最終面接

今日の午後は人権学習です。内容は恒例の小林春彦さん講演会です。もう何年来ていただいているかなぁ。
とにかく授業を3発終えて、準備をしようと思ったら、体育館、授業で使ってた(笑)。まぁ時間ができたってことです。
少しメールのやりとりなんかをして、駅まで迎えに行って、しばし四方山話。そうか、視界の左が認識できないって、そういうことか。「働」を見たら「動」になって、「動」に集中したら「カ」になる。認識のスポットの左が欠けるのね。はじめて「なるほど」と思いました。
で、準備開始です。おとつい機材の準備はしておいたので、けっこうサクサク進みました。昼休みがかなり時間ができたので、しばし体育館でボー。
で、講演開始。わたしはおべんとを食べに行って、速攻体育館にもどって一緒に話をききました。
ええなぁ。とにかく「押し」がない。あくまでも自分のぐるぐるを話されます。そして、そのぐるぐるの中で考えたことを淡々と話されます。自分のしんどさをとても相対化しておられるので、そのしんどさがこちらまで届かない。それがいい。だから、本質がわかる。
ハルヒにしろゆきみちゃんにしろ、なぜこの人たちに来てもらうかというと、自分の問題を通して社会のありようとか構造とかを語ってくださるからなんですよね。自分話で終わらない。
てことで、お話が終わったところで、そんなあたりをひとことコメント。いや、コメントしなかったら子どもたちは気づきませんからね。
で、小林さんを京都駅まで送る道すがら買い出しをしたりして、京都タワー下でバイバイ。なんでも「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」を買われるんだとか。
さて、家に帰ったら3分間スピーチの原稿づくりです。残された時間は2時間半。できるか?
与えられた字数は概ね1300字です。そこになにを入れるか。つくってはしゃべって時間計測をし。アカン、3分30秒。みたいなのを繰り返して、3分5秒あたりまで追い込んだところでビールタイムです(笑)。いや、滑舌も大切だし気分転換も大切です。
そして最終面接開始です。こんな話をしました。

はじめまして。京都で公立高校の教員をしているいつきと申します。
わたしは37年間の教員人生のほとんどを人権教育の担当として過ごしてきました。また仕事から離れて、例えば在日外国人生徒たちが集まる交流会を1994年から開催してきました。交流会の場で、同じ立場の生徒たちが語りあい、自分とは何なのかと自らに問い、自らの姿を見つけ、そしてありのままの自分で生きていく生徒たちに出会ってきました。そしていま、もっとも力を入れているのはトランスジェンダー生徒です。なぜなら、わたしはトランス女性であり、トランスジェンダー生徒たちは自分の後輩にあたるからです。
わたしにはいわゆる「組織」はありません。トランスジェンダー生徒交流会もスタッフがいるわけではありません。また、金銭的な基盤があるわけでもありません。毎回の交流会も、誰が来るかわかりません。もっとも参加者が少ないときは、わたしとトランス女性の生徒とそのカレシ、そして引率教員の4人だったこともあります。しかし、現在は保護者やサポーターを含めると毎回50人ぐらいの参加者があります。それは、交流会を必要としているトランスジェンダー生徒や、その保護者の存在があるからであり、交流会をサポートしたいというたくさんの卒業生や大人達の思いがあるからです。そういう人たちの思いの結晶が交流会であると思います。わたしの役割は、そんな人びとをつなぐハブであると考えています。
今回、事務局の方から「ビジョン」についても話してほしいと言われました。とても困りました。なぜならビジョンはないからです。考えていることはひとつだけです。それは、トランスジェンダーをはじめとするマイノリティの子どもたちが幸せになることです。でも、その幸せは誰かが与えてくれるわけではありません。自らの力でつかみとる以外方法はありません。交流会は、その力を互いに与えるところだと思っています。だから、これからも地道に交流会を続けること、そのためにも、人と人とがつながるハブとして動き続けることが、自分のミッションであると考えています。
最後に、今回このような機会を与えていただきありがとうございます。と申しますのは、昨今トランスジェンダー、特にトランス女性へのヘイトが激しくなっているからです。トランスヘイターたちは、トランス女性は女性ではないとするだけでなく、女性の敵であるとまで言います。そして2年前には「ツイッターのせいで高校からの友達が死んだ」という匿名日記への投稿がネット上を駆けめぐる事態になりました。このような中、みなさんがわたしを選んでくださったということは、とりもなおさず、フィッシュファミリー財団あるいはCCJA実行委員会はトランス女性は女性であると考えているという力強いメッセージを発してくださっていることになるからです。そしてそのメッセージはトランスジェンダー生徒、特にトランスガールたちを勇気づけることにつながるからです。
最大限の感謝の気持ちを込めて、わたしの話を終えさせていただきます。

うまく3分間で話せたらしいです。選考委員長が「チンが鳴る前に終わりましたね」と微笑んでくださいました。その後、12分間の面談。フルボッコ大会のトラウマが出てくるかと思ったけど、そんなこともなく。うーん、ただ、もしかしたら期待に添えなかったかもしれないです。それは、わたしが目指している方向が拡大ではなく泥沼化だからかもしれません。
まぁなんにしろ、終わりました。
「東京には来られますね?」
と聞かれたので
「11時まで授業があるので1時はムリです」
と答えると、みなさん、和んだ笑い声を出されました。うん、よかった(^^)。

会議が3つ

今日は午前も午後も出張です。でも、おかげさまで朝は少しゆっくりできます。まぁ、勤め人なら朝早く起きて朝早く家を出て電車に揺られるのが当然の生活なんでしょうがねぇ。たまにゆっくりできるのはありがたいです。
午前の会議は第2のふるさとでのいつもの会議です。今回は部落差別のプレゼンを超駆け足でやりました。
あらためて思ったけど、あのプレゼンは、自分の問題意識をてんこ盛りにしてるんだなってことです。あたかも部落史をやってるように見えて、実は部落史をやってるわけじゃない。部落史を使って、部落差別とはなんなのかを説明している。で、なぜそういうことを考えるようになったかというと、部落史の見直しとの出会いです。ただ、単に「へー、部落の起源って中世なんだ」ってなったんじゃなく、そこに部落の捉え方の大きな転換点があった。そのことを学んだんですよね。まぁそういう話をしたけど、しゃべったのはふたりだけ。ほとんど誰も発言しない。ごめんなさい。
その後、中学校区の学力分析。うーん、いろいろもやもやするな…。
午後は人権教育担当者の会議。まぁこちらのほうはいつもの感じです。
帰りに会議で一緒になった人の車に乗せてもらったのですが、なんかyoutuberされてるらしいです。それだけでなく、教科書の執筆もされてるんだとか。さらにジャグリングもされてるんだとか。その多彩さにびっくりです。いろんな人がいるんだなぁ。この仕事も捨てたもんじゃないよなぁ。三省堂の「高等学校の数学○」シリーズの話で大盛り上がりしました(笑)。
帰りに時間調整で1杯だけ。

キザミと京都ビールで380円。おじさまたちはまだ飲んでおられたけど、お先に失礼です。
家に帰ったらほどよい時間です。てことで、毎月恒例の会議です。Kうさん、相変わらずとんがっておられます。わたしはというと、ボケボケです。まぁそりゃ会議が3つあったらボケボケになるわなぁ…。
しかし、早く対面にならないかなぁ。でも、対面になったらしんどいなぁ。

いろいろ久しぶりだらけ

昨日、久しぶりにガッツリ寝たから、さすがに今日の体調はマシです。せっかくなので1本早い電車で出勤しましょう。てことでガッコに着いたのは定時の1時間前です。土曜日にタスクリストをつくっておいたので、それにしたがってサクサク作業をこなしてると、始業の時間が来ました。
今日の授業は3時間。うち2時間は復習で、問題集のベクトルの解答。疲れた。子どもらも疲れたやろうけど、わたしも疲れた。最後の1時間は対数方程式とか。
放課後、ダラーとしてるとメールが来ました。マジか…。うれしいけど、また忙しくなるな…。なんしか、また3分間スピーチを考えなきゃ。
夜はおかっちさんと飲み。久しぶりやなぁ。いつ以来だろう。どこに行こうかと思ったけど、最近、対数をやってるから、やはりここかなと。

へんこつです。久しぶりです。うまいです。ちなみに初来店らしき人々と、常連ぶってるけどお店の人は常連扱いしてない人がおられて、なかなかおもしろい。
ここで、いろいろ近況について話しあったり。
かなりおなかいっぱいになったけど、まだ7時半。なので、もう一軒。
「いいですか?」
と聞くと
「あら、久しぶり」
とのお返事。そうか、ここもいちおう常連扱いしてくださってるんだ。うれしいな。
「お金いらんから、食べ」
と出されたのがこの2品。

ます寿司とカズノコです。これ、お金、いらんの?せっかくなのでボトルは入れましょう。
ここで話は「アライ」から「バスターズ」へ。なるほど、バスターズはいいなぁ。
そんなこんなで10時前になったのでおひらき。マジでボトル代だけですか…。

沈没な1日

朝、身体が動きません。いいです。動かしません。少し起き上がったけど、また寝る。そんなのを繰り返して気がつくと10時半。某在日外国人教育関係の会議をやってるのはわかってるけど、昨日欠席連絡を入れたから欠席させてもらいましょう。読んでない可能性が高いけど。てか、今から行ったら終わるころです。
とにかく今日は何も用事がない1日です。こんな日がないとキツイです。
なにをしよう…。そうだ。クラッチのメンテだ。てことで、エンジンのクラッチ側のケースをはずしたら、えらいことになってました。ゴテゴテの油とすなが混ざったのがこびりついてます。これはダメだわ。てことで、ゴシゴシ洗って、さらにクラッチの棒を押す部品もゴシゴシ洗って、グリスアップして組みつけ。うん、柔らかくなった。
それにしでも手が油まみれになりました。パートナーが優しくメイク落としできれいにしてくれました。ありがと。それでも残るバイクの油の匂いが懐かしい。
あとは少し買い出し。帰ってきたらおべんとのネタをつくって。お風呂に入ってビールです。健全な1日だな。これで明日からの1週間が乗り切れるかもしれない。

落としてあげる

朝、寝坊してしまいました。土曜日は目覚ましがならないようにしてますからねぇ。まぁそれでも間にあうのは間に合います。てことで、出勤。今日は学校説明会なんだとか。
ガッコに着いてすぐに体育館へ。そうか、まだスクリーンをおろしてないんだ。放送部員が「降ろしまーす」とクランクをまわしはじめると、ガタンと大きな音が。うわ、ターンバックルがはずれたか?ワイアーが変なところにぶら下がっています。スクリーンも傾いています。どうする?すでに8時半。あと30分でお客が入ります。躊躇する間はないですね。
とりま、事務長に「はずれたよ。ターンバックルの新品はどこにあります?」とたずねると「知らない」とのお答え。それでも事務室に行くとありました。
いつもの通りキャットウォークまであがってワイヤーを通して、ギャラリーまで降りてターンバックルの交換です。副校長が
「うれしそうにやってはるわ」
と言ったので
「うるさい」
とだけ言っておきました。なんでもキャットウォークまであがるのはわたしだけなんだとか。みんなこわいって言うけど、手を離さなかったら落ちませんよ。
放送セットを見たらスッキリしてます。やはり50cmのXLRケーブルの導入と、アンプーミキサー間の専用ケーブルをつくったのは正解でした。てか、早くやれよって話なんですけどね。
そんなこんなで学校説明会がはじまったので、わたしはオフ。昨日の作業の続きです。それにしても選んだ作文の本数が極端に違います。まぁ母数が違うってのもあるんですけど、社会的な観点が入れやすいテーマと入れにくいテーマがあるってのもあるかな。なので、ページが埋まらないのは追加で作文を選んだり。そんなこんなをしてると、出なきゃならない時間になりました。

で、京都市内某所へ。今日はSの結婚式です。
Sとはじめて会ったのは2006年かな。「話がしたい」とか言うのでファミレスで待ち合わせて「なに?」って聞いたら「人見知りなんで」と。コイツはなんやねんと思うのはありがちな話です。そこからいろんなことがあったけど、なぜかSはアドレス変更したらわたしに新しいアドレスを教えてくれ続けました。ほんとにどうしようもないヤツやなぁと思ってたけど、そういうところがありました。そして、少しずつ落ち着いてきたなと思ってたのですが、去年「結婚するので式に来てほしい」という連絡が入りました。
今日はもともとは全同教の日でした。全同教だとさすがに無理かと思ってたけど、資料集の発行になりました。ちなみに全外教のセミナーが日程変更の末にここになったけど、「ダメ」と言ったのにここになったので、結婚式を優先させてもらうことにしました。
しかし、結婚式とかほとんど呼ばれないから作法を忘れてます。しかもスピーチをせいと。どうなるねん。
まずはチャペルでの式。う…。家父長制…。とは言え、聖書の一節を聞くと心が持っていかれるのは、身体に染みついたものなのかなぁ。式が終わったらSのお母さんがあいさつに来られました。よくわかったな^^;。
そしてパーリーです。オープニングのビデオとか、なかなかおもしろい。「楽しんでもらおう」というふたりの思いが伝わってきます。で、スピーチ。
Sとの出会いからはじまって、断片的であれかかわってきたことを話しました。当然のことながら、ダメダメだった頃の話をきちんとしました。でも、Sがえらいのは、途中で自分のダメさに気づいたところですね。ほんとにそこから変わりました。そんな話をして、「まだまだ伸びしろがありますので、よろしくお願いします」でオチです。
さぁ、あとは飲もう。
それにしても、Sの着替えのときにお母さんに手を引かれて出ていくシーンは、さすがに胸に来るものがありました。ちなみにYーきもここは胸に来るものがあったらしいです。そりゃそうか。Yーきもめんどう見てきたからなぁ。
で、2次会。「仲間」が増えました。なので、やりたいことができるようになります。みんなで写真を撮ったり、わいわい。
で、3次会。このあたりになると、完全なる飲みすぎです。なんかYみちゃんにグチを言ってた気が。ごめん。
帰りの電車、やっぱり乗り過ごしました(笑)。まぁ帰れたからええか。

通院日→作文入力

今日は手術後の通院日です。とは言え、朝イチ授業があります。まぁこれ、振り替えられないことはなかったのですが、振り替えるとしたら昨日になってたので、結果オーライかな。てことで、パタパタガッコに行って、パタパタ病院に行って。
で、診察。
今の感じはこんなんです。

ちなみに3ヶ月半前にやった右手の傷口はこんな感じ。

こちらもまだ皮膚は完全には柔らかくなってません。
実は右手の中指の根本にもう一箇所あるけど、それはあまり不便をしていません。ということで、これでいったん終了になりました。それにしてもこの頃の状態を考えると、人間の身体ってすごいわ。で、右手が進行したら、また来るということで。
最後にお医者さん、パソコンの画面を指さして
「なくなったやろ」
と。
実は名前の前にアイコンがあって、それがいかにも男性女性にわけられてたんですよね。それをセンセが提案して廃止したんだとか。ちなみに産婦人科がなにか言ってたらしいけど
「産婦人科行くのは全部女性やしなぁ」
とのこと。そのとーりです。いろんな意味で。
「そういや、手術のときもリストバンドの名前の横に「不明」って書いてありましたね」
と言ったら笑っておられました。
てことで、中途半端な時間なのでおうちへ。静かな環境で作文入力です。しかし今回は付箋が多い気がします。それだけ社会に着目した作文が多いということです。ただ、入力しているうちに「なんでこれに付箋をつけたのかなぁ」ってのも出てこないわけではない。それはおそらく、読んだ順番なのかな。
そんなこんなで、入力終了。今回はあえてexcelに入力したので、sortをかけたらどの作文が誰への作文化が一発です。なんでこれを今まで思いつかなかったんだろ(笑)。
で、「本」ごとにコピペ。当然ページがあふれます。てことは、入力したのを削除しなきゃならなくなります。まぁしかたない。そんなこんなでやってたら、めっちゃ疲れたので終了。
まぁ明日出勤するから、そこで完成→印刷だな。なんとかなりそうです。
晩ごはんではこんな日本酒を。

「玉の光」です。これ、この間大学教員やってる卒業生が学校説明会に来られた時に「ハクロンのお祝い」ってくださったものです。うれしいo(^^)o。
いい夜になりました。

90分厳守

朝、目は覚めたけど身体が動きません。迷わず1時間年休を決定です。とりまこたつに潜り込んだけど、やっぱりおふとんがいい。そのまま7時半まで寝ました。まぁでもまだ勤務時間ははじまってませんね。
とりあえず、9時半に出勤。すみやかに作文読み開始です。午前の2時間で全員分を読み切りました。
やはり今年の感想文は違いますね。社会や制度のことが書かれています。「本」の方々はおそらく前からそういう話をされていたんだと思うのですが、明確に言葉にしないとなかなか伝わらないんだと思います。それが今年の変化なのかな。
で、2時間連続で授業。とは言え、片方はプリントです。もうひとつは寝そうになりながら授業しました。まぁ、直線のベクトル方程式なんで、そんな感じでいいんでしょう。
1時間余裕ができたので音声入力開始。やはり早くて楽ですね。
放課後は追認補習の最終回。今回は通ってね。それにしても、去年教えたときと、6月に補習したときと、今回と、なんか雰囲気が違います。今回は穏やかにがんばってる感じがします。成長してくれたのかな。だったらいいな。
で、職場を離脱。向かうは滋賀県です。今日は市民啓発のお座敷です。車で移動したのは開始1時間前。やはり早いです。でも眠い。なので、控室でしばしボーとさせてもらいました。
7時半にお座敷開始。与えられた時間は9時までの1時間半。9時からの延長は顰蹙ものなので、時間厳守でいきたいです。てか、わたしも眠い^^;。とにかくひたすら時計を見ながらコントロールしていきます。
ミッション3はトピックが4つあって、ひとつあたり30分と考えると2時間かかるんですよね。それの内容を刈り込んで、トピックひとつを20分にすると1時間20分。オチに10分で1時間半という算段です。
しかし、ウケません。担当の方ともうおひとりは声を出して笑っていただいていますが、基本的にリアクションが少ない。捨て身のネタも笑いが少ない。ツラいな…。でも、後半になって少し動きが柔らかくなったかな。
そんな感じで9時半ピッタリにお座敷終了。自分でもビックリしました(笑)。終了後、おふたりほど「よかった」と言いにきてくださって、少しホッとしました。
さて、帰ろう。高速道路はもったいないから、琵琶湖大橋を渡りましょう。それにしても、滋賀県の田んぼの中の道は真っ暗です。鹿とかイノシシとかが飛び出してきたらどうしようと思ったけど、そんなこともなく無事帰れました。とにかくビールだな。

そして今年もやってきたLL

てことで、リビングライブラリの当日です。だからといって、授業がなくなるわけではありません。なのに、朝イチ「第1セッションと第2セッションが同じ本になってる」とかいう連絡があったり。もっと早く言ってくれよ。とりま、名簿と座席表のつくりなおしです。さらにとある書類の提出日なんだとか。とりあえずすき間の時間を使っていろいろこなします。
で、3時間目が終わったところで、いよいよ最終チェック開始です。チェックが終わったら迎えです。ここで安定の遅延がおこってることが判明。まぁええか。余裕はあります。
そんなこんなで全員が集まったのは1時前。1年ぶりだけど、みなさんほんとうに和やかな感じです。「恒例」になったのかな。うれしいな。
実は昨日皆さんに以下のメールを送りました。

みなさん、明日、よろしくお願いします。
今回、お話をしていただくにあたって、ひとつお願いしたいことがあります。前日のお願いなので、すでに話を組まれている方は無視していただいてけっこうです。
うちの生徒に限らないと思うのですが、みなさんのような方の話を聞いたときに「心の問題」にしてしまう傾向があるように思います。しかし、実際には社会の仕組みであったり法制度であったりといったものが「生きづらさ」をもたらしていると思います。すでにそういうところに留意して話していただいているとは思いますが、できればお話の中でそのあたりを明確に打ち出すところを混ぜ込んでいただければと思います。
ほんとうに直前のお願いですみませんが、よろしくお願いしますm(__)m。
明日、再びお会いできるのを楽しみにしています。
夜の部も(^^)

さぁ、子どもたちはみなさんからのメッセージを受けとめてくれるかな?
リビングライブラリの間は校内をぐるぐる。座席表を貼ったり、出欠の紙を回収しに行ったり。そうそう。欠席者の入力もしておきましょう。
少し時間ができたので、少しみなさんの話を聞きに行きました。Fぁよんさん、「とりみだし」を自分の問題とせず社会の中にある「前提」にもっていかれます。
「するとね、いいことが3つあります。ひとつは自分のせいにする必要がなくなる。もうひとつは相手のせいにもしなくなる。そして共通の体験をした人と会話ができるようになる」
なるほど、わかりやすい。K紗ちゃんのところにも乱入。てきとうに生徒に質問を振ってみました。
休憩のあと、第2セッション。AっちゃんやYもぎ田さんの話を少し聞いてみました。いい話です。こんな話が聞けるうちの子らは幸せだと思います。
第2セッションのあとは、恒例の仕分け作業。今日の感想は今日のうちに持って帰っていただきたいなと。そのために講師を使うひどいやつです。仕分け作業もすんで、帰らなきゃならない人は帰って、それ以外の人は時間調整。わたしは作文を少しでも読んでおこうかなと。
で、定時になったので退勤。向かうはいつもの居酒屋です。途中3年の子と一緒になったので、今日の感想を聞くなど。で
「今から何をしに行くと思う?」
とたずねると
「わからん」
という子と
「飲みに行く」
という子に意見がわかれました。もちろん飲みに行くのですが、正解を言った子はふたりとも去年授業を担当した子です。さすがやなと。
てことで、反省会。今回は加藤さんも来てくださいました。ちなみに加藤さんが参戦されてからは、話がどんどんディープになっていきます。あまりにも楽しい。
そんなこんなで、けっこう飲んだかな。帰りの電車は寝ちゃってました。

あとは明日を待つだけ

今日の午前は山間の町に出張です。いつも使う第2のふるさとからのルートが工事中で通行止めになってたので間に合うかと思ったけど、道に迷ってもなお間に合ったので、よかったよかった。
1時間ほどの会議だったけど、互いの情報交換ができました。たぶん長時間の会議を1回やるよりも、効率が悪いように思えるけど、こういうふうに短時間でも回を重ねるほうが大切なんでしょうね。
で、ガッコにもどって、明日の準備スタート。K紗ちゃんやSゃ納さんからレジュメが来たので印刷したり、担当者グッズを担当者に持っていって説明したり。担任さんは「お!来た来た!」とか言ってるけど、今年はマジでたいへんでしたよ。
ひと通りみなさんに配布を終えて、6時間目の授業です。
なんか、もうひとつピリッとしない感じだったので
い「4月にわたしのトリセツ言ったよね?覚えてる?わたしがキレるのはいつだったっけ?」
生「11月」
い「今は?」
生「11月」
い「そうやね。ただね、キレるとヤバイけど、実はすねるともっとめんどくさいんだよ」
みんなマジメに授業をうけてくれました(笑)。
それにしても、問を解くときは歩きまわってもいいし相談してもいいようにしてるんだけど、歩きも話もしない子がいるのが気になります。
「友だち、いないん?」
とか言うと
「いない」
とか答える子の前の子が吹き出してるから、たぶんウソ言ってるな。
い「教えに来てくれる子はいないん?」
生「いない」
い「じゃ、教えてもらいに行ける子は?」
生「あ…」
とか言ってるから、たぶん何も考えてなかったな(笑)。
高校の授業って、逃げるのはいいし、誰も追っかけないけど、実は逃げ切れないんですよね。だから、今年でカタをつけるかどうかという選択しかないんですよね。まぁ「やめる」という形の逃げ切り方はあるんだけどね。それは最後の手段です。
授業のあとは明日の段取りを考えます。特別教室の開施錠なんかのことも考えなきゃなりません。PCへのデータのコピーもいまのうちにやっておきましょう。さぁ、おそらくこれで明日が来るのを待つだけのところまで来たはずです。
ここで4時。ふと思い立って放送部へ。いつもミキサーとアンプを長いケーブルを使ってつないでるけど、専用ケーブルをつくろうかな。てことで、ハンダ付け。とにかくケーブルがスパゲッティ状態になるとろくなことがないので、やらなきゃと思ってたけど、今ごろやるってのも、まぁそういう時期なんでしょうね。導通チェックは明日しよう。
てことで、定時が来たので退勤。
いよいよ明日だな。

ようやくそろった

朝、職場に行って「あとひとりなんです」と担任さんに言うと、「朝イチとります」とのお言葉。ホームルームの最中、教室の前で待ってたら、わざわざ生徒を来させてくれました。
「世界であとはキミだけや」
と言うと、生徒から笑われました。そんな朝。
1時間目は会議。来年度1年生から新学習指導要領が本格実施です。それにともなって評価のしかたが変わります。んー。小学校と高校ではかなり違うんだけど、そのあたりの差は無視して「観点別」にするそうな。しかし、「意欲」とか「態度」とかってどんなふうにして到達度をはかるねん。てか、小学校・中学校でついていけなくなって意欲をなくさざるを得なくなった子って、どう考えたらええねん。「そこじゃない」って思うんだけど、なんだかな。
その後、ようやく名簿が作成できて、ようやく座席表も作成できて、次のステップに進むことができました。とは言え、まだ準備物がすべてそろってません。
そんな中、担任さんから「どうしたらええの?」という問い合わせが。とにかく明日説明するから、しばし待ってくださいな。
まぁなにもかも、covid-19が悪いです(笑)。