールが。送り主はみっちゃんです。てことで、急遽会うことに。とりま喫茶店に入ってコーヒーでもすすりましょう。コーヒー飲んだら歯に滲みてメッチャ痛い!注意深くコーヒーを飲みながら、ダラダラ近況報告。てか、みっちゃん、「苦労」の総合商社だな。子どもの頃、すごく親の手伝いをしてたらしいんだけど、思わず
「それ、ヤングケアラーな」
と言ってしまいました。
「手伝いをしすぎるくらいしてた」なんだけど、そして「なんでここまでするんだろ」くらいは思うかもしれないけど、名前がつかないと「そんなもん」で終わってしまう。虐待と同じですね。
まぁそんな話をしてたけど、次の用事の時間が迫ってたので、昼前にバイバイ。
昼ごはんは牛丼にしましょう。ひと駅移動したら天一があるんだけど、その時間があるかどうかがわかりません。てか、身体が「麺より米」って言ってます。
牛丼決めたら、京都府中部の町へ移動。今日は中学校のPTA人権講演会のお座敷です。
この町、なつかしいです。この時に1週間弱逗留したところです。てか、中学校、そこの隣やし(笑)。
支店長室に通されて、少し緊張したけど、みなさん同年代。てか、メールアドレス見たらひとつ年下やし(笑)。よもやま話をして、会場の教室へ。
今日与えてもらった時間は1時間。少しの延長は可とのことです。なにをかけようかと思ったけど、ミッションSにすることにしました。ただ、これ、元来は1時間半かかるんだよな。詰めに詰めても1時間半です。まぁでも、1時間のネタは基本的にはないんで、しかたないです。
てことで、お座敷スタート。ん?反応がない。あ、笑っちゃアカンと思ってはるのかな。なんで人権ってまじめに聞かなきゃならんと思われるのかなぁ。笑いには質がありますよね。良質の笑いは真剣に聞いてる証なんですよね。
てことで、空気を少し揉んだら、みなさんの顔が柔らかくなりました。よかった。あとはいつもの調子でヘラヘラした中身を全速力のマシンガントークでまくしたてまくりました。まぁでもみなさんついてこられますね。だって、村本大輔さんの方がもっと早いもんね(笑)。
てことで、10分オーバーで無事終了。終わってから「もっと聞きたかった」って言ってもらってうれしかった!
その後、しばし支店長室で話をしていたけど、ここ、なんか知ってるなって思ってたんですが、そうか!と。藤尾さんが毎年来てるんだ!てことで
「藤尾さんと友だちですよ」
とダメな写真を見せてしまったり。
そんなこんなで、中学校をおいとまして、向かうは京都駅です。
今日は組合の旗開き。お店は「中光園」です。ここ、おいしいんですよね。ただ、はじまってはじめはあいさつの嵐です。まぁ旗開きってのはそういうもんではあります。府会議員さんとか国会議員さんがあいさつしまくって、ようやくカンパイ。あとはダラダラ話をしながら、ダラダラ紹興酒を飲んでました。もっとも歯に滲みないように注意はしましたけどね。
で、二次会はもちろん崇仁新町です。お店に着いたら、なんと前に座ってるお客さんを退かせて席をつくってくださいました。申しわけない。あとは15人くらいがギチギチに座って、ワイワイ話。と、マスターが差し入れしてくださいました。
申しわけない。
そんな感じて、結局閉店までいました。
それにしても、昨日がお通夜。今日が告別式だったんだよな。行きたかったけど、とてもじゃないけど行けない日程でした。まぁでも柏葉さんなら
「いつきちゃん、ええでええで」
って笑って許してくださるやろな。
申しわけない。
やはり語らなくちゃね→打ち合わせ
やっときた金曜日。と思うけど、考えてみたら、今週は授業が6時間しかない(笑)。
さてと。やはり今日は語らねばね。ということで、昨日ここにあるpdfを印刷しておきました。
ただ、今年のクラスはふたつともノリがイマイチやし、聞いてくれるかなぁ。
まずは1時間目。はじめはザワザワしてたけど、しばらくすると「これは本気の雑談だな」「これは長くなるぞ」と気持ちを切り替えてくれたみたいです。けっこうガッツリと聞いてくれたかな。話す内容は昔も今も変わりません。ただひとつ違うのはプリントがあることかな。あの暑苦しい学級通信、書く方も書く方だけど、なによりそれにつきあってくれる生徒がすごいです。ほんとに担任は楽しかったな。ほんとに管理職とケンカしながら好き放題してました。でも、今はそうやって管理職もわたしを守ってくれてたんだろなってわかります。
そうそう。
昨日のプリント学習の時に窓の外の体育の風景を見てる子がいたので
「やめてくれ。また怒られる。いつも怒られてばっかりやねん」
って言ったら、ある生徒が
「それ、せんせいが自由すぎるからやろ」
って図星さされたからなぁ(笑)。今も昔も変わらんか。
で、4時間目は「気になるクラス」。どうなるかと思ったけど、こちらもすごい集中して聞いてくれました。てか、いつもうるさい子が、ひとこともしゃべらず、ツッコミもいれず、ひたすら聞いてくれてたのがうれしかったかな。
てことで、午後は少しおべんきょしましょう。今は、ほんの少しだけ時間の余裕がある期間です。これが過ぎたら、またややこしい事務仕事がやってきます。
夜は今度行く中学校のみなさんと打ち合わせ。てことは、単なる宴会です。ただ、中学校の教員っていいなと思います。とにかく仲がいい。あと、深刻じゃない。
例えば「卍」の落書きがあったとか。
「なにで書いてあったん?」
「絵の具です」
一同爆笑です。
「かわいー」
みたいな。思わずわたしも
「鍵十字じゃなくてよかったですやん」
としょーもないツッコミです。
二次会は崇仁新町です。大将が背広着てるので
「どないしましてん?」
って聞くと、崇仁自治会の新年会だったんだとか。
「藤尾さんも来てたで」
とのことです。で
「せんせい、今日はまだちゃんとしてるな」
ということで、「濃い目」をつくってもらえました。やったね!
そんなこんなで、1分ほどの打ち合わせのために5時間くらいかけて、11時頃に解散です。
帰り際に残ったちょぼ焼きをさらえたら、歯の詰物がとれました。不吉な予感がします。みんな帰れたんだろうか。
訃報と「おもろい人」
学校からの帰りに阿久澤さんからメールが来ました。
「柏葉さんが亡くなりました」
え…。
びっくりしたけど、「とうとうか」という思いもありました。過酷な仕事で身体にガタがきてるってことはずっと言っておられましたからね。
御着にはじめて行ったのは2009年のことでした。この時は全キリで行ったんですね。一緒にごはんを食べたのはこの時だけかな。きっとお酒好きなんだろなと思ってたんだけど、そうじゃないことが後にわかりました。
2回目は2010年ですね。この時は府高人研の山城ブロックのフィールドワークかな。なんか、一緒に昼ごはんは食べたのか。この時はじめて「いつき」って名前で呼んでもらったみたいです。
3回目は2011年。この時は府高人研全体で行きました。当日の記録がない^^;。でも、柏葉さんのお宅におじゃましてしまった日です。この時はほんとうに柏葉さんの魅力に触れた気がしました。
そして4回目は2018年。この時はうちの上の子どもが参加した日でした。わたしの性別について、わかってるのかわかってないのか、よくわからなかったんだけど、たぶんわかってて、それでも女性としてつきあってくださってたんだな。それが昨日今日の話じゃなくて、10年前からそうなわけで、それがすごいな。
そういや、この4回以外にも、電話でいろいろ用事をお願いしたことがありました。いつも
「柏葉さんのお宅ですか」
「はいそうですが」←メッチャローテンション
「あの、いつきです」←機嫌悪いのかなとおそるおそる
「おお、いつきちゃんか」←一気にテンションあがる
みたいな会話からスタートしてました。
やっぱ気に入られてたのかな。
それにしても、「おもろい人」が、またひとりこの世から去って行かれました。年上だからしかたないし、年下で「おもろい人」は、まだまだ少ないし、いても死にそうにないから、去って行かれるのは「年上のおもろい人」なのはあたりまえなんですけどね。
でも、さびしいな。
と、阿久澤さんから
「おもろいひとに、なろう」
と返事がありました。
「うん、なろう」
と返しました。次はわたしたちの世代の番ですね。
そして
「久しぶりに飲みましょうか」
と書くと
「飲みましょう」
ということになりました。
まずは飲むところからだな。
「統制」をめぐる一考察
4日間授業をしないとやり方を忘れそうです(笑)。そんな時のプリント学習です。ちなみに、学期はじめのややこしい時間割の関係で、気になるクラスのほうが1時間少ないです。なので進度が揃ってない。
進度が揃わないのはいいのか悪いのか。てか、気になるクラスが早いほうがいいのか遅いほうがいいのか。早ければ余裕ができるけど、遅いともうひとつのクラスで試したことを修正できます。
まぁそんなこんなで、片方のクラスは予定通り「アクティブ的ラーニング」です。具体的には、金曜日に「みんなで考えて」って言った増減表の解答を書いて、あまり説明せずにそのままプリント学習です。みんなワヤワヤやってます。
さてと。気になるクラスは…。その1時間前の内容です。曲線外から引いた接線の方程式をやってからの増減表。これ、流れが悪いです。なんで接線をあとにしないのかなと思うけど、つい教科書通りに進めたわたしの失敗です(笑)。
それにしても、気になるクラスの気になる子が気になる行動をする。まぁ簡単に言うと、遊ぶか寝るか休むか。これどうするかなぁ。とにかく勉強の方を向くということができない。もうひとつのクラスと比較すると、ひとことで言うなら統制がとれてない。
もちろん、わたしの基本スタンスとしては「統制なんてクソ喰らえ」です。が、今の学校制度は統制がとれていることを暗黙の了解としたうえで成り立ってる。皮肉なのは「主体的・対話的で深い学び」もまた、統制がとれた上での「主体的」なんですよね(笑)。もちろんその統制は「右向け右」に従うというものではないけど、数学やるときに英語やるとか、数学やるときにウノをやるとかいうことがないという程度の統制です。あるいは「対話」の内容が数学であって今晩の遊びのアポではないという程度の統制です。
その程度の統制であっても、それが前提でなりたってるってことです。そしてその程度の統制がとれてないと、突然「学校制度が求めること」ができなくなる。だからこそ、統制がとれない学校は統制をとろうとする。あるいは、統制がとれなくなることを恐れて、過剰に統制をとろうとする。それが例えば過剰な校則です。
もちろんそれを肯定するつもりはないです。が、統制をとろうとする気持ちはわかる。あるいは、あやういバランスで統制がとれている時に、統制がとれなくなることへの不安があることもわかります。
問題は、そのような統制をとろうとする時の過剰なあり方への批判が学校にのみ行くことです。だって、学校のまわりの住民だって統制がとれてない学校よりも統制がとれてる学校のほうがいいと思ってますからね。それを求めてる。あるいは某府県だって「全国学テ最下位脱出」とか言って統制を強めることを暗に指示してる。そういうプレッシャーの中で、学校も統制を強めざるを得ない。
ほんとうに子どもたちが教科書から離れて教科も離れて主体的に学びたい内容を学ぶために、学校の塀を乗り越えて自由に動きはじめたらどうなるかって考えたら、わたしはワクワクするけど、地域も保護者も「なんだこの学校は」ってなることは、わたしは経験的に知ってます(笑)。
何が言いたいかというと、ある種の統制が効いた「枠」の中でのみ学びが成立するという前提があって、統制を批判する場合、それそのものを問わなきゃならんということです。
てことで、実際にクラスを運営する時は統制が必要なわけです。そして「統制」がキライなわたしは、ジレンマを感じつつも、それを暴力的ではない方法で実現しようと試行錯誤するわけです。
だから、気になるクラスが「気になる」んですよね。
それにしても、今年はこの手の内容が多いな(笑)。