朝方、寝られませんでした。なんか、足がむくんで暑い。そうか、足を上げればいいのかな。台の上に足を乗っけて寝たら寝られました。
目が覚めたら6時です。が、今日の午前は出張です。なので少しゆっくりしましょうか。頃合いもよしということで、スタート。向かうは第2のふるさとです。
最寄りの駅で電車を降りて歩きはじめたら、車の中から声をかけられました。かつて担任をしてて、今は児童館で働いてるMさんでした。せっかくなので車に乗せてもらって、情報交換。
出張先の中学校に着いて校長室をのぞいたら、某連絡会の会長さんがおられるので、部屋に入って要望事項を少し話したり。ちなみに、この中学校には日本語指導を必要とする子がいます。なので、取り出しの部屋に行ってみました。すると、中学生
「guy?」
とか言ってます。まぁ、どこの国でもそうなるんだよ(笑)。このあたりは「普遍」というものです。ちなみに、会長さんの返事は
「high schook teacher」
でした。こうやって話をすり替えるのもまた普遍的な処世術ということです。なので
「mathmatics teachet」
と言うと
「oh」
となりました。こうやってすり替えを畳み掛けるのも、これまた万国共通です(笑)。
まぁこれからは、性別よりも数学になるでしょう。
で、会議です。まずは授業見学。みんなおとなしくなりました。そして活発でもあります。いい学校になったなぁ。本当に長い間実践を積んできたんだよなぁ。
ちなみに見学中、たくさんの教員とあいさつを交わせるのもこの中学校の特徴です。それだけ知り合いが多いということです。
で、情報交換会。しんどい状況は変わっていませんね。まぁそんなこんなで会議は終了。
ここから電車に乗って移動開始です。今日は宝塚の小学校で理科の授業研があって、なぜかわだしがコメンテーターをすることになりました。
おかしい。いろいろおかしい。
京都駅から新快速に乗ろうとしたら10分遅延とのこと。やれやれ。それでもなんとか間にあいました。
まずはH野さんの6年生の授業から。仮設実験授業です。おもしろい。今日のテーマは「さまざまなパートナー」です。大きくは問は3つ。はじめはコアホウドリの巣に卵がふたつあったところから。お次はペンギンの卵の話。そして哺乳類の話。それぞれと問が答えの選択肢を提示して、ディスカッション→意見表明→発表と進みます。
しかし、「卵2つが巣にあったのはなぜ?」に「浮気」と答えた小学生は、なかなかですね。とにかくおもしろい。もちろん目的は「自然界では同性で子育てするペアもあるよ」ってことの提示です。
ただ、H野さんは「「自然がそうだから人間も」という立場はとらない。なぜなら、自然のうちの都合のいいところだけを利用することになるからだ」とされます。
授業を聞きながら、ずっとこの意味を考えていました。
授業のあとは参加者全員がひとことコメント。えーと、聞いてないよ(笑)。たぶん誰もコメントしないだろうから、そのぶんしゃべってって言われてるよ。
まぁ、コメントしようとおもってたことをどんどん話されて、なにをしゃべろうかと。
てことで、いくつかの話をしたあと、さっきのH野さんの決意表明です。
「きっとH野さんは自然は自然として、何も評価せず、あることをそのままうけとめるとされてるんだろうと思います。そこに何らかの意味付けをすることこそ社会的な行為です」
つまり、「意味づけすることは社会的行為」ってことを際立たせるためには、意味付けをせずに、そこにあることを「あること」とだけ提示する。そんなことをされたのかなと。
コメントのあとは、マニアックな性の多様性の基礎知識です。これもまた、H野さんが言われていることと重なりますね。「存在そのものは、かつてからある」ということ。ただ、そこに「意味づけ」をする。その「意味」がさまざまに変化していく。というか、変化させていく。そういう社会的行為の歴史の延長に「いま」がある。
なんか、授業を聞くことを通して、より伝えたいことが鮮明化した気がしました。
しかし、時間が短い。とにかく1.2倍速で話して、なんとか予定していた4時半のチャイムとともに終わることができました。
授業研のあとは、校長室で少し話をして、駅まで送ってもらって、軽くいっぱい。でも、あくまでもクールダウンです。なので、すぐにバイバイ。
さてと。帰っておうちビールを楽しもう。