1日会議

今日は午前も午後も会議です。なので、朝は少しゆっくり。楽ですね。
午前の会議は山間にある小さな町です。今日は第1回目の会議なので、自己紹介から。保育園と小学校の人ははじめてなので、少し緊張しておられるみたいです。ちなみに、高校のメンバーには緊張感は微塵もありません(笑)。
ここからは山間の町の側からの報告です。が、通り一編ですね。まぁいいや、あとで質問しましょう。高校側からは、けっこう「むいた」話が出ます。なので、それに乗じて「むき身」が出てきそうな質問をすると、ちゃんと出てきました。よしよし。こういうやりとりが必要なんですよね。
てことで、午前の会議は終了。午後の会議に向かいます。早めに会場に着いたので、おべんとタイム。
やがて会議の開始です。会場が支援学校なので、まずは見学から。なんか、少人数の生徒がお世話になった教員にバンブーダンスや合唱を一生懸命披露する姿は、なんか、過疎地の学校の学校祭みたいな感じがあって、ちょっといいなと思ってしまったり。それにしても、校舎の「つくり」に違和感がありまくりです。あとで質問しましょう。
見学のあとはいろいろ報告。その後支援学校からの報告です。最近支援学校では「インクルーシブ教育」を導入しようとしておられるんだとか。支援学校でインクルーシブ教育って、どう考えても違う意味のものをくっつけてる気がして疑問に思っていましたが、どうやら支援学校の中にはいろんな子がいて、そんな子らはコースわけされてて支援学校内でもエクスクルーシブな教育になっていると。そんな子らの交流を進めることで、インクルーシブ教育を実現しようとしておられるらしいです。
んー、「そうじゃない感」が山のようにあるんだけど、でも「日本型インクルーシブ教育」の中でできる精一杯のことを、せめて支援学校の中では実現したいという思いは伝わってきますし、なんなら普通科高校としては、うらやましいとも言えます。
そうそう、「つくり」への違和感を質問しなきゃ。
「さっき、1階を歩いていてすごく不自然に思ったんですけど、どこにも出口がないですね。外とつながっているところがひとつもない。うちの学校とか、渡り廊下に壁がなくて、教室以外は「外」で、夏は暑いし冬は寒いし、それはどうかと思うんだけど、でも、まったく自然が感じられませんでした。もしかしたら、飛び出しがあるから?」
どうやら飛び出しがあるらしいです。しかたないのかなぁ。でもなぁ。もやります。でも、それは支援学校の問題じゃないです。この国の教育の建てつけの問題だし、この社会の問題です。そういう諸矛盾が支援学校に行っていて、その中で支援学校の教職員は精一杯のことをしている。
その後レポートの検討です。車いす体験です。ただ、おもしろいのはおもしろい。子どもたちの感想が、単に「不便してると思った」というところにとどまってない。すごく単純化すると「車いすに乗る側に着目」「車いすを押す側に着目」「バリアに着目」の3つの立場の感想がありました。これはありがちな車いす体験じゃなくて、課題を考えておられるからですね。ただ、ひとつ決定的に欠けているのは「当事者の観点」がかけている。ここに自立生活してる人は介助をしてる人を連れてきて話を聞いたら、ずいぶんと変わるだろうになぁ。
そんなことを考えたレポートでした。
帰りはタイヤがバーストした人のレスキューです。4人がかりでやると、なんとかなるものですね。しかし、volvoのタイヤの取り付け、おもしろいな。
さてと。充実した1日だった気がします。帰ってビールを飲みますか。