安倍、総理をやめるってよ

てことで、安倍、総理、やめるってよってことです。
「やっとかよ」って気持ちはありますね。ただ、不思議なほどに高揚感はない。たぶん誰もがわかってるんだけど、安倍政権によってつぶされた、あまりにも多くのことをどうすれば復興できるのかってことすね。
例えば、教員ってことを考えただけでも、教育基本法改悪からはじまり、免許更新制とか、学習指導要領とか、教育予算とか、もう、ありとあらゆることが壊されてきました。これ、元にもどせばいいってことではあるけど、すべての制度を元にもどしたとしても、復興まではすんごい時間がかかります。
それだけじゃなくて、そもそもモラルとか道徳心とか、そういうものを根こそぎつぶされました。
なんか、瓦礫の山を前にしてる感じですね。
まぁでもここから立ち上がるしかないです。
もっとも、「安倍政権的なもの」は支配層にとってはやりやすいから、さらにひどくなる可能性も充分あるわけです。それをどう阻止するかですね。

それにしても、安倍政権ってなんだったんだろう。どうしても「羊つき」としか思えないんだよなぁ。

やった!

今日は金曜日。ようやくの金曜日です。ちなみに金曜日は授業が少なくて、かつ授業の間隔があいてるから、少し余裕があります。
とりあえず、夜に「当事者研究系」の集まりがあるので、それまでに自分の分担分を少しでも前に進めなきゃなりません。
そんな合間を縫って、今日も「争奪戦」にチャレンジ。なにせ販売開始から長くて2分。早ければ30秒くらいで完売しますからね。たぶん、○ンクリの初診よりも早いかも。
頃合いもよしと思ってチェックをすると、ちょうどスタートした瞬間でした。リロード→カートに入れる→暗証番号入力→確定をパパっとすませると、「やった!」無事買えました。ちなみに、この間は暗証番号入力中に売り切れたからなぁ。
しばし興奮状態で身体が震えてました。
そこから落ち着いて、再びゲンコにもどったり。
と、同僚の会話が…。
「安倍、総理、やめるってよ」
マジか!
ということで、6時間目の授業。教室でもその話でざわついています。なので
「君たち、劇場を見るような態度で見てはダメだよ」
と念押ししておきました。

で、定時に退勤して前のおべんきょ場所へ。
まぁ、めんどくさいっちゃめんどくさいのですが、ディスカッションはそれなりに楽しいです。4人でひとつの「おべんきょ成果」を出すのは、うまくつなげるのはむずかしいけど、役まわりがわかればはまります。で、今日の話でなんとなくわかった気がします。来週いっぱいでやりきるか…。

バリバリの翌日は3コマ

朝方、麻酔が切れて「イタタタタ」です。とにかく、いったん腕をおろしてひと息ついて。そして腕をあげようとしたけど、前のところまであがりません。筋肉が緊張しはじめてますね。てか、腕をあげると痛いので寝られません。結局腕をあげて寝るのは断念。ようやく寝られました。
朝起きると、今回も激しい筋肉痛です。これで3コマ授業するのか?
とにかくムリに腕をあげるのはやめて、可能な範囲で板書することにしました。でも、肩は痛いし、なにより筋肉がひどい。
午後は授業がないので、ゲンコを少しチェック。でも、キーボードを打つ気にはなりません。とにかく腕がちぎれそうです。
てことで、リハビリです。今回バリバリいわなかったところから、どうやら関節包の拘縮や筋肉の癒着は起こってないらしいということで、理学療法士さんとお医者さんの見解は一致したとのこと。なので、ひたすら筋肉の緊張をストレッチでほぐす。作業療法士さんが腕を大きく動かしてくださったおかげで、かなり筋肉の緊張がほぐれました。さすがや。で、今後の自主練の方向性を確認。とにかく脱力した状態で、腕をあげられるところまであげて寝る。まぁ完全に寝る時は腕はさがるだろうけど、あげてる時間を確保する。それしかないでしょうね。
さてと。帰ろうか。

バリバリ→コキコキ

今日は午前に2発授業です。なんかピリッとしません。でも、片方のクラスはなんとなく勉強の方向を向いてるな。もうひとつのクラスが苦手意識が強すぎてきついな。「難しいものだ」と決め打ちで来られるときつい。
それでもいつもの通りおだやかに授業です。今年の新方式はけっこういいかもです。

あと、昨日書いたゲンコを送ります。ついでに今回のプランを伝えましょう。
い「9月はこれで、10月はこれで、11月は…。あり?9月から半年で6回って言ってましたよね?9月からだと7回?」
J「すみません、7回でした」
マジか。ネタをひとつ増やさなきゃ…。

で、午後は病院です。今日は2度目のバリバリです。前回は165°まで動くようになったけど、その後やはり拘縮を起こしてしまいました。今度はどうだろ。なんとかこれで卒業したいなぁ。
待合室で1時間ばっか待って、部屋に入りました。
い「あの、あと10分でリハビリの予約が」
医「さっさとやりましょう」
い「いや、麻酔が効くまで時間かかるから無理でしょ」
おちゃめなお医者さんです。
い「あの、2回もやる人、いるんですか?」
医「いないですねぇ」
そうなんだ。なんでアカンのかなぁ。
てことで、前回と同じ感じで麻酔を打ちます。
医「親指は麻酔が効くけど、それ以外は効かないですからね」
すごいな。
で、前回と同じ感じでグィッと伸ばして。と思ったけど、前回より角度が小さいな。
医「痛いですか?」
い「イタタタタ。下の筋が」
医「あぁ、そこは麻酔を効かせてないんです」
なるほど。
医「しばらく待合室に行ってもらいましょうか」
と、ここでトラブル発生。フラつきます。ヤバイな。てことで、診察室で横になって待つことに。
やがてお医者さんが帰ってこられて、腕をグリグリ動かします。肩の関節がコキコキいいます。
医「コキコキいうなぁ。バリバリいわんなぁ。痛いですか?」
関節は痛くはないです。が、筋が痛い。
そんなこんなで、座位で125°が目標になりました。
で、リハビリ。理学療法士さんから今回こそはという気迫が伝わってきます。今回の目標は、今晩バンザイをして寝ることです。そのためにクッションの配置を綿密に打ち合わせます。が、麻酔が切れた時がどうなるかやな。不安しかありません。
家に帰って、ビールを飲んで、しばしテレビを見ながらゴロゴロ。なにせ、右腕はまったく力が入らないので、基本的にはなにもできません。
と、右肘が動いた!
これは麻酔が切れる予兆です。ロキソニンテープ貼って寝よう。
予定通りにクッションを置いたけど、うまくいきません。あーでもないこーでもないとやって、それなりに落ち着いたところでバンザイ。
が、寝られない。そりゃそうです。バンザイして寝るのは赤ちゃんです。てか、少なくともわたしはバンザイしません。しかも麻酔が切れてくると少しずつ筋肉が痛みはじめます。痛いから一度腕を下げて、落ち着いたところで、またバンザイ。ところが、腕を下げるのも痛いし、バンザイするのも痛い。なにより少しずつバンザイの角度が下がってきます。これをがんばって上げると、これがまた痛い。
1回のバリバリですんだ人は、これを耐えたのかなぁ。
やがて完全に麻酔が切れました。うがが、125°まで上がらない。どうする?

出張のない出張日

今日は出張日。でも、珍しく出張がありません。どれくらい珍しいかというと、6月から8月までで、夏休み中・試験中を除くと、出張がなかった日は2日だけでした。ちなみに、午前と午後の連続出張もあったりしました。それくらい出張があると、授業があるとマジできついです。ちなみにかつて「頼むから」と言われて1時間目だけ授業を入れたことがありますが、教室に荷物を持って行って、授業が終わったら授業の道具を同僚に預けて駅まで走るというのを何回かやりました。つまり、無理ってことです。
ちなみに、出張中は授業はないけど会議や研修があるので、雑務他はできません。その週はけっこうタイトになったりします。
でも、今日みたいな日は肩身が狭い。
「今日は3時間あるわ」
「今日は4時間」
「ほな、委員会のプリント印刷しとくわ」
「ええよ、やるよ」
みたいな会話を聞きながら
「今日は授業ないねん」
とか、メッチャ言いにくいです。まぁでも、うちの同僚はみんな優しいので
「なんで年休とらなかったんですか(笑)」
と言ってくれます。年休とか、考えたことなかったわ(笑)。
まぁそんなこんなで、8時から5時まで、約9時間使ってできることをやりました。もっとも、ひたすら〆切に追われる日々なので、こんな日がないとにっちもさっちもいかなくなります。
てことで、今日はひとつ雑用をしあげました。よかったよかった。パチパチパチパチ。

平穏な日

思えば、先週はわちゃわちゃでした。そんな中で2学期がはじまりました。思えば先々週の「おべんきょな日々」とのあまりのギャップに、我ながらついていけませんでした(笑)。
で、今週はなにもない。基本的には。
とにかく今日は授業と会議とリハビリにあけくれました。あとは、土曜日に書けたのを昨日センセに送ろうと思ってたけどハチ騒動があったので送れませんでした。なので、book listをつけて送ってみるなど。ハッキリ言って、送信ボタンを押すの、こわかったけど(笑)。
そんな隙間の時間はおべんきょです。先々週とこないだの土曜日のおかげで、脳みそが異様に活性化してます。でも、たぶん平穏な日々の中で、徐々に不活性化していくんやろなぁ。つらいなぁ。

猫の額は危険がいっぱい

今日は朝から組合の女性部長会議です。組合の役員はだいたい2年で変わりますが、わたしは5年目かな。でも、わたしよりもっと長い人もおられるから、それぞれの単組によるってことですね。わたしの場合は6年で次の人につなげなきゃなりません。次の人、いるかなぁ。
てことで、鶴橋まで移動して、テクテク歩いて会場へ。少し早目に到着したので予習です。
で、会議スタート。とにかく今年はいろんなスケジュールがズタズタになってるのがよくわかります。各種会議もだけど、学習の場がほとんど中止になっていて、かなり深刻な事態だなと。
そんな中、2月の集会の相談。各府県から発表者を出しあうんだけど、京都はなかなかむずかしい。いや、むずかしいというか、どうしても話してほしい人はいるけど、前に断られました。どうしようと思ってたら
「京都は?」
って聞かれたので
「聞いてみます」
と、とりあえず返事して、メールしてみました。すると
「前向きに検討します(笑)」
という返事が返ってきて、すごくうれしかった。たぶん、前に頼んだときからいろいろあって、「話してもいいな」と思えるときになったんでしょうね。
てことで、12時に会議終了。会議の参加者の人とランチです。
「王将か焼肉かどっちがいいですか?」
と聞くまでもない質問をして焼肉に決定。入ったのは「」です。ランチセットはお肉を2種類選べるんだとか。これはお得だな。ビール→焼酎で満足です。
で、わたしは離脱して京都へ。今日は美容院を予約してあります。前に切ったのは6月はじめだから、2ヶ月半前ですね。もう限界です。バッサリやってもらっていい気持ちです。
あとは家に帰って筋トレやったりゆらゆらしながらおべんきょだな。と、Hがしセンセからメール。前に書いた文章へのコメントです。ゲゲ、ビッシリ書き込んであります。これはゆらゆらしながら読まねばと思って、猫の額に出た瞬間に、頭のてっぺんでパチンと音がしました。そしてブーンと飛んでいく音。やられたな。たぶん蜂だな。この8月2回目です。ヤバイな。頭の中を「アナフィラキシー・ショック」という言葉がよぎります。とにかく刺されたところのまわりに爪を立てて毒素を押し出しながら、パートナーに「やられた」というと、すぐにリムーパーを出してきて処置してくれて、さらに副腎皮質ホルモンを塗ってくれました。で、そのまま病院へ。
病院、混んでます。しかも救急車もやってきます。処置が終わったお年寄りの話を聞いてると
「クーラーかけてるだけじゃアカンな、水分とらな」
なるほど、熱中症ですね。
「そやで、水とかビールとか飲まな」
ビールは水分ではありません(笑)。
他にもどえらいケガをされてる方がチラホラ。警察と話をしてる人もおられたりして、なんかもう、たいへんだなと。
で、わたしはというと、血液検査です。結果を待ってる間、いちおう点滴です。1時間ちょっと待って、血液検査の結果は「大丈夫」とのことでした。ただ
「セカンド・アタックというのがあるので、発疹が出たり呼吸困難に陥ったりしたら、すぐに救急車を呼んで来てください」
とのことでした。こわいな^^;。
「とりあえず抗アレルギー剤出しときますね。アレグラです」
「アレグラ…」
「はい、アレグラ」
花粉症ですな(笑)。
ということで、家に帰ったら9時。やれやれ。何もできませんでした。が、まぁ何もなかったのも確かなので、よしとしましょうか。
寝る頃には刺された跡も消えてました。

必死の末に

なんか、おとついの投稿の閲覧者数が300人近くおられて、メッチャクチャびっくりするやらありがたいやらな朝です。なにせ、ふだんは30人くらいしか来られませんからね。てか、facebookだけでそんな人数が読まれるわけでもないでしょうから、謎です。まぁでも一過性のものかな(笑)。
てことで、今日はまるっぽ「おべんきょ」すると決めました。
実は、今書いているセクションは先週終えるつもりでした。でも、「力及ばず」という感じで倒れてしまいました。なので、今日こそはなんとか書ききりたいなと。てか、今週になって「青木ヶ原樹海の向こう」が見えはじめたのに、それを現実にする時間がなかったんですよね。
ただ、「考える」と「書く」の間には深くて暗い川があります。ここをどう埋めるかです。
まずはとりくんだのは、巨匠ふたりの紹介文です。難しい。これも「こうだよね」と考えるのと、それを文字にするのとでは大きな違いがあります。ただ、そんなわたしには強い味方(笑)があります。もとの本を読み、味方の中の文章を読み、さらに諸先輩たちが書いた文章を読み、少しずつまとめていきます。
それにしても2ヶ月前とか4ヶ月前の自分のダメさかげんにはあきれます。なーんにもわかってなかったなぁと、あらためて思います。
というところで昼ごはん。

辛!
で、なんとかまとめたところで、こいつをどこに入れるか。さんざん考えて、結局入れたところは6月に書いた場所だったりして、これまた「発展ないな」と思ってみたり。
お次は3本の矢をどう並べるかです。昨日ある程度のところまで読み込んでいたから、それを文字化するのが今日のタスクです。これもなんとかやりきって、この間の「型枠」づくりにとりかかります。キーワードはメモしてあったけど、そのキーワードをつながなきゃなりません。もちろんつなぐといっても、モルタル捏ねてレンガを積むがごとくつなぎます。
と、すごい雨が!さらに雷が!なんかこわいな。
何度かトライして、まぁとにかく積めたかなというところまで持ってきて、あとはペーパーリストの作成です。そんなこんなで、なんとか1週間遅れで最後までいきました。もちろん、センセから山のようなダメ出しがくるだろうけど、でもそれはここまできたからこそのもんです。

てことで、大阪へ。今日は軽い飲み会。ここに来られたのも、とにかく最後までいったからだよなぁ。
いろいろ仕事のキツイ話を聞いたり、生活のキツイ話を聞いたり。でも、それを笑って話せることも大切なんだろな。
そんな夜を過ごしました。

場所探し

今週はハードでした。月曜日は角打ちで呑んで、火曜日は大阪で呑んで、水曜日は尚均さんと呑んで、木曜日は朴実さんと呑みました。まぁ、月曜日と木曜日は遅くはなかったのですが。
てことで、やはり今朝ものたうちまわりながら起きて、なんとか出勤です。
今日の午前は夏休み明けの試験のカントク。カントク中はいろいろ妄想をふくらませながら、「おべんきょ成果」について考えます。カントクが終わると、昼休みをはさんでふたコマあきです。けっこう時間があります。ちなみに、急ぎの仕事は昨日終わらせてるので、おべんきょタイムとしましょう。
3つのペーパーのエッセンスに加えて、2冊の本のエッセンスも調べなきゃ。確か前に少し書いた気が…。アカンわ、これでは。まぁ、家に帰って調べましょう。それよりも、2冊の本をはさみこむ場所のほうが問題です。あそこに入れるか、ここに入れるか。あ!ここだ!
というあたりで定時になりました。
やれやれ。

あらためて、トランス排除の言説はヘイトスピーチだな

朝、身体が重いです。当たり前か。とにかく、この暑さでガッコが溶けてしまえばいいと思いながら、出勤です。で、職場に着いたけど、溶けてませんでした。
メールチェックをして、いろいろ見てたら、Woman’s action networkのサイトへ。岡野八代さんによるエッセイを読んで、じんわりときました。なんというか、「闘ってくださってるな」という感じですね。ともに闘う人がいるってことが、これほど心強いのかと。
直接の発端はこのエッセイです。これについては、新しいことはまったくと言っていいほどありません。ただ、昨日の講演を聞きながら、ずっと「これ、TERFのことやんか」と思ってました。

TERFの人々は、おそらく差別してるなんて思ってない。逆に自分は被害者だと思ってる。それは例えば在特会もそうです。在日の「特権」によって自分たちは差別されてるというのが、あの人たちの認識です。ただ、その「特権」はもちろんフェイクニュースです。これ、例えば、関東大震災の時もそうです。朝鮮人が井戸に毒を入れるというデマが流れ、自分たちを「護る」ために朝鮮人を虐殺した。熊本大地震の時も「中国人の窃盗団に注意」というデマが流れました。
トランス女性とトイレの問題もそうです。小さい子どもを公衆トイレに行かせたら暴行されたという「情報」が流れ、それがトランス女性排除とリンクさせて語られる。
ちなみに、「なぜかTERFと呼ばれてる」もまたヘイトスピーチと同じです。ヘイトスピーチやってる人たちを「わたしたちカウンター」は「ヘイター」と呼ぶことがあります。でも、ヘイトスピーチやってる人は、自分たちがヘイトをしてるとは思ってない。だから、「なぜかヘイターと呼ばれてる」んだと思います。
だから「差別じゃない」し、「差別されてるのは自分」だし「そういう危険から自分を守る合理的な行動」と思ってる。そしてそれを信じてるから揺らがない。
ちなみに、トランス女性がターゲットになるもうひとつの理由は「線引き」なんだと思ってます。「誰が女性か」という時に、「トランス女性は女性でない」という線引きをすることによって「女性」を定義づけることが可能になる。なぜそうしなくちゃならないかというと、それは多様なセクシュアリティが現実になったからです。例えばお茶の水女子大学がトランス女性の受験を認めるというふうな形で。
仮に「女性/男性」というふたつの性別しかなければ、「男性ではない」=「女性」なので、「男は女の専用スペースに入るな」と言えば済むし、それはほとんど言わなくてもいいくらい合意されてる。ところが、多様なセクシュアリティが現実になると、「非女性」を設定しないと「女性」が定義できない。その時に、トランス女性を「非女性」と設定し、排除することで「女性」を定義する。そうすることで「差別されてる女性」を定義し、「守る」ことが可能となる。
そして、その「トランス女性」というくくりを設定することで、トランス女性内の多様性を消し去る。それは「よい朝鮮人も悪い朝鮮人も殺せ」と同じです。つまり「よいトランス女性も悪いトランス女性も排除しろ」ということです。
トランス女性の多様性を消し去るということは、ペニスのあるなしではないです。それは、トランス女性が考えたり感じたりすることを通してなされるさまざまな言説を「ないことにする」ということです。それは相手を人間として見ないということでもあります。だからこそ、「表現の自由/人間の尊厳」は「人間の尊厳」に天秤が傾くのです。
そして、この線引きは同時に「よい/悪い」を不問にする。そのことで、「女性」内の「よい/悪い」もまた不問にされる。そのことで「女性」内の多様性もまた問われなくてすむようになる。そういう「女性」を守るためにトランス女性を排除するという具体的行為で、線引きを可視化する。
なんのためにそれをするかというと、自分は被害者で、その被害者が誰なのか「=女性」を確定しなきゃならんからというところにもどる。
まぁ何が言いたいかというと、「この間のトランス排除の言説はヘイトスピーチだ」ってことです。で、それはお互いに議論を闘わす場を保障するとか、そういう話ではないってことです。
てなことを書いても、誰も読んでないわな(笑)。